JFAでいったい何が――? 霜田技術委員の退任はハリル解任への布石か

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「勝利」が続投条件、「引き分け」以下で解任の可能性があった、FIFAワールドカップ2018ロシア大会アジア最終予選第5戦のサウジアラビア代表戦。日本代表は、ヴァヒド・ハリルホジッチ監督の就任以降、最も高いパフォーマンスでゲームをコントロールし、2-1の勝利を収めた。試合後、ハリルホジッチ監督は、本田圭佑や香川真司を先発に起用しなかったことについて、「何人かの選手はトップパフォーマンスではない。ある監督はたとえそうでも(いつもの選手たちを)信頼して使い続けるだろう。ただ、私は躊躇なく、よりよい選手を選んでプレーさせた」と饒舌に語った。  だが先日、そんなハリル監督が解任されるのでは? という情報が再燃した。それは、監督を招へいし、ベンチでも支えていた霜田正浩日本サッカー協会(JFA)技術委員が今年限りで退任することが明らかになったのだ。そもそも霜田技術委員は、今年3月までは技術委員長のポストだった。つまり、降格人事を受け入れている。一体何があったのか? サッカー関係者に訊いた。 「まず、今年1月にJFA会長選挙がありました。ここで田嶋幸三(現JFA会長)さんと原博実さんが争い、田嶋さんが勝った。霜田さんは、原さんの後釜で技術委員長のポストに就いた、いわば原派です。その原さんは、会長選に敗れると、JFAを辞め、Jリーグの副理事長になりました。霜田さんには、後ろ盾がなくなったわけです」  その後、田嶋会長は霜田氏を降格させ、JFA技術委員長にアトランタ五輪で日本代表を率い、ガンバ大阪の黄金期も作った西野朗氏を就任させる。「組織として、技術委員長やダイレクターなど(まとめ役)がたくさんいるのはよくない」と、霜田氏は退任の理由を語ったというが、JFAでは何が起きているのだろうか? 「田嶋さんが会長になり、人事が大きく変わりました。たとえば、審判委員長も田嶋会長と同じ筑波大学出身者に替わりました。ただ、変えるならば、ガラっと変えればいいのですが、田嶋会長は、そういったタイプではない。皆にいい顔がしたい人で、悪く言えば二枚舌なんです。今回の霜田さんが最たる例で、曖昧なポストで残してしまう。その結果が、今回の辞任につながってしまった。これは氷山の一角で、ほかにも軋轢があるというウワサです」(前出サッカー関係者)  会長就任後、「本気で日本サッカーを変える」と語り、“仲間”の重要性を熱弁した田嶋会長。霜田技術委員は“仲間”ではなかったということなのだろうか? 最大の後ろ盾を失ったハリル監督の行く末は、果たして――。 (文=TV Journal編集部)

ラモスはまだしも、無名選手までターゲットに……相次ぐサッカー人の不倫報道に、日本代表選手も戦々恐々!?

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ラモス瑠偉 公式サイトより
「FIFAワールドカップ2018ロシア大会」を目指すサッカー日本代表が、苦境に立たされている。  アジア最終予選の初戦でまさかの敗戦を喫し、「現在の予選方式となったFIFAワールドカップ1998年フランス大会以降、アジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっている」というジンクスを背負って4試合を消化したものの、現在の順位は3位。つまり、このままだと、プレーオフに回らなければいけない。  サッカーライターたちは、「現在のワールドカップ出場の確率は50%で、出場できなければサッカー界は出版不況の極寒になる」と頭を抱えている。ザッケローニ前監督や、アギーレ元監督時代は、アジアで確固たる地位を築いていたものの、ハリルホジッチ監督率いる今の日本代表は「アジアの相手にリスペクトされていない」(本田圭佑)。そのチームの長であるハリルホジッチ監督は、最近では「代表のGKは身長190センチ以上が基準になるが、日本には190㎝を超える選手がいない」などと、まさかの責任転嫁。そんなことはわかっていただろう、と突っ込みたくなる言い訳発言がまたも飛び出しているが、選手たちにはそんなハリルホジッチ監督以上に頭を悩ませている件がある。  それは不倫報道だ。今月に入り「女性自身」(光文社)がジュビロ磐田の藤田義明の不倫、さらに新婚のラモス瑠偉氏の女性との車中キスを報じている。ネームバリューがあるラモス氏はまだしも、失礼ながら全国的には無名の藤田の不倫が報じられたことに、多くのJリーガーが焦っているというのだ。あるサッカーライターは言う。 「プロ野球選手はたびたび不倫を報じられていますが、スポーツ選手に不倫はつきもの。それはJリーガーも同じです。体力が有り余っていますから。でも、Jリーガーには、そこまでネームバリューがないので、今まで報じられることはなかった。とある有名監督や、元日本代表選手の中にも不倫をしている人物はいて、知る人ぞ知る情報だったのですが、世には出なかった。ところが今回、週刊誌がJリーガーの不倫を報じた。多くの元監督含め、現役の選手たちも『気を付けないとヤバイ』と焦っていますよ」  今年初めのベッキーの不倫騒動から、世間の不倫に対する目は、以前にも増して厳しくなっている。それに呼応するように週刊誌も不倫スクープを連発しており、その矛先はJリーガーにまで向けられてきた。次に不倫を報じられるのは、誠実そうに見える、誰もが知るあの元監督や現役選手かもしれない……。 (文=TV Journal編集部)

