オバマ大統領の広島訪問に対して、韓国の一部メディアおよび知識人から非難の声が上がっている。内容として特に多いのは「オバマ大統領はなぜ、韓国人慰霊碑に献花しないのか」というものだ。 駐日本広島総領事ソ・ジャンウン氏は、中央日報に次のように寄稿した。 「(私が)広島に赴任して初めての仕事は、平和記念公園の韓国人慰霊碑に献花することだった。平和記念公園が広島の聖地なら、韓国人慰霊碑は我が同胞にとって聖地だ。オバマ大統領が、我が聖地を訪ねることを期待した(が、かなわなかった)」 一方、CJニュースも「オバマ、広島献花…韓国人慰霊碑は訪問せず」というタイトルの記事を掲載し、オバマ大統領の広島訪問を検証。文中で「オバマ大統領は90分間、平和公園に滞在したが、歩いて2~3分の距離にある韓国人慰霊碑には寄らなかった」と、その行動を非難した。ニュース番組『SBSニュース』も同様の趣旨のコーナーを制作。「17分にわたる演説の後、日本の被爆者代表者と抱擁したオバマ大統領。しかし、そこから200mばかり離れた韓国人慰霊碑に向かうことはありませんでした」と報じた。 メディアや専門家より、さらに辛辣な非難の声を上げているのが、韓国原爆被害者協会の面々だ。同協会の代表団は、オバマ大統領が平和記念公園を訪れた同日に、韓国人慰霊碑前に集合、献花を行った。そして取材陣に対して「日本の被害だけが強調され、植民地の抑圧と被爆という二重の犠牲となった韓国人被爆者の存在は、無関心に放置されている」とアピール。安倍首相にも謝罪するように要求した。 実はオバマ大統領の広島訪問が決まる以前から、韓国ではこの問題が議論の的となっていた。というのも、韓国の立場からすると、オバマ大統領が広島を訪問すれば、日本の被爆国=被害者としての立場が強調され、アジア地域における歴史問題の責任の所在がうやむやになる可能性があったからだ。そのため、広島訪問は米国やオバマ大統領の“独断”ではなく、アジアの国々と歩調を合わせてなされるべきだという意見が根強かった。 なお今回、オバマ大統領は演説で被爆した韓国人犠牲者についても言及。「数十万の日本の男性と女性、子どもたち、数千名の韓国人、数千人のアメリカ人捕虜、彼らの魂が私たちに語りかける」という言い回しで、哀悼の意を送っている。韓国・外交部などはオバマ大統領の発言について前向きに評価しているのだが、一般的には前述したような非難の声が多い状況となっている。 現在、日本や米国の一部メディアからは「レガシー(政治的遺産)作りに必死」「日米同盟強化のためのパフォーマンス」「なんのために来たのかわからない」などと批判されているオバマ大統領の広島訪問だが、韓国やアジア地域からは、また異なった角度からの批判にさらされそうである。 (取材・文=河鐘基)韓国人慰霊碑に献花する韓国原爆被害者協会(聯合ニュースより)
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体内に金属針40本、頭部に矢、四肢切断……中国で多発する、冷酷すぎる動物虐待事件
犬や猫を飼っている人でなくても、動物虐待のニュースを見て憤りを感じるのは当然だろう。今回お伝えするのは、中国で起こった、痛々しい動物虐待事件だ。 「今日頭条網」(5月22日付)によると、広東省深セン市内の動物病院に飼い主によって運び込まれた仔猫のレントゲンを撮影したところ、体内がとんでもないことになっていたという。なんと仔猫の体内に、40本ほどの金属針が刺さっていたというのだ。この仔猫は手術設備の整った広州市内の動物病院に移送され、すぐに金属針の摘出手術が行われた。大量の金属針が体内から発見された仔猫(出典:観察網)
