今月5日、サッカー日本代表でイングランドプレミアリーグのレスターに所属する岡崎慎司が、ウェブマガジン「design stories」にアップした「さむらいの志」という投稿が話題になっている。 内容は、最近のサッカーメディアの報道に苦言を呈するもので、誰かを否定するわけではないとしつつも、要約すると「海外に移籍して試合に出られないからといって、半年や1年程度でなぜ日本に戻るのか? 試合に出られないならばJリーグに戻ればいいという雰囲気があるから、日本の選手たちは海外にしがみつかない」といったものだ。 そして、「報道する方には、目先じゃなく将来を考えてもらいたいんだ。これからも海外でやりたいと思う選手を生み出すために」とつづっている 「岡崎は『日本にいればスターでいられる』と書いていますが、逆でしょう。海外に移籍すると、メディアからスター扱いしてもらえる。そういった意味でも、今のJリーグの選手たちは、海外に対する憧れが強く、大半が海外移籍を望んでいます」(サッカーライター) では、岡崎は何を伝えたかったのだろうか? 考えられるのは、スペインリーグに移籍した柴崎岳に対する報道だろう。柴崎はスペイン2部リーグに移籍したものの、直後に胃腸炎になり、ダウン。練習にも参加できず、「不安障害」とも報じられた。「ナイーブな柴崎にラテンの国は厳しかった」といった論調が多く、すでに移籍失敗ムードが漂っている。こういった報道に対し、「Jリーグに戻れ」と言うのではなく、「スペインで結果が出るまで帰ってくるな」とハッパをかけるべきというのが岡崎の持論のようだ。 「岡崎選手の言い分もわかりますが、海外移籍して何年も在籍したからといって、必ずしもレベルアップするとはいえません。若くしてイタリアのチームに移籍した森本貴幸は10年近く、伊藤翔はフランスに3年近くいましたが、試合にはあまり出られませんでした。2人とも現在はJリーグでプレーしていますが、海外経験が生かされているとは言いがたい。メディアの報道以上に、代理人の問題のほうが大きいのでは? 代理人が、海外移籍を望む選手に、どれだけその厳しさを伝えているか――。海外での自らの特徴の生かし方や、どのようなプロセスで目標に向かっていくのか? 理想と現実を照らし合わすことができていない気がします」(前出サッカーライター) 「海外に甘い気持ちで移籍させるな! 日本人選手の価値が下がる」と岡崎が代理人をぶった切ったほうが、日本サッカー界への提言になったかもしれない。 (文=TV Journal編集部)岡崎慎司オフィシャルサイトより
「11249」カテゴリーアーカイブ
岡崎レスター、史上初の優勝から降格の可能性! 免れる条件は「わざと負ける」こと?
