懲りないバーガー屋が生んだ 炭水化物のバケモノ『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』

 あのロッテリアがまたやりやがった!  1年前、麺屋武蔵とのコラボでラーメンバーガーを期間限定販売したが、口の中の水分を容赦なく奪い取るそのモソモソ感に、さすがのロッテリアン(ロッテリアのファン?)たちからもディスられたはずだったのに……。  今回、発売したのはなんと、アノ、元祖つけ麺屋である『東池袋大勝軒』監修による『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』だ。しかし、記者はその炭水化物の固まりを喰らう前からアタマに来ていた。  その理由は、当初、5月20日から発売の予定だったものが、問い合わせ殺到により、18日に前倒しして発売が開始されていたのだ! それを知ったのは、18日のももクロの24時間Ustreamでのこと。事前に期間問い合わせのメールをしているにも関わらず、その相手にメールで知らせてくれないなんて、こりゃきっとそうとうデキの悪い商品に違いないとロッテリアに乗り込んだ。
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 注文したのは『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』のもちろん特盛り。「10分ほどお時間いただきます」といわれ、ほどなく着丼ならぬ着バーガーしたのがコレだった。
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看板の写真と実物が違うのは、風俗やキャバクラとも共通したお約束だ。
 バンズの間に3段に積み重ねられたつけ麺。その脇にあるのはつけ汁である。ちょっと彩りは寂しいが、見た目はまずまず。つけ汁の具は、大きなチャーシューを筆頭に、メンマにナルト、ネギといったオーソドックスなもの。本家大勝軒ではこの他にゆで卵も乗っているが、そこまで求めるのは酷か? 
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予想外に大きなチャーシューに驚いたが、もう少し柔らかいとさらに嬉しい。店内で食べるとスープ割りも可能。
 そして、いよいよつけ麺バーガー実食……ってどやって喰うんだよ?  ももクロのメンバーも同じこと言ってたけど、特に特盛りだとつけ汁の容器に3段のつけ麺バーガーを浸けることができないのだ。  しかたなく1段分の麺のみをつけ汁に浸け、添えられた割り箸で固まった麺をほぐしながらすすり上げた。 「ふ~む……」  本来なら魚と豚の風味が一気に口から鼻に抜けるはずだが醤油の風味がつよく、麺も焼きそばみたい。これならいっそ、回転寿しみたいにバーガーじゃなくて、普通に“ラーメン”作っちゃえばいいのに。  ちなみに、庶民舌の記者のベストバランスは、バンズにつけ麺1段を挟んでつけ汁に浸けてかぶりつく普通の食べ方だった。『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』は“並”を喰うべし! ロッテリア『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』 並650円大盛り700円特盛り750円 意外性 ☆☆☆! 味   ☆   店   無評価
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東池袋大勝軒前にて。『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』の販売期間は約2週間とのことだ。