開腹してみると、金属針7本が表面皮膚に近い筋肉に、3本は心臓のすぐ脇、残り約30本はすべて腹部に刺さっていたことが判明。4時間以上の大手術の結果、すべての金属針の摘出手術に成功した。 では、いったい誰がこのような卑劣な虐待をしたのだろうか? この仔猫の飼い主の女性によると、1年前から女性が自宅で飼い始め、1カ月前から仔猫の首の辺りに異変が出始めたという。手術を行った動物病院によると、この針は人の手で直接刺したものではなく、ニードルガンのような器具で刺された可能性が高いという。近所の心ない住人が、遊び半分でニードルガンを使って虐待したということか。現在、仔猫は快方に向かっているというが、真犯人はまだわかっていない。中国版Twitter「微博」では、多くの中国人ネットユーザーが怒りのコメントを寄せている。レントゲンに映った猫の体内の金属針(出典:観察網)
「飼い主が犯人でないとしたら、前の飼い主だな。犯人の心臓目がけて、ニードルガンで同じようにぶっ刺してやりたい」 「早くこの犯人を逮捕しないと、そのうちエスカレートして、子どもとかを殺したりするかもしれない。犯人は早く死ね!」 経済成長を経てペットを飼うことが一般化した中国では、虐待事件も増え始めている。ここ最近だけでも、北京市内の路上で頭部に70cmの矢が刺さった状態の犬や(有寵網)、南京市で四肢を切断された仔犬が発見されている(光明網)。いずれの事件も病院に緊急搬送され一命を取り留めたが、犯人はまだ捕まっていない。 中国だけでなく、日本や世界各国で多発する痛ましい動物虐待の事件がなくなることを祈るばかりだ。 (文=広瀬賢)北京市内で発見された犬。頭部に痛々しく矢が刺さっている(出典:有寵網)
体内に金属針40本、頭部に矢、四肢切断……中国で多発する、冷酷すぎる動物虐待事件
犬や猫を飼っている人でなくても、動物虐待のニュースを見て憤りを感じるのは当然だろう。今回お伝えするのは、中国で起こった、痛々しい動物虐待事件だ。 「今日頭条網」(5月22日付)によると、広東省深セン市内の動物病院に飼い主によって運び込まれた仔猫のレントゲンを撮影したところ、体内がとんでもないことになっていたという。なんと仔猫の体内に、40本ほどの金属針が刺さっていたというのだ。この仔猫は手術設備の整った広州市内の動物病院に移送され、すぐに金属針の摘出手術が行われた。大量の金属針が体内から発見された仔猫(出典:観察網)
開腹してみると、金属針7本が表面皮膚に近い筋肉に、3本は心臓のすぐ脇、残り約30本はすべて腹部に刺さっていたことが判明。4時間以上の大手術の結果、すべての金属針の摘出手術に成功した。 では、いったい誰がこのような卑劣な虐待をしたのだろうか? この仔猫の飼い主の女性によると、1年前から女性が自宅で飼い始め、1カ月前から仔猫の首の辺りに異変が出始めたという。手術を行った動物病院によると、この針は人の手で直接刺したものではなく、ニードルガンのような器具で刺された可能性が高いという。近所の心ない住人が、遊び半分でニードルガンを使って虐待したということか。現在、仔猫は快方に向かっているというが、真犯人はまだわかっていない。中国版Twitter「微博」では、多くの中国人ネットユーザーが怒りのコメントを寄せている。レントゲンに映った猫の体内の金属針(出典:観察網)
「飼い主が犯人でないとしたら、前の飼い主だな。犯人の心臓目がけて、ニードルガンで同じようにぶっ刺してやりたい」 「早くこの犯人を逮捕しないと、そのうちエスカレートして、子どもとかを殺したりするかもしれない。犯人は早く死ね!」 経済成長を経てペットを飼うことが一般化した中国では、虐待事件も増え始めている。ここ最近だけでも、北京市内の路上で頭部に70cmの矢が刺さった状態の犬や(有寵網)、南京市で四肢を切断された仔犬が発見されている(光明網)。いずれの事件も病院に緊急搬送され一命を取り留めたが、犯人はまだ捕まっていない。 中国だけでなく、日本や世界各国で多発する痛ましい動物虐待の事件がなくなることを祈るばかりだ。 (文=広瀬賢)北京市内で発見された犬。頭部に痛々しく矢が刺さっている(出典:有寵網)
「保育園落ちた日本死ね」どころじゃない!? 韓国の保育園で繰り返される、保育士による園児暴行被害
