テレ朝が“十八番”の刑事ものでTBSに敗北!? 小栗旬『BORDER』“1ケタ”スタートのワケ

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テレビ朝日『BORDER』番組サイトより
 小栗旬主演の刑事ドラマ『BORDER』(テレビ朝日系/木曜夜9時)が10日にスタートし、初回平均視聴率が9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことが分かった。  同作は、前クールで平均視聴率16%台を記録するなど、健闘した天海祐希主演『緊急取調室』の後番組。小栗は、死者と対話できる特殊能力を手にした刑事を演じ、共演に青木崇高、波瑠、遠藤憲一、古田新太、滝藤賢一など、実力派俳優陣をそろえている。  初回では、元警察官が銃殺される事件が発生。現場に駆けつけた石川(小栗)も、犯人から銃撃を受け、頭部に被弾してしまう。奇跡的に助かり、仕事に復帰した石川だが、死者と対話できる能力を身につけていた……。  視聴者の感想をネット上でうかがうと、「脚本がすごい。伏線がバチッとはまっていた」「心に響くセリフが多い」「思わぬ展開に、鳥肌が立った」「生と死のborderで、被害者の感情をこういう角度で掘り下げるのは、いいと思います!」といった賛辞が圧倒的。にもかかわらず、なぜ視聴率“1ケタ”でのスタートだったのか? 「評判はかなりいいようですが、同じ日に始まった裏番組の『MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~』(TBS系)に、視聴者を奪われてしまいましたね。『BORDER』は、前評判では『霊能力のある刑事ものなんて、大丈夫か?』『サムいドラマになりそう』と、突飛な設定を不安視する声も目立ちましたが、いざ始まってみると大好評。しかし、『MOZU』の壁は越えられないでしょうね」(芸能ライター)  『MOZU』は、TBSとWOWOWが共同制作する大作刑事ドラマ。西島秀俊と香川照之がW主演を務めるほか、共演者に真木よう子、伊藤淳史、池松壮亮、長谷川博己、染谷将太と、桁違いに豪華だ。 「刑事ドラマの良作が、同じ時間にかぶってしまうのは、惜しいですね。視聴者からは、『どっちを見ようか、本当に迷う』『時間をずらしてほしかった』という悩ましい声も相次いでいます」(同)  評判に反し、1ケタでのスタートとなった『BORDER』。今後、強敵『MOZU』にどこまで太刀打ちできるだろうか?

「日本禁煙学会に気をつけろ!?」TBS『MOZU』好スタートも、喫煙シーン頻出で心配の声

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TBS『MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~』番組サイトより
 モズの早贄……それはモズという鳥が行う奇妙な習性のことをいう。モズは、捉えた獲物を枝に串刺しにし、食べることなく飛び去るのだ――  そんな不気味なナレーションで10日に始まった連続ドラマ『MOZU Season1~百舌の叫ぶ夜~』(TBS系)の初回平均視聴率が、13.3%を記録。裏番組である小栗旬主演の刑事ドラマ『BORDER』(テレビ朝日系)の平均視聴率9.7%を、大きく上回ったことが分かった。 「同作は、逢坂剛のハードボイルド小説『百舌』シリーズをドラマ化。主演は、徹底した役作りで知られる実力派俳優・西島秀俊と、『半沢直樹』(同)の“大和田常務”役が好評だった香川照之。さらに、映画『さよなら渓谷』で、第37回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞を受賞した真木よう子や、生瀬勝久、伊藤淳史、池松壮亮、長谷川博己、染谷将太と、主役級の大物俳優が名を連ねており、同作で起死回生を狙うTBSの本気度が伝わってきます」(芸能ライター)  “WOWOW共同制作ドラマ”をうたい、続編のseason2は6月からWOWOWで放送されることが決定している同作。初回では、東京・銀座で大規模な爆発事件が発生。倉木(西島)の妻も被害に遭い、遺体はバラバラに。一方、爆発を目の当たりにした少女は、療養施設の一室で、爆発現場で目撃したものをクレヨンで一心不乱に描いていた……。 「『半沢直樹』以降、連ドラが惨敗続きのTBSですが、中でもこの木曜夜9時台『木曜ドラマ劇場』枠は、“大コケ枠”として定着しつつあった。『MOZU』はそんなイメージを変えてくれそうです」(同)  同枠前クールの関ジャニ∞・大倉忠義主演『Dr.DMAT』は、全話平均視聴率6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。さらに前クールの川口春奈主演『夫のカノジョ』は平均視聴率3%台を連発し、予定話数を繰り上げ、打ち切りに。それ以前に放送された『レジデント~5人の研修医』『ビギナーズ!』『ぴんとこな』『パパドル!』『あぽやん~走る国際空港』『潜入探偵トカゲ』と、すべて全話平均視聴率は1ケタ。もはや何もぶつけても、「高視聴率はムリ」とまでいわれていた。 「『MOZU』の評判はかなりいい。視聴者からも、『期待以上だった』『今期ドラマの中で、間違えなく断トツ』と賛辞が相次いでおり、この評判が広まれば今後、さらに視聴率を伸ばす可能性もありそうだ」(同)  視聴者の感想をネット上でうかがうと、「『映画?』って思うほどのスケールでびっくりしました」「丁寧に作り込んであり、映画のような出来映え」「最近のドラマでは見ないお金のかけ方」「豪華キャストや映像の美しさ……とにかく金がかかってると思う」と、そのスケール感に驚きの声が目立つ。また、「センスがいい」「音楽がかっこいい」「毎週2時間見たくなるほど、すごいドラマ」「脚本や演出も、出演者の豪華さに負けてない」といった声も。  だが一方で、“喫煙シーン”に対し、批判が噴出している。 「一部視聴者から『喫煙シーンが多すぎる』という声が上がっている。同作は、主演の西島や香川をはじめ、出演者の多くがあらゆるシーンでタバコをくゆらせており、タバコの煙が、映画のような世界観を作り出す演出の一部となっている。しかし、今や多くの作品が喫煙シーンを避ける時代。昨年7月に公開されたジブリ映画『風立ちぬ』でも、頻出するタバコ描写に対し、NPO法人日本禁煙学会が苦言を呈するなど、嫌煙ムードが高まっている。『MOZU』も今後、批判が増えれば、あからさまに喫煙シーンが減る可能性もあるだろう」(同)  TBSが本気を見せている『MOZU』。今クールは、主人公の突飛なキャラクターや、設定に頼った刑事ドラマが多い印象があるが、正統派で勝負する同作は、どこまで話題を集めることができるだろうか?

