客を洗脳し、高額土産物を次々と……中国「ぼったくりツアー」がついに睡眠術を導入!

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ツアー中に立ち寄ったという風水占い店での様子(新京網の記者が、ツアーに潜入して撮影)。このときから、すでにツアー客は催眠にかけられているのだろうか?
 観光客を土産物店に軟禁して高額商品の購入を強制するなど、中国で横行している「ぼったくりツアー」が、なんと催眠術まで利用し始めたという。 「新京網」(4月28日付)が報じたところによると、北京市内を巡る観光ツアーに参加したツアー客から「ガイドにだまされた」という内容の通報が、警察に複数寄せられた。一見、典型的なぼったくりツアーかと思いきや、その手口は一味違ったものだった。  記事によると4月16日、北京市内を80元(約1,280円)で観光できるという激安ツアーに参加した女性客は、ツアーの途中で立ち寄った宝石店で1万元(約16万円)近くする宝石をクレジットカードで購入した。彼女の証言によると、宝石店に立ち寄ったことは覚えているが、購入したときの記憶がほとんどないというのだ。  当初は薬物などで判断力を奪われた上で、購入させられた可能性も指摘されたが、そうした痕跡はなかった。  参加していた20名の客は、途中、海淀区内の宝石店に立ち寄ったという。この宝石店では、自称カジノ経営者を名乗る人物の講演が行われており、ツアー客たちもこの講演を聴講するようガイドに勧められ、言われるがまま約1時間とどまった。その後には昼食が振る舞われたのだが、客たちは食後に次々と店内の宝石を購入していたことがわかった。  前出の女性客は、そのときの様子について、次のように話している。 「宝石を購入しているとき、頭の中が空っぽで、自分が何をしていたのかよく覚えていないんです。判断力がまったくない状態で、高額の宝石をクレジットカードで次々と購入していたみたいです。自宅に帰ってから我に返り、家族に相談した結果、購入した宝石を鑑定に出すことにしました。すると、全部数百円の価値しかないことがわかり、すぐに警察に相談しました」
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ツアーでは、自称文化人による書も高額で売られていた
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例の宝石店で講演をする、自称カジノ経営者。怪しいセミナーにも見える
 また、ガイドがツアー客に風水や占いの信ぴょう性について終始語りかけていたことや、この宝石店を利用した別のツアーの参加者からも同様の被害を訴える声が上がっていたことが判明。  警察は、宝石購入時の様子から、自称カジノ経営者が催眠術を使って、ツアー客を徐々に洗脳していき、正常な判断力を奪った上で、宝石を購入させたと結論付けた。最終的に、被害を受けたツアー客たちは、宝石店から返金してもらうことができたという。  記事の中では、北京大学心理学部の教授による「風水や占い、ビジネス成功者などの講演をツアー中に組み込むことで、宝石を購入しないと人生で成功できないという暗示をかけたのでは」という見立てを紹介している。  日本でも最近、格安ツアー会社の破産で顧客の一部が損害を受け、「安いツアーにはワケがある」ことが再確認された。しかし、旅先で洗脳されるとは、誰が想像するだろうか? (文=青山大樹)

病院内で堂々営業活動! 中国で無許可「黒救急車」急増も、中国人は抵抗なし!?

