「これ以上の舞台はない」46歳キング・カズのヴェルディ移籍は、引退への花道なのか

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『カズ語録』(PHP研究所)
 日本サッカー界の至宝、キング・カズに移籍話が急浮上している。  J2横浜FCの元日本代表FW・三浦知良に対して、兄の三浦泰年監督率いるJ2東京ヴェルディが期限付き移籍での獲得に動いていることが明らかになった。近日中にもクラブ間交渉が行われ、東京V側は正式にオファーする方針。移籍が実現すれば、カズにとって15年ぶりの古巣復帰となる。 「関係者によれば、東京Vは早い時期から水面下でカズ獲得に動いていたようです。すでに獲得へ向けてゴーサインも出ていて、今夏の移籍市場で正式オファーを提示する方針。近日中にも両クラブの幹部が直接交渉し、条件面などが話し合われる見通しです。東京VとしてはJ1昇格の切り札としてカズの得点力に期待しているとのことですが、本音では人気低迷のチームへのテコ入れ策としての獲得でしょうね。いくらなんでも、50歳近いプレーヤーにJ1昇格を託すというのはあり得ない。兄弟で同じチームで競演ともなれば話題性も十分だし、それだけで客を呼べます。一方、横浜FCで満足なプレー機会を得られていないカズとしても、どんな形であれ出場機会が得られるのなら、東京Vへの移籍は大歓迎でしょうからね」(サッカー誌編集者)  すでに兄の三浦泰年監督はカズの獲得を見越して、起用法やカズを生かすためのシステムなど複数のアイデアを描いているという。だが、今回の移籍話はそんな単純なものではない、という見方もある。 「ズバリ、引退へ向けた“最後の花道”です。横浜FCでくすぶり続けながらフェードアウトするように引退するのは、カズとしても本意ではないでしょう。派手好きな男ですから、華々しく引退できる舞台やシチュエーションを模索しているはず。本来ならプロ生活を始めたブラジルのクラブチームで引退したいのでしょうが、さすがにブラジルのクラブでは出場機会は保証されない。一方、ある程度、出場機会が得られそうな東京Vなら、かつて全盛期を過ごしたクラブだし、兄が監督であるし、カズが有終の美を飾るにふさわしい舞台だといえます。しかも、チームのJ1昇格がかなえば、最後の花道として、これ以上言うことありません」(同)  46歳という現役最年長プレーヤーとして、鉄人ぶりを見せつけてきたカズだが、いよいよ現役引退が近づいてきたのかもしれない。

今回もヤバい奴らが勢ぞろい!“不良の格闘技大会”『RINGS × THE OUTSIDER』舞台裏レポ!

outsider-yokohama_4352.jpg  横浜にケンカ自慢が大集結!──前田日明主催の格闘技イベント『RINGS × THE OUTSIDER』が9日、横浜文化体育館で行われた。因縁の再戦、自爆チョップ、あわや番狂わせ、海外対抗戦などなど、見どころの多かった今大会。ひときわ目立っていた試合と選手をクローズアップ! ●“横濱義道会初代総長濱の狂犬”  黒石高大(神奈川・27歳)      VS  “リアル刃牙”  渋谷莉孔(東京・28歳)  アウトサイダーの看板選手である両者。前回の対戦は互いに慎重になりすぎて、お見合いに終始。ファンの失望を買った。そこで主催者の前田日明は今回、再戦の舞台を用意した。  試合前の両者にインタビュー。まずは控え室に横たわり、無表情でストレッチをしていた渋谷から。 ──体調はいかがでしょう? 「普通。全然、なんも用意してない」 ──再戦を控えた今の心境は? 「仕方ないからやる、みたいな感じ」 ──あまりこの試合には乗り気でない? 「ぶっちゃけ、キャンセルしてもよかったんですよ。カネがないから俺の階級のベルトを作る気がないって(主催者の前田日明に)言われて、一気にやる気がなくなっちゃった。(リングスは)ちょっとカネの使い方、間違ってるんじゃないか。あんな外人ばっかにカネ使ってるようじゃ、ダメでしょ」 ──そんな中、今日の試合に向けて、どのように気持ちを奮い立たせてきたんですか? 「まだ全然奮い立ってない。試合30分前になってから、どうにかします」 ──今回勝ったらどうするつもり? 「他んとこ行くかも。名古屋とか沖縄とかから、いっぱい声がかかってるんですよ。『ベルト作るから、来てくれ』と。ワンマッチでタイトルマッチやってくれるところもあるみたいだし、カネも出るし旅費も出るから、他行ったほうがいいのかな、と」 ──ということは、勝っても負けてもアウトサイダーは今回で最後? 「試合後に何を言われるかによりますね。(ベルトを)作るって言われたら残るかもしれないけど」  ……といった感じで、終始テンション低めの渋谷。「トレーニングは全然してない。ここ最近はずっと不摂生してた」と言うが、体は前回よりも鍛え上げられているように見える。
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言葉とは裏腹に仕上がりはよさそう
 一方の黒石の様子はどうか。控え室を覗くと、ひとりで何やら思案中だった。普段は陽気な彼なのに、この日は非常に恐ろしい顔で取材に応じた。 ──地元横浜での再戦。今、どういう気持ちですか? 「もうやること決まってるんで。殴り合い。突っ込むしかない」 ──1ラウンドのしょっぱなから? 「2ラウンドフルで戦うことは考えてないっす」 ──今日のために、どのような練習を? 「フィジカル。組み合ったときの対処と、あとは6分間で600~700発ぐらいはフルで殴れるように」 ──寝技もある程度想定している? 「2~3発いいパンチが効いたら、渋谷君は絶対タックルに来るから」 ──もしそうなっても大丈夫? 「土橋(政春)君といつも練習やってるから大丈夫です。渋谷君は土橋君よりは強くないんで」
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人気者・黒石のコールに風船が舞う
 そんな両者の対決は、前回とは打って変わって終始アグレッシブな展開に。まず開始早々、渋谷がハイキックで黒石からダウンを奪う。立ち上がった黒石はひるまず猛進するが、力みすぎてスリップする場面もたびたび。そうした隙を見逃さず、渋谷は黒石を打撃と寝技でジワジワ追い詰め、最後はスピニングチョークで締め落とした。
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終始積極的に攻めた黒石だったが……

