スタバの「フレッシュバナナフラペチーノ」を再現してみよう!

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やっぱり材料費300円だと、ちょっと違うものになりました
 100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の第9回。  先日、スタバことスターバックスコーヒーの前を通りかかったら、バナナを使ったフラペチーノのお知らせが出ていた。マクドナルドでも店舗限定ながらバナナのスムージーを出すらしい。どうやら世の中はバナナブームのようである。バナナ、うまいよね。
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フレッシュバナナ&チョコレートクリームフラペチーノ! 名前が長い!
 それにしても、問題はその値段である。スタバのフレッシュバナナ&チョコレートクリームフラペチーノ、略して「バナナチョコシェーク(略ではない)」は、驚きの税別610円。スタバはもともと高めの値段設定だが、ダークモカチップフラペチーノとやらが同じサイズで税別470円なのと比べても、なかなか強気なお値段である。仕事の打ち合わせで入ったスタバで、「どうぞお好きなものを」と言われて、これを頼んだらかなり印象が悪くなることだろう。  フレッシュバナナが1本丸ごと入っているとはいえ、しょせんはバナナ。バナナが高級品だった時代はとっくに終わっているはずなのに、ヤマザキの「まるごとバナナ」をプラスしたくらいの値段に躊躇してしまい、飲みたいけれど店の前を通り過ぎること数回。でも、これがアルコールドリンクだと思えば別に高くもないよなと考え直し(もちろんノンアルコールだが)、意を決して注文しようと思ったら、まんまと売り切れていたという苦い経験の後、後日ようやくたどり着くことができた。
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スタバの商品は、宣伝用の写真と実物の差が少ないですね。
 松屋あたりなら余裕で定食が食べられる価格のジュースはどんな味なのかと太い専用ストローですすってみると、確かにフレッシュバナナの新鮮な感じが生きた、値段に見合ったゴージャス感のある、なかなかリッチなドリンクだった。  というのが長い前振りで、今回はそのフレッシュバナナ&チョコレートクリームフラペチーノに近いものを、100円ショップの3品で再現してみようという話だ。半額以下の材料費である。  必要な材料は、商品名から察するところ、バナナとチョコレートとクリームとフラペチーノ。いや、フラペチーノというのはスタバで売られている冷たいドリンクの商品名だから、材料ではないのかな。  100円ローソンでしばらく悩んで購入したのが、ショコラカフェオレとかいう乳飲料、植物性のホイップ、そして小振りなバナナである。今考えれば、ショコラカフェオレではなく、普通にショコラでよかったような気もするのだが、スタバだからコーヒーの要素も入っているもんだと勘違いをしていたのだ。
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片手でギリギリ持てました。
 まずはフラペチーノの要素として、皮を剥いたバナナを凍らせる。スタバだと生のバナナを氷と一緒に砕くのだろうけれど、こちらがそろえた材料に氷を入れてしまうと、濃厚さがダウンするような気がしたので、バナナを氷代わりにしてみた。  凍ったバナナとショコラカフェオレをミキサーに入れて、スイッチオン。バナナは小型だったので、豪華に2本入れてみた。  ちなみに、このミキサーは3馬力という超ハイパワーで、お値段5万円だったりする。スタバで何杯飲めるんだっていう値段ですね。
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分量はもちろん適当
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ブイーン
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ほら、おいしそう!
 冷凍バナナとショコラカフェオレの超なめらかスムージー的なドリンクは、この時点でもうおいしそうだ。さすが3馬力。  しかし、スタバのフラペチーノには、生クリームがたっぷりと乗ってなくてはならない。そこで、砂糖を加えたホイップをミキサーで泡立てる。本来なら植物性のホイップではなく、生乳から作られた本物の生クリームを使うべきなのだが、値段が3倍くらい違ったので妥協してみた。
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さあ、泡立つかな。
 このパワフルなミキサーを使えば、一瞬でホイップクリームになるかなと思ったら、全然ならなかった。よく混ざっただけ。どうやら、そういう用途には向いていないらしい。
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泡立たないねー。
 そこで、普通の泡だて器を使って地道に手作業で泡立てようかとも思ったのだが、ここはちょっと方向転換をして、ホイップに冷凍バナナを加えて、バナナクリームを作ってみることにした。
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こちらにも2本入れます。合計4本!
 冷凍バナナを入れてかくはんしても、やっぱり泡立たなかったけれど、これはこれでいいこととする。  こいつをカップに注いだバナナ&ショコラカフェオレの上からそっと注いだら、オレ流のバナナドリンクの完成だ。
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これはきっと甘い。いや、うまい。
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かっちょいいマーブル模様になった!
   下のショコラカフェオレにも上のホイップクリームにも、どちらもバナナがたっぷりと入ったダブルバナナ製法である。バナナのとろみでマーブル模様に混ざっていく様子が美しい。  飲んでみると、スタバに負けないバナナ感と濃厚さである。これなら毎日でも飲みたい。生クリームではなく、ヘルシーに豆乳を使ってもよさそうだ。  これの上から、さらにちゃんとホイップしたクリームを乗せて、砕いたオレオでもトッピングすれば、より完成度は上がるだろう。  スタバがない唯一の県に住む鳥取県民に、ぜひ作ってもらいたい逸品である。  次にミキサーを回すのは、君さー(キミサー)。
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うまさ爆発! 髪の毛爆発!
(文=玉置豊)