「保育園落ちた日本死ね!!!」というブログが大きく注目を集めるほど、深刻な保育園不足に悩まされている日本。お隣・韓国でも保育園絡みのトラブルは絶えない状態で、最近特に問題になっているのが保育士による幼児虐待だ。今月18日には、ある保育園の女性園長(36)が幼児虐待の疑いで警察に逮捕された。 くだんの園長は、園児たちの頬や背中、お尻などを拳で殴ったり、両手で首を絞めるようにつかんでそのまま持ち上げたりといった行為を繰り返していたという。また、抱っこを求めて自分のところにヨチヨチ歩いてくる園児を押し倒し、頭を床にぶつけさせたことも。園児の体に残った傷やアザを見つけた保護者から問い合わせがあると、「ほかの子とケンカしてできたもの」と、ごまかしていたそうだ。 日に日に増える子どもの傷を見かねたある保護者が、保育園に設置されている監視カメラ映像の提供を要請。そこに映っていたのが、驚愕すべき虐待行為の数々だったというわけだ。 被害に遭ったのは2~3歳児。園長に虐待を受けてからというもの、そのトラウマから、いきなり悲鳴を上げたり、なかなか寝付かないなどの影響が出ているという。 韓国では、過去にもこのような虐待事件がたびたび発生している。保育士が園児の顔めがけてテーブルを押し付け、園児の前歯を折ってしまった事件や、給食のキムチを食べないという理由で園児が床に倒れるぐらい強く頭を殴った事件、強制的に園児同士の頭をぶつけさせた事件などなど。ちなみに昨年、韓国のメディアで報道された大きな虐待事件は約10件。世間に知らされていない事件は、もっと多いはずだ。 2014年末から全国の保育園に監視カメラ設置が義務付けられたにもかかわらず、このような保育士による幼児虐待が根絶されない理由は何か? そのひとつは、保育士の資格が、あまりにも簡単に取れることが挙げられる。特に試験はなく、ただネットの講義を受講するだけ。つまり、誰でも取れるというわけだ。適性が検証されていない保育士があふれ返っているのだ。 また、まともに食事も取れずに1日10~12時間という長時間勤務に耐えなければならないのも、原因のひとつと考えられる。子ども相手という、心労が多い重労働のわりに、10年目の保育士の給料が月150万ウォン(約14万円)程度といったかなりの低収入。よっぽど強い使命感がない限り、やる気はどんどんうせていくだろう。結果、そのしわ寄せが園児たちに向けられているというわけだ。 全体的な児童施設の普及率は決して低くないにもかかわらず、保育の質が問われ、待機児童が減らないという現象が起きている韓国。このままいくと、いずれ韓国でも、保護者たちの「保育園落ちた韓国死ね!!!」という叫び声が聞こえてきそうだ。 (文=李ハナ)イメージ画像(Thinkstockより)
「保育園落ちた日本死ね」どころじゃない!? 韓国の保育園で繰り返される、保育士による園児暴行被害
「保育園落ちた日本死ね!!!」というブログが大きく注目を集めるほど、深刻な保育園不足に悩まされている日本。お隣・韓国でも保育園絡みのトラブルは絶えない状態で、最近特に問題になっているのが保育士による幼児虐待だ。今月18日には、ある保育園の女性園長(36)が幼児虐待の疑いで警察に逮捕された。 くだんの園長は、園児たちの頬や背中、お尻などを拳で殴ったり、両手で首を絞めるようにつかんでそのまま持ち上げたりといった行為を繰り返していたという。また、抱っこを求めて自分のところにヨチヨチ歩いてくる園児を押し倒し、頭を床にぶつけさせたことも。園児の体に残った傷やアザを見つけた保護者から問い合わせがあると、「ほかの子とケンカしてできたもの」と、ごまかしていたそうだ。 日に日に増える子どもの傷を見かねたある保護者が、保育園に設置されている監視カメラ映像の提供を要請。そこに映っていたのが、驚愕すべき虐待行為の数々だったというわけだ。 被害に遭ったのは2~3歳児。園長に虐待を受けてからというもの、そのトラウマから、いきなり悲鳴を上げたり、なかなか寝付かないなどの影響が出ているという。 韓国では、過去にもこのような虐待事件がたびたび発生している。保育士が園児の顔めがけてテーブルを押し付け、園児の前歯を折ってしまった事件や、給食のキムチを食べないという理由で園児が床に倒れるぐらい強く頭を殴った事件、強制的に園児同士の頭をぶつけさせた事件などなど。