元なでしこジャパン・大竹七未の夫“隠し子”騒動に、現地マフィアの影!?

otake042s4.jpg
大竹七未オフィシャルブログ「こころの声」Powered by Ameba
 女子サッカー元日本代表でサッカー解説者の大竹七未(40)の夫で、Jリーグでも活躍した弦巻健人(27)が、タイで現地の女性との間に隠し子を作って逃亡したという情報がTwitterに出回り、騒然となっている。 「暴露したのは弦巻の“現地妻”か、もしくはその関係者と思われます。女性は弦巻との間に子どもができて妊娠中だとして、妊娠検査薬の反応や胎児のエコー画像を証拠として公開している。画像を見る限り、おなかの子どもは8カ月以上のようで、弦巻が出産を前に日本に逃亡したことを非難しています。実際、弦巻は最近になって突如、“現役引退”も発表していますから、周辺は穏やかでありません」(スポーツライター)  弦巻は、松本山雅FCに所属していた2012年に大竹と結婚。昨年からは、タイ2部のアユタヤFCに移籍している。大竹がテレビ番組で明かしたところによれば、結婚して2年以上、一度も一緒に暮らしたことがないのだという。 「以前、弦巻に不倫疑惑が持ち上がった際には、大竹が夜10時から翌朝6時まで100回以上も相手の女性の携帯電話を鳴らし続け、折り返し電話をしてきた女性に『家庭を崩壊させている』『あなたがしたことは不潔』などと言い放ったといいます。そんな13歳年上の“鬼嫁”から解放されて、単身赴任生活を謳歌していたのかもしれません」(同)  このタイ愛人は大竹のアカウントに向けてもツイート攻撃をしているだけに、壮絶な修羅場となっているのは間違いなさそう。  しかし、「単なる“単身赴任先の浮気”で済まない可能性もある」と語るのは、タイ事情に詳しい実話誌のライターだ。 「タイ愛人が弦巻のパスポート写真まで公開しているのは、普通じゃない。いまタイはサッカーの強化に力を入れており、弦巻の年俸は3,000~5,000万円。物価を考えると、1億円もらっているようなもの。愛人女性は、最初から金目当てで妊娠に持ち込んだ可能性もある。逃亡だけでなく、現役引退までしていることから、単なる火遊びで済まない深刻さが伝わってきます。執拗なツイートも、自分の背後にタイマフィアが関わっているという暗黙のメッセージとも受け取れ、そうしたタイマフィアには日本の有力ヤクザ組織とつながりがあるグループもいる。きちんとした示談をせずに相手の恨みを買っている場合、金のニオイを嗅ぎつけた闇社会の人間が接触してくることも考えられます」  鬼嫁の“制裁”だけで済めばいいが……。

「最近まで長澤まさみと付き合っていた」元・関東連合リーダー“闇”の暴露本で、裏社会に風雲急!

wfrgregtweet.jpg
『いびつな絆 関東連合の真実』(宝島社)
 市川海老蔵殴打事件、六本木クラブ襲撃事件などで、一躍その名を知らしめた不良グループ「関東連合」。同組織の元幹部が、組織の内部や各事件の裏側を赤裸々に語った“暴露本”を出版することになり、早くも波紋が広がっている。  『いびつな絆 関東連合の真実』と題する同書は、6月27日に発売される。著者は、工藤明男(仮名)という人物で、プロフィールでは「杉並区出身の関東連合元リーダー」となっており、「現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行っている」としている。ちなみに、漢字は異なる同名の関東連合関係者がいるが、その人物とは別人のようで、なぜ、このような紛らわしいペンネームを使ったかは不明だ。  すでに『いびつな絆』を読んだ、裏社会に詳しいジャーナリストによると、「過去に、ここまで具体的に関東連合の内部の様子や人間関係、その背後に関わる山口組や住吉会といった広域暴力団の実態を書いた本は記憶にない。多くの逮捕者が出ている六本木クラブ襲撃事件についても、主犯格とされる見立真一容疑者(逃亡中)の暴走ぶりや、捜査の裏で行われた警察と闇社会側との“不適切な取引”などが詳細に書かれており、出版後は波紋を呼ぶでしょう」という。  また水面下では、本書の出版を妨害しようと、版元に対して闇勢力が動いたという話もある。「六本木クラブ襲撃事件について、今後の捜査や公判維持に大きな影響を及ぼすような、表に出したくない話が含まれている」(同)ため、当局も苦々しい思いで本書の出版を見守っているようだ。  著者の工藤氏は、27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)にも登場して、関東連合と芸能界の関わりを詳細に語っているという。“芸能界のドン”といわれるバーニングプロダクションの周防郁雄社長が起こしたトラブルに暴力団が介入してきた際、関東連合のメンバーが同社長のボディガードをしていたことや、関東連合関係者で、広末涼子の元夫である岡沢高宏が、最近まで長澤まさみと付き合っていたことなどを暴露しているそうだ。また、近々各テレビ局の報道番組にも出演して、関東連合や各事件の実態について語っていくという。  関東連合に接点があるライターは、「工藤氏の正体は、見立容疑者の後輩に当たるS氏ではないか。出会い系サイトなどで成功して財を為し、今は不動産事業やコンサルティングをしているといわれています。すでに逮捕・起訴されている関東連合元リーダーの石元太一被告の面倒を昔から見てきた兄貴分で、石元ルートでさまざまな情報が集まったのでしょう。工藤氏は、“六本木クラブ襲撃事件の刑事裁判での真相究明に役立つように本書を書いた”と言っているようですが、今回の出版で沈静化していた襲撃事件の闇に再び焦点が集まる可能性は高い」と分析する。  「関東連合が深く関わっているとされ、社会問題化している振り込め詐欺などの実態には触れていないようで、バランスに欠ける内容」(同)ともいえる本書だが、話題になることは間違いないだろう。

