韓国芸能界の“性上納問題”がついに決着!? 有名女優の無罪判決に違和感

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 ソウル地方警察庁国際犯罪捜査隊は2月23日、芸能人などの性売買をあっせんした容疑で、芸能プロダクション代表のカン容疑者(41)と社員のパク容疑者(39)を逮捕したと発表した。両容疑者は、同社所属の24歳女性など2人を在米韓国人Mにあっせんし、昨年5月に米ロサンゼルスで性行為をさせた容疑がかけられている。その際、カン容疑者らはMから2,200万ウォン(約220万円)を受け取ったという。  実はこのカン容疑者、性売買をあっせんしたとして2014年8月に懲役6月を言い渡され、15年2月に満期出所したばかり。同じ容疑で再逮捕となったわけだが、それよりも前科のほうに注目が集まっている。  カン容疑者が前回、とある資産家にあっせんしたのは、女優ソン・ヒョナ。1994年のミスコリア選抜大会で3位となり、芸能界デビューした女優だ。05年の映画『秘愛 Secret Love』などで主演を務めており、日本では時代劇『イ・サン』にも出演していた女優として知られている。そんなヒョナは、09~10年にかけて資産家と性的関係を持ち、5,000万ウォン(約500万円)を受け取ったとして、13年12月に起訴された。その資産家にヒョナをあっせんしたのが、カン容疑者だ。ヒョナは一審、二審で有罪判決を言い渡され、有名女優から一転、“売春芸能人”の汚名を着せられることになった。
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無罪判決が出たソン・ヒョナ
 しかし、ヒョナは売春を否認し続け、最高裁では「5,000万ウォンは受け取ったが、対価性はなかった」と主張。売春ではなく、結婚を前提にした付き合いだったという主張を押し通した。そして、カン容疑者が再逮捕される直前の今月18日、事実上の無罪を勝ち取っている。  最高裁の判決を見ると、ヒョナが無罪となった理由は「不特定多数」の男たちと性的関係を持つ意思がなかったからだという。この最高裁の判決を受けたある芸能プロダクションの代表は、韓国メディアにこう話す。 「現実として、芸能人とスポンサーの関係にはさまざまな形態がある。これまでは、芸能人とスポンサーが愛人契約を結んだ場合、性売買として罰せられてきたが、今回は“不特定多数”と関係を持っているわけではない。判決を見る限り、今後は売春とはならないのではないか」  カン容疑者が再逮捕されたことで、ヒョナの無罪判決は、より一層注目を集めている。もしかしたら、長らく韓国芸能界につきまとう“芸能人の性上納問題”は、「法律的に罰せられない」という違った意味での解決を迎えるのかもしれない。