サイゼリアにコスパで勝負! 一度で二度おいしい「紅白ドリア合戦」

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見た目はこんなに違うのに、材料は全く同じです。
 100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の第8回。  私が行きつけのイタリアンレストランといえば、もちろんサイゼリアに決まっている。何を食べても安くておいしいのだが、数あるメニューの中で一番コストパフォーマンスに優れていると言えるのが、消費税増税後も299円を死守するというミラノ風ドリアだろう。今回はあえて、このサイゼリアの看板メニューに挑戦してみたいと思う。  100円ショップで材料を3つ買うと、それだけで税込みで315円。これでドリアを一つ作るだけのでは、人件費などを考えたら惨敗である。2人分作れば半分の原価となるが、それでは勝負として面白くない。  そこで考えたのが、今回のドリアである。材料は特盛りのごはん(一応、健康を気にして麦ごはんをセレクト)、大盛りのクリームシチュー、2~3人前のミートソースだ。量が多いのを選んだら、全部ローソンのプライベートブランドになった。
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打倒サイゼリア!
 まずは全部の材料を温めて、半分にしたご飯にクリームシチューとミートソースをそれぞれ適量を掛ける。  ミートソースでよかったのか、ハヤシライスにするべきだったか、あるいはビーフシチューがベストだったのか……。その答えは今も出ていない。
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掛ける量は3分の1くらい。
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私はご飯にクリームシチューを掛ける派です。
 これをよく混ぜたら、別々にグラタン用の耐熱皿へと盛る。  勘のいい人なら、このあたりでもう今後の展開が読めるかもしれない。あるいは、材料の紹介だけでバレているかな。
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このまま食べてもいいような気がするが、それではドリアにならない。
 ここまでで出来上がったのは、クリームシチューライスとミートソースライスである。これに、ミートソースとクリームシチューを、ベースとなっているライスとは異なる組み合わせになるように、上からドバッと掛けるのだ。  これによって、ミートソースが掛かったクリームシチューライスと、クリームシチューが掛かったミートソースライスという、裏と表、陰と陽、茉奈と佳奈のような関係の2つのお皿が並んだ。いや、例えがちょっと間違っているな。
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材料は一緒なのに見た目が違う!
 これに、冷蔵庫に入っていたチーズをたっぷりと掛けて、オーブントースターでこんがりと焦げ目をつけたら完成である。  名付けて『紅白ドリア合戦』だ。
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君ならどっちを食べるかな?
 購入した材料ではないチーズを使うのは、反則のような気もする。サイゼリアのミラノ風ドリアを確認したところ、チーズは乗っていなかったのでこれは不要だったかもしれないが、私はチーズ好きなので仕方がない。  まずは、白組のクリームシチューが掛かったミートソースライスのドリアを食べてみる。曲は「焦がされて」。  オムライスの中身のようなトマト味のご飯に、たっぷりとベシャメルソース的な役割のクリームシチューが合わさって、サイゼリアに堂々と対抗できる味となっている。まあ想像通りの味と言えなくもないが。
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私はこの味が好きです。
 続いては、赤組のミートソースが掛かったクリームシチューライスのドリアだ。曲は「ライス・オン・ザ・ソース」。  食べてみると、見た目がこれほど違うのに、さっき食べた白組とほぼ同じ味がした。まあ、材料がまったく同じなので、当然といえば当然か。  ご飯を包むソースと、さらにそれを包みこむソースの順番が違うので、味の感じ方も違うといえば違うのだが、それも3回かんだら一緒だろう。
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私はこの味も好きです。
 ということで、2014年新年度紅白ドリア合戦は、引き分けとさせていただきたい。  誰かを家に招く際は、これを作って選ばせてみてはいかがだろうか。 『どっちの料理ショー』ならぬ、『どっちでも一緒でショー』である。ちょっと古いか。  これだけ似ている味になるのであれば、チーズではなくソーセージをトッピングしてもよかったかもしれない。味がそっくりなドリアだけに、双生児(ソーセージ)ドリア。なんつって。 (文=玉置豊)

