オーラル、ゲス極、キュウソ……“先行指標”から見えた、今年の夏フェスのブレイク候補とは?

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『TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL』公式HP

【リアルサウンドより】  7月から、いよいよ本格的な夏フェスのシーズンが始まる。4日間に規模を拡大したROCK IN JAPAN FESTIVALや、老舗のフジ・ロック、サマーソニックを筆頭に、7月から9月にかけて、ほぼ毎週末、日本各地の様々な場所でロックフェスが開催される。  そして、夏のロックフェスは、ニューカマーのバンド達にとって、いわば「勝負」の場所でもある。ライブの現場でどれだけ興奮を生むことができるか、それがブレイクの決め手になる。最初はキャパの小さなテントでも、入場規制を経て、次はより大きなステージにステップアップしていく。そうやってバンドが「フェスの場で勝ち上がっていく」風景が可視化されるようになったということについては、以前に当サイトでも書いたとおりだ(参照:http://realsound.jp/2013/08/perfume.html)。  では、今年の注目株となるバンドは誰か? その指標として重要な意味を持ち始めたのが、5月に行われたメトロック(METROCK)だ。メトロック(METROCK)とは、5月24日・25日に東京・新木場若洲公園にて開催されたロックフェス「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL」の通称。2013年に初開催され、2年目を迎えた今年は、きゃりーぱみゅぱみゅ、Perfume、サカナクションら人気アーティストをメインステージに据えたラインナップで、4万人を超える動員となった。  実は、METROCKは単なるイベントというだけでなく、アメリカのコーチェラ・フェスティバルと同じように、「今年のフェスシーズンを占う」という意味での、メディア的な機能も持ち始めている。特に注目すべきは“新人ステージ”の「NEW BEAT SQUARE」。そこで人気を掴んだバンドは、夏フェスの場でも台風の目になる可能性が高い。J-POPの人気者と勢いのある旬のニューカマーの両方が並ぶブッキングのせいもあり、「NEW BEAT SQUARE」ステージでのパフォーマンスや動員から、今年のブレイク候補を占うことができるのだ。  実は、そのことはすでに去年に実証されている。去年のMETROCKの「NEW BEAT SQUARE」で入場規制を記録したのは二組。いずれもデビューアルバムのリリース前で、当時はまだ「知る人ぞ知る」存在だったKANA-BOONとBABYMETALだった。この二組がその後シーンに巻き起こした旋風については、改めて言うまでもないだろう。今夏、KANA-BOONは地元大阪で一万人規模の野外ワンマンライブを発表し、BABYMETALは武道館2daysを成功させワールドツアーの真っ最中。「フェスの入場規制を経てブレイク」という、ここ最近の新世代バンドやアイドルの成功の方程式を証明するような状況になっている。  そして、今年のブレイク候補となるのは誰か。まず挙げられるのが、奈良出身の4人組、THE ORAL CIGARETTESだ。

THE ORAL CIGARETTES「起死回生STORY」MUSIC VIDEO

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THE ORAL CIGARETTES『起死回生STORY【初回盤】(CD+DVD)』(A-Sketch)

 7月16日にシングル『起死回生STORY』でメジャーデビューを果たす彼ら。その魅力は、切れ味鋭いリフの応酬が生み出すハイテンションな曲調。代表曲「大魔王参上」「Mr.ファントム」を筆頭に、高速BPMの四つ打ちダンスロックのスタイルを得意にしている。ボーカル山中拓也(Vo/Gt)のワイルドなカリスマ性もあるが、人気の理由は、やはり汗が飛び散るような熱いライブパフォーマンス。ROCK IN JAPANやSWEET LOVE SHOWERなどのフェス出演も決まっている

THE ORAL CIGARETTES / 大魔王参上 【2013.4.21 Livemasters CHOICE × HighApps 】

 先日に行われたライブイベント「HighApps Vol.19」で彼らのステージを観たのだが、山中のMCによると、やはりメトロックの「NEW BEAT SQUARE」への出演で手応えを掴んだそうだ。  また、今夏の台風の目になりそうなのがゲスの極み乙女。だ。4月にメジャーデビューを果たした彼らは、メトロックでもライブ開始前からかなりの人が集まり、入場規制を記録。去年から注目度を高めてきたバンドの勢いを証明した形となった。彼らも四つ打ちのダンスロックのスタイルで評判を集めたバンドだが、それだけに終わらない独自の音楽的発想を盛り込むセンスが抜きん出ている。

ゲスの極み乙女。「ノーマルアタマ」

 また、シニカルな毒とユーモアに満ちた言葉のセンスと、バンドのスタンスが支持を集めているのが、関西出身の5人組キュウソネコカミ。彼らもMETROCKで入場規制となった。

キュウソネコカミ「ビビった」

 また、やはり入場規制を記録したのがグッドモーニングアメリカ。メジャーデビュー前の2010年から続けてきたコンピレーション・シリーズ『あっ、良い音楽ここにあります。』などの企画を通じて、今のシーンの活況の礎を作ってきたバンドでもある。

グッドモーニングアメリカ「拝啓、ツラツストラ」

 THE ORAL CIGARETTESもステージは相当盛り上がったよう。これらのバンドたちのような、畳み掛けるような高速のビート、癖のある言葉のセンス、覚えやすいメロディーを武器にした新世代バンドたちが次々と台頭しているのが、2014年のロックシーンの風景だ。METROCKには出演していなかったが、5月にメジャーデビューアルバムをリリースしたKEYTALKもブレイク候補の筆頭格に挙げられる。

KEYTALK「パラレル」

 今年の夏フェスは「新世代高速四つ打ちダンスロックバンド」の百花繚乱の風景が展 開されそうだ。果たして、勝ち抜けるのは誰になるか。注目したい。 ■柴 那典 1976年神奈川県生まれ。ライター、編集者。音楽ジャーナリスト。出版社ロッキング・オンを経て独立。ブログ「日々の音色とことば:」Twitter