ちなみに昨年、韓国のメディアで報道された大きな虐待事件は約10件。世間に知らされていない事件は、もっと多いはずだ。 2014年末から全国の保育園に監視カメラ設置が義務付けられたにもかかわらず、このような保育士による幼児虐待が根絶されない理由は何か? そのひとつは、保育士の資格が、あまりにも簡単に取れることが挙げられる。特に試験はなく、ただネットの講義を受講するだけ。つまり、誰でも取れるというわけだ。適性が検証されていない保育士があふれ返っているのだ。 また、まともに食事も取れずに1日10~12時間という長時間勤務に耐えなければならないのも、原因のひとつと考えられる。子ども相手という、心労が多い重労働のわりに、10年目の保育士の給料が月150万ウォン(約14万円)程度といったかなりの低収入。よっぽど強い使命感がない限り、やる気はどんどんうせていくだろう。結果、そのしわ寄せが園児たちに向けられているというわけだ。 全体的な児童施設の普及率は決して低くないにもかかわらず、保育の質が問われ、待機児童が減らないという現象が起きている韓国。このままいくと、いずれ韓国でも、保護者たちの「保育園落ちた韓国死ね!!!」という叫び声が聞こえてきそうだ。 (文=李ハナ)イメージ画像(Thinkstockより)
崖の上の中国版マチュピチュ? 断崖絶壁の道を歩き、縄ばしごを登り降りする「エクストリーム村」
経済成長が生み出した都市部と農村部の格差が広がり続ける中、時代から取り残されてしまった地域が、中国にはまだまだ存在する。少数民族が多く暮らす四川省涼山イ族自治州昭覚県の山あいの村で、村人が毎日命懸けで生活している様子がメディアで紹介され、大きな反響を呼んでいる。 「東網専訊」(5月24日付)によると、この村は海抜1,400mの高地に位置し、現在72世帯が暮らしているという。これまで戦乱や紛争に巻き込まれることなく、肥沃な土地で豊かな農業を営んでこられたので、周囲の村からは“桃源郷”と呼ばれている。だが、実はこの村は崖の上に孤立した状態で、通学や買い物の際に、断崖絶壁の道を歩き、縄ばしごを使って登り降りしなければならないのだ。ほかにも岩場や急な坂道があり、全部で17カ所もの危険ゾーンがある。断崖絶壁の上にある村
足を踏み外したら命はない。見ているだけで冷や汗が出てくる
実際に滑落による死亡事故も発生しており、子どももその被害に遭っているという。まるで映画『インディー・ジョーンズ』さながらの風景だが、通学に2時間かかるため、学校に通わなくなった村の子も少なくないという。地元政府の試算では山道の整備には6,000万元(日本で約10億円)の費用がかかるというが、大きな産業を持たず、経済的メリットの少ないこの村には予算が回ってこないという。縄ばしごを降り、学校に通う子どもたち。見る限り、いつ切れてもおかしくない状態だ。
中国版Twitter「微博」には、山に住み続ける彼らに対して、賛否両論のコメントが寄せられている。 「子どもが教育を受けられないなんて最低。そんなに生活が大変なら、引っ越せよ。少数民族なら、政府から生活費の補助金がもらえるだろ?」 「清の時代からこの山で暮らしていたおかげで、戦争や内乱からうまく逃れてこられたんだろうな。生活基盤ってそんなに簡単に移せないし、山を下りて仕事見つけるのも大変だ」 「こういう村は、うまく観光地化すれば経済的に潤うと思う!」 一部のネットユーザーが指摘するように、中国の一部の農村では積極的に観光地化を目指している村も多い。山西省寧武県に位置する王化溝村は「天空の村」ともいわれ、断崖絶壁に住宅が建っている風景がネットで有名になると、都市部から多くの観光客が訪れるようになったという。今回の村を管轄する地元政府の関係者の間からも、山道を整備し、観光地化すべきとの声も上がっている。いずれにしても、ひとりでも多くの子どもが教育をあきらめることなく、安全に通学できる環境を一刻も早く整えてほしいと願うばかりだ。 (文=広瀬賢)観光地化に成功した、山西省の「天空の村」
日本人は韓国でカネを使わない? 爆買い中国人観光客との差は約6倍に!
