工事ミスか、ラブホの組織的犯行か……「ドアスコープ逆装着盗撮」が中国で流行中?

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逆向きに取り付けられていたドアスコープ。部屋の中の情事が丸見えだ……
 中国・杭州にある人気ラブホテル。そのドアののぞき窓は、本来は内側からドアの外が見えるべきところ逆に取り付けられており、外から部屋が丸見え! それに気づいて怒った客とホテルがモメて、ネット上で炎上する事態になった。「捜狐」(9月24日付)などが伝えた。  舞台は、中国のネット上のラブホランキングで第5位にランクインする、杭州のある人気ホテル。紫色の妖しいライトの廊下を通って部屋に入ると、大きなダブルベッドに、ベッドから丸見えの透明のバスタブ、いろいろな体位が楽しめるラブチェアも置かれている。  午後4時頃、20代の男性が、恋人とそのホテルにチェックインした。9時頃、ドアの外で物音がしたのでドアスコープ、いわゆるのぞき窓から外をのぞいてみるが、まったく何も見えない。不審に思い調べてみると、ドアスコープが逆に取り付けられており、ドアの外から部屋の中が丸見えだった。  すぐにホテルのフロントへ連絡するも、ホテル側は「内装工事の際に、付け間違えただけでしょう。気になるなら、紙でも貼っておけば?」といい加減な返答。  憤慨した男性は警察に通報するとともに、すぐにチェックアウトをし、さらに自分が受けた精神的苦痛に対して損害賠償を要求した。それに対してホテル側は「そこまでの事態ではない」と拒否。その後、男性がこの件についてネット上に書き込み、炎上したというのが騒動の経緯だ。さらに杭州の地元メディア「銭江晩報」の記者が後日、ホテルの責任者に真偽のほどを確認したところ、「複数の部屋のドアスコープは、確かに逆に取り付けられていた。しかし私たちが故意にやったのではなく、何者かが悪意をもって行ったに違いない」と回答したという。  果たしてホテル側がやったのか、従業員がやったのか、それとも第三者が故意に行ったのか――。謎は深まるばかりだ。一方、ドアスコープのみならず、はっきりと盗撮目的の小型カメラが部屋から発見された例もある。
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中国ネット上に出回っているホテル盗撮の画像(本文とは関係ありません)
「華東在銭」などが7月に伝えたところによると、23歳の男性が4月、安徽省のあるホテルに妻と宿泊したところ、部屋の壁に小型カメラが仕掛けられているのを発見した。夫婦はシャワーを浴びてそれぞれ裸でくつろいでいたが、男性が携帯を充電しようとコンセントに近寄ると、小指の爪ほどの小さな穴があり、そこから赤く発光するものが見えた。穴を広げてみると、出てきたのは小型カメラだったのだ。夫婦はホテルに説明を求めたが返答はなく、謝罪さえなかったという。  上海在住10年以上になる日本人は言う。 「1990年代の中国では、男女がホテルに宿泊するには、まだ『結婚証』が必要だった。しかし2000年くらいからホテルの競争が激しくなってチェックがおろそかになり、10年以降はラブホにくら替えすることも珍しくなくなった。盗撮も日本並みに増えているようだし、ホテルのドアスコープは必ずチェックします。先日も、温州の女子学生宿舎のドアスコープが逆に取り付けられていたことが発覚しましたが、学生が訴えたところ『学校側の管理のため必要』という回答だったとか」  中国のホテルの管理能力の低さはもちろんのこと、中国人のプライバシーに対する意識の低さも明らかとなった今回の事件。中国でホテルに宿泊する際には、まずは自分自身で部屋の中を綿密に調べ尽くすのが賢明なようだ。 (取材・文=ルーシー市野)