韓国芸能界の“性上納問題”がついに決着!? 有名女優の無罪判決に違和感

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 ソウル地方警察庁国際犯罪捜査隊は2月23日、芸能人などの性売買をあっせんした容疑で、芸能プロダクション代表のカン容疑者(41)と社員のパク容疑者(39)を逮捕したと発表した。両容疑者は、同社所属の24歳女性など2人を在米韓国人Mにあっせんし、昨年5月に米ロサンゼルスで性行為をさせた容疑がかけられている。その際、カン容疑者らはMから2,200万ウォン(約220万円)を受け取ったという。  実はこのカン容疑者、性売買をあっせんしたとして2014年8月に懲役6月を言い渡され、15年2月に満期出所したばかり。同じ容疑で再逮捕となったわけだが、それよりも前科のほうに注目が集まっている。  カン容疑者が前回、とある資産家にあっせんしたのは、女優ソン・ヒョナ。1994年のミスコリア選抜大会で3位となり、芸能界デビューした女優だ。05年の映画『秘愛 Secret Love』などで主演を務めており、日本では時代劇『イ・サン』にも出演していた女優として知られている。そんなヒョナは、09~10年にかけて資産家と性的関係を持ち、5,000万ウォン(約500万円)を受け取ったとして、13年12月に起訴された。その資産家にヒョナをあっせんしたのが、カン容疑者だ。ヒョナは一審、二審で有罪判決を言い渡され、有名女優から一転、“売春芸能人”の汚名を着せられることになった。
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無罪判決が出たソン・ヒョナ
 しかし、ヒョナは売春を否認し続け、最高裁では「5,000万ウォンは受け取ったが、対価性はなかった」と主張。売春ではなく、結婚を前提にした付き合いだったという主張を押し通した。そして、カン容疑者が再逮捕される直前の今月18日、事実上の無罪を勝ち取っている。  最高裁の判決を見ると、ヒョナが無罪となった理由は「不特定多数」の男たちと性的関係を持つ意思がなかったからだという。この最高裁の判決を受けたある芸能プロダクションの代表は、韓国メディアにこう話す。 「現実として、芸能人とスポンサーの関係にはさまざまな形態がある。これまでは、芸能人とスポンサーが愛人契約を結んだ場合、性売買として罰せられてきたが、今回は“不特定多数”と関係を持っているわけではない。判決を見る限り、今後は売春とはならないのではないか」  カン容疑者が再逮捕されたことで、ヒョナの無罪判決は、より一層注目を集めている。もしかしたら、長らく韓国芸能界につきまとう“芸能人の性上納問題”は、「法律的に罰せられない」という違った意味での解決を迎えるのかもしれない。

“魚肉ソーセージ衣装”で話題の韓国ガールズグループメンバーに、ピンク映画出演の過去発覚!

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 韓国のガールズグループのメンバーが過去、ピンク映画に主演していたことが明らかになった。渦中の人物は「SIX BOMB」のハンピッだ。  SIX BOMBは、2012年に6人組ガールズグループとしてデビューするも、メンバーの脱退が続き、15年1月に新メンバーを迎えて再出発。ソア、ダイン、ユチョン、ハンピッの4人組となり、同5月には「第1回忠州(チュンジュ)アジア・フェスティバル」の広報モデルを務めたり、中国で2カ月連続公演を実施したりするなど、着実にその知名度を上げていた。ファンが、ラッシュガードやレギンスを身に着けた彼女たちのセクシーな姿をSNSなどにアップすることが話題となり、“チッケン・ドル”(「ファンたちが直接アップするアイドル」という意味)としても知られている。  今月19日にはニューアルバム『10年だけ待ってよ、ベイベー』をリリース。だが、超密着型のタイトなピンクレオタードの衣装が「魚肉ソーセージみたい」と不評を買い、放送通信審議委員会からも「衣装が扇情的だ」として「着用放送不可」判定を受けるなど、何かと話題を集めていた。  そんな中で最年少メンバーのハンピッが、過去にピンク映画に主演していたことが発覚。波紋を呼んでいる。彼女が主演したのは、昨年に青少年観覧不可判定を受けた『悪い授業』という作品。父親との関係の悪さから世の中の男性たちを拒否するようになった娘と母、そして彼女たちと濃密な関係になる男子美大生を描いた映画だが、ハンピッは劇中で主人公の女子高校生役を演じ、黒いブラジャー姿で男性を誘惑したり、素足を舐めさせようとしたり、ベッドシーンもあったことから注目の的になった。所属事務所は「撮影はSIX BOMB加入前に行われた」と弁明しているが、現役アイドルがピンク映画に出演していたというニュースの破壊力は絶大だ。各メディアがこの事実を一斉に報じたことで、SIX BOMBとハンピッの名は、さらに有名になってしまった。
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くだんのピンク映画ポスター
 もっとも、ピンク映画に出演したガールズグループ出身者はハンピッが初めてではない。人気ガールズグループ「Dal★Shabet」のメンバーだったビキは、12年1月にグループから脱退、女優に転身後、14年からは精力的にピンク映画で主役を張っている。ビキは制作サイドから「役者として認知度を高めるキッカケに」と口説かれてピンク映画に進出したというが、「女優に転身するも伸び悩むガールズアイドルの最終手段」と見るネット民も多い。それだけに過去の仕事とはいえ、現役アイドルのピンク映画出演発覚は、韓国のファンたちに少なからずショックを与えている。  ちなみにSIX BOMBとハンピッは、「魚肉ソーセージ」と酷評された衣装をチェンジして活動を再開中。各テレビ局の歌番組に出演しているが……。