ハリルホジッチは完全にウザイ上司! 日本が弱くなったのは、選手が話を聞いてないからか?

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 29日、サッカーロシアW杯アジア最終予選メンバー発表会見が行われた。選ばれた26名の顔ぶれは、いつもとほぼ変わりはなく、唯一のサプライズと言えるのは、今年3月に代表合宿に追加召集されていた永木亮太(鹿島アントラーズ)の初選出くらいだろうか。  ハリルホジッチ監督は兼ねてから「クラブでの出場機会がない選手は召集しない」と明言していたが、今回も召集された香川真司(ドルトムント=ドイツ)、本田圭佑(ミラン=イタリア)、清武弘嗣(セビージャ=スペイン)、岡崎慎司(レスター・シティ=イングランド)、宇佐美貴史(アウクスブルグ=ドイツ)、川島永嗣(メス=フランス)は、今季のほとんどをベンチで過ごしている。このことに関してハリルホジッチは、それぞれのクラブでのライバルの強力さや、試合に出れなくても精神的な支柱になれるといった、自身の発言の矛盾について言い訳とも取れる趣旨の説明を行った。  さらにハリルホジッチは“言い訳ではないが”という言葉を随所に散りばめ、レギュラー組の試合勘不足や長距離移動、アジアでの環境の苛酷さを訴え、ここまで芳しくない成績の説明に終始した。  そのことに関して「言い訳にしか聞こえない」と記者から質問が飛ぶと、就任してからどれだけ勝つために努力してきたかを事細かに説明することで内容をはぐらかし、挙句の果てに、その記者に対して「サッカーを知らない人間に言う権利があるのか?」と、逆ギレとも取れる内容の発言をしてしまった。 「Jリーグのいい所をひとつお願いします」という質問には、「スピードが少しある」と答えるも、聞かれてもいない海外とのレベル差を一から説明し、いかに自分が置かれている状況が厳しいかを訴えた。さらに、話が長すぎるハリルホジッチに対して「イラク戦とオーストラリア戦の勝ち点についての目標を“シンプル”にお願いします」との質問が別の記者から飛ぶが、2カ国の強さを説明し、明確に勝ちが目標なのか、引き分けが目標なのかを“シンプル”に答えることはなかった。 「日本代表が弱くなった理由のひとつに、ハリルの話が長いからというのは間違いなくあります。ハリルは1の質問に対して、10返してしまう癖があるんです。そのせいで選手、協会、ファンがハリルの伝えたいことを受け止め切れないんですよ。話が長すぎて、ミーティング中に若手の選手が寝てしまったこともあるくらいですから。それも日本代表の合宿でなんて、ありえないですよね。さらに、興奮すると通訳の発言が終わる前に次の話を始めてしまって、言葉がバッティングするんです。記者会見でそれですから、もっと興奮しているハーフタイムの指示なんて選手はまるで聞こえてないんじゃないですかね。聞き返したら聞き返したで、必要以上に情報を飛ばしてくるので、選手は大変だと思います。まるでウザイ上司ですよ」(スポーツライター)  ハリルホジッチが日本サッカーを強くするために必死になっていることは間違いない。しかし、その情熱からか伝えたいことが多すぎて、選手やファンは混乱してしまう。もう少し余裕が持てればハリルホジッチも変わってくるのかも知れないが、今の代表を考えると、その前に退任させられる可能性も少なくなさそうだ。 (文=沢野奈津夫)