中国製毒飲料が原因か!?  毎日コーラだけを飲み続けた5歳児、乳歯14本が抜け落ち「まるで老人」に

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中国の検索エンジンで「コーラ歯」と入力すると、こうした写真が山のようにヒットする。
 湖北省の南、咸寧市崇陽県に住む5歳の男児が、水を飲まず毎日3本以上のコーラを飲むという生活を続けた結果、14本もの乳歯を失ったことが話題となっている。男児は目下治療中だが、食事が困難なだけでなく、話すこともままならない状態だという。治療を担当した武漢大学付属病院の歯科医師は「まるで老人のような歯だった。歯医者になって30年だが、ここまでひどい歯は見たことがない」と驚いている。  正常な5歳児には20本の乳歯が生えているが、この男児は根元だけが残っている歯が8本、根こそぎ腐食して抜け落ち、歯茎と同じ高さになった歯が6本の計14本が失われていた。残りの6本も半分以上が欠損しており、どの歯も根元は虫歯で黒ずんでいた。  9月20日付の「武漢晩報」によると、男児の両親は都市部へ出稼ぎに出ており、祖父母に育てられている。2歳の時にコーラの味を知って以来、水は一切飲まなくなり、毎日少なくともコーラ3本を飲むようになった。加えて就寝前にはコップ1杯の牛乳を飲むが、歯を磨く習慣がなかったという。  医師は根元だけを残した8本についてはすべて抜歯し、入れ歯(小児義歯)で対処することに。根元から砕けた歯6本については永久歯が生えるまでインプラントにし、残った歯はそのままにしておくことにした。乳歯が抜ければ永久歯が生えてくるが、早く生えることでかみ合わせや歯の位置に乱れが生じるため、入れ歯は咀嚼機能を回復させるほか、永久歯が生えるまでの保隙(ほげき)装置として使用するという。  コーラなど炭酸飲料によって歯の硬組織が侵食された酸蝕歯(さんしょくし)を、中国では俗語で「コーラ歯(可楽牙)」と呼ぶ。医師によるとコーラ歯を避けるためには、炭酸飲料摂取を控えることに加え、酸性の飲料を摂取した後30分は強く歯を磨かない、水でうがいした後で歯を磨くなどといった予防法があるという。  今年5月には、25歳の男性が3~4歳からコーラを習慣的に飲み続けたことが原因で酸蝕歯が進行し、現在までに10本の歯を失ったと報道された。男性は販売側がコーラを飲み続けるリスクを明言していないとして、飲料メーカー大手2社を相手取り、医療費と慰謝料合わせて1万7,000元(約34万円)の支払いを求める裁判を起こした。ネット上では、「メーカーに責任転嫁するな」との批判も巻き起こっているが、中国ではコーラをはじめとした炭酸飲料による健康被害が広がりつつあるのも事実だ。  中国在住フリーライター・吉井透氏は、続発するコーラ歯についてこう話す。 「いずれの記事にもコーラのメーカー名は書かれていませんが、その消費量からしてコカ・コーラやペプシの半額ほどで売られている中国ブランドでは。中国ブランドのコーラは、飲んだ後に歯がやたらキュッキュしてくるのが特徴。糖分も世界的ブランドのものよりもさらに高いので、飲んだらすぐに口をゆすがないとヤバイでしょう。もちろん、飲まないのが一番ですが……」  歯を溶かすほどの強烈な成分が含まれているとすれば、体のほかの部位にもに有害である可能性が高いだろう。

韓国「性売買特別法11周年」で売春婦1,000人がデモ! “性産業大国”汚名返上には、合法化しかない!? 