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渋谷の冷静さが光った
 勝った渋谷は勝利者マイクで「おい黒石、いろいろあったけど、俺おまえのこと嫌いじゃないぜ。おまえのまっすぐなとこ俺は好きだぜ。ありがとう! あともう一個言わせて。今、前田さんが俺のためにベルト作ると言ったんで、チャンピオンは俺しかいないっしょ! 見とけー!」と継続参戦の意思表示。  敗れた黒石は「完璧な負け。途中で心が折れた。また一から出直します」とさっぱりした表情で再起を誓った。
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試合後は健闘を称え合った
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時は来た!?
●“リアル アマプロレスラー”  橋本シバター(神奈川・27歳)  毎回、有名プロレスラーをモチーフにしたファイトで賛否両論を巻き起こすシバター。今回は橋本真也になりきって戦ったはいいが、試合後に医務室へ直行した。いったい何があったのか? 診察を終えたシバターを直撃! ──ケガをしたんですか? 「袈裟斬りチョップを打ったときに、右手の骨を折ってしまった……。チョップの威力が強すぎて、自分を破壊してしまうとは皮肉だな」 ──折ったのはいつ? 「1ラウンドの序盤だ。折れた後もしばらく我慢してチョップを打ち続けていたんだが、そのうち痛みに耐え切れなくなってしまった。右手が使えないから試合を決める力がなくて、2ラウンドフルのドロー判定にまでもつれ込んでしまった」
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痛そうにする橋本シバター
──しかしそんな中、水面蹴りを披露したのはすごい! 「だな。もう右手は使えないから、あれしかなかったんだ。だが俺と違って、本物の橋本は、骨を折った後に勝っている。まだまだ俺も練習不足だな」 ──ところでその黒いパンタロン、かなり忠実に再現してありますね。 「いつも特注で作ってもらうんだよ。お抱えのデザイナーがいるんだ」 ──おいくらですか? 「イチゴーだね」 ──1万5,000円? 15万円? 「150万だ」 ──今後の抱負を。 「実は会社を辞めて本物のプロレスラーになろうと思っている。もう会社にも辞表を出しており、腹を決めている」 ──どこのプロレス団体に行くつもりですか? 「このあいだ『大改造!!劇的ビフォーアフター』を見て知ったんだけど、新日本プロレスの選手寮が新しくなったそうだから、まずは新日からだな」 ──アウトサイダーにはもう戻って来ない? 「安心しろ。上から降りて行くつもりだ。新日で活躍してから、アウトサイダーに戻って来る。だから今後も見守ってくれよ」  骨は折れても心はまったく折れていないシバターであった。
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●“埼玉のリアルバイキンマン”  齊藤勇駿(埼玉・24歳)  “キング・オブ・アウトサイダー”こと吉永啓之輔を追い詰め、会場を大いに沸かせたのが、この齊藤だ。結果は判定負けだったが、「金的攻撃の減点がなければ勝っていたかも」という声もチラホラ。「畜生!」と連呼しながら引き上げて来た齋藤に話を聞く。 ──もうちょっとで大金星でした。 「判定じゃダメなんだよ! いつも俺、判定で負けたりしちゃうから、ブッ倒さなきゃ意味がないって思ってたんだけど……。あぁ、畜生! 時間無制限のケンカなら、勝てたんじゃないかな」 ──試合中、相手の吉永選手の表情は? 「苦しがってたね。明らかにイヤそうな顔してた」 ──吉永選手がダウンっぽく倒れた場面もありました。あそこに一気に畳み込むかと思いきや、様子見をしましたね。
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“ミスターアウトサイダー”吉永を追い込んでいく
「みんなに今日は冷静になれって言われてたから、いつものガツガツした感じを、ちょっと抑えたんだよね」 ──ともあれ、ナイスファイトでした。今後の目標は? 「今回、仕事が忙しくてあんま練習できなかったから、今後はぜってえ猛練習するよ。そんで吉永と、現チャンピオンのハゲ(Ryo)と、G-STEPのRYO、この3人をまとめてブッ倒してやるよ!」