一食は百聞にしかず 甘くてすっぱい『いちごカレー』は青春の思い出

 「ヒデキ、感激~!」なんてカレーのCMが昔あったの覚えてる人いる? カレーの中にリンゴとハチミツがトロ~リ溶けてるっていうんで、当時、中学生だった記者は母親が留守の夜、自分でリンゴ入りのカレーを作ってみた。  もちろんリンゴはすりおろしではなく、ざく切りだ。しかし、カレーの中ではジャガイモにしか見えないリンゴは、イモのつもりで口の中に入れると、想定外の「シャキッ」という食感と、甘酸っぱさに、予想を完全に裏切られるまずさ……。父親にも「なんだ、コレ?」と言われる傑作となった。  春のある週末、そんな甘酸っぱい思い出を胸に向ったのは、東京スカイツリーのお膝元、駒形にあるこじゃれたカレーショップだった。
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カレーの中のいちごは予想してたけど、いちごご飯は予想外。このまま練乳かけて食いてー。
 どうよこれ! ピンク色のヒマワリかと思ったでしょ。これこそ、そのスジでは有名な「いちごカレー」なのだ。  春の日差しが降り注ぐ下町のカレーショップの客席で、オーダーから待つこと数分、いちごカレーがやってきた。  大きな花のようにレイアウトされたいちごスライスといちごご飯は、顔を近づけると、ご飯で温まったいちごの甘酸っぱい香りが立ちのぼってくる。  ウ~ン、蘇るトラウマ(笑)。  見た目はカレーより、こっちがメインて感じじゃないか? 出オチじゃないことを祈りたい。  一方、主役を奪われた感のあるカレーだが、スプーンでルウをすくって一口舐めてみると、すりおろしたタマネギやらリンゴやらのベーストと香辛料の風味がたっぷりで、辛みはそれほどでもない。  トロミのある日本のカレーではなく、サラサラのインドカレー風。だが、本場インドのカレーには絶対入っていないであろう、いちごがココでも顔をのぞかせているのだった。
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カレーは辛さが1~10まで選べる。記者はいちごの甘さを消さないよう5辛にしたが、それほど辛くなかった。
 まずは、カレーの中のいちごを一粒食べてみると……ちょっとすっぱい? 甘さよりも酸味が勝っているようだ。そしていよいよ、カレーをいちごご飯にかけて一口。  ……え~と、いちごじゃなくてもよくない?     カレー自体はおいしいけど、いちごとスパイスのマリアージュは、残念ながら記者の凡舌には理解不能だった。  これもきっと、リンゴカレーのトラウマに違いない。ああ、青春の味。ヒデキ、還暦……。 駒形 カフェ・ラティーノ いちごカレー 950円 意外性 ☆☆☆!! 味   ☆   店   ☆☆☆ ※いちごカレーは、いちごが市場に出回っている5月中頃までの季節限定だ。食べてみたい人は急いで予約!
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カフェ・ラティーノには普通のカレーはもちろん、アイスクリームカレーや人形焼きカレーもある。いちごカレーと人形焼きカレーは要予約。

有名店の大英断? なぜ、アレでなければいけなかったのか……不可解なカレーうどん

 実はこのメニュー、食べるのは2回目。1度目は上野店で食べたが、何かの間違いじゃないかと思った。だって、アノ有名店が、こんな“珍級”なメニュー作るはずがない。  そして、それを検証するために、今回は大手町店で再びトライした。それは……
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 どこからどう見ても、おいしそうなあの「古奈屋」のカレーうどんだ。カツオだしとミルク、そして辛味の見事な三角関係はエターナルと思われる。  が、気になるのは、右下にチラ見えしている天ぷら。古奈屋で有名なエビ天だろうか? R0020799.jpg  それは違った。  一瞬、細長いサツマイモの天ぷらかと思いがちだが、切り口を見ていただくとわかる通り、バナナである。バナナの天ぷら。なんと、あの有名なうどん店「古奈屋」には「バナナ天カレーうどん」なんて珍級グルメがあるのだ!  「さすが古奈屋、バナナを天ぷらにしてカレーうどんと一緒に食べると、至福の料理に変身するのか!」と期待感満々。  美人の女性店員さんに、「そのままでもいいですし、カレー塩などでも食べてみてください」と言われ、ニコニコの笑顔でまずはそのままひと口。  サクッと軽く、ホクッと柔らかい食感。一瞬、大きなフライドポテトを思わせ、ニコニコがニコニコニコに。が、その笑顔は一瞬で吹き飛んだ。瞬時にして口の中に、ポテトとは明らかに違うバナナの甘酸っぱい味と香りが広がったのだ。  なんじゃこりゃあ!?  バナナだ。何度も言うが、バナナの天ぷらだ。  今回は、最初に食べた時より熟したバナナを使っているのか、フライドポテトのようなホクホク感も一瞬の笑顔もない。しょっぱなから温かいバナナ臭が襲ってきたのだ。最初のバナナ天も何かの間違いではなかったということがこれで証明された。  その後、美人店員さんオススメのカレー塩を振って食べてみると、塩で甘味が冴え、カレーのスパイシーな風味と相まって最悪の味に。  それならばと、カレーうどんに浸けて食べてみたけど、やっぱり甘くて酸っぱくて辛くてうまくない!  慌ててカレーうどんをズズッとすすると、こっちはいつもの安定感あるまろやかな辛さでひと安心。コシのあるうどんも非常にウマい。  ならば、何のためのバナナ天だ? なぜ、あの「古奈屋」がこんな妙な天ぷらを編み出したのか、実に不可解。世間への挑戦か、バナナ好きせん滅のための一歩としか思えない。  バナナ天カレーうどん、庶民舌の分際に崇高な味覚は理解できず。修行が足りませんでした……。 古奈屋 バナナ天カレーうどん1250円 意外性 ☆☆☆ 味   …… 店   ☆☆☆
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こちらは上野店で食べた時の写真。どうせなら、どのフルーツを天ぷらにすればカレーうどんに合うのか、いろいろな天ぷらカレーうどんを作っていただきたい。