キスマイ横尾、友人の結婚式スピーチで激スベリ 不穏な冗談に式場が凍り付く

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体当たり企画でブレイク中のKis-My-Ft2。

【リアルサウンドより】  Kis-My-Ft2の冠番組『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ)の6月26日放送回に、髙橋真麻がゲスト出演。メンバーがそれぞれ「親友の結婚式での友人代表スピーチ」を披露した。  同番組は、Kis-My-Ft2のメンバーが“自分のカッコ良さが最も出る瞬間”をテーマに、各メンバーが本気で“かっこいい”と思うシーンを考え、自らが主演した映像を制作。そのセルフプロデュースした映像を、キスマイのことをよく知らない女性100人に審査してもらい、1位(=チョーカッコイイ)から7位(=BUSAIKU)まで順位付けされるという、ジャニーズらしからぬ体当たりな企画が売りだ。  今回は「中学時代からの親友・マコトの結婚式でスピーチをする」という設定で、「必ずユーモアを入れる」というしばりを設けての小芝居となった。  まず最初に映像が発表されたのは、第3位にランクインした宮田俊哉。宮田は、お辞儀の際にマイクに頭突きをしてしまうという定番ボケを披露。短めのスピーチでまずまずの好評価だった。続いて2位には藤ヶ谷太輔がランクイン。ハキハキとした声で「ワールドカップ日本代表背番号10番の藤ヶ谷太輔です」と自己紹介し、会場の笑いを誘った。  第四位からは「怒濤のBUSAIKU4連発」として、千賀健永、北山宏光、二階堂高嗣、横尾渉の映像が順に発表される。最下位となってしまった横尾は、台詞を噛みまくった上に声も震え気味。「マコトさんの友人として挨拶させていただきますけど、マコトさんとは今日初めて会います。まあ嘘ですけど」と、よくわからないボケを披露し、一般女性からは「冗談下手すぎ!」などの辛辣な声が寄せられる。また「新婦のマイコさんは高校のマドンナで、ここにいる全員が告白してフラれています。僕もその一人です。つまんない話でしたが、これで終わります」という気の利かない締めの言葉には「超絶下手クソ」との突っ込みがあった。  見事1位となったのは、玉森裕太。玉森は「誠におめでとうございます。マコトだけに」と、照れくさそうに冗談を言う姿に好感の声が寄せられたほか、シンプルで短めながらうまくまとまったスピーチを披露し、一般女性から「これぞ友人代表スピーチ」と絶賛された。  キスマイが体当たりの企画に挑戦することにより、女性ファンが萌えるだけではなく、男性にとっても学びの多い内容となっている同番組。次回は「彼女にちょっと勇気を出して着てほしい水着の選び方」がテーマとなる予定だ。 (文=編集部)

Perfumeが3度目のワールドツアーへ 海外メディアでの評価を改めて検証

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【リアルサウンドより】  人気グループPerfumeがアメリカ、ヨーロッパ、アジアをまたぐワールドツアー『Perfume WORLD TOUR 3rd』を行うことを発表した。2012年にアジア4ヶ国、2013年にはヨーロッパ3ヶ国で行われたツアーは全ての公演がソールドアウトする大盛況ぶり。3度目のワールドツアーとなる今回は、ついにアメリカへライブで初上陸することとなる。国内のみならず海外でも多くのファンを獲得しているPerfume。なぜ彼女たちは世界進出に成功したのだろうか。海外メディアの反応から、その理由を考察する。  世界で最も知られる雑誌のひとつであるTIME誌が「これからアメリカを席巻するだろう優れたワールドミュージック10組」という特集でPerfumeを選出したのはおよそ1年半前。同記事はPerfumeについて次のように記述している。「三人組のテクノポップガールは惚れ惚れするほどにシンクロしたダンスとバツグンのルックスを備え、伝統的なJ-POPグループとして2000年に結成された。しかしその後は大胆なグラフィックアートや3Dテクノロジー、インタラクティヴなCGをライブに取り込むことによって、ウィリアム・ギブスンが夢描くテクノロジー主導のポップグループへと進化した」。  ウィリアム・ギブスンとは「ニューロマンサー」や「バーチャル・ライト」「あいどる」などで知られる、アメリカを代表するSF作家のひとり。同誌はPerfumeが「伝統的なJ-POPグループ」の枠を飛び越え、自分たちだけの近未来的な世界観をクリエイティブに創造したことを評価。「近い将来アメリカでもスターダムに躍り出るだろう」と予想している。その年Perfumeは文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門で大賞を受賞。また翌年にはカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルのサイバー部門で銀賞を受賞した。まさに「テクノロジー主導のポップグループ」が評価された格好だ。(参考:TIME  一方イギリスの通信社ロイターは別の見方をする。「J-POPグループPerfumeに世界的成功の兆し」と題した記事は、彼女たちが「日本らしさ」を売りにしている点がこれまでにない際立った特徴だと分析。「従来のレコード会社の戦略といえばJ-POPのアーティストたちに欧米風なサウンドとヴィジュアルを仕込むこと。特に英語で歌うことやヒップ・ホップ、R&Bといったジャンルに挑戦させることだった。しかしPerfumeはそれと真逆の戦略をとろうとしている。日本のポップカルチャーが世界中でこれだけ浸透するなか、彼女たちに求められているのは欧米を真似することではなく『日本らしさ』-近未来的な日本というイメージ。実際Perfumeの担当ディレクターはこう話している『私たちは日本人であり、アジアの一員でもある。だから自分たちが得意なことをやればいいのだと思う。それは良質なポップ・ソングを歌うことだ』と」。  また同記事では、ソーシャルメディアの浸透によってこのような文化の拡散が容易となったことも追い風になっていると指摘。「YouTube上の動画では凝った照明演出に、一糸乱れぬ振付け。そして巨大スクリーンを装備したハイテクなライブの模様を観ることができる。そしてそれらに交じって彼女らの楽曲の振り付けを必死で真似た欧米のファンの投稿も目立つ」。TIMEとロイターの記事をまとめると「Perfumeは欧米アーティストの真似事ではなく、テクノロジーと日本らしさを融合させた自分たちだけの世界観を築いてきた。それを世界中の日本好きな若者たちがまず支持し、ソーシャルメディアによって(日本文化に)関心のなかった層にまで浸透してきている」。これがPerfume成功の理由と言えるのかもしれない。(参考:ロイター)  Perfumeはワールドツアーに先立ち7月にニューシングルをリリース、8月からは全国アリーナツアーも開催される。また秋口には昨年行われたヨーロッパツアー「Perfume WORLD TOUR 2nd」のブルーレイ・DVDもリリース予定。今後も彼女たちの活躍から目が離せなさそうだ。 (文=北濱信哉) ■ライブ情報 『Perfume WORLD TOUR 3rd』 10月31日(金) 台湾 @Taipei International Convention Center 11月2日(日) シンガポール @Resorts WorldTM Theatre, Resorts World Sentosa 11月9日(日) ロサンゼルス(アメリカ) @HOLLYWOOD PALLADIUM 11月12日(水) ロンドン(イギリス) @EVENTIM APOLLO HAMMERSMITH 11月15日(土) ニューヨーク(アメリカ) @HAMMERSTEIN BALLROOM 詳細:「Perfume WORLD TOUR 3rd」特設サイト

アイドル論者が語る“握手会と現場”の最前線「人の心は金で買えないけど、ヲタの心は“握り”で買える」

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『週刊金曜日』6月6日号

【リアルサウンドより】  雑誌『週刊金曜日』の6月6日号にて“「アイドル」を守れ”と銘打った特集を行ったことを受け、同誌で執筆したアイドル論者たちによるトークイベントが6月12日、荻窪ベルベットサンにて開催された。イベント前編では、アイドル評論家の中森明夫氏と、特集の企画協力をしたライターの倉本さおり氏が司会を担当。社会学者/情報環境論者でありながら先日、新生アイドルグループ「Platonics Idol Platform」のプロデューサーとしても活動し始めた濱野智史氏、リアルサウンドでも執筆中の音楽評論家・宗像明将氏に加え、地下アイドル兼ライターとして活躍する姫乃たま氏が登壇。ライブ現場や握手会の最前線について、ざっくばらんに語り合った。