岡崎慎司が所属するレスターシティのプレミアリーグ制覇は、昨年のスポーツ界で一番のサプライズだったかもしれない。降格候補大本命といわれた弱小クラブが、世界有数の金満クラブを次々に打ちのめし、見事優勝トロフィーを獲得したその姿は、“おとぎ話”とまで称された。 7部リーグにいた男ジェイミー・バーディが11試合連続ゴールでプレミアリーグ新記録を達成し、優勝オッズを5,000倍に設定していたブックメーカーに大打撃を与えた。数々の名シーン、記録を打ち立てたミラクルレスターだったが、昨シーズンがウソのように今季は不調にあえいでいる。 「ボランチのエンゴロ・カンテが抜けたのは大きいですね。今シーズンは明らかに守備の連動性を欠いてしまってますから。それと、レスターは基本的には守ってカウンターが得意なチームです。昨年は弱小と舐められていたので、相手チームが攻撃的になり、その隙をついて勝ってきました。しかし、今シーズンは他のチームも対策を取り、むやみに攻めてこなくなったのも負けてしまっている原因の一つですね。快足を誇るエースのバーディが今シーズン3試合でしかゴールを決められていないのも、それが大きな理由です」(スポーツライター) 昨シーズンの全38試合終了時点の降格ラインは勝ち点37。そして今シーズンのレスターは、現時点で試合数22、勝ち点は21だ。これは完全に降格ペースに陥ってしまっている。もちろん今年も37がボーダーとは限らず、今のボーダーとは勝ち点5の差があるものの、かなり危ない数字といえるだろう。プレミアリーグ発足以来、王者が翌シーズンに降格するというのは、前例がない。しかし、今のままでも危ないレスターだが、これからもっと調子を落としてしまう不安要素があるという。 「レスターはチャンピオンズリーグでは調子がよく、なんとグループリーグを首位通過してノックアウトラウンドに進んでいます。これはいいことのように見えますが、これからさらに選手の疲労が蓄積してしまうので、選手層の薄いレスターにとっては、プレミア残留争いのハンディになってしまうでしょうね。チャンピオンズリーグの次の相手となるセビージャは、今シーズン絶好調でレスターが不利といわれています。しかし、セビージャは攻撃的なチームだけに、守備からのカウンターが得意なレスターにも勝つ可能性は十分にあります。一部からは『負けたほうがいい』『下手に勝ち進んで、消耗してしまったら元も子もない』『プレミア残留を優先した方がいい』という声が上がっていますよ」(スポーツライター) トップアスリートは負けず嫌いの塊だ。わざと試合に負けるなんてあり得ない話だろう。しかし、実際に彼らを降格に追い込む一つの原因が、憧れ続けたチャンピオンズリーグだというのだから、こんな皮肉な話はないだろう。 (文=沢野奈津夫)
岡崎レスター、史上初の優勝から降格の可能性! 免れる条件は「わざと負ける」こと?
岡崎慎司が所属するレスターシティのプレミアリーグ制覇は、昨年のスポーツ界で一番のサプライズだったかもしれない。降格候補大本命といわれた弱小クラブが、世界有数の金満クラブを次々に打ちのめし、見事優勝トロフィーを獲得したその姿は、“おとぎ話”とまで称された。 7部リーグにいた男ジェイミー・バーディが11試合連続ゴールでプレミアリーグ新記録を達成し、優勝オッズを5,000倍に設定していたブックメーカーに大打撃を与えた。数々の名シーン、記録を打ち立てたミラクルレスターだったが、昨シーズンがウソのように今季は不調にあえいでいる。 「ボランチのエンゴロ・カンテが抜けたのは大きいですね。今シーズンは明らかに守備の連動性を欠いてしまってますから。それと、レスターは基本的には守ってカウンターが得意なチームです。昨年は弱小と舐められていたので、相手チームが攻撃的になり、その隙をついて勝ってきました。しかし、今シーズンは他のチームも対策を取り、むやみに攻めてこなくなったのも負けてしまっている原因の一つですね。快足を誇るエースのバーディが今シーズン3試合でしかゴールを決められていないのも、それが大きな理由です」(スポーツライター) 昨シーズンの全38試合終了時点の降格ラインは勝ち点37。そして今シーズンのレスターは、現時点で試合数22、勝ち点は21だ。これは完全に降格ペースに陥ってしまっている。もちろん今年も37がボーダーとは限らず、今のボーダーとは勝ち点5の差があるものの、かなり危ない数字といえるだろう。プレミアリーグ発足以来、王者が翌シーズンに降格するというのは、前例がない。しかし、今のままでも危ないレスターだが、これからもっと調子を落としてしまう不安要素があるという。 「レスターはチャンピオンズリーグでは調子がよく、なんとグループリーグを首位通過してノックアウトラウンドに進んでいます。これはいいことのように見えますが、これからさらに選手の疲労が蓄積してしまうので、選手層の薄いレスターにとっては、プレミア残留争いのハンディになってしまうでしょうね。チャンピオンズリーグの次の相手となるセビージャは、今シーズン絶好調でレスターが不利といわれています。しかし、セビージャは攻撃的なチームだけに、守備からのカウンターが得意なレスターにも勝つ可能性は十分にあります。一部からは『負けたほうがいい』『下手に勝ち進んで、消耗してしまったら元も子もない』『プレミア残留を優先した方がいい』という声が上がっていますよ」(スポーツライター) トップアスリートは負けず嫌いの塊だ。わざと試合に負けるなんてあり得ない話だろう。しかし、実際に彼らを降格に追い込む一つの原因が、憧れ続けたチャンピオンズリーグだというのだから、こんな皮肉な話はないだろう。 (文=沢野奈津夫)
香川、清武、岡崎のCMが盛大にやらかす! 狂いまくったスカパー!の算段とは?