「最近まで長澤まさみと付き合っていた」元・関東連合リーダー“闇”の暴露本で、裏社会に風雲急!

wfrgregtweet.jpg
『いびつな絆 関東連合の真実』(宝島社)
 市川海老蔵殴打事件、六本木クラブ襲撃事件などで、一躍その名を知らしめた不良グループ「関東連合」。同組織の元幹部が、組織の内部や各事件の裏側を赤裸々に語った“暴露本”を出版することになり、早くも波紋が広がっている。  『いびつな絆 関東連合の真実』と題する同書は、6月27日に発売される。著者は、工藤明男(仮名)という人物で、プロフィールでは「杉並区出身の関東連合元リーダー」となっており、「現在は複数の企業の筆頭株主として、主に投資と企業コンサルタントの仕事を行っている」としている。ちなみに、漢字は異なる同名の関東連合関係者がいるが、その人物とは別人のようで、なぜ、このような紛らわしいペンネームを使ったかは不明だ。  すでに『いびつな絆』を読んだ、裏社会に詳しいジャーナリストによると、「過去に、ここまで具体的に関東連合の内部の様子や人間関係、その背後に関わる山口組や住吉会といった広域暴力団の実態を書いた本は記憶にない。多くの逮捕者が出ている六本木クラブ襲撃事件についても、主犯格とされる見立真一容疑者(逃亡中)の暴走ぶりや、捜査の裏で行われた警察と闇社会側との“不適切な取引”などが詳細に書かれており、出版後は波紋を呼ぶでしょう」という。  また水面下では、本書の出版を妨害しようと、版元に対して闇勢力が動いたという話もある。「六本木クラブ襲撃事件について、今後の捜査や公判維持に大きな影響を及ぼすような、表に出したくない話が含まれている」(同)ため、当局も苦々しい思いで本書の出版を見守っているようだ。  著者の工藤氏は、27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)にも登場して、関東連合と芸能界の関わりを詳細に語っているという。“芸能界のドン”といわれるバーニングプロダクションの周防郁雄社長が起こしたトラブルに暴力団が介入してきた際、関東連合のメンバーが同社長のボディガードをしていたことや、関東連合関係者で、広末涼子の元夫である岡沢高宏が、最近まで長澤まさみと付き合っていたことなどを暴露しているそうだ。また、近々各テレビ局の報道番組にも出演して、関東連合や各事件の実態について語っていくという。  関東連合に接点があるライターは、「工藤氏の正体は、見立容疑者の後輩に当たるS氏ではないか。出会い系サイトなどで成功して財を為し、今は不動産事業やコンサルティングをしているといわれています。すでに逮捕・起訴されている関東連合元リーダーの石元太一被告の面倒を昔から見てきた兄貴分で、石元ルートでさまざまな情報が集まったのでしょう。工藤氏は、“六本木クラブ襲撃事件の刑事裁判での真相究明に役立つように本書を書いた”と言っているようですが、今回の出版で沈静化していた襲撃事件の闇に再び焦点が集まる可能性は高い」と分析する。  「関東連合が深く関わっているとされ、社会問題化している振り込め詐欺などの実態には触れていないようで、バランスに欠ける内容」(同)ともいえる本書だが、話題になることは間違いないだろう。

