どん兵衛と卵だけで作る「スーパーデカ盛り茶碗蒸し」

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茶碗蒸しを丼一杯食べたいという欲望を叶えました!
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の31回目。  今回チャレンジするのは、茶碗蒸しである。名前に反して湯呑みサイズが多い茶碗蒸し、もっとたくさん食べたいと思ったことはないだろうか?  その名の通りに茶碗いっぱい、いや、どうせなら丼いっぱい食べてやろうと、特大サイズのデカ盛り茶碗蒸しを作ってみることにした。  ベースに選んだのは、最近話題の「どん兵衛きつねうどん」。どうせなら、うどん入り茶碗蒸しにしようと思うのだが、そうなれば、伸びてもうまい「どん兵衛」がよかろう。  カップうどんのダシに卵を加えることで、簡単に茶碗蒸しを作ってやろうという魂胆だ。
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10分どん兵衛ならぬ、茶碗蒸しどん兵衛にチャレンジ。
 卵の数を何個にしようか迷ったのだが、3つ持った写真を撮っておきながら、固まらないと困るなと4つ使った。  花粉症の影響で、ちょっと弱気になっているかもしれない。ハックション。
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ジャグリングをしそうな手つきをしてみましたが、わりと不器用です。
 さて作り方がだが、「どん兵衛」をちょっとお湯少なめで作って(10分じゃなくて、5分でね)、そこに卵を溶かして蒸せばいいのかなと思ったが、熱いスープに溶き卵を入れると、それは茶碗蒸しではなく、かき玉汁だ。
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熱いどん兵衛に生卵を入れてはいけない!
 そこで丼に移し替えて、フーフーしたり箸でかきまぜたりしながら、卵が固まらない温度まで冷ます。  目の前に食べ頃のアツアツ「どん兵衛」があるのに、それを食べずに冷ますという苦行。
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いつものどん兵衛もラーメン用の丼に入ると別の食べ物に見えますね。
 程よく冷めたところで、いつもは味噌汁作りに使っている濾し器で卵を溶かし入れる。
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何を作っているのかわからなくなってきました。
 卵とスープをよく混ぜて、うどんをすすると超旨い!  ちょっと、いや相当ぬるいけど!
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いっそ冷たいうどんを茶碗蒸しの汁で食べてもうまいかも!
 思わず全部すすりそうになるのをぐっと我慢して、ラップをして丸ごと蒸し上げる。  蒸し器を持っていないので、使うのはパスタ用の鍋。これに水を加えてフタをすれば蒸し器に早変わり。
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サイズがぴったり過ぎて取り出しにくいぜ!
 蒸し時間は20分に設定。さて、しっかり固まってくれるかなと不安だったが、中のうどんごとガッチリと固まったぜ。
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古い食堂の食品サンプルみたいな仕上がり。
 箸にすべきかスプーンにするか迷ったか、中に入ったうどんに敬意を込めて、箸でいただこうか。  箸を入れると、フワッと固まった卵液の奥に、ずっしりとしたうどん。そして、存在感抜群の油揚げ。ボリュームは、もちろん文句なし!  味はバッチリなのだが、ちょっと卵の割合が多すぎたか。固まるか固まらないかのギリギリを味わってこその茶碗蒸し。卵を2~3個で作れば、もっと滑らかで官能的な茶碗蒸しになったのかな。ちゃんと計量しないとダメですね。
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ちょっと卵が多すぎたかな。
 ところでこの茶碗蒸し、どうせ「どん兵衛」で作るんだから、うどん入りがいいかなと思ってほぼ全量のうどんを入れたけど、よく考えたら汁だけで作ってもよかったような。蒸している間にうどんが伸びてるし、さすがに量も多すぎる。  茶碗蒸しという料理は、丼で作るものでも、丼勘定で作るものでもないようだ。  食べ終わったどん兵衛の汁に適量の卵とお好みの具を加えて蒸すことで、もっと完成度が高くて、量もちょうどよい茶碗蒸しができると思います。 (文=玉置豊)

話題のローラレシピ「ZENパスタ」は、しらたきで作れるのか?

