「スポーツを語る」番組は年々増えている。だが、熱狂的なマニアやファンも多いだけに、ときに大きなバッシングを受ける。 12日深夜に放送された日本テレビ系『ナカイの窓』の「野球 VSサッカー企画」が、その顕著な例だ。 SMAP・中居正広を筆頭とする野球好き、ペナルティ・ヒデをはじめとするサッカー好きの芸能人、アスリートに分かれて「それぞれの競技の魅力」を語り合うというこの企画。いいとこ取りをしようとして内容が薄くなったばかりか、結果的に相手競技をけなす方向に走ってしまい、双方のファンから反感を買った。 中居は、芸能界きっての野球好きであるし、深い知識があるのは間違いない。今年からは「週刊ベースボール」(ベースボール・マガジン社)で連載コラムも始まった。披露すべきは、その深い野球愛と知識のはず。これは、中居の問題というよりも企画の問題ではあるのだが、実にもったいなかった。 一方、ネットを中心に好評だったのが、16日に放送されたテレビ朝日系『アメトーーク!』の「高校野球大好き芸人SP」。筆者は野球媒体での仕事もしているが、野球ライター、編集者といった専門の人間からも評価する声が多かった。 ひな壇に座ったのは、アンジャッシュ・渡部建、大友康平、長島三奈、TIM・レッド吉田、山崎弘也、いけだてつや、トータルテンボス・藤田憲右、バブルズマンション・池田和希、かみじょうたけし。 彼らが語る高校野球の話がなぜ面白いかといえば、普段から、そして何年も前からこの「高校野球トーク」に磨きをかけていたからだ。そして、世の高校野球マニアに負けず劣らず、芸人たちのマニア度、高校野球愛はすさまじい。その愛情をストレートに、出し惜しみすることなく披露するから、「高校野球大好き芸人」企画は毎回、好評を博している。 『アメトーーク!』で高校野球企画がスタートしたのは2014年。だが、彼らはそれ以前、10年頃から、どうすれば高校野球の魅力が伝わるのか、舞台や雑誌を中心に挑戦し続けてきた。だから、年期も違うし、必死さも違う。 今回の「高校野球大好き芸人SP」で彼らの話術に興味が湧いたとすれば、普段から続けている「高校野球トーク」にも目を向けてもらいたい。 たとえば、「芸人×高校野球」の旗印のような存在になった渡部は先月、『ワタベ高校野球の味方です。』(KADOKAWA/角川マガジンズ)を上梓。Amazonレビューは、驚くほどの高評価ばかりだ。 この渡部を筆頭に、いけだなどのプロダクション人力舎の面々が手弁当で始めたトークイベント「人力高校野球観戦部 高校野球大好き!!ナイト」はもう5年以上続く人気企画。今月のイベントはすでに終了しているが、甲子園大会終了後の8月26日には大会振り返りイベントが予定されている。 このイベント、来場者の半数が女性。しかも、しっかりと知識を備えたファンが多い。そんな来場者を満足させるため、渡部は忙しい今も地方大会を追いかけるし、いけだは甲子園期間中、球場そばで野宿をしながらベストポジションでの観戦を続ける。 トータルテンボス藤田は今月、『ハンパねぇ!高校野球』(小学館よしもと新書)を上梓。これを記念して、7月30日からの1週間、東京・神保町花月で高校野球がテーマのミュージカルやトークイベントを実施。また、今年公開された高校野球の伝説的監督にまつわるドキュメント映画『蔦監督』をプライベートで応援するなど、公私にわたっての高校野球漬けだ。 彼らの高校野球への深い知識量と愛情に目を向けたのが、夏の甲子園大会主催者である朝日新聞と、『熱闘甲子園』を制作する朝日放送。『渡部・ザキヤマの高校野球研究部』なる無料動画を、両社が手がける高校野球情報専門サイト「バーチャル高校野球」で公開。渡部と山崎、いけだの3人がAKB48・入山杏奈も交えて、高校野球のディープな話題を饒舌に紹介する。この企画は甲子園開幕の前日、8月6日にもABCテレビで放映予定だという。 高校野球の映像は、これまでバラエティで使用するのは御法度だった。それがここ数年、高野連の対応が急に軟化。テレビ朝日・ABC系列を中心に使用許可が下りるようになってきた。昨年の「高校野球100年」、さらには2年後に控える「第100回 記念大会」を前に、高校野球人気をより盛り上げようという狙いがあるのは明白。そこに、芸人たちの長年の努力がピタッとハマった形だ。 彼らを見ていると、「継続は力なり」という言葉を素直に実感することができる。それが、芸事の本来あるべき姿でもあるはずだ。 (文=オグマナオト)『渡部・ザキヤマの高校野球研究部』より