話題の美少女ゲーム『竹島だっかーん!』よりひどい!? 小泉元首相も登場する『不滅の李舜臣』とは

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『竹島だっかーん!』より
 2月22日の「竹島の日」を迎え、日本でユニークなPC用ゲームが発表された。その名も『竹島だっかーん!』。「竹島はるか」と呼ばれる美少女主人公を中心に、「リショーバン大王(韓国の初代大統領・李承晩のこと)」らを倒して竹島を制圧するという内容となっている。  ゲーム開始画面には、「この作品はフィクションニダ。実在する団体、人名、国家などとは一切関係ない純粋なコリエイトによるウリジナルニダ」などと注意書きが出るが、韓国の実在の人物や歴史との関連は深い。例えば、リショーバン大王は「亀甲船」という韓国の歴史上の戦闘船に乗っているし、朝鮮王朝末期の閔妃(びんひ=明成皇后)も登場している。  一時はアクセスが集中し、ダウンロードできない状況となったこのゲームに、韓国メディアは敏感に反応。「日本、“竹島奪還”ゲームを発表…内容を見ると“鬱憤”」「“竹島を奪え”…竹島の日を記念した日本のゲームに、議論」「日本の竹島侵略ゲーム」などと報じている。SBSニュースでは、「やるほどに怒りが沸くゲーム」として、露骨に批判。当たり前のことだが、韓国メディアにはいずれも否定的な論調ばかりが並んでいる。  韓国ネット民の反応を見ると、「アメリカの庇護を受けている奴らのくせに……。竹島は韓国のものだ」「竹島よりも尖閣に神経を使え!」「本当に歴史を知らないんだな」などとお怒りモードの人もいるようだが、また違った反応を示す人たちも多い。  それは、「『不滅の李舜臣』とは何が違うの?」という声だ。
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『不滅の李舜臣』より
 これは、2004~05年にかけて放送された全106話の時代劇『不滅の李舜臣』(KBS)を題材にしたフラッシュゲームのこと。内容は、竹島に侵攻してきた日本人たちを朝鮮王朝の将軍・李舜臣が成敗していくというものになっている。基本的にはアクションゲームだが、ザコを片付けた後に現れるボスとは、竹島に関するクイズで勝負する仕様となっている。  誰が作ったかもわからないフラッシュゲームであるため作りは粗く、幼稚なものだが、敵キャラが異様。小泉純一郎、高野紀元(元駐韓大使)などが次々と登場しており、しかも顔は実写の切り抜きというふてぶてしさ。建前でも「実在の人物とは関係がない」とうたっている『竹島だっかーん!』に比べると、露骨に日本を蔑視するゲームとなっているのだ。  日本の『竹島だっかーん!』によって、局所的に再注目を浴びているゲーム『不滅の李舜臣』。今後、対抗策として『不滅の李舜臣vol.2』が出るかもしれない!?

「韓国で整形するとヘビ女になる!?」中国“美容整形難民”たちが、今度は日本へ?

