このところ、韓国ソウルの夜が物騒だ。 1月25日、暴行と恐喝、さらに公務執行妨害で無職の50代男が逮捕された。ホ容疑者の事件当日の様子は異常だった。22時30分頃、ソウル近郊の繁華街に繰り出すと、ビアホールの監視カメラを殴打するなど不審な行動を繰り返す。奇行を目撃したビアホールの女性オーナーが抗議すると、ホ容疑者は刃物で恫喝。オーナーはすぐに店内に逃げ込み、大事には至らなかった。 だが、ホ容疑者の凶行はここからが本番だ。彼はすぐ向かいにある食堂に何食わぬ顔で入店。女性従業員が出迎えると、いきなり彼女の頬を殴りつけ、蹴りを入れるなどの暴行を働き、「お前らが、俺の食事に麻薬を入れた」という謎の発言とともに、刃物で恫喝した。店内を逃げ回る女性従業員と、それを追うホ容疑者。阿鼻叫喚の地獄絵図と化した店内だが、警察が駆けつけたことによって、女性従業員は間一髪のところで難を逃れた。幸い、ほかの客にもケガ人は出ていない。 警察が駆けつけたことを知ったホ容疑者は、早々に店内から逃走。道路の真ん中で刃物を振り回して警察との大立ち回りを始めるも、2分ほど抵抗した末に逮捕。その際、警察官ひとりが脚に全治3週間のケガを負っている。 警察の取り調べによると、ホ容疑者は精神科病院に4度入院するほど精神を病んでいることが判明。「人命に被害をもたらす悪質な一件」として、犯行動機を引き続き調査している。 ちなみに翌26日には、ソウルの地下鉄1号線で男が刃物を振り回し、乗客を無差別に襲うという通り魔事件が起きている(参照記事)。2日続けて起きた“ナイフ男”たちの凶行に、ネット上では「こういうキチガイには、銃を撃って制圧できる許可を与えよう。危うく、警察官が死ぬところだった」「精神病者は、そのまま殺してしまえよ。クソみたいなバカが事件を起こすのがわからないのか?」といった、過激な意見が飛び交った。 夜のソウルで起きた事件は、これだけではない。さらに翌27日午前1時30分には、カラオケ店で店員が殺害されるという事件が発生。会計で13万ウォン(約1万3,000円)請求されたイ容疑者は、手持ちが3万ウォン(約3,000円)しかなかったため、「自宅に戻って、足りない分を持ってくる」と言って一度退店するのだが、戻ってきた彼は、自宅から持ち出した刃物で店員の胸を刺した。20分後、ほかの客が倒れている店員を発見し、病院に運ばれるが、ほどなくして死亡。イ容疑者は、犯行後すぐに自首した。 このほかにも、1月だけで深夜のソウル繁華街では「暴行」「性暴行」「金庫荒らし」などの事件が多発している。ソウルを訪れようと予定を立てている人は、用心に越したことはない。イメージ画像
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刃物男、通り魔、金庫荒らし……深夜のソウル繁華街は物騒すぎる!?