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海外で人気だと評判の「ZENパスタ」を再現してみました。
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の30回目。  今回は参考図書として、あえてこの企画から一番遠い場所にあるレシピ本を買ってみました。 『Rola's Kitchen』(エムオン・エンタテインメント)という、あのローラさんが出した初のレシピブックです。
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ここで再現できるような料理はあるのだろうか?
 この本に掲載されているレシピは、難しくはないんだけれど組み合わせが斬新だったり、チアシードやキアヌなど聞いたことない食材が出てきたりと大変興味深いものが満載なのですが、その中でも気になったのが「ローラのダイエットパスタ」です。  これは、パスタの代わりに乾燥しらたきを使うのが特徴で、生パスタみたいにモチモチで低カロリーなんだとか。なんでも「ZENパスタ」として、海外で人気の食材だそうです。  乾燥しらたきは100均では売っていないけれど、「普通のしらたきでも、一度冷凍することで乾燥しらたき風になると書かれていたので、こちらで試してみたいと思います。  ちなみに、私は生でローラさんを見たことがありますが、今まで出会ってきた人類の中で一番スタイルが良かったです。
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生のしらたきを凍らせると、ZENパスタになるらしいですよ。
 しらたきの説明書きには「凍らせないでください(一度凍ってしまうと、しらたきの水分が抜け、細く縮んで食感が堅くなります)」と書かれているが、あえて凍らせることで、パスタの食感に近づけるということなんですかね。
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凍らせちゃダメって書いてありますね。
 とりあえずローラさんを信じて、しらたきをよく洗ってから、フリーザーバックに入れて冷凍します。  それを解凍してみると、説明書きの通りに細く縮んでしまいました。なんだか、乾燥春雨みたいですね。
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大丈夫かな。
 でも、これが水を吸うことで生パスタ風になるんだろうなと熱湯でゆでてみたのですが、一度失った水分は戻りきってくれません。切り干し大根を煮ても、生の大根にはならないように。
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あれー。
 いくらゆでても、これ以上は吸水してくれないようなので、湯切りをしてカルボナーラのソースをかけて食べてみることにしましょう。  もちろんローラさんの本ではレトルトではなく、豆乳を使った「とろりん卵のカルボナーラ」というおいしいそうなレシピが載っていますよ。
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春雨にドレッシングかけているみたいですね。
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 料理の見た目だけでもローラさんに近づこうと、粉チーズとこしょうをふって、卵黄を乗せたら完成です!  ローラさんの本だと、もっちりしたうまそうなパスタの写真が出ているけれど、こちらはどう見ても戻し切れていない春雨。  使ったシラタキが細すぎたのかなと思いながら食べてみたところ、これが見た目通りの歯ごたえで、何度かんでもかみ切れない!
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ソースはよく絡みますが、なかなかかみ切れないです。
 もうそろそろ飲み込めるだろうと喉を通そうとしたら、まだ切れていなかった部分があったようで、思いっきりむせてしまいました。  餅より危ない、冷凍しらたき。ゲフンゲフン。  もし試される方は、事前にしらたきを適当な長さに切っておくことを強くお勧めします。  よくかまないと食べられないという点では、ダイエット向きともいえますね。
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ゲフウゥ。
 さて、どうにか命拾いしたところで、本当はしらたきを冷凍するのではなく、ひと回り太い糸こんにゃくが正解では? という仮説に挑戦。  しらたきは、こんにゃく粉を糊状に溶いて穴から出して細く作ったもので、糸こんにゃくは板状のこんにゃくを切ったものらしいですよ。  ということで、用意したのがこちら。
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ところてんのように作ったと思われる、つきこんにゃく。
 しらたきと同じように凍らして試してみたところ、長さも太さもちょうどいいのですが、やはり冷凍したことで変わるゴリゴリとした食感がパスタっぽくないかな。
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喉に詰まることは少なそうですが、やっぱりモチモチではないですね。
 では、何が正解なのだろう? 本物のZENパスタとはどんなものなんだ? ということで、自然食品を扱う店で、乾燥しらたきを買ってみました。  商品名が「乾燥しらたき」で、名称が「乾燥糸こんにゃく」になっていて、どっちだよと突っ込みたいところです。  名称としては乾燥しらたきが広まっているけれど、実際の製法としては糸こんにゃくを乾燥させたものなんですかね。
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ムカゴこんにゃくという種類を使ったインドネシア産のようです。
 売っている状態は乾燥春雨の太いものという感じなのですが、これをお湯で戻したらびっくり仰天。  少し乾物っぽい硬さはあるものの、ほぼ生のしらたきじゃないですか。
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これなら喉に詰まらない!
 ということで、もしZENパスタの代用品をご家庭で作る場合は、わざわざ冷凍せずに糸こんにゃくをしっかりとゆでて使うことをお勧めします。でも、ローラさんは好きです。  冷凍したしらたきを使うと、ZENパスタどころか、ぜんぜんパスタじゃないものになるかもしれません。  もしかしたら、輸出の関係で乾燥させているだけで、生の糸こんにゃくの代用品が乾燥しらたきなのかもしれませんね。 (文=玉置豊)

中華まんが劇的にうまくなる!「揚げ肉まん&揚げあんまん」

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中華まんを油で揚げるだけで、味とカロリーが劇的にアップ!
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の29回目。  今回は冬になると食べたくなる中華まんを、ひと手間でさらにおいしくする方法を紹介したい。  用意したのは、肉まんとあんまんと油。レジ横で温められているものではなく、要冷蔵で売られている冷たいやつだ。
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肉まん。
 中華まんの食べ方といえば、電子レンジで温めるか、ちょっと手間をかけて蒸すかだが、なんと油で揚げてしまうのである。  まるで、サッカーの試合で手を使っちゃうような反則行為かもしれないが、ほら、想像しただけでもうまそうでしょう。
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あんまん。
 下ごしらえは、まず中華まんの下に敷かれている紙を剥がす。  これを下ごしらえと呼んでいいのかわからないが、意外と忘れがちなので気を付けたいところである。  たっぷりの油を鍋に入れて180度まで温めたら、そっと中華まんを浮かべよう。  油の温度が低いと、生地部分が油を吸いすぎてベチャッとするので要注意。  事前に軽く電子レンジで温めておくと、揚げ時間が足りずに中が冷たいという致命的な失敗を犯す確率が下がる。
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知ってましたか?中華まんって油に浮くんですよ。
 下側がこんがりキツネ色になったら、ひっくり返して反対側も上げる。  全体がこんがりきつね色になったら、出来上がり。
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どっちが肉まんでどっちがあんまんなのか、もう私にもわかりません。
 クッキングペーパーなどの上に置いて余分な油を吸わせ、ヤケドしない程度に熱いうちにかぶりつこう。
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これは絶対うまいやつ!
 高校生の頃、夏休み明けに登校してきたクラスメートが、すっかりイメチェンしていたことはないだろうか?  白かった肌はこんごり小麦色に焼け、漂ってくるのはコパトーンの香り。  きっとこの中華まんのように、油で揚げられるようなひと夏の熱い経験をしたのだろう。
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気分はアゲアゲ。
 まずは肉まんを食べてみると、カリッと揚がった皮の食感が、今まで食べていた肉まんとはまったく違う。  肉と油と炭水化物という組み合わせ、本能的を直接刺激するうまさだ。  北欧のピロシキにも似ているが、やはり味は中華まん。ユーラシア大陸のどこかに、この味はあるのだろうか?  あんまんは甘さにコクが生まれて、中華料理の点心で食べる揚げ団子のようである。ただし、でかい。  普通の中華まんと揚げた中華まんを食べ比べたら、部活帰りの高校生なら85%は後者を選ぶのではなかろうか。  今すぐ、コンビニの店頭に置いてほしい逸品である。
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あふぃーい。
 もちろん中華まんならどれを揚げても間違いはなく、スパイシーなカレーマンやチーズのとろけるピザマンでもうまいだろう。さらに、油をラードにしたら完璧だ。  中華まん独特の包み込むような温かさではなく、油で揚げた直接的な熱が刺激的。  これを食べれば、どんなに寒い日でもオーバーは不要だろう。まあカロリーはオーバーだけどね! (文=玉置豊)