日本国内での海外サッカー放映権争いは激化している。一口に海外サッカーと言っても、全ての主要リーグを網羅するにはいくつもの放送局と契約しなければならない。スペイン・リーガエスパニョーラを観るならWOWOW。ドイツ・ブンデスリーガを観るならJ SPORTSといった具合だ。これにイギリスのライブストリーミングサイト「DAZN(ダ・ゾーン)」が参入し、争いはこれからもドンドン激化していくだろう。来年には日本のJリーグさえも、国内の放送局で観ることができなくなってしまうかもしれない。 この争いを、チャンピオンズリーグの放映権で抜け出そうとしているのがスカパー!だ。ヨーロッパ最強のクラブを決めるチャンピオンズリーグは、W杯よりもレベルが高いとされている。これさえ押さえておけば、今の世界のサッカー情勢がわかるという大会だ。 しかし、スカパーが満を持して仕掛けたこのチャンピオンズリーグのCMが、盛大にやらかしてしまっていると話題になっている。 「チャンピオンズリーグ出場クラブに所属する香川真司(ドルトムント)、清武弘嗣(セビージャ)、岡崎慎司(レスター)を起用したスカパーのCMがサッカーファンの間で話題になっていますね。内容は、レアルマドリードについて香川と清武が熱く語り合っているが、対戦経験のない岡崎はその話に入っていけないといったもの。話の内容やディテールなどにリアリティがあって、最初はすごく評判がよかったんです。ですが、フタを開けてみれば、3人とも不調によりチャンピオンズリーグに1試合も出られていないんです。香川に至っては、岡崎を蚊帳の外にしたレアル戦で、自身がベンチの外にまで追いやられています。CMを観てスカパー!と契約しようとした人も、この現状を知って思い留まっているでしょうね。スカパー!としては飛んだ計算外です」(スポーツライター) 移籍したばかりの清武はともかく、香川と岡崎が所属クラブで満足に出場できていないのはかなりの問題だ。日本代表でもキープレーヤーになる彼らだけに、一刻も早く復調してチャンピオンズリーグで活躍する姿を見せてもらいたい。 (文=沢野奈津夫)スカパー!『UEFAチャンピオンズリーグ』番組サイトより
香川、清武、岡崎のCMが盛大にやらかす! 狂いまくったスカパー!の算段とは?
