音楽番組はTBSが一人負け? 期待された『Sound Room』『ARTiST』2番組が終了

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『Sound Room』TBS
 TBSの音楽番組『Sound Room』と『ARTiST』が3月に相次いで最終回を迎えた。リリー・フランキーと中居正広が司会を務める『Sound Room』は、2人とゲストとの軽快なトークが見どころ。初回では、中居がプロデュースを手がけるKis-My-Ft2のメンバー4人で結成されたユニット・舞祭組(ブサイク)が登場し話題を集めたが、2013年11月のスタートから、わずか半年での終了となってしまった。  一方の『ARTiST』は、大宮エリーが司会。ゲストとの砕けたトークや、“生っぽさ”にあふれるスタジオライブが魅力だったが、こちらも丸一年で終了となった。  この2番組の終了について、音楽番組に詳しい芸能記者はこう話す。 「TBSの渡辺正一編成部長は『火曜曲!』が終了した際、『音楽番組を一度リセットしたい』『しっかりとしたパッケージで、音楽と向き合う番組をやっていきたい』という主旨の発言をしており、どちらの番組も『上質な音楽番組を作ろう』という気概が伝わる構成だった。一部には熱いファンも獲得していただけに、終了は残念ですね」  TBSは『火曜曲!』も一年半で放送が終了しており、音楽番組で苦戦している状況だ。関係者は「どこも宣伝費がなく、スポンサーがつかないんです。毎週やっていくレギュラー番組を民放で作るのは難しい状況にある」と話す。そんな中で高評価を得ているのが、日本テレビの『LIVE MONSTER』だ。 「DREAMS COME TRUEの中村正人が司会を務める同番組は『ミュージシャン同士の会話が面白い』『観客の入ったリアルなライブが楽しめる』と評判です。ゲストも、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEや加藤ミリヤ&清水翔太など若い世代から支持されるアーティスト、ジャニーズ、くるりやMAN WITH A MISSIONなどのロックバンドまでジャンルが幅広いので、視聴者層も偏っていないとみられる。筆頭スポンサーも大手企業のネスレなので、しばらくは安泰でしょう」(同)  また、きくち伸プロデューサーの“口パク禁止令”で話題を集めたフジテレビも好調だ。昨年12月に放送された『2013 FNS歌謡祭』では18.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を叩き出し、レギュラー番組である『MUSIC FAIR』も、3月24~30日の音楽番組の視聴率ランキング(関東地区)で、民放2位となっている(1位はテレビ東京の『木曜8時のコンサート・名曲!にっぽんの歌・スペシャル』)。『僕らの音楽』も、本物志向の音楽番組として評価が高い。  好調な番組を分析してみると、その番組でしか見られないコラボや、一度限りのライブ感が鍵となっているようだ。TBSでは、まだ新たな音楽番組が発表されていないが、不調を脱却できるかどうか、楽しみに待ちたい。 (文=岩倉直人)

TBS『音楽の日』、疑問満載の13時間超…ヘタな歌手たちの中途半端な口パク?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) ワタミ過労死社員遺族、渡邉元会長公認撤回要請に自民党は“抗議者”扱い「入らないで!」 維新の会より出馬のアントニオ猪木、原発推進派からトンネル会社経由で1億円ギャラ疑惑 森三中・大島美幸、整形していたと告白「誰にも言ってないが、医者に言われて…」 ■特にオススメ記事はこちら! TBS『音楽の日』、疑問満載の13時間超…ヘタな歌手たちの中途半端な口パク? - Business Journal(7月1日)
『音楽の日』公式サイト(「TBS HP」)より