話題の「10分どん兵衛」をほかのカップ麺で試してみる

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マキタスポーツさんが提案する10分どん兵衛、麺と時間を変えて試してみました。
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の28品目。  今回は料理というか、実験である。マキタスポーツさんがラジオ番組で発表して話題になっている「10分どん兵衛」。  その作り方は、通常5分の待ち時間を倍の10分にするというもの。これがうまいらしいのだ。詳しくは、オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/makita-sports/entry-12096226444.html)を参照。  そこで、麺の種類と待ち時間を変えて、ベストなスタイルを模索してみたいと思う。
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ご存じの「どん兵衛きつねうどん」。
 試す時間は標準、2倍、3倍。  なんだか、ドラゴンボールの界王拳みたいである。  待ち時間が長くなるので、中のスープが冷めないように、お湯の入ったヤカンをフタに乗せて保温をした。
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まずは、標準の5分どん兵衛。
 とりあえず標準から食べてみると、これがモチモチしてうまいのだ。  あれ、どん兵衛ってこんなにうまかったっけ。  ちゃんとコシもあって、“もうこれでいいじゃん、全部すすらせてよ”という思いに駆られるが、我慢。
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続いて10分どん兵衛。
 スローライフ気分でしばらく我慢し、もう伸びてるんじゃないかなと思いつつ、問題の10分どん兵衛をすすってみると、これが超なめらかだった。  なるほど、そういうことか! ツルンツルン!  伸びたという感じではなく、しっかりと本来の姿に戻ったという感じ。  コシや歯ごたえよりも、のど越しの滑らかさを求めるのであれば、断然こっちということなのだろう。  大阪で食べた、ヤワヤワのうどんを思い出す。
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そして、禁断の15分どん兵衛。
 物は試しと15分待ってみたが、ツルンツルン度はアップしたが、さすがに歯ごたえがなさすぎる。  スープが麺に染み込みすぎて、味も濃すぎる感じかな。  さて、続いてはこちらである。
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「赤いきつねうどん」
 10分どん兵衛がアリなら、10分赤いきつねもアリのはずだ。  語呂がちょっと悪いけどね。
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とりあえず、5分赤いきつね。
 通常の5分で食べてみると、スープの違いにまず驚いた。どん兵衛に比べて甘く感じるのだが、成分表示だと塩分はこっちのほうが多いらしい。  そんなスープの話は置いておいて、麺は最初からやわらかめ。  これ以上、やわらかくしなくても……という感じだが、実験を続ける。
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10分赤いきつねだよ。
 10分待ったきつねは、やっぱり伸びている感があるようだ。  でも、これはこれでツルツルとやわらかくて、うまいような気もする。  どん兵衛よりも先にこっちをやったら、違った印象だったかもしれない。
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そして、15分赤いきつね。
 15分待つと、スウィーツかよっていうくらいにフワフワ。うどんとは違う何かとして味わうと、おいしいような気がする。  うどんの汁じゃなくて、ホットココアとかで戻したらうまいかもね。
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左がどん兵衛、右が赤いきつね。比べてみると、麺もスープも油揚げもかなり違いますね。
 そして最後は、「どん兵衛の天ぷらそば」。  10分どん兵衛というくらいだから、そばだっていいのではないだろうか。
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後のせの天ぷらは、のせないで試します。
 でも、標準が3分なので、10分はちょっと長い。  3分、6分、9分で試してみたいと思う。
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まずは、3分どん兵衛。ただし、そば。
 食べてびっくり。麺がかたい。  どうも、やわらかい麺の旨さに目覚めてしまったのか、かた焼きそばと思うほど、標準時間のそばがかたいのである。
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続いて、6分どん兵衛そば。
 今の私には、6分くらいがちょうどいい。体が疲れているのだろうか。  立ち食いそばの麺って、これくらいのかたさのような気がする。  6分どん兵衛そば、アリだな。
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最後に、9分どん兵衛そば。
 9分はさすがにちょっと長すぎるかなと思ったが、これがちょっとやわらかめかなくらいの感じで、意外とイケる。  思ったほど切れないし、伸びきったという感じでもない。  どん兵衛シリーズはうどんもそばも、標準から長めに待っても、また別のおいしさが待っているようだ。  麺類の宿命である「伸び」に対抗した結果、伸びてもうまい、いや伸びてこそうまいとなったのだろう。  これを人は「伸びしろ」という。 (文=玉置豊)