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『アメトーーク!』だけじゃない! “継続は力なり”で人気をつかんだ「高校野球大好き芸人」たち
「スポーツを語る」番組は年々増えている。だが、熱狂的なマニアやファンも多いだけに、ときに大きなバッシングを受ける。 12日深夜に放送された日本テレビ系『ナカイの窓』の「野球 VSサッカー企画」が、その顕著な例だ。 SMAP・中居正広を筆頭とする野球好き、ペナルティ・ヒデをはじめとするサッカー好きの芸能人、アスリートに分かれて「それぞれの競技の魅力」を語り合うというこの企画。いいとこ取りをしようとして内容が薄くなったばかりか、結果的に相手競技をけなす方向に走ってしまい、双方のファンから反感を買った。 中居は、芸能界きっての野球好きであるし、深い知識があるのは間違いない。今年からは「週刊ベースボール」(ベースボール・マガジン社)で連載コラムも始まった。披露すべきは、その深い野球愛と知識のはず。これは、中居の問題というよりも企画の問題ではあるのだが、実にもったいなかった。 一方、ネットを中心に好評だったのが、16日に放送されたテレビ朝日系『アメトーーク!』の「高校野球大好き芸人SP」。筆者は野球媒体での仕事もしているが、野球ライター、編集者といった専門の人間からも評価する声が多かった。 ひな壇に座ったのは、アンジャッシュ・渡部建、大友康平、長島三奈、TIM・レッド吉田、山崎弘也、いけだてつや、トータルテンボス・藤田憲右、バブルズマンション・池田和希、かみじょうたけし。 彼らが語る高校野球の話がなぜ面白いかといえば、普段から、そして何年も前からこの「高校野球トーク」に磨きをかけていたからだ。そして、世の高校野球マニアに負けず劣らず、芸人たちのマニア度、高校野球愛はすさまじい。その愛情をストレートに、出し惜しみすることなく披露するから、「高校野球大好き芸人」企画は毎回、好評を博している。 『アメトーーク!』で高校野球企画がスタートしたのは2014年。だが、彼らはそれ以前、10年頃から、どうすれば高校野球の魅力が伝わるのか、舞台や雑誌を中心に挑戦し続けてきた。だから、年期も違うし、必死さも違う。 今回の「高校野球大好き芸人SP」で彼らの話術に興味が湧いたとすれば、普段から続けている「高校野球トーク」にも目を向けてもらいたい。 たとえば、「芸人×高校野球」の旗印のような存在になった渡部は先月、『ワタベ高校野球の味方です。』(KADOKAWA/角川マガジンズ)を上梓。Amazonレビューは、驚くほどの高評価ばかりだ。 この渡部を筆頭に、いけだなどのプロダクション人力舎の面々が手弁当で始めたトークイベント「人力高校野球観戦部 高校野球大好き!!ナイト」はもう5年以上続く人気企画。今月のイベントはすでに終了しているが、甲子園大会終了後の8月26日には大会振り返りイベントが予定されている。 このイベント、来場者の半数が女性。しかも、しっかりと知識を備えたファンが多い。そんな来場者を満足させるため、渡部は忙しい今も地方大会を追いかけるし、いけだは甲子園期間中、球場そばで野宿をしながらベストポジションでの観戦を続ける。 トータルテンボス藤田は今月、『ハンパねぇ!高校野球』(小学館よしもと新書)を上梓。これを記念して、7月30日からの1週間、東京・神保町花月で高校野球がテーマのミュージカルやトークイベントを実施。