老人が「席を譲れ」、とおなかにパンチ! 韓国・電車内でマタハラが止まらない

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「妊婦配慮席」の様子
 韓国で、電車内のマタハラが止まらない。    9月27日、ソウル地下鉄4号線の優先席に座っていた妊婦が、「席を譲れ」と要求する老人男性に、いきなりおなかを殴られた。老人は酔っ払っており、それでも丁寧に「妊娠中なんです」と伝えた妊婦は、その後、老人が取った言動に驚愕せざるを得なかった。老人は、「妊娠していないのに、そのふりをする女が多い。確認してみないとわからん」と言いながら、妊婦のマタニティウェアをめくったのだ。  昨年にも、同じようなことがあった。30代の男が、優先席に座っていた臨月の妊婦を「お前は障害者なのか?」とののしった挙げ句、ビンタを10連発。後の裁判で、男が精神疾患を患っていたことが明らかとなるも、暴行罪で懲役4カ月の判決が下されたという。  また、優先席に座っていた妊娠初期の妊婦が、隣で不快そうな顔をする60代の男に「私、妊婦です」と弁明すると、「若い女が生意気だな」と吐き捨てられたケースも。それを聞いた妊婦が警察に通報しようとすると、男は彼女のおなかを殴ったそうだ。  電車内でのマタハラは、ほかにいくらでもある。老人が優先席に座っている妊婦を席から立たせて説教をかます、というのは日常茶飯事だ。  ここまでくると、「そもそも韓国では、妊婦が優先席に座っちゃいけないのか?」という疑問が頭をよぎるかもしれない。しかし、韓国の優先席(韓国では老弱者席という)は、日本と同じく高齢者・妊婦・障害者・乳幼児連れなら誰でも利用できるし、それが一般常識のはずだ。  しかし、韓国では優先席をめぐる老人と妊婦の戦いが激しい上に、社会的にも妊婦への配慮が足りない。2014年に発表された人口保険福祉協会の調査によると、「妊婦に配慮する」と答えた韓国人は93.1%に上るが、逆に「配慮されたことがある」と答えた妊婦は、約半数にほどにとどまった。  それをよく物語るのが、同じくソウル地下鉄で起きた騒ぎだろう。先月、何者かが、優先席を示すピクトグラムのうち、“妊婦”と“乳幼児連れ”に赤いバツ印をつけて回ったのだ。妊婦への配慮がいかに欠けているかを象徴する、陰湿な事件ともいえるだろう。  深刻化する電車内でのマタハラに、ソウル地下鉄は昨年から、一般席の両端に「妊婦配慮席」を設けた。座席シートは強烈なピンク色で目立たせ、床にもピンクのシートを貼って派手な作りにしている。  それでも妊婦たちからは「席を譲ってくれなかった」「その席に与えられた意味を知らない人のほうが多い」といった声が上がる始末。ソウル地下鉄は「妊婦配慮席は空けておきましょう」というキャンペーンを実施するなど、手探りで対策を進めている状況だ。  いずれにせよ、少子化対策のためにも、妊婦への配慮をもう少し意識する必要がありそうだ。

美人すぎる福原愛の“姉”登場も、中国ネット民はやっぱり「愛ちゃんが一番」?