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中国各地に存在する黒救急車。白いバンにペイントされただけ!?
 海外では、白タクと呼ばれる無許可の個人営業タクシーが観光客などをターゲットに、ぼったくり営業をしていることは珍しくない。ところが中国では、「黒救急車」と呼ばれる無許可の救急車が堂々と営業しているというのだ。 「法制晩報」(2月19日付)によると、北京市内の病院では黒救急車の宣伝チラシが勝手に貼られ、病院の所有する救急車だと勘違いして利用してしまう人が後を絶たないのだという。同記事によると、こうした救急車を運営しているのは医師免許など持っていない個人で、病状に関係なく走行距離などで料金を決めているという。黒救急車を実際に利用したことのある男性は、同紙の記者に対して次のよう話している。
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北京市内の病院に勝手に貼られている、黒救急車のチラシ
「子どもが市内の病院で気管の手術をしました。ちょうど春節(旧正月)の直前だったので、すぐに実家の河北省に戻りたかったんですが、病み上がりの子どもを列車に乗せるわけにもいかなかった。その時、病院内に貼ってあった救急車の広告を見たんです。電話して問い合わせたら、『病院と提携している。救急車には専門の医療装置を備え、医師も同乗する』と言われ、信じてしまった。合わせて10万円も取られました」  病院側は黒救急車のチラシを毎日剥がしているというが、気がつくとすぐに新しいチラシが貼られているのだという。チラシには、医師や看護師が救急車に同乗して、車内には人口呼吸器、心電計、酸素ボンベなどの設備が整っていると書かれていた。同紙記者が客を装ってこの業者に電話すると、自家用マイクロバスに赤十字のマークをペイントした黒救急車がやってきた。医師がいるかどうか確認すると、業者はこう答えたという。 「同乗の医師の医師免許? 今はないから見せられません。もし車に積んでいる設備を利用する場合、プラス2万円を請求させてもらう」
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黒救急車内部の写真。積んである医療設備や担架が見えるが……
 同市内では今、こうした黒救急車が急増しており、今年1月に「黒救急車撲滅条例」案が議会に提出されたほど。この条例では、医療部門の許可を得ないまま救急車と偽って営業した場合、車両や設備の没収とともに100~200万円の罰金を科すという。現在、同市では市民に対して、黒救急車を見かけたらすぐに通報するよう呼び掛けている。 「中国では、正規の救急車でも基本的には有料なので、急患でも金銭の工面ができないと救急搬送をしてもらえない。北京市では距離にもよりますが、だいたい4,000~6,000円くらい。もともと有料なので、中国社会では救急車に対してお金を支払うことにあまり抵抗がないのでしょう。ただし、ぼったくりも多いみたいで、正規の救急車の2~3倍の料金を取る黒救急車もある。私も一度、友人が倒れて黒救急車を呼んだら、最初は4,000円と言っていたのが、『深夜料金』だと言って、わずか3キロの距離で1万5,000円も取られました。友人は担架に縛り付けられており、支払わないと解放してくれない雰囲気だったので、言い値を支払いましたよ」(北京市内に住む日本人駐在員)  大病院の整理券ダフ屋に、患者待機専門ホテルの存在など、中国の医療環境はかなり劣悪と言わざるを得ないが、急患を扱う現場も、その例外ではないようだ。 (文=青山大樹)

病院内で堂々営業活動! 中国で無許可「黒救急車」急増も、中国人は抵抗なし!?

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中国各地に存在する黒救急車。白いバンにペイントされただけ!?
 海外では、白タクと呼ばれる無許可の個人営業タクシーが観光客などをターゲットに、ぼったくり営業をしていることは珍しくない。ところが中国では、「黒救急車」と呼ばれる無許可の救急車が堂々と営業しているというのだ。 「法制晩報」(2月19日付)によると、北京市内の病院では黒救急車の宣伝チラシが勝手に貼られ、病院の所有する救急車だと勘違いして利用してしまう人が後を絶たないのだという。同記事によると、こうした救急車を運営しているのは医師免許など持っていない個人で、病状に関係なく走行距離などで料金を決めているという。黒救急車を実際に利用したことのある男性は、同紙の記者に対して次のよう話している。
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北京市内の病院に勝手に貼られている、黒救急車のチラシ
「子どもが市内の病院で気管の手術をしました。ちょうど春節(旧正月)の直前だったので、すぐに実家の河北省に戻りたかったんですが、病み上がりの子どもを列車に乗せるわけにもいかなかった。その時、病院内に貼ってあった救急車の広告を見たんです。電話して問い合わせたら、『病院と提携している。救急車には専門の医療装置を備え、医師も同乗する』と言われ、信じてしまった。合わせて10万円も取られました」  病院側は黒救急車のチラシを毎日剥がしているというが、気がつくとすぐに新しいチラシが貼られているのだという。チラシには、医師や看護師が救急車に同乗して、車内には人口呼吸器、心電計、酸素ボンベなどの設備が整っていると書かれていた。同紙記者が客を装ってこの業者に電話すると、自家用マイクロバスに赤十字のマークをペイントした黒救急車がやってきた。医師がいるかどうか確認すると、業者はこう答えたという。 「同乗の医師の医師免許? 今はないから見せられません。もし車に積んでいる設備を利用する場合、プラス2万円を請求させてもらう」
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黒救急車内部の写真。積んである医療設備や担架が見えるが……
 同市内では今、こうした黒救急車が急増しており、今年1月に「黒救急車撲滅条例」案が議会に提出されたほど。この条例では、医療部門の許可を得ないまま救急車と偽って営業した場合、車両や設備の没収とともに100~200万円の罰金を科すという。現在、同市では市民に対して、黒救急車を見かけたらすぐに通報するよう呼び掛けている。 「中国では、正規の救急車でも基本的には有料なので、急患でも金銭の工面ができないと救急搬送をしてもらえない。北京市では距離にもよりますが、だいたい4,000~6,000円くらい。もともと有料なので、中国社会では救急車に対してお金を支払うことにあまり抵抗がないのでしょう。ただし、ぼったくりも多いみたいで、正規の救急車の2~3倍の料金を取る黒救急車もある。私も一度、友人が倒れて黒救急車を呼んだら、最初は4,000円と言っていたのが、『深夜料金』だと言って、わずか3キロの距離で1万5,000円も取られました。友人は担架に縛り付けられており、支払わないと解放してくれない雰囲気だったので、言い値を支払いましたよ」(北京市内に住む日本人駐在員)  大病院の整理券ダフ屋に、患者待機専門ホテルの存在など、中国の医療環境はかなり劣悪と言わざるを得ないが、急患を扱う現場も、その例外ではないようだ。 (文=青山大樹)