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中国国内で二重の整形手術を受けて失敗した女性。国内では、こうした事故が後を絶たない
 日本政府観光局の発表によると、2015年に日本を訪れた中国人観光客の数はおよそ500万人に達し、彼らが日本で消費した金額は約1兆4,000億円にまで膨れ上がったという。そんな中、中国人の爆買いブームの次に予想されるのが、ずばり日本での「美容整形ブーム」だ。
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韓国での整形手術に失敗し、顔がゆがんでしまった女性
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中国広州市内の病院で美容整形をした17歳の少女だったが、失敗して一気に老けてしまったという
「参考消息網」(2月16日付)によると、中国美容協会がこのたび、14年度の中国国内での美容整形市場のデータを発表した。同年、中国国内で美容整形を行った人数は約700万人に上り、市場規模は4,000億元(約6兆8,000億円)以上になることが明らかになった。香港紙「南華早報」によると、中国国内での美容整形業界は今後世界3位のビッグビジネス産業となることを予想、19年には8,000億元(約14兆円)市場にまで成長すると報じている。
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昨年、日本でも話題になった中国の15歳少女。整形を繰り返した末、ネット上ではヘビ女と揶揄されている
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韓国アイドルに憧れて整形を繰り返した中国人男性
「中国では、韓国アイドルの影響を受け、『オルチャン(韓国語で美女を指す)メイク』と呼ばれる韓国式化粧がブームとなっていました。それにより、韓国アイドルのような顔を求め、韓国への美容整形旅行も大人気でした。ところが、ここ2~3年で大きな変化が起こったんです。それは、韓国で美容整形を受けると、みんな同じような顔になってしまうこと。『蛇精女(ヘビ女)みたいな顔になる』と、ネット上でも広まりました。さらに、美容整形による死亡事故の多発もあり、技術的にも安全な日本で美容整形を受けようとする人が急増しているのです。今後、日本への美容整形ツアーも、多数登場するでしょう。日本の整形技術のほうが、韓国より自然な仕上がりになると、ネット上でも高評価です」(上海在住のフリーライター)  中国では美容整形は比較的新しい産業で、事故やヤブ医者も多い。今後、技術の高い日本の美容外科クリニックに中国人女性が押しかける日も近いだろう。 (文・写真=青山大樹)

漫画をテーマにした日本映画祭開催に日本オタクたち歓喜も、韓国映画界では反日映画がヒット中!?

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JFFで公開予定の『バクマン。』
 来る3月、韓国で「第1回 Japan Film Festival」(JFF)が開催される。その名の通り、日本映画祭だ。  韓国といえば、釜山国際映画祭をはじめ、さまざまな映画祭が年に何度も開かれる、映画好きの国。日本映画祭は過去にも何度かあったが、今回初開催となるJFFは、とりわけ韓国の若い日本オタク層をターゲットにして注目を集めている。「隠していたオタク心を探して」「注意! 出口のないオタク入門」といった露骨な宣伝文句が目を引き、ネットで反響を呼んでいるようだ。  というのも、今回のスペシャルテーマは「日本の漫画」。上映ラインナップには、漫画原作の『バクマン。』『ヒロイン失格』『アオハライド』『猫なんかよんでもこない。』『ピース オブ ケイク』といった話題作がずらりと並ぶ。ほかにも、韓国にファンが多い広末涼子主演の『はなちゃんのみそ汁』や、韓国ではもはや日本映画のクラシックともいえる『バトル・ロワイアル』『いま、会いにゆきます』『かもめ食堂』なども再上映。意外としっかりしたラインナップに、早くも大きな期待が寄せられている。 「こういうのを待ってた! 企画から面白い。これまで隠れて生きてきた我々日本オタクも、大ハシャギしようじゃないか!」「気になっていた作品ばかりで驚いた。どの作品も韓国で公開されるかどうか確信がなかったけど、わざわざ日本に行かなくても見られるのはホントありがたい」といった具合だ。  とはいえ、この映画祭の開催については、若干疑問も残る。韓国では今、岩井俊二監督の『Love Letter』や、アニメ映画『時をかける少女』が再上映されてはいるが、これはあくまでもレトロブームの延長線だ。しかも、1999年の公開当時観客動員数120万人を超えた『Love Letter』は別格としても、2010年以降に韓国で公開された日本映画で観客数100万人を超えた作品はひとつもない。ジブリ作品や国際映画祭で評価された作品でもない限り、日本映画はまだまだ日本オタクや一部映画マニアの専有物でしかないのだ。このフェスがオタク層狙いとはいえ、そこだけで利益を出すのはなかなか難しいのではないだろうか。  それに加え、最近の韓国映画界では、反日感情を煽る作品が人気だ。歴代観客動員数1位の記録を更新している『鳴梁(ミョンリャン)』は、日本水軍と戦う韓国の歴史的英雄の姿を描く。つい先日も、日本統治時代を生きた文豪や、慰安婦をテーマにした作品が公開され、韓国人の反日感情を刺激している。このような状況下で、この映画祭はただのオタク祭りになりかねないのだが、果たしてどうなることか。  何はともあれ、せっかくの祭り。日本好きの人々が心置きなく日本の映画を楽しむ機会になればと願うが……。 (文=李ハナ)

