「60億円を吹き飛ばした男……」ますます強まる楽天・嶋基宏“中日移籍”の可能性

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『おめでとう 東北楽天日本一! 』日本スポーツ出版社
 プロ野球のポスティング制度が、大筋で合意したと伝えられている。  海外FAを取得する前の日本人選手が米メジャーリーグに移籍するための、唯一の方法であるこの制度については、期限が失効した今オフに見直しが図られていたが、日米間のみならず、米国内のチーム間、日本野球機構と日本プロ野球選手会など、さまざまな立場で議論が紛糾。話し合いは暗礁に乗り上げていた。  結局、懸案だった移籍金については20億円を上限とし、選手は入札したすべての球団と交渉できるという形で落ち着きそうだという。  今オフ、ポスティング制度を利用しての米移籍を画策してきた楽天のエース・田中将大は、この条件で話し合いを進めることになる。  だが、楽天球団がこのあまりにも安い入札上限に難色を示し、田中の今オフのポスティング移籍を認めない可能性も出てきた。  また、この話し合いを主導してきた選手会長の楽天・嶋基宏と楽天球団の間にも、大きな亀裂が入ってしまったという。 「当初、田中の米移籍にかかるポスティング費用は80億円ともいわれていた。これを選手会が長引かせたことで話し合いがもつれ、結局上限20億円に落ち着いてしまった。すんなり決まっていれば80億円が楽天に転がり込むことになっていたわけですから、単純に、選手会長である嶋は所属する楽天球団から、60億円を吹き飛ばした男ということになる。それで少しは殊勝な態度を見せればいいが、今回の合意条件に『選手にとって素晴らしい内容』なんてマスコミにしゃべってますからね。上層部からの風当たりが強まることは必至ですよ」(スポーツ紙記者)  そうなると、順調にいけば来季国内FA権を取得する嶋の去就が気になるところ。一部報道では、中日ドラゴンズへの移籍が取り沙汰されているが……。 「嶋はもともと岐阜出身で、地元への愛着もある。中日としても、来季こそ正捕手は谷繁監督が兼任する予定だが、その後の正捕手は流動的。まだ28歳の嶋を獲得できれば、5年~10年は正捕手に困らない。嶋自身が谷繁監督への捕手としての憧れをたびたび口にしてきたこともあり、条件的には“ピンズド”といえる移籍になる。まずはこのオフ、楽天が嶋と複数年契約を結ぶかどうかに注目ですよ」(同)  今季、球団初の日本一となった楽天だが、田中・嶋のゴールデンバッテリーを近々に失うことになれば、黄金時代は長くなさそうだ。

取材もドタキャン……ポスティング移籍暗礁の田中マー君、イライラが爆発寸前!!

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東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイトより
 プロ野球楽天・田中将大投手が28日、都内で行われた「第42回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席。式では、グラブをかたどったトロフィーと賞金50万円を受け取った田中だったが「投手は全部三振を取れないので、(野手の方に)たくさん助けていただきました」と挨拶。時折、嶋基宏や藤田一也ら、日本一の美酒を一緒に味わったほかの楽天ナインと会話する一幕も見られた。  だが、ほかの出席者が会場前で取材対応する中、注目の的・マー君はなかなか出てこなかったという。 「報道陣が待機して30分近く経過してから、ようやく球団スタッフが田中の取材対応がない旨を伝えてきたが、理由に関しては一切ナシ。結局、ほかの楽天ナインを経由して写真撮影だけは3人揃って実現しましたが、最後の最後まで記者からの質問には応じず。タクシー乗り場へと続くエスカレーターでは、田中の前後を番記者がみっちりマークする事態になりました。辛うじて昵懇の仲である某記者にだけ対応しましたが、発した言葉は『(ポスティングの件は)知らないなぁ~』のひと言。タクシーに乗った後は、窓越しにバシャバシャとフラッシュをたいて撮影するカメラマンに『しつこいなぁ~』とつぶやき、イライラしながらその場を去った。これには、番記者連中もあきらめるしかなかったそうですよ」(スポーツ紙野球デスク)  これまで冷静さを保っていた田中だが、ポスティングシステムの“白紙撤回”が報じられ、来季残留の可能性も出てきている。不満が爆発するのも、時間の問題か。

メジャー挑戦の渡辺俊介“世界一低いアンダースロー”が、動画サイトで注目度急上昇中!