また、今年公開された高校野球の伝説的監督にまつわるドキュメント映画『蔦監督』をプライベートで応援するなど、公私にわたっての高校野球漬けだ。 彼らの高校野球への深い知識量と愛情に目を向けたのが、夏の甲子園大会主催者である朝日新聞と、『熱闘甲子園』を制作する朝日放送。『渡部・ザキヤマの高校野球研究部』なる無料動画を、両社が手がける高校野球情報専門サイト「バーチャル高校野球」で公開。渡部と山崎、いけだの3人がAKB48・入山杏奈も交えて、高校野球のディープな話題を饒舌に紹介する。この企画は甲子園開幕の前日、8月6日にもABCテレビで放映予定だという。 高校野球の映像は、これまでバラエティで使用するのは御法度だった。それがここ数年、高野連の対応が急に軟化。テレビ朝日・ABC系列を中心に使用許可が下りるようになってきた。昨年の「高校野球100年」、さらには2年後に控える「第100回 記念大会」を前に、高校野球人気をより盛り上げようという狙いがあるのは明白。そこに、芸人たちの長年の努力がピタッとハマった形だ。 彼らを見ていると、「継続は力なり」という言葉を素直に実感することができる。それが、芸事の本来あるべき姿でもあるはずだ。 (文=オグマナオト)『渡部・ザキヤマの高校野球研究部』より
ポルシェおねだりの日ハム・斎藤佑樹、記者間では「バカ殿」呼ばわりの悪評ぶり
「週刊文春」(文藝春秋)にスッパ抜かれた「おねだり騒動」で、日本ハム・斎藤佑樹のイメージは地に落ちた。出版社社長にポルシェやブランド品を提供してもらっていたと報道された当日、一軍登録を抹消されたが、プロ野球担当記者からは「プロ6年目で一軍と二軍を行ったり来たりして、普通ならクビになってもおかしくないレベル」と酷評されている。あるニュース番組でスポーツコーナーを担当するディレクターは「印象が良ければ引退してもスポーツキャスターの道があったんですが、性格が悪いので、誰も使いたがらないのでは」とまで言っている。 文春の記事では、昨年夏ごろ、斎藤が野球専門誌などを発行するベースボール・マガジン社の池田哲雄社長に高級車のポルシェ・カイエンなどをおねだり、結局はワンランク落ちる約800万円相当のポルシェ・マカンを提供されたというが、ほかにも日ごろから財布やバッグ、都内マンションなどを無償提供されていたという話だ。 それ自体は罪ではないが、平然と高価なモノを受け取る「ごっつぁん体質」は関係者間で大不評だという。 「以前、独占取材を申し入れたら『飲みに連れて行ってください』と言ってキャバクラに行きたがったんですが、そんな経費は下りないので断ると、途端に態度が冷たくなって、球場で声をかけても無視されるようになった。どうもおかしいと思ったら、他紙で斎藤のキャバクラ代を出してインタビューさせてもらった記者がいたようなんです」(スポーツ紙記者) 斎藤のこうした性質は、おそらく「ハンカチ王子」としてもてはやされた頃に身についてしまったものだろう。その人気を当て込み、一部テレビ局が東京六大学野球と5年契約を結んだり、メジャーリーグのスカウトが視察に訪れたりと過熱していた時期には、斎藤の独占コメントを一言もらうだけのために、局が女子アナにプレゼントを持たせて接触を図ったりもしていた。ドラフト前、プロ選抜チームとの記念試合で東京ドームが埋まると、芸能事務所が水面下で争奪戦を繰り広げ、中にはグラビアアイドルをエサに斎藤を引き寄せたところもあったという。 斎藤は6年前、TBS系『情報7days ニュースキャスター』で密着取材をされた際、「カイエン乗りてぇ」とつぶやき、さらに「青山ってすげぇオシャレだと思うんですけど、青山に土地買うってヤバいですか」など、バブリーな欲求を公言していた。当然、それは野球で活躍し、年俸を上げて自分の金で買うべきものだが、プロで成果が出ない斎藤には「誰かに買ってもらうもの」になっていたようだ。 そのアイドル人気はあっという間に消えうせたが、いまだ特別扱いに慣れてしまい、チーム内からは「練習しない」「指示を聞かない」という苦情が聞かれるようになっている。危機感もなくプライドだけが高くなってしまったことで、記者間では「バカ殿」なんてあだ名がつけられる始末だ。 「球団から放り出される日は遠くない。そのときは『これからはジュース1本、てめぇの金で買えよ』って言ってやりたいですね」と前出記者。引退時におねだりできる“転職先”はあるのだろうか? (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)『斎藤佑樹 (SPORTS LEGEND)』(汐文社)