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落ち着き払った表情
●“朝倉兄 神と魂”  朝倉未来(愛知・20歳)  弱冠ハタチながら、非凡な打撃センスと抜群の勝負度胸を見せる朝倉。この日は海外対抗戦に参加し、イギリス人ファイターをパンチでKO。これでアウトサイダーでの戦績が3戦3勝になった。  この朝倉、見た目が優しそうなので真面目な格闘家なのかと思いきや、実は根っからのケンカ屋であることが試合後のインタビューで判明した。 ──外国人と戦ったのは初めてですか? 「ケンカはありますけど、試合は初めてかな」 ──いつどこで、外国人とケンカしたんですか? 「2~3年前、暴走族の副総長をやってるときに、公園でやりました。向こうからケンカを売って来たから、じゃあやってやろうってことで。そのときの相手は確かブラジル人だったと思います」 ──なぜケンカを売られたのでしょう? 「俺、ケンカが大好きで、暇さえあればケンカしてたんで、きっとそいつの目に止まったんでしょう。そういうのはしょっちゅうでした。ちなみに暴走族に入った理由は、ケンカをしたかったからです。ただし、今どきの若い奴らみたいに、集団でボコリとかは絶対にやりませんよ。俺はどんなときもどんな相手でも、素手のタイマンしかやらないし、タイマンで負けた記憶はないです」 ──ケンカは何連勝? 「数え切れない。これは自信を持って言えることですけど、ケンカはこの世代では日本一……とまでは言わないですけど、それぐらいやってます」 ──相手はどこで探すのでしょう? 「地元でやればやるほど、どんどん強いのがやって来る。で、ある程度やっちゃうと、そのうち地元には相手がいなくなるから、今度は名前も知らない街にバイクで遠征に行くんです。そうすると俺は弱そうに見えるからか、よくケンカを売られるんですよ。で、『待ってました』とばかりにケンカを買って、ブッ倒す。楽しかったなぁ(笑)」
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思い切り振りぬかれた右
──今はもうやってませんよね? 「少年院に入ってから、落ち着きましたね。でも時が流れて、あるときふと思ったんです。やっぱケンカがないと寂しいな、と。それで1年半ぐらい前に、総合格闘技を始めました。それ以前から空手はやってましたけどね」 ──今日は押される場面もありましたが、最後は見事にKO勝ち。 「今日の相手は外人だけあって、パワーが強かったし、今までで一番パンチも重かった。殴られて記憶が飛びかけたのも今日が初めてでした。でも最後まで、落ち着いて戦えましたね」 ──落ち着いて戦えるのは、ケンカの場数が多いから? 「というより、自分のパンチに自信があるんですよ。当たれば誰でも倒せるという自信がある。左右どっちのパンチでも」 ──試合後のマイクでは、吉永選手との対戦希望をアピールしていましたが。 「DVDを見て、格好いい男だなと。憧れの存在ですね」 ──その吉永選手ですが、今日の試合ではヒヤッとする場面もありました。 「へえ、そうなんだ。じゃあ、たいしたことないっすね、たぶん」 ──今後の目標を? 「あのねえ、最近ねえ、チャンピオンがつまんないじゃないですか。だから俺が、強くて面白い試合ができるチャンピンになりたいですね」 ──面白い試合とは? 「打撃の試合に決まってるじゃないですか。俺、寝技もできますよ。でも、客が見たいのはそれじゃないでしょ? 本当にヤバいときには寝技も使いますけど、スタイルとしてはやっぱケンカですね。俺が次世代のミスター・アウトサイダーになるんで、期待しといてください」 outsider-yokohama_5481.jpg  5周年を迎えたアウトサイダー。世代交代の波が、徐々にではあるが確実に押し寄せているようだ。  次回アウトサイダーは、9月8日(日)に大阪市中央体育館にて開催。初の関西進出なので、注目度の高い大会になりそうだ。チケット情報、選手募集情報などは、リングス公式サイト(http://www.rings.co.jp/)でご確認を! (取材・文=岡林敬太/撮影=オカザキタカオ)