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『BBH2011 ホームランCP渡辺俊介(ロッテ)』(コナミ)
 千葉ロッテで一時代を築き、来季大リーグに挑戦すると表明した渡辺俊介投手が、球団よりもアメリカの野球ファンから注目されている。世界一低いアンダースローといわれる投球映像が動画サイトで話題となり、30万アクセスを超えるものも出ているのだ。  アメリカの人気野球サイトでは、その超低空スローが話題となり「かつて見たことがないフォーム」「こんな投げ方でホームベースに届くとは驚異」「これぞ東洋の神秘だ」といった声が多数投稿された。実際、そのフォームは芸術的。昨今は、アンダースローは肩を痛めやすいとして激減し、アメリカでは「デッドボールも多い」といわれているだけに「もしメジャーリーグでこの投げ方のまま好成績を出せば、これまでのセオリーを壊すことになる」ともいわれている。  ミスターサブマリンと呼ばれる渡辺は、バレンタイン監督時代のエースで通算87勝。日本代表の一員として2006年、09年のWBC連覇にも貢献したが、ある選手によると「あのアンダースローは下からボールが浮き上がってきて、とても打ちにくい」という。  ただ、大リーグでは通用しないのではないかという見方も少なくなく、スポーツ紙の野球記者からは「最初はそこそこいけるかもしれませんが、一度ボールの軌道が研究されれば大きく打たれやすい」という話も。 「レッドソックスの上原浩治の活躍に刺激を受けての大リーグ挑戦ですが、ここぞというときに必ず勝てるというような正確なコントロールショットではなく、マウンドが高い球場だと浮き上がるボールは投げにくいせいか、結果が出せなかったことも多かった。そういった不安定なところは、向こうでは厳しいのでは」(同)  動画の注目度が高くなっていたこともあり、まずはアストロズが獲得に前向きな姿勢を示しており、同球団のGMが「今オフの補強ポイントに救援が欲しい」として渡辺の調査に入ったことを明かした。昨年、松井秀喜や松坂大輔の獲得を検討したほど日本人選手の登用に積極的なアストロズだけに、獲得の可能性はある。交渉は代理人の団野村が一切を請け負っており、37歳のチャレンジャーは吉報を待つ身だ。 (文=ハイセーヤスダ)

ナベツネがゴリ押しする川上哲治さん再現ドラマに、局プロデューサーが“及び腰”のワケ

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「ベースボールマガジン増刊 さらば、永遠の赤バット 川上哲治 追悼」2013年12月号(ベースボール・マガジン社)
 10月28日に93歳で逝去した元巨人監督の川上哲治さんの生涯をドラマ化する話が、日本テレビ系列の制作会社から持ち上がっているという。 「企画案では川上さんの背番号から『レッド16』というタイトル(仮題)で、打者として小柄ながら得意のバッティングを習得していった過程とか、絶好調の時に『ボールが止まって見える』と言った場面、また監督時代にエース不在の中でドジャースのコーチ、アル・カンパニスの著書『ドジャースの戦法』を応用して日本シリーズを勝ち抜いた知的戦略あたりがハイライトになりそう」(同局関係者)  天才打者にして育て上手、監督としていまだに誰も打ち破れない9連覇を成し遂げた川上さんの生涯はドラマティック。打撃の神様と呼ばれた彼のバッティニングフォームは今でも少年野球で映像が教科書として使われるほどで、その技術的な部分は野球ファンにも興味深い。ただ、関係者からは「あまりやりたがるプロデューサーがいない」という話も聞かれる。 「実はこの話、読売新聞社の渡邉(恒雄)会長サイドから発案されたものらしく、楽天との日本シリーズ中、川上さんが亡くなった日に巨人が粘り勝ちしたのを見た渡邉会長が『今こそ、川上イズムを若い連中に伝えるべきだ』と日テレ関係者に言い渡したというんです。ただ、そうなると、内容に何かと口出しされる恐れがありますし、スケジュール的にも来春の開幕時に放送してくれという要望があったりで、後ろ向きな関係者は多い」(同)  また「スポーツ選手の再現ドラマは過去、視聴率が取りにくかった」という話もある。楽天が巨人を破った第7戦の視聴率(テレビ朝日系)は関東で平均27.8%、本拠地の仙台では平均44%と高かったが、それでも「若い人に川上さんの認知度が高いとは思えませんし、実は情報番組で川上さんの死を伝えたものも、あまり数字はよくなかった」と関係者。  その一方で「あのナベツネさんの指令なら、局内のポイント稼ぎとしては大きい」と、出世を当て込んで乗り気になっているプロデューサーや放送作家もいるという。 「以前、ゴールデンタイムでモーニング娘。のメンバーに渡邉会長を訪問させてヨイショする番組を企画した連中は、後に“ご褒美”をもらったって話ですし」(同)  日本テレビは「現在、オンエアの予定はわかりません」とコメントしているが、実際にこの話は、まだキャスティングすらされていない段階。日頃からナベツネの“ゴリ押し”に批判的な関係者もいるため、ドラマ化が実現するかどうかは未知数だ。