このところ、韓国ソウルの夜が物騒だ。 1月25日、暴行と恐喝、さらに公務執行妨害で無職の50代男が逮捕された。ホ容疑者の事件当日の様子は異常だった。22時30分頃、ソウル近郊の繁華街に繰り出すと、ビアホールの監視カメラを殴打するなど不審な行動を繰り返す。奇行を目撃したビアホールの女性オーナーが抗議すると、ホ容疑者は刃物で恫喝。オーナーはすぐに店内に逃げ込み、大事には至らなかった。 だが、ホ容疑者の凶行はここからが本番だ。彼はすぐ向かいにある食堂に何食わぬ顔で入店。女性従業員が出迎えると、いきなり彼女の頬を殴りつけ、蹴りを入れるなどの暴行を働き、「お前らが、俺の食事に麻薬を入れた」という謎の発言とともに、刃物で恫喝した。店内を逃げ回る女性従業員と、それを追うホ容疑者。阿鼻叫喚の地獄絵図と化した店内だが、警察が駆けつけたことによって、女性従業員は間一髪のところで難を逃れた。幸い、ほかの客にもケガ人は出ていない。 警察が駆けつけたことを知ったホ容疑者は、早々に店内から逃走。道路の真ん中で刃物を振り回して警察との大立ち回りを始めるも、2分ほど抵抗した末に逮捕。その際、警察官ひとりが脚に全治3週間のケガを負っている。 警察の取り調べによると、ホ容疑者は精神科病院に4度入院するほど精神を病んでいることが判明。「人命に被害をもたらす悪質な一件」として、犯行動機を引き続き調査している。 ちなみに翌26日には、ソウルの地下鉄1号線で男が刃物を振り回し、乗客を無差別に襲うという通り魔事件が起きている(参照記事)。2日続けて起きた“ナイフ男”たちの凶行に、ネット上では「こういうキチガイには、銃を撃って制圧できる許可を与えよう。危うく、警察官が死ぬところだった」「精神病者は、そのまま殺してしまえよ。クソみたいなバカが事件を起こすのがわからないのか?」といった、過激な意見が飛び交った。 夜のソウルで起きた事件は、これだけではない。さらに翌27日午前1時30分には、カラオケ店で店員が殺害されるという事件が発生。会計で13万ウォン(約1万3,000円)請求されたイ容疑者は、手持ちが3万ウォン(約3,000円)しかなかったため、「自宅に戻って、足りない分を持ってくる」と言って一度退店するのだが、戻ってきた彼は、自宅から持ち出した刃物で店員の胸を刺した。20分後、ほかの客が倒れている店員を発見し、病院に運ばれるが、ほどなくして死亡。イ容疑者は、犯行後すぐに自首した。 このほかにも、1月だけで深夜のソウル繁華街では「暴行」「性暴行」「金庫荒らし」などの事件が多発している。ソウルを訪れようと予定を立てている人は、用心に越したことはない。イメージ画像
中国人の次なるターゲットは高級ドライヤー!? 「爆買い仕掛け人」に聞く、日本のインバウンドの未来
昨年「ユーキャン新語・流行語大賞」も受賞するなど、日本人にとってすっかり耳慣れた言葉となった「爆買い」だが、そもそもどうして起きたのか? その背景をひもとく一冊の本が上梓された。『爆買いの正体』(飛鳥新社)だ。 著者は台湾人作家で、「爆買い仕掛け人」と称される鄭世彬(チェン・スウビン)氏だ。今年も春節の連休シーズンが到来し、中国人観光客の動向に注目が集まる中、鄭氏に爆買いや日本のインバウンドの今後について聞いた。 ――昨今の中国人の日本での爆買いぶりを見て、どう思われますか? 鄭 台湾人は、中国人よりも10年早く日本で爆買いをしていたんです。台湾の人口は中国の約60分の1なので、それほど目立たなかっただけなのですが。ですので、私は中国人の訪日ビザの取得要件さえ緩和されれば、いつかは今のような爆買いが巻き起こるだろうと予想していました。 もともと中華圏の消費者には、まとめ買いの習慣があるので、台湾人や中国人が、次いつ来られるかわからない日本で、ここでしか買えないもの、ここで買ったほうが安いものをできるだけたくさん買って帰ろうとするのは、自然なことだと思います。メディアでは、中国経済の停滞により、中国人の日本での爆買いもやがて鳴りを潜めるという見方もあります。しかし、中国人より先に日本で爆買いをしていた台湾人を例にするなら、その心配はないでしょう。台湾もここ十数年間、不況を経験し、人々の実質賃金が低下しましたが、日本での爆買いは減るどころか増えていますから。高級ブランド品などを買う人は減っても、家電製品や日用品、消耗品の爆買いは続くでしょう。 ――今後、中華圏からの旅行者の新たな爆買い対象となりそうな、日本製品やサービスは何かありますか? 鄭 これまで、台湾人や香港人に人気となった日本製品やお店などが、次に中国人に人気になるということが何度も起きている。例えば昨年には、高級炊飯器が中国人の爆買い対象となりましたが、台湾人や香港人の間では10年ほど前に人気でした。