11日にスタートした上野樹里主演『アリスの棘』(TBS系/金曜夜10時~)の初回平均視聴率が関東14.2%、関西15.8%(ビデオリサーチ調べ)を記録し、現時点で同クールの民放連ドラ中、トップとなったことが分かった。 同作は、大学病院に巣食う悪徳医師たちに、主人公が強い意志と、切れ味鋭い頭脳で立ち向かう医療サスペンス。上野は、15年前に医療ミスで亡くなった父のため、ミスに関わった医師らに復讐をする冷酷な新人外科医・水野明日美を演じる。共演に、オダギリジョー、栗山千明、中村蒼ら。 「上野といえば、2006年に連ドラ初主演を務めた“月9”ドラマ『のだめカンタービレ』の野田恵役が大きな話題に。以降、性同一性障害の女性を演じた『ラスト・フレンズ』、“日本初のTwitterドラマ”として話題になった『素直になれなくて』(すべてフジテレビ系)など、立て続けに出演したが、11年のNHK大河ドラマ『江』の主演を境に、CMを次々と降板。不自然なほど急速に表舞台から姿を消したため、ネット上では“消えた”“干された”と騒がれ、理由についてさまざまな臆測が飛び交いました」(芸能ライター) 初回で明日美は、まず看護師長・蛭子雅人(六平直政)を追い詰め、復讐劇がスタート。次のターゲットは、手術ミスを犯しながらもまったく悪びれない医師・伊達理沙(藤原紀香)。明日美は理沙に麻酔を打ち、腹にメスで被害者の名前を刻み込む……というストーリーだった。 関西地区では、ドラマ終盤の11時7分に瞬間最高視聴率20.1%を記録。理沙が手術台で目を覚まし、自分の腹を見て悲鳴を上げるシーンの直後だった。 視聴者の評判をネット上でうかがうと、「上野さんの演技に、ただただ引き込まれた」「以前は、何を見ても“のだめちゃん”に見えていたけど、今回はまったくそんなことなかった」「上野さんを苦手な女優さんと思い込んでいたけど、すごくよかった!」「樹里ちゃんやっぱり演技上手ですね」と、上野への高評価が目立つ。また、「復讐しても、命まで取らないところがいい」「思わせぶりな設定や配役が、今後を期待させる」「オダギリジョーが今後、どのように絡んでくるか楽しみ!」と、今後の展開に期待を寄せる視聴者も多いようだ。 「初回では、藤原演じる医師の悪女っぷりや、六平演じる看護師長の非道な振る舞いなど、“悪者”が誰であるか一目瞭然。上野の感情も理解でき、目的もしっかりしているため、視聴者もすんなり受け入れられる復讐劇となっていた。最近は、『半沢直樹』(TBS系)や『DOCTORS 2 最強の名医』(テレビ朝日系)など、悪者がはっきりしているドラマが人気。両ドラマとも、後半になるにつれ視聴率を伸ばしましたから、『アリスの棘』も高視聴率が期待できるかもしれません」(同) 好スタートとなった『アリスの棘』。新ダークヒロインは今後、どんな復讐劇を見せてくれるのだろうか?TBS『アリスの棘』番組サイトより
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注目の堺VS米倉も実現しない!? 内定報道から一転、『半沢直樹』続編が白紙に――

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「香川照之も出る……」TBS新ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』が“ほぼ半沢直樹”状態に!?
