10月23日に放送された『風の見た自然たち』(BSフジ)で、高知県・四万十川のカワセミとして流れた映像が、東京都葛飾区の都立水元公園で撮影されていたことが発覚。同局は「事実と違う放送となり、視聴者にお詫びする」と謝罪し、30日で番組を打ち切った。 同番組は、各地のさまざまな生き物を、俳優・小泉孝太郎のナレーションと共に紹介する5分番組。問題の映像はそのうちの約40秒間で、カメラマンが四万十川での撮影に失敗したため、都内で撮り直したものの、撮影場所を制作会社に伝えなかったという。 フジといえば、先月21日にも地上波のバラエティ番組『ほこ×たて』で悪質なヤラセが発覚したばかり。今回の不祥事を受け、多くの視聴者から「またフジか……」という声が相次いでいる。 「今は編集技術が高く、別の場所で撮られた映像を差し込むことはよくあること。夕暮れ時の映像に『夜明け』というナレーションを乗せて放送するのも、テクニックの範疇という認識です。しかし、『四万十川のカワセミ』がメインの番組で、まったく別の場所で撮られた映像を入れるようなことは、さすがにしませんよ」(映像制作会社関係者) また別の業界関係者は、フジの“過剰演出体質”は「今のままでは治らない」と苦言を呈す。 「フジは、根本の精神を変えないと何も変わりません。80年代のバラエティ全盛期に『楽しくなければテレビじゃない』というイケイケなスローガンを掲げていた同局ですが、今年9月の改編発表会でも、まったく同じ精神を高らかに掲げた。テンションばかり高く、“時代と共に変わろう”という意識が他局よりも低い印象を受けます」(業界関係者) 来年3月で開局55周年を迎えるフジ。それまでに、「またフジか……」が定型句となっている現状を打破することはできるだろうか?フジテレビ公式サイトより
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「怖がる猿の首に釣り糸を……」フジ『ほこ×たて』ヤラセ告発で番組崩壊か
20日に放送された対戦型バラエティ番組『ほこ×たて 2時間スペシャル』(フジテレビ系)の企画「実弾スナイパーVS逃げるラジコン」に出演した男性が、同番組の“ヤラセ”をネット上で告発した。 告発したのは、老舗ラジコンメーカー・ヨコモに勤める広坂正美さん。同社のサイト上に23日、「偽造された編集内容が余りにも酷かった為、事実をお知らせする事に致しました」(原文ママ、以下同)とヤラセが放送された経緯を明かしている。 同企画では、ラジコンヘリ、ラジコンカー、ラジコンボートを操縦する“日本ラジコン軍団”と、逃げるラジコンを銃で仕留めようとする“米国スナイパー軍団”の3対3の勝ち抜き戦を放送。 対決ではまず、ラジコンヘリがスナイパーのクリスに打ち抜かれ敗北。次に、広坂さんが操縦するラジコンカーを、残り時間1秒でクリスが打ち抜き、連敗。最後に登場した最高時速202キロメートルのラジコンボートがスナイパー3人に連勝し、日本ラジコン軍団の勝利で幕を閉じた。 告発文の説明によれば、当初、番組が用意した対決ルールは、ラジコンボートの対決のみだったが、撮影が始まるとラジコンボートがあっさり3連勝してしまったためか、急きょヘリとカーの対決を追加撮影することに。 放送では、男性スナイパー・クリスがラジコンカーに勝利しているように編集されているが、実際に広坂さんと対決したのは女性スナイパーのレヤ。しかし、撮影前に決めた「(制限時間2分のうち)最初の1分間は撃ってもよいが、決してラジコンに当ててはならない」という内々のルールをレヤが守らず、開始早々にラジコンカーが大破。撮影は中止に。 広坂さんは制作スタッフに出演辞退を申し出、同時にスナイパー軍団と制作サイドとの折り合いもつかなかったため、「実弾スナイパーVS逃げるラジコン」の企画は中止となった。 しかし、放送直前になって、番組サイドから今回の編集内容が広坂さんに知らされる。広坂さんは「もしこの内容で放送された際には、事実を発表します」と変更を要請したが、そのまま放送されてしまったため告発に踏み切ったようだ。 さらに広坂さんは、過去に放送された「最速のタカVS最速ラジコンカー」(2011年10月17日放送)、「猿軍団VSラジコンカー」(12年10月21日放送)についても、ヤラセを暴露。「猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうので、釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り、猿が追いかけているように見せる細工をしての撮影でした」などと驚愕の内容を明かしている。 「バラエティ番組において、演出上のヤラセは容認されている部分がありますが、『ほこ×たて』は真剣対決が“すべて”。番組の性質上、ヤラセを疑われれば、番組自体が崩壊してしまいます。同番組は、ゴールデンに進出した直後、視聴率16%台を記録するほどの人気でしたが、今や1ケタ続きで6%台まで落ち込むことも。今回の騒動に関係なく、以前から“打ち切りは時間の問題”と言われていました」(テレビ誌ライター) 告発文の最後を、「フジテレビさんには放送開始当初の輝いていた人気番組『ほこ×たて』の再興を強く願っております」と結んだ広坂さん。これが事実であったとしたら、フジテレビは今後、視聴者の信用を取り戻すことができるだろうか?フジテレビ『ほこ×たて』番組サイトより