日本国内での海外サッカー放映権争いは激化している。一口に海外サッカーと言っても、全ての主要リーグを網羅するにはいくつもの放送局と契約しなければならない。スペイン・リーガエスパニョーラを観るならWOWOW。ドイツ・ブンデスリーガを観るならJ SPORTSといった具合だ。これにイギリスのライブストリーミングサイト「DAZN(ダ・ゾーン)」が参入し、争いはこれからもドンドン激化していくだろう。来年には日本のJリーグさえも、国内の放送局で観ることができなくなってしまうかもしれない。 この争いを、チャンピオンズリーグの放映権で抜け出そうとしているのがスカパー!だ。ヨーロッパ最強のクラブを決めるチャンピオンズリーグは、W杯よりもレベルが高いとされている。これさえ押さえておけば、今の世界のサッカー情勢がわかるという大会だ。 しかし、スカパーが満を持して仕掛けたこのチャンピオンズリーグのCMが、盛大にやらかしてしまっていると話題になっている。 「チャンピオンズリーグ出場クラブに所属する香川真司(ドルトムント)、清武弘嗣(セビージャ)、岡崎慎司(レスター)を起用したスカパーのCMがサッカーファンの間で話題になっていますね。内容は、レアルマドリードについて香川と清武が熱く語り合っているが、対戦経験のない岡崎はその話に入っていけないといったもの。話の内容やディテールなどにリアリティがあって、最初はすごく評判がよかったんです。ですが、フタを開けてみれば、3人とも不調によりチャンピオンズリーグに1試合も出られていないんです。香川に至っては、岡崎を蚊帳の外にしたレアル戦で、自身がベンチの外にまで追いやられています。CMを観てスカパー!と契約しようとした人も、この現状を知って思い留まっているでしょうね。スカパー!としては飛んだ計算外です」(スポーツライター) 移籍したばかりの清武はともかく、香川と岡崎が所属クラブで満足に出場できていないのはかなりの問題だ。日本代表でもキープレーヤーになる彼らだけに、一刻も早く復調してチャンピオンズリーグで活躍する姿を見せてもらいたい。 (文=沢野奈津夫)スカパー!『UEFAチャンピオンズリーグ』番組サイトより
プレミア優勝・レスターは街ぐるみで冷静さを失っている! 岡崎慎司が歴史上の偉人に!?
岡崎慎司が所属するプレミアリーグ・レスターシティは、創設133年目にしてリーグ初優勝を飾り、スポーツ史に残る“世紀の番狂わせ”を演じた。 優勝に5,001倍のオッズをつけたブックメーカーは約15億円もの赤字を生み、スタジアムの近くに設置されている震度計では劇的なゴールが決まるたびに地震が計測された。さらには、シーズン開始前に1カ月の余命宣告を受けたサポーターの男性は、レスターの快進撃に刺激され1年以上も生き延びたというのだから、今回のレスターの偉業がどれほどすごいかがわかるだろう。 「レスターの人口は約33万人、なのに優勝パレードには参加者が25万人いたというんですから異常ですよね。街の外から来た人ももちろんいるでしょうが、単純計算で半分以上の住人が参加しているんですよ。どこに行ってもサッカーのことばかりで、みんな本当にうれしそうです。ここの人たちはお酒を飲みながら一生この話をし続けて生きていくんだろうなって感じましたね。岡崎は本当にすごいことを成し遂げましたよ」(スポーツライター) 今年の3月に松戸市で行われた琴奨菊の優勝パレードでさえ5万人と言われているのだから、25万人のすごさがわかるだろう。しかも、松戸市よりもはるかに人口の少ない都市で行われているのだからとんでもない。レスターの街では、日本では考えられないような出来事が次々と起こっているという。 「もはやレスターは町ぐるみで冷静さを失ってますよ! 眞子さまが通ったことでも知られるイギリスの名門レスター大学では、なんと一つひとつの建物に選手の名前がつけられることが決まりました。岡崎の名前がつけられる“シンジ・オカザキ・セミナー・ブロック”は、現在、同大学の元総長の名前がついているというのだから驚きです。岡崎に関してだと、“オカザキロード”を作るとも市長は宣言していましたね。ほかにも橋やビル、駅、交差点、坂など、さまざまな場所に選手の名前がつくといわれています。数年後にレスターの街に行ったら選手の名前だらけで、歴史上の偉人は全部レスターの選手だけみたいになっているかもしれませんね(笑)」(同) Jリーグのどこのクラブが優勝しても、こんなことにはならないだろう。今回のレスター優勝のファンの喜びは、もしかしたらサッカー文化が根付いていない国に住む我々には想像がつかないことなのかもしれない。 (文=沢野奈津夫)
『やべっちF.C.』が岡崎慎司にほぼ触れない! レスターが日本で注目されない理由とは?
