2015年8月に六代目山口組から神戸山口組が分裂。そして、その神戸山口組から再分裂した任侠団体山口組の結成式が兵庫県尼崎市で行われたのは、ゴールデンウィーク序盤の4月30日のことだった。 結成式直後には、多くのマスコミ関係者の前で異例の記者会見が行われ、全国ニュースでも取り上げられる注目度の高さ。当然、ヤクザ取材に定評のある実話誌の記者たちも、連休を返上して駆けつけた。 「一昨年に山口組が分裂した際には、毎号ヤクザ報道に力を入れている『週刊大衆』(双葉社)、『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)、『週刊実話』(日本ジャーナル出版)はバカ売れ。いずれも、前号と比べて20%以上増加の売れ行きを記録しました。今回も“あの空前のバブルよ、もう一度”と、各誌の上層部の鼻息は荒くなっていました」(出版関係者) 週刊誌はゴールデンウィーク休みとなっており、ヤクザ関係者や裏社会に興味を持つ読者は、最新号で詳報されるであろう「再分裂」記事を楽しみに待っていた。実話系3誌の中で連休明けに最初に発売されたのは「週刊大衆」だった。ところが――。 「8日発売の号では再分裂の話を完全スルーしていたばかりか、『神戸山口組が分裂のデマ 拡散の発信源』の小見出しで、再分裂情報は『デマだった』という趣旨の記事を掲載。同日発売の『週刊現代』(講談社)、『週刊ポスト』(小学館)や写真誌の『FLASH』(光文社)も再分裂の話題を報じていますから、これには記事を楽しみにしていた人たちはズッコケたでしょうね」(同) 翌9日発売の「週刊アサヒ芸能」はグラビア&本文16ページで「山口組『第三勢力』結成の全内幕!」の大特集。10日発売の「週刊実話」も「山口組再分裂全舞台裏」と12ページ割いている。出版取次関係者が明かす。 「通常、週刊誌の編集部はゴールデンウィーク前に休みを取って、連休中に休み明けの号を制作している。ところが、『大衆』は世間のゴールデンウィークに休みを合わせようとしたのか、前倒しで連休明けの号を制作したことで、取り返しのつかない大恥をかいてしまった。実際、3誌の中で『大衆』だけが大惨敗。一昨年の分裂騒動のときほどのインパクトはないとはいえ、『アサ芸』『実話』にとっては通常の15~20%増の実売率になる“神風”となっています」 「週刊大衆」の編集部員たちは、苦虫をかみ潰したような顔で連休を過ごしたことだろう。「週刊大衆」(5/29日号、双葉社)
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神戸山口組、抗争激化で「居酒屋禁止令」発令! “家飲みヤクザ”激増で、包丁が本来の目的に使用される異常事態
「六代目」と「神戸」の2つに分裂した暴力団組織の山口組から、さらに「任侠団体山口組」なる第3団体が独立し、抗争の火種が増えている。一昨年9月の分裂劇以降、事務所にダンプカーが突っ込んだり、火炎瓶が投げ込まれたり、主要な抗争事件だけでも50件以上となったが、さらなる分裂に警視庁も警戒を強めている。 今年3月で休刊したヤクザ専門誌の「実話ドキュメント」(マイウェイ出版)編集者である小林俊之氏によると「昨年11月、神戸山口組からは組員に対し通称『居酒屋禁止令』なる者が出されている」という。 「いまや抗争はヤクザにとってリスクが大きいもので、人もカネも失い、警察や世間の締めつけも厳しくなる要因。神戸山口組は、昨年10月に幹部が撲殺された件の引き金が酒の席でのトラブルだったことで、『繁華街での酒飲み禁止令』を出した。繁華街で酒を飲まないようにして、飲むときは上層部に報告する“掟”を作ったんです」(同) 実際、過去の有名抗争では、酒の席での激突がきっかけになったことも少なくない。暴力団情勢に詳しい作家の影野臣直氏が解説する。 「今は、銃撃戦でも始まれば使用者責任でトップの組長が警察に連行されてしまいます。揉めごとはできるだけ避けたいというのが、3つの組織の共通したところだと思いますよ。