【『ニコ生ナックルズマガジン』出張版】「六本木フラワー事件」8人起訴の今後

ch1177.jpg
 最初に犠牲者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。  六本木フラワー事件の逮捕者がいまだ逃亡中の見立真一容疑者を含めた8人を、傷害致死で起訴される運びとなった。確かに、殺意があったかと言われればあまりにも杜撰な犯行だったと思う。  防犯カメラに自分たちの素顔を晒してしまっている点。また逃亡の際、Tシステムがある高速道路を使用している点。そして、当時200人はいたとされる「フラワー」内にいた客の衆目の中で襲撃している点などを見ると殺意はなかったのかも知れないと感じる。当時から「ノリでやったんじゃないか」という見方もあり、今思うとその見方も捨てきれない。  またクラブへの襲撃は、彼らがまだ20代の頃からの得意手段であり、イベントを潰す事によって、関東連合に対する恐怖を客たちに与えていった。結果「渋谷・六本木のクラブは関東連合が仕切っている」というイメージを植え付けていく。  今回の事件も当初から、そのやり方を鑑みれば「やっぱり関東連合だった」という人間は多少でもアンダーグラウンドの世界や関東連合に触れた者だったら見当をつけていたはずである。  警視庁はそのメンバーなど実態の全てを把握しているとは思えなかったが、8人のみ起訴というニュースを聞いて、そうでもないのかなと感じた。  つまり年代から見て30半ばから20代後半が関東連合と言えるメンバーで、それより下の年代は関東連合の後輩か、地元杉並の後輩と位置づけられるからだ。8人に絞ったのはその事を把握したのか、と推測した次第である。  当ブロマガでは指摘済だが、これを初めて読む方のためにもう一度、ざっと関東連合とは何か、について振り返ってみたい。  関東連合と一口に言っても、一枚岩ではない事、そして関東連合「系」と言われているチームも含めて、概念としての「関東連合」僕らの頭の中で成立している点。  もう一度おさらいしておくと1980年代後半に世田谷の豪徳寺や上町を中心とした「小次郎」という暴走族が実質的に復活。「小次郎」という名だけだとイマイチ分かりにくいので、元々1970年代に結成された関東連合に属している点に着目し、「関東連合上町小次郎」と名乗り始めたのが現在の関東連合である。そこへ1970年代当時から有名だったブラックエンペラーや鬼面党、メデューサ、マッドスペシャルなども併せて「関東連合」と名乗り始めるようになる。  前述したように、渋谷・六本木などのクラブを支配した点が大きかった。まだヤクザが目をつけていないシノギがそこには転がっていたからである。結果、ギャル業界やAV業界に進出する足がかりを作った。  ここで、闇カジノなどに手を出せば自分たちの縄張りを荒らされたとして、ヤクザが手を出した可能性もある。これは戦後の愚連隊「三声会」が歌舞伎町で猛威をふるっていた時、飲食店からのショバ代を取るまでは黙認していたヤクザも三声会が賭場を開くようになったのをさすがに看過出来ず、三声会のトップを殺害した事を想起させる。  従って関東連合には戦後の安藤組と三声会を足したようなイメージがある。違うのはトップと言われる会長がいない事。しかし、強烈な縦社会で体育会系のノリで結束が固い。電話一本で30人は集まると言われており、現に今回の事件も20人近くを1、2時間のうちに集合させている。こういう統率力のある人間は限られており、杉並グループの中でもトップである逃亡中の見立容疑者の名前が真っ先に挙がるだろう。  警視庁はこの事件と関東連合を、そしてヤクザ組織はどういう対応をするのか。この2点に着目して今後の日本のアンダーグラウンドがどう形成されていくのかを見ていきたい。 (文=久田将義) ●ひさだ・まさよし  1967年東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜育ち。法政大学社会学部を卒業後、(株)産経メディックスに入社。その後、三才ブックスに入社、「別冊ラジオライフ」編集部に所属。後に、ワニマガジン社へ移籍、その傍ら、ムック「ワニの穴」シリーズの編集人。2000年、ミリオン出版に移籍し「ダークサイドJAPAN」の創刊編集長。2001年、「実話ナックルズ」編集長。2005年、「実話ナックルズ」編集長兼任で「ノンフィクスナックルズ」「THE HARD COREナックルズ」創刊、2012年9月末日にミリオン出版を退社。2012年9月より、ニコニコでブロマガ「久田将義の延長!ニコ生ナックルズ」を配信開始。 ・久田将義の延長!ニコ生ナックルズ http://ch.nicovideo.jp/hisada