この甘さがたまらない! プリンとバニラアイスの簡単フレンチトースト

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心が温かくなる甘さのフレンチトーストです。
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男の新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!  100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の第7回。  なんとなく甘いものが食べたい気分だったので、今回はフレンチトーストを作ってみようと思う。フレンチトーストの材料といえば、パン、卵、牛乳だが、普通に作っても面白くないので、卵と牛乳の代わりとして、プリンとバニラアイスをセレクトしてみた。  どちらも卵と牛乳からできているので、きっとこれでもフレンチトーストができるはず。これなら砂糖を入れなくても、きっと甘さはバッチリだ。  パンは普通に食パンでもよかったのだが、オシャレさを優先してバゲットとやらにしてみた。
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100円ローソンなら卵も牛乳も売っているのだが、あえてプリンとバニラアイス。
 まずは、プリンのフレンチトーストから。プリンを皿に出して、切ったバケットにたっぷりと塗りつける。  この行為、なんだかとても悪いことをしている気分になってくるのはなんでだろう。  子どもの頃にやっていたら、母親に怒られるタイプの行動だからか。
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罪悪感のある行為だ。
 そして、バターをたっぷりと引いたフライパンで焼く。  フライパンで焼くプリンパンである。  この甘ったるい匂いだけで、3キロぐらいは太れそうだ。
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ちょっとプリンが多かったかな。
 プリン1つに対してバケット2切れだと、ちょっとプリンの量が多すぎたようで、溶けたプリンをバケットが吸いきれずに余ってしまった。  そこでもう一切れのバケットを追加投入して、余っているプリン液を吸わせたら、一気に汁っぽさがなくなった。  これこれ、これこそが私のイメージしているフレンチトーストだ。
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プリン1つに対して、バケット3切れがちょうどいいようだ。
 続いては、バニラアイスのフレンチトースト。これも、作り方はプリン版とまったく同じ。塗りたくって焼くだけだ。  バニラアイスを焼いてしまうなんて、子どもの頃はまったく考えもしなかった贅沢行為である。
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バターっぽいけれどバニラアイスです。
 溶けたバニラアイスをジュージューといわせながら、バケットに染み込ませるようにして、じっくりと焼き色を付ける。
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こちらもまたいい匂いだこと!
 プリンとバニラアイスで作った2種類のフレンチトーストを、熱いうちにお皿へと並べたら、簡単フレンチトーストの完成だ。  コーヒーとセットで580円くらいなら、喜んで払いたくなる出来栄えだ。
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ある意味とっても贅沢!
 まずはプリンのフレンチトーストからいただいてみると、さすがはプリンだけあってしっかりとしたコクのある甘さで、そこにカラメルソースの香ばしさが加わって、見事といえる仕上がりとなった。これならメイプルシロップやハチミツをかける必要はまったくない。バケットのフニャフニャした白い部分と、かみ応えのある茶色い部分のコントラストも楽しい。  続いては、バニラアイスのフレンチトースト。こちらはプリンに比べると少しあっさりした味わいだが、バニラの香りとミルク感が新時代のフレンチトーストを予感させてくれる。より贅沢をするなら、さらに上からバニラアイスをトッピングしてもいいだろう。なんだかバチが当たりそうだけど。
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ファミレスの新メニューみたいな味!
 プリンとバニラアイス、これはどちらに軍配を上げるべきか迷うところだ。想像していたよりもずっとおいしく、甲乙つけがたい出来である。もうこれは両者勝利といっていいだろう。 「フレンチトーストに敗者などいらない。食べすぎると歯医者が必要になるけれど」  普通にフレンチトーストを作るよりも、よっぽど手間が掛からないし、なんだか「子どもにとっての贅沢」っぽい甘さがたまらない。  心や体が疲れた時にでも、また作って食べようと思う。 (文=玉置豊)