ソウルを訪問する外国人旅行客のうち、日本人が最もショッピングにお金を使わないということが明らかになった。特に中国人観光客との差は顕著で、約6倍の開きがあると指摘された。 ソウル市のシンクタンク「ソウル研究院」は仁川両金浦空港から出国する外国人観光客1,045人を対象に、アンケート調査を実施。平均訪問回数、および一度の訪問でショッピングに使う金額などについての調査結果を発表した。 それによると、中国人観光客のソウル訪問回数は平均1.9回。一度の旅行でショッピングに使う金額は、平均213万ウォン(約20万円)となった。 対して、日本人観光客の平均訪問回数は4.9回。中国人よりも多く、韓国を訪れているという結果になった。ただ、一度の旅行でショッピングに使う金額は平均で33万ウォン(3万円)と、相対的に少額にとどまった。 「観光地で働く韓国人にとっては、お金を落とす中国人さまさまという状況。ソウルの街角は中国人であふれていますし、お金の使い方が、日本人やそのほかの地域の観光客とは次元が違う。通訳、案内など旅行関係者の間では、チップで数百万円もらったとか、そういう話があちこちから聞こえてきます」(韓国・旅行業界関係者) なお、東南アジア系観光客の平均訪問回数は1.9回と中国のそれと近く、ショッピングに使う金額は平均で79万ウォン(約7万3,000円)だそうだ。一方、アメリカ・ヨーロッパ・オセアニア系観光客は、平均3.1回訪問、平均66万ウォン(約6万1,000円)を使用するという統計が出た。一度の旅行でショッピング金額だけを単純に比較すれば、日本人が最もお金を使わないという結果になった。 「最近は、東南アジアからやってくる観光客も増えた。中国ほどではないが、中には爆買いしてくような富豪もちらほら。反対に、欧米や日本の観光客はおとなしいというイメージ。ソウルによく来る日本人観光客は、そもそもお金もあまり使わないし、韓国で節約しながら楽しむ方法を知り尽くしているので、結果的に出費が少ないのだと思います」(前出の韓国・旅行業界関係者) お金をたくさん使うことが、すなわち良いということでは決してないが、世界のほかの地域の観光客との消費の差が顕著になりつつあるというのは、日本の景気が悪い証拠なのだろうか? (取材・文=河鐘基)イメージ画像
粗悪建材が原因で児童がシックハウスに集団疾患! 中国で急増する「毒学校」による健康被害
近年、教育現場での不祥事が絶えない中国だが、子どもたちへの新たなリスクが世間を騒がせている。 浙江省温州瑞安市の玉海中心小学校で突然、多数の生徒が鼻血や発熱、ぜんそくといった症状に見舞われた。その原因はシックハウスにある。校舎は2015年10月に竣工したばかりだという。くだんの投稿写真。玉海中心小学校では、鼻血や湿疹など健康被害が多発
「現代金報」(5月21日付)などが伝えたところによると、事件は同月19日、とある人物が中国版Twitter「微博」に投稿したことから発覚。全校生徒の3分の2が体の不調を訴えており、学校側に改善を求めたものの、らちが明かず、世間に助けを求めるために投稿したのだった。この事件はすぐにメディアに取り上げられ、同校は翌20日を休校とした。そして、当面、新校舎建設中に使用していた仮設校舎に戻ることを決定した。 3名の生徒が瑞安市人民医院で検査を受けたところ、尿素窒素や無機リンなど7項目の数値に異常が検出された。原因は、廊下に使用されているゴムにあるという。数名の保護者が確認に赴いたところ、グラウンドにいるだけで刺激臭が鼻をつき、十数分後には、皮膚に異常を感じたという。 こうした学校での健康被害は、全国で多発している。4月には、江蘇省常州市の常州外国語学校において、隣接する化学工場が原因で、生徒493人に皮膚炎や気管支炎などの異常が見つかったとして問題になったばかり。ただ、常州の学校は化学工場という外部要因によるものだったが、実際には、校舎の施工や什器など、校内に原因があるケースも多い。新艾里郷中学校の生徒。この目の充血ぶりは尋常じゃない
