森の奥深くからのびる2本の腕の正体は!? A・ウィンガードによるスリラー映画『ザ・ウッズ』公開へ

【リアルサウンドより】  アダム・ウィンガードがメガホンを取ったスリラー『ザ・ウッズ』が12月1日に公開されることが決定した。  本作は、『サプライズ』『ザ・ゲスト』などのサスペンス・スリラーを手がけ、Netflix版『デスノート』の監督に抜擢されたウィンガードの最新作。大学生のグループがキャンプで訪れた、自分たちしかいないはずの“森”を舞台に、彼らが森の中に“なにか”が潜んでいることに気づいていく模様を描く。  『サプライズ』『ザ・ゲスト』でもウィンガード監督とタッグを組んだサイモン・バレットが脚本を手がけ、キャストには、『ザ・フォロイング』のヴァロリー・カリー、『オーバードライヴ』のジェームズ・アレン・マキューン、『ディテクティヴ』のウェス・ロビンソンらが名を連ねる。  あわせて公開されたビジュアルには、森の奥深くの暗闇からのびる2本の腕が写し出されている。なお、本作は現地時間7月22日に、アメリカ・サンディエゴで開催されるコミコン・インターナショナルにて世界初のプレミア上映が行われる。(リアルサウンド編集部)

V・ディーゼル主演『トリプルX』最新作公開決定 予告編にはネイマールや元EXOクリスの姿も

【リアルサウンドより】  『トリプルX』の続編『xXx: Return of Xander Cage』が、『xXx<トリプルX>:再起動』の邦題で2017年に公開されることが決定し、あわせて第1弾予告映像が公開された。  本作は、2002年に公開されたヴィン・ディーゼル主演映画『トリプルX』、アイス・キューブが主演を務めた『トリプルX ネクスト・レベル』に続く、『トリプルX』シリーズ最新作。シークレット・エージェントに任命されたX-スポーツのカリスマ、ザンダー・ケイジの活躍を描く。  ヴィン・ディーゼルがザンダー・ケイジ役で主演を務めるほか、 『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のニーナ・ドブレフ、 『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソン、『イップ・マン』シリーズのドニー・イェン、『バイオハザードVI ザ・ファイナル・チャプター』のルビー・ローズ、『リトル・ミス・サンシャイン』のトニ・コレット、『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』のディーピカ・パーデュコーン、韓国のアイドルグループEXOの元メンバークリス、本作でハリウッド映画デビューを果たしたFCバルセロナ所属のブラジル代表FWネイマールらが脇を固める。

『xXx<トリプルX>:再起動』第一弾予告映像

 あわせて公開された第1弾予告映像では、ジャクソン演じるNSA(国家安全保障局)のベテラン・エージェント、オーガスタス・ギボンズが食事をしながら話すシーンに始まり、イェンやネイマールらのアクションシーンや、ディーゼル演じるサンダー・ケイジがエクストリーム・スポーツを駆使する模様が描かれている。 ■公開情報 『xXx<トリプルX>:再起動』 2017年全国ロードショー 出演:ヴィン・ディーゼル、 ニーナ・ドブレフ、 サミュエル・L・ジャクソン、ドニー・イェン、ルビー・ローズ、 トニ・コレット、ディーピカ・パーデュコーン、クリス、ネイマール 監督:D・J・カルーソー 原題:『xXx: Return of Xander Cage』 配給:東和ピクチャーズ (c)2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. 公式サイト:RETURNOFXANDERCAGE.COM

ビル・マーレイ、アフガンでロックを叫ぶ!? 異色コメディ『ロック・ザ・カスバ!』の挑戦

【リアルサウンドより】  ビル・マーレイをキャスティングすることは映画を一本ヒットさせるよりも難しい。それが映画界の共通認識だ。なにしろ彼はエージェントと契約していないし、マネージャーさえいないのだ。  となると、出演を望む大勢の製作者たちが彼の友人に助けを乞うのは当然のこと。とりわけ80年代から交流を続ける製作者であり脚本家のミッチ・グレイザーはこういった問い合わせ被害を数多く受けてきた一人だという。  だがその見返りがあるとすれば、『ロック・ザ・カスバ!』のように自身が長く温めた企画にようやくゴーサインが出た時だろう。グレイザーは案の定、いち早く友人マーレイから出演の確約を得ることができた。それはつまり、マーレイを撮影のために遥かモロッコまで連れ出すことを意味していたわけだが(彼は出不精なことで有名だ)、これもまた、友人だからこそ成しえた快挙である。

アフガンで女性シンガーを新人発掘!?