ポルシェおねだりの日ハム・斎藤佑樹、記者間では「バカ殿」呼ばわりの悪評ぶり
「週刊文春」(文藝春秋)にスッパ抜かれた「おねだり騒動」で、日本ハム・斎藤佑樹のイメージは地に落ちた。出版社社長にポルシェやブランド品を提供してもらっていたと報道された当日、一軍登録を抹消されたが、プロ野球担当記者からは「プロ6年目で一軍と二軍を行ったり来たりして、普通ならクビになってもおかしくないレベル」と酷評されている。あるニュース番組でスポーツコーナーを担当するディレクターは「印象が良ければ引退してもスポーツキャスターの道があったんですが、性格が悪いので、誰も使いたがらないのでは」とまで言っている。 文春の記事では、昨年夏ごろ、斎藤が野球専門誌などを発行するベースボール・マガジン社の池田哲雄社長に高級車のポルシェ・カイエンなどをおねだり、結局はワンランク落ちる約800万円相当のポルシェ・マカンを提供されたというが、ほかにも日ごろから財布やバッグ、都内マンションなどを無償提供されていたという話だ。 それ自体は罪ではないが、平然と高価なモノを受け取る「ごっつぁん体質」は関係者間で大不評だという。 「以前、独占取材を申し入れたら『飲みに連れて行ってください』と言ってキャバクラに行きたがったんですが、そんな経費は下りないので断ると、途端に態度が冷たくなって、球場で声をかけても無視されるようになった。どうもおかしいと思ったら、他紙で斎藤のキャバクラ代を出してインタビューさせてもらった記者がいたようなんです」(スポーツ紙記者) 斎藤のこうした性質は、おそらく「ハンカチ王子」としてもてはやされた頃に身についてしまったものだろう。その人気を当て込み、一部テレビ局が東京六大学野球と5年契約を結んだり、メジャーリーグのスカウトが視察に訪れたりと過熱していた時期には、斎藤の独占コメントを一言もらうだけのために、局が女子アナにプレゼントを持たせて接触を図ったりもしていた。ドラフト前、プロ選抜チームとの記念試合で東京ドームが埋まると、芸能事務所が水面下で争奪戦を繰り広げ、中にはグラビアアイドルをエサに斎藤を引き寄せたところもあったという。 斎藤は6年前、TBS系『情報7days ニュースキャスター』で密着取材をされた際、「カイエン乗りてぇ」とつぶやき、さらに「青山ってすげぇオシャレだと思うんですけど、青山に土地買うってヤバいですか」など、バブリーな欲求を公言していた。当然、それは野球で活躍し、年俸を上げて自分の金で買うべきものだが、プロで成果が出ない斎藤には「誰かに買ってもらうもの」になっていたようだ。 そのアイドル人気はあっという間に消えうせたが、いまだ特別扱いに慣れてしまい、チーム内からは「練習しない」「指示を聞かない」という苦情が聞かれるようになっている。危機感もなくプライドだけが高くなってしまったことで、記者間では「バカ殿」なんてあだ名がつけられる始末だ。 「球団から放り出される日は遠くない。そのときは『これからはジュース1本、てめぇの金で買えよ』って言ってやりたいですね」と前出記者。引退時におねだりできる“転職先”はあるのだろうか? (文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)『斎藤佑樹 (SPORTS LEGEND)』(汐文社)
中国のカンフーキックに、韓国の後頭部ローキック! アジアのサッカーが世界で嫌われている!?