今、世界で最も注目を浴びているサッカークラブは、岡崎慎司が所属するレスターシティかもしれない。プレミアリーグ残留さえも危ういと思われていた小さなクラブが、世界的ビッグクラブを次々と撃破してしまっているのだから当然と言えば当然だ。今や人気はヨーロッパのみに留まらず、アメリカやアフリカ、アジアなどさまざまな国や地域の人々をも巻き込んでいる。 今月1日、そんなレスターシティがマンチェスターユナイテッド相手に「勝利したら優勝」という大一番を迎えた。結果は惜しくもドローに終わり、優勝を決めることができなかったが、世界中のサッカーファンがこの試合に注目していた。しかし、日本では岡崎が出場しているのにもかかわらず、NHKや民放での放送はされなかった。さらに、試合の直後に放送されたサッカー専門番組『やべっちF.C.』(テレビ朝日系)でも、岡崎の静止画に一言結果を添えるだけで、ハイライトすら流れなかった。これは一体なぜなのだろうか? 「理由はシンプルで、放映権が高いからです。ヨーロッパの他の人気リーグと比べても、プレミアは倍以上もするんですよ。さらに1シーズンの全試合ひっくるめての契約が基本になっていて、他のリーグと違って1クラブごとに放映権を販売するかたちも取っていないんです。だから気軽に放送局は買うことができないんですよ。もし、1試合だけ買おうとしたら相当な額を要求されるでしょうね。なので、これだけ世界的に注目されている試合でもテレ朝はハイライトさえ流すことができなかったんです。同じ時間に行われていた本田圭佑のミランとセリエA19位フロジノーネの試合は、しっかりとハイライトを流して報じていましたが、世界的に見たらレスターの何百分の一程度の注目度でしょうね。ファンからは『あっさりしすぎじゃない?』『え? やべっちF.C.は岡崎嫌いなの?』と、怒りの声が上がっていますが、理由はお金がなかっただけですね。もっとも『お金がないのは仕方ないにしても、なんとかして特集を組むべき!』『いくらでもやりようがある! これでは真実を捻じ曲げているのと一緒だ!』という声も上がっていますけど」(スポーツライター) 選手として誰が一番上かというのは一概には言えないが、今年に限っては岡崎慎司の方が香川真司や本田圭佑よりも注目されるべき存在なのは明らかだ。だが、報道のされ方は、まったくの逆。知名度も2人に比べれば岡崎は一段低い。これでは、せっかくの偉業がかすんでしまう。もう少し、なんとかして岡崎を取り上げてほしいと願うファンは、筆者だけではないはずだ。もっとも、岡崎に本田のような強烈なキャラクターがあったとしたら、無理してでも放映権を買う地上波キーの局はあったのかもしれないが。 (文=沢野奈津夫)テレビ朝日系『やべっちFC』番組サイトより
『やべっちF.C.』が岡崎慎司にほぼ触れない! レスターが日本で注目されない理由とは?