どれをやってもうまい! 「ランチパック」で作る、簡単ホットサンド

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意外なものを意外な道具でホットサンドにしました!
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の27回目。  ホットサンドメーカーを実家からもらってきたので、「ランチパック」をプレスしてやろうと思ったんですよ。 「ランチパック」といえば、耳のない食パンにさまざまな具材を挟んであるから、きっとホットサンドにうってつけ。
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これなんて、ホットサンドにするためにあるんじゃないかな。
 これはきっと間違いないだろうと思って、「ランチパック」を買ってきて、さあ作ろうと取り出した道具がこれだった。
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残念!ホットサンドメーカーじゃなかった!
 まさかの焼きおにぎりメーカー!  渡す側の勘違いか、渡された側の勘違いか、焼きおにぎりメーカーである。ほぼ一緒だけど、ちょっと違う!  もうこれで焼いてやろうかとも思ったんだけど、ちょっと厚みがありすぎて、私がイメージする薄っぺらいホットサンドにはならなそうだ。  そこで台所をいろいろ探し、ちょうどよさそうな道具を発見。
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100円ショップで買った鋳物スキレット!
 安物の小型スキレットである。これに薄く油をひいて、よーく熱して「ランチパック」を焼くのだ。  しかし、これだとホットサンドにはならないので、もうひとつのよーく熱したスキレットの底で、重ねてギュッと押しつぶす!
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底にも油を塗ってよーく焼いたスキレットを押し付ける!やけど注意!
 ジューッという、好ましい音と香ばしい香りがしてきた。  さあさあさあ、上手に焼けたかな?
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おおお、完璧じゃないですか!
 ナイス焼け目! スキレットの裏側にあった模様が、きれいに焼印されている。  ひっくり返してみると、こちらもこーんがりキツネ色。キツネだけにコーンがりだ。
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これ、たのしいわー。
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すっかりペチャンコになりました。
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予想以上の出来に満足!
 こんがりと焼かれたパンの間に、とろりと溶けたチーズクリームに温まったハムなので、間違いのないうまさ! 密度が濃い!  ふわふわの「ランチパック」もいいけれど、この味を知ったら、次からはホットサンドにしたくなるかも。
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喫茶店のモーニングで出してくれないかな。
 ハムとチーズがうまいなら、甘いやつはどうだろうということで、今度はチョコクリーム&ホイップの「ランチパック」にトライ。  ラグビーの日本代表のように、見事なトライを決められるのか!(うまいこと言った気分)
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これもきっとうまいと思うんだ
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さっきと同じ手順でぎゅーっとやったら、具がはみ出てきた!
 ちょっと力を入れすぎたのか、中から具があふれてきてしまったけれど、それがまた香ばしくてよい香り。  食べてみると、トロトロになったチョコクリームとホイップがあふれだす、至高の菓子パンへと変貌していた。  さらにコクを出すのであれば、スキレットにバターをたっぷり塗っておいてもいいかもね。
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サクサクのトロトロでうまい!
 ついでにもうひとつ。サンドだけに、3度目の挑戦だ。 「ランチパック」は何をやってもおいしいと思うので、ちょっと冒険して「北海道チーズ蒸しケーキ」、いわゆるチーズ蒸しパンでチャレンジ!  これは結果が読めないぜ!
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一時期とっても流行ったよね。
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力いっぱいペシャンコにしてやったぜ。
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ひっくり返すと、こんな感じ。
 しっかりと潰れたチーズ蒸しパンは、カステラのような焦げ目がついて、別の食べ物へと生まれ変わった。  ギュッと詰まったその味は、例えるならグリとグラが作った卵のカステラっぽい気がする。  もちろん食べたことはないのだが、あの絵本に載っていた憧れのカステラは、きっとこんな味だったじゃなかろうか。  しっかりと甘く、焼き目が香ばしく、むっちりしていて、キメが細かい。
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みっちりと詰まっていてうまいのよ。
 これなら野外でも簡単に作れるから、ダブルスキレットのホットサンドがアウトドアの新定番になっちゃったりしてー。  なんて思ったけれど、素直にホットサンド用のプレッサーを買えよという話なので、サンドだけど賛同(さんどー)は得られませんね。 (文=玉置豊)