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 性売買を行った者は、買春した者、された者を問わずすべて処罰する――。そう規定した韓国の「性売買特別法」は、9月下旬で施行11周年を迎えた。ソウルでは同法の廃止を要求するデモが開かれており、1,000人余りの売春婦たちが参加。「少数の弱者である性労働者たちの人権と生存を脅かす悪法・性売買特別法の廃止を希望する」などと書かれた決議文を発表し、自発的な性売買の合法化を求めた。  性売買の合法化は、最近の韓国でホットなイシューだ。売春婦にとって性売買は、生活のための“お仕事”。それを違法とすることは、売春婦からすれば職業選択の自由を侵害されていることになり、違憲性があることは明らかだろう。また、性売買を厳しく取り締まるようになったことで、より隠密化したとの指摘も尽きない。例えば、ルームサロン(ホステス付きの個室クラブ)などの売春行為の温床となっている“飲み屋”は、2004年当時3万軒にすぎなかったが、現在は4万5,000軒と1.5倍に増加。世代を問わず、フィリピンなどに買春ツアーで訪れるヤカラも続出しており、二次的な問題も多発しているのが現状だ。  そんな中、去る4月には憲法裁判所で公開弁論が開かれ、“公娼制度”についての必要性も議論されている。公娼制度とは、性売買を国家が認め、関連産業を管理する制度のこと。成人が指定された場所で自ら性売買を行った場合、処罰しないという、いわば性売買の合法化だ。韓国では日本統治時代である1916年に公娼制度が導入されていたが、終戦後の48年に廃止。それが現代になって、復活の機運が高まっているわけだ。  とはいえ、性売買特別法が廃止されるとなると、やはり社会秩序が大きく乱れるという側面も見逃せない。罰する法律が廃止され、「裁かれない」となると、そこに新たなビジネスチャンスを見つける人々も少なくないのだ。  事実、韓国では今年2月に姦通罪が廃止されたが、廃止から7カ月が過ぎた現在、“不倫産業”が流行しているという。既婚者たちの出会いをあっせんするソーシャルデート業者の数は200を超えており、性売買の窓口として活用されているというのだ。韓国版「アシュレイ・マディソン」を自称するサイトも登場しており、その市場規模は500億ウォン(約50億円)に達するほどの急成長を見せている。不倫という既婚者に限定される行為を禁止法律よりも、さらに対象が幅広い性売買特別法が廃止されるとなれば、その影響力の大きさは想像に難くないだろう。  それでも、生活のかかった売春婦たちの声は懸命だ。前出の売春婦デモの参加者らは、世界に700万人の会員や支持者のいる国際人権団体アムネスティが、性売買を合法化すべきだとする決議を発表したことを挙げながら、「なぜ、性労働者は労働者として認められないのか!」と強く訴えている。  性売買を厳しく取り締まる特別法が施行されてから11年。それが大した効果を発揮していない現状を見ると、韓国が“性産業大国”の汚名を返上するために残された道は、もはや性売買の合法化しかないのかもしれない。

「予想だにしない光景に、思考が完全停止?」中国・レイプ現場を傍観する人々に非難の声

監視カメラの映像
 9月21日、オフィスビルのエレベーターの前で男が女性をレイプしようとした様子を映した監視カメラの映像がネット上に公開され、傍観するだけで助けようとしなかった周囲の人間に対し、ユーザーたちから批判の声が上がっている。  同映像には、男がエレベーターの前で急に女性に襲い掛かる様子が一部始終収められている。女性は抵抗したものの、力でかなわず、男に上から覆いかぶさるように押さえつけられた。  動画の冒頭、男がズボンを下ろし女性の服に手を付けようとした際、エレベーターが開き、最初の目撃者が現れた。しかし、台車を押していたこの男性は、目の前に広がる予想だにしなかった光景に思考が停止してしまったのか、助けもせずにそのままエレベーターを閉じてしまった。その隙に女性は男を振りほどこうと抵抗、声を聞いた人々が集まってきた。しかし群衆は事態をのみ込めないのか、誰もが傍観しているだけだった。人が集まり始めたのを見た男は、下ろしていたズボンを履き直すと女性にひざまずき謝罪したが、女性の怒りが収まるはずもなく、男は数回にわたり女性に殴られた。  現場がどこであるのかは明らかにされていないが、ポータルサイト「新浪」などの報道によれば、驚くべきことに男女はこのオフィスビルにある会社に勤める同僚で、成り行きを傍観していた群衆の多くも彼らの同僚だったようだ。  ネット上では同僚たちを責め、「これが自国民だと思うと情けない」「道徳も何もあったもんじゃない」と批判の声が上がる一方、「見ろ、カラオケやサウナを取り締まった結果がこれだ。最近、強姦事件が多発している!」と、今回の事件の背景に、政府の売春取り締まりにより男性が性欲のはけ口をなくしたことがあると指摘する声も。  女性からすれば、男の身勝手極まりないロジックであるが、事実、昨年から続く売春取り締まりの裏側で、痴漢行為やセクハラ、のぞきなどといった性犯罪が以前にも増して頻発しており、その因果関係は簡単には否定できない。