【『ニコ生ナックルズマガジン』出張版】東京不良少年史1990年代初頭~「関東連合」の復活と台頭

ch1177.jpg
 1970年代に結成された関東連合だが、数代目あたりまでは会長が存在していたものの、80年代半ばから90年代にかけては有名無実化していた。僕は二代目会長のA氏にインタビューした事があったが、彼は50歳半ばでそのあたりまでは幹部会議などを開いていた。しかし、次第にチーム単独ごとの活動になっていき、関東連合としてのそれはなくなっていった。  実質活動していなかった関東連合だが、いわゆる現在、話題となっている関東連合はいったい、いつ誰が復活させたのだろうか。  最早、時代はチーマーであり暴走族の人数も減少していた。復活させたのは世田谷の上町、豪徳寺の付近の不良少年を中心とした「小次郎」である。70年代、関東連合結成当時の中心チームは「ブラックエンペラー」「マッドスペシャル」だったが、当時の関東連合の中心は「小次郎」「ブラックエンペラー」「鬼面党」「メデューサ」等である。  彼らは単独チームだけでなく大きな看板が欲しかった。それで、目をつけたのが関東連合の存在である。「うちは関東連合に属していただろ」と。従って「小次郎」などは当初は「関東連合上町小次郎」を名乗っていた。  そして、それを思いついて実行したのが、後に東京の不良少年の間ではカリスマ的存在となったA氏である。  整理すると、関東連合のメンバーはA氏のような40歳から30歳後半を上として下の年代は海老蔵事件で有名になった伊藤リオン氏の20代後半、また本も出版した石元太一氏の年代までを言うと思っている。  それ以降は関東連合ではなく、「関東連合の後輩」と称するのが正確だろう。また世田谷と杉並のメンバーで構成されているのも特徴的だ。といっても一枚岩ではなく、世田谷と杉並のメンバーでは微妙に意識の差があると感じられる。関東連合の象徴とも言うべきA氏は渋谷に目をつけた。  国道246号沿いであり世田谷から近いという事もあった。また本来は暴走族のテリトリーで言えば狂走連盟であるのだが、当時は渋谷を流していなかった。チーマーの武闘派も進んでいた。結果的に関東連合は渋谷の不良少年シーンを制圧するのだが、それは三軒茶屋、三宿を中心として起きた「三茶抗争」がターニングポイントだと僕は見ている。  いわゆる暴走族(関東連合)対チーマーの対決である。それは暴走族「三茶愚連隊」と渋谷のチームのいざこざが発端と言われている。  暴走族側はリーダーたち三人の頭文字をとって「3K」と言われた人物が中心となって、チーム側に苛烈な攻撃をしかけた。顔が分からなくなるほどボコボコにされたチーマーや暴走族が三軒茶屋、三宿の墓地に捨てられたり拉致されたりした。  チーマーはしかし、劣勢を立て直そうと武闘派だけで結成した「湖池屋」が反撃に出る。因みに湖池屋の由来はCMの「いけいけゴーゴー湖池屋、ポテトチップス」からきている。つまり、それほどイケイケのチームだという事だ。  だが結局、チーマーたちはセンター街に出る事はなくなり、暴走族側の勝ちとなる。やはり集団の喧嘩は結束力がモノを言う。地元の結束力で固まる暴走族と、色々な地区から来て集まったチーマーとは結束力に差があった。  結果、渋谷センター街は実質的に、関東連合が仕切る事になった。また、チーマー側を裏で動かしていた人物がいたのだが、先ほど述べた関東連合の象徴的存在A氏が少年院から出所してから、徹底的にヤキを入れられ、彼も「飛んで」しまう。  こうして、渋谷センター街は関東連合の支配下になった。  現に、以前関東連合幹部にインタビューした際、「他の地域は知りませんが渋谷の場合はチーマーのケツもちは暴走族なんです」と言っていた。  ただし、チーマーも依然として存在しており、有名なのはチーマー史上最大規模と言われた「TOP-J」である。が、実態としては関東連合がケツもちと見られている。このチームの頭もかつては「用賀喧嘩会」に属しており、用賀喧嘩会はチーマーから暴走族化していき、結果、関東連合系となる。「系」というのがポイントで例えば、海老蔵事件で名前が出た伊藤リオン氏の「宮前愚連隊」も本来は関東連合「系」である。70年代結成時、宮前愚連隊はなかったからだ。また、関東連合は世田谷中心という意識が一部ではあり、杉並の関東連合は傍流という見方もある。  また、俳優高岡蒼甫がブログで兄貴分と慕っていた、2008年西新宿で撲殺された金村氏の属していたチーム「新宿ジャックス」も関東連合系と見られている。  関東連合はしかし、次第にスタイルが暴走族からチーマーのようなお洒落な恰好をする人間も出てきた。反面、特攻服を着て、わざわざ電車の中で写真を撮ったり、ハチ公前やセンター街を歩いたりした。示威行為である。  関東連合幹部は「僕らは人数が少なかったのでパフォーマンスをするしかなかったんです」とも言う。しかし、その喧嘩は次第に過激化し相手の家に乗り込んで火をつける、負けた相手を裸にし、男同士で69させた写真を撮るといったものである。  こういった行動を取る事により、関東連合は怖いというイメージを植え付けた。僕も69写真を見せてもらったが、余りにエグくて当時、「実話ナックルズ」の編集長をしていたものの掲載するのを止めたほどである。  関東連合は渋谷の不良少年シーンを制してから、六本木に進出していくのだがそれはクラブを抑えた事が大きい。イベント狩り、スカウト狩りで関東連合は名をなしていく。  当時はスーパーフリー的全盛期だった。 「関東連合にはかなりイジメられました。僕らが女の子に声をかけている関東連合が『何やってんだ』と集まってくるんです」(当時のスカウト会社社員)  またクラブのイベントでも、数人でバットや鉄パイプを抱えて乱入し「関東連合だ。誰に断ってイベントなんてやってんだ」とやる。  結果、イベントは関東連合に一言断ってから開かざるを得なくなる。こうしてクラブシーンを制していった。スカウトを仕切った関東連合はAV業界に進出していく。金を持った幹部は続いて、六本木のクラブに行く。そこで人脈を作り、さまざまな分野で関東連合のメンバーが関わっていく事になり現在に至る訳だが……。 (つづく/文=久田将義) ●ひさだ・まさよし  1967年東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜育ち。法政大学社会学部を卒業後、(株)産経メディックスに入社。その後、三才ブックスに入社、「別冊ラジオライフ」編集部に所属。後に、ワニマガジン社へ移籍、その傍ら、ムック「ワニの穴」シリーズの編集人。2000年、ミリオン出版に移籍し「ダークサイドJAPAN」の創刊編集長。2001年、「実話ナックルズ」編集長。2005年、「実話ナックルズ」編集長兼任で「ノンフィクスナックルズ」「THE HARD COREナックルズ」創刊、2012年9月末日にミリオン出版を退社。2012年9月より、ニコニコでブロマガ「久田将義の延長!ニコ生ナックルズ」を配信開始。 ・久田将義の延長!ニコ生ナックルズ http://ch.nicovideo.jp/hisada ●本日20時から生放送! taitol_tatehanbun2.jpg

大物タニマチ逮捕で芸能界激震! 暴力団関係者との“密接交際”が暴かれる!?

null

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  3月10日、警視庁が金融業「虎ノ門グループ」の総帥で金融ブローカーの永本壹桂こと韓国籍の孫壹桂容疑者を逮捕した。逮捕容疑は、08年に破産した中堅ゼネコン「井上工業」の架空増資事件に絡み、貸金業者の登録もないのに他の金融ブローカーに計7億3,000万円を貸し付けたという貸金業法違反。だが、筆者が注目したいのは、孫容疑者が芸能界やスポーツ界のタニマチといわれていたことだ。  孫容疑者は山口組系二代目古川組の企業舎弟といわれて、山口組をバックに高利で金を貸し、荒稼ぎをしてきた。山口組の金庫番として東京の虎の門を拠点にして勢力を伸ばしてきたことで、警視庁が暴力団との密接交際者として以前からマークしてきた存在だ。  その孫容疑者の名前を芸能界で耳にするようになったのは数年前。芸能界の“次なるドン”と自称する、大手芸能プロ会長との親密交際がウワサされた時だった。孫容疑者はその後、ロックンローラーの内田裕也のパーティーや、元横綱の朝青龍の優勝祝いと誕生日を兼ねたパーティーに出席しているところが目撃されている。このパーティーについては、実質的な主催者は孫容疑者だともいわれ、暴力団と芸能界のパイプ役とウワサされた山口組系弘道会の幹部も参加していたことで、週刊誌でも騒がれた。  そのほか、ベテランバラエティタレントのSや、老女タレントのN、参議院議員のYなども、孫容疑者と親しいとして名前が挙がったことがある。  孫容疑者は若い女性が好みで、赤坂・六本木では常に若い女性をはべらせ、派手に遊んでいたという。特にデビュー前のグラビアアイドルや女性タレントに目がなく、何人もの女性タレントの面倒をみてきた。一体、誰が彼女たちを斡旋したのか? 今後の捜査で、斡旋した芸能関係者や、孫容疑者を通じての暴力団と芸能界の親密な関係も明らかになることを期待したい。  警視庁のマル暴捜査関係者も「逮捕された孫容疑者と、暴力団排除条例施行後も交際が続いている芸能関係者がいれば、“密接交際者”として認定する」と語っている。遅きに失した感はあるが、やっと暴排条例のメスが芸能界に入ることになりそうだ。孫容疑者と密接交際のあった芸能関係者は、当分、枕を高くして眠れないかもしれない。 (文=本多圭)