虎ナインも番記者も願う“アニキ”金本氏の「荒療治」って?

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『金本知憲引退記念メモリアルDVD 虎バンDVD 鉄人・金本知憲引退 ~ありがとう! アニキ~』(ポニーキャニオン)
 首位巨人まで3ゲーム差。リーグ戦再開後も宿敵への追撃が不可欠な阪神に、新たな“再合体”プランが浮上している。昨年までチームを引っ張り、今年から解説者になったOBの金本知憲氏だ。疲れがたまる今の時期に、虎ナインも「アニキの荒療治」を願っているようで──。  昨年、現役生活に別れを告げ、今年からスポニチ、デイリースポーツの野球評論家を軸に解説者生活をスタートさせた金本氏。 「最近では詐欺被害公判に出廷するなど、現役時代の負の遺産に足を引っ張られることも。『週刊新潮』(新潮社)とは、その一件の報道内容で係争中ですし、本来はあれだけの成績を残した選手なので、悠々自適な生活が待っていてもおかしくないと思うのですが」(スポーツ紙プロ野球担当デスク)  だが、意外にも仕事で訪れた球場では「暗いそぶりは一切見せず、むしろ檄を飛ばしまくっている」(同)という。それだけではない。やはり、アノ後輩が餌食となっている。 「新井貴浩のことです。現役時代から金本氏が、新井に絶妙なイタズラを仕掛けまくったのは有名な話。で、金本氏が引退したので、新井も周囲に『ホッとしています』とつぶやいていた。ところが、解説の仕事で球場での練習中にベンチに来ると、きまって新井をヤジりだす。この前も『送球より走塁の練習をしてください~!』『サングラスをかけてたら、曇って何も見えませんよ~!』と言いたい放題。しまいには、選手のロッカーにまで“侵入”して、新井をイジり倒す(笑)。犠牲者は出ていますが、着実に現場の空気は明るくなってますよ」(同)  今年の阪神でムードメーカー的役割を果たす選手といえば、メジャー帰りで金本氏同様、先輩の新井をイジる西岡剛と新井貴の弟・良太の2人くらい。だが、西岡は体が万全ではなく、良太は成績不振で10日から2軍落ちの状態。今の阪神を再び上昇気流に乗せるべく、引退してもこのチームは“アニキ”が引っ張ることになりそうだ。