俳優の唐沢寿明が、4月スタートのTBS系ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』で、人気作家・池井戸潤作品に初挑戦することが発表された。 「昨年7月に同じ放送枠で大ヒットしたドラマ『半沢直樹』の制作スタッフが再集結してやるだけに、TBSとしてもかなり期待しています」(TBS関係者) 共演者は、同局の連ドラ初出演となる檀れい、『半沢』の浅野支店長がハマり役だった石丸幹二、連ドラ初出演となる落語家・立川談春のほかに、ドラマ『白い巨塔』(フジテレビ系)以来、10年ぶりに唐沢と共演する江口洋介。そして、大御所の山崎努の出演が決定。 「メンツだけでいえば、『半沢』よりも豪華ですからね。まだ発表されていないメンバーの中にも、『半沢』出身だと机をバンバン叩いて話題になった“小木曽次長”の緋田康人さんや、タブレットPCを持ち歩いていた福山啓次郎役の山田純大さんも出演が決まっています。さらに、あの“大和田常務”の香川照之さんも出演されるそうです」(芸能事務所関係者) まさに“ほぼ半沢直樹”状態のドラマだが、業界の前評判はあまり高くないという。 「やはり、二番煎じ感は否めないですし、香川さんを出すというのは失敗かもしれません。香川さんは、同局の4月クールで『MOZU』にも出演しますからね。同クールでの掛け持ちは、あまり歓迎されませんし。主演の唐沢さんも、昨年4月クールに同局で主演した『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』の平均視聴率が10.1%と、期待以下の数値でしたからね。俳優として、正念場だと思いますよ」(テレビ局関係者) 今回は、倒産寸前の会社が奇跡の逆転を目指す姿が描かれるが、唐沢の“逆転劇”は見られるのだろうか――。日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』|TBSテレビ
『半沢直樹』続編は10月から! 佐藤浩市、西田敏行、野村萬斎、真木よう子ら豪華キャストで……
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす! いつかいつかと続編が期待されていたTBSの人気ドラマ『半沢直樹』の続編が、今年10月から放送されることが明らかになった。 昨年、最終回視聴率42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をはじき出し、低視聴率にあえぐTBSを救った『半沢直樹』の続編は、視聴者のみならず、業界からも注目されていた。 筆者は、3月いっぱいで打ち切りとなった『朝ズバッ!』の後番組の司会に、夏目三久と明治大学の齋藤孝教授が決定したと発表された時点で、続編制作も確定だと確信した。TBSの看板アナである安住紳一郎は「なんで外の人間が?」とブチ切れたらしいが、TBSとしては、なんとしても『半沢直樹』の続編をやらねばならないという、背に腹は代えられない事情があったからだ。 続編を制作するためには、主演の堺雅人を説得することは不可欠だった。しかし、演技派の堺は、『半沢直樹』のキャラクターが自分に定着するのを嫌っていたともされる。そんな堺の所属事務所は田辺エージェンシー。情報番組の司会に大抜擢された夏目は、同社の田邊昭知社長の一押しタレントだ。夏目の司会起用をバーターに、事務所が堺を説得。続編のオファーを受けたに違いない。 しかし、時期については、昨年同様7月からだと思っていた。これが10月にずれ込んだのには、どうも制作費の問題があったようだ。『半沢直樹』の監督を務めた福澤克雄プロデューサーは、民放では破格の高額制作費を使ってドラマ作りをすることで知られている。『半沢直樹』も、1本あたり4,000万円と破格だった。ところが、『半沢直樹』の後に放送された木村拓哉主演の『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』は1本8,000万円だといわれている。