つまり、台湾人や香港人の日本での消費行動を見れば、中国人に次に売れる商品がわかるといってもいいでしょう。ちなみに今、台湾人に人気の日本製品といえば、美容家電。特に、パナソニックの高性能ドライヤーですね。今年の春節では、中国人にも大いに売れるかもしれません。 中華圏の消費者が、日本で買いたいのは、日本人に支持されている商品やサービスです。中国人の爆買いぶりが注目される中、日本の企業は中国人向けに特化した製品やサービスを売り出していますが、一部の日本初心者を除いて、広く支持されるとは思わない。想像してみてください。例えばヨーロッパにでも旅行に出かけて、日本語のメニュー表が外に張り出されていて、店員がペラペラの日本語で客引きしているようなレストランに、進んで入りたいでしょうか? 実際、日本を訪れる台湾人の中には、中国語が聞こえてこない店をあえて選んで買い物や食事をするという人も増えています。中国人があふれ返る銀座にも、台湾人はあまり行かないですね。「爆買い仕掛け人」の異名を取る、鄭世彬氏。
――中華圏からの旅行者に爆買いしてもらうためには、どうすればいいでしょうか? 鄭 そのあたりは本著に詳しく書いてあるのでご覧いただきたいのですが(笑)、ひとつ紹介するとしたら、パッケージデザインの工夫があると思います。例えば、日本の薬局で売られている医薬品には、中華圏で“神薬”などと呼ばれ、爆買い対象となっているものがあります。人気の理由としては、その品質や信頼性などが一番ですが、パッケージザインにも要因がある。中華圏の薬のパッケージは、いかにも薬品然としたかわいげのないデザインですが、日本の薬のパッケージは、まるでお菓子のような、ポップなものが多いですよね。日本語が読めない外国人は、そうしたかわいらしいデザインに思わず、パッケージ買いしてしまう人も多いんです。特に中華圏の人は、金や銀のキラキラしたデザインに弱いですね。 ――日本のインバウンドの可能性、課題などについて、思うところがあれば教えてください。 鄭 インバウンドは、確かに外国人が相手ですが、外国人仕様になってしまってはいけないと思います。ここ数年、毎月日本に来ているんですが、東京はだんだん日本らしさが失われている気がします。小売店では中国語のポップが多すぎですし、飲食店も過度に外国語対応が進んでいる。日本のインバウンドは、ここで一度、日本の本質に戻ってほしいと思います。一方、地方に行くと、まだまだありのままの日本が残っている。台湾人の間でも、観光地としてはメジャーではない日本の地方を訪れることが密かなブームとなりつつあります。今後は地方の魅力を伝えることが、日本のインバウンドの鍵となってくるのではないでしょうか。 ●チェン・スウビン 1980年、台湾台南市生まれ。日本製の医薬品や化粧品の情報発信を続ける日本薬粧研究家として、台湾・中国で11冊の本を上梓。「爆買い仕掛け人」と称される。上梓された鄭氏の著書のひとつ。注目の日本製の医薬品や化粧品が紹介されている。
“世界一の性産業大国”は韓国じゃなかった!? 海外遠征する売春婦急増で市場にブレ
韓国の性産業は世界一というイメージがあるが、実際のところはどうなのだろうか? それを教えてくれる興味深いデータが出た。先月、調査結果を発表したのは、全世界の不法取引市場を分析するアメリカ企業「Havocscope」。同社は、世界24カ国を調査し、各国の年間における性産業の規模と、1人当たりの性売買支出を出している。 1人が1年にどのくらい性売買にお金を使っているのか――。非常に興味深い調査だが、同社によると、韓国の年間1人当たりの性売買支出は、165ドル(約1万9,500円)となった。これは、第3位という結果。さすがに、性売買が合法となっている1位スペイン(372ドル)、政府が性売買産業を管理する2位スイス(291ドル)にはかなわなかったようだ。 ちなみにトップテンを見てみると、4位にドイツ(151ドル)、5位に日本(128ドル)と続き、以下6位ブルガリア(122ドル)、7位タイ(63ドル)、8位台湾(53ドル)、9位アイルランド(45ドル)、10位イスラエル(42ドル)となった。 続いて、調査対象国の性産業の規模を見てみよう。最も大きな規模であるとされたのは中国の730億ドルで、圧倒的1位。続いてスペインの265億ドルが2位で、3位に日本(240億ドル)、4位にドイツ(180億ドル)、5位にアメリカ(146億ドル)がランクインしている。韓国は120億ドル(約1兆4160億円)で、調査対象国の中では第6位となった。 そもそもの経済規模に差があるため、1人当たりの支出に比べると比較が難しいところもあるが、興味深いのは、今回発表された韓国の性産業の規模が、これまで自国で推定していた数字と大きな開きがあること。