握手会と現場の最前線

濱野:去年の夏ぐらいに鎌倉でやったイベントでBiSと握手したんです。BiSって、あまりルックスを売りにするようなタイプではなくて、メンバー自身も「たまにはブスと握手しにきてください」っていうでしょ。でも、実際に握手するとかわいい。AKB48だってそうですよ。つまり接触には希望があるんです。 宗像:以前、BiSののぞしゃん(ヒラノノゾミ)の握手に、すごいダメ出ししたことがあって。「握手はもっと選挙の立候補者みたいに両手で握らないとダメだ。人の心は金で買えないけど、ヲタの心は“握り”で買える。なぜならヲタは人ではないから」って教えてあげたことがあります。 濱野:握手はなぜ必要かって言うと、単純に魅力があるんですよ。これは否めない。襲撃事件があろうがなかろうが、ヲタにとってもアイドルにとっても必要なことで、続けざるを得ないわけです。 倉本:姫乃さん自身は握手会を行う側の人間として、接触についてはどう感じていますか。 姫乃:私は売れていない地下アイドルなので、サービスは握手どころではないんです。チェキを撮るときもすごく接触するし、ハグ会とかもある。でも、そうなると逆に距離が近すぎて、ストーカーとかはあまり出てこないんじゃないかと思います。たまに風邪引いた時に自宅にお見舞い品を持ってきてくれるファンがいたりとか、過剰なアプローチはありますけど。 中森:BiSの『週刊金曜日』インタビューは、握手会の事件が起こる前にやっているんだけど、ファーストサマーウイカが暴言を吐くファンに対し、握手会で「相手を刺そうと思ったら刺せるわけです」って言っている。ファンがアイドルを刺すだけじゃなく、逆だってありうると。そういう距離感ではあるよね。 宗像:実際、BiS階段のライブでは普通にスタンガンでヲタを打ったりする。僕は脱退した子を推していて、プー・ルイから恨みをいっぱい買っているから、狙い定めてガンガン打たれる。けっこう「プリプリッ!」ってきますよ。あとでライブの動画を観たら、自分が悶絶していました。 濱野:まじっすか(笑)。エクスタシーですねぇ。 中森:BiSのライブはスゴいよね。主演映画第二弾の『アイドル・イズ・デッド ノンちゃんのプロパガンダ大戦争』を観て驚いた。ファンがエキストラで出ていて、その人たちにライブシーンの芝居をさせるんだけど、それができなくてみんな固まっちゃう。で、最後に監督が「もう芝居じゃなくていいから盛り上がってくれ」って言ったんでしょう。芝居から解放された勢いがスゴくて。世界中の映画のライブシーンの中でも、指折りだと思う。パンクのライブフィルムとかたくさんあるけど、どの国のどの時代でも通用する映像だよ。 姫乃:実はわたし、その映画に出演しているんですよね。撮影現場が深谷で、しかも平日だったのに、30人くらいファンが集まっていました。 宗像:けっこうBiSのファンって無職が多いんですよ。BiSの現場って本当に毎日のようにあるから、本気で追いかけようとしたら仕事やめざるを得ないんです。で、BiSは今度解散するから、だんだん精神的にもおかしくなってくる。「仕事も家庭もどうでもいいよ!」って。BiSは今ラストツアーしているんですけど、全通する人いっぱいいるし。 中森:グレイトフル・デッドのデッドヘッズみたいな感じだね。 宗像:実際、デッドみたいに撮影も実質的にフリーになっていて、YouTubeに動画がいっぱい上がっていますので、ぜひ観てみてください。

現場派のライフスタイルとは

中森:濱野さんが『新潮45』で書いていた「地下アイドル潜入記」を読んでいたんだけど、現場派のライフスタイルは衝撃的。生ビール一杯30円の店に通ったりして「働いたら負けだ」みたいなこと言ってるの。 濱野:極端な例を挙げているので、もちろんそんな人ばかりじゃないですけど、あのルポに出てくる人たちは無職のニートで、でもだからアイドル現場に行きまくれる人たちなんですよ。だからお金はあまりなくて、最近は僕もそれに慣れちゃって、安い居酒屋しか行かないです。大抵のヲタは感想戦をしたいから酒は飲みたいんですけど、余計なお金は使いたくない。接触とか、アイドルに使いたいわけですよ。だから必ず居酒屋でも一品しか頼まないし、お通しもカット。お通しカットできないヲタは“凡ヲタ”扱いされます(笑)。 宗像:お通しカットできないとツイッターで叩かれますよね。 濱野:で、最初僕がアイドルヲタクたちと飲んでてビックリしたのは、「和民」が“アツい”と。なんで?って聞いたら「だって和民はブラック企業っすよ」って真顔で答えるわけ。ブラック企業=安い、だから行くという価値観。お通しは当然カットで、しかも焼酎しか頼まない。そうすると8人で2500円くらいしかかからないんですよ。ひとり300円! 中森:和民がブラックだろうがなんだろうが、彼らにとっては機能的にそれが正しいということだろうね。極めて唯物的な価値観。 濱野:唯物的だし、どんなに不景気になっても大丈夫、みたいな感じなんですよ。もう俺、家でも焼酎です。キンミヤか鏡月しか飲まない。賢いんだかバカなんだか、さっぱりわからないですけど(笑)。 姫乃:なるほど、だからヲタはキンミヤが好きなんですね(笑)。
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左から、倉本さおり氏、中森明夫氏、姫乃たま氏、濱野智史氏、宗像明将氏。

アイドルとヲタの共依存関係について

宗像:濱野さんが今度結成するグループは何を目指すの? 濱野:武道館とかも目指しますけど、まずは人数でAKB48を越えることですね。地下のアイドルって、どんな子にもヲタが付くんですよ。だから100人とか越えれば、武道館を埋められると思うんです。 姫乃:たしかにどんな子にも付く! 私の場合は40代バツイチで固い職の人が多くて、イベントで100人くらい来たんですけど、そのうちの8割が40代サラリーマンで2割くらいがバツイチ。後ろから見ると企業のセミナーみたいな雰囲気なんですよ。その人たちには「愛人みたいで何でも許してくれそう」って言われます。恐らくみんな、第二の人生として私のところに来ているんですね。 濱野:どんなものでも欲望を投影できてしまうのが今のアイドルなんだと思うんです。で、面白いのが「誰でもアイドルになれる時代」といえば、すべての女の子に人権があるように感じられるけれど、アイドルという存在は独立主体ではありえないから、ヲタと同じように実は“人間”ではないんです。つまりアイドルとヲタは「共依存」の関係。それは否めない。共依存の関係なんだけど、そこからどう独立していくか。それがPIPの目指すプロジェクトですね。(参考:濱野智史プロデュース「PIP」が目指すものは? インディペンデント・アイドルの可能性を探る) 中森:恐ろしい……。 濱野:だから僕は、アイドルになりたい人全員がアイドルになれるプラットフォームを作りたいとは思っているけれど、アイドルを勘違いしている子——かわいがってほしいだけの“承認欲求ゾンビ”みたいな子には厳しくしています。 中森:でもアイドルになりたい子って、多かれ少なかれ承認欲求ゾンビみたいなものだよ。指原莉乃だってさ、かつては有名なハロヲタだったわけですよ。それも洋服にメンバーの写真いっぱい貼ってるような、かなりヤバいほうのヲタだった。それで虐められた体験も告白してる。彼女、選挙で負けたりするとすごく凹んだコメントをモバメで出したり。あっちゃんや優子にはなかった姿勢だよね。指原があそこまで行ったのは、承認欲求ゾンビ的な感覚があったからじゃないかな。 濱野:才能がある承認欲求ゾンビは良いんですよ。指原には、アイドルを見る目がある。それは確かです。でも才能がない承認欲求ゾンビはだめです。それでは独立した主体になれない。 姫乃:わたし、高校のときに六本木でメイド喫茶の店長やっていたんですよ。場所柄か、時給も高くて1200円だったんですね。そうするとたくさんの女の子が面接に来る。で、ルックスが良い子は鼻息荒くて「わたし可愛いから、メイド服来たらもっと可愛いから雇ってください」とか、平気で言うんですよ。でも、そういう子は周りの子とうまくやっていけないから雇いませんでした。 濱野:承認欲求はたしかにエンジンになるし、承認を得られる場を作りたいんですけど、周りのことを考えられない子はダメですよ。僕のグループでは、歌唱審査の時にメンバー全員を残して、おたがいに評価をさせたんですが、その時に「こんなことやってらんねぇ」みたいな顔している子は全員落としました。ちょっと可愛くない子の歌を聞いていられないようでは、アイドルにもプロデューサーにもなれませんから。