夢のまた夢  ナニワのタニマチ タニマチ求ム! amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・ 六本木闇社会の"キーマン"に逮捕状 芸能人御用達「闇カジノ」の全貌が暴かれる日六本木の守護神・真樹日佐夫氏を偲ぶ――ネオン街で繰り広げられた“宮西無双”の真実「また六本木闇社会から......」台湾でタクシー運転手をフルボッコにした日本人の凶悪素顔"海老蔵事件"レベルじゃない! 暴力団幹部襲撃事件で六本木に血の雨が降る──「芸能人・元暴走族を一網打尽!?」有名"キャバクラ"の摘発は六本木浄化作戦の第一歩か

大物タニマチ逮捕で芸能界激震! 暴力団関係者との“密接交際”が暴かれる!?

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  3月10日、警視庁が金融業「虎ノ門グループ」の総帥で金融ブローカーの永本壹桂こと韓国籍の孫壹桂容疑者を逮捕した。逮捕容疑は、08年に破産した中堅ゼネコン「井上工業」の架空増資事件に絡み、貸金業者の登録もないのに他の金融ブローカーに計7億3,000万円を貸し付けたという貸金業法違反。だが、筆者が注目したいのは、孫容疑者が芸能界やスポーツ界のタニマチといわれていたことだ。  孫容疑者は山口組系二代目古川組の企業舎弟といわれて、山口組をバックに高利で金を貸し、荒稼ぎをしてきた。山口組の金庫番として東京の虎の門を拠点にして勢力を伸ばしてきたことで、警視庁が暴力団との密接交際者として以前からマークしてきた存在だ。  その孫容疑者の名前を芸能界で耳にするようになったのは数年前。芸能界の“次なるドン”と自称する、大手芸能プロ会長との親密交際がウワサされた時だった。孫容疑者はその後、ロックンローラーの内田裕也のパーティーや、元横綱の朝青龍の優勝祝いと誕生日を兼ねたパーティーに出席しているところが目撃されている。このパーティーについては、実質的な主催者は孫容疑者だともいわれ、暴力団と芸能界のパイプ役とウワサされた山口組系弘道会の幹部も参加していたことで、週刊誌でも騒がれた。  そのほか、ベテランバラエティタレントのSや、老女タレントのN、参議院議員のYなども、孫容疑者と親しいとして名前が挙がったことがある。  孫容疑者は若い女性が好みで、赤坂・六本木では常に若い女性をはべらせ、派手に遊んでいたという。特にデビュー前のグラビアアイドルや女性タレントに目がなく、何人もの女性タレントの面倒をみてきた。一体、誰が彼女たちを斡旋したのか? 今後の捜査で、斡旋した芸能関係者や、孫容疑者を通じての暴力団と芸能界の親密な関係も明らかになることを期待したい。  警視庁のマル暴捜査関係者も「逮捕された孫容疑者と、暴力団排除条例施行後も交際が続いている芸能関係者がいれば、“密接交際者”として認定する」と語っている。遅きに失した感はあるが、やっと暴排条例のメスが芸能界に入ることになりそうだ。孫容疑者と密接交際のあった芸能関係者は、当分、枕を高くして眠れないかもしれない。 (文=本多圭)
夢のまた夢  ナニワのタニマチ タニマチ求ム! amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・ 六本木闇社会の"キーマン"に逮捕状 芸能人御用達「闇カジノ」の全貌が暴かれる日六本木の守護神・真樹日佐夫氏を偲ぶ――ネオン街で繰り広げられた“宮西無双”の真実「また六本木闇社会から......」台湾でタクシー運転手をフルボッコにした日本人の凶悪素顔"海老蔵事件"レベルじゃない! 暴力団幹部襲撃事件で六本木に血の雨が降る──「芸能人・元暴走族を一網打尽!?」有名"キャバクラ"の摘発は六本木浄化作戦の第一歩か