莫大な資金力で世界中からスター選手をかき集めている中国スーパーリーグ。山東魯能へ移籍したイタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレは、約20億円と、一気に世界の年俸ランキング上位に躍り出た。“金を稼ぐなら中国へ”は、世界の常識になっている。 そんな中、今季上海申花に移籍した元チェルシーでセネガル代表FWのデンバ・バが負ったケガが話題になっている。17日の試合で上海上港のDFスン・シャンから受けたタックルにより、足があり得ない方向に90度以上曲がるというショッキングな映像は、Twitterなどで世界中に拡散された。 他にも今季からロシア・プレミアリーグのゼニトから中国の上海上港へ移籍したブラジル代表FWフッキも、デビューわずか20分で負傷退場している。5月には中国FAカップで、カンフーキックや単純に殴り合うなどの乱闘騒ぎがあり、非紳士的行為が目立つ中国サッカー。過去には、顔面に蹴りを入れられてアフリカ人選手が失明したという事件も起きている。 「普通サッカーって乱闘は起こらないんですけど、中国ではちょくちょく起こっていて、そのたびにケガ人が続出しています。日本のプロ野球なんかでも乱闘はありましたが、あれはちょっとしたサービス精神も含めてのものですから、中国のものとはまるで違います。このせいで中国への移籍を目論んでいた選手たちが一斉に手を引く可能性もありますね。それと、お隣の韓国もかなり評判が悪いです。日韓W杯でイタリアのマルディーニに与えた後頭部ローキックや、ココを大流血させた肘打ちは、多くのサッカーファンの記憶に強く残っています。この二つは総合格闘技ですら禁止されている反則技ですから本当にヤバイですよ。ブラジル代表FWネイマールも韓国のラフプレーを受けて、以後、対戦を嫌がっています。ヨーロッパのサッカーファンが集まるサイトでも『東に行ったらサッカー生命はもうない』『代表戦って拒否できるものなのか?アザールやデブライネが怪我させられたらやってられないぞ』『アジアのW杯出場枠は0にしよう』と東アジアは本当に世界で嫌われています。この先、親善試合が組めなくなってもおかしくないですよ」(スポーツライター) 日本代表のフェアプレー精神は世界的にも一定の評価を受けている。しかし、まだまだ東アジアのイメージをひとくくりにしている人も少なくない。せっかく世界との差が少しずつ縮まってきている日本代表だが、こんなことでつまずいてしまうことだけはどうしても避けたいものだ。 (文=沢野奈津夫)イメージ画像(「足成」より)
2大サッカー専門誌に、また“エアインタビュー”疑惑 サッカーメディアが抱える根本的な問題とは?
「サッカー界で最も売れている雑誌は?」 そうサッカー関係者に尋ねれば、たいていは「ワールドサッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画出版社)という答えが返ってくる。とある元編集者は「2000年前後は、発行部数20万部がそのまま実売に近かった。今は減ってはいるが、それでも20万部は刷っていると思う」という。05年、その「サッカーダイジェスト」の成功に続く形で、「ワールドサッカーキング」(フロムワン社)が創刊され、こちらも20万部近い発行部数を誇っている。そんなサッカー専門誌のトップを走る2誌に、ある疑惑が持ち上がっている。 「フットボール批評」(カンゼン)が、「『ワールドサッカーダイジェスト』と『ワールドサッカーキング』は、有名選手への架空取材のエアインタビューを掲載している」と、誌面にて糾弾しているのだ(http://www.footballchannel.jp/2016/07/12/post163221/)。 話を簡単にまとめると、「ワールドサッカーダイジェスト」「ワールドサッカーキング」がリオネル・メッシのインタビューを掲載しているが、「フットボール批評」の記者がメッシの日本の代理人に問い合わせたところ、両誌からの取材依頼は受けていないというのだ。それだけでなく、過去にも同様のエアインタビュー疑惑があり、代理人が両誌に抗議したエピソードも記されている。 このスクープを受け、フロムワン社は「事実無根です。弊誌では現地記者を通じ、然るべき方法で監督や選手の取材を行っております」と、すぐにホームページでコメントを発表。