中朝国境に架かる“貿易の大動脈”が大事故で使用不能も、新国境橋が「無期限開通延期」のワケ

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事故が起きた鴨緑江大橋
 10月10日に労働党創建70周年を迎える北朝鮮。ミサイル発射を含め、国を挙げた一大イベントで何かと物入りの時期だが、喉元を絞めるような事態が発生した。9月28日、中国・丹東と北朝鮮・新義州を結ぶ鴨緑江大橋で大型トラックが横転、車道と鉄道線路をふさぎ、物流がストップしているというのだ。中朝貿易の7割を占める大動脈だが、橋は日本統治時代に建設されたもの。しかも、新しい国境橋は完成しているが、使用不能という。中朝国境は、いつになく不穏な空気が流れている。  中国の画像サイトに投稿された事故現場の写真によると、橋の上で大型トレーラーが線路側に横転して、車道と線路ともに通行不能になっている。29日に通行止めは解除になったとの情報もあるが、路面の一部が陥没した画像も投稿されている。韓国メディアによると、中朝貿易の7割がこの鴨緑江大橋を通じて取引されているという。
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すでに完成している新鴨緑江大橋
 1943年に完成した橋は幅が狭く、車道1車線、鉄道は単線しか走れない。このため、車両や鉄道の行き来は、時間を決めて一方通行にせざるを得ない。  老朽化して輸送力に限界がある橋に、物流の多くを依存するリスクは極めて高く、今回の事故について民間の北朝鮮研究者は「起こるべくして起きた。10日の祝典で必要な資材、幹部へのプレゼントや食料が滞ることになれば、金正恩第一書記への忠誠度も下がる」と予想する。  こうしたリスクは前々からあり、それらを打開すべく、中朝はすでに故・金正日総書記時代に手を打っていた。2009年、中国の温家宝前首相が訪朝した際、両国は新橋建設で合意していた。  中国が建設費用をすべて負担し、現在の橋から10キロほど下流に、横浜ベイブリッジに似た白い「新鴨緑江大橋」が14年10月に完成。中国側は、税関や出入国管理所も新築して開通を待つ状態だが、先の研究者は「北朝鮮側の橋のたもとから先の工事が、まったく進んでいない」と指摘する。
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橋のたもとで途切れている、新鴨緑江大橋の北朝鮮側
 実際、完成後に撮影された写真を見ると、橋の先にある北朝鮮領には家屋や畑が広がり、ロクに用地買収も進んでいないようだ。中朝貿易に詳しい中国人貿易商によると、「北朝鮮は『橋から先の道路も中国のカネで造ってほしい』と駄々をこねているため、せっかく完成した橋も、その先が途絶えたままの状態になっている」というのだ。  また、金正恩第一書記の叔父で、党行政部長というナンバー2の地位まで上り詰めていた張成沢氏が13年12月に処刑された影響があるとの見方もある。「橋の完成で、物資や人、投資が北朝鮮にどっと流れ込み、中国の植民地のようになることを北朝鮮は恐れている」(同)というのだ。だが、実質的に北朝鮮の指導者層の生活を支えているのは、中国からの輸入品だ。  9月初旬に北京であった軍事パレードでも韓国の朴槿惠大統領が優遇され、北朝鮮の使節は冷遇気味の扱いだった。北朝鮮が弾道ミサイル発射に踏み切れば、中国政府は北朝鮮と距離を置くことは間違いない。  新鴨緑江大橋の開通は、さらに延びそうな気配だ。