前田“デスゴール”は本当だった!? 名門・ジュビロ磐田J2降格の裏でささやかれる都市伝説

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『前田遼一 ROAD~まだ何も成し遂げていない~』
「すべての物事は、自らに返る。それは呪いも同じ」  というのは、呪いについての記述だが、それはジュビロ磐田にも当てはまってしまった。  もちろんこの呪いは、意図的なものではなかった。2007年以降、所属する前田遼一がシーズン初ゴールを挙げたチームが降格するというジンクスが生まれ、“前田の呪い”という「世界のサッカー界の10の呪い」(goal.com)がささやかれるようになった。スポーツ番組だけではなく、『やりすぎコージー』(テレビ東京系)や『おはよう日本』(NHK)などでも取り上げられるほどだ。  そんな世論に、当初は冗談めかし、「“前田の呪い”グッズでも作れば売れるかな」と軽口を叩ける関係者もいた。しかし昨年、そんな状況が一変する。西のビッグクラブへと成長していたガンバ大阪が、Jクラブ屈指の得点数をマークし、かつ日本代表の主力選手を2人抱えながらもJ2に降格してしまったのだ。原因は、“前田の呪い”にあるのでは? と多くのメディアが報じたように、この事実が“前田の呪い”を笑いごとでは済まされなくなる。 「ガンバ大阪が降格したこともあって、開幕前にJ1昇格チームに話を聞きましたけど、何節で磐田と対戦になるかを気にする関係者が増えた。皆、自分たちと対戦する前に、前田にシーズン初ゴールを決めてほしいと祈っていましたよ」(サッカーライター)  バカバカしく思うかもしれないが、実は外国ではこういった呪いに敏感だ。Jリーグの強豪チームとなった名古屋グランパスのストイコビッチ監督ですら、「絶対に前田には点を取らせるな」と指示をしていた。というのも、「スポーツはメンタルに左右される部分がある。『俺らなら大丈夫』という、いい意味での自信は必要。それが、前田にゴールを決められて揺らぐ可能性があるならば、ゴールを決めさせないことで自信を持たせることもできるということ。どのチームも前田をケアするのは、プロとして当然です」(某クラブコーチ)  そして、日本代表選手でもある前田は、各チームから徹底マークを受けることになる。そんな状況に、磐田関係者はやきもきしていたという。 「開幕してからは、“前田の呪い”というワードは禁句でしたよ。服部健二ゼネラルマネージャー(GM)が報道に自粛させていたくらいですから。前田が気にするということよりも、徹底マークに遭って、得点が奪えず、さらに勝てないことへのいら立ちでしょう」  各クラブが前田包囲網を敷いたこともあり、第6節の浦和戦までゴールが生まれず。自分のリズムでプレーできない前田は、その後も調子が上がらない。昨シーズンまでは3試合に1点は取っていたのに、今季はコンスタントに結果を残せず、スターティングメンバーから外れることもあった。エースの不調はチームに伝染する。結果、磐田は誰もが予期しなかったJ2降格という結末を迎える。  まさに、呪いが自分たちに返ってきた格好だ。呪い、恐るべし。  ……と締めくくりたいところだが、実際は服部GMの先見の明のなさだというのは、サッカーファンの間では周知の通り。2011年に生え抜きを一掃したことで、強豪の雰囲気がなくなった。残留争い真っ最中に、磐田のアドバイザーである名波浩氏が、「セレッソ大阪監督就任へ」という報道が出るのも、愛想を尽かしたゆえんといわれている。  磐田の経営陣が行った大リストラが、結果的にJ2降格という形で自分たちに返ってくる。「すべての物事は、自らに返る」とは、よく言ったものだ。

