男でも“実用性”を感じる、オトナ乙女のためのポルノTLコミック誌「乙蜜マンゴスチン」

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「乙蜜マンゴスチン」VOL.1
 女性だってエロいものが好きなのは、半ば常識。でも、こんなにエロいのも好きだったなんて! BLの大手出版社が新たに挑戦した電子版TLコミックは、男が読んでも“実用性”満載のエロさだった!  今月1日に創刊された電子書籍版TLコミック誌「乙蜜マンゴスチン」。発行元はボーイズラブ(以下BL)の老舗版元として知られるリブレ出版だ。TLとは「ティーンズラブ」、女性向けに描かれた、ちょっとエッチなマンガの略称である。  ちょっとエッチなのは当然だが、この雑誌はすごすぎる! 創刊に当たってのキャッチコピーは「オトナ乙女のためのポルノTLコミック」。そして、創刊号の特集は「ムリヤリ!!強制絶頂パレード」である。全作品読み切りで描かれる作品は、看板に偽りなし。レイプまではいかないけれど、ヒロインが強引にヤラれる(ただしイケメンに限る)作品ばかり、という徹底っぷりだ。ヒロインは、アイドルもいればメイドもあり、おまけに「目が覚めたら女になってた!」の王道設定をいくTS(性転換)ものまでと、作品のテイストは多種多様だ。そして何より、エロい。普段は男性向け18禁エロマンガユーザーの筆者が読んでも、十分に“実用”に堪え得るテイストなのである。  さらに、絵柄も注目するポイントだ。どの作品も、どことなく今の30歳より上の世代が読んでいたであろう、少女マンガのテイストを感じさせる。おそらく「新しい男性向けのエロマンガ雑誌」といっても通用するのではなかろうか(だって、雑誌のタイトルが「マンゴ」で「ス」で「チン」だよ!)。  コンテンツ制作部次長の荒井千晶さんは、企画の立ち上がりを次のように語る。 「これまで少女マンガやBLを手がける中で、女性の性に対する貪欲さを感じていたんです。女性にだって複数プレイとかバッドエンド、凌辱ものを欲している人はいるんです。だから“全世界の乙女を幸せにする”ことを目標にしている、我が社でもこのジャンルに挑戦してみることになったんです」  長年、女性が楽しむセクシャルなファンタジーを現場で実感してきたからこその使命感すら感じる話だ。その意を受けた作家陣も、やっぱり燃えたという。 「編集部には、TL作家の新たなスターになってくれる人を見だして、新しい乙女ポルノTLジャンルを確立したいという意志がありました。作家さんも女性の欲望を追求してくださり、大いに楽しみつつ制作してくれています」 と、編集長の近藤美穂子さんも熱く語る。  こうした情熱(とエロス)の詰まった本書だが、電子書籍にしたのは理由がある。それは、読者がいつでも気軽にアクセスできる方法だからだ。電子書籍も盛んなBLに対してTLやレディコミは、コンビニなどで販売されるものが、まだまだ主流だ。だが、電子書籍であればBLのように布団にもぐって寝る前にほんわり楽しめる……というわけである。「電子書籍で刊行」というと、なんだか電子書籍のブームに乗っかっている感じもするが、そんなことはまったくないのだ。  冒頭に記したように、男女の別なく楽しめるエロさが魅力のこの雑誌。これは新たなジャンルの出現といっても過言ではない! (取材・文=昼間たかし) 「乙蜜マンゴスチン」 公式サイト <http://oto-mitsu.jp/mst/> 公式Twitter 乙ちゃん @oto_mitsu