「不倫くらい許そう」!? 香港カップ勝利・武豊騎手の勝利コメントがオシャレすぎて感動の嵐

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Sports Graphic Number(文藝春秋)
 13日に香港で行われた『ロンジン香港国際競走』。香港競馬界最大のイベントとして、1日に4つの国際G1レースを開催。例年世界中から強豪が集うわけだが、今年は日本馬が4つのG1のうち2勝(香港カップ・エイシンヒカリ、香港マイル・モーリス)し、日本競馬の実力を示した。  そのうちの1頭、エイシンヒカリに騎乗していたのは、日本競馬の“顔役”である武豊騎手。日本の芝G1では近年なかなか勝利できないでいるが、海外の地でその手腕を見せつけた。スタートから先頭に立ったエイシンヒカリを絶妙の折り合いで導き、最後は突き放しての完勝。かつて非業の死を遂げたサイレンススズカと武豊の姿を思い出した人も多かったのではないか。  ただ、この勝利以上に注目されたのが、レース勝利後の武のインタビューである。常にウイットに富んだキャッチーな表現で競馬ファンを感嘆させる武騎手だが、今回の発言も、多くのファンの心を揺さぶったと話題になっている。  武の騎乗したエイシンヒカリの馬主は「栄進堂」となっている。ジオラマを主力商品としたおもちゃ製造販売の会社なのだが、この会社の元会長である故・平井豊光氏が1978年に栄進牧場を設立し、オーナーブリーダーとなったのが、この会社の馬主業の最初である。以降、エイシンフラッシュやエイシンデピュティ、エイシンプレストンなどのG1馬を筆頭に重賞勝利馬を多数所有。その相馬眼(馬を見る目)の確かさには定評があるのだが……。  2013年、豊光氏は入院先の病院で死去。エイシンフラッシュで天皇賞を制した翌年のことだった。現在は彼の息子たちが馬主業を引き継いでいる。そんな中、エイシンヒカリが香港カップを勝利。武豊はインタビューで、今回の勝利をこう語った。 「先代の平井豊光オーナーは香港競馬に力を入れていた方で、僕が“豊”で馬名が“光”。喜んでくれると思った」  事前に用意していたのかは定かではないが、競馬界の有名人だった平井氏のエピソードを知るファンからすれば、「さすがは武豊」といった絶妙なスピーチといえる。ネット上でも「コメントが洒落てるなあ」「まだまだ第一線だね」など、その仕事っぷりと達弁ぶりを称える声が多かった。 「競馬での見事な騎乗や頂上での活躍と同等のレベルで、その『口の上手さ』は武豊の人気を不動にした要因の一つ。ダウンタウンやとんねるず、明石家さんまら、芸人とテレビ番組で対峙してもテンポよく会話でき、発言のユーモアもタレント顔負け。競馬の勝利インタビューでも、G1競走100勝を達成した際『来週101勝目を取りたい』と、記者が喜ぶようなコメントをポンポンと出せる。そして見た目や雰囲気にも華がある。競馬技術や成績はもちろんですが、これほど圧倒的なタレント性を持つ騎手はいません。武が引退すれば、競馬人気がガクッと落ちるのは想像するまでもないですね」(記者)  最近ではフリーアナとの不倫疑惑も報じられた武だが、稀代の名ジョッキーでトークも超一流となれば「お前がモテずに誰がモテる」というレベルだ。今回のコメントの鮮やかさに「武なら不倫くらい許す」と考えてしまう人も、多いかもしれない。