ヨーグルトとクッキーで作る、簡単ティラミス風ブッシュ・ド・ノエル

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誰でも簡単に作れる手作りデザートです!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!  100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという試みの第6回。  お正月用品はすでに撤去され、早くもバレンタイン商戦が始まっているようなので、私もデザートでも作ってみることにしよう。レシピのベースとなるのは、あの黒柳徹子さんのチョコレートケーキだ。  黒柳さんのオリジナルは、マリービスケット、生クリーム、チョコレートソース、牛乳で作るようだが、今回は100円ショップの商品棚をじっくりと眺めた結果、ちょっと材料をアレンジし、ティラミス風ブッシュ・ド・ノエルにチャレンジしてみることにした。
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片手でギリギリ持てました。
 まずはクリームを作るために、プレーンヨーグルトをコーヒー用フィルタで水切りする。  これで普通のヨーグルトが一気にクリームチーズっぽくなるのだが、低脂肪タイプでも大丈夫だろうか?
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コーヒー用フィルタに乗せて、数時間放置するだけ。
 ヨーグルトのラベルの裏に、「乳清をすてないでください!」とデカデカ書かれていたが、捨てるわけではなく、分離させるだけなんだと、心の中で言い訳をする。  下にたまった乳清は、砂糖を入れて飲んだら、薄いヤクルトみたいでおいしかった。
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なんかごめん!
 涙ながらに乳清と分離させたヨーグルトは、低脂肪にもかかわらずクリームチーズっぽくなってくれた。普通のヨーグルトに比べると、ちょっと柔らかいような気もするが。  舐めてみると、無糖なので当然だが、甘さゼロだったので、これにたっぷりと砂糖を加えて練る。
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ブラウンシュガーにしてみました。
 続いては、クッキーをティラミスラテという謎の乳飲料にさっと浸してから、ヨーグルトクリームを塗りつつ重ねていく。  クッキーはマリービスケットが売っていなかったので、適当なチョコチップクッキーを使用。  牛乳ではなくティラミスラテを使うので、きっとティラミス風のケーキになってくれるはず。
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飲んだらほとんどココアの味だったけど。
 何段か重ねていくうちに、下の方がふやけて少し崩れてきてしまった。  どうやらクッキーを浸す時間は、一瞬でよかったらしい。
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賽の河原ごっこができるよ!
 適当な高さまで積み上げたら横向きにして、ヨーグルトクリームを全体に塗りたくる。  フォークを使って木目っぽいものを作ったら、なんとなくブッシュ・ド・ノエルになるかなと思ったが、そうでもなかった。
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なんか変!
 茶色いチョコレートクリームを使うからこそのブッシュ・ド・ノエルなわけで、白いクリームだと雪を連想させるため、そこに木目を刻んでも違和感があるだけか。  そこでココアパウダーを上から振りかけたら、なんとなくそれっぽくなってくれた。  そういえば、ティラミスといえばココアパウダーだ。
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なんか違うけど、まあいいか
 白と茶色の使い方が普通と逆なので、丸太に雪が積もっているというよりも、白い壁に茶色い屋根の家になってしまった。  期せずして、お菓子の家の完成である。
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バレンタインが近いのに、おっさんが作っていてすみません!
 これを冷蔵庫で一晩寝かせて、クッキーがなじんでから食べてみると、確かになんとなくティラミスっぽい仕上がりとなってくれた。  ティラミスラテではなく、濃い目のコーヒーを使ってもよかったかな。そしてもっとヨーグルトクリームが多くてもよかったかも。
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ココアパウダーをかけて正解だったみたい。
 これ、言われなければ、ヨーグルトで作ったとはバレない気がする。  甘さ控えめで作れるし、生クリームが苦手な人へのプレゼントにいいかもしれない。 「ヨーグルトの酸味があるから、スウィーツではなく酸っぱウィーツ!」  ということで、バレンタインにおすすめです。  もしココアがなかったら、ミロでもかけてあげてください。 (文=玉置豊)