 主要なテレビ番組はほぼすべて視聴し、「週刊新潮」などに連載を持つライター・イラストレーターの吉田潮氏が、忙しいビジネスパーソンのために、観るべきテレビ番組とその“楽しみ方”をお伝えします。  音楽番組はときどき観るようにしている。といっても、年末のNHK紅白歌合戦を含めて、年に数えるほど。しかも原稿を書くためだけに。基本的にあまり音楽に興味がないし、興味のある曲はCDを買えばいいだけ。配信ではなく、CDってところが中年である。  いろいろな歌手が次から次へと出てくるバラエティパックみたいな特番があると、なんとなく流しっぱなしにする。どんな顔のどんな歌手が出ているのか、どんな歌が流行っているのか、一挙に知ることができるからだ。先日も、TBSが『音楽の日』(6月29日14時〜放送)なる音楽特番を超長時間垂れ流してくれたので、友人とビールを飲みながらダラダラと観た。  主に東北地方で花火をドカンドカン上げ、八代亜紀や西田敏行、TRFあたりにライブで歌わせたりして、手広くやってます感が伝わってきた。TBS版24時間テレビ的な印象である。ソツのなさと腹黒さではテレビ界随一の安住紳一郎(TBSアナウンサー)と中居正広(SMAP)が司会を務めるあたりもちょうどいい塩梅だ。自分たちのライブのノリをテレビに持ってきちゃって、観客からドン引きされて大火傷していたももいろクローバーZやA.B.C.-Zを冷たくあしらうあたり、安住と中居の面目躍如である。  なんといっても一番気になるのは、歌が驚くほど下手な人や、歌っていない人々が音楽番組に堂々と出ていることだ。アイドル特有の口パクは、もはや日本の文化である。口パクならずっと口パクにすればいいのに、合間にちょいちょい生歌を挟んだりする。その落差、下手さといったら卒倒するほど。歌って踊って息切れして大変だろうけれど、口パクにするなら徹底して口パクを貫き通してほしい。 ●許容範囲が広過ぎるスタジオ観覧の人々  2つ目に気になるのが、この手の番組をスタジオ観覧する人々のメンタリティである。好きな歌手やアーティストが登場するのはほんの一瞬。それ以外でもノリを強要されたり、拍手したりって、よくやるよなぁ。加山雄三の歌にぎこちなく体を揺らし、SMAPの体に触れようと手を伸ばし、大量生産アイドルには気のない手拍子をし、きゃりーぱみゅぱみゅの歌になんとなく戸惑い、aikoの声出し強制に快く対応し、無節操で許容範囲が広過ぎ。  結局、芸能人なら誰でもいいのか。街で見かけた芸能人に必ず「ファンなんです~」と握手を求めるタイプ。日本の消費を支えているのはこういう人々である。アベノミクスを支えるのもこういう人々である。  印象に残ったのは、マツケンサンバが目に悪いこと。キラキラしすぎて「ちんどん屋」の言葉を久しぶりに思い出す。華原朋美はもっさりした衣装だが、歌声が健在だったこと。「私の人生波乱万丈だったので……」の言葉に色々とよぎったこと(ラリった姿とか)。友人いわく、華原は「新型の島倉千代子」だそうだ。更生できてよかったねぇ。  そして、疑問も残る。いっぱしの歌手になると、なぜ歌番組で童謡を滔々と歌うのか。ATSUSHI(EXILE)の歌う童謡なんぞ誰が聞きたいのか。どこか説教臭くて、偽善のニオイもする。やんちゃ系男歌手って、総じて新興宗教じみてくるものだなあと痛感した。長渕剛とかEXILEとか。ここに平井堅をエントリーすべきかは、別の意味で悩むところだ。  ぐっと聴かせて「歌の力」を披露する本物の歌手と、聞くに堪えない音痴一歩手前の歌手。テレビの音楽番組は、歌手としての真贋を見分ける試金石だ。酒の肴にちょうどいい。 (文=吉田潮/ライター・イラストレーター) ■おすすめ記事 ワタミ過労死社員遺族、渡邉元会長公認撤回要請に自民党は“抗議者”扱い「入らないで!」 維新の会より出馬のアントニオ猪木、原発推進派からトンネル会社経由で1億円ギャラ疑惑 森三中・大島美幸、整形していたと告白「誰にも言ってないが、医者に言われて…」 アベノミクス、株価上昇過去最長でも批判多いワケ…戸惑うメディアと金融機関 安藤美姫「4月に出産していた、一人の女性としての決断により。今シーズンで引退」と告白