5月9日には、吉林省大安市の新艾里郷中学校の生徒が、寄宿舎を利用している生徒15名にホルムアルデヒド中毒の疑いがあると微博に投稿した。「新唐人」(5月11日付)によると、その投稿者は、建設されたばかりの寄宿舎、そして机と椅子に、基準値を大幅に上回るホルムアルデヒドが含まれていると主張する。その根拠は、病院での検査にある。 吉林大学白求恩医学部第一臨床医学院によると、多数の生徒たちに目の充血や体内からの出血が確認された。CTスキャンでは肺に影が映っており、血液検査では、多くの項目に数値の異常が見られたという。担当した医師は「ホルムアルデヒド中毒は潜伏期間が長いため、症状が重い場合、白血病や悪性腫瘍などの重大な症状を引き起こす可能性もある」と警鐘を鳴らす。 福建省福州市では、2つの小学校で健康被害が起きている。「央広網」(5月11日付)によると、霞鏡小学校では授業時間中に内装工事が行われていた影響で、83名が健康被害に見舞われた。茶園山中心小学校では、5月の連休時期にグランドに人工芝を敷設してから刺激臭が強まり、湿疹のできる生徒が急増しているという。 これらほとんどのケースで共通しているのは、学校側は、校内環境の検査に問題がなかったと主張している点だ。これに対し、あるネット民が「(当局の担当者に)賄賂を渡せば検査は合格で、渡さなければ不合格。公然の秘密だ」と核心を突いた発言をしている。学校にとっては進学率だけが重要で、生徒の健康は二の次ということか。中国の不健全な教育は、根が深い。 (文=中山介石)霞鏡小学校の教室には、見るからに毒々しい色の机と椅子が
ルックスだけじゃない! 韓国「美しすぎるレズビアンカップル」が人気上昇中
文化や宗教的な理由から、同性愛について否定的な意見が多い韓国。ソウルの中心部では現在でも、同性愛者に社会的権利を与えることに反対する人たちが頻繁にデモを行ったり、シュプレヒコールを上げている姿をよく見かけることができる。 そんな中、1組のレズビアンカップルが話題になっている。 イ・ハナ(23)さんと、キム・ギョンウン(21)さんは、2013年11月に同性愛者であること、またカップルであることをカミングアウトした。2人は、カップルになって600日目を記念して、SNSに自分たちの事情を公開。一般に広く知られるようになった。 韓国では同性同士の結婚が認められていないが、2人はメディアの取材に対し、自分たちを「完璧なカップル」だと紹介した上で、事実上の婚姻関係にあると主張している。 2人が言う“完璧な”とは、容姿や経済状況を指しているわけではない。「契約書や法的制度がなくても、互いに配偶者を思いやり、誰よりも堂々として率直」なことだそうだ。 12年から共に生活を始めた2人は、現在でもラブラブだ。家事は分担制で、洗濯と掃除はハナさんが、料理と皿洗いはギョンウンさんが担当するという。給料はハナさんが管理、ギョンウンさんは毎月お小遣いをもらう。 2人は互いの知人とも仲良く接し、親族同士が集まる席にも必ず参加する。なお、2人の両親や家族は、娘たちの関係を理解し、積極的に後押ししている。時には冗談交じりに「2人でばっかり仲良くしていないで、わたしたちも交ぜて」と語りかけ、ほほえましく見守ってくれているという。 なお、2人は自分たちのプライベートや写真、そして生活の詳細を公開している。その理由は、同性愛者に向けられた“嫌悪感”を和らげるためだそうだ。一緒に生活を始めた当初、2人に対する偏見や嫌悪の感情は少なくなかった。