一方の日本スポーツ企画出版社は、今のところダンマリを決め込んでいる。疑いが深まりつつあるエアインタビュー疑惑だが、実際に2誌がそれを行った可能性はあるのか? 前出の元編集者に訊いた。 「記事を読む限り、黒に近いですね。でも、意図的に行ったというより、結果的にそうなってしまったのではないでしょうか。今のサッカー界には、さまざまな人が売り込みに来ます。現地に住んでいた語学堪能なライターが、『○○とコネクションがある』などと売り込みに来ることは間々ある。そのライターが、全部ではなくとも、いくつかエアインタビューを行っていた可能性は考えられます。やはり、インタビュー写真をもらうか、録音した音源も共に送ってもらうなどのチェックを編集部は行うべきです――と言うのは簡単ですが、実際にはサッカー雑誌のほとんどが1~2人くらいで編集作業をしている。その余裕のなさが、今回の問題ではないでしょうか」 サッカー誌によるサッカー誌の不正を暴くスクープだが、現時点では真偽のほどは定かではない。いずれにしろ、サッカー誌には余裕がないということの表れであろう。それでも、サッカーライターになりたいという人が後を絶たないというのは、なんとも不思議である。 (文=TV Journal編集部)問題の記事が掲載された「ワールドサッカーダイジェスト」5月19日号(日本スポーツ企画出版社)
【Jリーグ】平均年俸は2,000万円→500万円に! J2降格候補に名古屋グランパスが急浮上?
鹿島アントラーズの逆転優勝で幕を閉じたJ1リーグファーストステージの余韻に浸る間もなく、セカンドステージが開幕した。優勝争いだけが盛り上がるファーストステージと違って、セカンドステージにはもうひとつの争いがある。それはJ1残留争いである。Jリーグはプロ野球とは違い、下位の3チームは自動的に翌年からJ2というカテゴリーに降格させられる。J1の平均年俸は2,000万円前後といわれているが、J2は500万円前後。まさに天国と地獄のラインが、残留争いにはある。 そんな残留争いでぶっちぎりの最下位をひた走るのが、勝ち点11のアビスパ福岡。続いてヴァンフォーレ甲府が15。ここまでは想定の範囲内であるが、その次に勝ち点17で、世界のトヨタがスポンサードする名古屋グランパスが沈んでいるから驚きである。このままだと、チーム人件費でリーグトップ3に入る名古屋グランパスがJ2に降格となってしまう。実際、降格の可能性はどれくらいなのか? 実は昨年、残留争いの展望をサッカーライターたちに訊き、「“サッカー王国”崩壊危機! J1から『意識だけがビッグ』の静岡勢が消える!?」(参照記事1)で清水エスパルスのJ2降格を見事に当てた。ということで、今回もサッカーライターに訊いてみたところ「2016年シーズンの降格ラインは勝ち点41あたりでは」という。Jリーグ2016シーズンの残り試合数は15で、すべて勝利すると勝ち点は45だが、現実的に下位に沈むチームはその半分程度しか獲得できない。となると、24ポイント前後が加算となる。現時点での名古屋グランパスに24ポイント加算すると41で、ここがラインになるという予想だ。では、名古屋グランパスのJ2降格も、あり得るのだろうか? 「アビスパ福岡の降格はほぼ100%で、続いてヴァンフォーレ甲府というのが妥当です。が、名古屋グランパスも相当危ない。というのも、Jリーグはここから夏の過密日程となる。新人監督たちはこの夏が計算できず、皆、失速していくんです。下位のチームで、J1の過密日程を未経験な監督が率いているのは、アビスパ福岡と名古屋グランパスなんです。名古屋グランパスの小倉隆史監督のサッカー観、特に攻撃面は機能しつつありますが、守備はボロボロ。失点数も多く、昨年の清水エスパルスほどの危険信号はともっていませんが、降格の可能性は80%を超えています」(同) さらに名古屋グランパスにかけられた「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事2)も忘れてはならない。同チームの選手たちは、小倉監督の誕生日を祝う際に、悪ふざけで監督のズボンと一緒にパンツまで下ろしてしまったが、クラブまでJ2に降ろしてしまうなんてオチにならないことを願うばかりだ。 (文=TV Journal編集部)名古屋グランパス公式サイトより
【Jリーグ】平均年俸は2,000万円→500万円に! J2降格候補に名古屋グランパスが急浮上?