「ゲームの仮想通貨欲しさに、裸画像を送信」スマホ所有率6割の韓国小学生を狙った性犯罪が増加中

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イメージ画像 Photo By Jordi Sanchez Teruel from Flick.
 2015年現在、世界第4位(83%)というスマートフォン普及率を誇る韓国。特に、小学生のスマホ所有率は60%以上になるが、そのせいで小学生たちが過激にエロ化し、深刻な社会問題となっていることは、過去のコラムなどでも紹介した通りだ。  最近の小学生にとって、人生初の性教育は学校ではなく、スマホで見たAVやエロ画像ということもザラだ。ある性暴力相談所によると、「子どもがスマホで見たAVの刺激的な映像に夢中になって、友達と真似しようとしていた」と相談にやって来る親も年々増えているという。こうしたことから、「ソン(性)マートフォン」とも揶揄されているほどだが、最近はスマホを通じて性的搾取される小学生が増加している。  韓国の小学生の間では、スマホゲーム内で通用する仮想通貨を手に入れようと、チャットアプリで見知らぬ大人と会話する子たちが増えているようだが、そこに付け込まれているのだ。その手口は巧妙で、まずは大人のほうから「キミの(チャットの)顔写真、かわいいね」と子どもたちを誘う。子どもたちはもっと点数を稼いで架空マネーを手にしようと、自分のプライベート写真や動画などを送信。そして会話が盛り上がった頃に「裸やアソコの写真もみたいな。誰にも見せないから撮って送ってみてよ。ボーナスははずむから」と言われれば、仮想通貨欲しさに、つい言われた通りにやってしまうというわけだ。  また、ビデオ通話の途中、「トイレに行っておなかの下の部分を見せて」と要求され、何もわからない子どもにわいせつな行為をさせるケースもあるという。被害者の小学生たちは、自分が性的搾取されているとの認識もなく、その要求に応じてしまうのだ。しかも最悪の場合、相手から「会わないと、今までの画像をネットにばらまくぞ」と脅迫され、性行為を強要されることもある。  実際、今年3月には、SNSを通じて女子小中学生300人を脅迫してわいせつ画像や動画を撮らせ、性行為を強要した20代のアルバイト男性が逮捕された。この男はカカオトークなどのメッセンジャーアプリを使って、9~15歳の少女たちに接近。すでに入手していたほかの被害者の顔写真を送って「私もあなたと同じ年」と同世代であると偽り、恋愛相談などを持ちかけながら新たなわいせつ画像や動画を撮らせ、それをまた別の女子生徒を誘う餌にしては被害者を増やしていた。そして最終的には性行為を強要し、応じなければ過去の画像や動画をネットにばらまくと脅迫したという。脅された小学生が母親に相談。警察に通報したことで逮捕となったが、この手の被害に遭った小学生たちはもちろん、親たちは画像がネット上にばらまかれてしまうのではないかと、今も不安におびえているという。  しかも、この手の事件は処罰も難しいのが現状である。画像や動画の撮影だけでは、強要罪に問えないのだ。そのやりとりの中で、加害者の要求を被害者が拒否したわけでもないので、性的搾取には当てはまらないという判決が出たこともある。しかも、加害者のIDは偽名であること多く、追跡不可で立証すらできないのが最大の難点であるのだ。  韓国の児童ポルノ法である「児童・青少年の性保護に関する法律」は近年、厳しく強化されているが、その抜け穴を突くようにして増えている、スマホを悪用した小学生の性的搾取。韓国の小学生たちは自分たちが持つスマホが、彼らの新たな欲求不満解消法になっていることに早く気づくべきなのだが……。 (文=李ハナ)