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 というわけでロックの時間だ。ギターが高まる。ビートが大地を揺らす。熱狂したオーディエンスがステージに大挙するーーいやいや、そんな見慣れた風景などこの映画のどこを向いても存在しない。  物語の舞台はアフガニスタン。この地で砂嵐にまみれながらマーレイが演じるのは「俺はマドンナの才能をいち早く見出したんだぜ」が口癖の自称敏腕マネージャーだ。ある日、彼は酔っ払いの軍関係者からの要請を受け、新人歌手(ズーイー・デシャネル)を伴って遥かアフガニスタンに向けた米軍慰問ツアーに出発する。しかし降り立った首都カブールですぐさまアクシデントに見舞われ、この地でどん詰まり状態に。  そんな中、彼はひょんなことから現地の少女と出会い、その歌声を耳にした瞬間、昔の感覚がビビッときて「神様の贈り物だ!」と感じずにいられなくなる。女性が人前で歌うことが困難なこの国で、「歌手になりたい」と願うその少女。彼女の夢を叶えるべく、彼はいつになく真剣な眼差しで、久方ぶりの情熱を燃やし始めるのだが……。

豪華キャストに彩られた異色作

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 砂塵と噴煙のくすぶるカブールをさまようビル・マーレイの姿は、かつて彼がTOKYOの町並みを駆け抜けた『ロスト・イン・トランスレーション』を彷彿とさせる。アフガニスタンに舞台を移しても、マーレイが身振り手振りで相手に意思を伝え、時には部族を前に「SMOKE ON THE WATER」を熱唱してみせる姿には、見る者を「そうそう、この感じ!」と思わせるマーレイっぽさが満載である。  そんな彼を支える共演陣も意表をつく大物ぞろいだ。強靭な腕っぷしで主人公を脅したり、時には彼を守る立場にもなったりする傭兵役としてブルース・ウィリスが出ているのにも驚かされる。彼とビル・マーレイが共演するのはウェス・アンダーソン監督作『ムーンライズ・キングダム』以来だが、こんな大物ふたりが一つの画面に同居するショットを目にすると、珍しさのあまりファンタジーを見ているような不可思議な感覚すらこみ上げてくる。
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 余談だが、実はウィリスにとってマーレイの存在はとても思い出深いものらしく、遡ること70年代、ブルース・ウィリスがTVコメディ『サタデー・ナイト・ライブ』の雑用係に甘んじていた頃、出演者の中でマーレイだけはいつも丁寧に接してくれたのだとか。確かにそんなエピソードは他でもよく耳にする。筆者が『ヴィンセントが教えてくれたこと』の主演子役ジェイデン・リーベラーにインタビューした時も、「ビルは分け隔てなく誰とでも仲良くなっちゃう人」と語っていた。マーレイの飄々とした存在感やハリウッドから少し距離を置いた仙人のような立ち位置は、映画の内でも外でも、それから本作においても間違いなく、格別な空気となって影響を及ぼしているのだ。  他にも、ケイト・ハドソンとズーイー・デシャネルという『あの頃ペニー・レインと』で人気を博した女優陣が揃って出演している。いずれも映画界の仙人たるビル・マーレイとの共演を望む一心でオファーを受けたことは想像に難くない。
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 さらに監督を担うのは『レインマン』でオスカーを受賞したバリー・レヴィンソン。紛争の地、そしてロックの組み合わせで言うと、ちょうどレヴィンソンの監督作『グッドモーニング、ベトナム』(87)が思い出されるが、様々な要素の入り乱れる『カスバ!』に『ベトナム』と同じく少しだけ社会派の風味を香らせることができるのも、この御歳74になる名匠のなせるわざと言えるだろう。

ロックの名曲に乗せて世界を揺らせ!

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バリー・レヴィンソン監督とビル・マーレイ

 そもそも映画『ロック・ザ・カスバ!』のアイディアは、一人の女性が命がけでTV番組『アフガン・スター』に出演し歌声を響かせた実際の出来事に着想を得たものなのだとか。  さらに、この映画のタイトルがザ・クラッシュの名曲の引用であることはファンならずともお気づきだろう。版権の都合上、作中で楽曲そのものは使用されていないが、おそらく作り手の中では『アフガン・スター』の一件とクラッシュの名曲にほとばしるスピリットとが電流を帯びたみたいにしっかりと手を結んだのだ。だからこそ本作には文化や宗教の違いを乗り越えて世界をロックしようという思いが満ちている。  と同時に、これは一人の男が自分の人生を奮い立たせようとする物語でもある。もう自分は終わった、過去の人間であると薄々気がついている人間が、世界の果てにて、もう一度だけ魂を熱くかき鳴らす。それはややもすると自己満足かもしれないし、アフガンの人々からすれば迷惑なことかもしれない。
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 それでも映画は突き進む。正解など誰にもわからない。一つだけ言えるとすれば、それをビル・マーレイが演じているということ、ただそれだけだ。「WILD WORLD」や「KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」などの名曲に乗せて彼がこの地にのらりくらりと佇んでいるだけで、僕らは苦笑いしながら、その姿をじっと最後まで見守ってしまう。 マーレイという人間はやっぱりそういう男。世界のどこででも、あくまで自分のペースで魂を揺らす、愛すべきロックな男。そんな彼に出会いたければ『ロック・ザ・カスバ!』に身を投じてみると良いだろう。