今、世界で最も注目を浴びているサッカークラブは、岡崎慎司が所属するレスターシティかもしれない。プレミアリーグ残留さえも危ういと思われていた小さなクラブが、世界的ビッグクラブを次々と撃破してしまっているのだから当然と言えば当然だ。今や人気はヨーロッパのみに留まらず、アメリカやアフリカ、アジアなどさまざまな国や地域の人々をも巻き込んでいる。 今月1日、そんなレスターシティがマンチェスターユナイテッド相手に「勝利したら優勝」という大一番を迎えた。結果は惜しくもドローに終わり、優勝を決めることができなかったが、世界中のサッカーファンがこの試合に注目していた。しかし、日本では岡崎が出場しているのにもかかわらず、NHKや民放での放送はされなかった。さらに、試合の直後に放送されたサッカー専門番組『やべっちF.C.』(テレビ朝日系)でも、岡崎の静止画に一言結果を添えるだけで、ハイライトすら流れなかった。これは一体なぜなのだろうか? 「理由はシンプルで、放映権が高いからです。ヨーロッパの他の人気リーグと比べても、プレミアは倍以上もするんですよ。さらに1シーズンの全試合ひっくるめての契約が基本になっていて、他のリーグと違って1クラブごとに放映権を販売するかたちも取っていないんです。だから気軽に放送局は買うことができないんですよ。もし、1試合だけ買おうとしたら相当な額を要求されるでしょうね。なので、これだけ世界的に注目されている試合でもテレ朝はハイライトさえ流すことができなかったんです。同じ時間に行われていた本田圭佑のミランとセリエA19位フロジノーネの試合は、しっかりとハイライトを流して報じていましたが、世界的に見たらレスターの何百分の一程度の注目度でしょうね。ファンからは『あっさりしすぎじゃない?』『え? やべっちF.C.は岡崎嫌いなの?』と、怒りの声が上がっていますが、理由はお金がなかっただけですね。もっとも『お金がないのは仕方ないにしても、なんとかして特集を組むべき!』『いくらでもやりようがある! これでは真実を捻じ曲げているのと一緒だ!』という声も上がっていますけど」(スポーツライター) 選手として誰が一番上かというのは一概には言えないが、今年に限っては岡崎慎司の方が香川真司や本田圭佑よりも注目されるべき存在なのは明らかだ。だが、報道のされ方は、まったくの逆。知名度も2人に比べれば岡崎は一段低い。これでは、せっかくの偉業がかすんでしまう。もう少し、なんとかして岡崎を取り上げてほしいと願うファンは、筆者だけではないはずだ。もっとも、岡崎に本田のような強烈なキャラクターがあったとしたら、無理してでも放映権を買う地上波キーの局はあったのかもしれないが。 (文=沢野奈津夫)テレビ朝日系『やべっちFC』番組サイトより
レスター・岡崎慎司がイギリスで映画化? 主役になる条件がそろいにそろっている!
イングランド・プレミアリーグで奇跡と称されるクラブがある。それが日本代表FW・岡崎慎司が所属するレスターシティだ。下馬評では降格候補と見なされていたレスターだったが、シーズンが始まると並み居る強豪を次々と打ち破り、なんと4試合を残して勝ち点5差で首位を走っている。資金力の差が激しいプレミアリーグでは、これは奇跡としか言いようがない。日本でたとえるならば、J2の降格候補のクラブが優勝して昇格し、翌年J1で優勝。それぐらいの快挙といえるだろう。今、レスターは世界で一番注目されているフットボールクラブなのだ。 イギリスでは、このままレスターが優勝すれば、その快進撃を映画化する予定があるという。映画の主役となるのは、エースストライカーであるジェイミー・ヴァーディが最有力だろう。ヴァーディは、プレミア記録となる11試合連続ゴールを決めるなど、文字通りレスターを牽引してきた。しかも、ほんの数シーズン前までアマチュアクラブに所属し、工場で働きながらプレーをしていたという、主人公にはもってこいのエピソードまで持っている。 しかし、そんなヴァーディが前節ウェストハム戦で主審に暴言を吐いたとして、2試合以上の出場停止処分を受ける可能性が出てきた。レスターは、スタメンをほとんど変えずに戦ってきた。