名古屋が生んだあの「山」に初挑戦! 果たして登頂は?『甘口メロンスパ』

 第16回目にして、とうとう名古屋が誇るアノ店の登場となった。そもそも、この企画はアノ店をリスペクトするあまりに考えた企画と言っても過言ではない。その一発目の珍級グルメがコレだ!
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マドレーヌとクラッカーはドリンクのお伴
 まずはその香りにやられた。  目の前に運ばれてきた瞬間、温かくて甘~~い香りに先制パンチを食らった。ひと目見てわかるとおり、緑色のパスタにデコレーションされているのは生クリーム。そして具は想像どおりのメロンである。  辛党なら絶対注文しないであろうそのメニューの名前は「甘口メロンスパ」。しかも、うっかりしていたが、パスタはもちろんのこと、メロンも温かいのだ。そう、アンチも多いあの酢豚のパイナップルやアップルパイのように……。    ううむ、最初から強敵を選んでしまった……。それでも、勇気を振り絞って、甘くて温かくて、しかも生クリームの乗ったパスタをフォークでくるくる巻き、恐る恐る口に運んだ。と、予想以上の味が口中に広がった。  甘い、甘い、甘~~~い!  メロンや生クリームだけじゃなくて、パスタまでめっちゃ甘~いのだ。これはもう、メインディッシュの風体をしたデザート。しかも温かいデザートじゃないか!  とっさに、左上にあるこれまた緑色の「ナゴヤコーラ」で口直しすると、料理が運ばれて来る前にひとくち飲んだときは、「なんだこりゃ」と、ふたくち目が進まなかったまずいドリンクが、パスタのあまりの甘さに、「ウンマ!」とさえ感じてしまった。  こりゃいかんと、次の手を打ったが、これが完全にダメ押しとなった。記者は愚かにも、甘さを中和させようと、パスタに塩を振ってしまったのだ。    結果、パスタはさらに甘さを増し、結局5合目にもたどり着かずに下山という結果になってしまった。名古屋の偉大なる“山”は初心者にはキツい試練を与えたのだった。  うもうございま……せんでした。
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後日トライした納豆サボテン玉子とじパスタとアステカドリンク。インゲンみたいなのがサボテン。苦みと納豆臭さはオヤジには許容範囲で、こちらは登頂することができたが、どう見ても玉子とじにはなってない。
名古屋 喫茶マウンテン 甘口メロンスパ 800円 意外性 ☆☆☆!! 味   !!   店   ☆☆
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名古屋のヒマラヤ「喫茶 マウンテン」