『ロック・ザ・カスバ!』予告編

■牛津厚信 映画ライター。明治大学政治経済学部を卒業後、某映画放送専門局の勤務を経てフリーランスに転身。現在、「映画.com」、「EYESCREAM」、「パーフェクトムービーガイド」など、さまざまな媒体で映画レビュー執筆やインタビュー記事を手掛ける。また、劇場用パンフレットへの寄稿も行っている。Twitter ■公開情報 『ロック・ザ・カスバ!』 新宿シネマカリテ(東京)7月20日(水)〜公開 シネ・リーブル梅田(大阪)8月7日(日)〜公開 中川コロナシネマワールド(愛知)8月9日(火)〜公開 シネマポイント(長野)2016年秋公開 監督:バリー・レヴィンソン 脚本:ミッチ・グレイザー 音楽:マーセロ・ザーヴォス 撮影:ショーン・ボビット 出演:ビル・マーレイ、ブルース・ウィリス、ケイト・ハドソン、ズーイー・デシャネル、テイラー・キニー 配給:クロックワークス 原題:「ROCK THE KASBAH」/2015年/アメリカ/106分/カラー/シネマスコープ/英語 (c)2015 Kasbah, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ビル・マーレイ、アフガンでロックを叫ぶ!? 異色コメディ『ロック・ザ・カスバ!』の挑戦

【リアルサウンドより】  ビル・マーレイをキャスティングすることは映画を一本ヒットさせるよりも難しい。それが映画界の共通認識だ。なにしろ彼はエージェントと契約していないし、マネージャーさえいないのだ。  となると、出演を望む大勢の製作者たちが彼の友人に助けを乞うのは当然のこと。とりわけ80年代から交流を続ける製作者であり脚本家のミッチ・グレイザーはこういった問い合わせ被害を数多く受けてきた一人だという。  だがその見返りがあるとすれば、『ロック・ザ・カスバ!』のように自身が長く温めた企画にようやくゴーサインが出た時だろう。グレイザーは案の定、いち早く友人マーレイから出演の確約を得ることができた。それはつまり、マーレイを撮影のために遥かモロッコまで連れ出すことを意味していたわけだが(彼は出不精なことで有名だ)、これもまた、友人だからこそ成しえた快挙である。

アフガンで女性シンガーを新人発掘!?

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 というわけでロックの時間だ。ギターが高まる。ビートが大地を揺らす。熱狂したオーディエンスがステージに大挙するーーいやいや、そんな見慣れた風景などこの映画のどこを向いても存在しない。  物語の舞台はアフガニスタン。この地で砂嵐にまみれながらマーレイが演じるのは「俺はマドンナの才能をいち早く見出したんだぜ」が口癖の自称敏腕マネージャーだ。ある日、彼は酔っ払いの軍関係者からの要請を受け、新人歌手(ズーイー・デシャネル)を伴って遥かアフガニスタンに向けた米軍慰問ツアーに出発する。しかし降り立った首都カブールですぐさまアクシデントに見舞われ、この地でどん詰まり状態に。  そんな中、彼はひょんなことから現地の少女と出会い、その歌声を耳にした瞬間、昔の感覚がビビッときて「神様の贈り物だ!」と感じずにいられなくなる。女性が人前で歌うことが困難なこの国で、「歌手になりたい」と願うその少女。彼女の夢を叶えるべく、彼はいつになく真剣な眼差しで、久方ぶりの情熱を燃やし始めるのだが……。

豪華キャストに彩られた異色作

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 砂塵と噴煙のくすぶるカブールをさまようビル・マーレイの姿は、かつて彼がTOKYOの町並みを駆け抜けた『ロスト・イン・トランスレーション』を彷彿とさせる。アフガニスタンに舞台を移しても、マーレイが身振り手振りで相手に意思を伝え、時には部族を前に「SMOKE ON THE WATER」を熱唱してみせる姿には、見る者を「そうそう、この感じ!」と思わせるマーレイっぽさが満載である。  そんな彼を支える共演陣も意表をつく大物ぞろいだ。強靭な腕っぷしで主人公を脅したり、時には彼を守る立場にもなったりする傭兵役としてブルース・ウィリスが出ているのにも驚かされる。彼とビル・マーレイが共演するのはウェス・アンダーソン監督作『ムーンライズ・キングダム』以来だが、こんな大物ふたりが一つの画面に同居するショットを目にすると、珍しさのあまりファンタジーを見ているような不可思議な感覚すらこみ上げてくる。
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 余談だが、実はウィリスにとってマーレイの存在はとても思い出深いものらしく、遡ること70年代、ブルース・ウィリスがTVコメディ『サタデー・ナイト・ライブ』の雑用係に甘んじていた頃、出演者の中でマーレイだけはいつも丁寧に接してくれたのだとか。確かにそんなエピソードは他でもよく耳にする。筆者が『ヴィンセントが教えてくれたこと』の主演子役ジェイデン・リーベラーにインタビューした時も、「ビルは分け隔てなく誰とでも仲良くなっちゃう人」と語っていた。マーレイの飄々とした存在感やハリウッドから少し距離を置いた仙人のような立ち位置は、映画の内でも外でも、それから本作においても間違いなく、格別な空気となって影響を及ぼしているのだ。  他にも、ケイト・ハドソンとズーイー・デシャネルという『あの頃ペニー・レインと』で人気を博した女優陣が揃って出演している。いずれも映画界の仙人たるビル・マーレイとの共演を望む一心でオファーを受けたことは想像に難くない。
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 さらに監督を担うのは『レインマン』でオスカーを受賞したバリー・レヴィンソン。紛争の地、そしてロックの組み合わせで言うと、ちょうどレヴィンソンの監督作『グッドモーニング、ベトナム』(87)が思い出されるが、様々な要素の入り乱れる『カスバ!』に『ベトナム』と同じく少しだけ社会派の風味を香らせることができるのも、この御歳74になる名匠のなせるわざと言えるだろう。

ロックの名曲に乗せて世界を揺らせ!