厄介ヲタと説教厨

倉本:いい機会なので厄介ヲタや説教厨についても話しておきたいですね。 濱野:宗像さんは説教厨の代表ですよね。 宗像:BiSは『週刊金曜日』のインタビューで一部のヲタをディスっていますが、その中に僕も含まれていると思う。僕、メンバーに対してすごい説教してきたんで。インタビューの後半で「ヲタに好き勝手にやられたイベントがあった」って言ってるんですけど、あれは多分ロフトプラスワンで争乱みたいになった時のことかと。なんか、脱退したメンバーを呼ぶとかいう話になって。みんながいっせいに怒りだして「6人でやれ!」って。そしたらヲタが「おまえらは『nerve』ばかり歌いやがって!」って。それに対してサキちゃんが「うるせぇ、黙れ!」って叫んで、そのまま代表曲の「nerve」歌い始めて(笑)。 中森:昔のパンクみたいだね、町田町蔵の時みたいな。でも解散したらやっぱり寂しいんじゃないの? 宗像:こう言うと語弊があるかもしれないけど、嬉しいですよ。BiSはガチで不仲騒動とかやっちゃったから、心が何度も潰されそうになっているんですね。それがやっと解放されて自由になれるんだから、喜ばしいことかと。 中森:過激派左翼の末期みたいな(笑)。ぜひ宗像さんにBiSの歴史を書いてほしいね。とことん行けるところまで行ったアイドルがいるわけだからさ。 倉本:そういえば、たまちゃんのブログには6年間、たった一人しかファンがいなかった地下アイドルの話が書いてありましたね。 姫乃:ありましたね。新しくファンができそうな現場でも、そのファンが物販の品物とか全部買い占めちゃう。オフィシャルのミックスとかもあるんですけど、その人が新規のファンが入って来れないように、オリジナルのかけ声作っちゃって……。 濱野:めんどくせー!(笑) 倉本:アイドルとファンの関係性って、まさにこじれると厄介ですね……。では最後に、たまちゃんから厄介ヲタに一言。 姫乃:愛に溢れすぎた行動は、時にアイドルを困らせることもありますので、お互い適度な距離を保っていきましょう。 倉本:……みなさん、反省しましょうね! (取材・文=松田広宣)

TM NETWORK、筋肉少女帯、POLYSICS……ロック界におけるキーボーディストの系譜を辿る

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TM NETWORK『EXPO』(ソニー・ミュージックダイレクト)

【リアルサウンドより】  ロックバンドにおいてのキーボーディストは他プレイヤー以上に、器材/機材の発展とともにその役割が変化してきたと言える。特にシンセサイザーの登場におけるサウンドの多様化は目まぐるしいものがあり、日本においてYMOの登場はポップス、ロック界にも大きく影響を与えた。  ひとくちにキーボーディストといっても、プレイヤーであると同時に、コンピューターミュージックが主流となる昨今においては、トラックメーカー、プログラミングやマニピュレーターとしての役割を担うことも多い。そうした広義に渡るキーボード、鍵盤楽器がもたらした影響を日本の音楽シーンとともに見て行きたい。

キーボードとシンセサイザーの違い

 パート・クレジットを“Keyboards”と、“Synthesizer”で使い分けるプレイヤーも多くいる。混同している人も多いと思うので簡単に説明しておく。シンセサイザーとは波形や周波数を変調して自由に音を作ることの出来る電子楽器であり、あくまで音源装置である。その情報入力や発信の手法として鍵盤を採用している機器が一般的というだけで、ギターシンセやウィンドシンセ(管楽器)などもある。電子鍵盤楽器にはストリングスやブラスをはじめとする様々な音色がプリセットされているが、音を作るシンセ機能が備わっていないものも多く存在する。

ハードロック/メタルにおける鍵盤奏者

VOW WOW - HURRICANE

 ディープ・パープルのジョン・ロードがクラシック音楽をロックに持ち込んだことにより、ハードロックにおける鍵盤楽器の重要性はギターとともに一つのバンドスタイルを確立した。様々な音色効果というよりも、ソロを取ったり、オルガンを中心としたテクニカルなプレイヤー志向の傾向が強い。VOW WOWやSHOW-YAなどギターに負けない速弾きは、きらびやかなサウンドとともに、バンドのカラーを打ち出す大きな要素である。  異彩を放っていたのが、筋肉少女帯のエディこと、三柴江戸蔵(三柴理)である。のちにバラードにおいてピアノを大きく用いたYOSHIKIがショパンであるのなら、エディのピアノはリストだろう。強面の容姿とのギャップ、音楽大学卒という経歴に裏付けられた超絶技巧と悲壮感を煽る旋律は、大槻ケンヂの不気味な心的世界の陰影を深め、初期筋少の得体の知れない存在を演出した。アルバム『SISTER STRAWBERRY』(1988年)におけるギタリスト、“ジェットフィンガー”横関敦との速弾きバトルは音楽史に残るロックとクラシックの技巧派の饗宴と言えるものだ。

バンドブームにおけるキーボーディストの増加と反発

 80年代にはユニコーンやすかんち、プリンセス・プリンセスなど、キーボーディストが在籍するバンドが多く出てくる。扱い易いシンセ機種の普及により、アマチュアでもキーボードが在籍するバンドが増えた。歌謡曲からニューミュージックに移りゆくシーンということもあり、アレンジやサウンドの幅を持たせることが求められた時代である。それゆえ、シンセサイザーを扱うミュージシャンが重用されるようになり、PINKのホッピー神山など、バンド出身のキーボーディストがプロデューサー/アレンジャーとして迎えられることが多くなった。  その反面、BOØWYに代表されるような最小編成のスタイルにこだわるバンドも多かった。レベッカのデビュー後、シンセを中心とした方向性に疑問を感じ、脱退に至ったギタリスト木暮武彦が「レベッカ♂」(のちのレッド・ウォーリアーズ)として硬派なロックバンドを組んだ話もそうした反抗を物語るエピソードの一つである。