めくるめく味覚の妄想──予想を裏切るメニューと裏切らない味『カツカレーうどん』

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肉入りのカレーに揚げたてのトンカツ。シャキシャキのレタスもおいしそう。
 ふとしたきっかけで、あるものが食べたくなり、頭の中はもうその食べ物のことでい~っぱい。仕事をしている間も、デート中でも、「夕食は絶対コレを食べる!」って時、あるよね。  でも、魔が差すってこともあって、そんな時でもレストランでほかにおいしそうなメニューがあると目移りして、迷った挙げ句、別のものを頼んでしまう。  ただ、舌だけは最初に決めてたメニュー用に準備されているので、実際の味とのギャップにびっくり! せっかくの昼ご飯もデートの夕食も、「トホホ」な結果に終わってしまう。頭の中と舌って、意外なほど離れているのかもしれない。  新宿で見つけたのも、そんなメニューだった。上の写真、見た目はまあまあフツーのカツカレーライス。どんぶりに入っているので、和風カツカレーかなって思う程度だろうが、実際は……、
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カレーと出し汁のないうどんの組み合わせって、給食のソフト麺以来?
 そう、うどん、なのだ。  カレーうどんはあっても、そこにカツがONされると、イコール、カツカレーライスってのがニッポンの常識だったけど、その予想を覆す、まさかの“うどん”の登場だ。  ま、実際には自分で、「カツカレーうどんひとつ!」って言って注文してるんだから、頭ではわかっているんだけど、着丼した現物を見る限り、完全に“ライス”な状況に舌も困惑しているに違いない。  そして実際に食べたその味は、予想をまったく裏切らない、見た通りの味。ただし、普通のカレーうどんと違うのは、出し汁がなく、うどんの上にダイレクトにカレーとカツがONしていること。まさに、カツカレーライスのライスの代わりにうどんがそこにあった。  この店にはほかにも、カルボナーラうどんや麻婆ナスうどん、ミソカツうどんなんてのもある。予想と舌のギャップを味わいたくなったらぜひ。あ~、明日の昼メシは絶対カレーうどんにするぞーっと。  うもうございました。 三国一 新宿東口店 ボリュームカツカレーうどん 950円 意外性 ☆☆☆ 味   ☆☆    店   ☆☆☆
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名古屋名物? みそカツうどん900円。八丁味噌が少し甘酸っぱくて、こっちは星ひとつ半ですっ。

こってりでもあっさりでもない、あんなモノが食べられる天下一品

 友達同士で、「天下一品のラーメンは“こってり”と“あっさり”どっちが好き?」なんて話題になったこと、一度はあるだろう。店によっては中間の“こっさり(こてあさ)”なんてメニューもあるらしいが、記者が見つけたのはラーメン屋とは思えないもっとすごいメニューのある天下一品だった。  大阪市営地下鉄谷町線の喜連瓜破(きれうりわり)駅前にある天下一品の店先に出ていた看板を見て驚いた! なんと、この天下一品ではハンバーガーが食べられるのだ!
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店頭にはバーガーメニューが張り出されている。
 店頭に出ているバーガーメニューは、チキン竜田バーガーにビーフカツバーガー、ベーコンエッグバーガーなど6種類。写真を見る限りではファストフードチェーンのバーガーよりかなりウマそうだが……。
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一番人気のチキン竜田バーガーは売り切れだった(泣)。
 全ての読者は絶対忘れているだろうが、実は、この珍級グルメ第一回目のネタが「ラーメンバーガー」だった。  ま、あれはあれで、アレな結果だったが、本物のラーメンとバーガーの組み合わせってどうなの? 定番のこってりラーメンとビーフカツバーガーをコラボさせてみた。  こってりラーメン着丼のあと数分してバーガーが提供される。バンズのてっぺんが少し焦げているが、これくらいがウマいのだ。単品だと480円するだけに、トマトスライスにレタスもたっぷり入っていて、見た目は色も良く豪華である。  まずは先輩メニューであるこってりさんに敬意を表して、スープと麺をひとくちズズっ。
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中華と洋食の垣根を越えた庶民レベルの見事な食のコラボ。
 喉がスープで潤ったところで、いざ、大口開けてバーガーにかぶりつく。と、バンズの香ばしさと柔らかさ、続いてレタスのシャキシャキ感とトマトの酸味が口に弾ける。そして最後にビーフカツのサックサクの食感とソース、牛肉の肉肉しさが口内に溢れ返った! 「ウマ~いっす!」  ありがちなバーガーの薄っぺらいパティーより、肉の味がガツンとやって来る。    正直、鶏がら白湯スープと合うとは思えないけど、単品なら全然アリ。全国展開すれば、ラーメンバーガーよりは人気出るとおもうのだが。あっ、こっちが売れすぎて本業がアレってことかも……。  うもうございました。 天下一品喜連瓜破店 ビーフカツバーガー480円 見た目 ☆☆☆ 味   ☆☆☆     店   ☆☆★
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鶏がら白湯スープのこってりラーメンはいつものあのウマさ。
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セクハラ寿司、ソープランド巻……疲れるくらいダジャレ好きでエッチな寿司屋