【W杯最終予選】キャプテン長谷部もブチ切れ! 2-0でタイに勝利も、チーム内に広がる監督不信

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公益財団法人日本サッカー協会 公式サイトより
 試合後、記者会見場に現れた日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は上機嫌だった。「ここから日本代表は、より強くなってくれると思う」と笑顔で語り、「われわれは、相手にかなりプレッシャーをかけた」と胸を張った。  まるで強豪国に勝利したかのような発言が並んだが、相手は格下のタイで、FIFAワールドカップ2018ロシア大会を争うアジア最終予選Bグループの泡沫候補でもある。そんなタイに対し、アウェイで日本は苦戦した。2-0での勝利だったが、決して楽な試合ではなかった。その証拠に、2点を奪い、残り時間20分を切ったところで、キャプテンの長谷部誠がベンチに向かって叫んでいた。放送を担当したテレビ朝日のアナウンサーも、「長谷部がベンチに何か言っています」と指摘する事態で、解説者の松木安太郎は「『前線で疲れて足が止まっている選手がいるから、(選手を)替えるなら早く替えろ』と言っている」と説明した。この長谷部の声を受けてか、「ベンチも武藤(嘉紀)を呼びましたね」とアナウンスされたが、1人目の交代にもかかわらず、迷いに迷ってのものとなった。そのベンチの迷いはピッチにも伝わり、直後にはGK西川周作がボーンヘッドをし、警告を受けてしまう。  試合後、ハリルホジッチ監督とは対照的に、長谷部は「個人的にも、チーム全体としても簡単なミスが多く、同点に追いつかれてもおかしくなかった」と険しい表情だった。サッカーライターたちも、長谷部の意見に同調する。というのも、現在、このグループは勝ち点6にオーストラリアとサウジアラビア、次いで勝ち点3に日本とUAE、そして勝ち点0でタイとイラクとなっている。次戦、日本はホームでイラクと戦うが、イラクは最低でも勝ち点1を取らないとワールドカップ出場が絶望的になるが、「イラクはサウジアラビアに対し、80分までは完全に勝っていた。1-2での敗戦は不運な部分もあった」(サッカーライター)。そのイラクが、日本戦に全力を注いでくる。日本も勝ち点3を取れないようだと、イラク戦後のアウェイでのオーストラリア戦にも影響が出る。イラク戦、オーストラリア戦次第で、一気にグループ下位に転落してしまうのだ。 「タイに勝ったのは良かったですが、問題は解決されず、先延ばしになってしまった。ハリルホジッチ監督の交代がヘタなのは、タイ戦でも明らか。戦術や選手配置も微妙で、原口元気は『僕の良さを出そうと思ったけれど、自分の良さだけを考えていても監督の求めているものとは違う』と語っていましたが、ほとんどの選手が、そのようなことを口にします。それならば監督の求めている選手を招集すれば良いと思うのですが、呼んだ選手を無理に当てはめていく。ある意味で、トルシエ元監督に似ている。フランスの監督気質なんです」(サッカーライター)  ジーコやザッケローニが日本代表監督だったとき、アジアの対戦相手は11人で守る戦術を採ってきた。ボクシングでいうクリンチを多用し、ラッキーパンチ狙い。そんな相手をKOするのは難しく、終盤までもつれるか、判定勝ちとなってしまい、メディアから批判を受けた。しかし、UAEもタイも、今回は打ち合いで臨んできた。にもかかわらず、日本はUAEに敗れ、タイもKOできなかった。それでも、ハリルホジッチ監督が批判を受けているワケではない。現在の光景が、リオ五輪出場を逃した“なでしこジャパン”のデジャブを見せられているように感じるのは筆者だけだろうか? (文=TV Journal編集部)

