WOWOWドラマ『アキラとあきら』と、『半沢直樹』『花咲舞』の知られざるつながりとは?

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WOWOW『アキラとあきら』番組サイトより
 あの人とあの人は、先輩後輩関係だった?  7月9日、WOWOWにて向井理&斎藤工W主演ドラマ『アキラとあきら』がスタートした。同作は、『半沢直樹』シリーズなどのベストセラー作家・池井戸潤氏の“幻の長編”を連ドラ化したもの。文庫本は発売から約1カ月で50万部を突破する超話題作となっている。 「『アキラとあきら』は約10年ほど前に月刊誌『問題小説』(徳間書店)で連載されていたもので、書籍化もされずに埋もれていたのをWOWOWのプロデューサーが見つけたことで、ドラマ化や書籍化が実現しました。『半沢直樹』(TBS系)、『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の原作となった銀行小説シリーズと並行して、池井戸氏が『自身の銀行小説の集大成』として書いていたという本作を“発掘”したというわけです」(出版関係者)  物語の舞台は1986年。メガバンクの産業中央銀行の新人研修で、最も成績優秀だった2チームが実戦形式で融資戦略の研修を実施。彬(向井)のチームは融資を申し込む会社側、瑛(斎藤)のチームはそれを吟味する銀行側になり名勝負を繰り広げた。2人の「あきら」は良き友人、ライバルとして互いに刺激し合いながら、バンカーとして苦難を乗り越えていくが、過酷な試練に見舞われていくというストーリー。だが、そこに“ある視点”を入れると、さらに10倍楽しめるという。 「産業中央銀行といえば、1992年に半沢直樹が入行する設定になっています。つまり、2人のあきらは、半沢の6年先輩に当たるというわけです。さらに、産業中央銀行は2002年に東京第一銀行との合併を経て、世界第3位のメガバンク・東京中央銀行となります。その東京第一銀行には、花咲舞が入行しています。読売新聞で連載された『花咲舞が黙ってない』には半沢が登場するシーンもあり、池井戸ワールドの中ではすべての登場人物はつながっているといえます」(ドラマ関係者)  別の作品の登場人物との関係性を知りながら『アキラとあきら』を見るのも、池井戸ファンならではの楽しみ方かもしれない。

“無礼すぎる”フジテレビに「作家NG」が止まらない! 佐藤秀峰、池井戸潤に続き、万城目学まで……

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映画『本能寺ホテル』公式サイトより
「ドラマ班の人たちは『またか……』と頭を抱えていました。漫画家の佐藤秀峰先生、小説家の池井戸潤先生に続いて、3人目ですからね。うちは本当に、作家さんの扱いがヘタなんですよ」(フジテレビ関係者)  綾瀬はるかと堤真一のW主演で公開中の映画『本能寺ホテル』。鈴木雅之監督で、綾瀬が主演して興行収入16.2億円を記録した『プリンセス トヨトミ』のキャスト・スタッフが集結したことで話題性も高かった。 「それが昨年末、作家の万城目学先生がTwitterで『映画のために苦労して書いたオリジナル脚本を全ボツにされたと思ったら、その内容が完成された映画でパクられていた』などとツイートしたんです。作品名は出していませんが、これが『本能寺ホテル』なのは間違いありません。その後、『週刊文春』(週刊文春)など各メディアが後追いしましたが、万城目先生はフジテレビに対して『もう自分の原作を使うな!』と“絶縁宣言”したそうです」(芸能事務所関係者)  実際、撮影中も台本がなかなか仕上がらず、綾瀬や堤をヤキモキさせたという。 「もともと、2人とも万城目さんの脚本ということで出演を決めたんです。それが、フタを開けてみたら先生が途中で降りるわ、本は出てこないわで、現場は騒然となっていたそうです。口には出していませんでしたが、役者さんはみんな、不満そうな顔をしてましたよ」(映画スタッフ)  フジテレビは08年にも、ドラマ『鹿男あをによし』で万城目学の原作を使用するなど、関係は良好だったのだが――。 「一部の人間が礼儀を欠いて、自分たちに都合のいいように話を進めるものですから、原作者が怒るんです。佐藤先生の『海猿』も、先生に相談なく関連書籍を出したことで怒られて、池井戸先生にも『ようこそ、わが家へ』の主人公を勝手に父親から息子に替えたことで怒られて……。フジテレビは本当に反省しない局だと、業界で話題になってますよ」(芸能事務所関係者)  今のままだと、フジにNGを突きつける作家はこれからも増えそうだ。