「また六本木闇社会から……」台湾でタクシー運転手をフルボッコにした日本人の凶悪素顔

null

 今月3日、台湾でタクシー運転手の男性が日本人乗客らから殴る蹴るの暴行を受け、重傷を負う事件が起きた。シートベルトを着用するよう注意されたことに腹を立て、運転手をボコボコにしたのは東京・六本木のレストラン・ラウンジ「VANITY LOUNGE」などを経営する友寄隆輝容疑者。同乗した日台ハーフタレントMAKIYOもハイヒールで2回ほど踏みつけたとして、友寄容疑者とともに重傷害未遂容疑で逮捕、起訴。11日、友寄容疑者には懲役6年、MAKIYO容疑者には懲役4年が求刑された。  日本ではまだそこまで報じられていないが、台湾では連日トップニュースの大騒ぎ。昨年3月の東日本大震災の際に多額の義援金を寄付するなど"親日"で知られる台湾国民も、今回の友寄容疑者の"蛮行"に怒り心頭で、こじれれば日台関係に亀裂が生じかねない。  現地メディアによると、友寄容疑者は運転手が意識を失ったあとも執拗に蹴り続けていたという。 「現地では反日感情が高まっており、台湾の馬英九総統も『真相を解明するように』と異例の指示を出した。中途半端な幕引きはありえない」(現地のマスコミ関係者)  友寄容疑者の"凶暴さ"とともに注目されているのが、その背景だ。六本木事情に詳しいある人物は「友寄は夜の六本木の"顔役"の1人。闇社会との接点も浮上している。昨年12月に六本木で起こった暴力団襲撃事件の加害者に近い勢力とも交流があったといわれている」と話す。  事実、現地メディアでは友寄容疑者の親族に暴力団関係者がいると報じている。 「(友寄容疑者らは)法律違反なんて何とも思っていない連中。ささないなことで運転手をボコボコにするくらいですから。日本のネット上でも擁護の声は皆無で『日本の恥だから、死刑にしてくれて結構です』という趣旨のコメントが多い」(芸能プロダクション幹部)  出国禁止令が出されているため、友寄容疑者らは海外で裁かれることになりそうだ。

るるぶ六本木西麻布赤坂麻布十番 ロクでもねぇ。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・"海老蔵事件"レベルじゃない! 暴力団幹部襲撃事件で六本木に血の雨が降る──「芸能人・元暴走族を一網打尽!?」有名"キャバクラ"の摘発は六本木浄化作戦の第一歩か日台交流センターに聞いた「義援金100億突破―」台湾はなぜ親日家が多い?

「また六本木闇社会から……」台湾でタクシー運転手をフルボッコにした日本人の凶悪素顔

 今月3日、台湾でタクシー運転手の男性が日本人乗客らから殴る蹴るの暴行を受け、重傷を負う事件が起きた。シートベルトを着用するよう注意されたことに腹を立て、運転手をボコボコにしたのは東京・六本木のレストラン・ラウンジ「VANITY LOUNGE」などを経営する友寄隆輝容疑者。同乗した日台ハーフタレントMAKIYOもハイヒールで2回ほど踏みつけたとして、友寄容疑者とともに重傷害未遂容疑で逮捕、起訴。11日、友寄容疑者には懲役6年、MAKIYO容疑者には懲役4年が求刑された。  日本ではまだそこまで報じられていないが、台湾では連日トップニュースの大騒ぎ。昨年3月の東日本大震災の際に多額の義援金を寄付するなど"親日"で知られる台湾国民も、今回の友寄容疑者の"蛮行"に怒り心頭で、こじれれば日台関係に亀裂が生じかねない。  現地メディアによると、友寄容疑者は運転手が意識を失ったあとも執拗に蹴り続けていたという。 「現地では反日感情が高まっており、台湾の馬英九総統も『真相を解明するように』と異例の指示を出した。中途半端な幕引きはありえない」(現地のマスコミ関係者)  友寄容疑者の"凶暴さ"とともに注目されているのが、その背景だ。六本木事情に詳しいある人物は「友寄は夜の六本木の"顔役"の1人。闇社会との接点も浮上している。昨年12月に六本木で起こった暴力団襲撃事件の加害者に近い勢力とも交流があったといわれている」と話す。  事実、現地メディアでは友寄容疑者の親族に暴力団関係者がいると報じている。 「(友寄容疑者らは)法律違反なんて何とも思っていない連中。ささないなことで運転手をボコボコにするくらいですから。日本のネット上でも擁護の声は皆無で『日本の恥だから、死刑にしてくれて結構です』という趣旨のコメントが多い」(芸能プロダクション幹部)  出国禁止令が出されているため、友寄容疑者らは海外で裁かれることになりそうだ。
るるぶ六本木西麻布赤坂麻布十番 ロクでもねぇ。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・"海老蔵事件"レベルじゃない! 暴力団幹部襲撃事件で六本木に血の雨が降る──「芸能人・元暴走族を一網打尽!?」有名"キャバクラ"の摘発は六本木浄化作戦の第一歩か日台交流センターに聞いた「義援金100億突破―」台湾はなぜ親日家が多い?

