『MOZU』に続き『家族狩り』まで……本格グロ路線が不振続き、TBSの大誤算

kazokugari0707.JPG
TBS『家族狩り』番組サイトより
 11日に放送された松雪泰子主演の連続ドラマ『家族狩り』(TBS系/金曜22時~)の第2話が、平均視聴率6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の10.5%を大きく下回ったことが分かった。 「初回の裏では、『もののけ姫』が視聴率21.9%を記録しており、『しょうがない』という雰囲気が漂っていた。しかし、第2話の裏で放送されていた『となりのトトロ』は、19.4%と『もののけ姫』より下がっており、第2話の急落ぶりは、ちょっと言い訳できないものがあります。『家族狩り』は、企画が立ち上がった2007年から構想7年を費やした意欲作。宣伝にも力を入れており、TBSは今頃、大慌てでしょう」(芸能記者)  同作は、直木賞作家・天童荒太氏による同名小説をもとに、大石静らによって脚本化。家族を狙った連続殺人事件を中心に、登場人物たちの心の葛藤が描かれる。キャストは松雪、伊藤淳史、遠藤憲一、Kis-My-Ft2・北山宏光、元AKB48・篠田麻里子ほか。  第2話では、刑事の馬見原(遠藤憲一)が、相次ぐ一家心中事件について「誰かが家族を狩っている」と確信。独自の捜査を進めると、3カ所で起きた一家心中事件の家族の携帯電話に、同じ電話番号が登録されていることが判明。それぞれ登録された名前は違うものの、その番号の持ち主は児童心理司の氷崎(松雪泰子)であることが分かる……というストーリーが展開された。  グロテスクな表現もある同作だが、視聴者からの評判は上々。ネット上では、「次回が待ちきれない!」「スタッフやキャストの本気度が伝わってくる」「重いテーマだけど、ユーモアも感じられ、暗くならずに見られる」「脚本もキャストもいい」といった感想のほか、「テレビでどこまでやれるか頑張ってほしい」「視聴率が取れなくても、媚びずに作ってほしい」といったエールも目立つ。  また、裏番組のジブリ映画が高視聴率であることを挙げ、「ディズニーやジブリのファンタジー映画ばかりもてはやされ、汚いものにはフタをしてしまう人が増えてるのは残念」と風潮を嘆く声も。 「TBSは、前クールの『MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~』に続き、グロテスクな表現もいとわない本格派路線のドラマが、立て続けに振るっていない。しかし、同局のホームドラマ『おやじの背中』は、初回15.3%と思いがけず高視聴率を記録。今、視聴者から求められているのは、刺激やシリアスさよりも、ホームドラマやジブリが持つ温かさや気楽さなのかもしれない」(同)  思わぬ急落を見せた『家族狩り』。今後、起死回生は期待できるだろうか?

先週は『もののけ』、今週は『トトロ』……松雪泰子主演『家族狩り』はジブリの受難を乗り越えられるか

kazokugari0707.JPG
TBS『家族狩り』番組サイトより
 4日にスタートした松雪泰子主演の連続ドラマ『家族狩り』(TBS系/金曜22時~)の初回平均視聴率が10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前クールに同枠で放送された上野樹里主演『アリスの棘』の初回を、3.7%も下回ったことが分かった。  同作は、直木賞作家・天童荒太氏による同名小説をもとに、大石静らによって脚本化。家族を狙った連続殺人事件を中心に、登場人物たちの心の葛藤が描かれる。キャストは松雪、伊藤淳史、遠藤憲一、Kis-My-Ft2・北山宏光、篠田麻里子ほか。 「この時間、裏の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)で放送されていた宮崎駿監督映画『もののけ姫』が、平均21.9%、最高瞬間25.6%を記録。『家族狩り』は主要キャストが稼働し、プロモーションに力を入れていたものの、ジブリの影響はやはり避けられなかった。さらに、『金曜ロードSHOW!』のジブリ祭りは、今週『となりのトトロ』、来週『借りぐらしのアリエッティ』と3週連続。前半は『家族狩り』にとって、つらい視聴率争いとなりそうです」(芸能ライター)  初回は、児童ケアセンターの児童心理司・氷崎游子(松雪)が、酒乱の父親・駒田(岡田浩暉)から虐待される女児・玲子を保護。何かにとり憑かれたように仕事に打ち込む游子だが、家に帰れば、アルツハイマー型認知症の父・清太郎(井上真樹夫)と、夫の看病に疲れた母・民子(浅田美代子)の愚痴が待っており、心休まる場所がない……。その頃、巣藤浚介(伊藤淳史)のアパートの近くで心中事件が発生。少年が祖父と両親を斧で斬殺し、自分も自殺。所轄は一家無理心中と断定したが、刑事・馬見原(遠藤憲一)は疑念を抱く……というストーリーが展開された。  視聴者の感想をうかがうと、ネット上では「介護疲れの記憶が蘇ってつらかった」「北山くんが見たいけど、怖くて正直、見たくない」「ドラマ向きじゃない。映画化して、もっと大胆に作ってほしかった」という声も一部見受けられるものの、「久々の骨太ドラマ。時間があっという間だった」「キャストの演技に引き込まれる」「重苦しいシーンと、伊藤淳史さんのコミカルなシーンのバランスがよかった」「グロいシーンも、きれいな映像でうまく表現されていた」といった賛辞が圧倒的。初回の評判はいいようだ。 「同局の植田博樹プロデューサーが、映像化を希望したのは2007年。なかなか企画が通らず、構想に7年を費やした意欲作だといいます。中でも、テレビドラマ化に当たって、殺人シーンに美しい映像を重ねるなど、凄惨な場面の見せ方にこだわっているとか。初回では、冒頭から殺人、首吊りとショッキングなシーンが続きましたが、映画撮影用のデジタルビデオカメラで撮影された鮮やかなリンゴや、洋ナシの映像が何度も差し込まれた。また、後半の自殺現場のシーンでは、部屋中に白い羽根が舞い飛び、幻想的な映像となっていました」(同)  制作陣の工夫とこだわりが見て取れる同作だが、強敵・ジブリにどこまで太刀打ちできるだろうか?