鹿島アントラーズの逆転優勝で幕を閉じたJ1リーグファーストステージの余韻に浸る間もなく、セカンドステージが開幕した。優勝争いだけが盛り上がるファーストステージと違って、セカンドステージにはもうひとつの争いがある。それはJ1残留争いである。Jリーグはプロ野球とは違い、下位の3チームは自動的に翌年からJ2というカテゴリーに降格させられる。J1の平均年俸は2,000万円前後といわれているが、J2は500万円前後。まさに天国と地獄のラインが、残留争いにはある。 そんな残留争いでぶっちぎりの最下位をひた走るのが、勝ち点11のアビスパ福岡。続いてヴァンフォーレ甲府が15。ここまでは想定の範囲内であるが、その次に勝ち点17で、世界のトヨタがスポンサードする名古屋グランパスが沈んでいるから驚きである。このままだと、チーム人件費でリーグトップ3に入る名古屋グランパスがJ2に降格となってしまう。実際、降格の可能性はどれくらいなのか? 実は昨年、残留争いの展望をサッカーライターたちに訊き、「“サッカー王国”崩壊危機! J1から『意識だけがビッグ』の静岡勢が消える!?」(参照記事1)で清水エスパルスのJ2降格を見事に当てた。ということで、今回もサッカーライターに訊いてみたところ「2016年シーズンの降格ラインは勝ち点41あたりでは」という。Jリーグ2016シーズンの残り試合数は15で、すべて勝利すると勝ち点は45だが、現実的に下位に沈むチームはその半分程度しか獲得できない。となると、24ポイント前後が加算となる。現時点での名古屋グランパスに24ポイント加算すると41で、ここがラインになるという予想だ。では、名古屋グランパスのJ2降格も、あり得るのだろうか? 「アビスパ福岡の降格はほぼ100%で、続いてヴァンフォーレ甲府というのが妥当です。が、名古屋グランパスも相当危ない。というのも、Jリーグはここから夏の過密日程となる。新人監督たちはこの夏が計算できず、皆、失速していくんです。下位のチームで、J1の過密日程を未経験な監督が率いているのは、アビスパ福岡と名古屋グランパスなんです。名古屋グランパスの小倉隆史監督のサッカー観、特に攻撃面は機能しつつありますが、守備はボロボロ。失点数も多く、昨年の清水エスパルスほどの危険信号はともっていませんが、降格の可能性は80%を超えています」(同) さらに名古屋グランパスにかけられた「ノヴァコの呪い」「西野の呪い」(参照記事2)も忘れてはならない。同チームの選手たちは、小倉監督の誕生日を祝う際に、悪ふざけで監督のズボンと一緒にパンツまで下ろしてしまったが、クラブまでJ2に降ろしてしまうなんてオチにならないことを願うばかりだ。 (文=TV Journal編集部)名古屋グランパス公式サイトより
ユーロ決勝戦、C・ロナウドの美談はルール違反?「ずっとファウルしていた」
10日に行われたユーロ決勝戦、ポルトガルが延長後半4分に途中退場のFWエデルがスーパーミドルシュートが決め、開催国フランスを1-0で下し初優勝を飾った。この試合ポルトガルのエースであるクリスチアーノ・ロナウドは、後ろからのタックルを受け前半24分に退場してしまい、その目には涙があふれていた。 しかし、ロナウドはすぐさま気持ちを切り替え、ハーフタイムでは戦う選手たち相手にスピーチを行った。そのスピーチのおかげでチームはまとまり、戦う姿勢を見せることができたとDFセドリック・ソアレスは試合後に語っている。 さらにロナウドは後半終了間際からは監督に並びテクニカルエリアで選手を鼓舞、ケガをしたことを忘れているかのように飛び回り、大きな身振り手振りでピッチ内の選手たちに指示を送っていた。