タイカレー缶とカップラーメンのスープで作る絶品タイカレーライス

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汁が少ないタイカレーの缶詰だが、カップラーメンのスープで伸ばせば、ご飯にも合う!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!  100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという試みの第5回。  今回は100円ショップの大ヒット商品ともいえる、いなばのタイカレーを使った、カレーライスに挑戦してみたい。  本場タイで製造されているというタイカレーのシリーズは、その色や具の違いで数種類存在するようだが、今回はグリーンのチキンカレーをセレクトしてみた。
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大好き、タイカレー。
 このタイカレー、100円ショップで気軽に買える缶詰とはとても思えない完成度を誇っているのだが、問題が一つだけある。  そのまま、おかずやつまみとして食べるのであれば完璧なのだが、ご飯に掛けてカレーライスとして食べるには、ちょっと量が少ないのである。2缶食べればいいと思うかもしれないが、それだと汁と具の量のバランスが、ご飯とは合わないのだ。もっと汁が欲しいのである。  そこで組み合わせてみるのが、カップラーメンである。ライスはタイ米がよかったのだがレトルトのものは売ってなかったので、麦飯を選んでみた。そういえば小学校の給食では、カレーの時はかならず麦飯だった覚えがある。
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ラーメンは豚骨にしてみた。
 タイカレー缶、カップラーメン、麦飯という3つの組み合わせで、タイ人もびっくりのカレーライスを作ってみよう。  まず最初の工程だが、お湯を沸かしてカップラーメンを作り、麺だけを全部食べる。  これでお腹がいっぱいになってしまうかもしれないが、このカレーライス作りには、カップラーメンのスープが必要なのだ。
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スープを飲まないように注意しましょう。
 カップラーメンの麺を食べ終わったら、麦飯を電子レンジで温め、そして残ったラーメンのスープにタイカレー缶を加え、鍋で温める。  そう、汁が少ないというタイカレー缶のウィークポイントを、カップラーメンのスープで補ってやるのである。  カップラーメンのセレクトは、醤油味や味噌味よりも、シーフードや豚骨やチャンポンなどのコッテリ白濁系がベターだろう。
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調味料は、ほかにはいらないはず。
 お皿に麦飯を盛り、そこにカップラーメンのスープで伸ばしたタイカレー缶を掛ければ、簡単タイカレーライスの出来上がりだ。
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見た目はちゃんとタイカレー!
 食べてみると、スパイスがしっかり効いたタイカレー缶を使っているので、カップラーメンのスープで倍以上の量に伸ばしても、ちょっとマイルドになるくらいで、十分美味しいタイカレーとなっている。  さまざまな調味料がブレンドされている、そのまま飲んでもおいしいラーメンスープで伸ばすのは、どうやら正解のようだ。  水分の少ない麦飯と、ジャブジャブしたタイカレーの相性もバッチリ。タイカレー缶に加えるスープの量は、各自調整していただきたい。  このタイカレーライス、カップラーメンが大好きな日本人の口に合うこと間違いなし。 「タイカレーだけに、おいしすぎて、一杯だけではタイランド(足らんどー)!」  税別300円で、ラーメンとタイカレーをたっぷりを楽しめるのだから、これは発明といっていいのかもしれない。食が細い人なら、昼飯に麺を食べて、夜にタイカレーライスを食べるという流れもいいだろう。

