今年の初めにドイツのハノーバーに移籍した日本代表MF・山口蛍が、セレッソ大阪に復帰を希望しているという。山口はハノーバー1部残留の切り札と期待されたが、顔面骨折などで6試合の出場に留まり、結局ハノーバーは2部へと降格している。 セレッソ大阪の玉田稔社長は「できることはしてあげたい」と獲得の意思を見せるも、移籍後まだ半年という短い期間のためか「もう少し向こうで頑張ってみては?」と本人には欧州でのプレーを勧めたという。さらに高額な移籍金が発生する可能性もあり「お金もあるわけではない」とコメント。仮に実現しても、あまり前向きな獲得とは言えなそうだ。 「山口を売ってセレッソが受け取った移籍金は2億円といわれています。しかし、その間にセレッソも補強をしてお金を使っていますし、買い戻すための金額がそれ以下とも限りません。しかも、顔面骨折によりプレーの質が以前に比べて落ちている可能性もあります。セレッソからしたら損しかない獲得になるんですよ。駄目ならすぐに戻ってこれるという事例をつくると、これから海外移籍に挑戦する若手選手への悪い見本にもなってしまいます」(スポーツライター) ケガの治療期間なども考えると、チームに帯同した期間は3カ月程度だろう。いくら2部に降格してしまったとはいえ、日本に戻るには、あまりにも早すぎる。実際、ファンからも非難の声が上がっている。 「ケガの療養で日本に戻り、里心がついてしまったんでしょう。さらにチームメートだった清武弘嗣と酒井宏樹がハノーバーから離れてしまうことも原因と見られています。顔面の骨とともに心も折れてしまったということですね。ファンからは『寂しいだけ』『ただのドイツ旅行』『ドイツ2部よりJリーグ2部を選んだらもうおしまい』と、厳しい声が上がっています」(同) 25歳という年齢も若手とはいえず、ここで戻ってしまったら二度と欧州には渡れないだろう。日本中が期待する選手だけに、山口にはもう一度挑戦し、大きな成長を願いたい。 (文=沢野奈津夫)『フットボールサミット第30回 セレッソ大阪 返り咲くために』(カンゼン)
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ハノーファー・山口蛍が試合中に味方をブッ飛ばす? 地元ファンから「本物の潰し屋が現れた」の声!
日本代表MF・山口蛍は、今冬にセレッソ大阪からドイツ・ブンデスリーガのハノーファーへと、待望の海外移籍を果たした。ハノーファーは、エースの日本代表MF・清武弘嗣がケガで離脱して以降、5戦1勝4敗と調子を崩し、リーグ最下位に沈んでしまっていた。そこでハノーファーが目をつけたのが、中盤で豊富な運動量を誇る“潰し屋”山口。残留への切り札として、かかる期待は大きい。しかし、山口は前節のレバークーゼン戦でデビューをするも、何もできずにチームは3-0で敗北し、ドイツ各紙の採点はチーム最低点。今節もマインツとの一戦にスタメン出場するも、チームは6連敗を喫し、またしても結果を出せず、屈辱の前半35分に交代となり、今のところチームの期待を裏切る形になってしまっている。 「うまく試合に入れない山口は、少し焦っているように見えました。そして迎えた前半31分、ハノーファーのウッフェ・ベックがドリブルし、右サイドのフリーの選手にパスを出そうとした瞬間、ボールを奪おうと味方である山口が横から突然現れ、ボールごと足をなぎ払ってブッ飛ばしたんです。ベックは予想外の山口の動きに大きく転倒。失点こそしませんでしたが、そのまま相手にボールを奪われ、カウンターを食らってしまいました。このプレーの懲罰かどうか、直後の35分に交代に。地元ファンからは『ユニフォームの赤と白も見分けがつかないのか!』『日本人は清武みたいなのばかりじゃないんだな』『本物の潰し屋が現れてしまった』と、怒りの声が上がってましたよ」(スポーツライター) 誰がどう見てもおかしい、このプレー。気合が空回っていたとはいえ、山口は一体なぜ、このようなプレーをしてしまったのだろうか? 「おそらく山口は、スイッチしてボールをもらおうと思ったんでしょうね。しかし、チームに合流して間もないので、そんな高度な連係は取れなかったのでしょう。確かに、あそこでスイッチして山口が前を向いてボールを持てていたらチャンスにはなったかもしれませんが、ベックはベックでフリーの選手を見つけてパスを出そうとしていたので、やはり活躍しなきゃと焦っていた山口のミスですよね。もともと気持ちでプレーするタイプなだけに、このミスを引きずらないといいんですがね」(同) 山口のヨーロッパでの戦いが、失敗から始まってしまったことは間違いないだろう。しかし、ハノーファーは最下位のチームだ。調子のいい選手なんて、ほとんどいない。代表で一緒にプレーしているエース清武と、右サイドバック酒井宏樹のスタイルを熟知していることは、山口にとって大きなアドバンテージになる。まだまだチャンスは回ってくるだろう。ぜひ、ここからチームを立て直し、その経験を日本代表に還元してもらいたい。 (文=沢野奈津夫)セレッソ大阪オフィシャルサイトより
