“体罰問題の急先鋒”ワイン好き元プロ野球選手・Kに湧いたアブナイ「パワハラ疑惑」とは

tkicms75.jpg
ワインがすべていけないの……?
 大阪市立桜宮高校や女子柔道の体罰、パワハラ問題。競技を問わず、今まで日本のスポーツ界に広く存在してきた体罰や暴力を撲滅しようと、各方面で自説を振りまいている人物がいる。元プロ野球選手のKだ。  1月11日の新聞のインタビューで、Kはこう答えている。 「『絶対に仕返しをされない』という上下関係の構図で起きるのが体罰です。(中略)スポーツで最も恥ずべきひきょうな行為です」  小柄な体格ながら高校時代から華やかな活躍を残し、プロ入り後も“球界の盟主”といわれる在京球団で活躍したK。厳しい世界を生き抜き、アスリートとして頂点を極めたからこそ、彼の語る「体罰不要論」は説得力を持ち、聞く者の心を揺さぶる。  しかし、そんなKにも、過去にこんなパワハラ疑惑があるという。元某球団番記者は、こう証言する。 「Kの現役時代、九州のキャンプ地の、とあるホテルでの出来事です。このホテルは、球団の宿舎ではなく、チームの有力選手が恋人や愛人と『密会』する際に使われていた場所。ある夜、そのホテルの一室に、Kは当時まだペーペーのI投手を携帯で呼び寄せたんです」  キャンプ地市内の飲食店で酒を飲むなどくつろいでいたIだが、大先輩の誘いを断るわけにもいかず、ひとり件のホテルへ直行した。 「Iが扉をノックすると『入っていいよ』とKの声が。おそるおそる扉を開くと、そこにはワイングラス片手にガウン姿のKがいました。そして続けて、Iの目に飛び込んできたものは、信じられないシーンだったのです」(同)  なんと部屋のベッドには、以前、見かけたことのあるKの愛人が全裸で横たわっており、その傍らにはチームメートのO投手の姿もあったというのだ。 「あ然とするIに、Kは『そんなところでつっ立ってないで、ほら早く』とベッドに上がり、3Pをするよう指示しました」(同)  尊敬する先輩の命令に逆えず、その後、Iは生まれたままの姿となり、Kの目の前で“夜の天覧試合”を開始。しかし、マウンド度胸バツグンで強心臓が売りだったIの愚息は沈黙したままだった。 「一方、チームメートのOは、普通にギンギンだったそうです(笑)。結局、Oの“大活躍”に助けられ、3Pは無事に終了。終始、お気に入りのワインを飲みながら静かに鑑賞していたKですが、最後は『よかったよ』と機嫌よく両選手を送り出してくれたそうですよ」(同)  もし、この話が事実であれば、Kの話す「体罰不要論」は、なんの説得力も持たなくなるのではないか。それこそ、冒頭の彼の言葉を借りるなら「野球界という厳しい上下関係の存在する世界で、絶対に断れない若手に3Pを強制することは、最も恥ずべきひきょうな行為」であろう。  なお、余談だが、件の“天覧試合”に参加したOはその後、渡米。メジャーリーグ屈指の名門球団で大活躍を果たしている。さすがに関係ないとは思うが、あの夜の出来事が彼の精神を鍛え、投手として成長させていたのだとすれば、それはそれで考えさせられる話ではある。