秋の季節限定・男のスイーツ!「マロン&マロン&マロン」

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「マロン&マロン&マロンってどういうこと?」と思ったら最後まで読んでね!
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の26回目。  秋の気配が色濃くなってくると、レストランやカフェなどに「栗」を使った季節限定メニューがあふれてくる。クリなんとかとか、マロンなんとかとか、モンブランなんとかとか。  使われている栗はクリームとかシロップ漬けなどの加工品なので、この秋に収穫されたものではないとわかっていても、食べたくなってしまうもの。  そこで私も、オリジナルのマロンスイーツを作ってみることにした。
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栗って、なんだかいいですよね!
 メインとなる材料は、ヤマザキが誇る栗の菓子パン、「マロン&マロン」である。  中にはマロンクリーム、そして上には“マロンあん”という、もうこの時点でダブルマロン状態なのだが、ここにさらにマロンをアンドしてトリプルマロンにしてやろうという魂胆だ。
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個人的にはベストファイブに入るくらい好きな菓子パン
 これにプラスするマロンは、シンプルな甘栗である。  マロンスイーツとして完璧とも思えるマロン&マロンだが、残念ながら使われているのはクリーム状のマロンのみ。  そこで、形のある栗で足りなかった歯ごたえという要素を補い、よりパーフェクトなマロンスイーツとなるはずだ。
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安心してください、むけてますよ!
 ただし、マロン&マロンと甘栗という組み合わせをつなげるためには、接続詞が足りない。  え、意味がわからない?  どういうことか、説明しましょう。
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まずマロン&マロンを皿に置きます
 ここで登場するのが、アンドーナツである。
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マロン&マロンにアンドーナツをオン!
 その上から、甘栗を乗せるわけです。  これで、おわりいただけましたね?  甘栗=マロン、アンドーナツ、マロン&マロン。
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これが俺のマロンスイーツ!
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上から見ると、ウミガメみたいですね
 マロン、アンドー、マロン&マロンで、「マロン&マロン&マロン」の完成です!  このままだとスイーツっぽくないので、三角形にカット。断面が見えて魅力アップ!
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栗って、なんだか脳味噌みたいですね
 マロン&マロン&マロンという栗の三重奏。どこを食べても甘いのだが、その甘さの質が全部違って面白い。  この完成写真だけを見て、「なるほど、マロン&マロン&マロンってことね!」とわかってくれる人がいたら、一緒に飲みたい気分である。
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切り取った部分を「栗のケーキだよ」って子どもにあげたら、すごく微妙な顔をされました
(文=玉置豊)

スターバックスの「ピーチ イン ピーチ フラペチーノ」を再現してみよう

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全体的に違うものになりましたが、これはこれでうまいよ
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の24回目。  スターバックスの季節限定フラペチーノが好きなのだが、特にこの夏の「ピーチ イン ピーチ フラペチーノ」は素晴らしいですね。  公式サイトの情報によると、「みずみずしい味わいのフラペチーノに、とろりとやわらかなホワイトピーチの果肉と、見た目も涼しげなぷるんとした食感のピーチジェリーを加えました」とある。  その上、さらにホイップクリームがドーンと乗るのだから、そりゃうまいよねー。
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トールサイズで610円! ひー!
 フラペチーノというのはフラッペとカプチーノを合わせた造語だそうで、この場合はカプチーノの要素がゼロなのでフラッペ(カキ氷)ということでいいのかな。ということで、材料は白桃と桃ゼリーと生クリームとカキ氷。  材料が4つ必要になるのだが、白桃とカキ氷は缶詰一つで兼ねられるはず。きっとやればできる子。
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フルーツの缶詰の中では、白桃が一番好きかも!
 白桃は細かく刻んで冷蔵庫で冷やして、甘さ控えめだというライトシロップは、カキ氷にするべく器に入れて冷凍庫へ。  ちょっと量が足りないので、水とガムシロップで倍増させておきましょうか。甘さ控えめじゃなければ、水だけでもよかったかな。
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ジャガイモじゃないですよ
 続いては、ホイップクリーム作り。本来はきっと動物性脂肪の生クリームを使うんだろうけれど、100円ショップで買えるのはもちろん植物性脂肪。しかも、脂肪分25%カット。  なんだかスタバ様に申し訳ない気分になるが、今の私に用意できるのはこれだけだ。
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砂糖と合わせて泡立てます
 泡立て作業は電動ではなく人力の泡立て器しかなかったのだが、これって本当に泡立つのかよっていうくらい、クリームの反応が鈍い。  説明書きを見たら、そのイラストが電動の泡立て器を使っていたので、手作業でのホイップクリーム作りは火を起このに火打石を使うくらい原始的なことなのかもしれない。
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泡立て器をダブルにしたら、だいぶ泡立ちがよくなったよ!
 続いては桃のゼリーだが、あえて弾力性のある蒟蒻ゼリーをセレクト。  これもみじん切りにしておく。ゼリーをみじん切りにするっていうのは、初めての経験かも。
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桃のゼリーがこれしかなかったんですけどね。
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これなら、喉に詰まる心配もないはずだ!
 白桃の缶詰シロップの水割りガムシロ増しという、どこか昭和の貧乏臭さを感じる氷ができたら、これをカキ氷機でシャリシャリシャリ。  糖分のせいなのか、完全に凍っていないのでフワフワっとした柔らかい感じのカキ氷ができた。  カキ氷機で削るのではなく、ミキサー的なもので砕くのが正解なのかな。
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もしかしたら、小学生時代にも缶詰のシロップでカキ氷を作っていたかもしれないな
 
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フワッフワ。フラペチーノというかフラッペだな
 さあ、桃とゼリーとフラッペという3種の神器がそろったら、これに液状以上ホイップ未満のクリームを乗せれば、スタバ風のピーチ イン ピーチ フラペチーノの出来上がりである。  桃のフラッペに桃ゼリーと桃缶だから、「ピーチ イン ピーチ ピーチ フラッペ」っていうところですかね。
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ホイップクリームのはずが生ビールの泡みたいになってしまった
「いっただきまーす!」とルンルン気分でストローで吸うと、これが意外な味だった。
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うん、吸えない!
 味以前の問題として、用意したストローの直径よりも刻んだ桃のほうが大きくて、一瞬で詰まってしまった。  そういえば、スタバのストローって極太だったかも。  吸えなすぎて、意識がちょっとフラッペしちゃった。  ストローをあきらめてスプーンで食べたら、味はとってもおいしかったよ! (文=玉置豊)

ロッテリアの「蒙古タンメンバーガー」を再現してみよう!