「Kスタ開催を受け入れたばっかりに……」プロ野球・巨人が日本シリーズで大損したワケ

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 第7戦までもつれた今年のプロ野球日本シリーズは、大方の予想を覆し、星野仙一監督率いる東北楽天ゴールデンイーグルスが巨人を破り、球団創設9年目にして初の日本一に輝いた。  両チームのナインの中で最も注目されたのは、今シーズン24連勝の成績を残し、今オフの大リーグ移籍が確実視されている楽天のエース・田中将大。第6戦では完投したものの敗戦投手となり、昨シーズンからの連勝記録が30でストップしたが、各スポーツ紙の1面は田中の敗戦一色。おまけに、最終戦までもつれ込んだことで、第6戦、第7戦を開催した楽天の本拠地・Kスタ宮城の周辺には多大なる経済効果がもたらされた。 「楽天の本拠地の観客席数は、増設したスタンドも含めて2万5,000人程度。ところが、これまで、日本シリーズの開催球場の条件はキャパ3万人以上が基準となっていたため、巨人の本拠地・東京ドームと、Kスタ以外のほかの球場での開催が検討された。ところが、楽天は東日本大震災の復興のシンボルであることからも、地元のファン感情などを考慮し、半ば特例のような形で開催されることが決定した」(プロ野球担当記者)  自他共に認める球界の盟主である巨人ならば、Kスタ開催に“待った”をかけることもできたはず。あっさりKスタ開催を受け入れたのは「田中に1敗したとしても、東京ドームで開催される第4戦、第5戦までに決着がつくだろうと巨人の選手も首脳陣も楽天的に考えていた」(同)という。だが、Kスタ開催を受け入れてしまったため、儲け損ねたようだ。 「両チームの選手に対する日本シリーズの分配金は、第4戦までの入場料収入から経費を引いた約3割が、勝ちチームに6割、負けチームに4割の割合で分配される。ところが、入場者数はKスタの2万5,000人に対し、東京ドームは4万5,000人で、もともと平等に分配したとしても、楽天のほうが利益が多く、巨人は損をしている。楽天は日本一になった上に、割のいい分配金をゲットして丸儲け。対する日本一を逃した巨人は損しただけだった」(球界関係者)  シリーズ後の巨人の話題といえば、小笠原道大と谷佳知が戦力外となるなど、チームのムードは沈みっぱなし。来年は日本一奪回が至上命令となりそうだが、日本シリーズの相手も観客動員数の多い本拠地のソフトバンクや北海道日本ハムが望ましいに違いない。