勢力で押されている側が盛り返したいときに、酒の席でいざこざを起こして“火種”を作るのが常套手段で、1960年にあった山口組と明友会との抗争とか、90年の八王子抗争などもそうでしたが、今はそうしたことは避ける姿勢があって、山口組系の組員だと基本、別の組織の縄張りで酒を飲む場合は、その地域の顔役に挨拶を入れてから行くようになったと聞きます」 しかし、東京・新宿の歌舞伎町や池袋、大阪市、神戸市などでは、その縄張りも複雑に入り組んだ状態になっているエリアがあり、中には同じビルの中に対立する組織が同居しているケースもある。 「約2年前、新宿の歌舞伎町で神戸山口組の組員が約50名、喫茶店の会議室に集まったとき、六代目山口組の組員30人が取り囲み、一触即発となったこともあったんです。挨拶ナシで飲むと、喧嘩を売っているとみられる場合があります」(同) 山口組が3つに分かれたことで、神戸山口組以外でも「居酒屋禁止令」が出されてもおかしくはない様相だ。そもそも近年は暴力団排除条例の影響で繁華街からヤクザの影が減りつつはある。上納金代わりにタダ飲みさせていたような店も減り、日々の収入である“シノギ”が厳しくなったことから、酒代に困って外食を控える組員も続々。前出・小林氏によると「ヤクザの家飲みが増え、つまみを作るのが上手な若手組員も重宝されるようになった」というほど。 キッチン男子ならぬ、キッチンヤクザの登場というわけか。ヤクザが包丁を「武器」としてでなく、本来の目的「料理」に使うというのは、まさに時代の変化を表しているようだ。 (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)イメージ画像(足成より)
リアル『仁義なき戦い』が始まる!? 神戸山口組からの大量離脱で「兵庫県」が三つ巴の大抗争前夜
指定暴力団・神戸山口組を離脱した有力組長らが、4月に新組織「任侠団体山口組」の結成を表明した。 結成の際に、新組織は記者会見を開き「高額な上納金があることや、一部の組だけが優遇されている状況がある」などと神戸山口組への不満点を述べ、公然と批判。大きな火種を残した。 そんな状況下で、さらに不穏な情報が流れてきた。 「神戸山口組内の最大組織『山健組』が、新組織の代表を非難するレターを傘下組織に送ったようです。その内容が、離脱者に復帰するよう勧めるとともに、新組織の結成について『私利私欲以外、何ものでもない』と断罪。対決姿勢を表したものとなっているようなんです」(警察関係者) 両組織間では現在、引き抜き合戦が激化し、にらみ合いが続いている。新組織の会合に出席していた組長が一転、神戸山口組の定例会に出席したケースが出てくるなど、神戸山口組に残る組員も出始め、事態は混沌としている。 そんな中、5月6日には、神戸山口組と新組織の双方の関係先がある神戸市中央区の路上で、新組織の男性が頭を殴られケガをする事件が発生。前出の警察関係者は「今後、街中での大規模な抗争に発展する可能性がある」と警告する。 そもそも神戸山口組といえば、2015年8月末に指定暴力団・山口組から分裂。たび重なる衝突により、警察庁は昨年3月、両組織を「対立抗争状態」と認定。構成員の数は神戸山口組が約2,600人、山口組が約5,200人とされているが、新組織の規模が拡大となれば、三つ巴の抗争に発展しかねない。 警察は大抗争が起きることを懸念しており、周辺では一般市民も含め、緊迫の度合いが高まっている。このまま最悪の方向に進んでしまったら、映画さながらの血で血を洗う抗争劇が、兵庫県を中心に発生してしまうのかもしれない。『別冊サイゾーvol.5 「山口組」新論』(サイゾー)
リアル『仁義なき戦い』が始まる!? 神戸山口組からの大量離脱で「兵庫県」が三つ巴の大抗争前夜
指定暴力団・神戸山口組を離脱した有力組長らが、4月に新組織「任侠団体山口組」の結成を表明した。 結成の際に、新組織は記者会見を開き「高額な上納金があることや、一部の組だけが優遇されている状況がある」などと神戸山口組への不満点を述べ、公然と批判。大きな火種を残した。 そんな状況下で、さらに不穏な情報が流れてきた。 「神戸山口組内の最大組織『山健組』が、新組織の代表を非難するレターを傘下組織に送ったようです。その内容が、離脱者に復帰するよう勧めるとともに、新組織の結成について『私利私欲以外、何ものでもない』と断罪。対決姿勢を表したものとなっているようなんです」(警察関係者) 両組織間では現在、引き抜き合戦が激化し、にらみ合いが続いている。