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失われた期間限定メニューを求めて
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の23回目。  ファーストフード店の前を通るたびに、どんな新商品や期間限定メニューが出たかなーっとポスターを眺めるのが大好きだ。  これは一度食べなきゃとか、こんなの誰が食べるんだよとか、ツッコミを入れる要素があるくらいのメニューこそが真骨頂。かっぱえびせんバーガーとか。  最近では、ロッテリアの「蒙古タンメンバーガー」がそれである。ロッテリアは以前にも大勝軒のつけ麺をモチーフとしたように(記事参照)、なぜか麺類をハンバーガにしたがる。もうミスドみたいに、ラーメンを出せばいいのに。
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大丈夫か、ロッテリア!
 この偉大なる冒険心に、さすがはロッテリアと惜しみない賛辞を送るのだが、こういうメニューはいざ食べようと思った時には、すでに店頭から姿を消していることがほとんどだったりする。  今回の蒙古タンメンバーガーも、気が付けば近くの店に貼られていたポスターは、ラタトゥユなんとかバーガーに変わっていた。 あぁ、10年後とかに「そういえばあんなメニューもあったな~」と懐かしみたかったのに……。まあポスターがなくなっただけで、メニューにはあるのかもしれないのだが、食べそこなった異色のバーガーを再現してみたいと思う。  タンメンのバーガーだから、これを挟めばいいかなと思って買ってきたのが、このカップラーメンだ!
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ババーン! 汁なし坦々麺!
 これを買ってきてから蒙古タンメンバーガーの写真を見直し、「坦々麺じゃなくて、タンメンなのか!」と気が付いた。  しかもタンメンという名前の割には、麻婆豆腐がメインのようである。どうやら蒙古タンメンとは、麻婆豆腐の乗ったタンメンのことらしい。麻婆麺バーガーじゃん、それ。  そこで、レトルトの麻婆豆腐を購入。最近のレトルトって、豆腐もちゃんと入っているんですね。
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豆腐が自慢の麻婆丼!
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これを湯煎で温めておく。うん、ちゃんと豆腐も入っているな!
 麺はラーメンバーガーっぽく丸く固めるのではなく、普通に焼いたものを挟んでみることにした。  これが正解なのかはわからないのだが、口の中ですぐにほぐれてこそ麻婆と絡むと思うだよね。
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本当のタンメンなら麺を茹でるべきだろうが、水っぼさを避けるために焼きそばをセレクト
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付属のソースを少々かけて、うっすら味を付けておこう
 バンズは単体では売っていなかったので、バーベキュー味のハンバーガーを購入して、そこからハンバーグを抜くという罰当たりな作戦だ。  本当に罰が当たると困るので、抜いたハンバーグも後で食べますよ。
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これほどバーベキュー要素が見当たらないバーベキューバーガーもなかなかないぞ
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ハンバーガーを抜いて、オーブンで軽く温めておく。このソースがバーベーキュー要素なのかな
 さて、蒙古タンメンバーガーを再現するに当たって、もう一つ大切な材料がある。それはキャベツ。  普通のハンバーガーならレタスだが、このタンメンバーガーにはキャベツが挟まっているのだ。タンメンバーガーの「タン」は、このキャベツだけが背負っているといっても過言ではないだろう。  そこで、このキャベツをタダで手に入れるべく、スーパーの野菜売り場で剥かれて捨てられていたキャベツの外側を、「ウサギのエサに少しいいでしょうか」と言ってもらってきた。
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小学生の頃に飼育係でウサギの世話をしていた時にもらったなー
 というのはウソで、家の冷蔵庫にあったので、ちょっと挟ませていただきました。  キャベツは男の調味料! なので、今回は調味料扱いで加えます!  あとはこれらを順番に挟んで、それっぽい恰好に着替えをしたら完成である。
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再現度を上げるために、軽くコスプレをしてみました。似てません
 麻婆豆腐というのはご飯と一緒に食べるものだが、ここにあるのはパンと麺。  その組み合わせってどうかなーと思ったのだが、これが違和感なく食べられる。若干の食べにくさはあるものの、これは私の盛り付けの問題だろう。  こうして食べてみると、やはり歯ごたえとサッパリ感を与えるキャベツは必須。炭水化物の中で輝く淡色野菜。
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いったい自分が何を食べているのかわからなくて面白いです
 しかし、やっぱり本物を食べてみたかったな。  次にこの手のバーガーを店頭で見かけたら、高いとか普通が一番とかありきたりな文句を言わず、今度こそ一生の記念として食べようと思う。  気が付けば新しいバーガーと交代している期間限定商品、蒙古タンメンバーガー。もう交代麺バーガー。
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パンなしでもうまいけどね!
(文=玉置豊)