小室哲哉が提唱したシンセサイザーとクリエイター気質

TM NETWORK / Get Wild(TM NETWORK FINAL MISSION -START investigation-)

 TM NETWORKでシンセを中心とした新しいバンドサウンドを確立し、鍵盤要塞に囲まれたステージでの姿はギタリストやドラマーとはまた違うプレイヤー像で多くのファンを魅了した。ヤマハEOSなどの商品開発にも深く関わっており、初心者やピアノを習っていた女性層にも門戸を拡げ、デジタル楽器の普及に大きく影響を与えた。  90年代、“小室ファミリー”に代表されるプロデュースワークはダンスミュージックを大々的に導入し、コンピューターミュージックの象徴、のちにDAWと呼ばれる、録音、編集、ミキシングなど一連の作業をまかなうクリエイターとしての側面を大きく印象付ける。accessの浅倉大介やELTの五十嵐充、HΛLなどに続く、バンドブーム期とは違う、作曲からトラックまで手掛けるプロデューサースタイルである。

マニピュレーターという役割

 キーボーディストが兼任する場合も多いが、解っているようで意外と知られていないのがマミュピュレーターだろう。打ち込みなどのシーケンスなどをプログラミングする役割である。一昔前まではドラマーがクリックを聴き、バンドが同期に合わせていくスタイルが主流であったが、現在はバンドのテンションに合わせて同期を流していくことが多くなっている。そのライブにおける司令塔であるのがマニピュレーターの役割でもある。(参考記事:UVERworld、マニピュレーター加入の意義とは? バンド編成から読み解くロックシーンの変化)  裏方ポジションであったマニピュレーターを表舞台にあげたのはhideだろう。hideの右腕でもあるINA、キーボーディストDIEとの役割分担を当初はよく解っていなかったファンも多かったのではないだろうか。デジロックと呼ばれるようなラウドロックの世界では、サンプラーなどのシーケンサーが導入されてきたが、ダンスミュージック、DJ文化とともにシンセを取り巻く環境も変わっていく。

アナログシンセブーム

 ミュージックワークステーションと呼ばれる多機能なシンセが発展していく一方で、1995年にスウェーデンのクラビア社がシンセの原点に返ったとも言えるアナログシンセを模した「Nord Lead」を発表。それまでシンセに抵抗のあったアーティストたちにも幅広く受け入れられ、シンセ界に革命が起ったといっても大袈裟ではない。楽器に明るくない人でもこの真っ赤な鍵盤を目にする機会は多いはずだ。我が国ではコルグがアナログシンセに基づいたデジタル楽器を多く発表している。NINTENDO DSソフト「KORG DS-10」や「大人の科学マガジン シンセサイザー・クロニクル」など、幅広くアナログシンセが話題になったことも記憶に新しい。  Jロックにおけるアナログシンセ筆頭格といえば、やはりPOLYSICSの登場は大きかった。DEVOやP-MODELなどのテクノの先人たちの影響下という印象もあるが、根本はパンキッシュなギターロックであり、ギラついたギターとアナログシンセという抜群の相性を見せてくれた。良い意味でチープ感と奇抜さを演出するアナログシンセは、今日におけるシーンでも効果的な彩りを与えていることは言うまでもない。  サカナクションやSEKAI NO OWARIなど、鍵盤楽器を全面に出すバンドや、フジファブリックやthe telephonesなど効果的に鍵盤を使うバンドも多い。メンバーが在籍していなくとも、耳を澄ませば、クレジットを見れば、多くの鍵盤奏者が様々な作品に携わっていることが解るだろう。ギターのように大きく目立つことはなくとも、音楽シーンの発展に大きく関わってきたのがキーボーディストであり、シンセサイザーは未来の楽器だった。そしてこの先も我々のまだ聴いたことのない音色を聴かせてくれるだろう。 ■冬将軍 音楽専門学校での新人開発、音楽事務所で制作ディレクター、A&R、マネジメント、レーベル運営などを経る。ブログtwitter

乃木坂46秋元真夏が「うるさい人の黙らせ方」指南 独自テクニックにバナナマンも沈黙!?

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乃木坂46『夏のFree&Easy(初回仕様限定Type-A(CD+DVD)』(ソニー・ミュージックレコーズ)

【リアルサウンドより】  『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京)の6月22日放送回にて、乃木坂46のメンバーが自分の得意分野を熱く語る「コレなら語れるグランプリ」が行われた。この日の収録には松井玲奈も初参加し、他のメンバーとともに番組を盛り上げた。  同企画は、それぞれが”◯◯大好きアイドル”として、メンバー自らが好きなものを講師として発表し、一番上手く説明できたメンバーにグランプリを与えるというもの。  1番目に登場した西野七瀬は「鳩大好きアイドル」として、過去に番組でも語ったことのある鳩の魅力を紹介。まず「鳴き声」について、キジバト(山鳩)の鳴き声を例に挙げ「リズム感が『新しい』って思った。あとは途中で終わったりするところも好きで」と笑いながら語った。続いて西野は鳩の「色」が好きだと明かし、得意の絵を使って説明した。まずは一般的な鳩の絵を見せ「足のピンク色はアクセントになっていて、住宅街でも馴染める」と語ったあと、「もし鳩がカラフルだったら、他の生き物から狙われるかもしれない」と、全身が様々な色で塗られた絵を公開してメンバーを爆笑させた。また、西野は「鳩をテーマにしたファッションにもいつか挑戦したい」と、自身で考えた鳩をモチーフにしたデザインを披露し、MCのバナナマン設楽統から「相当鳩を殺さないと使えないですね」と突っ込まれる一面も。  2番目に登壇した高山一実は、「人生ゲーム好きアイドル」として、”高山流 人生ゲーム必勝法”を紹介。「私の地元(南房総)はテーマパークとかがあまりなかったので、私の家にある人生ゲームをみんなでやるのが楽しみだったんです」と語った高山は、「専門職コースに行くべし」と、給料の高い職に就くことがゲームにおいて大事だと語り、「株券と家はなるべく買え」と、給料マスの上に記述されている家の購入や株券は見逃さずに、あとで高く売るべきだとレクチャーした。高山は続けて「ゴッホの絵には気をつけろ」と、大きくマイナスが出てしまうマスには止まらないようにと注意したあと、「車型のコマの真ん中にある空洞には子供のコマを乗せないように。子供が抜けて落ちるし、誰のものか分からなくなる」と、コマの扱いについて熱く語った。  番組中盤では、ダイジェストで若月佑美、堀未央奈、衛藤美彩、秋元真夏の4人を紹介。「アイスクリーム大好きアイドル」を掲げた若月は、アイスクリームの種類について、乳成分の多さで”アイスクリーム””アイスミルク””ラクトアイス”の3種にが変わることを説明。さらに若月は「ダイエットに効くのはアイスクリーム。満腹感がすぐに得られるので」や、「木のスプーンは白樺の木で作られていて、森の環境維持のため、木の間伐材を使用している」と、次々と役に立つ知識を披露し、メンバーを関心させた。堀は「『バイオハザード』大好きアイドル」として、映画『バイオハザード』シリーズの魅力を説明。彼女は「朝4時までかかって描いた」という絵で、「主人公が魅力的」&「主人公アリスの身体能力が高い」という魅力を真剣に説明するものの、独特な絵のタッチにメンバーは終始爆笑していた。  続いて、衛藤は「甲子園大好きアイドル」として、高校野球の魅力について「必ずドラマがある」という点を挙げた。例として、自身の兄が野球部員だったことを明かし、「兄が大分県のベスト4までいって、最後のタッチアウトを取られて負けた。その時、普段はポーカーフェイスの兄が倒れ込んで、監督とチームメイトに支えられてベンチに戻って行った」と、当時のことを思い出して切なげな表情で語った。秋元は、「人間大好き『人たらし』アイドル」として、「デカい声でしゃべっている人の黙らせ方」をレクチャー。「うるさい人のところに行って、その人が話していることと他の話題を振ると、声のトーンが落ちるから効果的」と語り、その後、バナナマンの2人にテクニックを実践した。  最後に、星野みなみは「パン大好きアイドル」として、パンの魅力を「かたいのとやわらかいのがあるところ」「できたてがふわふわ」と紹介。設楽から「みんな結構知ってると思うんですけど」と突っ込まれるが、彼女はそれを無視し、マイペースに話を続けた。星野はその後、「みなみのナンバーワンパン」として、”食パン”を紹介。好き嫌いの激しい星野は「何もつけないのが好きで〜」と、6枚切りをそのまま食べることが一番好きだと明かし、”耳の四つ角から順番に食べる”という、一風変わった食べ方を解説した。これによりメンバーを爆笑させた星野がグランプリを獲得し、番組が終了した。  メンバーそれぞれが好きなものを通して個性を発揮した今回の放送。次回はメンバーが学力テストに挑戦する企画「乃木坂頭脳王!」が放送される予定だ。 (文=向原康太)