それほどの莫大な制作費を使って、最終回視聴率は12.6%という惨憺たる数字。そのしわ寄せが『半沢直樹』をはじめ、TBSのドラマ制作現場に来たことが、続編が延びた理由だといわれている。いくら金をかけようが、キムタクに限らず、ジャニーズのタレントで視聴率を取れる時代は終わっていたのだ。 続編の仮タイトルは『半沢直樹~リベンジ編』。出演者は堺をはじめ、前回のメンバーに加えて、佐藤浩市、西田敏行、野村萬斎、それに高畑淳子、真木よう子らが予定されているという。これだけの出演者を並べるには、前回以上の制作費がかかるが、とりあえず制作が決まり、半沢ファンは一安心といったところだろう。さらに続編では、前回『半沢直樹』の舞台になった東京中央銀行のポスターのみで出演した夏目が、女優として本格的に出演するという情報もある。 ビートたけしいわく「半沢は現代の『水戸黄門』だ」とのことだが、スーツを着た黄門様は、再びTBSを救うことができるか? 10月からの続編に注目したい。 (文=本多圭)『半沢直樹 -ディレクターズカット版- DVD-BOX』(TCエンタテインメント)
TBSが続編に躍起! 堺雅人を説得し、秋にも……『半沢直樹』が『踊る大捜査線』を超える日
TBSがいま躍起になって続編制作に動いているのが、ドラマ『半沢直樹』の“シーズン2”だ。当初「スケジュールは2016年春まで空きがない」とまでいわれた主演の堺雅人の予定を交渉、いくらか光が見えてきたという話が関係者から漏れ伝わっている。「希望は来年4月のオンエアでしたが、それは無理。秋に間に合わせられたら大成功」と関係者。 ただ『半沢直樹』に出ていた金融庁の検査官役の片岡愛之助や小木曽役の緋田康人など、すでにCMやバラエティ番組に引っ張りだこで、関係者は「キャスティングの入れ替えは出てくる」と話す。 「実のところ、芸能プロダクションからは“続編があるなら出演したい”という逆オファーは絶えません。人気俳優のK・T、若手のM・T、元AKBの某メンバーなど。ただ、キャスティングには堺さん側の意向も大きく、そう簡単に決まる状況にはないですよ」(同) TBSと密接な関係にある広告代理店も、その動きには敏感で「TBSの営業さんともども、通常より高額な出資でもスポンサーになるという企業が多いことを確認した」(広告代理店社員)というから、まさに“半沢バブル”の前触れといった状況だ。ただ、問題は堺のスケジュール以外にも存在するようだ。 別のTBS関係者によると「テレビドラマの最終話の直後となる、半沢が銀行傘下の証券会社に出向してからの活躍に関しては、池井戸潤さんの原作『ロスジェネの逆襲』に映画化の話もあるからです。成功すればドラマより収益は大きいので、こうしたプロジェクトを立ち上げたい人たちも多い」という。 TBS広報は現時点で「続編の放映予定はありません」としているが、一方で続編はないのかという問い合わせの電話は、少なくとも3,000件以上あったという。 「かつて大ブレークして利権の取り合いになった『踊る大捜査線』以上のビッグコンテンツにできる」と前出の広告代理店社員も太鼓判を押す。 「あるTBS役員は、続編がすぐに決まらないなら、関連番組ができないかとスピンオフ作品や特集番組などの提案もしているほど」(同) 最終回の平均視聴率が関東42.2%というモンスタードラマは、すでに台湾など海外でも放送中で、日本がこれまで弱かった輸出コンテンツの突破口になるという声もある。それだけに続編の決定はファンのみならず、業界関係者も待ち望んでいる話。年明けにはなんらかの方向性が見えるという話もある続編の動きに注目だ。 (文=ハイセーヤスダ)
テレビウォッチャー・てれびのスキマが選ぶ、2013年のテレビ事件簿【ドラマ編】