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SNS上にアップされたツーショット。「似てる!」という声も
 9月21日と22日、日本と台湾で結婚報告会見を行った卓球・福原愛。夫となった台湾の江宏傑(ジャン・ホンジェ)はイケメン卓球選手として台湾でスター並みの人気を誇っていたが、その江の姉(つまり福原の義姉)が「イケメン男のお姉さんはやっぱり美人!」と、台湾だけではなく日本でも話題となっている。  そのきっかけとなったのは、24日に福原がSNS上にアップした写真。そこには、すっかり人妻としての色気たっぷりとなった福原が、義姉である江雅菁(ジャン・ヤージン)さんとのツーショットとともに「日本と台湾の記者会見で私たちのためにお手伝いしてくれて、本当にお疲れ様でした。あなたは私の自慢のお姉さんよ」とコメントしている。
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東京での記者会見を終えて、弟の宏傑とともに、すぐさま台湾に戻ってきたという
 この義姉の美人っぷりが、あっという間にネット上で評判に。この雅菁さん、職業はプロのダンサーで、国立台湾体育運動大学でダンスを学んで2003年に卒業した後、国立台北芸術大学で振付師の課程を修了し、その後はイギリスに渡ってロンドン大学でパフォーマンス・アートを学んでいる。つまり、本格的にダンスの訓練を積んできた女性なのである。  しかも彼女、年齢はなんと30代後半。ネット上に流れている情報によると1978年生まれということで、今年38歳のはずだが、20代といってもおかしくない容姿に、多くの人は驚いているようだ。しかも、まだ独身というから、さらなる人気が集まってもおかしくなさそうだ。
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マスコミの「格差婚」報道に対しては、Facebook上で反論のコメントも
 その一方で、こんな声も……。 「写真を見ると、どれも表情が同じ」 「確かにきれいはきれいだけど、特徴がないよな」 「やっぱ福原愛のほうがかわいいな」 「きれいな女性はたくさんいるけど、(中国語の)東北弁があんなに流暢に話せる日本人なんてそうはいないわ。ましてや、オリンピックの選手よ」  どんなに義姉がきれいでも、中国人ファンの間では、やっぱり愛ちゃんのほうが、まだまだ人気が高いようである。 (文=佐久間賢三)

美人すぎる福原愛の“姉”登場も、中国ネット民はやっぱり「愛ちゃんが一番」?

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SNS上にアップされたツーショット。「似てる!」という声も
 9月21日と22日、日本と台湾で結婚報告会見を行った卓球・福原愛。夫となった台湾の江宏傑(ジャン・ホンジェ)はイケメン卓球選手として台湾でスター並みの人気を誇っていたが、その江の姉(つまり福原の義姉)が「イケメン男のお姉さんはやっぱり美人!」と、台湾だけではなく日本でも話題となっている。  そのきっかけとなったのは、24日に福原がSNS上にアップした写真。そこには、すっかり人妻としての色気たっぷりとなった福原が、義姉である江雅菁(ジャン・ヤージン)さんとのツーショットとともに「日本と台湾の記者会見で私たちのためにお手伝いしてくれて、本当にお疲れ様でした。あなたは私の自慢のお姉さんよ」とコメントしている。
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東京での記者会見を終えて、弟の宏傑とともに、すぐさま台湾に戻ってきたという
 この義姉の美人っぷりが、あっという間にネット上で評判に。この雅菁さん、職業はプロのダンサーで、国立台湾体育運動大学でダンスを学んで2003年に卒業した後、国立台北芸術大学で振付師の課程を修了し、その後はイギリスに渡ってロンドン大学でパフォーマンス・アートを学んでいる。つまり、本格的にダンスの訓練を積んできた女性なのである。  しかも彼女、年齢はなんと30代後半。ネット上に流れている情報によると1978年生まれということで、今年38歳のはずだが、20代といってもおかしくない容姿に、多くの人は驚いているようだ。しかも、まだ独身というから、さらなる人気が集まってもおかしくなさそうだ。
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マスコミの「格差婚」報道に対しては、Facebook上で反論のコメントも
 その一方で、こんな声も……。 「写真を見ると、どれも表情が同じ」 「確かにきれいはきれいだけど、特徴がないよな」 「やっぱ福原愛のほうがかわいいな」 「きれいな女性はたくさんいるけど、(中国語の)東北弁があんなに流暢に話せる日本人なんてそうはいないわ。ましてや、オリンピックの選手よ」  どんなに義姉がきれいでも、中国人ファンの間では、やっぱり愛ちゃんのほうが、まだまだ人気が高いようである。 (文=佐久間賢三)

韓国「汚職撲滅法」施行に公務員たちが戦々恐々! 約1兆6,000億円の経済損失も?