 年末年始、おいしい寿司に舌鼓を打った読者も多いことだろう。言わずもがな、寿司は日本を代表する料理のひとつで、今では世界各地でその土地土地で捕れるネタを用いたオリジナリティー溢れる寿司が楽しまれている。  しかし、オリジナリティーあふれる寿司は海外だけでなく、日本国内でもそこそこの数が確認されている。その中でも、わさびならぬ、キツいダジャレが利いた寿司が名古屋にあるというので行ってみた。  名古屋駅東口から、迷いながら歩くこと約10分。柳橋中央市場付近の錦通り沿いの2階にその寿司屋はあった。  駅近くにあって24時間営業という便利な寿司屋。きっと店内はサラリーマンで溢れているに違いない、そう思いつつ階段を上って店内に入ると、先客はゼロ。さすがに午後3時なんて中途半端な時間に寿司をつまむ客はいなかった。 R0020257.jpg  長いカウンターのある店内を見回して「ホっ」とひと安心。どうやら、カウンター席でも庶民感覚で食べられそうな店だ。壁に貼られているお品書きを見ると、甘エビにマグロ、ウニ、イクラといった普通のネタにまぎれて、セクハラだとか松田聖子巻、おちこぼれ巻、御中元に御歳暮巻なんてのが見える。  ハハーン、どうやらわさびよりもツンと利きそうなのはこの辺に違いない。 R0020247.jpg  話好きそうな板さんにまず頼んだのは、一番気になったソープランド巻。まさか、石けんの巻物でもないだろうし、しょっぱなだけにどんな寿司が登場するのか興味津々で待つこと数分。「へい、お待ち!」とばかりに目の前に置かれたのは、パッと見、フツーの手巻き寿司だった。ネタはというと、赤貝、みる貝、とり貝、ひょっとして……? 「いろんな貝が巻いてあるでしょ? だからソープランドってことです(笑)」  やっぱり! ネタはネタでも下ネタかよっ!? 名古屋だけに、ソープじゃなくてヘルス巻でもよかったのに。 R0020250.jpg  ソープランドの次に頼んだのはセクハラ。さて、今度はどんな巻きものが現れるのかと思ったら、にぎりだった。ネタは赤貝を貫通したタコの足がシャリに乗っかってる。 「赤貝にちゅうちゅうタコかいなってカラミ着いてるんで、セクハラです。うちの寿司はこんな感じですよ(笑)」  ホホー、だんだんオモシロくなってきた。エロ好き記者なので、次も下ネタ系の不感症巻きをひとつ。 R0020254.jpg 「どうです、どっから見てもイカが入ってないでしょ。“イカない”ってわけです(汗)」  ウ~ン、ここまで来るとかなり強引さを感る。  よっしゃ次は、熟女や人妻よりはやっぱり若くてかわいいコが好きなのでヤング巻をひとつ。 R0020262.jpg 「カイワレは大根の子どもで、いくらはシャケの子どもなのでヤング……」  次第に板さんもダジャレのセンスと強引さに加減に恥ずかしくなってきたのか、声が小さくなってくる。店内には有線放送で80年代の歌謡曲が流れているのだが、それがダジャレのセンスと妙にマッチしているのだ。 「じゃ、ちょうど松田聖子の曲が流れたところで、松田聖子巻を」 と、注文すると、残念ながら今日はネタがないという。ちなみに松田聖子巻のネタは、ハマチ。ブリの子でぶりっ子って、何十年前のネタだよ! 「くだらないでしょ、へへへ。ほかにもエグザイルとかAKBとかあるんですよ」  エグザイルはエッグとザイル=玉子とザイル(綱→ツナ)で、AKBはエビとキュウリとなんとかって言ってたけど、くだらなすぎて聞き返す気にもならなかった。  ちなみに、ネーミングを考えるのは社長で、ネタを覚えるのがめんどくさいらしい。そのうち、“じぇじぇじぇ巻(ウニの軍艦巻き)”や、“お・も・て・な・し(ひっくり返した握り寿司)”“倍返し巻き(ばい貝)”なんてのが登場しそうな予感だ。  最後に丹波哲郎巻(霊界→冷貝)といくつか食べて、料金は2,800円ほど。名古屋で夜遊びの際に、ぜひ勃ち寄っていただければ、きっといつもと違ったプレイが楽しめるのでは? R0020266.jpg 名古屋市中村区 丸八寿司駅前店 下ネタダジャレ寿司 見た目 ☆☆★ 味   ☆☆★     店   ☆★★ ★「珍級グルメハンター」の過去ログはこちらから