『あまちゃん』(NHK)や『半沢直樹』(TBS系)が大きな話題を呼んだ2013年。いわば、テレビドラマの当たり年だった。『半沢直樹』は40%を超える好視聴率を記録。一方で、同じTBSの『夫のカノジョ』が今世紀民放連ドラ最低を更新したことも話題となった。「いいものを作れば『半沢直樹』のように視聴者は見てくれる」とよく言われるが、それは半分正しいが、半分は間違っている。「いいもの」は、これまでもちゃんと作られていた。しかし、それが「見つからなかった」だけだ。『半沢直樹』や『あまちゃん』の成功で、「連続ドラマを見る」という習慣が戻ってきた。いいドラマが見つかりやすくなったのだ。そのことこそが、『半沢直樹』や『あまちゃん』の大きな功績のひとつだろう。そこで今回は、今年のドラマ界の注目トピックスをランキング形式で選んでみた。
1位 朝ドラの当たり年
2位 オリジナルドラマの傑作が誕生
3位 個性派主演男優対決
■堺雅人 VS 長瀬智也、そして綾野剛
13年を代表する俳優として、真っ先に思い浮かぶのは堺雅人だろう。『半沢直樹』では過剰な顔芸をシリアスに演じたかと思えば、『リーガルハイ』(フジテレビ系)でエキセントリックな弁護士・古美門研介をコミカルに演じ、視聴者を笑わせた。もともと、繊細で静かな役を演じることが多かった堺だったが、それとは180度違う役柄で魅了した。とかく「やりすぎ」と言われてしまいがちなところ、それを感じさせないのは、これまでの役で培った「品」があったからだろう。だから、過剰な演技の合間に見せるちょっとした仕草や表情に「憂い」のようなものを感じ、半沢や古美門が立体的で重層的な魅力を持つ人物となったのだろう。
また、長瀬智也も『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系)と『クロコーチ』(TBS系)の2本で主演。まったく違うキャラクターを演じた。前者では、ヒロインが描く漫画の世界の住民で、その世界から現実の世界に飛び出した「はらちゃん」役。無知で無垢なキャラクターを演じた。一方、後者では、劇画の世界から飛び出したような無骨な刑事・黒河内役。策士で暴力的、荒々しくて豪快な男になりきった。まったく正反対の役を、それぞれハマリ役にしてしまった。
『最高の離婚』(フジテレビ系)、『空飛ぶ広報室』(TBS系)、そして大河ドラマ『八重の桜』(NHK)で印象的な助演を務めた綾野剛も印象的だった。
■次々生まれたオリジナルドラマの傑作
震災前の数年、ゴールデンタイムに放送されるテレビドラマは刑事ドラマ、医療ドラマ、原作モノばかりになっていた時期があった。しかし、震災後の2012年、その傾向が変わり、オリジナルドラマの秀作が増えていった。それが結実したのが13年だろう。『あまちゃん』を筆頭に、『泣くな、はらちゃん』『最高の離婚』『リーガルハイ』『Woman』(日本テレビ系)、『独身貴族』(フジテレビ系)など、オリジナルドラマの傑作が作られた。「震災」という抗いようのない「現実」に、どう立ち向かっていくか。そのひとつの回答が、宮藤官九郎、坂元裕二、岡田惠和、古沢良太ら、現在のテレビドラマをけん引する脚本家たちが13年に書いたオリジナルドラマで見せた「物語の力」だった。
象徴的なのは『泣くな、はらちゃん』だ。「世界とは何か?」「物語とは何か?」「人間とは何か?」、そして「生と死とは何か?」を、無垢なはらちゃんの目を通して見つめ直している。そして人間が生きること、死ぬことを、物語の力でしかできない方法で肯定し、救おうとした。それはテレビの連続ドラマでしか成し得ないもので、テレビドラマとしての矜持があふれていた。
■『あまちゃん』『ごちそうさん』 朝ドラ当たり年