「やはり人気は一過性?」高視聴率なのに観客が入らない“なでしこジャパン”の構造的問題

nadeshiko0417.jpg
『世界一のあきらめない心: なでしこジャ
パン栄光への軌跡』
(小学館)
 先日行われた「キリンチャレンジカップ2012」で見事優勝したサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)だが、実は試合中継が高視聴率だったにもかかわらず、観客動員が振るわなかったことが話題を集めている。果たして、なでしこの人気は本物なのか?  4月1日の日曜日にユアテックスタジアム仙台(ユアスタ)で行われた米国戦の観衆は1万5,159人、平日の5日に行われたブラジル戦に至っては1万2,862人と、会場だったホームズスタジアム神戸の4割程度しか埋まらなかったという。  だが、地上波テレビ生中継は米国戦は14.8%、ブラジル戦は17.5%と高視聴率を記録(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)。とりわけ米国戦の数字は、同時間帯に放送されたフィギュアスケート世界選手権女子フリーと並ぶ視聴率だ。集客力よりテレビでの人気が先行している格好だが、「それも仕方ないこと」だと評するのはサッカー誌編集者。 「男子のA代表ならいざ知らず、女子代表の試合をわざわざ試合場で観戦するのは、よほどのサッカーおたくか日本代表ファン。一般的なサッカーファンは女子サッカーを見ても、それほど楽しめないんです。というのも、なでしこのプレーのレベルというのは、中学強豪校の男子チーム程度なんです。日ごろ、A代表や欧州の強豪チームのプレーに触れているサッカーファンが、中学生レベルの試合なんて見ても楽しめるわけがないじゃないですか。別になでしこがどうこうではなく、これは女子サッカーの構造的な問題ですよ」  一方、テレビで観戦する層というのはライトなサッカーファンや、とりあえず話題のなでしこの試合だから見ておこうという人々。こうしたこれまでサッカー、とりわけ女子サッカーに熱心ではなかった層に関心を持たれるというのは、決して悪いことではない。それどころか、サッカー人気の裾野が広がってきたともいえ、女子サッカー界にとっては好材料だろう。 「ただ、懸念されるのは、こうしたライトなファン層による人気は移ろいやすいということ。今はW杯での優勝や澤(穂希)のFIFAバロンドール(世界年間最優秀選手賞)受賞など話題性があるから人気を保っていますが、時間が経てば次第に忘れられていくことだって考えられます。そうならないためにも女子の競技人口を増やし、彼女たちにアピールするよう努めなければなりません」(前出・サッカー誌編集者)  一過性のブームに終わらないためには、なんとしても来たるロンドン五輪で金メダルが求められる。その意味で、なでしこジャパンは正念場を迎えているのだ。 (文=牧隆文)

「やはり人気は一過性?」高視聴率なのに観客が入らない“なでしこジャパン”の構造的問題

nadeshiko0417.jpg
『世界一のあきらめない心: なでしこジャ
パン栄光への軌跡』
(小学館)
 先日行われた「キリンチャレンジカップ2012」で見事優勝したサッカー日本女子代表(なでしこジャパン)だが、実は試合中継が高視聴率だったにもかかわらず、観客動員が振るわなかったことが話題を集めている。果たして、なでしこの人気は本物なのか?  4月1日の日曜日にユアテックスタジアム仙台(ユアスタ)で行われた米国戦の観衆は1万5,159人、平日の5日に行われたブラジル戦に至っては1万2,862人と、会場だったホームズスタジアム神戸の4割程度しか埋まらなかったという。  だが、地上波テレビ生中継は米国戦は14.8%、ブラジル戦は17.5%と高視聴率を記録(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)。とりわけ米国戦の数字は、同時間帯に放送されたフィギュアスケート世界選手権女子フリーと並ぶ視聴率だ。集客力よりテレビでの人気が先行している格好だが、「それも仕方ないこと」だと評するのはサッカー誌編集者。 「男子のA代表ならいざ知らず、女子代表の試合をわざわざ試合場で観戦するのは、よほどのサッカーおたくか日本代表ファン。一般的なサッカーファンは女子サッカーを見ても、それほど楽しめないんです。というのも、なでしこのプレーのレベルというのは、中学強豪校の男子チーム程度なんです。日ごろ、A代表や欧州の強豪チームのプレーに触れているサッカーファンが、中学生レベルの試合なんて見ても楽しめるわけがないじゃないですか。別になでしこがどうこうではなく、これは女子サッカーの構造的な問題ですよ」  一方、テレビで観戦する層というのはライトなサッカーファンや、とりあえず話題のなでしこの試合だから見ておこうという人々。こうしたこれまでサッカー、とりわけ女子サッカーに熱心ではなかった層に関心を持たれるというのは、決して悪いことではない。それどころか、サッカー人気の裾野が広がってきたともいえ、女子サッカー界にとっては好材料だろう。 「ただ、懸念されるのは、こうしたライトなファン層による人気は移ろいやすいということ。今はW杯での優勝や澤(穂希)のFIFAバロンドール(世界年間最優秀選手賞)受賞など話題性があるから人気を保っていますが、時間が経てば次第に忘れられていくことだって考えられます。そうならないためにも女子の競技人口を増やし、彼女たちにアピールするよう努めなければなりません」(前出・サッカー誌編集者)  一過性のブームに終わらないためには、なんとしても来たるロンドン五輪で金メダルが求められる。その意味で、なでしこジャパンは正念場を迎えているのだ。 (文=牧隆文)