“俺の好物”が総出演! 日本一のオムライス「トロトロ玉子のオムハヤチーズ ハンバーグON」に挑戦

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結果としては、ぜんぜん違うものになりました!
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の22回目。  先日、オムライスの日本一を決定する実食イベント『カゴメ オムライススタジアム』が行われ、東海代表『洋食のことこと屋』の「トロトロ玉子のオムハヤチーズ ハンバーグON」という魅力的なネーミングのオムライスが優勝したそうだ。  トロトロ玉子にオムハヤチーズで、そこにハンバーグがONである。そりゃ、うまいに決まっている。  その写真が見たい方は検索していただくとして、今回はそれに税別300円でどこまで近づけるか試してみたいと思う。ちなみに、イベントを主催したカゴメのサイトに、簡易版のレシピ(http://www.kagome.co.jp/ketchup/recipe/recipe_01/)が載っているのだが、そのさらに簡易版のレシピなので、ロシア土産のマトリョーシカでいえば、一番小さくて顔の表情とかが潰れたやつにあたるレシピだと思っていただきたい。  ということで買ってきたのは、オムライスには欠かせない生卵。これがなければ、ただのライスだ。
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よ、物価の優等生!
 そしてケチャップライスとして、冷凍のチキンライスを採用。  赤飯といい、ケチャップライスといい、赤いご飯は人をウキウキさせる力を持っている。
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心強い、赤いご飯!
 そして迷ったのが最後の1品。オムハヤチーズの「ハヤ」にフォーカスすれば、レトルトのハヤシライスのルーとなるのだろうが、ここは「ハンバーグON」にフューチャーしてみたいと思う。  ちょうどチーズが乗っているものがあったし、ソースもドミグラスタイプでハヤシライス風だ。
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お肉屋さんのハンバーグって書いてあるけど、あまり肉屋でハンバーグを買ったことがないぞ
 ハンバーグは湯煎で温めておき、ケチャップライスはレンチンするだけ。  料理っぽい工程は「トロトロ玉子」であるオムレツを作るところだけなのだが、カゴメのレシピによると、卵に植物性ホイップとマーガリンを加えるのがコツらしい。  マーガリンはともかくとして、植物性ホイップなんてそうそう冷蔵庫に入ってない。そこで使うのが、コーヒー用ミルクである。コンビニやコーヒーショップでコーヒーを飲んだ時にでも、ちょっと多めにもらっておけば、急にトロトロのオムレツを作らなければいけない時にも慌てずに済むだろう。
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もしあなたがセレブだったら、マーガリンとコーヒー用ミルクの代わりに、バターと生クリームを使ってください
 熱したフライパンにサラダ油を薄く引き、菜箸でかき混ぜながらフワフワのオムレツを作る。  優勝したオムライスの卵は、トロトロ状態を乗っけるタイプのようなので、きれいなオムレツ型にする必要もないし、ケチャップライスを包み込む必要もない。半熟状態になったら火を止めればいいだけなので、失敗することはないだろう。  とかいって、写真を撮ってたら焼きすぎてしまい、1回失敗したんだけどさ。
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菜箸の先をフライパンに付けた状態でクルクルとかき混ぜる
 さあ、あとは盛り付けるだけ。ケチャップライスを皿に盛ったら、トロトロのオムレツを乗せ、そこにハンバーグをパイルダーオン!
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おや、ライス部分がちょっと多いかも
 そして出来上がった料理は、オムライスというよりも、ケチャップライスにハンバーグとオムレツをトッピングしたものだった。  どうも、分量のバランスがおかしかったようだ。カゴメのサイトを確認したら、ご飯は2人分で160グラムになっていた。あらあら、1人前で200グラム使っちゃったよ。
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これはこれで嫌いじゃないのだが、オムライスとは言い難いか
 ということで、ライスの量を半分にして、オムレツの卵を2つから3つに増量。バランスを取り直す。ハンバーグも大きすぎるので、半分くらいがちょうどいいようだが、これはまあいいか。 ハンバーグとライス、半分ぐらいっす(ハンブングライッス)。  はい、今日はダジャレを中盤に盛り込んでみました。  さらに「ハヤ」要素として、ハンバーグにケチャップと中農ソースを混ぜたもので追いソースをして、仕上げにもう一個コーヒー用ミルクを掛けたら完成である。
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まさに、とってつけたようなオムライスが完成!
 日本一のオムライスを目指して作ったのだが、なんだか好きなものを足しただけっぽさがすごい。育ちざかりの高校生が考えた、“究極の昼飯”みたいになってしまった。やはり、ハンバーグよりハヤシライスを買ってくるべきだったか。なんだろう、どことなく漂う貧乏臭さは。  しかしである。チキンライスとトロトロ卵とハンバーグという組み合わせなので、これがまずいわけがない。  一緒に食べれば、まさに口の中で三位一体、食の三権分立、味の三国志、大好物の三者面談なのである。何に言ってんのか、自分でもよくわからないが、とにかく満足度が高いのだ。コーヒー用ミルクの使いすぎなのか、若干胃がもたれるけど。
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ショッピングモールのフードコートにありそうな味!
 味の再現度でいえば、オリジナルに対してカゴメのレシピが80%だとすれば、これは20%くらいだろうか?  食材の構成としてはオリジナルと似てなくもないのだが、それをいったら私だってジョニー・デップと同じ構成だ。  料理とは、きっとそういうものなのだろう。私はこのオムライスがけっこう好きだ。 (文=玉置豊)