傑作ドラマが多かった13年、その中でも突出していたのが『あまちゃん』だった。宮藤官九郎の脚本を井上剛、吉田照幸らが演出し、能年玲奈、橋本愛、小泉今日子らが演じたこの作品は多くの人を虜にし、語り合わずにはいられないドラマになった。かつて学校や会社で人が集まれば、「昨日あれ見た?」とテレビ番組の話題になるのが日常の風景だった。そんな見慣れた風景が失われて久しかった。だが、『あまちゃん』が始まってからというもの、人と顔を合わせれば「『あまちゃん』見た?」という会話をすることが多くなった。『あまちゃん』は日本の共通言語となったのだ。その話題も物語の行方はもちろん、役者の魅力や劇中アイドルたちの歌、モチーフにされた80年代カルチャー、そしてクドカンドラマの真骨頂とも言える小ネタの数々と多岐にわたり、果ては役者たちの今後までをみんなで心配する始末。「あまロス」などという言葉も生まれ、その後、数多くの関連番組も作られた。間違いなく13年を代表するドラマであると同時に、朝ドラ史、テレビドラマ史の中でも、これまでのテレビドラマを総括するような重要な作品のひとつであるといえるだろう。
そんな傑作の後で苦戦が予想された『ごちそうさん』は、それをいい意味で裏切り、視聴率でいえば『あまちゃん』を上回る好調っぷり。昔の「少女マンガ」のような展開と明るいノリだった「東京」編から「大阪」編に移ると、そのヒロインの明るさや前向きさの毒性という重いテーマを軽いタッチそのままに描く離れ業。
2本とも、毎週1時間という一般的な連ドラよりも毎日15分という現代の視聴習慣には合致しやすい朝ドラの優位性を活かした作りで成功している。13年は朝ドラの当たり年でもあったのだ。
■総括~『あまちゃん』世代台頭で新時代へ~
上に挙げたもの以外でも、『ダンダリン 労働基準監督官』(日本テレビ系)、『信長のシェフ』(テレビ朝日系)、『名もなき毒』『刑事のまなざし』(以上、TBS系)、『家族ゲーム』『天国の恋』(以上、フジテレビ系)や、深夜ドラマも『裁判長っ!おなか空きました!』(日本テレビ系)、『放課後グルーヴ』(TBS系)、『終電ごはん』『まほろ駅前番外地』(以上、テレビ東京系)など、個性的で印象深い作品が多かった。
また特筆すべきは、NHKの単発ドラマ『特集ドラマ「ラジオ」』。震災後の女川を舞台に実在の女川さいがいFMを描いたドラマで、刈谷友衣子が主演し、繊細で瑞々しい演技が光った。思えば、刈谷は『あまちゃん』の能年や橋本と同世代。3人は10年の映画『告白』でクラスメイトとして共演している。この世代の役者が今後、ドラマでさらなる活躍をしていくはずだ。テレビドラマが新たな時代に突入することを予言するような新世代の台頭だ。
(文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>)
◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから
1ケタ目前……木村拓哉主演SF大作『安堂ロイド』の制作費は、『半沢直樹』の“2倍”!?
15日に最終回を迎えるSMAP・木村拓哉主演ドラマ『安堂ロイド~A.I.know LOVE?~』(TBS系)だが、その驚きの番組制作費を、10日発売の「FLASH」(光文社)が伝えている。 同誌の特集記事「TBSに『ダメになる組織』を学ぼう!」では、民放キー局のうち、2013年上期の番組制作費が495億円と最も高かったTBSを取り上げ、その理由を分析。「ニュースでヘリを飛ばそうが、ドラマで南極ロケをしようが、正当ならかかるものに文句は言わない」という上層部の体質などが挙げられている。 そして、気になる『安堂ロイド』の制作費は6,000万円。これは、放送中の『夫のカノジョ』や『クロコーチ』の2,500万円の2倍以上と破格。また、前クールで大ヒットした『半沢直樹』でさえ3,000万円だったといい、『安堂ロイド』の突出ぶりがうかがえる。 これに、記事中のテレビ局員は、「『安堂ロイド』はロケ代やCGなどがかさみ、異常な高額に。それで視聴率が1ケタ間近では目も当てられない状況だ」とコメントしている。 『安堂ロイド』といえば、初回こそ平均視聴率19.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好調だったが、次第に数字を落とし、第4話以降は10~11%台と低空飛行を続けている。一方、同作の半分の制作費で作られた『半沢直樹』は、30%を超える高視聴率を連発。