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イメージ画像(Thinkstockより)
 9月28日、韓国では新たな法律が施行された。それが、「不正請託及び、金品などの授受の禁止に関する法律(略称:請託禁止法)」。提案者の名前から、通称「キム・ヨンラン法」と呼ばれ、韓国社会に蔓延する腐敗を一掃するというのが目的だ。  一言で言えば「接待禁止法」であり、公務員やマスコミ関係者、私立学校職員、およびその配偶者が、一定額以上の現金やプレゼント、接待を受けることを禁止するというもの。もちろん、違反すれば送った側も罪に問われる。  対象者数は、およそ400万人。同法の施行によって、3万ウォン(約3,000円)を超える飲食の接待や、5万ウォン(約5,000円)を超えるプレゼントに始まり、ゴルフなどのレジャー施設を利用した接待も禁止された。また、対象者が同一人物から一度に100万ウォン(約10万円)、年間300万ウォン(約30万円)を超える金品を受け取った場合、最高で3年以下の懲役、もしくは3,000万ウォン(約300万円)以下の罰金となる。 「キム・ヨンラン法」制定に当たっては、長い年月をかけて審議が重ねられたが、さっそく問題が浮上している。それが、違反者を通報した者に、最大2億ウォン(約2,000万円)の褒賞金を与えるという密告の推奨だ。その結果、施行当日には一般市民による過度な通報・密告が相次いだ。  通報第1号は、韓国のある大学での一幕。なんと、1人の学生が教授に缶コーヒーを渡しただけで、警察に「違法行為の瞬間を目撃した」というタレコミがあったのだ。「缶コーヒー1杯で?」と思うかもしれないが、この法律では「プレゼントを受け取ることで、学生の評価が変わる」という懸念から、学校関係者への贈答品は一切禁止されている。  いつ通報されるかわからない状況は、対象者たちに多大なストレスを与えている。実際、施行当日の各地域の警察署などには、「公職員以外の人間が間に入って、その人におごるという形も違反なのか?」「職場仲間におごるのもダメなのか?」など、数千から数万の質問が相次いだという。  一方、「キム・ヨンラン法」に翻弄されるのは公務員ばかりではない。外食産業やデパート、ゴルフなどのレジャー施設の打撃も大きい。刑罰を恐れた利用客の激減することが懸念されるからだ。  韓国経済研究院は、「キム・ヨンラン法の施行によって、外食産業や流通業、レジャー産業は年間11兆6,000億ウォン(約1兆6,000億円)の経済的損失を負う」と予想している。  実際、一部飲食店では3万ウォンの上限を超えないよう2万9,900ウォン(約2,990円)の接待コースを作ったり、デパートの贈答品コーナーでも、4万9,900ウォン(約4,990円)のプレゼント販売がされたりと、どの業種においても、生き残りをかけた戦いが始まった。施行前日には、多くの公務員が高級料理店で最後の接待を受けたという報道もある。  これまで、韓国社会では接待文化が強烈に根付いていて、公務員が贈賄を受けるのが当然という風潮だった。はたして、「キム・ヨンラン法」の施行は、そうした韓国の贈賄文化を改善することができるのか――。今後の展開に注目したい。