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バリー・レヴィンソン監督とビル・マーレイ

 そもそも映画『ロック・ザ・カスバ!』のアイディアは、一人の女性が命がけでTV番組『アフガン・スター』に出演し歌声を響かせた実際の出来事に着想を得たものなのだとか。  さらに、この映画のタイトルがザ・クラッシュの名曲の引用であることはファンならずともお気づきだろう。版権の都合上、作中で楽曲そのものは使用されていないが、おそらく作り手の中では『アフガン・スター』の一件とクラッシュの名曲にほとばしるスピリットとが電流を帯びたみたいにしっかりと手を結んだのだ。だからこそ本作には文化や宗教の違いを乗り越えて世界をロックしようという思いが満ちている。  と同時に、これは一人の男が自分の人生を奮い立たせようとする物語でもある。もう自分は終わった、過去の人間であると薄々気がついている人間が、世界の果てにて、もう一度だけ魂を熱くかき鳴らす。それはややもすると自己満足かもしれないし、アフガンの人々からすれば迷惑なことかもしれない。
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 それでも映画は突き進む。正解など誰にもわからない。一つだけ言えるとすれば、それをビル・マーレイが演じているということ、ただそれだけだ。「WILD WORLD」や「KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR」などの名曲に乗せて彼がこの地にのらりくらりと佇んでいるだけで、僕らは苦笑いしながら、その姿をじっと最後まで見守ってしまう。 マーレイという人間はやっぱりそういう男。世界のどこででも、あくまで自分のペースで魂を揺らす、愛すべきロックな男。そんな彼に出会いたければ『ロック・ザ・カスバ!』に身を投じてみると良いだろう。

『ロック・ザ・カスバ!』予告編

■牛津厚信 映画ライター。明治大学政治経済学部を卒業後、某映画放送専門局の勤務を経てフリーランスに転身。現在、「映画.com」、「EYESCREAM」、「パーフェクトムービーガイド」など、さまざまな媒体で映画レビュー執筆やインタビュー記事を手掛ける。また、劇場用パンフレットへの寄稿も行っている。Twitter ■公開情報 『ロック・ザ・カスバ!』 新宿シネマカリテ(東京)7月20日(水)〜公開 シネ・リーブル梅田(大阪)8月7日(日)〜公開 中川コロナシネマワールド(愛知)8月9日(火)〜公開 シネマポイント(長野)2016年秋公開 監督:バリー・レヴィンソン 脚本:ミッチ・グレイザー 音楽:マーセロ・ザーヴォス 撮影:ショーン・ボビット 出演:ビル・マーレイ、ブルース・ウィリス、ケイト・ハドソン、ズーイー・デシャネル、テイラー・キニー 配給:クロックワークス 原題:「ROCK THE KASBAH」/2015年/アメリカ/106分/カラー/シネマスコープ/英語 (c)2015 Kasbah, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