絶望のフジテレビ「原作を勝手に変更」で、小説家・池井戸潤から“NG”が……

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「もう何をやってもダメ、という空気になっていますよ。そもそも、今のトレンドは“脱・恋愛ドラマ”ですからね。そりゃ、月9も最低視聴率を更新しますよ。だから、小説でも漫画でも、人気の原作を使いたいってなるんですけど、人気小説家のひとり、池井戸潤さんからは“フジテレビNG”を出されたようなんです」(フジテレビ関係者)  今クールのドラマが、すべて1ケタスタートとなったフジテレビ。どのドラマも、平均視聴率が1ケタで終わるのは間違いなさそうだ。 「満を持して初主演となったHey!Say!JUMP山田涼介の『カインとアベル』が、初回最低を更新したのがいい例ですよね。もはや、キャストでは数字が取れないということです。逆に脚本がよければ数字はついてくると思うんですが、フジテレビは原作を勝手に変えてしまうので、原作者からの評判がよくないんです」(芸能事務所関係者)  実際、池井戸は、ある作品をきっかけに、フジテレビへ三下り半を突きつけたという。 「昨年、嵐の相葉雅紀クン主演でやった『ようこそ、わが家へ』です。原作では父親が主役だったんですが、ドラマでは無理やり息子に替えてしまった。それも、池井戸さんに事前の相談がなかったそうで、今でも池井戸さんの怒りは収まっていないようです」(同)  人気作家からも見放され、日テレ、テレ朝だけでなくテレ東にも負けるフジテレビに、起死回生の一手はあるのだろうか? 「ドラマに関しては、やはり昔のヒットドラマのリメイクの話が出ていますね。『ビーチボーイズ』や『ウォーターボーイズ』とかです。バラエティに関しては、逆に何をやっても数字が悪いので、打ち切りを意識せずに好き勝手な番組が作れているという、他局ならあり得ない状況になっています」(バラエティスタッフ)  来年のフジテレビは、どうなるのだろうか――。

「池井戸潤をガードせよ!」担当編集がスクラムを組む「江戸川乱歩賞」現場の異様ぶり

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 9月10日、第61回「江戸川乱歩賞」授賞式が帝国ホテルで行われたが、『半沢直樹』(TBS系)、『民王』(テレビ朝日系)、『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)などのドラマ原作で一躍、時の人となっている池井戸潤の周辺は異様だった。  第44回受賞者の池井戸はこの日、選考委員としての出席だったが、編集者らが周囲をガードマンのようにスクラムを組んで取り囲んでおり、名刺ひとつ渡すことができない関係者もいた。  池井戸は『半沢直樹』の高視聴率でブームを巻き起こし、シリーズ最新作『ロスジェネの逆襲』(文藝春秋)も100万部突破する人気作家だけに「他社に仕事の交渉をさせたくない連中がガードを固めていたのでは」と出版プロデューサー。  本来は受賞した呉勝浩が主役であり、選考委員にも妊娠を発表した美人作家の辻村深月ほか、石田衣良や有栖川有栖ら人気作家もいたのだが、ドラマメイカーにもなった池井戸だけは別格のようで、現場では接触を図りたい編集者やテレビマンが必死に食らいつこうとしていた。場内には名刺さえあれば入れるとあって、賞に無関心でも、池井戸との接触目当てで来場した者がいたようだ。  あるテレビマンが池井戸に話をしようと近づくと、編集者が「ちょっと今、大事な話をしているので、後にしてくれませんか」と、まるでマネジャーばりに袖を引っ張って妨害。これには「別に引き抜きを画策していたわけじゃないのに、雑誌編集者と勘違いされたようだ」とテレビマン。 「とはいえ、『花咲舞が黙ってない』も視聴率は平均14~15%と好調ですから、僕らテレビマンにとっても、池井戸さんはビジネスしたい作家なんですよね。ドラマ制作現場はアイデアが枯渇していて、人気作家の原作に頼る傾向はますます強くなっていますし」(同)  実際、この江戸川乱歩賞受賞作は、後援するフジテレビでのドラマ化が定着。そのため、ベテラン作家からは「映像化ありきで、作家がハナからドラマ化しやすい作品をエントリーするケースが増えている」という嘆きも聞かれる。  今回、受賞した呉の『道徳の時間』も、陶芸家の殺人事件現場に残された謎のメッセージをめぐってビデオジャーナリストが過去に起きた事件との奇妙な一致を見つけ、事件の真相に迫るという、まさにドラマ向きのストーリーだ。同作品について池井戸氏は「文章がよくない。大げさな描写は鼻につくし、誰が話しているかわからない会話にもイライラさせられる。さらに、最後に語られる動機に至っては、まったくバカバカしい限りで言葉もない」と酷評。受賞にも反対を表明していたというが、口の悪い出席者からは「池井戸さんは、自分の座を脅かしそうな存在を排除したかったんじゃないの?」なんて声も聞かれた。  又吉直樹のデビュー作『火花』(文藝春秋)が選ばれた芥川賞については、不振が続く出版業界の“思惑”による話題性重視の傾向が指摘されているが、こちら江戸川乱歩賞もビジネス優先で、テレビ向け作品を求める関係者の思惑が錯綜していたようだ。 (文=和田修二)