10年にソウル大の女性研究所が発表した6兆8600万ウォン(約6,860億円)の2倍以上となったのだ。 韓国の性産業の規模が大幅にブレた原因は不明だが、もしかすると韓国人売春婦の“輸出”が関係しているかもしれない。 というのも、10年10月の国会国政監査でキム・オギ議員が「韓国人女性10万人余りが海外で遠征売春を行っているにもかかわらず、政府の売春防止対策推進点検団の活動は不十分だ」などと発言している。彼女によると、“海外遠征”する韓国人女性は、日本に5万人、オーストラリアに2,500人、グアムに250人、その他ニュージーランド、中国、香港、米国などを合わせて10万人に達するという。また、韓国・女性家族部の発表によると、売春せざるを得なかった女性たちへの自立支援金(政府支出)は、04年に約3億円だったにもかかわらず、それから10年が過ぎた14年には、約13億円にまで膨れ上がっている。 1人当りの性売買支出は3位という結果だったが、海外遠征する売春婦の数を見る限り、やはり性産業大国というレッテルは間違ってはいないようだ。イメージ画像(「Thinkstock」より)
中国版「戸塚ヨットスクール」!? 14人の半裸児童の雪上軍事訓練に批判殺到
中国・南京市の運動場で奇抜なイベントが行われ、話題になっている。14人の子ども(3~12歳まで。うち3人は女児)が上半身裸になり、“雪上訓練”を行ったのだ。寒波で激しい積雪に見舞われた同市での、“虐待”とも取れるトレーニングの様子に、中国のネット上では激しく賛否が分かれた。 ミリタリー服に身を包んだ子どもたちは、雪の上を走らされたり、ほふく前進をやらされている。さらに、雪上で格闘技をしている写真もあり、軍事訓練さながらだ。主催者の呼びかけで中国全土から子どもたちが集まったというが、応募したのはもちろん、その父母たち。「医師によるアドバイスを受けた上で行った」と主催者は述べているが、子どもたちの写真を見る限り、かなり寒そうで、健康に良いはずはない。雪上訓練スタート! とにかく寒そうだ
寒さのあまり、不安そうな表情をする子どもたち……
この「戸塚ヨットスクール」顔負けのイベントを主催したのは、地元企業家の何烈勝氏。実は、彼には“前科”があった。2012年、暴風雪に見舞われた米ニューヨークで3歳になる我が子をパンツ一丁でランニングさせ、その動画をネットにアップ。この3歳児には「雪小弟」という名前がつけられ、何氏が「教育の一環」と発言したことから中国ネットが大炎上したのだ。へそに湿布を貼ってあるのは防寒のためだという。本当かよ?
何氏は自身を「鷹パパ」と名乗って独自の教育論を語るようになり、たちまち有名人に。いわく、「鷹は幼い頃、親鷹から谷底へ突き落とされるが、墜落しないよう必死に羽を使って飛ぼうとする。そうすることで、飛ぶことを覚える」のだそうだ。そんな鷹パパ式教育法に異を唱える声も多いが、同氏を慕う父母たちも少なくないという。中国版「戸塚宏」ともいえる何氏だが、12年9月には前述の息子を連れて富士山登頂も行い(この時は半裸ではなかった)、話題になったこともある。 今回のイベントは「売名行為」と見る向きも多いが、それにしても、本人の同意なしに雪上訓練をやらされた子どもたちは哀れである。 (文=五月花子)12年に富士山に登頂したときの様子。15時間かかったという
中国版「戸塚ヨットスクール」!? 14人の半裸児童の雪上軍事訓練に批判殺到
中国・南京市の運動場で奇抜なイベントが行われ、話題になっている。14人の子ども(3~12歳まで。うち3人は女児)が上半身裸になり、“雪上訓練”を行ったのだ。寒波で激しい積雪に見舞われた同市での、“虐待”とも取れるトレーニングの様子に、中国のネット上では激しく賛否が分かれた。 ミリタリー服に身を包んだ子どもたちは、雪の上を走らされたり、ほふく前進をやらされている。さらに、雪上で格闘技をしている写真もあり、軍事訓練さながらだ。主催者の呼びかけで中国全土から子どもたちが集まったというが、応募したのはもちろん、その父母たち。「医師によるアドバイスを受けた上で行った」と主催者は述べているが、子どもたちの写真を見る限り、かなり寒そうで、健康に良いはずはない。雪上訓練スタート! とにかく寒そうだ
寒さのあまり、不安そうな表情をする子どもたち……
この「戸塚ヨットスクール」顔負けのイベントを主催したのは、地元企業家の何烈勝氏。実は、彼には“前科”があった。2012年、暴風雪に見舞われた米ニューヨークで3歳になる我が子をパンツ一丁でランニングさせ、その動画をネットにアップ。この3歳児には「雪小弟」という名前がつけられ、何氏が「教育の一環」と発言したことから中国ネットが大炎上したのだ。へそに湿布を貼ってあるのは防寒のためだという。本当かよ?