被災地の実態から山口組組長直撃取材まで ──タブーなき名作ドキュメンタリーの世界

1201_yamaguchigumi.jpg
『山口組 知られざる組織の内幕』(NHK/上)と木村栄文による『苦海浄土』(RKB毎日放送/下)。これらの作品はときどき動画サイトにアップされている。
──需要が少なく陽の目を浴びることがなかったテレビのドキュメンタリー。テレビ放送黎明期から製作されてきたこれらの作品は、今日のテレビ番組制作に大きな影響を与えているという。その歴史や影響、現在のシーンをたどりつつ、隠れたテレビドキュメンタリーの名作を紹介していく。  このところ、テレビドキュメンタリーに注目が集まっている。もちろんこれまでも話題となる番組はあったが、ドラマなどに比べると再放送も、DVD 化されることも極めて稀だった。それが、戸塚ヨットスクール事件のその後を扱った東海テレビ制作のテレビ番組『平成ジレンマ』(10年5月放送)や、四日市公害の闘争を扱った、やはり同局制作の『青空どろぼう』(10年11月に放送された『記録人 澤井余志郎~四日市公害の半世紀~』を劇場用に再構成した作品)などが劇場公開されたり、また、山形国際ドキュメンタリー映画祭でも60年代から70年代の秀作を中心にテレビドキュメンタリーの特集上映が組まれ、その魅力が再発見されている。  長年、ドキュメンタリー映画に関する隠れた良作を発掘し、神保町のneoneo坐などで上映活動を行っている清水浩之氏は、テレビドキュメンタリーへの関心がにわかに盛り上がり始めた背景についてこう話す。 「これまでドキュメンタリー作品では、テレビ番組はほとんどまとめられていなかった。それを岩波書店が2年前、『シリーズ・日本のドキュメンタリー』というDVD付全集を編む時に、初めて資料にまとめようという動きが出てきたんです。この資料の中に、放送業界内では有名な作り手が制作したものや、評価の高い作品が結構あるんですよ。だけど昔のものに限らず、リアルタイムでも一般人が簡単に見られる作品はほとんどない。例えば、地方局である東海テレビ制作のドキュメンタリーは、かならずしも系列キー局のフジテレビで放送されるわけではない。なので、もっと見せる機会を増やせないかということで、東海テレビの阿武野(勝彦)さんの発案で、『青空どろぼう』を劇場公開する流れになったんです」  このように劇場公開できるほどの良質な作品は、とくに地方局から生まれやすいという。 「地方局にとって、地元の状況や事件を扱ったドキュメンタリーは、キー局に比べて地方局ならではの"強み"が発揮できるジャンルなんです。地元取材なら、東京から取材に来たスタッフとも互角以上に渡り合える。また、視聴率よりも、賞狙いで番組を作っているようなケースもあります。60年代から福岡の RKB毎日放送にいた木村栄文という伝説的なディレクターは芸術祭賞などを多数受賞して、『賞獲り男』って言われていたくらいですから。賞を獲ることで評価されて、また次の番組を作ることができる、という構図もあると思います」(清水氏)  ドキュメンタリー作家である松江哲明氏も、やはり地方局で生まれる作品に注目しているという。 「地方局は、あるテーマに取り組むときに、ひとりのディレクターだけでかかわることが少ない。地域との関係性の中で、先輩ディレクターから引き継いだり、同僚と連携しながら、集団で取り組んでいく。そうやって、長年被写体に密着しながら番組を作っていく体制は、映画のドキュメンタリーではなかなかできるものじゃないですね」(松江氏)  松江氏が衝撃を受けたという『青空どろぼう』も、長期に渡る丁寧な取材があった。 「ドキュメンタリーが特に力を発揮するのは、声を持たない人たちや、はっきりとは映らない空気のようなものを掬いとる時だと思うんです。『青空どろぼう』も、企業が国ぐるみで大きなモノを優先させるときに、その影で犠牲になる人たちの小さな声を緻密に取り上げている。僕にとっては、今年観たドキュメンタリーで、ベストのうちのひとつだといえる素晴らしい作品でした」(松江氏) ■ドキュメンタリーの旗手田原総一朗の偉業とは?  さて、良作のテレビドキュメンタリーが映画化されたり、ソフト化される動きに加え、オンデマンド配信や動画共有サイトなど、テクノロジーの発達もこの盛り上がりに一役買っているのではと、清水氏は語る。 「84年から89年に掛けて起こった山一抗争の頃に、NHKが山口組を取材したドキュメンタリー『山口組 知られざる組織の内幕』(84年8月放送)という作品があるのですが、これは4代目竹中正久組長を始め、若頭などが勢ぞろいで出演。さらに対抗組織だった一和会の組事務所の中にまでカメラが入っている。間違いなくNHKは再放送もオンデマンド配信もしないでしょう。ところがこの作品を誰かが録画して持っていて、動画共有サイトに不定期にアップされる(笑)。もちろん発見されると削除要請されて消えてしまうのですが、また上げられるというイタチごっこが繰り返されています」  こうしてこれまでは気軽に見られなかった隠れた名作に、手が届きやすくなった。この機運に乗じて盛り上げていくには、「埋もれてしまった名作を紹介する"キュレーター"的な役割が重要であり、そうした需要も高まってきているのでは?」と、清水氏は語る。  そんな中、10月に開催された山形国際ドキュメンタリー映画祭では、60年代から70年代のテレビドキュメンタリーの特集が組まれた。 「私も作品の選定にかかわったのですが、ドキュメンタリー映画って監督の名前だけで売れるようなところがありますが、テレビ番組の場合、その性質上、どうしても作り手がテーマの影に隠れがちなんです。  この頃活躍した人だと、例えば、NHKには工藤敏樹という緻密なドキュメンタリーを作るディレクターがいた。日テレには牛山純一という民放のドキュメンタリーを一から創った名物プロデューサーが、TBSには、後にテレビマンユニオン(映画監督の是枝裕和が所属するドキュメンタリーに強いテレビ制作会社)を設立する、萩元晴彦や村木良彦という実験性に富んだドキュメンタリーでテレビ的表現を拡張したディレクターがいた。彼らの作品を切り口にしたら、とアドバイスしたんです。  この時代は、テレビがまだニューメディアだった。番組の作り方も確立しておらず、いろいろな試行錯誤がされていたんです。