「殴ったほうが訴える……?」横暴やまないサッカー韓国代表に、世界中から非難の目

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アジアサッカー連盟公式サイトより
 サッカー韓国代表が18日、ホームで行われた2014年W杯アジア最終予選でイランに0-1で敗れたものの、グループ2位で本大会出場を決めた。  3位のウズベキスタンとは勝ち点で並び、得失点差で1点上回っただけという、まさにギリギリの予選通過。だが、その裏で、韓国のスポーツマンシップにもとる行為が起きていた。 「韓国に勝利し、W杯出場を決めて喜ぶイランのゴールキーパーを、韓国のチームスタッフらが殴りつけたんです。暴力沙汰だけでも許されないのに、さらに韓国はイラン代表のカルロス・ケイロス監督が勝利でガッツポーズをしたことに対して、挑発的だと国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)に提訴する考えだというから、開いた口がふさがりません」(サッカーライター)  両者の諍いには伏線があった。昨年10月、同予選で韓国はアウェーでイランと対戦したが、0-1で敗戦。このとき、韓国代表に出発当日ギリギリまでビザが発給されなかったり、現地に到着後も照明のない練習場を与えられたりと、イランにさまざまな嫌がらせを受けたのだ。いってみれば、アウェーの洗礼である。その遺恨が、今回の事態に発展したのだろう。 「中東のチームと戦うときには、こうした嫌がらせは普通のこと。アウェーの洗礼は、日本代表だって受けていますよ。でも、だからって、ピッチ上で相手の選手を殴ったりしないでしょう? スポーツマンシップのかけらもない。もう論外ですよ。韓国としては、“イランの嫌がらせが原因で負けた”と言いたいのでしょうが、それが韓国の実力なんですよ。ケイロス監督の態度が挑発的だと批判しますが、韓国が日本に勝利したときの挑発的な態度はどう説明するのでしょうか? 言い分が一方的で、まったく話になりません」(同)  サッカーにおける韓国の狼藉ぶりは、今に始まったことではない。02年の日韓W杯では、開催国であるのをいいことに、露骨なホームタウン・デシジョンでベスト4をかすめ取り、世界中のサッカーファンから批判を浴びた。昨年のロンドン五輪では韓国が日本に勝利して銅メダルを獲得した際には、代表選手のパク・チョンウが竹島の領有権を主張するプラカードをピッチで掲げ、五輪スポーツに政治を持ち込むものとして大問題になった。  このときは国際オリンピック委員会から厳重注意はあったものの、最終的にパクにも銅メダルが授与された。しかし、韓国の懲りない横暴ぶりを見る限り、このときに厳罰を与えるべきではなかったかと思わざるを得ない。というよりも、スポーツマンシップを理解できない韓国には、サッカー界から退場願ったほうがよさそうである。

コンフェデ杯イタリアに大善戦で見えた、ザック・ジャパン「世界との埋めがたい距離」

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日本サッカー協会 公式サイトより
 19日、FIFAコンフェデレーションズカップのグループリーグ第2節が行われ、サッカー日本代表は4-3で惜しくも敗北を喫してしまった。これで日本はブラジルに続き2敗目となり、勝ち点の関係で最終節を待たずに、グループリーグ敗退が決定した。 「イタリアは前の試合から中2日という、日本よりも短い期間だったため、明らかにコンディション不良で出足が鈍かった。そのせいもあってか、日本は持ち味を存分に発揮して、終始、試合を優勢に進めていました」(サッカーライター)  実際、前半20分に本田圭佑がPKを決めて、先取点を奪取。続く33分には、香川真司がペナルティエリア内で鋭い反転からのボレーシュートで、追加点をゲット。前半終了間際まで2-0と、試合は完全に日本が支配していた。 「しかし、前半41分にコーナーキックからダニエレ・デ・ロッシに1点返されると、後半5分、7分と立て続けに内田篤人のオウンゴール、マリオ・バロテッリのPKでイタリアに得点され、試合をひっくり返されてしまいます。前半終了と後半開始の間際という最も失点してはいけない場面でゴールを許してしまう、日本の悪癖が一向に改善されていないことが露呈。とはいえ、イタリアが不調なだけに、この後もつけ込む隙はいくらでもあったんですけどね」(同)  疲労から足が止まったイタリアに対して、日本はさらに攻勢をかけ、後半24分に岡崎慎司がCKからヘディングでイタリアゴールを破り、同点に追いつく。その後も疲労困憊のイタリアのとどめを刺すべく、岡崎の右ポスト直撃のシュートやその跳ね返りを詰めた香川のクロスバー直撃のヘディングシュートなどで、次々とチャンスを作っていく。日本の追加点も時間の問題か、と思われた後半41分、グロッキー寸前のイタリアが一瞬の隙を突いて、セバスチャン・ジョヴィンコが勝ち越し弾を決める。そのまま試合は終了し、日本のグループリーグ敗退が決定してしまった。 「疲労で動けないイタリアに対して、日本は攻め続けて何度もチャンスを作りましたが、結局追加点が奪えなかった。一方、イタリアはフラフラになりながらも、たった一度のチャンスを決めて勝ち越し点を奪った。ここが世界の強豪国と日本との差。今回の試合を見て、内容は日本のほうがよかったと言う人がいるかもしれないし、日本のポゼッションサッカーはW杯でも通用すると言う人もいるかもしれません。しかし、そんなふうに考えているようでは、日本サッカーの成長はありません」(同)  まさに勝負の世界は紙一重。だが、その「紙一重の差」こそが、史上最強ともいわれる現在の日本代表の力をもってしてもなかなか埋めがたい、世界との距離なのではないだろうか。