ある日突然、産んでいないはずの“息子”が出現! 中国・体外受精をめぐるミステリー

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体外受精で2人の娘と1人の息子を授かった王さん
 中国出身で香港在住の大金持ちのおばちゃん・王さんは今、あることに悩んでいる。自分では産んでいない「息子」がある日突然、目の前に現れたが、その子どもには戸籍がないため、学校に通えないのだ。上海の地元紙「澎湃新聞」(9月4日付)が伝えた。  王さん本人が同メディアに伝えたところによると、彼女は深センの病院に勤務する張医師と同意の下、体外受精によって2人の娘をもうけた。その後2人は別れたが、5年たったある日、王さんは知らない女性から突然、おかしな電話を受ける。 「生後8カ月になる、あなたの息子が、私のところにいる。10万元(約200万円)払って、引き取ってほしい」  その女性が送ってきた子どもの画像を見ると、確かに自分の親戚の子どもにそっくりだった。自分の息子だと確信した王さんは、子どもを引き取ることにした。念のためDNA鑑定をしてみると、99.99%で母子の関係という結果が出た。  王さんは「自分の卵子は張医師との間にしか受精させていない。子どもが自分と母子の関係であるならば、父親は張医師のはずだ」と主張。しかし、相手の張医師は一貫して認めない。そのため、王さんは張医師を訴えたが、裁判所は張医師が男児の父親である証明となるものがないと、王さんの訴えを棄却した。  しかし、なぜこんな複雑なことが起こったのか?  2人の出会いは2000年、王さんは不妊症を疑って病院に通院していた。そんな中、不妊治療の専門医である張医師と知り合う。王さんいわく、「当時、私はかなりの美人だったし、億を超える資産を持っていたの。病院を出る時、張医師は視線で私を誘惑してきたわ」。検査の結果、王さんには先天的な不妊原因があり、卵細胞は正常であるが、受精しても着床しないことが判明した。  王さんはその後、張医師から自分と子どもを持たないかと提案され、同意。同棲を開始し、豪邸を購入した。ほどなく2人は体外受精のプロセスに入り、01年には代理母が無事に長女を出産。2年後の03年には受精卵を王さんの体に戻し、自ら次女を出産した。  しかし、次女が誕生してから張医師との関係は悪化。すると、しばらくして張医師は失踪してしまう。
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右が王さんの若かりし頃の写真だというが……。まるで別人のようだ
 そんな紆余曲折を経て5年後、自分が産んでいないはずの「息子」が突然、目の前に現れたのであった。  12年、王さんは張医師に男児を認知するよう再度訴えるとともに、DNA鑑定を受けるよう裁判所に提訴。しかし、資料が不十分であると棄却された。中国の規定では受精卵は永久保存されなければならないため、王さんは自分が体外受精を受けた、すなわち張医師が勤務していた病院で証明を受けようとした。しかし病院側は「王さんが自分ですべて持ち出したと記録されている」と回答。王さんは、息子は張医師が勝手に受精卵を持ち出し、代理母に産ませた子どもであると考えているが、それを証明するものが何もないのだ。  息子はすでに7歳になった。張医師が財産目当てで王さんに近づいたことは明白だが、なぜ体外受精で3人の子を産ませ、うち1人の男児については王さんに隠さなければいけなかったのか、真相は藪の中だ。 (取材・文=ルーシー市野)

偽ギプス、休日出勤など、あの手この手……韓国“秋夕うつ”は嫁だけじゃなかった?

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イメージ画像 Photo By Republic of Korea from Flickr.
 今年も9月26~29日まで“秋夕(チュソク)”の大型連休に突入した韓国。秋夕といえば、日本のお盆休みと同様、全国に散らばった家族が故郷へ戻り、家族や親戚一同で食卓を囲みながら楽しい時間を過ごすのが一般的なのだが、近頃、秋夕を苦痛と感じる韓国人がどんどん増えているという。  昔から、韓国の既婚女性にとって秋夕はストレスでしかなかった。夫の実家に帰省し、一日中料理を作り、膨大な量の皿洗いをこなさなければならない。おまけに、姑や小姑、さらにはその親戚連中からの嫌みに耐えたり気を使ったりと、精神的にも疲れる。ある調査によると、秋夕連休明けの離婚率は普段の20%、夫婦ゲンカは60%も増加するらしい。そんなこともあって、最近の韓国の若妻たちは、手段を選ばず、秋夕ストレスから必死に逃れようとしている。  例えば、昨年から人気なのが「偽ギプス」。もともとハロウィーンなどのパーティーグッズなのだが、これを腕や足に付けて帰省し、家事ができないふりをするというもの。まるでコメディドラマに出てきそうな話だが、実際にお正月や秋夕時期になると20~30代女性からの注文が殺到、売り上げが2倍にアップするという。ネット上には「前回使ってしまったので今回は無理ですが、まだ使ったことのない方はぜひオススメ!」といったコメントが並び、中には「旦那さんと一緒に付けて『帰省の途中、事故に遭った』と言えば効果100%」というアドバイスも。ちなみに、帰省時の長距離ドライブが負担になる夫自ら購入する場合もあるそうだ。  また、帰省そのものを避けるために、休日出勤を申し出る女性も多い。ソウルの某総合病院では、今年の秋夕休み中の当直のほとんどが、既婚の女性医師や看護師になっているという。連休中1日でも当直勤務をすれば、それを言い訳に帰省せずに済む。連休中、上司は出社しない確率が高いので、大手企業に勤める既婚女性たちには「夫の実家に行くより、休日出勤したほうが気は楽」という認識が広まっているらしい。  秋夕がつらいのは、既婚者だけではない。最近は、フィギュアやぬいぐるみ、ゲーム機など、大事なコレクションをめぐって親戚とトラブルになる未婚男女も多いという。甥っ子・姪っ子に泣きながらコレクションの一部をねだられると、「たかがおもちゃでしょう、譲ったらどうだ」と親戚に言われ、ブチ切れてケンカになることも。ネット上では「ジョカモン(甥っ子とモンスターの合成語)」という新語まで誕生し、“ジョカモンからコレクションを守る方法”といった書き込みがあふれているほどだ。  いくら親戚とはいえ、年に1~2回しか顔を合わせないのに、プライベートなことをしつこく問われるというのは、もはや珍しい話でもない。今年、韓国のTwitterでは、周りに不愉快な気分を与える言動を慎もうという「秋夕マナーキャンペーン」まで行われている。バイトや勉強を理由に帰省しない若者も多く、ある大手外国語スクールが、連休中「秋夕避難場」と名付けた勉強ルームをオープンし、無料で場所と食料を提供したところ、始まる前から大好評だった。秋夕を苦痛に感じるのは、主婦だけでなく若者も同じらしい。韓国の秋夕風景は、この先、ますます変わっていきそうだ。 (文=李ハナ)