新組織の会合に出席していた組長が一転、神戸山口組の定例会に出席したケースが出てくるなど、神戸山口組に残る組員も出始め、事態は混沌としている。 そんな中、5月6日には、神戸山口組と新組織の双方の関係先がある神戸市中央区の路上で、新組織の男性が頭を殴られケガをする事件が発生。前出の警察関係者は「今後、街中での大規模な抗争に発展する可能性がある」と警告する。 そもそも神戸山口組といえば、2015年8月末に指定暴力団・山口組から分裂。たび重なる衝突により、警察庁は昨年3月、両組織を「対立抗争状態」と認定。構成員の数は神戸山口組が約2,600人、山口組が約5,200人とされているが、新組織の規模が拡大となれば、三つ巴の抗争に発展しかねない。 警察は大抗争が起きることを懸念しており、周辺では一般市民も含め、緊迫の度合いが高まっている。このまま最悪の方向に進んでしまったら、映画さながらの血で血を洗う抗争劇が、兵庫県を中心に発生してしまうのかもしれない。『別冊サイゾーvol.5 「山口組」新論』(サイゾー)
ダイヤモンドの「ヤクザと共生」記事は暴力団礼賛? 地元・神戸や専門家の声は……
ダイヤモンドオンラインが掲載した「ヤクザと共生する街、神戸市民の意外な『山口組観』」という記事に「暴力団礼賛ではないか」と批判が集まっている。 記事は、10月末に閑静な住宅地で知られる神戸市灘区にある神社で、六代目山口組総本部の関係者たちがハロウィンの行事として子どもたちにお菓子を配ったというもの。 昨年は組織分裂の騒動で中断となったものだが、住民はこの行事の復活を歓迎し「山口組のおかげで地元に暴走族が減った」とする声まで掲載、社会悪に認定されている暴力団のイメージ回復に力を貸しているようにも見えるものだった。 これにはネット上で「悪いヤツがちょっと良いことしたら良いヤツに見えるってだけの話」「抗争しているのに子どもたちを集めて、もし事故があったらどうするんだよ」「その配ったお菓子も犯罪で得た金で買ったもの」などと辛辣な声があった。 ただ、五代目山口組若頭の宅見勝に単独インタビューするなど30年以上にわたってヤクザを取材、『山口組式最強心理戦術 山口組のレジェンドたちが教えるビジネス・恋愛テクニック』(サイゾー)の著者でもある週刊実話の元編集長、下村勝二氏は「書いてあることは全部正解じゃないですか」と記事の内容を「事実」だとした。 「周辺の住民に取材するなど、ちゃんと取材して書いていますしね。ただ、警察にしてみれば、こんな記事を書かれると困るでしょう。さすがに褒めすぎ、と言いたくなるのもわかりますが。要は、山口組関係者は総本部一帯の地域では悪さをしていないということなんです。周辺住民は定例会などで全国の組長が集まり、その周辺にマスコミも来るので大変だとは思いますが、それ以外のときは記事にあるとおりの心境なのでは」(下村氏) 1995年の阪神・淡路大震災で山口組が炊き出しをおこなったほか、オムツ、ミルク、生理用品まで配り、総本部敷地内の井戸水を自由に使わせ、住民を救済したことはマスコミも好意的に報じていた。 しかし、暴力団排除の風潮が高まった最近では今年4月、熊本大地震の際に神戸山口組が被災者救援活動をしても「世間と警察の批判をかわすため」との批判的な見方が強かった。ただ、下村氏は「神戸だけは総本部があるがゆえの特別な事情もある」という。 「山口組は地域の住民に対して、ものすごく気を使っています。以前は住民と冠婚葬祭での付き合いも普通に行われていたぐらいで、組員が道で唾を吐いたり、立ち小便などすれば、きっちりケジメ(処分)をとられるんです。昔、三代目の田岡一雄組長の頃、スーパーマーケットの店員が、山口組の消費しているものを調べようと組のゴミ箱をあさっていたのを組員が見つけ、総本部に連れ込み詰問したことがあったそうです。店員が事情を説明すると田岡の妻、文子姐が『なんて仕事熱心!』と感激して、それ以降はそのスーパーでものを買うように組員たちに指示したという話。私自身がそのスーパーの関係者から聞いたものです。そういう話があるので、神戸では山口組総本部は今も、『戦後に不良外国人から大衆を守っていた任侠』のままなんです。もしドンパチが神戸で起きれば意識も変わるかもしれませんが」(同) 本拠地で嫌われないように配慮をしているだけ、というようにも思えるが、ヤクザ事情に詳しい作家の影野臣直氏は「ヤクザの原点はそこ」だとする。 