「このままでは戦えない」コンフェデ杯でむき出しになる、ザック・ジャパンの手詰まり感

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日本サッカー協会 公式サイトより
 15日から開催中のFIFAコンフェデレーションズカップ開幕戦で、ブラジル代表と対戦した日本代表だったが、結果は0対3の敗戦。この敗戦に、来年開催されるW杯での日本代表の戦いぶりや、アルベルト・ザッケローニ監督の手腕が不安視されている。 「昨年の欧州遠征ではブラジルに0対4で負けているので、少しはマシなように思えるかもしれませんが、実際には数字以上の惨敗です。昨年から成長しているどころか、悪くなっています。今回の対戦は、開始3分でブラジルのエース、ネイマールにスーパーゴールを決められたためにゲームプランが狂ってしまったという言い訳もあるでしょうが、それを修正するのが監督の仕事。しかし、選手交代に動いたのが後半6分。その前の後半3分に追加点を決められて、ようやく動いた。いくらなんでも遅すぎます。しかも、負けているのにもかかわらず、司令塔の遠藤保仁を守備的な細貝萌に代える始末。挙げ句の果てには、ロスタイムに乾貴士を投入。乾は今季ブンデスリーガで結果を出していて、所属のフランクフルトでも攻撃の中心選手ですが、ロスタイムの短い時間で何ができるというのでしょうか。何がしたいのか、さっぱりわかりません。ザックの采配は、もはや万策尽きてしまった、という感じです」(サッカーライター)  実際にプレーする肝心の選手たちの戦いぶりも、ピリッとしなかった。ブラジルのプレッシャーに持ち味のパスサッカーはまったく機能せず、何もさせてもらえなかった、というのが実際のところ。 「まあ、日本のパスサッカーが強豪国に通用しないことは、昨年の欧州遠征でわかっていたことですからね。たった1年間で、著しく成長するわけがない。従って、今回の体たらくを見ても、今のサッカーでは来年の本番は戦えないということです。そこをなんとかするのが監督の手腕なのですが、ザックの手腕では無理というもの。アジアでは通用したポゼッションサッカーが欧州や南米の強豪国には通用しないというのは、10年の南アフリカW杯と同じ。当時は、本番直前の強化試合で戦術の変更が余儀なくされた。そのあおりを食って、エースだった中村俊輔が本番では突然サブに回されました。少なくとも、今回は本番1年前に通用しないことがわかったわけですから、チーム戦術や選手選考をいったんゼロに戻して、アジア仕様ではない新たなチームを構築すべきです」(同)  現在のチームの停滞感は、ザッケローニの特定の選手に偏った選考や起用によって競争原理を失ってしまったことが原因に挙げられる。コンフェデ杯を機に監督交代も視野に、入れるべきではないか。

貫禄の開幕9連勝でも「露骨な不快感」 楽天・田中マー君をイラつかせる“スコアボードの呪縛”とは

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「【オーナーズリーグ】田中将大 グレイト」(バンダイ)
 球界のエース、楽天の田中将大投手が16日、セ・パ交流戦ラストとなる阪神戦に登板。今季初の完封勝利で開幕から9連勝をマーク。昨年から続く自身の連勝も13と更新した。阪神のスーパールーキー・藤浪晋太郎に投げ勝った田中だが、その裏では人知れずあるモノにイライラを募らせ、乗り越えた上での白星だった。  同じ高卒出身の本格派投手との投げ合いを、先輩として“貫禄”で勝ち切った。1回は阪神の2番・柴田の打球処理を誤り、投前内野安打。2回は、5番・新井貴から下位打線に続くところで3連打を浴び、ノーアウト満塁のピンチ。8回も2アウトから不調の1番・西岡にツーベースを打たれた後、2つの四球を与え2度目の大ピンチに。「序盤からバタバタして苦しい投球となった。いつものことだが、好守に助けられました」と、バックに助けられながらチーム一丸で手にした勝利だと強調した。  この日は、人気球団の好打者相手に圧巻のピッチングを見せた田中だが、実は打者以外にもう1つ、戦っている相手がいた。それは、本拠地・Kスタ宮城に設置された大型ビジョン。ここに常時表示されるある成績に、不快感を示していたという。 「Kスタのビジョンは2つあり、右側にあるビジョンには、打者と投手の成績が表示されるのですが、その内容が細かく、テレビ中継を見ている感覚に陥ります。投手だとホールドやセーブ数はもちろん、ご丁寧に奪三振率まで表示。その中で、投球数という項目に田中投手が不快感をあらわにしていたというのです」(プロ野球番記者)  投球数といえば、いまやどの球場でもファンサービスの一環や、自軍のピッチャー交代時の参考として欠かせないモノ。 「ですが、田中投手にとっては球数よりその日の内容でどこまで試合に貢献できるかを重視しているようで、球数はあくまで“参考資料”程度にしか考えていない。それをマウンドから後ろを振り返った時にずっと目にするのが嫌らしく、昨年は田中投手の登板中は、一時的に表示をなくしたことも。今年もその流れでしたが、どういうわけか通常通りの表示のまま。その中で、Kスタで4勝負けなし。成績も連勝街道まっしぐらの状態なので、ゲンを担いでそのままにしていたようです」(同)  連勝を続ける裏では、“スコアボードの呪縛”とも戦い、見事勝利を収めたというワケだ。