青椒肉絲のタレで作る、絶品石焼風ビビンバ

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青椒肉絲のタレでチャーハンを作ると、本格的なビビンバの味になるよ!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!  100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという試みの第4回。  今回は中華料理にでも挑戦してみようかと、クックドゥのシリーズから青椒肉絲のタレを手に取ってみる。カタカナで書くと、チンジャオロースである。  これさえあれば簡単に本格中華ができるかなと思ったが、牛肉、ピーマン、タケノコの細切りを用意しなくてはならないので、かなりハードルは高い。これでは、クックをドゥできないじゃないか。  ところでチンジャオロースって、ロース肉を使うからだと思っていたが、そういうわけでもないらしい。
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まあまあ面倒臭いね。
 そこでだ。牛肉、ピーマン、タケノコの代わりに、全然関係ないけど、レトルトご飯を買ってみた。  それだけだとさすがにあれなので、せめて青椒肉絲独特の、細切りっぽい形をしている海苔も購入。
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今回の3品はこちら。
 これで何を作るかというと、当然チャーハンである。漢字で書いたら炒飯だ。  青椒肉絲のソースを塗って焼きおにぎりにして、それに海苔を乗せてお茶漬けにしてもうまそうだが。  青椒肉絲のソースで味付けしたチャーハンの味が今一つ想像できないのだが、とりあえず、ごま油でチンして温めたご飯をよく炒める。炒飯というくらいだから、しっかりと炒めなくてはならない。
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一人前ならフライパンより片手鍋が使いやすい。なぜならうちのフライパンは、テフロン加工が剥がれているから。
 ご飯をよく炒めたら、そこに青椒肉絲のタレを投入。青椒肉絲のタレ、チンジャオソースである。  今回の味付けはこれだけだ。二人前だけあってタレの量がちょっと多すぎるので、入れるのは半分にしておこう。
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あー、間違いなくおいしくなる予感。
 ごま油にまみれたご飯とドロリとしたタレをよく混ぜたら、そこに唯一の具となる刻み海苔をたっぷりと入れて軽く混ぜる。
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ピーマン気分で海苔を入れてみたのけれど。
 せっかく青椒肉絲っぽい形の具を選んだのだが、チャーハンに入れたらクタクタになってしまった。まあチャーハンにした時点で、青椒肉絲の要素はゼロなので構わないのだが。  お皿に盛りつけたら、余っている海苔をさらにドン。  なんだかベジタリアン向けのカレーみたいな配色になったけれど、とりあえずこれにて完成である。
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私は何を作りたかったのだろう。
 さてさてどんな味になったのだろうと食べてみると、これがびっくりビビンパの味。中華のはずが韓国風。それも、本格的なビビンバっぽいのだ。あまりビビンバの味に詳しくないのだが、これにナムルでも混ぜたら完璧なのではないだろうか。  そうなると、やっぱりおこげが欲しくなってくる。そう、石焼ビビンバ風にしたいのだ。ということで、食べかけをまたごま油を入れた鍋に戻して、軽く押し付けるように焼かせていただく。  不安だらけで始まった今回の料理だが、なんだか楽しくなってきた気がする。
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焦ーげろよ焦げろーよー、ご飯よ焦ーげーろー。
 ついつい待ちきれずに、あまりおこげができる前に鍋から取り出してしまったが、それでもちゃんと石焼風の香ばしい香りがプラスされて満足度アップ。ごま油をたっぷり使って正解だった。  青椒肉絲のタレで作った石焼風ビビンバ、超うまい。これぞ私のライフハック。
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このパリっとしたところがうまいのだ。
 よし、料理名は決まった。 「これぞチンジャオロースならぬ、チンジャオライス!」  チンジャオライスとは、チンしたライスをジャオっと炒めたものでもある。  それにしてもうまい。これを作る場合は、タレを半分残すのではなく、ご飯の量を2人前にすることを強くお勧めする。 (文=玉置豊)