キー局男性アナウンサーも被害に! 歌舞伎町“ぼったくり”キャバクラの手口とは

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 新宿・歌舞伎町で相次ぐぼったくり被害で、全国ネットの情報番組に出演している男性アナウンサーも被害に遭っていたことが分かった。 「若い男性と2人で少し酔った感じで店に入ってきましたが、接客女性の態度があまり良くない感じで、1時間ほどで連れの男性に促されるようにして店を出ようとしていました。8万円ぐらいを請求されて怒っていた」  アナを目撃したのは、この店でぼったくりに遭った別の被害者男性だ。店は23日に従業員5人が逮捕された、歌舞伎町のキャバクラ「クラブ・セノーテ」。逮捕容疑は昨年12月、飲食中に眠ってしまった30代男性に51万円もの不当な代金を請求し、「払えない分は、ここで働け」と脅して、強制的に客引きや便所掃除をさせていたもの。5人は容疑を否認しているが、不当な高額請求の被害が、最近だけで50件以上も寄せられており、筆者が先の被害者男性を取材したところで、アナの被害も判明した。  男性は昨年7月、この店で飲んでいたところ、アナら2人が入店。精算時に店側とトラブルになっていたという。アナは12年入社で、主に昼の情報番組に出演。昨年、女子アナとの熱愛疑惑も浮上したイケメンだ。 「テレビで見かけていたので、すぐに分かりました。彼らが店員と口論になっているのを見て、私自身も、そこがぼったくり店だと気付いたんです。アナウンサーは『俺はテレビ番組をやっているから、変なこと言うと事件になるよ』と強く反論していましたが、連れの男性があきらめたように代金を支払って出て行きました。直後に私も店を出ようとして、同じように6万円を請求されました」(被害男性)  アナは局内では「酒に弱い」ことで知られていたが、一方で新橋のキャバクラ店でも目撃情報があり、夜飲みに出ることはよくあるようだった。出演番組のディレクターによると「被害に遭ったという話は聞いていないですが、普段は六本木や銀座、新橋あたりで飲んでいるようなので、歌舞伎町の繁華街の事情には詳しくなかったのかもしれない」という。  問題の店は以前、普通のキャバクラだったが、昨年から急にぼったくり店に変貌。一部の被害者は通りを歩いていたところ、30代ぐらいの男から「店長」の肩書入りの名刺を渡され店に誘われたという。この自称店長は「前払いで1時間4,000円」と言って、その場で金を受け取り、店を紹介するが、客は後に店側からも料金を請求されていた。被害者は「『先に代金を支払った』と話しても、店側は『そんな客引きはうちと関係ない。だまされたんだろう』と無関係を主張していた」と話す。  歌舞伎町では警察の取り締まり強化で一時的に減っていたぼったくり被害が、ここ数年で倍増。それも前述のように、より巧妙化している。歌舞伎町でバーを経営するマスターは「暴力団を締め出したことで、逆に治安が悪化した」と話している。 「以前はコワモテの客も飲み歩く街だったから、店側もうかつにぼったくりができなかった。でも、今は世間知らずな客ばかりなので、新規参入の悪質な店が横行するようになった」(同)  被害者の中には警察に被害を届けず、黙って歌舞伎町から離れるだけの泣き寝入りも多い。アナも、そのひとりだろうか。勤務先の局に問い合わせをしてみたが、社員個人のことについては返答をもらえなかった。 (文=ジャーナリスト・片岡亮)