ターゲットは留守児童!? 中国で相次ぐ、教師による卑劣な「教え子強姦」

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イメージ画像
教師と生徒の“禁断の恋”はどこの国でもある話だが、お隣・中国では最近、教師による生徒への強制わいせつ行為や強姦事件が相次いで起きている。  香港紙「東方日報」(9月23日付)によると、福建省寧徳市内の小学校教師の男(55歳)が同18日に強姦容疑で逮捕されたという。この教師は今年3月、教え子である6年生の女子児童を強姦した上、妊娠させた疑いが持たれているのだ。女子児童は中絶手術を受けておらず、現在すでに30週を迎えているという。当局は女子児童への影響に配慮し、事件の詳細は明らかにしていない。
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3月に起きた事件の模様。白昼の校内で女子児童を強姦しようと裸で襲いかかる男性教師(出典:「京華時報」)
 同じく3月には、広西チワン族自治区欽州市の中学校の男性教師が、白昼の校内で女子生徒を強姦しようと裸で襲いかかり、近くにいたほかの教師に阻止されたが、その時の様子を撮影した映像がSNSで拡散された。  さらに4月、山東省済南市の小学校で、40歳の男性教師が10歳の女子児童を校内の事務室に呼び出して襲いかかり、ケガを負わせたとして、強姦と傷害の容疑で逮捕された。警察の調べによると、この教師はこれまでも同様の手口で、強姦行為に及んでいたとみられる。  中国版Twitter「微博」では、一連の事件に対して、 「俺が親の立場だったら、この教師を殺してる」 「10代の娘が50代の汚い男にけがされたと思うと、耐えられない」 「宦官が教師になったらいいのに。アソコはないけど、頭はいいから、ある意味安心だ」 など、さまざまなコメントが寄せられた。 「教師による性犯罪が増える背景には、両親の不在、すなわち留守児童の存在が挙げられます。祖父母や親戚に預けられた子どもたちは愛情に飢えており、一番身近な学校の先生に懐くことが多い。結果、『犯しても口外しないだろう』『どうせ留守児童だから、両親にバレないだろう』と考えたり、勘違いして本気で教え子を好きになる教師が増えているといいます。両親が不在なので、強姦された心理的なショックや、妊娠したことに周囲が気づいてあげられないという事情もあります。教育現場での教師による性犯罪は、中国で大きな社会問題になりつつあります」(広州市在住の日本語学校の教員)  中国では、強姦に対して死刑を含む厳罰で臨んでいるが、実際は数年の刑期で出所することが多いという。このままでは、聖職者の信用は下がるばかりだ。 (文=青山大樹)

あれ……ブスがいない! 香港で美女ぞろい「ミス上海蟹」コンテスト開催中

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香港の上海蟹専門店のFacebookに掲載された、「ミス上海蟹」コンテストのお知らせ
 秋といえば、中国では上海蟹の季節だ。どこのレストランでも「季節のメニュー」として大々的に宣伝し、街中では手足を縛られた生きたままの上海蟹が、冷蔵庫のようなケースに入れられて店頭にズラりと並ぶ。  そんな中、香港の上海蟹専門店が販売促進のキャンペーンとして、「ミス上海蟹」コンテストを開催。同店のFacebook上で投票を受け付けている。「ミス上海蟹」という字面だけを見ると、またブス……いや、凡庸なルックスの女性だらけのように思えるが……。  しかし、フタを開けてびっくり! 香港のミスコンにしては珍しく、意外にも美人ぞろいなのだ。候補者の女性は6人で、自薦なのか、それとも専門のモデルを雇っているのか、どの女性もルックスはピカイチだ。
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1人目はOphelia Soさん。モデルや歌手をしていて、ミス香港の予選も通過したことがあるそう
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2人目はIrina Tangさん。こちらも、モデルをしているようだ
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3人目はWayii Chengさん。彼女もモデルさん
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4人目はYoki Tongさん。彼女は、テレビ番組の司会などもしている
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5人目はSudi Wongさん。やはりモデルで、モーターショーなどの常連だ
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6人目はAlia Cheungさん。彼女も、やはりモデルのようだ
 投票者はこの店のFacebookページに「いいね!」するかページをシェアして、どの女性がミス上海蟹に選ばれるかを予想し、その番号をコメント欄に入力。11月19日に発表される結果により、予想が当たった人の中から抽選で5人が、75分間上海蟹食べ放題のイベントに参加できることになっている。  すでに1,300人を超える人たちから「いいね!」が押されており、投票締め切りの11月13日までにはまだ間があるので、もっと多くの「いいね!」が集まるものと思われるが、投票のコメントをぱっと見る限りでは、今のところ1番、3番、6番の女性に人気が集まっているようだ。  まあ、誰が選ばれたからといってどうなるものでもないが、上海蟹のシーズンを盛り上げるのに一役買っていることは間違いない。 (文=佐久間賢三)