プロ野球・阪神タイガースOBが危惧する「藤浪神話崩壊」のシナリオ

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【阪神タイガーススマホケース】背番号19 藤浪晋太郎選手
 虎のスーパールーキー・阪神の藤浪晋太郎投手が16日、Kスタ宮城での東北楽天戦で4回3分の1を投げ、3失点で降板。チームも楽天先発の田中将大を攻めきれず、3連敗で交流戦を終えた。ここ3週間ほど勝敗がつかなかった藤浪だが、早くも阪神OBの間では「藤浪神話崩壊」の寂しいシナリオを口にする者が続出しているという。  満員となったKスタ宮城。「この連戦ばかりは、普段は楽天を応援するファンが、黄色いメガホンを持ってトラキチに変身する」(地元飲食店店主)というほど熱狂的な阪神ファンが、球場の右半分を中心にジャック。楽天ファンの3倍以上のボルテージで声援を送り続けたが、右腕はその期待に応えられなかった。  序盤から多投した「変化球は良かった」としたものの、ストレートは「走ってなかった」。3回には、課題の左打者(被打率.323、右打者は.175)に痛打を食らう。外角から入ってくるカットボールを合わせられ、1番・松井稼に1塁線を突破されるタイムリー、続く好調の2番・銀次も初球の真っ直ぐをレフト前に運ばれ、2失点。5回には、藤田に同じく変化球を流されてレフト前へのタイムリー。長打のない左バッターばかりに打たれ、無念のイニング途中の降板となった。  データ通りの結果に、本人も1週間後のリーグ戦再開までに「(左打者)対策を考えたい」と力なく話したが、OB諸氏が心配するのは、高校時代から甲子園では負けないという「藤浪神話」の崩壊だ。 「今季、2つの敗戦はいずれもビジターでの試合。甲子園では負けの展開で降板しても、その後、打線が奮起し帳消しにしている。ですが、楽天打線が『内角真っ直ぐは捨て、外寄りの球を踏み込んで打つ』というお手本のようなバッティングを披露したことは、セ・リーグのスコアラーにも報告が入っている。修正能力が高い藤浪ですが、このままいけば2週間後の広島戦(甲子園)で『いよいよ甲子園での不敗神話が止まるのでは?』という見方が強くなった。そうすると、チーム全体でモチベーションを維持していた緊張の糸が切れ、ズルズルと連敗が始まるとシナリオが浮かび上がってくる」(チーム関係者)  現在、阪神は首位巨人まで2.5ゲーム差の2位。終盤まで続くであろう宿敵との接戦を制するためにも、藤浪が課題を克服する意義は非常に大きいようだ。