ネット上で大炎上! 中国人漫画家「『同性愛は異常』は正論」発言の真意とは

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イメージ画像(「Thinkstock」より)
 こんにちは、中国人漫画家の孫向文です。  昨年11月29日、神奈川県海老名市会議員の鶴指眞澄氏が、Twitter上に同性愛者を「異常人間」と見なす書き込みを行いました。この発言を受け、同性愛者を公言する豊島区議員や弁護士をはじめ、各方面から抗議が寄せられたことにより、鶴指議員は発言を削除し、ただちに謝罪を行ったのですが、僕自身はこのとき、むしろ鶴指議員の発言に強く同意してしまいました。  今年2月、かつて記録的なベストセラーを手がけた文筆家が、「『同性愛は異常』などと公言してしまう70代の議員もいるのだから」と、鶴指議員の発言を揶揄する言葉をTwitterに書き込みました。僕は文筆家の発言に異議を唱え、「『同性愛は異常』は正論」というリプライを送信しました。その後「同性愛は『伝染する』ウィルスみたいです」といった書き込みを行ったところ、「わーお、なんとも最低なご発言」「とんでもないデマだな、妄想がすさまじい」などと、僕の発言を全否定する書き込みが相次ぎました。  僕の発言は危険思想としてネット上で拡散され、普段僕を応援してくださっている方からも否定的なコメントをいただいたり、「孫向文さんこそ、中国共産党の体現者だよね。歩く中国中央テレビ」などと、僕にとって大変屈辱的な抗議が寄せられるなど、事態は予想以上に拡大しました。率直に言うと、なぜ自分が徹底的に責め立てられているのか、当初は理解できませんでした。  その後、インターネットなどでいろいろと調べたところ、現在は世界的に同性愛を容認する風潮が高まっていることを知りました。昨年6月26日には、アメリカ全土で同性婚が憲法上の権利として容認され、日本でも今月18日に「パナソニック」社が社員間の同性婚を異性婚と同等と認め、福利厚生の対象とすることを発表しました。各国で市民権を獲得しつつある同性愛ですが、共産党政権下の中国で教育を受けた僕は、同性愛に対して凝り固まった偏見を持っていたのです。 ■同性愛をタブー視する中国  中華思想では、「子孫繁栄」は何よりも大事なこととされています。その思想が中国本土の13億人を超える人口や、世界中に存在する華人たちを生み出す原動力になったのです。そのため、次世代を残すことができない同性愛は、伝統的に中華社会では忌み嫌われています。加えて「人民は国家の道具」と見なす共産主義下では、同性愛は「非生産的手段」とされます。かくして共産党政権下の中国では、同性愛は原則タブーとなったのです。  現在、中国では同性愛に関する法律は特に制定されていません。しかし2012年には、男女差別の改善を訴えた5人の女性同性愛者がデモ容疑で逮捕されたり、14年には、ボーイズラブ小説をネット上にアップした女性20人が立て続けに逮捕されるなど、やはり同性愛に対する処罰は厳しいものとなっています。特にボーイズラブ小説に関しては、日本の同人誌のようなお遊び程度のものだったため、「やりすぎだ」「同性愛差別だ」などと、中国国内からも批判の声が上がりました。  普段は中共の政策を批判する僕ですが、これまで同性愛の認識に関してはほぼ同意していました。同性愛とは「子孫を残す」という自然界の摂理に反した行為であり、生物学的に正常な状態ではないと考えていたのです。  ただ、今回ネット上で批判を受けた後、14年に同性愛がDNA異変である可能性が高いということがシカゴ大学の科学者によって発表されていたことを知りました。それが後天的に養われた性癖などではなく、先天性ということでしたら、僕がTwitter上で記載したような「伝染する」というのは誤りであったことも納得できます。また、異常者扱いすることも、一定数の割合で生まれる人たちのことを異常者だと批判するようなナンセンスなものであったことがわかりました。それは、本人の意思では変えられないものなのですから。  ただそれでもなおかつ、批判を承知で言わせていただくのでしたら、同性婚を認めたり、福利厚生の対象と見なすことなどは、少しやりすぎではないかとも思ってしまいます。現在、日本ではひとり親家庭の貧困率が50パーセントを超えていると聞いたのですが、国の予算を支払うとなれば、もう少し優先すべき人たちがいるようにも思えるからです。  大事なのは、同性愛者が「その人の後天的な趣味によって養われたのではなく、先天的な変えようのないものによって生まれたこと。一般の人たちは、そういう存在だと認めて差別しないこと」なのでしょう。同性愛者がカミングアウトしても差別されない社会を作ることは、今後の世界の潮流になっていくのだとは思います。  そして、一般の人たちがこうした同性愛者に対する正しい認識を持った上で、同性婚や福利厚生に反対する意見があるというのは、当然あってしかるべきでしょう。こうした政策案に対する反対意見に対しても、同性愛者差別だと批判してくるのはおかしいものですし、そこはしっかりと分けて考えるべきものだとは思います。
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●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun> 