山形のソウルフード「どんどん焼き」

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割り箸に巻きつけたチープなお好み焼き、それがどんどん焼き!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!  100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという試みの第3回。  相変わらずノープランで100円ショップへと買い物に行くと、粉ものコーナーが充実していることに気が付いた。粉ものとは、小麦粉を原料とした食べ物のこと。お好み焼き粉やたこ焼き粉、ホットケーキミックスなどの魅力的な粉が所狭しと並んでいる。  これらは具と形の組み合わせで、無限の可能性が広がる素敵な素材といえるだろう。  よし、今回はこの粉もので勝負してみることにしよう。
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第1回で買い物をした某チェーンに戻ってきた。
 購入したのは、たこ焼き粉、ふりかけ、天かすの3品。  この組み合わせで目指すのは、山形県が誇るソウルフード、どんどん焼きである。今回はいつものように適当なオリジナル料理ではなく、ちゃんとした本家のあるカバー料理なのだ。
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今回の3品はこちら。
 どんどん焼きとは、薄く焼かれた生地を割り箸に巻いたお好み焼きのことで、山形県民にとってはおなじみのおやつである。定番の具は、魚肉ソーセージの輪切りと切手サイズの海苔。  特徴はそのボリュームに対する値段の安さで、だいたい1本150円くらいが相場となっている。胃袋に対するコストパフォーマンスが素晴らしい。  こんな値段なので、わざわざ家で作る山形県民は少ないと思うが、埼玉県民が食べるには山形まで出かけるか自分で作るしかない。どんどん焼きが1本150円とするならば、材料費300円で2本作れればドロー、3本作れれば私の勝ちといっていいだろう。何を勝負しているのかよくわからないが。
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これが山形のどんどん焼きの実物。
 まずはボールに適量のたこ焼き粉、ふりかけ、天かすを入れて、これを水でゆるゆるに溶く。  生地にたこ焼き粉をセレクトしたのは、最近のどんどん焼きのトレンドとなりつつある「モッチリふわふわタイプ」を目指すため。「カッチリしこしこタイプ」にするのであれば、膨張剤などが入っていないお好み焼き粉をセレクトするといいのではないだろうか。  本場のどんどん焼きには、鰹節パウダーや青海苔、紅しょうがのみじん切りなどが入るのだが、これらをワンセットとして補ってくれるのが、ふりかけの存在である。複数の材料が組み合わされた存在は、こういうときに心強い。  そして唯一の具である天かすについては、完全に私の好みだ。天かす、大好き。
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このくらいのとろみでいいだろうか。
 本来のどんどん焼きは、大きな鉄板に生地を四角く広げて作るのだが、わざわざホットプレートを出すのも面倒なので、卵焼き用の四角いフライパンを使ってみることにした。  本当のことをいえば、まず普通のフライパンで焼いてみたのだが、テフロン加工の効果が末期を迎えており、焦げ付いてしまってひっくり返せなかったのだ。その点、卵焼き用のフライパンは使用頻度が極端に低いので、同じ時期に買ったにもかかわらず新品同様である。  お玉1杯分の生地を流し込んで薄く広げ、そこにウスターソースを掛ける。
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本場山形では、ソース味だけでなく、しょうゆ味という選択肢もある。
 いい感じに生地が焼けたところで、慎重に裏返す。たこ焼き用の粉を使ったのだが、生地のフカフカトロトロ度が予想以上に高く、薄く焼いてひっくり返すのがなかなか難しい。
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少し崩れたが、どうにか成功。
 本当は鉄板の上で割り箸にクルクルと巻くのだが、このフライパンだと構造的にそうもいかないので、両面が焼き上がったところで皿に取り出してから、クルクルクル。  仕上げにウスターソース、マヨネーズ、追加のふりかけを掛けたら、3品食堂風どんどん焼きの完成だ。本場のものに比べると、ちょっとボリュームが足りないけれど、なかなかの再現度じゃないだろうか。
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それっぽくできた気がする。割り箸を持ち上げたら壊れたけど。
 山形でどんどん焼きを食べたのが結構前なので、実はその味を忘れ気味だったのだが、これを食べて思い出した。そうそう、こんな味だった。もっとボリュームがあって、さらにシンプルだったかな。ちょっとふりかけと天かすを奢りすぎたようだ。でも満足。  300円分(税別)の材料で軽く5枚は作れるようなので、この勝負は私の勝ちだ。  どんどん焼き屋さんにも、お好み焼き屋さんのように予算に応じたトッピングという文化があり、チーズだったり、カレーだったりを追加できる。そこで2本目以降はせっかくなので、冷蔵庫にあったものを適当に巻き込んでみた。  お店だと値段が気になってなかなかトッピングに挑めないが(プラス100円とかだけれど、もともとが150円とかなので高く感じる)、自宅ならそのあたりはフリーダムなのがうれしい。
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手前がハムチーズ、奥がウインナー。こんな贅沢初めて。そういえば割り箸を巻き忘れた。
 そして最終的には、生地をさらに水で伸ばして、もんじゃ焼き風にしていただいた。  変幻自在な粉もの文化に大満足だ。
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たこ焼き粉でもんじゃを作ると、トロトロになって面白い。
 それにしても、粉ものを自宅で作ったときの材料費の安さはすごい。お好み焼きとかも、これにキャベツとかを加えればできるだろう。  そこで昔の偉い人は、こんなことを言いました。 「お好み焼きは、エコノミー焼き」  ちなみにどんどん焼きの名前の由来は、屋台で太鼓をドンドンと鳴らしながら売っていたからだとか。