ひとりでじっくり挑みたい、硬派な近現代エロアート「エロティックアートミュージアム」

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館内には、うす~くK-POPが流れている
 ソウルからバスで小1時間、北朝鮮領までたった4kmの場所に位置する「ヘイリ芸術村」を訪れた。  1994年から少しずつ造成されたこの場所、当初は芸術家たちのアトリエやギャラリーが並ぶ本気のアート村だったが、2000年代後半から迷走。おもちゃ博物館、3D恐竜博物館、エルヴィス博物館など、ご家族・カップルに色目を使うベタな個人博物館ばかりが並ぶ、日帰り観光地・デートスポットとなっている。  次々と吸い取られる各館の入場料にため息をつきながら、だだっ広い芸術村をとぼとぼ歩いていたところ、珍スポ趣味をくすぐる博物館を発見。それが「エロティックアートミュージアム」だ。
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2014年にオープンしたばかりの新物件
 入り口にあったパンフレットを読むと、「朝鮮時代の春画から男根女根像、ヨーロッパの性文化、現代作家によるエロティシズムまで」、1,000点を超える展示物を誇るそうで、村上隆、ピカソ、アンディ・ウォーホルといった名前まで並ぶ。えっ、それってかなりすごくない?  入場料を払い、撮影許可を得て最初の部屋へ。まずは韓国の春画コーナー。韓国語だが、それぞれ解説もあり、歴史好きも一見の価値ある内容だ。  次の部屋に行くと、中国、ベトナムを筆頭とした民族的エロアートや、おとぼけ男根像が所狭しと並び、その密度に思わず圧倒される。  ただし、フロアはそれほど大きくなく、胃もたれがするほどではない。ねちっこい時間を過ごす中高年カップルたちとすれ違うのに気を遣いながら、先へと進む。
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1910年、韓国で最初に撮影されたエロ写真だとか。エロい顔に、時代も国境もないね!
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朝鮮戦争に参戦した軍人たちに贈られたハンカチ。この絵で自分を慰めていたのかと思うと、趣き深い
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エロ切手コーナー。単なる裸婦像ともいえるが、異常な物量がぼんやりとしたエロさを醸し出す
 性の喜びあふれる、浮かれた展示物にほのぼのとした気持ちになりながら、次の角を曲がったところ、いきなり中国の纏足(てんそく)写真が登場! 心臓が止まるかと思った。これって、エロと関係ないのでは……。  心を落ち着かせ、奥の部屋へ。そこには待望の巨匠コーナーが展開されていた。荒木経惟、ジェフ・クーンズらによる小さな写真がびっしり張ってあるけど、これって雑誌の切り抜き? ピカソの作品とやらも、随分ぞんざいに貼られているのが気になるが……。  続いて2階・3階へと進む。そこにはちゃんと額に飾られた、韓国を中心とする現代エロアート作品がずらりと並んでいた。こちらは、さすがに本物であろう。  あちらに見たことある村上隆の作品があると思ったら、村上フィギュアを韓国の画家がリアルに写生した「パロディ作品」であった。パンフにそう書いてよ……。  それはそれとして、細密に性器を描写した韓国作家のエロアートを鑑賞できるのはなかなか貴重。こんなアーティストもいるのかと、勉強になりました。
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韓国作家による裸婦像がずらり。奥にはウォーホルとシャガールの作だというエッチな絵が鎮座する
erotic06
館内で最もキュンときた作品、スク水のオードリー・ヘプバーン(キム・スンファン作)
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「国内最高のエロティック作家」と紹介されているチェ・ギョンテのコーナー。2001年に発表した女子高生シリーズが物議を呼び、罰金200万ウォンと作品焼却の罰を受けたとか
 30分ほどの観覧で、ミュージアムは終了。  カップルで楽しむことを目的としたチャラいセックスミュージアムが多い中で、意外にもアカデミックな情報を提供し、あいまにリアル纏足写真を投入するこのエロティックアートミュージアムこそ、ひとりで挑みたい、硬派な性の博物館といえる。  建物を出るとそこはカップルばかりで、そこから遠くにあるバス停まで、纏足を思いながらとぼとぼ歩いた。 ●エロティックアートミュージアム 住所  坡州市炭縣面法興里1652-115 ヘイリ芸術村G-31 営業時間 10:30~19:00 定休日 月曜 料金 8,000ウォン (文・写真=清水2000)