「もともとヤクザは地元の人たちに尽くして当たり前。昭和の時代、ヤクザの親分が地域の祭りや商売を仕切る町の名士だったんですから。市議会議員になった組長もいたほどですからね。ヤクザよりも時代の方が変わっていったのでは。ダイヤモンドの記事も変な話ではないですよ」(影野氏) 神戸在住の50代男性も「ヤクザとどう付き合うかは、地域それぞれスタンスがあるんです。ここに住んでいない人に、神戸の住人にとっての山口組の賛否を決めてほしくない」とする。 一方、国家公安委員会が認定する民間グループの全国暴力追放運動推進センター(暴追センター)からはこんな声も聞かれる。 「地元住民への配慮は下心ですよ。警察は近く、抗争が続く山口組と神戸山口組に特定抗争指定暴力団に指定をする動きがあって、暴力団側はこれを回避したい狙いがあるんですよ」と同センターの職員。この指定は、暴力団が抗争状態になり、市民に危機が迫っていると認められた場合、警戒区域内では組事務所の新設や対立組員や事務所への接近などが禁じられるほか、仲間内でが5人以上集まっただけで即逮捕できるもの。 「でも、分裂から1年以上が経過して延べ400人近くの組員が逮捕された状況ですからね。こんなタイミングで“愛される山口組”なんて記事を出すのは、書き手がヤクザに取り込まれているとしか思えませんね。せっかく暴力団排除の機運が高まっているのですから、それに逆行する記事には不快感を覚えます」(同暴追センター関係者) 全国で起こっている暴力団関係者の事件を調べ上げると、ほぼ毎日のように発生しているのがわかる。そのため国内の暴力団排除の流れを止めることは難しく、一部で共生の道があったとしても、ごく少数派となってしまうのは仕方のないことだろう。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)くだんの記事(ダイヤモンドオンラインより)
ダイヤモンドの「ヤクザと共生」記事は暴力団礼賛? 地元・神戸や専門家の声は……
ダイヤモンドオンラインが掲載した「ヤクザと共生する街、神戸市民の意外な『山口組観』」という記事に「暴力団礼賛ではないか」と批判が集まっている。 記事は、10月末に閑静な住宅地で知られる神戸市灘区にある神社で、六代目山口組総本部の関係者たちがハロウィンの行事として子どもたちにお菓子を配ったというもの。 昨年は組織分裂の騒動で中断となったものだが、住民はこの行事の復活を歓迎し「山口組のおかげで地元に暴走族が減った」とする声まで掲載、社会悪に認定されている暴力団のイメージ回復に力を貸しているようにも見えるものだった。 これにはネット上で「悪いヤツがちょっと良いことしたら良いヤツに見えるってだけの話」「抗争しているのに子どもたちを集めて、もし事故があったらどうするんだよ」「その配ったお菓子も犯罪で得た金で買ったもの」などと辛辣な声があった。 ただ、五代目山口組若頭の宅見勝に単独インタビューするなど30年以上にわたってヤクザを取材、『山口組式最強心理戦術 山口組のレジェンドたちが教えるビジネス・恋愛テクニック』(サイゾー)の著者でもある週刊実話の元編集長、下村勝二氏は「書いてあることは全部正解じゃないですか」と記事の内容を「事実」だとした。 「周辺の住民に取材するなど、ちゃんと取材して書いていますしね。ただ、警察にしてみれば、こんな記事を書かれると困るでしょう。さすがに褒めすぎ、と言いたくなるのもわかりますが。要は、山口組関係者は総本部一帯の地域では悪さをしていないということなんです。周辺住民は定例会などで全国の組長が集まり、その周辺にマスコミも来るので大変だとは思いますが、それ以外のときは記事にあるとおりの心境なのでは」(下村氏) 1995年の阪神・淡路大震災で山口組が炊き出しをおこなったほか、オムツ、ミルク、生理用品まで配り、総本部敷地内の井戸水を自由に使わせ、住民を救済したことはマスコミも好意的に報じていた。 しかし、暴力団排除の風潮が高まった最近では今年4月、熊本大地震の際に神戸山口組が被災者救援活動をしても「世間と警察の批判をかわすため」との批判的な見方が強かった。ただ、下村氏は「神戸だけは総本部があるがゆえの特別な事情もある」という。 