「W杯予選突破の可能性0%」言い訳ばかりのハリルホジッチ、このまま続投で大丈夫か

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 FIFAワールドカップ2018ロシア大会出場を目指すサッカー日本代表のアジア最終予選が、ホームの埼玉スタジアムからスタートした。しかし、格下と思われていたアラブ首長国連邦(UAE)相手に、1-2でまさかの逆転負け。この結末は、放送を担当したテレビ朝日も予想していなかったようで、しきりに「現在の予選方式となったFIFAワールドカップ1998年フランス大会以降、アジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっています。つまり、今日負けると、ワールドカップ出場確率0%になってしまうのです」と煽っていた。  番組を盛り上げるために算出した統計が、日本を追い込むことになるとは、なんとも皮肉なものである。そんな不穏なジンクスを背負ったハリルホジッチ監督だが、サッカーメディアから解任を訴える声は聞こえてこない。ということは、このままハリルホジッチ監督に任せていて大丈夫ということなのか? サッカーライターに訊いた。 「危ないと思いますよ。二次予選から昨日まで、チームに上積みがまったく見られない。前からボールを奪いに行って、それをかわされた時の守備がボロボロで、すぐに裏を取られてしまう。何より、ハリルホジッチ監督は選手交代がヘタすぎる。昨日の試合も、3つの交代が全部裏目に出ている。ザッケローニ前監督よりもチームをオーガナイズできず、かつ采配も拙い。ただし、選手たちのレベルは前回大会より上がってきているので、予選突破に赤信号とまではいかないと思います」  また、サッカーメディアの中でも“タカ派”なメディアがハリルホジッチ監督に好意的なのも、批判記事の少なさにつながっているらしい。彼らはオシム元監督に傾倒しているようで、ハリルホジッチ監督にも同じ匂いを感じ、今のところは静観を貫いているのかもしれない。  とはいえ、敗戦後の記者会見では「私のチョイスが悪かった」と言いつつも、「何人かの選手は、(良い)プレーを実行するだけのフィジカルコンディションではなく、ほとんどプレーができなかった。なぜこの選手を選んでしまったのかと、自分自身への疑問もある。ただ、その選手以外にいい選手がいなかった」と日本人選手をこきおろし、責任を選手たちになすりつける“言い訳”が止まらなかった。さらには、日本サッカー協会にも「審判の情報がない」と怒りをぶつけた。そういった内情を聞くと、ワールドカップ出場に楽観的な世論とのギャップを感じる。    SMAPの香取慎吾がスタジアムで生観戦した代表戦は10勝5分けの不敗神話を継続しているが、この日、スタジアムに香取の姿はなかった。言い訳の多いハリルホジッチ監督が「香取がいないから負けた」なんて言い出しそうなほど、日本代表の状況は芳しくない。 (文=TV Journal編集部)

「W杯予選突破の可能性0%」言い訳ばかりのハリルホジッチ、このまま続投で大丈夫か

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 FIFAワールドカップ2018ロシア大会出場を目指すサッカー日本代表のアジア最終予選が、ホームの埼玉スタジアムからスタートした。しかし、格下と思われていたアラブ首長国連邦(UAE)相手に、1-2でまさかの逆転負け。この結末は、放送を担当したテレビ朝日も予想していなかったようで、しきりに「現在の予選方式となったFIFAワールドカップ1998年フランス大会以降、アジア最終予選で初戦が黒星だったチームはすべて予選敗退に終わっています。つまり、今日負けると、ワールドカップ出場確率0%になってしまうのです」と煽っていた。  番組を盛り上げるために算出した統計が、日本を追い込むことになるとは、なんとも皮肉なものである。そんな不穏なジンクスを背負ったハリルホジッチ監督だが、サッカーメディアから解任を訴える声は聞こえてこない。ということは、このままハリルホジッチ監督に任せていて大丈夫ということなのか? サッカーライターに訊いた。 「危ないと思いますよ。二次予選から昨日まで、チームに上積みがまったく見られない。前からボールを奪いに行って、それをかわされた時の守備がボロボロで、すぐに裏を取られてしまう。何より、ハリルホジッチ監督は選手交代がヘタすぎる。昨日の試合も、3つの交代が全部裏目に出ている。ザッケローニ前監督よりもチームをオーガナイズできず、かつ采配も拙い。ただし、選手たちのレベルは前回大会より上がってきているので、予選突破に赤信号とまではいかないと思います」  また、サッカーメディアの中でも“タカ派”なメディアがハリルホジッチ監督に好意的なのも、批判記事の少なさにつながっているらしい。彼らはオシム元監督に傾倒しているようで、ハリルホジッチ監督にも同じ匂いを感じ、今のところは静観を貫いているのかもしれない。  とはいえ、敗戦後の記者会見では「私のチョイスが悪かった」と言いつつも、「何人かの選手は、(良い)プレーを実行するだけのフィジカルコンディションではなく、ほとんどプレーができなかった。なぜこの選手を選んでしまったのかと、自分自身への疑問もある。ただ、その選手以外にいい選手がいなかった」と日本人選手をこきおろし、責任を選手たちになすりつける“言い訳”が止まらなかった。さらには、日本サッカー協会にも「審判の情報がない」と怒りをぶつけた。そういった内情を聞くと、ワールドカップ出場に楽観的な世論とのギャップを感じる。    SMAPの香取慎吾がスタジアムで生観戦した代表戦は10勝5分けの不敗神話を継続しているが、この日、スタジアムに香取の姿はなかった。言い訳の多いハリルホジッチ監督が「香取がいないから負けた」なんて言い出しそうなほど、日本代表の状況は芳しくない。 (文=TV Journal編集部)