嵐・相葉雅紀の主演ドラマも低迷……そろそろ映像化作品がなくなりそうな池井戸潤の原作

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『ようこそ、わが家へ』フジテレビ
 11日に放送された、嵐の相葉雅紀が主演を務める月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)の第5話視聴率が11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。  同作は直木賞作家・池井戸潤氏原作のホームドラマ。平凡な一家がストーカー被害に巻き込まれるというサスペンスタッチのストーリーだが、初回視聴率は13.0%。地上波民放で放送された池井戸氏原作の連ドラの中でワーストスタートとなってしまったが、4日放送の第4話は10.0%と1ケタ陥落寸前だった。 「ドラマは相葉が演じる倉田健太が主役だが、原作の主役は寺尾聰が演じる健太の父親。さすがに、寺尾主演だと月9では厳しいので、ジャニーズの中でも特に“嵐推し”のフジが相葉を主演に抜擢したが、原作のファンには受け入れられなかったようだ。相葉の主演で一昨年放送されたフジの連ドラ『ラストホープ』は平均視聴率10.6%。相葉は嵐の中でも数字を持っていないので、今作の結果は想定内だった」(放送担当記者)  今後、池井戸作品が原作のドラマは、7月から日本テレビで杏主演で昨年放送されヒットした『花咲舞が黙ってない』の第2シリーズ、同じ7月クールにテレビ朝日ではコワモテ俳優の遠藤憲一と若手実力派俳優の菅田将暉のW主演で同局史上初めて池井戸作品を映像化した『民王』の放送が決定。同じクールで同じ作者原作がドラマ化されるのはなかなか珍しいが、そろそろ映像化できる原作がなくなりそうだという。 「11年に池井戸氏が『下町ロケット』で直木賞を受賞。以後、テレビ各局は池井戸作品に飛び付き、民放キー局に加え、NHKやWOWOWも映像化の権利の争奪戦に参戦。数ある作品の中でも、13年に放送された堺雅人主演の『半沢直樹』(TBS系)が最終回で42.2%、平均28.7%を記録するなど大ヒット。『半沢』のほかには、いずれも昨年放送された唐沢寿明主演の『ルーズヴェルト・ゲーム』(同)と『花咲』がヒットしたが、主要作品はほぼ映像化されてしまった。“原作頼み”の風潮がいっそう高まっているテレビ各局にとって、“ポスト・池井戸”となりうる作家探しが現状での最重要課題か」(同)  『半沢』シリーズの原作は続編が発売されているものの、肝心の堺が続編の映像化への出演を渋っているため、実現できずじまい。そんな現状だけに、今後出る池井戸氏の新作は、これまで以上に熾烈な争奪戦が展開されそうだ。

「香川照之も出る……」TBS新ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』が“ほぼ半沢直樹”状態に!?

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日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』|TBSテレビ
 俳優の唐沢寿明が、4月スタートのTBS系ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』で、人気作家・池井戸潤作品に初挑戦することが発表された。 「昨年7月に同じ放送枠で大ヒットしたドラマ『半沢直樹』の制作スタッフが再集結してやるだけに、TBSとしてもかなり期待しています」(TBS関係者)  共演者は、同局の連ドラ初出演となる檀れい、『半沢』の浅野支店長がハマり役だった石丸幹二、連ドラ初出演となる落語家・立川談春のほかに、ドラマ『白い巨塔』(フジテレビ系)以来、10年ぶりに唐沢と共演する江口洋介。そして、大御所の山崎努の出演が決定。 「メンツだけでいえば、『半沢』よりも豪華ですからね。まだ発表されていないメンバーの中にも、『半沢』出身だと机をバンバン叩いて話題になった“小木曽次長”の緋田康人さんや、タブレットPCを持ち歩いていた福山啓次郎役の山田純大さんも出演が決まっています。さらに、あの“大和田常務”の香川照之さんも出演されるそうです」(芸能事務所関係者)  まさに“ほぼ半沢直樹”状態のドラマだが、業界の前評判はあまり高くないという。 「やはり、二番煎じ感は否めないですし、香川さんを出すというのは失敗かもしれません。香川さんは、同局の4月クールで『MOZU』にも出演しますからね。同クールでの掛け持ちは、あまり歓迎されませんし。主演の唐沢さんも、昨年4月クールに同局で主演した『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』の平均視聴率が10.1%と、期待以下の数値でしたからね。俳優として、正念場だと思いますよ」(テレビ局関係者)  今回は、倒産寸前の会社が奇跡の逆転を目指す姿が描かれるが、唐沢の“逆転劇”は見られるのだろうか――。