「山口組は地域の住民に対して、ものすごく気を使っています。以前は住民と冠婚葬祭での付き合いも普通に行われていたぐらいで、組員が道で唾を吐いたり、立ち小便などすれば、きっちりケジメ(処分)をとられるんです。昔、三代目の田岡一雄組長の頃、スーパーマーケットの店員が、山口組の消費しているものを調べようと組のゴミ箱をあさっていたのを組員が見つけ、総本部に連れ込み詰問したことがあったそうです。店員が事情を説明すると田岡の妻、文子姐が『なんて仕事熱心!』と感激して、それ以降はそのスーパーでものを買うように組員たちに指示したという話。私自身がそのスーパーの関係者から聞いたものです。そういう話があるので、神戸では山口組総本部は今も、『戦後に不良外国人から大衆を守っていた任侠』のままなんです。もしドンパチが神戸で起きれば意識も変わるかもしれませんが」(同) 本拠地で嫌われないように配慮をしているだけ、というようにも思えるが、ヤクザ事情に詳しい作家の影野臣直氏は「ヤクザの原点はそこ」だとする。 「もともとヤクザは地元の人たちに尽くして当たり前。昭和の時代、ヤクザの親分が地域の祭りや商売を仕切る町の名士だったんですから。市議会議員になった組長もいたほどですからね。ヤクザよりも時代の方が変わっていったのでは。ダイヤモンドの記事も変な話ではないですよ」(影野氏) 神戸在住の50代男性も「ヤクザとどう付き合うかは、地域それぞれスタンスがあるんです。ここに住んでいない人に、神戸の住人にとっての山口組の賛否を決めてほしくない」とする。 一方、国家公安委員会が認定する民間グループの全国暴力追放運動推進センター(暴追センター)からはこんな声も聞かれる。 「地元住民への配慮は下心ですよ。警察は近く、抗争が続く山口組と神戸山口組に特定抗争指定暴力団に指定をする動きがあって、暴力団側はこれを回避したい狙いがあるんですよ」と同センターの職員。この指定は、暴力団が抗争状態になり、市民に危機が迫っていると認められた場合、警戒区域内では組事務所の新設や対立組員や事務所への接近などが禁じられるほか、仲間内でが5人以上集まっただけで即逮捕できるもの。 「でも、分裂から1年以上が経過して延べ400人近くの組員が逮捕された状況ですからね。こんなタイミングで“愛される山口組”なんて記事を出すのは、書き手がヤクザに取り込まれているとしか思えませんね。せっかく暴力団排除の機運が高まっているのですから、それに逆行する記事には不快感を覚えます」(同暴追センター関係者) 全国で起こっている暴力団関係者の事件を調べ上げると、ほぼ毎日のように発生しているのがわかる。そのため国内の暴力団排除の流れを止めることは難しく、一部で共生の道があったとしても、ごく少数派となってしまうのは仕方のないことだろう。 (文=ハイセーヤスダ/NEWSIDER Tokyo)くだんの記事(ダイヤモンドオンラインより)
大スキャンダルに発展も!? 野球賭博問題でささやかれる“超大物球界OB”と胴元暴力団
球界が大揺れだ。巨人・福田聡志投手の野球賭博問題がとんでもない大スキャンダルに発展する可能性が出てきた。 この問題は、同じ巨人の笠原将生投手から紹介された知人・A氏を通じて、福田が野球賭博にのめり込み、百数十万円の“借金”を抱えてしまったことに端を発する。 その後、A氏が返済を求めて球団施設を訪れたところ、トラブルが発覚。球界全体の信用を失墜させる事態に陥っている。 馳浩文部科学相は9日、この問題に触れ「言語道断。選手自らが関わっていたダメージは、世界的に見ても計り知れないほど大きい」とコメント。国際オリンピック委員会がスポーツの高潔性を重要視していることから、野球が追加種目で提案された2020年東京五輪・パラリンピックへの影響も「極めてマイナス」と強調した。 そんな中、一部スポーツ紙はA氏の人脈に注目。「背後に超大物球界OB」と報じている。 週刊誌記者は「各社とも、それが誰かは把握しており、実名が飛び出すのは時間の問題でしょう。これまでも球場以外のプライベートで芸能マスコミを賑わしてきた人物ですよ」と明かす。 しかし、問題なのはそこではない。そもそも福田の借金は百数十万円で、わざわざA氏が球場に“取り立て”にいくレベルとは言い難い。A氏が強行手段に出た理由とは? 「実はA氏自身も胴元の暴力団から『早く回収せいや!』と脅されていたという情報がある。その暴力団は“分裂騒動”で話題となっている組の中でも、ど真ん中の組織。警察も注目しており、福田の件でNPB(日本野球機構)が賭博罪で刑事告発した瞬間、事態は大きく動き出す」(同) ついに球界とヤクザの関係が表に出てしまうのか――。読売ジャイアンツ選手名鑑より