「1.5軍」のボスニアに1-2で敗戦! サッカー日本代表はなぜ、キリンカップで優勝できなかったのか

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「決勝戦にふさわしいエキサイティングな試合だったのでは?」  昨日行われたキリンカップサッカー2016決勝の日本代表×ボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦後、数人のサッカージャーナリストたちに問いかけた。が、返ってきた言葉は、「これがアウェイでの試合なら」というものだった。  というのも、今回のボスニアのメンバーには、イタリアのセリエAで活躍するストライカーのジェコやゲームメーカーのピャニッチは入っていない。さらに、日本戦では「若い選手にチャンスを与えたかったので、左右のサイドバックは若手にした。若手2人にとって初の代表」(メフメド・バジュダレビッチ監督)というのが実情で、「1.5軍だ」とサッカージャーナリストたちは口をそろえる。それは日本代表の選手たちも感じていたようで、「正直、ボスニアには勝てると思っていた」と率直な気持ちを明かしている。  にもかかわらず、日本代表は1-2で敗れてしまった。一体、何が原因だったのか?  今大会、ケガで出場できなかった本田圭佑が「ポゼッションできないと判断した時は、迷いなく長身のFW(ジュリッチ)に合わせてくる攻撃は、日本がいちばんが苦手」と分析している。簡単に言うと、ボスニアのパワーに屈し、失点してしまったのが敗因ということだ。それはキャプテンの長谷部誠も感じたようで、「(この後の最終予選で戦う)オーストラリアも大きいチーム。この敗戦を受け止めて、次に向かってやらなくてはいけない」と、ディフェンス陣に苦言を呈している。  日本代表がパワーのあるFWに弱いのは育成年代からの課題とされているが、サッカージャーナリストの一人は、それ以上の課題をこの試合で感じたという。それは、日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督の手腕についてである。 「ハリルホジッチ監督は、リードされた後に4人もの選手を代えました。実際には、3人しか交代できないのがサッカーのルールですが、今大会のローカルルールをフルに使い、トータルで5人を交代して勝ちに行った。でも、選手交代が当たったとは言い難いですし、結果も出ていない。アジア最終予選はまだしも、ワールドカップ本大会では、監督の選手交代が勝敗を分けます」(同)  確かに、元監督であるアルベルト・ザッケローニも、ブラジルワールドカップ後に、選手交代を批判された。というよりも、「ワールドカップ出場を決めたオーストラリア戦後も、選手交代の拙さを糾弾されました」と、前出のサッカージャーナリストは話す。そういった史実から考えると、ハリルホジッチ監督に明るい未来はないように思える。サッカーファンは温かいで見守っているようだが、ベストメンバーではない相手チームと戦うキリンカップで優勝できない監督が、ワールドカップ本大会を勝ち抜けるのだろうか? はなはだ疑問である。 (文=TV Journal編集部) 

「私のことは嫌いでも……」日本代表監督ハリルホジッチが前田敦子化?