越境EC愛好家に激震……海外からおもちゃの銃を購入した中国人少年が、武器密輸容疑で無期懲役に

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逮捕時、自らが購入したモデルガンを指さす少年。
 日本製品をはじめ、海外で販売されている製品をネットで購入する「越境EC(Electronic Commerce)」が普及する中国。昨年、越境ECによって海外から中国に持ち込まれた製品の総額は、日本円にして1兆円以上に達している。  そんな中、越境ECで台湾からある玩具を購入した四川省に住む19歳の少年が、武器密輸を行ったとして一審で無期懲役の実刑判決を受け、高等裁判所が上訴を退けたことから刑が確定した。  9月21日付の「南方都市報」などによると、少年が購入したのはモデルガン24丁。2013年8月にQQチャット(中国語圏の人々のためのチャット)を通じて台湾人から購入したという。14年8月、福建省厦門の税関からやってきた職員に逮捕、連行されていた。  少年は幼い頃から玩具の銃が好きで、18歳で軍に入ることを夢見ていた。数学で校内1位になるなど成績も良かったが、いじめに遭い、中学2年生の時に退学を余儀なくされた。  父親は「昔から私らの世代は、狩猟用の空気銃で鳥や動物を撃っては捕まえて食べていた。息子がモデルガンでやることといえば、サバイバルゲームもどきの遊びか、家に置いてコレクションするぐらいのものだ」と、無実を訴えている。  少年の弁護士も、過去に広州でモデルガンを販売していた男が10年の実刑判決を受けたものの、5年にわたって無実を訴え続け、6回に及ぶ再審を経て、最終的に検察側が証拠不十分で起訴を取り下げたことを先例として挙げている。  だが、24丁のモデルガンのうち、20丁は人の生命に危険を及ぼす威力がある空気銃だったとされている。1丁は威力の有無の判定ができず、残りの3丁のみが人にほとんど障害を与えないエアソフトガンの範疇であるとして、玩具と判定された。「本人に自覚があったかどうかにかかわらず、その威力からすれば武器の密輸と疑われても仕方がない」というのが、司法の見方のようだ。
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「趣味」というには購入量も金額も大きすぎたことが、嫌疑の一因となったようだ。
 また、24丁のモデルガンはウォーターサーバーの中に隠して送られてきており、台湾、厦門、泉州、金門などを転々とした後、14年7月15日に通関手続きが取られた。同22日に税関職員によってモデルガンが発見され、翌8月31日に少年を逮捕するに至ったが、経路や送り方の不自然さも疑われる要因となったようだ。さらに、商品価格と諸費用は合わせて3万540元(約57万円)に及んでいる。少年の父親は1日150元(約3,000円)の日雇い労働者で、母親も1日80元(約1,600円)の清掃員だ。生活水準を考えても簡単に支払える金額ではないため、少年もしくは両親がどのように支払いを行ったのかにも疑惑の目が向けられている。  中国は二審制だが、今月初旬、高等裁判所に当たる福建省高級法院は上訴を退け、一審判決が確定した。  越境ECをめぐっては、モデルガン以外にも中国で禁止されている薬物や有害図書を海外から個人輸入して処罰されるケースが増えている。同時に、中国税関は、9月1日より海外から旅客によって持ち込まれる手荷物や、郵送品の開封検査を厳格化しており、ネット上で繰り広げられてきた中国人の海外製品爆買いにも、影響を及ぼすことになりそうだ。