W杯メンバー発表前ラストマッチで大活躍! ザックジャパン陰のキーマン・山口蛍を直撃
「最初の10分が痛かった」とニュージーランドのエンブレン監督は試合を振り返り、ザッケローニ監督は「最初の25分間、いいプレーができた」と胸を張った。 5日、東京・国立競技場で行われたキリン・チャレンジ杯。日本はニュージーランドに4-2で勝利したが、時間に多少のズレはあるものの、前半中盤以降は見るべきものがなかった試合だったというのが、両監督の言葉にも表れている。セルジオ越後氏が言うように「弛緩した雰囲気の中で、2失点を喰らうおまけまでつく体たらくで、淡々と時間が過ぎていった」(FootballWeeklyより)。 そんな試合で孤軍奮闘した選手が2人いる。一人は、表のMVPといえる岡崎慎司だ。ザックジャパンの右サイドに求められる、ワイドな位置から斜めに飛び出す動きを体現し、攻撃を活性化させた。2得点という結果は、必然である。 もう一人は、陰のMVPである山口蛍だ。後半、日本代表が停滞したのは、“縁の下の力持ち”である山口がいなかったことが大きい。日本代表キャプテンである長谷部誠と、長きにわたり日本代表に君臨する遠藤保仁という不動のボランチコンビからレギュラーを奪いつつある山口。持ち味は、後ろに体重を置けるバランス感覚と、それでありながら前からも潰すことができる守備力。かつ、ゲームを作るパスと打開するシュートを兼ね備えた、日本では珍しい“センターハーフ”タイプである。 その山口が、“ブラジルW杯メンバー発表前ラストマッチ”で何を考えていたのか? 試合後のミックスゾーンで話を訊いた。 「(前半)30分くらいの時間まではチームとして点も取れていたし良かったと思うけど、残り15分はちょっとスペースが空いて間延びして、ボランチのバランスも崩れましたね」 ――今日のチョイスとしては、まずは守備のスペースを埋めることだったんですか? 「チョイスとしてというか、立ち上がりから点も入ったし、押せ押せになっていたので、逆にそういう時こそカウンターだったりに気を付けたほうがいいと思っていたんで、そのへんを意識していたというのはあります」 ――相手が左から仕掛けてきて、右サイドを埋めることが多かったと思うんですが、メンバーと何かコミュニケーションは取っていたんですか? 「コミュニケーションは特に取っていなかったというか、後ろからそこまで声がかかっていなかったので、相手のセンターバックから一発でサイドに振られた時に、まさかあそこであんなにフリーになっているとは思っていませんでした。オカ(岡崎)さんをはじめ、前の選手が全員、結構、前に行っていたので、あそこに戻れていなかったのは仕方ないけれど、もう少しコミュニケーションが取れていればよかったかなと思います」 ――交代前は山口選手がうまくスペースを埋めていて、その後はバランスを取れる選手がいなくなったように見えたんですが、ベンチに下がってから、試合をどのように見ていましたか? 「ヤット(遠藤)さんが入って、ボールはやっぱり落ち着いてましたね。確かに、守備の部分では4人も代わって、連携不足っていうのもあるかもしれないけど、自分だったら“ここを埋めていた”というのは、多少なりともありました」 ――山口選手がスペースを埋めることで、日本がうまく回る半面、もう少し(持ち味である)前に出て行きたいというのもあるのかなと思うんですが。 「それもありますけど、今日は比較的、前で完結できていたというか、点入るところまでいいコンビネーションで崩せていたので、自分が行く必要がないと思いました。あとは、両サイドバックも高い位置を取っていたので、それを考えると、リスクを考えてステイしていたほうがいいかなと考えていました」 ――ビルドアップの時は山口選手が落ちて、センターバックを開かせる意図があった? 「それもありますし、自分がサイドバックのスペースに落ちてサイドバックを押し上げる意図もあった。そのパターンがいくつかあって。ただ、それだけじゃなくて、自分のボランチのポジションの位置で、もっと受けて散らせればよかったかなと思います」 *** 試合後でありながら、まるで試合を俯瞰から見ていたように丁寧に答えてくれた山口。自身のボールを受ける位置という課題はもちろん、バックラインからのコントロールなどチームとしての課題も分析できている。右ヒザを負傷している長谷部がブラジルW杯に間に合うかどうかが不安視されているが、今の日本代表にとって、山口はそれ以上の存在になりつつある。 (文=石井紘人@FBRJ_JP)セレッソ大阪 公式サイトより