マシュマロで作る超簡単スウィーツ「とろける生チョコババロア」

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とろっとろのババロアが簡単に作れます!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!  100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料として、オリジナル料理に挑戦してみようという試みの第2回。  今回は材料の買い出しに、今までほとんど行ったことのない某100円ショップチェーンへ足を運んでみたのだが、保存の利く食品だけでなく、肉や野菜などの生鮮食品がしっかりとランナップされていて驚いた。  自分が学生時代、もし近所にあったとしたら、冷蔵庫代わりに使いたかったお店である。
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このチェーン、食品が充実していて楽しいですね。
 さて、材料はちょっとしたスーパーくらいに揃っている。では、ここから何を選んで、何を作るかというのが一番の問題なのだが、これだけ種類が豊富すぎると、逆にちょっと困ってしまう。そこであえて、今回はこの店の売りである生鮮食品を外して考えてみることにしよう。  よし、たまにはお菓子でも作ってみようか。ちょっと前に流行ったスウィーツ男子というやつだ。いや、スウィーツおじさんと呼ばれたって構わない。スウィーツ&ジェントルマンと呼んでもらえたら最高だ。  前に一度作ったことのあるレシピをベースに、もう一度やってみようかな。相当未完成のレシピだったので、きっとまた違う味になってくれるはずだ。
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ということで、こちらの3品にしてみました。
 買ってきたのは、マシュマロ、チョコレート、牛乳である。  チョコレートはせっかくなので2つの味を楽しみたい。そこで、ホワイトチョコとミルクチョコの二層構造をセレクト。  牛乳は特濃の乳脂肪分4.6%。ビタミンD入りというのが心強い。分類上は牛乳じゃなくて乳飲料になっているけど、気にしない。  まずは、チョコレートをホワイトチョコとミルクチョコに分割。この手間はホワイトとミルクを別々に買うか、一種類の味で満足するならまったく不要な工程だが、こういう作業は嫌いではない。
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理科で習った、「細胞」っぽい断面。
 続いては適当な耐熱容器にマシュマロを入れて、牛乳をヒタヒタより少ないくらいに注ぎ、そこにチョコレートを乗せる。  2種類のチョコを使うことで、2種類の味が楽しめるはず。
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下ごしらえは以上です。
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余った牛乳は、腰に手を当てて飲み干す。さすが特濃、生クリームみたいだ。
 下ごしらえ(というほどの作業でもないが)が終わったら、これを電子レンジに入れて、500ワットで様子を見ながら加熱していく。
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電子レンジではなく、湯煎で温めてもいいかもしれない。
 3分ぐらい見守っていると、だんだんとマシュマロが膨らんでくるので、ここで加熱は終了。  もう少し加熱するともっと膨らむのだが、今回はあえて控えめの加熱で押さえてみた。
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ぷくっと膨らんだマシュマロ。
 これをこのまま「ホットマシュマロチョコミルク」みたいな名前をつけて完成としても、甘いホットドリンクとしてなかなかおいしいのだが、今回はこれを軽く混ぜて、冷蔵庫で冷やして食べるのだ。
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私がカフェ経営者だったら、これで580円くらいとりたい。
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マシュマロの粒が少し残るくらいに混ぜる。
 前に同じようなものを作った時は、もっと完全にマシュマロを溶かしたのだが、今回はあえてマシュマロを残して、その食感を楽しもうという魂胆だ。  マシュマロの材料は、ゼラチンと卵白と砂糖。これが溶けて牛乳、チョコレートと混ざって冷え固まることで、チョコババロアになるのである。
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2色のチョコババロアの完成!
 冷蔵庫でよく冷やしたものを食べてみると、表層はマシュマロ感の残ったフワフワ、いやモフモフとした食感のムース状になっていて、その下にはプリン以上に柔らかいトロトロクリームが隠されている。  マシュマロの溶かし加減が絶妙だったのだろう。100円ショップで買える材料をレンチンして、混ぜて冷やしただけとは思えない完成度である。いや自分でもびっくりした。
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外はモフモフ、中はとろとろなんですよ。
 マシュマロを完全に溶かしてよく混ぜてから冷やすと、全体が均一のチョコババロアになるが、この完全に溶かさない今回のタイプの方が私は好きかな。これをもう一度完全に再現できる自信はないのだが。  それぞれのチョコレートの微妙な味わいの違いも楽しい。ぜひ今度は、いちごチョコやビターチョコでも試してみたい。カルアミルクを加えてみたり、カップの底にビスケットを一枚落としておいても面白いかな。 「秋らしく栗を入れて、マシュマロンなんていうのもどうだろう!」  スウィーツ&ジェントルマンとしては、これを「とろける生チョコババロア」と名付けて、末永く末代まで伝えていきたいと思う。  あえて欠点を上げるとすれば、わざわざ料理をしなくても、材料費で普通に美味しそうなスウィーツが3つ買えることだろうか。まあ、この料理する手間が楽しいんだけれどね。