笑って泣けるホラー『死霊館 エンフィールド事件』のワイルド・スピード的方法論

【リアルサウンドより】  「笑って泣ける〇〇」とは、宣伝でよく使われる定型句の一つであるが、現在公開中の『死霊館 エンフィールド事件』は「笑って泣けるホラー映画」と言うべきだろう。  本作は、アメリカに実在する心霊研究家ウォーレン夫妻が、実際に体験した怪事件を描く! という触れ込みの『死霊館(13年)』の続編だ。前作は『SAW』(04年)でデビュー後、『狼の処刑宣告』(07年)『インシディアス』(10年)など、快作を連発し続けていたジェームズ・ワンが監督を務め、幽霊屋敷モノという古典的なテーマながら、「音」と「映像」を巧みに使うことで新鮮な恐怖映画に仕上がっていた。その続編である『エンフィールド事件』では、もちろんワン監督と主要キャストが続投。舞台をイギリスに移し、ウォーレン夫妻が再び悪霊の住む家の恐怖に挑むわけだが……その映画の方向性は、前作とは明らかに異なっている。ワン監督の見事な恐怖演出に加えて(ワン監督の必殺技とも言える、独特のカメラワークが連発!)、今までのワン監督にはなかったとも言える、エモーショナルな部分が加味されているのだ。つまり、怖いところはとことん怖く、その一方で笑えるところは笑えて、しかも胸に来るようなエモーショナルさがあるのだ。俗にも「恐怖と笑いは紙一重」と言うが、それゆえに、そのバランスをコントロールするのは難しい。「恐怖」に傾き過ぎれば「ドン引き」に、笑いに傾きすぎれば「どっちらけ」の状態になりがちだ。しかも「泣ける」的な要素を加えるとなると――、三つの要素を全て立たせるのは至難の業だ。しかし、ワン監督はそれを成し遂げている。これはちょっと異常と言ってもいいだろう。いったいワン監督は何故、こんな難しい仕事をやってのけることができたのか?
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 ここで注目すべきはワン監督の前作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)だ。『ワイルド・スピード』と言えば、2016年現在、最も成功しているフランチャイズ映画であり、まさにハリウッド・エンタテイメントの超王道と言っていいだろう。『SKY MISSION』も、ロスの暴走族が世界を救うために車で空を爆走する娯楽大作であり、同時に主演のポール・ウォーカーの事故死という不幸に見舞われた作品でもある。この映画でワン監督はロスの街中でミサイルが飛び交う大アクションを演出しつつ、ポール・ウォーカーとの映画史上に残る感動的な「別れ」を描いてみせた。この別れのシーンは世界中を涙で包み、ここで印象的に使われたウィズ・カリファの楽曲『See You Again』は12週連続ビルボードチャート1位という特大ヒットになった。  ワン監督は恐らくここで何かを掴んだのだろう。その何かとは……、ワイルド・スピード的な方法論、つまり「ワイスピメソッド」とも言うべきものである。つまり、驚異的なテンポの良さと、友情の尊さという普遍的なテーマを主題に置き、その友情が最高に高まる瞬間を音楽で印象的に盛り上げるやり方だ。そう思って見ると、本作の随所にワイスピ的な部分が確認できる。ウォーレン夫妻や、心霊現象に苦しむイギリスの絆を感じさせる描写は、明らかに前作より強くなっている。この「ファミリー感」はワイスピのそれに近い。さらに、特筆すべきは音楽の使い方である。本作ではエルヴィス・プレスリーの『好きにならずにいられない』が使われているが、これがワイスピの『See You Again』にも勝るとも劣らないエモーショナルなシーンを作り上げている。それに、心なしかウォーレン旦那は前作以上にタフガイになっているし、クライマックスは、ほとんどアクション映画のテンションだ。劇中でチラっと出てくる車を走らせるシーンも、若干ワイスピっぽくカッコいい撮り方をしている。
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 本作はワイスピのノリがあるホラー映画である。もちろん、このようなワイスピのノリを持ち込んでおきながら、怖いところはちゃんと怖い。しかも、人を選ぶグロテスクなシーンもほとんどなく、家族やカップルで見るのにも最適だろう。本作は、怖くて、笑えて、泣ける、極上のエンタテイメント映画である。まさに夏休みにピッタリの映画だと言えよう。 ■加藤ヨシキ ライター。1986年生まれ。暴力的な映画が主な守備範囲です。 『別冊映画秘宝 90年代狂い咲きVシネマ地獄』に記事を数本書いています。 ■公開情報 『死霊館 エンフィールド事件』 7月9日(土)新宿ピカデリーほか全国公開 監督:ジェームズ・ワン 原案:チャド&ケイリー・ヘイズ、ジェイムズ・ワン 脚本:チャド&ケイリー・ヘイズ、ジェイムズ・ワン、デイビッド・レスリー・ジョンソン 出演:ベラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、フランシス・オコナー、マディソン・ウルフ、フランカ・ポテンテほか 配給:ワーナー・ブラザース映画 2016/アメリカ/シネスコ/デジタル/原題:The Conjuring 2  (c)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:www.shiryoukan-enfield.jp