山口組の分裂でディナーショータレントに“ネジレ現象” 芸能界が大混乱へ
山口組が分裂し、山健組ら13団体が「神戸山口組」を立ち上げた結果、本家と離脱組の間で縄張り争いにならないかと、関西の歓楽街にある風俗店などから不安の声が上がっているという。同様に芸能界でもタレントのディナーショーに関係して、山口組と長年の付き合いがある興行主は「どうなるのかとハッキリ聞けないし、不安はある」と話す。 叔父が1980年代まで山口組の仕切りでディナーショーを開催してきたというプロモーターの辰巳義男氏(仮名)は、2003年ごろに自身の手で興行事業を再開。その際に「一応の義理立てとして、叔父と付き合いがあった山口組の方に謝礼を持っていき、興行のたびにその挨拶だけを続けている」という。 「具体的には言えませんが、不安なのは開催場所の縄張りと、出演タレントの人脈で、面倒を見ている組が違ったりするところ。今回の分裂で、その部分が分かれてしまったケースが年末にあって、挨拶はどうしたらいいものかと悩んでいます」と辰巳氏。 こうした業界のネジレ現象はほかでも起こっているようだが、「仲介する有力者がいるところはそこで話をつけると聞きますが、ウチみたいな弱小業者はそういうものもなく、トラブルの予感があるなら最悪、興行自体を自粛するしかない」(同)。 近年の暴力団排除の流れで、芸能人と暴力団のつながりはほとんどが切り離されてはいるが、それでも辰巳氏の言う「有力者」を通じてつながりを残していたり、個々の付き合いが続くところもあるようだ。その中で特に暴力団が介在しやすいのが、ホテルや高級宴会場でのディナーショーだという。実際、過去に暴力団との関係が取り沙汰されて開催自体がキャンセルされた演歌歌手のショーもあった。 一方で、こうした暴力団が地域と共存共栄をしようという動きもある。暴力団排除条例以来、年々縮小するヤクザの世界では「ここは俺のシマだ」「ウチのニワだ」と争ってはいられなくなってきたところがあり、暴力団事情に詳しい作家の影野臣直氏によると「ヤクザが芸能プロダクションを経営し、興行主となっていたのは昔のこと。今は暴排条例の影響で、ヤクザが表立つと興行を開けないのが現状」というから、波風を立てず、辰巳氏からのような細々とした謝礼を受け取っているところもある。 「ただ、今回のように組織を割った組がその地域で興行を行うとなると、タダでは済まされないでしょう。そもそも、興行の面倒を見られたのも大組織の代紋があってのこと。組織を出るということは、本来そのシノギ(収入源)をすべて返さなくてはならない」(影野氏) 興行の利権は暴力団にとって大きな資金源であり、組織の威光も資金力がものをいうところがある。「だから、返せと言われても簡単にはいかないでしょう。それが火種となるかもしれません」と影野氏。 芸能人にとって、暴力団絡みのディナーショーは出演料以上のご祝儀が集まるともいわれるが、今回の分裂騒動が他人事ではない芸能人も少なくなさそうだ。 (文=ハイセーヤスダ)『血別 山口組百年の孤独』(サイゾー)
山口組元直系組長の太田守正・元太田興業組長が独白!山口組六代目継承クーデターの真実
ここ最近、ヤクザ業界をはじめ、アウトロー社会全体が騒がしくなっている。 その要因のひとつが7月28日に出版された『血別 山口組百年の孤独』(小社刊)にあるという。著者は2008年10月に除籍処分を受け、山口組を去った元直系組長の太田守正・元太田興業組長。その名を世界に轟かせる強豪揃いの山口組の中でも、屈指の超武闘派軍団の太田興業を率いる、有力親分のひとりであった。 「太田組長は山口組の渡辺芳則五代目組長(故人)が、初代山健組内で興した健竜会に入門して以来、渡辺五代目から厚い信頼を受けたようだ。その後、山健組では舎弟頭や相談役といった要職を歴任し、同組の首都圏における勢力拡大に著しい貢献を果たしたこともあって、関東のヤクザ社会では良くも悪くも名を馳せていた。