大阪人はコロンブスか!? 単純アイディアが驚愕のパフェ

 今年もアッという間にクリスマス。商店街や繁華街にはジングルベルの鐘の音とクリスマスツリーが並ぶシーズン真っ盛りだ。  だからってわけじゃないけど、今回の珍級グルメのテーマはケーキ。あれっ、パフェかな? どっちが正解なのかよくわからないけど、コレだ! R0019963.jpg  どうよコレ! ベリーベリーのケーキがパフェグラスの上にドカンとそのまんま乗っかったイージーなコンビネーション。  普通なら、どうやってかわいらしくパフェの上にケーキを飾りましょうか? なんて、パテシエが苦労して考えるはずの絶妙なバランスを、見事なまでに一切考えず、単純にオン・ザ・パフェしているだけだ。  それなのに、これはこれでアリっちゃぁアリ。男目線で言うなれば、スイーツ界のラーメン二郎や~。アイディアと商才に長けた大阪商人らしい発想じゃないですか! コレ考えた人、きっとB型に違いない……。 R0019965.jpg  しかし、そんな男っぽいスイーツなのに、お一人様でむしゃぶりつく記者には、まわりの視線がチクチク刺さってかなり痛い。  しかし、ドM男の本領を発揮すれば、その針の視線すら官能的な甘味料に。しかも、ケーキの甘酸っぱいベリーやパフェの生クリームが、ナンバや心斎橋を歩き回った疲れを癒してくれる。  もちろんケーキは、店内ショーケースにあるケーキなら、どれでもオン・ザ・パフェできるそうなので、お好みのコンビネーションが楽しめる。周囲の視線を快感にすら感じられるドMさんならどうぞ。 R0019969.jpg  ちなみに、無理矢理乗せた状態なので、食べ方によってはトッピングが転げ落ちたり、ケーキ自体が崩落したりすることもあるので要注意。  大阪は珍カルチャーの発信源だけに、東京のケーキ屋さんでもやればいいのに。  うもうございました。 (文=よしよし) R0019973.jpg 大阪市中央区 MIOR 船場店 ケーキパフェ各種 見た目 ☆☆★ 味   ☆☆★     店   ☆☆★ ★「珍級グルメハンター」の過去ログはこちらから