笑って泣けるホラー『死霊館 エンフィールド事件』のワイルド・スピード的方法論

【リアルサウンドより】  「笑って泣ける〇〇」とは、宣伝でよく使われる定型句の一つであるが、現在公開中の『死霊館 エンフィールド事件』は「笑って泣けるホラー映画」と言うべきだろう。  本作は、アメリカに実在する心霊研究家ウォーレン夫妻が、実際に体験した怪事件を描く! という触れ込みの『死霊館(13年)』の続編だ。前作は『SAW』(04年)でデビュー後、『狼の処刑宣告』(07年)『インシディアス』(10年)など、快作を連発し続けていたジェームズ・ワンが監督を務め、幽霊屋敷モノという古典的なテーマながら、「音」と「映像」を巧みに使うことで新鮮な恐怖映画に仕上がっていた。その続編である『エンフィールド事件』では、もちろんワン監督と主要キャストが続投。舞台をイギリスに移し、ウォーレン夫妻が再び悪霊の住む家の恐怖に挑むわけだが……その映画の方向性は、前作とは明らかに異なっている。ワン監督の見事な恐怖演出に加えて(ワン監督の必殺技とも言える、独特のカメラワークが連発!)、今までのワン監督にはなかったとも言える、エモーショナルな部分が加味されているのだ。つまり、怖いところはとことん怖く、その一方で笑えるところは笑えて、しかも胸に来るようなエモーショナルさがあるのだ。俗にも「恐怖と笑いは紙一重」と言うが、それゆえに、そのバランスをコントロールするのは難しい。「恐怖」に傾き過ぎれば「ドン引き」に、笑いに傾きすぎれば「どっちらけ」の状態になりがちだ。しかも「泣ける」的な要素を加えるとなると――、三つの要素を全て立たせるのは至難の業だ。しかし、ワン監督はそれを成し遂げている。これはちょっと異常と言ってもいいだろう。いったいワン監督は何故、こんな難しい仕事をやってのけることができたのか?
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 ここで注目すべきはワン監督の前作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)だ。『ワイルド・スピード』と言えば、2016年現在、最も成功しているフランチャイズ映画であり、まさにハリウッド・エンタテイメントの超王道と言っていいだろう。『SKY MISSION』も、ロスの暴走族が世界を救うために車で空を爆走する娯楽大作であり、同時に主演のポール・ウォーカーの事故死という不幸に見舞われた作品でもある。この映画でワン監督はロスの街中でミサイルが飛び交う大アクションを演出しつつ、ポール・ウォーカーとの映画史上に残る感動的な「別れ」を描いてみせた。この別れのシーンは世界中を涙で包み、ここで印象的に使われたウィズ・カリファの楽曲『See You Again』は12週連続ビルボードチャート1位という特大ヒットになった。  ワン監督は恐らくここで何かを掴んだのだろう。その何かとは……、ワイルド・スピード的な方法論、つまり「ワイスピメソッド」とも言うべきものである。つまり、驚異的なテンポの良さと、友情の尊さという普遍的なテーマを主題に置き、その友情が最高に高まる瞬間を音楽で印象的に盛り上げるやり方だ。そう思って見ると、本作の随所にワイスピ的な部分が確認できる。ウォーレン夫妻や、心霊現象に苦しむイギリスの絆を感じさせる描写は、明らかに前作より強くなっている。この「ファミリー感」はワイスピのそれに近い。さらに、特筆すべきは音楽の使い方である。本作ではエルヴィス・プレスリーの『好きにならずにいられない』が使われているが、これがワイスピの『See You Again』にも勝るとも劣らないエモーショナルなシーンを作り上げている。それに、心なしかウォーレン旦那は前作以上にタフガイになっているし、クライマックスは、ほとんどアクション映画のテンションだ。劇中でチラっと出てくる車を走らせるシーンも、若干ワイスピっぽくカッコいい撮り方をしている。
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 本作はワイスピのノリがあるホラー映画である。もちろん、このようなワイスピのノリを持ち込んでおきながら、怖いところはちゃんと怖い。しかも、人を選ぶグロテスクなシーンもほとんどなく、家族やカップルで見るのにも最適だろう。本作は、怖くて、笑えて、泣ける、極上のエンタテイメント映画である。まさに夏休みにピッタリの映画だと言えよう。 ■加藤ヨシキ ライター。1986年生まれ。暴力的な映画が主な守備範囲です。 『別冊映画秘宝 90年代狂い咲きVシネマ地獄』に記事を数本書いています。 ■公開情報 『死霊館 エンフィールド事件』 7月9日(土)新宿ピカデリーほか全国公開 監督:ジェームズ・ワン 原案:チャド&ケイリー・ヘイズ、ジェイムズ・ワン 脚本:チャド&ケイリー・ヘイズ、ジェイムズ・ワン、デイビッド・レスリー・ジョンソン 出演:ベラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、フランシス・オコナー、マディソン・ウルフ、フランカ・ポテンテほか 配給:ワーナー・ブラザース映画 2016/アメリカ/シネスコ/デジタル/原題:The Conjuring 2  (c)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED 公式サイト:www.shiryoukan-enfield.jp

『エイミー』プロデューサーが語る、亡きシンガーの本当の才能「ゴシップ的な扱いをするべきではなかった」

【リアルサウンドより】  第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に輝いた映画『AMY エイミー』が公開中だ。全世界興行収入約28億円のヒットを記録している本作は、“Rehab”、“Tears Dry On Their Own”、“Back To Black”などのヒット曲を生み、グラミー賞5部門を受賞した歌手、エイミー・ワインハウスの生涯を描いたドキュメンタリー映画。『アイルトン・セナ 音速の彼方へ』の制作スタッフである、アシフ・カパディア(監督)とジェームズ・ゲイ=リース(プロデューサー)が再びタッグを組み、エイミーの波瀾万丈な半生を映し出す。リアルサウンド映画部では、本作のプロデューサーを務めるジェームズ・ゲイ=リースにインタビューを行い、本作の制作秘話をはじめ、エイミー・ワインハウスの魅力、そしてドキュメンタリーを制作する上での考えなどを聞いた。