ずいぶんと痛い目に遭った関東ヤクザは多い」(大手在京組織の三次団体幹部) そうした太田元組長が著した書籍であれば、業界で大きな反響を呼ぶのは当然、発売からわずか数日で初版は完売となり、急きょ増刷態勢が敷かれている。 今回は、著者である太田元組長にインタビューし、『血別』を執筆した動機などについて熱く語ってもらった。 ――まずは、このたび『血別』を書こうと思われた動機は何ですか? 太田守正氏(以下、太田) それは、盛力(09年に山口組から除籍された元直系組長の盛力健児・元盛力会会長)が、2年前に出した『鎮魂 さらば、愛しの山口組』【1】(宝島社)の内容が、まるで事実と違っていたからですよ。ワシらみたいに長いことヤクザやってきた人間、特に山口組にいた者なら、何行か読んだだけで「ああ、これはウソやな」ってわかります。しかし、ヤクザの世界を知らん人も読むんで、ウソが真実として世間でまかり通りつつありました。それを止めたかったんです。 ――『鎮魂』を書かれた盛力元会長とはどのようなご関係ですか? 太田 盛力のほうが歳は4つ下やが、山健組では先輩やったので当初は(顔を)立てていました。事実、当時はまともやったし、渡辺五代目、杉秀夫さん(初代健心会会長=05年引退)と並んで「山健組の三羽ガラス」と呼ばれてました。 ところが、抗争で長い懲役に行ってから人が変わってしまったんです。おかしな人間とばかり付き合うようになり、中でも「ミナミの帝王」のモデルだと言い触らす和田アキ子の叔父【2】という男は最悪でした。インチキばかり言うサギ師で、ワシも手形を勝手に回されたり、若い衆をこき使われたことがあるから、盛力にも何度も付き合うのをやめるように忠告したんですが、ずっと付き合うてましたな。もしかしたら、かなりの額を騙されてるかもしれません。 ――太田元組長が除籍処分を受け、他に10人の直系組長も処分されることになった08年に開かれた会合は、『鎮魂』では謀議とされていますね。 太田 謀議という認識はなく、単なる直系組長だけの話し合いと思って出席しました。ある日、信頼していた井奥文夫・元井奥会会長(絶縁)から、「これから若い衆を連れず直系組長だけで会いたい。仲のいい直系組長がいれば連れて来て欲しい」と電話で誘われました。そこで、川﨑昌彦・元二代目一心会会長(除籍)と、浅井昌弘・元浅井組組長(謹慎)の2人に連絡して一緒に神戸のある場所へ向かったんです。その部屋には、なぜか奈須幸則・元三代目大門会会長(絶縁)ら、十数名の直系組長がおりましたよ。 盛力本では、その席で謀反の企てが行われて、ワシらが「司忍六代目と髙山清司若頭を殺す」と言ったと書いてありましたが、そんなことは言っていません。盛力はおらんかったくせに、よう書けるもんですわ。 ただ、その場ののりで物騒な話をしたのは事実です。あとは、その集まりが秘密のはずやったのに上層部に筒抜けで、出席したほとんどの直系組長が処分を受ける事態となったことにも驚かされました。集まっただけで謀議と受け取られたのかもしれません。出席しなかった盛力も、信用できないと見なされたのか除籍されました。出席したのに処分を受けなかった現役の直系組長が1人おりますが、そいつが上層部にしゃべったんでしょう。処分されるのが腹立たしくて、一度はケンカしようかとも考えましたが、自分は当時、70歳目前で、今後、若い衆の面倒を見切れるかどうかわからんこともあって処分を受け入れたんです。 ――『鎮魂』には、五代目山口組の宅見勝若頭の暗殺を、渡辺五代目が事前に了承しており、司六代目(当時若頭)が、その事実を提示して渡辺五代目に引退を迫ったとされる記述があります。いわゆるクーデターはあったのでしょうか? 太田 これも、まったくの盛力の作り話です。盛力本によれば、神戸の山口組総本部の奥にある部屋で、司六代目から詰められた渡辺五代目ががっくりとうなだれたそうです。そのとき、盛力は中国の青島にいたんですよ。ここでも、現場にいないのにまるで見てきたように書くんですから呆れましたわ。だいたい、渡辺五代目のことを「渡辺、渡辺」と呼び捨てにできる神経を疑います。亡くなったら、元の親分を慕う気持ちは消えてしまうんでしょうか。ワシにはまったく理解できません。 ――最後に、『血別』を書き上げての感想をお願いします。 太田 とにかく自分が体験した真実のみ書くことを心がけました。例えば「ある親分」ではなく実名を書いて注釈も付けています。伝聞や推論も避けました。そして、渡辺五代目は先見の明があって統率力もある立派な親分でした。ケンカの収め方のほかにも、さまざまなヤクザとしての所作を学ばせていただきました。そして、ワシの道連れで処分されてしまった、いまは亡き川﨑と浅井の2人が、義俠心にあふれた本物の男であったことは間違いありません。亡くなった方に鞭打つようなマネだけは絶対に許されません。死者は反論できないんですから。今回、『血別』を書いた動機として、真実を広めたいとともに、渡辺五代目をはじめ亡くなった親分らの名誉を回復させたいとの思いも強くありました。盛力には『鎮魂』に書いた渡辺五代目ほか、いまは亡き親分衆について、しっかりと詫びてもらいたい。 これまで、『憚りながら』(山口組元舎弟の後藤忠政・元後藤組組長著/宝島社)、『鎮魂』という山口組の元直系組長による書籍は、いずれも大ヒットを記録した。そして、このたびの『血別』も予想通りの売れ行きを見せている。ただ、『血別』のあとがきには、「書いた以上は逃げも隠れもいたしません。(中略)説明しに来いと言われれば、どこにでも出向く所存です」とあるように、行間から漂う本気度や真実味は、とてつもなく大きい。 暴力団排除の流れがますます厳しくなる昨今、アプローチは違えど、日本の裏面史を浮き彫りにした『血別』の凄みをぜひ体感してほしい。 (文=柳沢壱郎) 【1】『鎮魂 さらば、愛しの山口組』 2013年8月30日発売。「宅見若頭射殺事件」に渡辺五代目の介入があったと断言したほか、司忍六代目が興した弘道会が、中部国際空港の利権で最大派閥にのし上がったなど、現体制批判とも取れる内容となっている。大きな話題となったが山口組は沈黙を保ったまま無反応であったという。 【2】和田アキ子の叔父 〈4年間付き合ったけど、ただの1度も美味しい目に遭わせてもらえんどころか、うちの若い衆をタダで使いよるんですわ。(中略)東京へも四国に行くにも、小遣い渡さんと旅費も宿泊費もわしら持ちですわ〉『血別』第4部「斃れざる者たち」P243より太田守正・元太田興業組長
激太り&脱毛報道のASKA、ストレスの原因は闇勢力の脅しか!?
昨年9月に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けた歌手のASKAに、激太り&脱毛報道が飛び出した。 報じたのは「女性自身」(光文社)で、同誌は7月15日に都内でASKAを発見。その姿たるや、頬のあたりは緩み、おなかもぷっくり。何より、後頭部はところどころ毛がまばらで、ストレスによる“円形脱毛症”であることをにおわせている。 芸能プロ幹部は「一連の事件でASKAはトップアーティストの座から転がり落ち、所属レコードも解雇。現在も音楽に対する熱意は衰えませんが、実際に新曲を制作したとして、リリースできるかどうか……」と話す。 直面した現実の厳しさ以外にも、ストレスの原因はある。 「実はASKAさん、闇勢力に脅されているそうなんです」とは社会部記者。 ASKAは当局の取り調べに対し、同じく逮捕された愛人女性・栩内香澄美被告のことは最後までかばい続けたが、薬物の入手ルートや売人については自供したといわれる。実際にその後、ASKAに薬物を売却した疑いで、住吉会系暴力団幹部の安成貴彦被告、柳生雅由被告らが逮捕されている。 「報道されているのは一部で、逮捕された組員は、その倍はいる。しかも安成の組は、違法薬物をシノギにしていた。それがASKAの供述で壊滅状態に。恨みを持つのも無理はありません」(同) 09年に合成麻薬MDMAの所持と使用などで逮捕、起訴された押尾学も、刑期を終えてシャバに出てくるや、“闇勢力”に「警察にあることないことチクッただろ!」と脅され、大金を請求されたという情報もある。ASKAの身に同様のことが起きていても不思議ではない。 厳しい現実と闇勢力の脅し……。かねて「重度のジャンキー」(スポーツ紙記者)といわれていたASKAだけに、現実逃避に再びクスリに手を染めなければいいのだが……。『僕にできること いま歌うシリーズ』(ユニバーサル シグマ)