正体不明のオシャレ料理 うわさの「エッグベネディクト」を作ってみよう

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エッグベネディクトの正体に迫ってみました
 100円ショップで売っている商品から3品を選んで、気になる料理に挑戦してみようという企画の21回目。  なんだか名前はよく聞くけれど、その実体がよくわからない外国の料理というものがある。子どもの頃に「フレンチフライ」というオシャレな名前の食べ物が、フライドポテトだと知って驚いたことはないだろうか。「イモかよ!」と。キール・ロワイヤルなんて、いまだになんのことかよくわからない。  最近だと「エッグベネディクト」が謎である。エッグは卵だろうけれど、ベネディクトがわからない。なんだ、その強そうな調理法は。そこで今回は、この声に出して読みたい料理名のエッグベネディクトを作ってみたいと思う。 ということで買ってきたのは、イングリッシュマフィンである。エッグベネディクトの正体は、イングリッシュマフィンにハムやベーコン、そしてポーチドエッグを乗せて、オランデーズソースとやらを掛けたものらしいのだ。
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イングリッシュマフィンって、たまに食べるとうまいよねー
 ベネディクトというのは調理法ではなく、考案した人の名前のようで、ウォールストリート株式仲買人レミュエル・ベネディクトであるとか、銀行家でヨット乗りのイライアス・コーネリアス・ベネディクトとか、ニューヨークに住んでいたル・グラン・ベネディクト夫人とか、どうも諸説あるらしい。  ベネディクトという名前は初めて聞くが、きっと世の中のベネディクトさんは、みんなマフィンと卵が好きなのだろう。そんな偶然ってあるのかな。
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誰かはわからないけれど、とにかくベネディクトさんが好きだった卵料理こそがエッグベネディクトらしいよ
 さて、エッグベネディクトの味を決めるのが、オランデーズソースというもの。エビフライにはタルタルソースが付き物のように、エッグベネディクトといえばオランデーズソースらしい。その名の通りオランダのソースかなと思ったら、オランダのソースを模したフランスのソースだそうだ。ややこしいね。  ざっくりいうと、油の代わりバター、酢の代わりにレモン汁を使ったマヨネーズのようなものらしく、簡単に手作りできるようである。
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冷蔵庫にあったりなかったりするものといえばバターとポッカレモンですが、今回はある前提で進めます
 まず、ボールに卵黄1つとレモン汁大さじ1を入れてかき混ぜながら、これを湯せんでゆっくりと温める。
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フライパンに水を入れて、そこにボールを浮かべて湯せんで温めていく
 そこに、溶かしたバター40グラムを少しずつ加えながらよくかき混ぜて、塩とこしょうで味を決めたら出来上がり。    一気に温めすぎたり、バターを一気に入れてしまうと、すぐにダマになったり分離したりして、ちょっと難しいかな。  マヨネーズに溶かしバターとレモン汁を混ぜるというお手軽レシピもあるようなので、湯せんとか面倒ならそっちでいいかもしれない。
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少し分離してしまったが、バターの風味がリッチでうまい!
 また、バターもレモン汁もないよという人は、マーガリンと米酢で作っても、見た目は似たようなものができる。  実は、我が家の冷蔵庫にもバターとレモン汁がなく、こっちの節約レシピバージョンを先に作ってみたのだが、明らかにマーガリンと米酢の味がしたので、急いでバターとレモン汁を買ってきた次第だ。  比べてみると、マーガリンと米酢もこれはこれでうまいのだが、やっぱりバターとレモンのほうが正しいかなという味だった。
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これはマーガリン版。ご飯にかけたら、うまいんじゃないかな
 続いて、メインの具であるポーチドエッグを作る。なんとなく難しそうなイメージがあるけれど、お湯を沸かして塩と酢を少しいれて、そこに生卵をそっと落とせばいいだけだ。  お湯の上で直接卵を割ると、殻が入った時にとっても困るので小皿に割ってから落とすのが安全だが、あえて直接割り入れる緊張感を楽しみたい。
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茹で加減はお好みだが、やっぱり黄身はトロトロで仕上げたい
あとは半分にカットしたイングリッシュマフィンをトースターで温めて、ベーコンをフライパンでカリっと焼き、月見バーガーの作りかけみたいに積み重ねれば、エッグベネディクトの完成だ。  せっかくなので、彩りとしてその辺で摘んできたクレソンも添えておこう。ついでに胡椒もパラリとするか。
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天国のベネディクトさん、これで合っていますか?
 ポーチドエッグを割りながら食べてみると、バターをたっぷり使ったオランデーズソースと、トロリとあふれ出した黄身が、たっぷりとまぶされたイングリッシュマフィンが最高にうまい。  朝食の食材としては、パンとベーコンと卵というマクドナルドのメニューにもなりそうなくらいにありふれた組み合わせだが、これには新しい価値観があるような気がする。やるな、ベネディクトさん。  なんでイングリッシュマフィンを上にも乗せて挟まないんだろうかと思ったけれど、ハンバーガーみたいにかぶりついて食べると、ソースや黄身がこぼれて一大事だな。やはりフォークとナイフで食べるのが正解のようだ。こぼしながら食べるモスバーガー形式もうまそうだが。  ただポーチドエッグとオランデーズソースという卵と卵の組み合わせなので、その味を引き立たせるためにしょうゆを一垂らししたいかな。
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しょうゆを垂らしたら最高になったぞ!
「オランデーズソース」に加わった「オラのダイズソース」である。  食べてみるとまさに最高の味なのだが、なんだか洋風卵かけご飯みたいですね。これをオカズにご飯が食べたい。ベネディクトさん、ごめんなさいね。 (文=玉置豊)