ひとりでじっくり挑みたい、硬派な近現代エロアート「エロティックアートミュージアム」

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館内には、うす~くK-POPが流れている
 ソウルからバスで小1時間、北朝鮮領までたった4kmの場所に位置する「ヘイリ芸術村」を訪れた。  1994年から少しずつ造成されたこの場所、当初は芸術家たちのアトリエやギャラリーが並ぶ本気のアート村だったが、2000年代後半から迷走。おもちゃ博物館、3D恐竜博物館、エルヴィス博物館など、ご家族・カップルに色目を使うベタな個人博物館ばかりが並ぶ、日帰り観光地・デートスポットとなっている。  次々と吸い取られる各館の入場料にため息をつきながら、だだっ広い芸術村をとぼとぼ歩いていたところ、珍スポ趣味をくすぐる博物館を発見。それが「エロティックアートミュージアム」だ。
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2014年にオープンしたばかりの新物件
 入り口にあったパンフレットを読むと、「朝鮮時代の春画から男根女根像、ヨーロッパの性文化、現代作家によるエロティシズムまで」、1,000点を超える展示物を誇るそうで、村上隆、ピカソ、アンディ・ウォーホルといった名前まで並ぶ。えっ、それってかなりすごくない?  入場料を払い、撮影許可を得て最初の部屋へ。まずは韓国の春画コーナー。韓国語だが、それぞれ解説もあり、歴史好きも一見の価値ある内容だ。  次の部屋に行くと、中国、ベトナムを筆頭とした民族的エロアートや、おとぼけ男根像が所狭しと並び、その密度に思わず圧倒される。  ただし、フロアはそれほど大きくなく、胃もたれがするほどではない。ねちっこい時間を過ごす中高年カップルたちとすれ違うのに気を遣いながら、先へと進む。
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1910年、韓国で最初に撮影されたエロ写真だとか。エロい顔に、時代も国境もないね!
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朝鮮戦争に参戦した軍人たちに贈られたハンカチ。この絵で自分を慰めていたのかと思うと、趣き深い
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エロ切手コーナー。単なる裸婦像ともいえるが、異常な物量がぼんやりとしたエロさを醸し出す
 性の喜びあふれる、浮かれた展示物にほのぼのとした気持ちになりながら、次の角を曲がったところ、いきなり中国の纏足(てんそく)写真が登場! 心臓が止まるかと思った。これって、エロと関係ないのでは……。  心を落ち着かせ、奥の部屋へ。そこには待望の巨匠コーナーが展開されていた。荒木経惟、ジェフ・クーンズらによる小さな写真がびっしり張ってあるけど、これって雑誌の切り抜き? ピカソの作品とやらも、随分ぞんざいに貼られているのが気になるが……。  続いて2階・3階へと進む。そこにはちゃんと額に飾られた、韓国を中心とする現代エロアート作品がずらりと並んでいた。こちらは、さすがに本物であろう。  あちらに見たことある村上隆の作品があると思ったら、村上フィギュアを韓国の画家がリアルに写生した「パロディ作品」であった。パンフにそう書いてよ……。  それはそれとして、細密に性器を描写した韓国作家のエロアートを鑑賞できるのはなかなか貴重。こんなアーティストもいるのかと、勉強になりました。
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韓国作家による裸婦像がずらり。奥にはウォーホルとシャガールの作だというエッチな絵が鎮座する
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館内で最もキュンときた作品、スク水のオードリー・ヘプバーン(キム・スンファン作)
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「国内最高のエロティック作家」と紹介されているチェ・ギョンテのコーナー。2001年に発表した女子高生シリーズが物議を呼び、罰金200万ウォンと作品焼却の罰を受けたとか
 30分ほどの観覧で、ミュージアムは終了。  カップルで楽しむことを目的としたチャラいセックスミュージアムが多い中で、意外にもアカデミックな情報を提供し、あいまにリアル纏足写真を投入するこのエロティックアートミュージアムこそ、ひとりで挑みたい、硬派な性の博物館といえる。  建物を出るとそこはカップルばかりで、そこから遠くにあるバス停まで、纏足を思いながらとぼとぼ歩いた。 ●エロティックアートミュージアム 住所  坡州市炭縣面法興里1652-115 ヘイリ芸術村G-31 営業時間 10:30~19:00 定休日 月曜 料金 8,000ウォン (文・写真=清水2000)