テレ朝に反撃か!? 大コケ枠「木曜ドラマ劇場」に、西島秀俊主演超大作『MOZU』を放送する“TBSの本気度”

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WOWOW『ダブルフェイス』番組サイト
 昨年7月クールの『半沢直樹』のヒット以降、連続ドラマが惨敗続きのTBS。中でも、木曜夜9時台の「木曜ドラマ劇場」枠は、“大コケ枠”として定着しつつある。  同作で放送中の関ジャニ∞・大倉忠義主演『Dr.DMAT』は、ジャニーズの中でも演技派で知られる大倉が連ドラ初主演に挑むも、平均視聴率5%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低迷が続いている。  また、前クールで“研音ゴリ押しドラマ”などと揶揄された川口春奈主演『夫のカノジョ』は、3話以降、平均視聴率3%台を連発し、テレビ東京を除くプライム枠で、民放ドラマ史上“今世紀最低”を記録。予定話数を繰り上げ、打ち切りとなってしまった。  さらに順にさかのぼり、仲里依紗主演『レジデント~5人の研修医』、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔主演『ビギナーズ!』、同じく玉森裕太主演『ぴんとこな』、関ジャニ∞・錦戸亮主演『パパドル!』、伊藤淳史主演『あぽやん~走る国際空港』、松田翔太主演『潜入探偵トカゲ』と、すべて全話平均視聴率は1ケタだ。 「『木曜ドラマ劇場』枠は、最近は主にジャニーズの若手アイドル主演のドラマを放送していましたが、裏でテレビ朝日が『ドクターX~外科医・大門未知子~』や『DOCTORS 2~最強の名医~』など、視聴率20%超えの人気ドラマをぶつけていたため、視聴者は取られっぱなし。散々な状況が続いています」(芸能記者)  そんな同枠の突破口となるべく、TBSが次クールに放送するのは、逢坂剛のハードボイルド小説「百舌」シリーズをドラマ化したWOWOW共同制作ドラマ『MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~』だ。主演は、徹底した役作りで知られる実力派俳優・西島秀俊と、『半沢直樹』の“大和田常務”役が好評だった香川照之。さらに、映画『そして父になる』で、第37回日本アカデミー賞・優秀助演女優賞を受賞した真木よう子や、生瀬勝久、伊藤淳史、池松壮亮、長谷川博己、小日向文世と、主役級の大物俳優が名を連ねる。これが早くも、「キャストが豪華すぎる!」「TBSが本気だ!」と大きな話題を呼んでいる。 「TBSとWOWOWの共同制作ドラマは、同じく西島・香川のダブル主演で、2012年にスペシャルドラマ『ダブルフェイス』を2度にわたり放送。これは、日本民間放送連盟賞や、東京ドラマアウォード2013・グランプリを獲得するなど、高い評価を得ました。今度の『MOZU』も、制作会社・ロボットをはじめ、ほぼ同じスタッフで制作されるといいます。今回、『木曜ドラマ劇場』という“死に枠”に、TBSは最も自信のあるコンテンツを当ててきた。同局の本気度がうかがえます」(同)  一方、裏のテレ朝では、4月から直木賞作家・金城一紀が脚本を手掛け、小栗旬が主演を務める刑事ドラマ『BORDER』がスタート。こちらも、青木崇高、遠藤憲一、古田新太、滝藤賢一、野間口徹など実力派俳優を揃えているだけに、今春のこの時間は、TBSとテレ朝の“本気の”一騎打ちが見られそうだ。