最初は映画のやり方をマネしてみたり、ラジオの構成を取り入れてみたりしている。今見ると、かなり変だけど、面白い番組がいっぱいあります」(清水氏)  また、前記の作り手たちに並んで、清水氏が、テレビの表現を開拓した重要な人物として挙げるのが、現在もジャーナリストやキャスターとして活躍する田原総一朗である。 「田原さんもやはり同じ頃にテレビ東京に入って、ドキュメンタリー番組を作っていました。当時のテレ東はNHKやほかの民放局に比べて、今以上に予算もないし、視聴者も少ない。そんな環境で、田原さんは、かなり過激な番組作りで、テレビドキュメンタリーの表現を探っていった。例えば、ジャズピアニストの山下洋輔が出演した『バリケードの中のジャズ~ゲバ学生対猛烈ピアニスト』という番組は、学生運動吹き荒れる早稲田大学のバリケードの中に山下洋輔をピアノと一緒に放り込んで、ピアノを弾きまくらせるというむちゃくちゃな企画。きっかけは山下洋輔がどこかで『ピアノを弾きながら死にたい』と言ったのを聞いた田原さんが『面白い、俺が殺してやる』って、死に場所としてバリケードの中をチョイスしたそうなんです。その思いつきを実行してしまう豪腕ぶりが抜群に面白い」(清水氏)  また松江氏は、現在も放送されている『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)を例に挙げつつ、田原の制作手法について語る。 「田原さんの場合、ドキュメンタリーの制作において、結論を出さないままで放り投げて、まとめ上げることなく番組を終わりにしてしまう。テレビなら放送時間が決まっているので、どんなに放り投げても、番組の放送時間終了とともに、ちゃんと終わりがくるんですよ(笑)。こうしたスタイルは『朝生』にしっかり継承されています。田原さんはよくあの番組について『結論なんかでなくていい』と言う。でも、どんなにケンカになろうが、議論がしっちゃかめっちゃかになろうが、朝がきたらスパッと終わる。田原さんの番組を見ていると、(ひとつの作品としてお金を取って上映する)映画のドキュメンタリーとは違う、テレビドキュメンタリーならではの可能性があると思います」(松江氏) ■ドキュメンタリーのナウな楽しみ方とは  このようにテレビの"青春期"にドキュメンタリーの作り手たちが生み出した手法には、その後の番組作りに多大な影響を及ぼしたという。 「66年にTBSの萩元さんたちが作った『あなたは...』という番組では、道行く老若男女に無差別に同じ質問をするんです。その質問を寺山修司が考えているのがまた面白いんですが、例えば『日本人は悲劇ですか? 喜劇ですか?』や『(アメリカ人に向かって)原爆に責任を感じてますか?』など、独特な質問をぶつけて、そのリアクションを見る。それまではタレントやキャスターが何かを発信するというのがテレビ番組の基本でしたが、この頃『リアクション』が発見されたことで、素人も番組で"いじれる"ようになった。これはバラエティ番組の原点とも言えるでしょう」(清水氏)  確かにこうした手法は今日のテレビ番組では当たり前のもの。それと同時に、時代とともにそれらはアップデートもされている。自らも作り手である松江氏は語る。 「例えば、『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日)みたいな大家族モノって、出てる人たちが自分の役割をよくわかってるところにある。彼らは素人ですが、頭のどこかにかつてテレビで見た大家族モノのフォーマットがインプットされていて、それに合わせて、自分がどう動くべきかをどこかで理解しているように見えます。例えば『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)でも『漂流家族』という、大家族ものがあるんですが、その中で旦那が妻を殴ろうとするんですけど、そのカメラアングルが絶妙なんですよ。旦那が手を振り上げた瞬間に、妻がカメラの手前にいる子供たちに向かって、大声で『出ていくよ!』って言うんです。いくらなんでも芝居がかりすぎだろっていう(笑)」(松江氏)  かつて今村昌平が映画『人間蒸発』(1967年)の中で、撮影の一環として女優のプライベートを隠し撮りして、「やりすぎだ」と議論を呼んだことがある。その際、今村は「カメラで隠し撮りでもしないと人間の本音は炙り出せない」と言ったという。しかし、松江氏によれば、むしろ今のテレビドキュメンタリーの核心は、カメラを向けることで演じ始めてしまう被写体から、漏れる本音を拾うところにあるという。 「今村さんの時代とは隔世の感がありますよね。半年ぐらい前に放送された『ザ・ノンフィクション』で女性アイドルの生き方に迫った『アイドルすかんぴん』では、番組放送後、出演者が撮られ方への不満を告白して話題になりました。自分のプライバシーを曝かれたというクレームではなく、自分がイメージしていた映り方と、番組サイドの編集に誤差があって、それが許せない、ということでした。でも、ドキュメンタリーを制作していく上で、そのズレはどうしても生じるもの。すごいディレクターだと、そのズレをあえて意識して制作しているフシがみられる。カメラを向けまくることで、ぽろっと漏れてくる本音、それを見るのが、今のドキュメンタリーの楽しみ方のひとつですね」(松江氏)  今旧作や地方局を中心に、光が当てられているのは、テレビという表現が持つ意味を、制作体制や視聴方法も含めて、もう一度、考えてみようという機運なのではないか。 (文=九龍ジョー/「プレミアサイゾー」より) ■プレミアサイゾーとは? 雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、月額525円読み放題! (バックナンバー含む) 1lineimg.jpg
人間蒸発 [DVD] つくりものと真実に境界はあるのか amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・「NG? だが、それがいい」映像作家・長江俊和 フェイク・ドキュメンタリーの極意"天才"いまおかしんじ監督の最新作はC・ドイル撮影のピンクミュージカル"人間失格"の道を選んだ映画監督の業 林由美香の最新主演作『監督失格』