韓国業界シェアNo.2メーカーが“殺人歯磨き粉”販売も、政府機関は「水ですすぐから問題ない」の大放言

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加湿器殺菌剤が混入していた歯磨き粉「メディアン」
 韓国で起きた「殺人加湿器事件」を覚えているだろうか? 加湿器用殺菌剤が原因で、100人以上が死亡。去る5月2日には、その殺菌剤を販売していた英国系企業オキシー・レキットベンキーザー社の日本・韓国法人代表、アタ・シャフダー氏がソウルで謝罪会見している。謝罪する同氏に対して、遺族が平手打ちを食らわせるシーンも報道された。  なんとも恐ろしい事件だが、その騒動がようやく一段落を見せつつあった最近、加湿器殺菌剤に使われていたものと同じ成分であるCMITとMIT(クロロメチルイソチアゾリノン/メチルイソチアゾリノン)が歯磨き粉に混入していたことがわかり、韓国内がパニックに陥っている。CMITとMITは塗料などに含まれていても皮膚炎などを誘発し、肺線維化を引き起こす可能性がある危険な化学物質に分類されており、それが毎日のように使う歯磨き粉にまで混入していたとなれば、その混乱ぶりは想像に難くないだろう。“殺人歯磨き粉”と呼ぶのは大げさだが、混入が明らかとなったのは、韓国最大の化粧品メーカー、アモーレパシフィックが販売していた歯磨き粉11種だ。  しかも、問題となった歯磨き粉のうち「メディアン」と「ソンヨム」は、かなりの人気商品だという。複数のメディアによると、韓国の歯磨き粉の市場規模は約2,000億ウォン(約200億円)。ブランド別シェアを見ると、LG生活健康のペリオ(27.9%)が1位で、メディアンは20.1%の2位、ソンヨムも5.5%のシェアを誇る。つまるところ、韓国の歯磨き粉全体の25.6%に有害成分が含まれていたことになるわけだ。  問題はそのことを、製造業者や管理当局すら知らなかったという点だ。問題が発覚した当初、食品や医薬品などの安全を管理する機関・食品医薬品安全処は、「水ですすぐ歯磨き粉なので、体内には取り込まれず、有害性はない」としていた。  これに対して、ネット民らは「有害性がないだと? 口の中に傷があったらどうするんだ」「加湿器に入っていたら死ぬほどなのに、口の中に入って、なぜ影響がないと言えるのか!」「いったい何を信じればいいのかわからない」などと怒りを爆発させた。食品医薬品安全処は9月26日になって、11種の歯磨き粉すべての回収を実施させると発表している。  続く27日、アモーレパシフィックも「最近、原料会社から納品を受けたナトリウムラウリル硫酸塩(SLS)内にCMITとMIT成分がごく微量含まれていたことを確認した」と発表。「お客様に安全な製品を提供するため、原料購入段階から徹底的に管理するべきだったにもかかわらず、不適切な原料を使用したことについて、責任を痛感しながら、もう一度謝罪の言葉を申し上げる」と、事実関係を認めた。    冒頭に述べた殺人加湿器事件では英国系企業が非難の的となったが、今度は自国メーカーから有害成分混入問題が発覚した韓国。お得意のブーメラン炸裂! といったところか。