その中でもエースであるヴァーディの出場停止は、あまりにも痛く、勝ち点差が5とはいえ、現地では優勝の可能性は格段に下がってしまったと見られている。そんな中、注目が集まっているのは岡崎慎司だ。 「岡崎は、FWながら今シーズン5得点と数字的には少々物足りない状況です。でもそれは、前線からの守備、ヴァーディのためのスペース作り、中盤と前線をリンクさせるなど、ゴール以外の重要な役割を果たすべく黒子役に徹してきたからです。しかし、次節からは相棒のヴァーディがいなくなり、岡崎にはこれらに加えてゴールも求められています。ここで決勝点を奪う活躍などを見せたら、映画の主役候補に一気に躍り出ますよ。岡崎は開幕当初にチームメイトから差別発言を受けたこともありました。それでも明るく振る舞ってチームの和を生みだすことにも成功しました。少ないながらもバイシクルシュートや、顔面トラップからの珍ゴールなど、印象的なゴールも多いです。主役になる要素は揃っていますよ。現地ファンも『オカザキー! 主役になるチャンスだぞ!』『ここでオカザキに命運を託すことになるとは』『映画の山場ができただけだ』と、岡崎に期待している声は多いですね」(スポーツライター) サッカーの長い歴史の中でも稀有な存在のレスターシティ。そのクラブのレギュラーというだけでもすごいのに、命運まで託されているというのは、日本人としてとてつもなく誇らしいことだ。この逆境をチャンスに変えて、世界に岡崎慎司の名前を轟かせてほしい。 (文=沢野奈津夫)『鈍足バンザイ! 僕は足が遅かったからこそ、今がある。』(幻冬舎)
香川真司、岡崎慎司の恩師トゥヘル ファンから愛されない理由は「空気が読めない」?
日本代表香川真司が所属するドルトムントが、なかなか負けない。昨年12月の1FCケルン戦で負けて以来、なんと18戦無敗を誇っている。今シーズンのドルトムントは、バイエルンに次ぐ2位ながらも、3位のヘルタベルリンには19もの勝ち点差をつけており、後半戦だけならどこのクラブよりも結果を残している。残り5試合での勝ち点68は、2001年の王者バイエルンが全試合終了時に勝ち点63だったことを考えれば、とんでもない数字といえるだろう。 そんなドルトムントを今シーズンから指揮するのが、42歳の若手監督トーマス・トゥヘルだ。トゥヘルは、昨シーズン7位と低迷していたドルトムントを見事に立て直し、前任ユルゲン・クロップもしのぐ名将とも騒がれている。実力ばかりではなく、その人柄も非常に評価が高く、昨シーズン、マインツで彼の下でプレーした日本代表・岡崎慎司もその人柄を尊敬し、「非常に熱い監督。信頼があるから怒られても受け入れることができる」と、語っている。しかし、そんな実力も人望も兼ね備えるトゥヘルだが、どうもファンからは、それほど愛されていないようだ。 「相手によって細かく戦術を変えるほど柔軟なトゥヘルなんですが、それがアダとなってる部分もあるみたいなんですよね。今シーズン前半戦で活躍した香川、ムヒタリヤン、ロイス、オーバメヤンの“ファンタスティック4”と呼ばれる4人の攻撃陣を平気で解体したり、急にスタメンだった香川やカストロをベンチ外にしたり、大一番で守備的な布陣を突然試したりと、サポーターの希望と少しズレてるんですよね。ファンからは『試合見るたび、思ってたのと違う』『結果出すから文句言えないけど、そうじゃないんだよ』『ソーセージ食べに行ったら、パンケーキ出された気分』『わかった! トゥヘルは空気が読めないんだ!』と、不満の声が聞こえてきます。先日もサポーターが一番大事にしている“ルール・ダービー”こと、対シャルケ戦で、休養のため、主力8人をベンチにしたのも、その一例ですね」(スポーツライター) 優勝は厳しいとはいえ、ブンデスリーガで2位につけ、ヨーロッパリーグでも結果を残している。しかも就任1年目で、だ。それでもいまいち愛されず、クロップ復帰をいまだに希望しているファンがいる。監督とは、なんて難しい仕事なのだろうか。 (文=沢野奈津夫)トーマス・トゥヘル監督(C)Schnederpelz/wikipediaより