フォルクスワーゲンも走る北朝鮮に、電気自動車をしのぐ“究極のエコカー”があった!

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交通量が多い平壌市内
 ドイツ・フォルクスワーゲンの排ガス規制逃れが、大問題となっている。閉鎖的な国家体制のため、世界的な影響を受けにくい北朝鮮でも一応、同社車両は輸入され、都市部の富裕層が乗り回している。だが、ディーゼル車は少なく、さらに当局は排ガスを意識しないため、大した影響はないそうだ。そもそも各国の厳しい環境基準が招いた同社の不正だが、北朝鮮にはガソリンや軽油はおろか、電気自動車をもしのぐ究極の“エコカー”が活躍しているらしい。驚きの現状を、中国と北朝鮮の国境からのぞいてみた。  今も昔も北朝鮮では、党幹部や軍幹部といった、コネと力の強い階層しか車に乗ることが許されない。一頃は日本車がステータスだった北朝鮮のカーライフだが、5年前に故・金正日総書記から「日本車を使うな」という鶴の一声があり、トラックやバスといった業務用車両以外は、欧州車や韓国との合弁で平壌郊外に工場がある「平和自動車」という国産車に代わった。
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今にも切符を切りそうな女性警察官
  「このところ、中国との商売で儲けた富裕層によるマイカー所有が増えた。結果、平壌市内の交通量は飛躍的に増えた。昔は女性警察官による手信号が平壌の名物だったが、今はすべてLEDの信号になっている」と証言するのは、親戚訪問で毎年訪朝しているという在日朝鮮人の男性だ。  数年前、金正恩第1書記が交通事故に巻き込まれそうになったこともあり、今度は正恩第1書記の鶴の一声で取り締まりが強化され、いま平壌市内では、手信号廃止による余剰人員の交通警察官により、違反キップが切られまくっているそうだ。 「特に道路脇への停車禁止違反が厳しい」(同)といい、好き勝手な場所で車の乗り降りはできない。  こうした交通量の増加は、あくまで平壌だけの話。地方では“元祖”エコカーが今も現役だ。  田舎に行くと「木炭トラックが走っている。煙がひどく、故障率が高い」(同)。荷台に木炭をくべる内燃機関を搭載し、木炭が燃えることで一酸化炭素と水素ガスを燃料にするもので、「木炭車とすれ違う際には、窓ガラスを閉めないときつい」(同)というが、燃料は木ゆえ、ちゃんと植林をすれば有効な再生可能エネルギーといえるかも?
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道路のど真ん中を突っ切る牛車
 さらに上をいくのが「牛車」だ。日本では平安時代ぐらいにメジャーな乗り物だったが、北朝鮮の地方部では今でも牛車が列をなすほどになっている。 「農機具や工事に使う重い物の輸送に使われている。現在、配給はロクにないので、北朝鮮の人々は生きていくのに必死。だから、物々交換や商売で活発な物流がある。そこに牛車が使われている」(同)
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 確かに、中朝国境付近で撮られた写真には、牛車による渋滞が写っている……。燃料は草と水、排出ガスはゲップとフンぐらい。ただ「法律で人が牛車に乗るのは禁止」(脱北者)なんだとか。牛車にも交通ルールとは、なんだか大変そうだ。