中国の次は韓国製食品が危ない!? 香港で「コアラのマーチ」「辛ラーメン」が輸入禁止に

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今回、香港で輸入不合格になった主な製品
 これまで何度も中国製食品の安全性に関するニュースが伝えられて来た香港で、今後は外国からの輸入食品にも注意をしなくてはならなそうだ。  香港の国家品質検査局が3月15日、今年1月に不合格となった輸入食品と、過去1年間で輸出元へ送り返した輸入食品、廃棄された輸入食品のリストを公開した。
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日本人にもおなじみの「辛ラーメン」も不合格に
 検査で不合格とされた輸入食品は3,000件を超え、その中には以前香港でよく見かけていた韓国製インスタント麺「辛ラーメン」や、台湾製インスタント麺「台湾満漢カップ麺」なども含まれていた。辛ラーメンは包装方法が検査局の基準に達していなかったというが、2012年にも発がん性物質が検出されたとして話題になっていた。一方、輸入不合格となるケースは化粧品など美容品にも増えてきており、最近では韓国製化粧品「The Seam」のフェイスパック、乳液など7品目が必要書類の不備で韓国に返品されている。
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香港・中国で販売されている「コアラのマーチ」
 さて、今回公表されたリストには、日本でもおなじみ、韓国ロッテの「コアラのマーチ」も含まれている。こちらも包装方法の問題により、不合格食品となってしまったという。日本人にとって“国民的菓子”である「コアラのマーチ」だが、08年に中国製の同製品からメラニンが検出されたり、14年にトランス脂肪酸や発がん性物質が含まれているというニュースも流れた。香港在住の駐在員夫人(40代)は言う。 「中国製食品はもちろん避けていますが、次に要注意なのは韓国製。最近では、香港人も避けるようになっていますね。以前は高級スーパーに韓国製のカップ麺やインスタント麺、調味料がたくさん並んでいたんですが、昨年頃から明らかに少なくなっています。台湾製やタイ製も、商品によってはあまり信用できないですし……。アジア製の食品で信用できるのは日本だけですよ。円安の影響もあり、香港では日本製食品はローカルスーパーでもどこでも大人気です」  香港は日本よりも食品の原材料の表示義務が厳しいというが、日本に入ってきている韓国製のお菓子やインスタント食品は問題ないのか――。気になるところだ。 (取材・文=棟方笙子)

民主化より生活が大事!? 香港デモに対し、高まる市民からの批判の声

YouTUbe「The New York Times」チャンネルより
「香港当局にはなんの裁量もない。やるなら北京に行ってやれ!」 「人の仕事を邪魔しておいて、何が民主化だ!」  罵声にも似た叫び声が、路上に居座る若者たちに浴びせられた。    梁振英行政長官の辞任を求めて行われている、香港のデモの現場での出来事だ。デモ隊に対し、当局は6日を撤収の期限として迫っていたが、行政や金融の中心地であるセントラルと、商業地区の旺角の公道では依然として「占拠」が続いている。    しかし、デモが長期化するに従い、デモ隊と市民との温度差が顕著となっている。    10月3日夜には、デモに反発する市民がデモ参加者を取り囲み、危害を加えるという事件が各地で頻発。40人近くの負傷者が出た。一部のデモ参加者は、当局に雇われた黒社会の人間の仕業であると主張している。しかし、一般市民からの風当たりも、強くなりつつあることは確かなようだ。    6日昼過ぎ、旺角の路上でデモ反対派の市民が、デモ隊が設置した垂れ幕の一部を剥ぎ取ると、周りから拍手が巻き起こる一幕もあった。香港の街中には、随所で「占拠は経済に損害を与えている」という張り紙も目につく。    また、道路の封鎖によって営業に支障が出ているバスやタクシー運輸業界の各団体は、「我々の飯の種を奪うな」とカウンターデモを展開している。    香港のテレビニュースでは、16歳の娘がデモに傾倒し、家に帰ってこないとして、「娘を返せ!」と泣き叫ぶ母親の姿も放映された。    富裕層向けの飲食店が軒を連ねるSOHOにいた28歳の女性は「中国支配が強まると不利益を被る者と弱まると、不利益を被る者、利権者同士の争いに学生が利用されているだけ」と冷ややかに話した。    中国支配からの脱却と民主化は、多くの香港人にとっての理想だが、大切なのは目先の生活ということか。 (文=牧野源)