球界イジメにも……“問題児”だった西武・菊池雄星が必死のパッチのワケ

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【プロ野球オーナーズリーグ】菊池雄星
埼玉西武ライオンズ
 ノーヒットノーランまであと2人で夢消える――埼玉西武の菊池雄星が12日、本拠地で行われた中日戦に登板。惜しくも大記録達成を逃した。これまで問題児扱いされることが多かった左腕は、今季ここまで7勝をマーク。防御率1.41と見違える成績を残している。そんな彼が必死のパッチに働くには、ワケがあるようで……。 「そこまで先輩のマネをしなくても……」  そんな声が飛んできそうな幕切れだった。 「西武といえば、西口文也や涌井秀章があと一歩のところで同じ記録を逃し、涙をのんだ。最近では、この模様が人気バラエティ番組『怒り新党』(テレビ朝日系)の企画コーナーでも紹介されたほど。ただ、今回の場合は先輩と違って1アウトからヒットを打たれたので、まだあきらめはつきやすいでしょうね」(番記者)  これまでの菊池は、成績よりその言動が問題視されることが多かった。 「基本的にマイペースで、人の言うことを聞かない。プライベートでもそうだから、厄介なんです。また、球界を引退した某大物OBや今は別の球団で指導するコーチとのイジメ問題にヘンな形で絡んで、大騒動に。本人が新聞紙上で矢面に立たされることはありませんでしたが、現場のメディアは皆、彼が深く関わったことを知っている。それだけに『このまま未完の大器で終わるのでは』という声もちらほら聞こえ始めていました」(同)  では、過去と比べて成績がここまでズバ抜けていいのはなぜなのか?  「1つは、先述したマイペースを維持するためには結果を出すしかないと、本人がようやく自覚したことが大きい。2つ目は、いまだにボロボロの伝統ある独身寮に住んでいること。最初は、故郷の岩手と似て、自然に囲まれた埼玉の山奥に球場と寮があるので落ち着いて野球に取り組めてよかったのでしょうが、彼も今年でプロ4年目。おちおち息抜きもしにくいでしょうから、退寮を強く希望しているよう。プロの世界なので、結局これも成績で早くなったり遅くなったりするので、どちらにせよ、このペースでタイトルを取るくらいの結果を残したいのでしょう」(同)  世間は大谷や藤浪に目がいっているが、4年前の球界の“主人公”は今、こうして成長を遂げようとしているのだ。

プロ野球「統一球隠ぺい問題」ドタバタ劇の舞台裏 発覚が、このタイミングだった理由は……

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日本野球機構オフィシャルサイトより
 6月中旬のタイミングで、突如降って湧いたように取り上げられ、大騒動を巻き起こしているプロ野球の統一球の情報隠ぺい問題。12日にようやくNPB(日本野球機構)の加藤良三コミッショナーが謝罪したが、現場からは「そんなの、前から知ってるよ」と冷めた目でこの一件をやり過ごす関係者が多い。 「野球ファンはじめ、選手、球団、関係各位にお詫びしたい(中略)隠蔽するつもりはまったくない(中略)私は不祥事を起こしたとは思っていない。情報の流れが悪かった」  こう会見で語った加藤氏だったが、何を隠そう、この一大事の緊急会見を行ったのは午後8時。この日、各地では優勝賞金5,000万円を懸けたセ・パ交流戦の真っただ中。西武ドームでは、西武の菊池雄星がノーヒットノーランまでアウト2つのところだった。 「取材現場では『何がファンのためなんだ。だったら、こんな日に会見しないだろ!』とあきれ返るマスコミや関係者が続出していました」(スポーツ紙野球デスク)  今シーズン、ボールが飛び、各チームが空中戦をやっているのは素人のファンでも簡単に分かること。そこで気になるのは、「選手の反応」と「なぜ、このタイミングだったのか」という点だ。  選手の反応はさまざまだ。「飛ばないボールを経験していないので、なんとも言えない。面倒くさいことをやっているな、と思う」(オリックス・井川慶)、「いろんなことが(NPBサイドで)勝手に決まる。対話して決めていこうと話しているのに、なぜ同じことを繰り返すのか……」(阪神・新井貴浩)、「ボールの飛ぶ、飛ばないは、言い訳にしてはいけない問題」(巨人・橋上秀樹戦略コーチ)。だが、その本音を聞いてみると……。 「フラッと上がった打球の伸びが、昨年と明らかに違う。『あ、飛ぶようになったな』と大概の選手は分かり、投手もある程度は分かってたはず。広島の前田健太が『僕は違いが分からなかった』と言ってますが、あれは例外。それだけ、自分の実力に自信を持っている表れです。公式戦に入り、各チームひと回りする頃までは、対戦チームの仲のいい選手同士の間では、ずっとその手の話題が多かったのは事実」(セ・リーグチーム関係者)  そして、もう1つ気になる「タイミング」には、こんなもっともらしい話も。 「今の状況が続くことを今後、最も恐れているのは、各球団の査定担当。理由は明快で、飛ばないボール前提で投手も打者も各成績に出来高などを設定しているからです。モノが変われば当然、打者ならヒットやホームランの数も変わってくる。査定に厳しい某人気球団関係者が、非公式にNPBサイドに『いい加減にしろ!』とブチ切れたのが、今回公表するきっかけの1つになったと聞いています」(別のセ・リーグ関係者)  ボールの問題は、そのまま選手の年俸=生活に直結するモノ。それをこんないい加減な形でコロコロ変えられては、ますますファンが離れていく様子が目に浮かんでしまう。野球の世界には「一球入魂」という言葉がある。公式球のすべてに自らのフルネームを刻印している加藤コミッショナーには、選手、マスコミ、関係者から責任を問う強い声が上がり始めている。