乃木坂46にとっての“総選挙” 今年のプリンシパル公演で輝きを放ったメンバーは?

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乃木坂46による舞台公演『「16人のプリンシパル」trois』のワンシーン。

【リアルサウンドより】  乃木坂46による舞台公演『「16人のプリンシパル」trois』の千秋楽が6月15日、東京・赤坂ACTシアターにて行われ、3年目を迎えた同公演は幕を閉じた。今回も1幕のオーディション(即興コント)を見て、観客が本編である2幕の出演者を投票によって決めるという形式で行われた同公演は、彼女たちにとって、グループの活動の中で最も過酷とされているイベントだ。なかには「AKB48の選抜総選挙を毎日やっているような感覚」と口にするメンバーもいる。今回は脚本・演出を『勇者ヨシヒコ』シリーズや『指原の乱』などで知られる福田雄一が手掛け、「笑い」をテーマに、1幕のオーディションではコント、2幕のオーディションでは舞台『レッツゴーっ!ポリン姫』が披露された。SKE48との兼任留学生として乃木坂46に加入した松井玲奈も複数公演に参加して話題となったが、本稿では、毎公演新たなヒロインが誕生したプリンシパル公演で、特に輝きを放ったメンバーを紹介していきたい。

舞台でも活躍した“福神”メンバー

“プリンシパルの申し子“生田絵梨花

 2年前に東京・渋谷PARCO劇場で初めて行われた公演から、常に輝きを放ち続けているのが生田絵梨花である。今回もメンバーの中で唯一全22公演2幕出場を果たし、評判通りの活躍をみせてくれた。彼女の持つピアノの実力は、歌番組やバラエティなどでもたびたび取り上げられているが、元々舞台に憧れて芸能界を目指したというだけあり、彼女は演技力もグループ1。加えて冠番組『乃木坂って、どこ?』(テレビ東京系)では、天才的かつ天然な人柄で笑いを独占することも多く、プリンシパルでも的確なアドリブで公演を引っ張り、劇中での歌の場面ではその日の舞台のクオリティーを左右するほどの存在感を放っていた。主要10役を制覇した彼女だが、主役のポリン姫や悪の女帝ルイーダを演じるときに輝きを増すその姿は、他のメンバーの言葉を借りると「プリンシパルの申し子」であった。

“美女キャラ”のイメージを逆手にとった白石麻衣

 モデルとしても活躍している白石麻衣は、容姿端麗なイメージが一般的なものかもしれない。ただ、今回は「笑い」がテーマだったということもあり、「楽屋での素の自分を出す」と本人が公演中に語ったように、1幕のコントでは一般的なイメージを覆すようなモノマネや、オヤジキャラといった振り切った演技を連発した。メンバーからは「そこまでしちゃうの!?」というような反応だったが、パブリックイメージとのギャップがファンの心をつかんだのだろう。今回2幕で10役に選ばれた回数が一番多かったのがグループ内で「笑いの神」と評される高山一実と白石(共に18回)で、意気込み通り今回のプリンシパルでは一つの頂に上り詰めた。

“舞台上でもイケメンだった若月佑美

 後半の失速はあったものの、プリンシパル前半戦のヒロインは完全に若月佑美だった。主要10役制覇を最速の12公演目で達成した彼女は、どの役に選ばれても安定した演技を見せてくれた。舞台では常に他のメンバーを立て、台詞を噛んだり、忘れたときはすかさずカバーし笑いに変える、相変わらずのイケメンキャラ。彼女のすごさはその準備力にある。松村沙友理のような瞬発的なアドリブ力があるわけではないが、徹底的に仕込まれた演技とネタで必ず毎公演ハイライトを作っていた。前回の「16人のプリンシパル duex」からの連続10役制覇も彼女のみの記録で、今後の演技での活動に期待が高まる。

プリンシパルで脚光をあびたシンデレラガールズ

“今が、革命の時”斎藤ちはる

 プリンシパル前半で若月と共に脚光を浴びたのは、間近の9thシングル選抜発表で選抜から漏れ、1期生では唯一の選抜未経験者となった斎藤ちはるだった。初日に生駒里奈との一騎打ちを制しロザリオ役に選ばれると、勢いそのままに翌日は生田、白石など6名の激戦区を制してエステル役を獲得した。「面白いと言われるのが一番嬉しい」と本人が言うように、今回のテーマと自身のキャラクターがうまくはまったのだろう。さらにその翌日には同い年である“生まれながらのプリンシパル=生田絵梨花”との一騎打ちになり、「今が、革命の時」と発言。まさに下克上が起こらんとする展開に会場は大いに盛り上がった。彼女の活躍は自身のモチベーションアップにつながっただけでなく、改めて選抜メンバーとアンダーメンバーの垣根を越え、役をかけて勝負するプリンシパル公演の醍醐味をファンに教えてくれた。