「彼らと共に生きている感覚を味わってもらいたい」

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ーー今回、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーを撮る上で重要視したのはどんな点でしょうか。 ジェームズ・ゲイ=リース(以下、ジェームズ):最も重要視したことは、エイミーのリアルな姿を描くことだ。アメリカとイギリスでは、彼女はゴシップ紙の見出しにばかりなっていたので、本当の彼女の姿を描くことで、エイミーの人物像を一度リセットしてあげたかった。本来の彼女は本当に才能豊かなアーティストで、ユーモアにも富んだ素敵な人だった。精神的な問題を抱えているのは明らかだったからこそ、ゴシップ的な扱いをするべきではなかったと思う。 ーーただ、監督自身がエイミーの気持ちを代弁しているわけではなく、ちゃんと一線は引いているとも感じました。 ジェームズ:亡くなった人は自らを語ることはできない。だからこそ、ストーリーは彼らに語らせなければいけないと考えているんだ。墓場の向こう側から語らせるようなイメージに近いかな。本作でも、取材対象者を劇中には登場させていないし、当時のことを振り返らせようともしていない。鑑賞者には、彼らと共に生きている感覚を味わってもらいたいんだ。ドキュメンタリーの対象者の思い出を共有するのではなくてね。オアシスのドキュメンタリーが近々公開されるんだけど、それもギャラガー兄弟のインタビューはほぼ取っていないんだ。当時の映像と音楽で、彼らがどんな時代を生きてきたのか感じてもらいたいね。 ーードキュメンタリーを制作する過程で、エイミーの新たな発見はありましたか? ジェームズ:繰り返しになるけれど、彼女の魅力は非常に聡明で才能豊かなところなんだ。大体の人が何気なく彼女の音楽を聴いていると思うけど、よくよく聴くと彼女の作る歌詞は、優れた洞察とウィットに富んでいる。この世に欠点のない人間なんて存在しないし、ただ彼女は周りの人よりも少しだけ問題を多めに抱えていただけ。だからこそ、共感できる部分も多いと思っている。実際に会ったことのない人のドキュメンタリーを作るのは、非常に抽象的な作業だけれど、制作の過程で彼女を知ることができた。いや、知っている気になれた。アイルトン・セナのドキュメンタリーを撮った時も感じたけど、とても彼女が近い存在に感じられるような、奇妙な感覚を覚えたよ。 ーーちなみに、劇中に使用する曲や映像はどんな基準で選びましたか? ジエームズ:多くの人が反応できる曲を入れることは大事だね。でも、それ以上に彼女の物語を語るのに最適な楽曲はどれか、という基準で選んだよ。今回の作品は非常にボリウッド的な作品になっていて、曲が物語を語っていく。だからこそ、選んだ楽曲と映像のシナジーも意識したよ。例えば、恋人のブレイク・フィールダー・シヴィルとホテルで喧嘩して、外に飛び出していくシーンには、“Love Is a Losing Game”という楽曲を使っている。どうしようもない関係と理解していながらもやめられない……エイミーが客観的に自分の状況を理解していることが、この歌からもよく分かる。セナの場合は、彼の栄枯盛衰がストーリーとして明確化されていたから分かりやすかったが、彼女の場合は人間味に溢れていた分、複雑なストーリーでとらえどころがなかった。だが、エイミーのことをいろいろと探っていく中で、彼女の楽曲には物語を雄弁に語るだけの力とヒントが詰まっていると気づいたんだ。

「唯一気に入らないと言っているのがエイミーの父親」

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ーートニー・ベネットやマーク・ロンソンにも取材を行ったそうですが、彼らはエイミーについてどんなことを語っていましたか? ジェームズ:トニー・ベネットは、エイミーが良い結末を迎える子ではないことを直感的にわかっていたようだ。長い芸歴を持ち、彼自身も多くの問題を抱えてきたからこそ、わかったのだろうけど、非常に興味深かったよ。こんなに才能を持っていながら、それをどう使っていいかわからず、上手く捌けていない印象を持っていたそうだ。一方、マーク・ロンソンは、いかに彼女が魅力的だったかということを雄弁に語ってくれたよ。今はポップソングを一曲作るのに、20人くらいのスタッフで作るらしいが、彼女の場合はふっとスタジオに現れて、三回歌って、その三回すべてが完璧な歌だったそうだ。あそこまで高い表現力を備えていて、自己表現ができる人はなかなかいない、とね。工場のように曲やアーティストを製造している状況の中で、彼女は珍しい存在だったと語っていたよ。 ーードキュメンタリー作品は、実際に起きた事件や存在した人物を扱う分、観た人の賛否が分かれると思います。実際、本作に関しても、エイミーの父であるミッチ・ワインハウスが否定的な意見を述べていますが、そのようなネガティブな意見はどう受け止めていますか? ジェームズ:意外なことにブレイクは好意的に受け止めてくれているんだけど、唯一気に入らないと言っているのがミッチなんだ。彼としては、もっと違う映画を作って欲しかったのだろうと思うし、父親の視点から彼女を見てきたからこそ違和感を覚えたんだと思う。だからと言って、私たちは彼女を父親の目線で見ることはできないし、ここに描かれているのは彼女の人生の一部であることは間違いない。彼が良い父親であったか、悪い父親であったかは置いておいて、我々は誠実な映画を作ったと思っているよ。もちろん、彼のこともリスペクトしているしね。 (取材・文=泉夏音) ■公開情報 『AMY エイミー』 公開中 監督:アシフ・カパディア 製作:ジェームズ・ゲイ=リース 出演:エイミー・ワインハウス、ミチェル・ワインハウス、マーク・ロンソン、サラーム・レミ、トニー・ベネットほか 翻訳:石田泰子 字幕監修:ピーター・バラカン 配給:KADOKAWA 2015年/イギリス・アメリカ/英語/カラー&モノクロ/ヴィスタサイズ/デジタル5.1ch/128分 (c)2015 Universal Music Operations Limited. 公式サイト:http://amy-movie.jp/

『生きうつしのプリマ』本編映像公開、主人公が母の秘密を知る記憶を亡くした老女と対面

【リアルサウンドより】  『ハンナ・アーレント』のマルガレーテ・フォン・トロッタ監督最新作『生きうつしのプリマ』より、本編映像の一部が公開された。  本作は、トロッタ監督が『ハンナ・アーレント』のバルバラ・スコヴァと再びタッグを組んだミステリー。主人公のゾフィが、亡き母エヴェリンに瓜ふたつのオペラ歌手カタリーナの存在を知ったことをきっかけに、母の真実の姿に直面する模様を描く。スコヴァがカタリーナとエヴェリンを1人2役で演じるほか、『帰ってきたヒトラー』のカッチャ・リーマン、『愛を読むひと』のマティアス・ハービッヒらが出演する。