最終回では平均42.2%を記録した。 『半沢直樹』の記録的なヒットは特例だとしても、この2作品が同じ枠で続いてしまっただけに、どうしてもガッカリ感は否めないだろう。 「『安堂ロイド』を手掛ける制作会社は、映画を多く手掛けている会社のため、映画化を強く望んでいたようです。しかし、これだけ莫大な制作費を使って、それに見合う結果を出せていないのですから、『映画化したい』なんて言える雰囲気ではない。キムタクは同作の内容について『挑戦的な作品』と強調していますが、金額的にも挑戦し過ぎましたね」(芸能記者) 放送前から、何かと『半沢直樹』と比較されてきた『安堂ロイド』。「倍返し」できたのは“使ったお金”だけだったようだ。TBS『安堂ロイド~A.I.know LOVE?~』公式サイトより
これも『半沢』人気の影響!? 中国で上司への逆恨み的「100倍返し」が横行中
ドラマ『半沢直樹』が人気だという中国で、上司にキレた部下による陰惨な「倍返し」行為が相次いでいる。 10月17日の「広州日報」によると、広東省中山市で、会社社長が部下に刃物で刺され、重症を追うという事件が発生した。犯人の動機は、200元(約3200円)の日給を300元(4800)円に増やすよう打診したものの、社長に断られたことが原因だという。 また、9月10日の「武漢晩報」は、 湖北省襄陽市のガス販売会社に勤める52歳の男がガスタンクの口を開け放ち、一晩で14トン分、額にして150万円分の液化ガスが漏出させたと報じた。動機は、あれこれ理由を付けて給与の一部を天引きする社長に、男が不満を募らせたことだったという。 一方、9月7日には福建省福州市で、たびたび残業を命じられることに不満を募らせた会社社員の男が、女性上司のiPhone5を盗み、川に捨てるという事件も起きている(「新浪網」)。さらに、9月6日付けの「人民網」によれば、美容院の女性店長に年齢を口外されたことに腹を立てた24歳の女性従業員が、その報復に美容院で薬品や化粧品など、2万元(約32万円)相当を盗み出している。 いずれも『半沢直樹』とは似ても似つかない、逆恨み的犯行だが、広東省ブロック紙の社会部記者によると「職場での部下から上司への報復行為が続発している」という。 「ここ数年の労働争議ブームで、中国では労働者の権利意識が高まった。そうした中、かつては賃金に関するものに共通していた労働者の不満は、多様化してきている。不満が共通しなければ、団結して争議を起こすこともできないので、個人による報復により権利を主張しようとする労働者が続出している」 香港では、『半沢直樹』のリメイクの話も持ち上がっているというが、日本式の勧善懲悪に乗っ取った「正義のための倍返し」は、中国流にアレンジする必要があるかもしれない……。 (文=牧野源)日曜劇場『半沢直樹』|TBSテレビ
“2匹目の『半沢直樹』”狙うフジテレビが、原作者・池井戸潤氏に接触か
TBSドラマ『半沢直樹』の大ヒットで、フジテレビ関係者が原作者の池井戸潤氏に接触したとの話が聞かれる。 「池井戸さんにはまだ未映像化の作品がたくさんあるので、この旬な時にやれないかと探りを入れているようです。フジは視聴率争いで4位に急落して、なりふり構っていられないのでは」 こう語る放送作家によると、フジのプロデューサーが10月上旬、池井戸氏の作品を発行した出版関係者に接触。ある作品について映像化の相談をしたという。 ただ「池井戸作品だからといって視聴率が取れるほど、ドラマは甘くない」と放送作家。実際、『半沢直樹』と同時期に放映されていた池井戸ドラマ『七つの会議』(NHK)は、同じビジネスマンを扱った社会派作品ながら、視聴率は平均で2ケタに届かなかった。 「それよりも注目すべきはドラマ作りの手法で、『半沢直樹』は原作ありきで、後から出演者たちを決めていった昔のやり方がヒットしたんです。