“やる気ないキャラ“を卒業(?)した星野みなみ

 今回のプリンシパルでここまでの活躍が予想されていなかったのは”無気力キャラ”としておなじみの星野みなみではないだろうか。そもそも今回の意気込みが「皆勤賞」だった彼女が(「16人のプリンシパル deux」は不参加)、最終的には2幕に16回も選出されることとなった。きっかけは5月31日のことで、その日の2公演には共に2幕に出ることができず、夜公演のスピーチで「やる気ないってレッテルをはがしたい」と宣言していた。その後、投票で10役に選ばれなかったメンバーの中から、得票数の高い順に選ばれる“アンサンブル”でたびたび2幕に出るようになっていった。実際のところ、他のメンバーが1幕のコントでモノマネやキャラ作りで勝負するなか、彼女は基本的に「星野みなみ」のままだった。そのため、「やる気ないキャラ」を卒業できたかは怪しいところではあるが、先の宣言がファンからの注目と期待を集め、“アンサンブル”として11公演で2幕への出演を勝ち取ったといえるのかもしれない。選抜復帰を果たした9thシングルでは、私たちに“本気の姿”を見せてくれるのだろうか。

「演技力で勝負し通した」井上小百合

 舞台『帝一の国』で、樋口日奈とともにヒロインを演じた井上小百合が常々言っていたのは、「演技力で勝負したい」ということだった。6thシングルまで選抜常連で福神に対して強いこだわりを持っていた彼女が、アンダーメンバー期間につかんだ舞台という仕事で得た自信から、そう口にさせたのかもしれない。ファンから“天使”と称される見た目とは裏腹に、1幕のコントでは、おじいちゃんや強盗など、与えられたキャラ設定を忠実に守り、そのうえで笑いも取りにいっていた。そんな彼女の姿を見て、2幕でもその演技力を発揮してほしいと感じた観客は少なくなかったのではないだろうか。審査基準が「笑い」≧「演技」だったなかで、主要10役制覇を達成した彼女は今回のプリンシパルにおいてもっと評価されていいメンバーの1人ともいえそうだ。

若月「私にとっての総選挙はここです」

 6月7日、生駒里奈も参加したAKB48の選抜総選挙が行われていたのと同時に進行していた夜の公演で、若月佑美は「私にとっての総選挙はここです」と宣言した。もしかすると、毎回審査員である観客が異なり、オーディションのコントの内容も異なるプリンシパル公演は、選抜総選挙より予定調和の少ないものといえるかもしれない。乃木坂46にとって勝負の年である2014年、プリンシパルで一皮むけた彼女たちの今度の活躍にますます期待がかかる。 ■ポップス 平成生まれ、沖縄育ち。音楽業界勤務。Nogizaka Journalにて『乃木坂をよむ!』を寄稿。

中居正広、キスマイ「舞祭組」に新曲提供 カオスすぎるタイトルにメンバー驚愕!

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体当たり企画でブレイク中のKis-My-Ft2。

【リアルサウンドより】  Kis-My-Ft2の冠番組『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ)の6月20日放送回に、SMAPの中居正広が乱入し、同グループの派生ユニットである「舞祭組」に新曲を提供することを発表した。  中居は、キスマイメンバーが「ホメトラ」という、一般女性が男性に褒めてほしいポイントを当てるクイズをしている最中に登場。藤ヶ谷太輔に対し、「信じられないくらい○○○ですね」という一文の「○○○」を当てるよう迫る。藤ヶ谷が「オーラがスゴいですね」と褒めるが、中居は仏頂面。その後、メンバーが次々とクイズに挑戦するも、誰一人として当てられない。中居は、「なんで俺の魅力わかんねーんだよ!」叫び、正解は「信じられないくらい気が小さくて、でもいざとなったら自分でも計り知れないくらい力を発揮できるようですね」だったことを明かす。  誰も当てられないような理不尽なクイズにメンバーが唖然としていると、中居は「移動!」と言い放ち、メインセットに彼らを連れて行く。そして、中居がプロデュースした舞祭組のメンバーに「なんで舞祭組のシングルは2位なんだよ! 昔、SMAPも9枚くらいまで1位取れませんでした。でもそれは20年くらい前の話。今、ジャニーズは1位取らなきゃダメなの!」と、説教を開始。続けて「俺も反省した。中途半端にふざけちゃった。ただ今回、2弾目が出ます。歌詞を作りました、曲もできました、編曲もできました。今回は真面目に作りました。前回売れなかったのはジャニーズの歴史的におかしい話。次は1位を取ってください」と、舞祭組に新曲を用意したことを明かした。  そのタイトルは、『てぃーてぃーてぃーてれって てぃてぃてぃ』。あまりにも斬新なタイトルにただただ呆然とするメンバーを尻目に、中居は歌詞の一部を公開。それは以下のようなものだった。 てぃーてぃーてぃーてれってブタのケツ! アイ! てぃーてぃーてぃーてれってブタのケツ! アイ! ウマのケツ! アイ! オレのケツ! アイ! (中略) ガヤのケツ! アイ! キタのケツ! アイ! タマのケツ! アイ! でも車は高級車!  中居は同曲について「前回は中途半端にふざけちゃったから、今回は思いっきりふざけてみた」と、そのコンセプトを語り、続けて「さっきも話したように1位をとってもらわないと非常に困ります。オレのプライドもジャニーズのプライドも汚される。今ジャニーズ戦国時代なんだよ。みんな1位とってるのに、舞祭組だけ2位。もし1位を取れなかったらこの番組で罰ゲームをします。罰ゲームは命をかけてもらうから」と宣言。メンバーは「これで1位ですか……」と驚きつつも、「でも嬉しい」「メロディーが楽しみ」「1位を取ります」と、それぞれに前向きな姿勢を見せた。  ジャニーズ史上、類を見ないほどカオスな歌詞となっている同曲を、舞祭組メンバーはどのようにパフォーマンスするのか。その仕上がりを楽しみに待ちたい。 (文=編集部)

NEWSと東方神起がシングル10万枚突破 男性アーティストが安定した地力を発揮

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東方神起『Sweat / Answer (CD+DVD) (初回生産限定盤)』(avex trax)

