続いて昨年大きく規模を上げたBABYMETALとでんぱ組.incについて。BABYMETALは今月10日にさいたまスーパーアリーナでワンマンライブを開催、約2万人を動員した。ライブの最後には5月に「BABYMETAL WORLD TOUR 2015」がスタートし、6月に幕張メッセ展示ホールで彼女たちにとって過去最大規模のMOSH'SH PIT ONLYライブが開催されると発表された。昨年は海外フェスへの参加やレディーガガのツアー帯同など、「坂本九以来の成功」と言われるほどの世界的な活躍だった。さすがにアメリカのビルボード3週連続1位を成し遂げた坂本九の偉業を超えるのは至難の業だが、今年も彼女たちの勢いは更に加速しそうだ。
一方でんぱ組は2月に代々木第一体育館で2daysのワンマンを開催。国内でのタレント仕事に重点を置きつつ、活躍の場を増やして行くのだろう。
エイベックスが手掛ける2つの"アイドルのファミリー化"プロジェクト
道重さゆみのモーニング娘。卒業、スマイレージがアンジュルムに改名、Berryz工房が3月で未期限活動休止と、最近トピックの多いハロー!プロジェクト。現在のアイドルブーム以前から安定した人気を保っていたアイドル集団だが、今年は内部での世代交代を余儀なくされる。そこでどのようなドラマを見せてくれるのか、楽しみだ。
SUPER☆GiRLS、Cheeky Parade、GEMが所属する、エイベックスのアイドルレーベル&プロジェクト「iDOL Street」が、昨年エイベックス外のアイドルグループにも開けたものになることが発表された。さらに今月、このアイストによる新プロジェクト「Girls Street 2020」の開始も告知された。元・Folder5のAKINAも参加するこのプロジェクトには、女性パフォーマーだけでなく、女性クリエーターも所属できるという。
また、同じくエイベックスから、昨年「アーティストを志向し、良質な音楽とライブパフォーマンスを届け、J-GIRL POPの新しいシーンを作って行こうとする女性グループ」の集合プロジェクト「J-GIRL POP WAVE」が発表された。現在、所属が発表されているのは東京女子流、Dorothy Little Happy、GALETTeの3組。同じ事務所、レーベルでありながら、「iDOL Street」と「J-GIRL POP WAVE」という2つの「アイドルのファミリー化」を目指すプロジェクトが同時に進行していることは、とても興味深い。
エイベックスと言えば昨年「ようかい体操第一」でブレイクし、紅白歌合戦にも出場したDream5の動きも見逃せない。
インディ・ポップ・ファンの間での人気者となったShiggy Jr.は、結成からまだ2年しか経っていない。下北沢のmona records周辺を中心に活動をしていたが、昨年はヴォーカルの池田智子がラブリーサマーちゃんとともにtofubeatsの「ディスコの神様」にコーラスで参加し、バンドの名が広く知られることとなった。その後にリリースした『LISTEN TO THE MUSIC』は、池田のキュートなヴォーカルと突き抜けるようなポップ感が鮮やかにブレンドした良作。幅広い層にアピールする可能性を大いに感じるバンドである。
Awesome City Club
Awesome City Club "Lesson"
現在の音楽シーンの潮流のひとつであるシティ・ポップ的な空気感を語る際に名前が挙がることが多いバンド。タヒチ80など洋楽バンドとの共演も多く、そちらで知ったリスナーもいるだろう。ただ、シティ・ポップとは言っても、それぞれに活動歴を持つ男女混成のメンバーで結成されており(たとえばベースのマツザカタクミはラップ・ユニットのTHIS IS PANICの中心メンバーだった)、決してスマートなポップネスに収まっていないあたりも特徴。現在はYouTubeへのアップで楽曲を発表するスタンスを続けているが、いずれまとまった形での作品リリースを期待したいところ。このバンドも結成から2年経っていない。