小栗旬『BORDER』、佐藤健『ビター・ブラッド』、西島秀俊『MOZU』……4月クールも連ドラは“刑事だらけ”!?

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フジテレビ『ビター・ブラッド』番組サイトより
 右を見ても左を見ても「ミステリーだらけ」と話題の、今期の連続ドラマ。前クールから2クールまたぎで放送中の『相棒season12』『科捜研の女』(共にテレビ朝日系)のほか、1月から武井咲主演『戦力外捜査官』(日本テレビ系)、杉本哲太・古田新太主演『隠蔽捜査』(TBS系)、檀れい主演『福家警部補の挨拶』(フジテレビ系)、天海祐希主演『緊急取調室』、剛力彩芽主演『私の嫌いな探偵』(共にテレビ朝日系)、滝沢秀明主演『鼠、江戸を疾る』(NHK)がスタート。実に8作にも及ぶ異常事態となっている。  そんな中、早くも4月クールの連ドラが徐々に発表されているが、ドラマウォッチャーらの間で、「春も刑事ドラマだらけか……」という声が上がっている。  まず、『緊急取調室』の後番組には、小栗旬主演の刑事ドラマ『BORDER』(テレビ朝日系/木曜夜9時~)がスタート。共演に、青木崇高、波瑠、遠藤憲一、古田新太、滝藤賢一など。小栗は、死者と対話できる特殊能力を手にした刑事・石川安吾を演じるという。  霊能力により殺人事件を解決するドラマといえば、テレビ東京でも放送された米ドラマ『トゥルー・コーリング』や、『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』などが知られているが、原案・脚本を務める金城一紀氏は、「刑事ドラマは世にたくさんありますが、他とは明らかに違う世界観の作品を手掛けたい」と意欲を見せており、オリジナルの世界観に期待が寄せられている。  一方、『福家警部補の挨拶』の後番組には、刑事ドラマ『ビター・ブラッド』(フジテレビ系/火曜夜9時~)がスタート。渡部篤郎演じるベテラン刑事と、佐藤健演じる新米刑事は「実は親子」という“親子バディ”ものだとか。  さらに同局では、民間の科学捜査研究所を舞台にしたミステリー漫画『Smoking Gun 民間科捜研調査員 流田縁』(集英社)の、4月期でのドラマ化も発表済み。主演俳優は未発表だが、一部報道ではSMAP・香取慎吾と伝えられている。  NHKでも、4月19日から探偵ミステリードラマ『ロング・グッドバイ』(土曜夜9時~)がスタート。連ドラ初主演となる浅野忠信が、私立探偵・増沢磐二を演じ、殺人事件などを解決するという。  TBS系でも、西島秀俊演じる警視庁公安部のエース捜査官と、香川照之演じる警視庁捜査一課の捜査官が事件を解決する『MOZU Season1』(木曜夜9時~)がスタート。真木よう子や長谷川博己、伊藤淳史、池松壮亮など名だたる俳優が出演予定だ。  現在、発表されているだけでも、これだけのミステリーが4月にスタートする。このテレビ界の異変は、何を表しているのだろうか? 「テレビに“無難”な番組が増えている表れでしょう。挑戦的な企画は、視聴率が事前に読めない上、視聴者の間で物議を醸す可能性もあり、スポンサーも嫌がる。また、ミステリーのほとんどは一話完結もの。『緊急取調室』のように途中から視聴率が上昇するケースも多く、シリーズ化もしやすい。ある程度決まったフォーマットの中でメーンキャストが演技力を発揮すれば、それなりに形になる上、警察が『こんな捜査はしない』なんて怒ってくることもない。さらに、刑事役はクリーンで正義感の強いイメージがあるため、芸能事務所からの人気も高く、キャストが決まりやすいという利点もあります」(テレビ関係者)  どうやら、局側にとって都合のいいジャンルのようだが、この“ミステリーだらけ”の状況は、一体いつまで続くのだろうか?