【リアルサウンドより】 参考:2014年06月09日~2014年06月15日のCDシングル週間ランキング(2014年06月23日付)(ORICON STYLE)  NEWSがシングルをリリースするのは実に2012年末以来のことで、18万枚を売り上げての連続1位記録を更新できたことはグループにとって喜ばしいことのはずだ。もっとも商品構成としては初回盤2種+通常盤という全3種となっている。グループとして初めての積極的なアイテム数勝負で6種類を用意し、30万枚を売り上げた2012年の『チャンカパーナ』と比べればかなり地味な印象がある。  ただNEWSのシングル動向で変わらない良さとして指摘できるのは、安定してロングヒットを出せるグループであること。上記の『チャンカパーナ』も含めて、近作のシングルはいずれも200位以内に10週以上とどまり続けることができている。これは固定ファンだけが初週にCDを買ったら、あっという間にチャート圏外へ消えていってしまう今どきのミュージシャンとは違う動向だ。もちろんSMAPなどジャニーズの先輩グループと比べても実に優秀だと言える。言い換えると、粘り強くチャートに残り続けて、ファン以外の「一見さん」もCDを買いたくなるような曲の良さがあるグループだと言っていいだろう。ただし昨年の主力商品だったアルバムの動きはシングルに比べて優秀とは言い難く、アーティスティックなグループとしての存在感を今ひとつ示せていない。グループとしては若年層のファンが安定して付いている感があるので、アルバムを買うような少し大人びたファンをここから伸ばして行くのか、それとも今の路線を守り続けるかがグループとしての舵の切りどころとなるだろう。  さて今週のチャートは2位の東方神起も11万枚超、3位のμ'sも4万枚超ということで、そこそこ華やかな売れ行きを見せている。最近は1位が一強で他が全然振るわないという週も多いので、こういうふうにシーン全体が底上げしている感を見せてくれるのはうれしい。しかもベスト5のうち、1位・2位・4位が男性または男性グループで、ベスト10まで視野を広げても6組が男性というのも興味深いところだ。昨今には女性アイドルが賑わいを見せているとよく言われるが、CD販売においてはむしろ男性のほうが(つまりそれを支える女性ファンのほうが)地力があるのかも。  その女性アイドルで注目したいのは8位の東京パフォーマンスドールで、これは90年代のアイドルを復活させたグループのファーストシングル。結果は2.3万枚で数字的にはそこそこと言ったところだが、ダウンロード販売をうまく利用してカップリング曲を多数用意したり、歌唱だけでなく演劇を重視したライブ活動を行うなど昨今のアイドルグループとしてもかなり新しい試みをやっている。その最初の結果が2.3万枚なのであればこれはなかなかの数字で、今後の伸びがかなり期待できるグループのような気がする。そもそも東京パフォーマンスドールと言いつつ、90年代のグループとは一線を画する活動をしているわけで、名前だけうまく活用してスターダムを目指すという姿勢も含めてやり手の感がある。  ほか、今週で気になるのは曲の内容が右翼的だとかで物議を醸した椎名林檎だろうか。NHKが使用するワールドカップのテーマ曲ということもあって余計に話題となったのかもしれないが、話題性のわりには初週が1.3万枚。2010年あたりまでは椎名林檎名義でも東京事変でも3、4万枚は売っていたので、たとえアルバムで売っていくタイプのミュージシャンだとしても、ここ3年ほどのシングルの落ち込みは気になるところだ。椎名林檎名義の前作となる2009年のアルバム『三文ゴシップ』はオリコン1位、初週販売枚数12万枚という立派な実績を残しているので、次に予定されているであろうアルバムもこたびのシングルの不調に悪影響を受けず売ってくれることに期待したい。 ■さやわか ライター、物語評論家。『クイック・ジャパン』『ユリイカ』などで執筆。『朝日新聞』『ゲームラボ』などで連載中。単著に『僕たちのゲーム史』『AKB商法とは何だったのか』『一〇年代文化論』がある。Twitter

海外で快進撃のBABYMETAL 各国メディアはどう評価している?

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BABYMETAL『BABYMETAL(通常盤)』(トイズファクトリー)

【リアルサウンドより】  今年2月にリリースされたファーストアルバム『BABYMETAL』がオリコン初登場4位にランクイン。iTunes Storeでは7ヵ国のロックアルバムチャートでベスト10入りし、アメリカのビルボードで5部門にチャートインするなど、今や飛ぶ鳥を落とす勢いのメタルダンスユニットBABYMETALがレディー・ガガのアメリカ公演オープニングアクトに抜擢されたことを発表した。ガガ本人からの熱いラブコールによって実現に至った今回の共演。現在行われている「LADY GAGA’S artRAVE: the ARTPOP ball」のアメリカ5カ所の公演に登場することがすでに決定しているという。そこで今回はそんな彼女たちが日本以外でどのように評価されているか、海外メディアの反応を紹介していこう。  海外でいち早くBABYMETALを大々的に紹介したのはアメリカのネットメディア「The Daily Dot」。BABYMETALを「日本から飛び込んできた狂気的なコンセプト」と表現した3月3日付の記事で「音楽の趣味がメタルとティーンポップの中間にある私のようなにリスナーにとって、BABYMETALはまさにミラクルな存在。すでに多くの人々が世界中でBABYMETALに好意を寄せている」と紹介した。(参考:The Daily Dot)  また、同じ週にはアメリカの大衆紙「USA TODAY」が「BABYMETALのビデオは最高の傑作-それともその反対?」と題した記事を掲載。「デスメタルとEDMのリズム、そして甘ったるいJ-POPのメロディが奇妙に混ざり合ったサウンド。日本のガールズグループが演奏するとってもかわいいデスメタル「ギミチョコ!!/ Gimme chocolate!!」はスピーカーを引き裂くようなギター攻撃で始まって、それがすぐにマシンガンのように速くて小鳥のように陽気なボーカルとコーラスに変わる。まるでチョコレートコーティングされたシリアルと、土曜の朝のTVアニメみたいにハマる。とってもくせになる作品だ」と称賛した。(参考:USA TODAY  海外メディアの報道には「これはメタルなのか?」といった趣旨のものも多い。イギリスの名門紙「The Guardian」は3月13日付の記事「日本のハイソックスを履いたロックスター」で「頑固なメタルファンはこのバンドのコンセプトを全く理解できないかもしれない。映画『バトルロワイヤル』のように、スリップノットとアクアとスクリレックスが同時に競演するかのような惨事。普通のアイアンメイデン・ファンにはおそらく受け入れられないだろう」としながらも「日本人はいつだって人と違うやり方をする。日本のリスナーは最先端な音をバラバラに寄せ集めた音楽でも、何の疑問もなく受け入れてくれる。BABYMETALは悪魔のように手段を選ばぬ天才の策謀家が生み出した新しい音楽なのだ」と紹介。(参考:The Guardian)  またアメリカの名門誌「TIME」は「BABYMETALはホンモノのメタルファンも味方にすることが出来るか?」と題した記事で、メタルフェス「ソニスフィア」に出演することが発表された彼女たちについて特集。「ゴス衣装を着飾ったキュートな3人組が選んだのはポップとダブステップを歪曲したヘヴィメタル。彼女たちはJ-POPとメタルを混ぜて『カワイイ』をやりたいと明確に示している。BABYMETALが新しいシーンを切り開く存在になるか、それともただの一発屋で終わるのか。今回ソニスフィアで本物のメタルファンを唸らせられるかどうかが、今後彼女たちの進むべき道の大きなヒントになるだろう」とした。(参考:TIME)  日本在住の外国人向け紙「JAPAN TIMES」はアルバム「BABYMETAL」について「このアルバムはアイドル・シーンとヘヴィメタル両方のバカバカしさが満載であるが、しかし冗談のレベルをはるかに超えている。これは数多くのメインストリームの“真面目な”メタル・アルバムよりもずっといいフルアルバムだ。BABYMETALの実力とその背後で演奏しているプロの音楽家は、このアルバムの質で高く評価されるべきである」と綴っている。(参考:JAPAN TIMES)  BABYMETALは7月1日からワールドツアー『BABYMETAL WORLD TOUR 2014』をスタートされる。BABYMETALが現地ファンにどう受け入れられ、実際に彼女たちのパフォーマンスを観たファンやメディアが一体どんな反応をするのか。今後の活躍が今から楽しみだ。 (文=北濱信哉)