何氏は自身を「鷹パパ」と名乗って独自の教育論を語るようになり、たちまち有名人に。いわく、「鷹は幼い頃、親鷹から谷底へ突き落とされるが、墜落しないよう必死に羽を使って飛ぼうとする。そうすることで、飛ぶことを覚える」のだそうだ。そんな鷹パパ式教育法に異を唱える声も多いが、同氏を慕う父母たちも少なくないという。中国版「戸塚宏」ともいえる何氏だが、12年9月には前述の息子を連れて富士山登頂も行い(この時は半裸ではなかった)、話題になったこともある。 今回のイベントは「売名行為」と見る向きも多いが、それにしても、本人の同意なしに雪上訓練をやらされた子どもたちは哀れである。 (文=五月花子)12年に富士山に登頂したときの様子。15時間かかったという
「未来のための合理的な選択」!? 国籍を放棄して、米軍に入隊する韓国の若者たち
格差が広がり、若者が生きづらいとされる韓国社会で、あるニュースがあらためて人々の注目を集めている。それは、多くの若者が韓国国籍を放棄し、米国籍を獲得するため、米軍に続々と入隊しているというものだ。 現在、米軍にはMAVNI(Military Accessions Vital to the National Interest)というプログラムがある。これは、米軍内で不足している言語に詳しい兵士と、医療系兵士を補充する目的で、外国人を募集するプログラム。2009年、LAタイムスの報道によれば、その中のいわゆる“語学特技者”として米軍に入隊した外国人兵士のうち、約30%が韓国人であり、他国に比べ圧倒的に多いという。 MAVNIプログラムに選ばれると、米国の市民権を得ることができる。本来、米国で永住権や市民権を獲得しようとすると、平均で6年の年月を要するが、同プログラムに入ることができれば、10週の基礎訓練後、すぐに市民権を得ることができる。そのため、韓国国籍を放棄して米国籍を取得しようとする、主に留学生に高い人気を誇っているのだそうだ。 韓国籍を放棄する若者たちは、何を考え、米軍に入隊するのだろうか? 米陸軍に服務中の20代男性のひとり、チョさんは次のように話す。 「僕は最初からMAVNIを念頭に、米国へ留学しました。市民権、医療保険など、韓国軍とは比べものにならない恩恵を受けられる。そもそも、国家とはサービスだと思います。携帯電話を購入する時、よりよいサービスを提供してくれる通信会社を選びますよね? それと同じです」 チョさんの発言には、韓国の政治家や教育者にとって耳の痛い指摘も多い。韓国メディアの「韓国という国家のサービスが足りないと思う理由は?」という質問に、チョさんは次のように答えている。 「僕は大学院進学を目標としていますが、韓国の大学院は教授の人脈と関連した不正が多い。公正で自由な米国で、自分の夢を存分にかなえたい」 チョさん以外にも、MAVNIに参加した多くの韓国人が韓国メディアの取材に応じているが、彼らは口をそろえて「未来のための合理的な選択だ」と話している。 現在、韓国の若者は、就職、結婚、出産などを放棄しなければならない世代という意味で「3放世代」や、それ以上に多くのことをあきらめなければならないという意味で「N放世代」と呼ばれている。 しかし、彼らの中にはそんな“みじめでかわいそうな若者”というレッテルを貼る祖国を簡単に見限り、新しい人生を勝ち取ろうという者も少なくない。米軍に入隊し、米国籍を取得しようという韓国の若者の動きは、その象徴的なもののひとつではないだろうか。そもそも、韓国にいても徴兵制で兵役に就かなければならない。同じ苦労をするならば、よりよいサービスを受けられる国に行ったほうがメリットは大きい。 これまで、韓国の若者たちは弱者または搾取される対象として語られてきたが、若者の流出が加速する現在、国力の低下とともに取り残されるのは、高みの見物をしていた年配世代や、既得権益層なのかもしれない。 (取材・文=河鐘基)米軍HPより
ホームレスに洋服をあげたら病院送りに!? 善人が損をする、中国“人心荒廃のスパイラル”