『生きうつしのプリマ』本編映像

 このたび公開されたのは、リーマン演じるゾフィが、オペラ歌手のカタリーナの謎を探るため、カタリーナの母ローザが住む介護施設を訪れるシーン。認知症で記憶が曖昧なローザが、ゾフィから渡された写真を目にし、「私のエヴェリン。私の所に隠れていたの」と突然泣き出す模様が描かれている。 ■公開情報 『生きうつしのプリマ』 7月16日(土)、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次ロードショー 監督・脚本:マルガレーテ・フォン・トロッタ 出演:カッチャ・リーマン、バルバラ・スコヴァ、マティアス・ハービッヒ 配給:ギャガ (c)2015 Concorde Filmverleih / Jan Betke 公式サイト:http://gaga.ne.jp/ikipuri/

『グランド・イリュージョン』予告編、ダニエル・ラドクリフがフォー・ホースメンを「殺す」と脅迫!?

【リアルサウンドより】  9月1日に公開される『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』より、予告編とポスタービジュアルが公開された。
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 本作は、2013年に公開された『グランド・イリュージョン』の続編。華麗なトリックとド派手なショーを駆使し、汚れた金だけを奪う犯罪集団フォー・ホースメンと、天才エンジニアのウォルター・メイブリーの闘いを描く。ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、マーク・ラファロ、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマンらが前作から続投するほか、『127時間』のリジー・キャプラン、『グリーン・ホーネット』のジェイ・チョウ、『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフらが出演する。  このたび公開された予告編では、アイゼンバーグ演じるリーダーのアトラス、キャプラン演じる超新星のルーラ、ハレルソン演じるメンタリストのメリット、フランコ演じるカード使いのジャックの“フォー・ホースメン”が、ステージ上で「君たちはもう終わりだ」というメッセージを受ける模様が描かれる。さらに、ラドクリフ演じる天才科学者メイブリーが、「やらないなら殺す」と、彼らに盗みを働くよう命令する姿も映し出されている。  あわせて公開されたポスターには、“ド派手なイリュージョンで、巨大な悪を暴く。”のコピーとともに、ラドクリフを中心に主要登場人物の姿が捉えられている。

『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』予告編

■公開情報 『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』 9月1日(木)全国ロードショー 監督:ジョン・M・チュウ (『G.I.ジョー バック2リベンジ』、『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』) 出演:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、ダニエル・ラドクリフ、リジー・キャプラン、ジェイ・チョウ、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン 配給:KADOKAWA TM & (c)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. 公式サイト:http://grandillusion.jp/

ミア・ワシコウスカ主演『ボヴァリー夫人』予告編、無垢な少女が愛を求め堕ちていく

【リアルサウンドより】  7月17日より新宿シネマカリテにて公開される『ボヴァリー夫人』より、ポスタービジュアルと予告編が公開された。  本作は、風紀紊乱の罪に問われた文豪ギュスターヴ・フローベールの同名不倫小説を映画化した人間ドラマ。年上の医師と結婚したものの退屈な日々を送っていたエマが、資産家のマルキに抱かれたことにより、悲劇に陥っていく様を描く。  メガホンを取ったのは、『コールド・ソウルズ』のソフィー・バルテス監督。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のミア・ワシコウスカが主人公・エマ役に体当たりで挑むほか、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のエズラ・ミラー、『プロメテウス』のローガン・マーシャル=グリーン、『サイドウェイ』のポール・ジアマッティ、『アメイジング・スパイダーマン』のリス・エヴァンスらが脇を固める。  修道院で育つ無垢な少女エマが「私の前に素敵な男性を」と神様に祈るシーンからはじまる予告編では、エマが医師チャールズ・ボヴァリーと退屈で質素な結婚生活を送る様子や、美しい青年レオンに惹かれてゆく模様、愛を求め堕ちていく姿などが収められている。一方のポスタービジュアルには、“どこまでも満たされない、心と身体”というコピーとともに、ワシコウスカ演じるエマが様々な男性と身体を重ねる場面が捉えられている。

『ボヴァリー夫人』予告編

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■公開情報 『ボヴァリー夫人』 7月17日(日)、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー 監督・脚本:ソフィー・バルテス 出演:ミア・ワシコウスカ、リス・エヴァンス、エズラ・ミラー、ローガン・マーシャル=グリーン、ポール・ジアマッティ 撮影:えアンドリー・パレーク 衣装:クリスティアン・ガスク、ヴァレリ・ランシュ 編集:ミッケル・E・G・ニルソン 原作:ギュスターヴ・フローベール「ボヴァリー夫人」 配給:クロックワークス 日本語字幕:町野健二 原題:「MADAME BOVARY」/2014年/ドイツ・ベルギー・アメリカ/119分/カラー (c)2014 BOVARY DISTRIBUTION LTD. ALL RIGHT RESERVED.