そういう意味では、フジがまず作品を決めてから取り掛かる流れを取り戻すなら、好ドラマができる可能性はあるでしょう」(同) 最近のドラマは、高視聴率が見込める人気俳優を重宝しすぎる傾向から、作品以前に主要キャストと脚本家を決め、その後に物語が決められていく流れが主流となっている。 「おかげで、内容がおろそかになる傾向が続いていた。俳優の所属プロの意向で物語の内容がねじ曲げられることもよくある。それが本来のスタイルに戻るのなら大歓迎。作り手は、とにかくいいドラマを仕上げたいんですから」(同) ただ、フジ関係者によると「池井戸氏の作品に目をつけたとしても、ドラマのプロデューサーには常に多くの芸能プロから“○〇が今なら空いている”と、スケジュールを押さえるよう誘いの連絡が途絶えない」というから、いきなりそうした流れを断ち切るのは難しいと見る向きもある。 いずれにしても、柳の下にドジョウが2匹いるかどうか、切羽詰まっているフジだけに「池井戸作品をまとめ買いするんじゃないか」というウワサすら聞かれる。 この件について同局は「池井戸さんのドラマ化についての話は何もありません」と否定したが、出版関係者からは「フジテレビの制作関係者が池井戸さんと会いたいという話は確かにあった。実現したかは分かりませんが、まずは接待して親交を深めるという段階では」という。 他局のヒットに便乗しようとするフジテレビの視聴率「倍返し」計画は、うまくいくのだろうか? (文=鈴木雅久)日曜劇場『半沢直樹』|TBSテレビ
“視聴率12%女優”新垣結衣 『半沢』人気便乗でファン離れを食い止められるか!?
初回平均視聴率21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で好スタートを切った堺雅人主演の連続ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系)。ヒロイン役を演じる新垣結衣の“イメージ回復”に、注目が集まっている。 同作は、無敗の敏腕弁護士・古美門研介(堺)と、正義感の強い若手弁護士・黛真知子(新垣)のコンビが、対立しながら何がなんでも勝訴を目指す物語。昨年4月に第1期が放送されると、「間違いなく今期ナンバーワン!!」「毎回爆笑! このコンビは最高です」などと熱いファンが続出。だが、全話平均視聴率12.5%と伸び悩み、評判と数字が比例しない結果となった。 第2期の初回では、恋愛問題が発覚したアイドルに“騙された”と訴えるファンらを弁護。ハチャメチャな論理でアイドルを追い詰めた。また、殺害未遂容疑の安藤貴和(小雪)の弁護を担当するも、法廷で思わぬ展開が待ち受けていた……。 第1期の初回視聴率12.2%と比べ、9ポイントも数字を伸ばした第2期。堺主演で、最終回42.2%を叩き出した『半沢直樹』(TBS系)の好影響が及んでいることは言わずもがなだが、今の堺人気は視聴率低迷にあえぐフジテレビの救世主であると同時に、新垣にとっても思いがけぬ賜物となりそうだ。 ここ数年の新垣といえば、2011年の『全開ガール』(フジテレビ系)以降、主演を務めた連ドラがことごとく全話平均視聴率12%台を記録。そのため、新垣のことを「12%女優」と呼ぶテレビ関係者もいるという。 また、今年3月には、“チャラ男”で有名な関ジャニ∞の錦戸亮との“通い愛”がフライデーされ、ファン離れが進んでいる。 「清純派で売っていたガッキーの初スキャンダル相手が“夜遊び番長”こと錦戸さんだったことは当時、男性ファンに大きな衝撃を与え、『騙された』『裏切られた』という感情を抱かせてしまった。そのせいもあって、最近は新垣さんの茶髪や濃いメイクに難くせを付けては、『錦戸と付き合ってから魅力が半減した』『あの時の輝きは、もうない』などと叩かれることが増えている。そんな状況を打破するためには、新たなイメージを植え付けるようなヒット作に出演するのが手っ取り早い。『リーガルハイ』が、いつまでも清純派を引きずっている新垣さんの脱皮作になればいいですね」(芸能記者) 堺人気に便乗し、女優として一皮剥けることはできるだろうか?