病院内で堂々営業活動! 中国で無許可「黒救急車」急増も、中国人は抵抗なし!?

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中国各地に存在する黒救急車。白いバンにペイントされただけ!?
 海外では、白タクと呼ばれる無許可の個人営業タクシーが観光客などをターゲットに、ぼったくり営業をしていることは珍しくない。ところが中国では、「黒救急車」と呼ばれる無許可の救急車が堂々と営業しているというのだ。 「法制晩報」(2月19日付)によると、北京市内の病院では黒救急車の宣伝チラシが勝手に貼られ、病院の所有する救急車だと勘違いして利用してしまう人が後を絶たないのだという。同記事によると、こうした救急車を運営しているのは医師免許など持っていない個人で、病状に関係なく走行距離などで料金を決めているという。黒救急車を実際に利用したことのある男性は、同紙の記者に対して次のよう話している。
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北京市内の病院に勝手に貼られている、黒救急車のチラシ
「子どもが市内の病院で気管の手術をしました。ちょうど春節(旧正月)の直前だったので、すぐに実家の河北省に戻りたかったんですが、病み上がりの子どもを列車に乗せるわけにもいかなかった。その時、病院内に貼ってあった救急車の広告を見たんです。電話して問い合わせたら、『病院と提携している。救急車には専門の医療装置を備え、医師も同乗する』と言われ、信じてしまった。合わせて10万円も取られました」  病院側は黒救急車のチラシを毎日剥がしているというが、気がつくとすぐに新しいチラシが貼られているのだという。チラシには、医師や看護師が救急車に同乗して、車内には人口呼吸器、心電計、酸素ボンベなどの設備が整っていると書かれていた。同紙記者が客を装ってこの業者に電話すると、自家用マイクロバスに赤十字のマークをペイントした黒救急車がやってきた。医師がいるかどうか確認すると、業者はこう答えたという。 「同乗の医師の医師免許? 今はないから見せられません。もし車に積んでいる設備を利用する場合、プラス2万円を請求させてもらう」
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黒救急車内部の写真。積んである医療設備や担架が見えるが……
 同市内では今、こうした黒救急車が急増しており、今年1月に「黒救急車撲滅条例」案が議会に提出されたほど。この条例では、医療部門の許可を得ないまま救急車と偽って営業した場合、車両や設備の没収とともに100~200万円の罰金を科すという。現在、同市では市民に対して、黒救急車を見かけたらすぐに通報するよう呼び掛けている。 「中国では、正規の救急車でも基本的には有料なので、急患でも金銭の工面ができないと救急搬送をしてもらえない。北京市では距離にもよりますが、だいたい4,000~6,000円くらい。もともと有料なので、中国社会では救急車に対してお金を支払うことにあまり抵抗がないのでしょう。ただし、ぼったくりも多いみたいで、正規の救急車の2~3倍の料金を取る黒救急車もある。私も一度、友人が倒れて黒救急車を呼んだら、最初は4,000円と言っていたのが、『深夜料金』だと言って、わずか3キロの距離で1万5,000円も取られました。友人は担架に縛り付けられており、支払わないと解放してくれない雰囲気だったので、言い値を支払いましたよ」(北京市内に住む日本人駐在員)  大病院の整理券ダフ屋に、患者待機専門ホテルの存在など、中国の医療環境はかなり劣悪と言わざるを得ないが、急患を扱う現場も、その例外ではないようだ。 (文=青山大樹)