ハナさんは「一度、手をつないで街を歩く私たちを見て、顔にゴミを投げつけた人がいた(中略)仕返しすれば、ほかの同性愛者の方たちが誤解や被害を受けると思うと、じっと我慢するしかなかった」と過去を振り返る。そんな経験もあり、堂々と生きようと決心。生活を公開することにしたそうだ。現在、2人のSNSアカウントには37万人のフォロワーがいるのだが、応援メッセージは日ごとに増えているという。 「私たちの生活を見て『同性愛者に抱いていた偏見がなくなった』というコメントを、時間がたつにつれ多くいただいています。感謝の言葉をかけてくれる同性カップルも増えました。心から愛して一緒に成長するために、性別は関係ありません。今後も“自分よりも君”という心構えで生きていきます」(ハナさん) いわゆる、普通のカップルでも、相手を思いやれない人々はたくさんいる。彼女たちも、些細なケンカはするだろうが、互いに支え合う姿は、ルックス以上に美しいものがある。同性愛者に対する嫌悪や偏見が多く残る韓国であっても、堂々と生き、幸せになってほしいものだ。 (文=河鐘基)
韓国・教育専門チャンネルの番組に捏造疑惑 インタビューを受けた学生たちが猛抗議「事実と違う!」
5月24日、フジテレビ系『直撃LIVE グッディ!』内で、シンガーソングライター冨田真由さんの刺傷事件を報道。プロインダビュアー・吉田豪氏の見解が取り上げられた。しかし、本人が自身のTwitterにて意図が違うと否定していることから、ネット上では「番組のねつ造か」と炎上する事態となっている。 ねつ造報道で炎上するのは、どの国も同じのようだ。お隣・韓国でも、とあるドキュメンタリー番組にねつ造疑惑が浮上し、ネット上で大きな波紋を呼んでいる。 問題となっている番組は、5月17日に放送された韓国の公営教育専門放送局EBS『勉強の配信』。放送後の25日には、匿名のA君が、ネット上で「ウソの番組名を聞かされて、事前説明なしにインタビューされた」と同番組を糾弾している。 当時を振り返ったA君によると、インタビューを受けたのは4月1日。A君が通う大学ではエイプリルフールに高校時代の制服を着て登校するという伝統があり、高校時代の同級生たちが集まっているときに、声をかけられたという。 A君はスタッフのインタビューに応じたが、「番組名や方向性や意図の説明は一切なかった」という。それなのに放送上では、「映像編集によって、大学に入っても高校別の集団意識を持っているように放送された」と怒りをあらわにしている。 同様の怒りをB君も示している。彼もA君と同様に「事前説明が何もなかった」と主張し「制服を着ているのが、まるでエリート主義の強調」であるかのように放送されたと明かした。 それに対して、制作陣は「意図を明かさず取材するのは不可能であり、学生たちの主張とは違って『教育ドキュメンタリーの撮影』だと説明した」と弁明している。 また、女子大生Cさんは同番組で意見が完全に歪曲されて伝わって、周囲から冷たい反応を受けていると、自身のFacebookにつづっている。Cさんは自身の発言がどう歪曲されたのかを、2,500字を超える長文で記した。 Cさんは、およそ1時間のインタビューを通して、人それぞれであることを伝えたつもりだった。しかし、実際の放送では過度な編集の結果、自身の優位性を強調して、ほかの大学生を軽蔑するように映されていたと訴えている。放送を見て不快感を持った人たちに何度も謝罪しながら、発言の意図が違うことを主張。深く傷ついているようだ。 制作陣による「捏造報道」。ネットの普及前ならばともかく、現代ではすぐにバレてしまう。制作側も、その部分に、しっかりと留意しなければならないだろう。問題のインタビュー映像