道に倒れている老人を助けた人が、逆に賠償請求されてしまうという例が相次いでいる中国で、再び「人助けリスク」を痛感させる事件が起きた。 広東省珠海市でホームレスに洋服を差し出した男性が、感謝されるどころか逆に暴行を受けて意識不明の重体となっているのだ。 台湾「中時電子報」によると、被害者は台湾出身の映像監督の林伯勛(リン・ボーシュン)氏。子どもに安全を呼びかける教育映画『宝貝、別害怕(ベイビー、怖がらないで)』製作のため、同地に滞在していたという。 林氏は1月16日、寒空の下で半袖で凍えているホームレスの男を見て心が痛み、自分の着ていたコートを差し出した。ところが、この行為を侮辱と受け取ったのか、男は持っていた鋭利な刃物で林氏を襲撃。さらに、林氏の所持品を奪い取った。 林氏は当初、意識がはっきりしており、自分で病院に駆け込み、4日後に退院したが、翌日に容体が急変。再び病院へ運ばれたときには意識不明となり、現在は植物状態で危険な状態が続いているという。 また、高額な医療費も台湾のネット民を驚かせている。林氏の家族の話では、一日の医療費が1万8,000元(約33万円弱)に及んでいる。治療を始めてすでに数日が経過していることから、林氏の家計は困窮状態に陥っているという。 中国のネット上では、林氏の回復を願うコメントが相次いだが、中には「中国でホームレスをしているやつは、趣味だったり仕事だったりする。本当のホームレスなんて、どこにもいない。仕事が終われば、普通の服に着替えるんだ」「善良な心を行動に移す必要はない」と、被害の発端となった林氏の行動を批判するような声もある。 中国社会にはびこる人心荒廃のスパイラルは、まだまだ続きそうだ。 (文=牧野源)意識不明の重体状態が続く、被害者の林伯勛氏
襲われたくなければ、短髪&重ね着を!? 韓国警察「性暴力犯を撃退する方法」がひどすぎる!
韓国警察が公式ブログに書き込んだ「性暴力犯を撃退する方法」が、ひどすぎると話題になっている。 1月末、韓国警察は公式ブログ「ポーリンラブ(polinlove)」に、「彼女が危険にさらされた理由は?」というタイトルの記事を掲載した。これは、警察庁が過去に起きた女性に対する性暴力の事例を挙げ、予防策を伝えようというもの。一見、とてもよい試みのようにも見えるのだが……。その中には、まるで冗談としか思えない内容がつづられていた。 「性暴力犯は、短髪より長い髪の女性を標的にしやすい。なぜかというと、長い髪のほうがつかみやすいから。逆に、短髪の人は標的になりにくい。女性の皆さん、これを機に、バッサリとショートヘアにするのはいかがでしょうか?」 確かにそのような統計があるのかもしれないが、「バッサリいっちゃえば?」という女性を軽んじる表現に対して批判が殺到した。女性と思われるユーザーからは「彼氏じゃあるまいし、何様のつもり?」「仕事しろよ、警察」など、かなり手痛い書き込みが相次いだ。 だが、記事はこれだけでは終わらない。 「セクシーな服より、脱がしやすい服を着た女性が標的になりやすい。たくさん重ね着して、性暴力犯の戦意を削ぎましょう!」 まるで襲われるほうに原因があるかのような言い回しは、「バッサリいっちゃえば?」発言よりもさらに多くの怒りを買った。ネットユーザーからは「蒸し暑い夏にも、性暴力犯を気遣って厚着しろというのか」「こういう警察の思考回路が、女性被害者が申告しにくい環境を作り、むしろ羞恥心を抱かせる要因になる」などと手厳しい、批判的な書き込みが相次いだ。 同ブログ記事はすでに削除されており、警察側は「不適切な表現があったのにもかかわらず、しっかり確認できなかった。似たような事例が起きないように努力する」と謝罪文を掲載している。 おそらく、警察ではネット文化に適応すべく、ポップな文体で情報配信を心がけたのだろう。その結果、期せずして一線を越える書き込みになってしまったに違いない。 なお、韓国警察は最近、相次ぐ汚職で評判が地に落ちている。2月に入ってからも、大邱地域の警察関係者が相次いで摘発されている。罪状も、収賄、公務秘密漏洩、犯人逃走ほう助、取り締まり情報漏えい、偽の石油販売など、犯罪組織顔負けのラインナップである。ヘタなブログでイメージ改善に努めるよりも、襟元を正すのが先決だといえそうだ。 (取材・文=河鐘基)慶南警察署ブログより
SEXなし1日2万円でも「実家の親を安心させたい」中国・春節で“レンタル彼女”大流行!