病院内で堂々営業活動! 中国で無許可「黒救急車」急増も、中国人は抵抗なし!?

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中国各地に存在する黒救急車。白いバンにペイントされただけ!?
 海外では、白タクと呼ばれる無許可の個人営業タクシーが観光客などをターゲットに、ぼったくり営業をしていることは珍しくない。ところが中国では、「黒救急車」と呼ばれる無許可の救急車が堂々と営業しているというのだ。 「法制晩報」(2月19日付)によると、北京市内の病院では黒救急車の宣伝チラシが勝手に貼られ、病院の所有する救急車だと勘違いして利用してしまう人が後を絶たないのだという。同記事によると、こうした救急車を運営しているのは医師免許など持っていない個人で、病状に関係なく走行距離などで料金を決めているという。黒救急車を実際に利用したことのある男性は、同紙の記者に対して次のよう話している。
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北京市内の病院に勝手に貼られている、黒救急車のチラシ
「子どもが市内の病院で気管の手術をしました。ちょうど春節(旧正月)の直前だったので、すぐに実家の河北省に戻りたかったんですが、病み上がりの子どもを列車に乗せるわけにもいかなかった。その時、病院内に貼ってあった救急車の広告を見たんです。電話して問い合わせたら、『病院と提携している。救急車には専門の医療装置を備え、医師も同乗する』と言われ、信じてしまった。合わせて10万円も取られました」  病院側は黒救急車のチラシを毎日剥がしているというが、気がつくとすぐに新しいチラシが貼られているのだという。チラシには、医師や看護師が救急車に同乗して、車内には人口呼吸器、心電計、酸素ボンベなどの設備が整っていると書かれていた。同紙記者が客を装ってこの業者に電話すると、自家用マイクロバスに赤十字のマークをペイントした黒救急車がやってきた。医師がいるかどうか確認すると、業者はこう答えたという。 「同乗の医師の医師免許? 今はないから見せられません。もし車に積んでいる設備を利用する場合、プラス2万円を請求させてもらう」
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黒救急車内部の写真。積んである医療設備や担架が見えるが……
 同市内では今、こうした黒救急車が急増しており、今年1月に「黒救急車撲滅条例」案が議会に提出されたほど。この条例では、医療部門の許可を得ないまま救急車と偽って営業した場合、車両や設備の没収とともに100~200万円の罰金を科すという。現在、同市では市民に対して、黒救急車を見かけたらすぐに通報するよう呼び掛けている。 「中国では、正規の救急車でも基本的には有料なので、急患でも金銭の工面ができないと救急搬送をしてもらえない。北京市では距離にもよりますが、だいたい4,000~6,000円くらい。もともと有料なので、中国社会では救急車に対してお金を支払うことにあまり抵抗がないのでしょう。ただし、ぼったくりも多いみたいで、正規の救急車の2~3倍の料金を取る黒救急車もある。私も一度、友人が倒れて黒救急車を呼んだら、最初は4,000円と言っていたのが、『深夜料金』だと言って、わずか3キロの距離で1万5,000円も取られました。友人は担架に縛り付けられており、支払わないと解放してくれない雰囲気だったので、言い値を支払いましたよ」(北京市内に住む日本人駐在員)  大病院の整理券ダフ屋に、患者待機専門ホテルの存在など、中国の医療環境はかなり劣悪と言わざるを得ないが、急患を扱う現場も、その例外ではないようだ。 (文=青山大樹)