波瀾万丈な脱北ストーリーで話題を独占! 韓国版ニコ生で人気を集める「脱北生主」たち

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BJソン・ボムヒャン
 エロ、自虐行為、性別適合手術の体験談、軍隊でのエピソード……。これらは、韓国版ニコ生「アフリカ(Afreeca)TV」で大いに盛り上がるネタの一部だ。  ほかにも、ありとあらゆるジャンルの配信が飛び交うアフリカTVで、最近特に人気を集めているのが“脱北ネタ”だ。  北朝鮮の国境を越えて韓国に入国した、いわゆる脱北者(韓国の法律上では北韓離脱住民と呼ぶ)たちが、自ら「脱北BJ(ブロードキャスト・ジョッキー)」を名乗って当時の状況を淡々と語る動画が、ネット民の間ではやっているのだ。  現在、アフリカTVで活動中の脱北BJは4人。中でも、最も人気を集める女性BJ、ソン・ボムヒャンの「脱北女ソン・ボムヒャン脱北ストーリー」は、生配信が終わってからもYouTubeに動画がアップされ、再生回数は260万回を超えた。  明るい髪色にカラーコンタクトをつけ、一見すると普通の韓国女子と変わらないソン・ボムヒャンの話は、まさに映画のようだ。  ざっくり紹介しよう。彼女が初めて脱北を試みたのは10歳の時。先に脱北していた母に会いたくて、命懸けで中国へ渡った。しかし、北朝鮮に残留している弟のことが気になって、帰国。その後、再び脱北に成功して母とも再会し、やっと幸せな日々が訪れるかと思いきや、中国公安当局に見つかって再び北朝鮮へ送り返され、刑務所暮らしに。そうするうちに父と姉は亡くなり、彼女はまた脱北した。そうやって何年も苦労した末に、母や弟と韓国にたどり着いたという。  たった一度の脱北でも命懸けの覚悟が必要だというのに、何度も脱北を繰り返した彼女の半生は、われわれの想像を絶する波瀾万丈なものだったに違いない。
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BJイ・ピョン
 およそ1時間45分にわたって繰り広げられるソン・ボムヒャンのストーリーに、ネット民からは「涙なしには聞けない」「そのまま映画にしてもよさそうだ」「ある意味、強運の持ち主だな」といった声が寄せられている。  彼女と同じく、脱北BJとして活動するイ・ピョンも人気だ。彼は自分の脱北ストーリーはもちろん、視聴者が気になる北朝鮮のへの疑問について、なんでも答えてくれる。  例えば「子どもの頃は、どんなアニメを見ていたか?」「学校のルールは、どうなっていたか?」「北朝鮮には、どんな方言があるのか」などなど。彼は韓国ウェブマガジン「ize」のインタビューで、「動画配信を通じて、脱北者に対する偏見をなくしたかった」と語っている。  東亜日報と脱北者支援機関「南北ハナ財団」の共同調査によると、「韓国人と北朝鮮出身者は似ているか?」という質問に対し、73.3%の北朝鮮出身者が「似ている」と答えたが、韓国人は47.3%のみ。また、「お互いコミュニケーションが難しい」と感じるのは、双方とも60%以上だ。この結果を見る限り、韓国社会には、両者のわだかまりが、厳然と横たわっているようにも思われる。  お互いの理解を深め合うツールとして、脱北BJたちの今後の活躍に期待したい。