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『ハリルホジッチと日本サッカーの未来―その指針と論点』(ベースボールマガジン社)
 5-0と圧勝で終わったW杯2次予選の日本対アフガニスタン戦。ここ最近の日本代表の戦いぶりに不満を示していた指揮官であるヴァヒド・ハリルホジッチだったが、試合後の記者会見に出席し、選手たちの出来に一定の評価を与えたようだ。実際、試合内容に気を良くし、“ハリルホジッチ劇場”と化した記者会見だったが、その一部がまるで元AKB48の前田敦子みたいだと、ファンの間で話題になっている。 「ハリルホジッチは選手一人ひとりの名前を挙げて珍しく具体的にホメまくっていました。最近は選手たちの体脂肪率の自己管理不足や、Jリーグでの散漫なプレーに怒ってばかりいたんですが、この日はそうとう満足いく内容だったんでしょうね。長いインタビューの終盤には『私のことは批判してくれても構わないが、チームはホメてほしい』と、元AKB48の前田敦子みたいなことを言ってましたよ」(スポーツライター)  この発言、一見いいセリフのように聞こえるが、よくよく考えると状況に即した言葉とはいえないように感じる。果たして、なぜハリルホジッチはこのようなセリフを残したのだろうか? 「前田敦子の場合だと、人気者でありながらたくさんのアンチが存在していることがきっかけとなり、この言葉を発したと思うのですが、ハリルの場合は違います。まだアンチもそれほどいませんし、試合内容は誰もが満足する内容でした。ここでハリルを批判する人間なんていないはずなんですよ。ファンの間では『あっちゃん見て言った?』『もしかして準備してたんじゃないの?』『これってハリルが日本に来る前の発言だろ? DVD見返してるのか?』と、前田敦子ファンなんじゃないかと推測されています」(同)  代表監督はとてつもない激務だ。国を背負うプレッシャーも一般人には計り知れない。ハリルホジッチがその忙しい合間を縫って本当にAKBのコンサートDVDを見ているとしたら、なんだか少しホッコリとした気持ちになってしまうのは、筆者だけではないだろう。 (文=沢野奈津夫)

自信家がすぎて、銃で撃たれたエキセントリックな男・ハリルホジッチ 協会とスポンサー戦々恐々!?

hariru03s23.jpg  サッカー日本代表新監督・ハリルホジッチの印象を誰かに聞いてみると、必ず“頑固”“自信家”“変わり者”という言葉が並べられる。過去の日本代表監督は、ザッケローニやジーコなど比較的温和な性格の人物が就任していた。Jリーグ発足以降で最も印象が近いのは、2002年日韓W杯で率いたフィリップ・トルシエといえそうだが、その“エキセントリック”さは一段階レベルが違う。過去にも、クロアチア・ザグレブ、トルコのトラブゾンの上層部と衝突して退団も経験しており、これから日本サッカー協会がこの新監督に振り回されることは、容易に想像がついてしまう。 「自分が思ったことは、誰に何を言われても曲げない性格ですね。今回の選手選考でも、もともと親交のあった横浜F・マリノスのモンバルツ監督と密に情報交換するも、そのマリノスの選手を誰一人選びませんでした。間違いなく自分のところの選手の長所を伝えているはずのモンバルツ監督も、驚いたでしょうね。自分が気に入らなかったら、絶対にメンバーには入れないので、今後、いくら人気選手でも調子が悪かったら簡単に外すでしょう。協会やスポンサーが頭を抱えるのは目に見えています」(スポーツライター)  ハリルホジッチを語る上で、こんな逸話がある。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の真っただ中、なんと、ハリルホジッチ宅の庭で民兵が銃撃戦を繰り広げていた。選手として、監督としての知名度を考え、まさか自分が撃たれるわけないという自信から「戦争になったら、みんなが敗者だ!」と叫び、その銃撃戦を丸腰で止めようとしたのだ。結果は、止め切れず銃弾は命中してしまうのだが、その自信家ぶりと正義感の強さを表すには十分なエピソードだ。 「過去に誰一人作らなかった監督室を協会内にすぐに作らせ、日本代表発表の時もモニターに選手の顔写真を載せるパフォーマンスを繰り広げ、バックアップメンバーやケガ人を含めた43人の選手を招集と、前代未聞のオンパレード。まだ始まったばかりなので、“いい意味”での想定外しか起こしてはいないですけど、これから何を要求しだすかはわからない。協会やスポンサーは戦々恐々ですよ。もっともファンからの期待は非常に高く、『これぐらいのほうが面白い!』『日本人にはしっかりと道を示してくれる自信家ぐらいがちょうどいい!』『とにかく今までの日本代表をぶっ壊してほしい!』という声が聞こえてきています」(同)  過去の監督も、もちろん日本のために全力で代表に取り組んでいた。しかし、このハリルホジッチは、今までとは何かが違う。性格が性格なだけに、大失敗に終わることもありえるハリルジャパンだが、サッカー協会が怯えようと、スポンサーが大損をしようと、ファンとしてはこのチームを楽しんでいこうと思う。 (文=沢野奈津夫)