中国版『ファイト・クラブ』!? ナイトクラブで開催中の“半地下”格闘技がアツい!

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リングは八角形の金網で囲まれている総合格闘技方式
 中国の格闘技というと、少林寺拳法、ブルース・リーやジャッキー・チェンなどの映画で見るような、互いに激しく打撃を応酬し、時にアクロバティックに宙を舞う武術くらいで、プロレスや総合格闘技はテレビのスポーツチャンネルなどで海外の試合がたまに放映されるだけ。だから中国人は一般的に格闘技には興味がない、と思っていたのだが、そうではないらしい。
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2階席から試合を見る観客たち。意外に、若い女性も多いようだ
「華西都市報」(2月15日付)によると、四川省成都市で地下格闘技が開催され、話題になっているという。場所は市内中心部にあるナイトクラブ。そこで毎週末の夜、格闘技の試合が行われている。一晩に2~3試合あり、入場料は80~100元(約1,400~1,800円)。ルールはボクシングあり、K-1ルール、総合格闘技あり。2015年11月のスタート以来、すでに50試合以上の“肉弾戦”が繰り広げられている。  気になる出場選手たちだが、こちらはプロの選手ばかりというわけにはいかず、アマチュアの格闘技愛好家も多い。本職は教師やタクシー運転手、カメラマンそして学生などさまざまで、試合に勝つと主催者側から500元(約9,000円)の賞金を受け取ることができる。  1階席はリングの間近で、2階席からはリングを見下ろすようにして観戦できるので、観客は試合の迫力をそのまま堪能できる。彼らが求めるのは、玄人好みの関節技の応酬ではなく、激しい打撃による派手なノックアウトや流血戦。時には、興奮した観客による飛び入りの試合も行われるという。  ナイトクラブという施設内の開催で、しかも会場内で賭けが行われるわけではないため、主催者側はこれを地下格闘技ではなく、“半地下”格闘技と呼んでいるようだ。
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会場には、現地在住らしき外国人の観客も
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マッチメイクは、実力が伯仲している選手同士。流血や意識を失うほどのノックアウトもしばしば
 大会の規模は徐々に大きくなっており、先月初めからはトーナメント方式の選手権を開催中。優勝者には合計で5万7,800元(約104万円)もの賞金が出ることから多くのプロ格闘家が出場しており、タイからもプロボクサーが参戦する予定だという。  規模が大きくなると心配になってくるのが、当局からの締め付け。報道によると、中国ではボクシングなどの格闘技の試合を開催するには、当局の体育部門に申請する必要があるという。また、リング外でのケンカや賭博などが絡んでくる可能性もあり、近いうちに関係部門からの調査、介入も予想されているという。  もし日本人選手が出場したら、ヒール(悪役)として大いに会場を盛り上げそうだ。当局の手入れが入る前に、誰か中国版『ファイト・クラブ』に出てくれないだろうか? (文=佐久間賢三)