【リアルサウンドより】
水野「葛藤を持ちながら、役に挑みました」
ーーまずはBOYS AND MENがどんなグループなのか、教えて下さい。
水野勝(以下、水野):BOYS AND MENは“名古屋のエンターテイメントを世界に発信する”をコンセプトに、東海地方出身のメンバー11人で歌やダンス、芝居を行うグループで、今年で結成6年目になります。東海地方ではラジオやテレビなどでレギュラー番組が10数本あって、いまは全国進出を目指して奮闘しているところです。
田中俊介(以下、田中):名古屋は日本三大都市のひとつで、“芸どころ”とも言われるように御園座などの劇場もありますが、現状ではコンサートツアーでも“名古屋飛ばし”があったりと、エンタメの街としてはまだまだな部分もあります。僕自身も愛知県出身で、かつては芸能の夢を叶えるには東京に出なければいけないと考えていました。でも、そうではなく名古屋からエンターテイメントを発信することで、上京しなくてもちゃんと夢を叶えられるということを証明したいと思っています。僕らが全国進出することで、“夢は諦めなければ必ず叶う”というメッセージを届けるとともに、名古屋のエンタメ界を盛り上げていければ。
ーーBOYS AND MENはもともと舞台での活躍が中心だったそうですね。
水野:はい、僕たちはもともと演技をやりたい人間が集まっています。舞台で行っていたミュージカルが原点で、だからこそステージ衣装もド派手だし、歌を披露するときも表情や身体表現にこだわったパフォーマンスを心がけています。言ってみれば、生身のパフォーマンスというか。
田中:思いっきり気持ちをぶつけて、泥臭くやっていくのが僕らのやり方なんです。だから楽曲でも、歌詞には自分たちのいまの状況が反映されているし、ストレートに熱い感情を乗せた応援ソングが多い。僕らの歌を聴いて、自分も頑張ろうと思ってもらえたら嬉しいです。
ーー映画『復讐したい』は、BOYS AND MENにとって『サムライ・ロック』(2015年)に次ぐ主演作です。山田悠介さんの原作で、この作品もメッセージ性が強いですね。本作の主演が決定した時はどう思いましたか?
水野:山田悠介さんの小説は中高生に大人気で、僕らももちろん学生時代から親しんできたので、お話を聞いたときはすごく光栄でした。ただ、原作のファンもたくさんいらっしゃるので、プレッシャーも大きかったです。
田中:本当に夢中になって読んだ世代だから、決まったときは本当に驚きました。家族や周りの友人も「あの山田悠介さんの作品!?」って驚いていました(笑)。これはもう、120パーセントの力を注ぐしかないな、という感じです。
ーー本作では、BOYS AND MENと同じく名古屋出身のバンド・lynch.が主題歌を務めているほか、ROTTENGRAFFTYや感覚ピエロ、Drop’sなど、エッジの効いたミュージシャンたちが楽曲提供をしています。
水野:音楽はこの映画の大きな魅力になっていますね。ハードでワイルドな曲調の楽曲が多くて、オープニングから一瞬で映画の世界に引き込んでくれます。
田中:Lynch.さんの「BEAST」とか、初めて聴いたときはあまりにかっこよくて衝撃を受けました。その曲が映画とどうシンクロするのか楽しみにしていたのですが、初めて仕上がった映像を観たらずっと想像を超えていて、完全に作品のレベルを底上げしてくれていました。本当にたくさんのミュージシャンの楽曲が入っているので、この映画をきっかけにそれぞれの音楽も掘り下げてくれると嬉しいですね。BOYS AND MENとしても今後、ライブなどで皆さんとコラボできたら最高です。
ーーでは最後に、この映画を楽しみにしているファンにメッセージを。
水野:この作品は“復讐”をテーマにしているので、もしかしたら怖い映画だと思う人もいるかもしれないけれど、アクション映画としても楽しめるエンタメ作品でもあります。自分なら復讐するのかどうか、この作品を通じて考えてもらえると嬉しいです。
田中:日常生活ではあまり考えないことについて、思いを巡らせることができる映画だと思います。家族や友人の大切さを改めて感じるきっかけになれば。あと、まさかの展開も用意されているので、お楽しみに。