今年も春節(旧正月)を迎えた中国だが、一風変わったサービスがはやっているという。結婚適齢期が迫り、春節で帰省するたびに両親から「結婚はまだか」と催促をされる独身の男女の間で、里帰りに同行して彼氏や彼女を演じてくれる「レンタル恋人」を利用する人が増えているというのだ。香港紙「東方日報」(2月3日付)などが報じた。 春節が差し迫ったこの時期、レンタル価格は1日当たり1,000~1,500元(約1万8,000~2万7,000円)と高騰中だ。前掲紙によると、広東省のIT企業に勤める30歳のある男性は、実家にいる父母から結婚を催促されるのを避けるためにレンタル彼女を利用することを決意。男性は「彼女いない歴5年」で、SNSを通じて「親戚や友達と、うまく話を合わせられる人」を募集したという。1日当たりのレンタル料相場が1,000元と、サラリーマンからすると高めだが、いまだに応募してくる女性はいないという。 一方で、詐欺被害に遭う男性もいる。同じくIT企業勤めの28歳の独身男性は、今年の春節には、ついに親から「彼女を連れてこないなら、家に帰ってくるな」とまで言われてしまった。そこで、彼はレンタル恋人でその場をしのごうと考えた。結んだ契約は7日間。報酬は1日1,000元で、食費、宿泊費、交通費などは男性が負担する。男性は3,000元(約5万4,000円)を前払いしたあと、遠方からやってくるレンタル彼女のために飛行機のチケットを手配し、空港で会う約束をした。しかし出発4時間前に連絡があり、女性が「スクーターに衝突されて足を痛めたので、一緒に行けない」と言いだした。契約をほごにした場合、前金を返金するはずだったが、女性からは返金されず、そのまま連絡が取れなくなったという。 「レンタル恋人は専用のサイトを通じて応募したり、SNS上で個人間でやりとりするパターンがある。求められる条件は、コミュニケーション力が高く、50~60代の家庭がよく見るテレビドラマの内容など、話題になりそうな知識に精通していること。また、レンタル彼女は期間中、男性の実家で家事手伝いをしたり、朝の運動や買い物にも付き合わなければいけない。宴会などアルコールを飲む必要のある場合、ビール一杯につき日本円で約300円など追加料金を設定しているケースも多い。もちろんですが、レンタル彼女と性交渉することはできません」(北京市在住の日本人駐在員)レンタル彼女の募集サイト。まるで出会い系サイトである
一方、専門の仲介サイトは、ここ数年で急増中だ。150~300元(約2,700~5,300円)の仲介費用を支払うと、1週間以内に条件に見合った彼氏・彼女をレンタルすることができる。サイトに登録している女性は自身の職業を明記するよう義務付けられており、「モデル」「役者」「ホワイトカラー」などの項目があるという。 あるレンタルサイトの運営側によれば、春節時期はレンタル人材が枯渇しており、1日あた当たり1,200元だったレンタル費用が1,500元にまで値上がりしているとか。一方で、女性側にも強姦リスクなどがあり、警鐘を鳴らす専門家もいる。 中国ならではのサービスだが、もし実家の父母がレンタルだと知ったら、さぞかし悲しむことだろう。 (取材・文=棟方笙子)「実家の父母を安心させたいので、一緒に帰省してくれる女性を募集」と掲げた紙を持つ独身男性