【動画アリ】爆発しているのはラーメンか店主か? 京都・炎のネギラーメンに迫る

 京都の史跡・二条城近くにそのラーメン屋はあった。店に入るや目の前に、「カウンター席、ネギラーメン専用です」と書かれた看板が行く手に立ちふさがる。 R0019752.jpg  廻ってない寿司屋なら恐くてなかなか座れないカウンター席に、強制的に座らせるほどのラーメンて、どんなラーメンなんだよ?  看板を見つめる記者に、「いらっしゃいませーぃ」の店員の声。そして、あとに続いた言葉にさらに驚かされた。 「炎のラーメンですか、それ以外ですか?」  いきなり、男らしい二者択一を迫ってくる。まだメニューも見てないのに……。  とはいっても、この店に来た目的は“炎のラーメン”一択なので、記者的には何の問題もなかった。  そう、このラーメン屋の珍級グルメは“炎のネギラーメン”なのだ。果たしてそのラーメンとは、どんな炎を見せてくれるのか。  カウンター席に座ると、記者と先客のカップルに向かって店主とおぼしきガンコそうなオヤジが注意事項を言い始めた。 「危ないので写真撮影は禁止です。イスが汚れるのでよけるのも禁止。他のお客様に迷惑になるので大声で騒ぐのも禁止、丼が熱いのですぐに触るのも禁止。コップは下に置いて、紙エプロンをして両手は後ろでお待ちください!」  両手後ろで待てって、人質ですか? こりゃ、よっぽどのガンコオヤジに違いない。  しかし、せっかく来たのに肝心の瞬間を撮影ができないのはちょっと悲しい。  そう思っていたら、店主自ら三脚に客のカメラをセットしてくれ、動画モードでムービーを撮影させてくれるという、心のこもったお・も・て・な・し。  全然ガンコオヤジではなかったのだ。  数分後、目の前に着丼したのは、シンプルなラーメンが入った丼。その真上に店主が高々とかざしたのは炎揺らめく鍋。そこから丼めがけて一気に熱々のネギ油を投入した! その瞬間……。  目の前の丼は爆発したように灼熱の炎を立ち上げたのだ!
 炎の高さは1メートル以上! しかも、目の前なので、かなりの熱波が襲って来る。こりゃカメラなんか構えてたらヤケドするわな。客はこれを目当てにネギラーメンを食べにくるってわけだ。  で、爆発後の丼の中は散らかり放題。 R0019761.jpg  具は九条ネギと薄いチャーシューのみ。スープは和歌山ラーメンふうの醤油とんこつで、当然ながらネギ油風味。  限定で店主の顔の缶バッヂやステッカーを販売したり、こんな名物ラーメン考え出すって、爆発してるのは店主の方!?  意外と(!?)うもうございました。 京都市上京区 めん馬鹿 一代 ネギラーメン 1100円 高! 見た目 ☆☆☆!!! 味   ☆☆★     店   ☆☆★ ★「珍級グルメハンター」の過去ログはこちらから

純白の雪山は甘いか辛いかしょっぱいか?「雪見ラーメン」に迫る

R0020272.jpg  白いカルデラ丼の中に、天打つように降り積もった白い雪山。カルデラの湖には琥珀色の湖水が満々と凪いでいる。あと1カ月もすればこんな雪山が見られそうな時期になってきたけど、それにしてもどうよ、このラーメン!  あっ、この状態からだとラーメンかどうかも判別できないだろうけど、まぎれもないラーメンなのです。  問題は雪山の正体。  パッと見、かき氷か生クリームに見えるかもしれないけど、正解は、そう、メレンゲでした。  愛知県豊田市新上挙母駅近くの街道沿いにあるこの店に到着したのは昼過ぎ。店に入るや否や、美人女将は本日のランチを勧めてくれたのだが、記者の目的はコレだった。  雪見ラーメンを注文すると、美人女将は厨房に入り、ボールの中にハンドミキサー突っ込んでカリカリ始める。すると、見る見るうちに白い淡雪が出来上がった。  雪山を取り囲む琥珀色のスープは、トロ味のあるピリ辛味。なぜだか、雪山イコール甘味とイメージしていたので、余計辛く感じてしまった。 R0020279.jpg  湖底に沈む黄色い麺は細い縮れ麺で、スープがよく絡む。その麺に淡雪のメレンゲを一緒に絡ませると辛みがまろやかになる。見ても食べても味わいある、珍級グルメなのだ。  試しに、麺を雪山の上に乗せて“モンブラン”にしてみたが、お見せするレベルに達しなかった。  ちなみに、メニューを見るとほかにも「爆弾炒飯」という激辛の名物料理がある。あ、だから店名が『かちかち山』なのか? 中部地域限定のチェリオコーラもおいしゅうございました。 R0020270.jpg 愛知県豊田市 台南麺かちかち山 雪見ラーメン 790円 見た目 ☆☆☆! 味   ☆☆★ 店   ☆☆★ R0020269.jpg ★「珍級グルメハンター」の過去ログはこちらから