決勝ゴールを決めたエデルは、交代でピッチに入る際に「お前がゴールを決めるんだ」とロナウドに勇気づけられたことも証言している。 ポルトガルのフェルナンド・サントス監督もロナウドのピッチ外での振る舞いや、リーダーシップを絶賛しており、試合後も各メディアがロナウドに最高の賛辞の言葉を並べた。しかし、このロナウドの動きが、実は退場させられていてもおかしくないルール違反行為だという。 「ルール上、ピッチサイドに立っていいのは監督だけです。もちろん指示なんか出したら、退場させられてもおかしくない反則行為です。しかもロナウドは、テンションが上がりすぎてテクニカルエリアにまで何度か足を踏み入れていますからね。退場だけでなく、フリーキックを取られていたかもしれませんよ。もしマーク・クラッテンバーグ主審がルールブックに則ってレフェリングしていれば、ポルトガルの優勝はなかったかもしれませんね」(スポーツライター) ロナウドはW杯に3度、ユーロには4度目の挑戦で代表初のビッグタイトルを獲得した。祝勝会では、珍しく大観衆の前で歌声を披露。凱旋パレード中もうれしそうに優勝カップを持つロナウドの写真はネット上にたくさん出回っている。もしかしたらクラッテンバーグ主審も、そんなロナウドの思いを察して見過ごしていたのかもしれない。 (文=沢野奈津夫)『MOMENTS――クリスティアーノ・ロナウド自伝』(講談社)
ユーロ決勝戦、C・ロナウドの美談はルール違反?「ずっとファウルしていた」
10日に行われたユーロ決勝戦、ポルトガルが延長後半4分に途中退場のFWエデルがスーパーミドルシュートが決め、開催国フランスを1-0で下し初優勝を飾った。この試合ポルトガルのエースであるクリスチアーノ・ロナウドは、後ろからのタックルを受け前半24分に退場してしまい、その目には涙があふれていた。 しかし、ロナウドはすぐさま気持ちを切り替え、ハーフタイムでは戦う選手たち相手にスピーチを行った。そのスピーチのおかげでチームはまとまり、戦う姿勢を見せることができたとDFセドリック・ソアレスは試合後に語っている。 さらにロナウドは後半終了間際からは監督に並びテクニカルエリアで選手を鼓舞、ケガをしたことを忘れているかのように飛び回り、大きな身振り手振りでピッチ内の選手たちに指示を送っていた。決勝ゴールを決めたエデルは、交代でピッチに入る際に「お前がゴールを決めるんだ」とロナウドに勇気づけられたことも証言している。 ポルトガルのフェルナンド・サントス監督もロナウドのピッチ外での振る舞いや、リーダーシップを絶賛しており、試合後も各メディアがロナウドに最高の賛辞の言葉を並べた。しかし、このロナウドの動きが、実は退場させられていてもおかしくないルール違反行為だという。 「ルール上、ピッチサイドに立っていいのは監督だけです。もちろん指示なんか出したら、退場させられてもおかしくない反則行為です。しかもロナウドは、テンションが上がりすぎてテクニカルエリアにまで何度か足を踏み入れていますからね。退場だけでなく、フリーキックを取られていたかもしれませんよ。もしマーク・クラッテンバーグ主審がルールブックに則ってレフェリングしていれば、ポルトガルの優勝はなかったかもしれませんね」(スポーツライター) ロナウドはW杯に3度、ユーロには4度目の挑戦で代表初のビッグタイトルを獲得した。祝勝会では、珍しく大観衆の前で歌声を披露。凱旋パレード中もうれしそうに優勝カップを持つロナウドの写真はネット上にたくさん出回っている。もしかしたらクラッテンバーグ主審も、そんなロナウドの思いを察して見過ごしていたのかもしれない。 (文=沢野奈津夫)『MOMENTS――クリスティアーノ・ロナウド自伝』(講談社)