「あの女の子、いったい誰だ!?」プロ野球・楽天のビールかけTBS中継に現れた謎の美人アナ

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TBC東北放送 公式サイトより
 球団創設9年目で初の日本一となったプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルス。リーグ優勝、日本一になったお楽しみといえば、やはりビールかけ。その取材現場で活躍した若い新人女子アナに、楽天ナインやキー局関係者から注目が集まっているという。  9月26日、東京・立川のホテルで行われたリーグ優勝でのビールかけ。歴史的な現場には、テレビキー局のエース級女子アナが投入されるのはよくあること。 「あの日も、フジの宮澤智アナ、テレビ東京の秋元玲奈アナ、NHKの杉浦友紀アナらが会場で選手に取材していましたが、TBS系列だけは見慣れない若い女子アナが孤軍奮闘していたんです」(在京キー局スポーツ番組プロデューサー)  また11月3日に巨人を倒して日本一になった後のビールかけ現場でも、他局は在京キー局の女子アナたちが押し寄せたが「TBSだけは同じ女の子が張り切って、うまくリポートをしていた。あとで聞いたら今年4月に入社したばかりの新人女子アナということで、みんなビックリしていたんです」(同)。入社わずか半年足らずでドデカい現場に投入されたこの女子アナ、いったい誰なのか!? 「TBS系列で仙台にある東北放送の袴田彩会アナです。出身は静岡で、青山学院大卒業後、今年入社しています。姉は、Gカップのグラビアアイドル・葉加瀬マイで、楽天の球場にも熱心に顔を出していました。夏には、今後ブレークしそうな美人女子アナ代表として『週刊プレイボーイ』(集英社)に掲載されたため、女子アナマニアの間では、密かに注目されていました。今秋からスポーツ番組に抜擢されると、いきなり歴史に残るビールかけの現場を担当。地元では、ジョーンズ選手に通訳なしで質問するも、答えを訳せずそのまま放送したため、現場でイジられたりもしたようですが、愛嬌のよさと度胸はピカイチで、いま注目度が上がってきています」(女子アナウォッチャー)  もっとも、今回の抜擢には「TBS側が『地元局の若い女子アナをリポーターとして使いたい』という考えから実現したそう。それだけに、地元・仙台出身でスポーツキャスターをやっている佐藤渚アナらが、局内でかなり悔しがっている姿を見た者もいたようです。ただ、大舞台でも物おじしない袴田アナの今後に注目するTBS関係者も多いようですよ。楽天ナインの中でも、取材する女子アナが少ない中で『よく話したことはないけど、笑顔が素敵なかわいい子』という認識で、若手選手を中心に一気に人気度がアップしているようです」(TBS関係者)  ちなみに、ニックネームは名物・牛タンと自身の名前を引っかけた「ヤエタン」。かめばかむほど味が出る女子アナへと成長してもらいたいものだ。

日本一でもブチ切れる楽天“闘将”星野仙一監督が、マスコミに総スカン

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『星野仙一物語~夢のかじりかけ~』(ポリドール映像販売会社)
 11月3日、球団創設9年目で初の日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルス。7戦までもつれ、憎っくき読売ジャイアンツを倒した星野仙一監督は試合後、「東北の子どもたち、被災者のみなさんに勇気を与えてくれた選手を褒めてやってください!」と興奮気味に話したが、その裏ではまたしても日本一にふさわしくない“ブチ切れよう”だったという。  3-0とリードした9回、絶対的エース・田中将大が登板し、最後のバッターを空振り三振で抑えゲームセット。無数の白い風船が飛び交う中、ナインたちはマウンドに駆け寄り抱擁。時折、強い雨が降るグラウンド上で自身初の日本一の栄冠をゆっくりとかみしめた指揮官は、東北の夜空に9回舞った。  ところが、だ。事件はその直後に発生した。シリーズの各タイトルの表彰後、記念の写真撮影を行う段取りになったのに、敢闘賞を受けていた巨人・長野久義がいなかったのだ。 「ちょうど同じタイミングで、原辰徳監督を先頭に巨人ナインは、詰めかけたライトスタンドのジャイアンツファンのところへ行き、頭を下げていた。ここに長野が勝手に参加してしまい、撮影に穴があきそうでした。これに指揮官が『おい、いつまで待たすんや!』と、スタンドに残ったファンにも聞こえる声量で大激怒。結局はWBCの宮崎キャンプの時も報道陣からクレームが殺到した、NPBのダメ広報担当者のまずい仕切りが原因なのですが、慌てて戻ってきた長野は星野監督に平謝り。それでも、機嫌は悪いままでした」(スポーツ紙プロ野球デスク)  その後、共同記者会見→ビールかけ→テレビ各局の番組出演をこなした星野氏。だが、ここでも報道陣に「あー、なんでこんなたくさん人がおるんや!」と怒りMAX。一挙手一投足を追う番記者たちに「おまえら、ジャマや!」と、まったく冗談でない鬼の形相で蹴散らした。それでも、野村克也元監督が出演した『S☆1』(TBS系)では、ニコニコした笑顔で対応したが、“被害”を受けたマスコミ陣からは総スカン。 「マスコミ陣は、今にも殴られるんじゃないかって、ビクビクしてましたよ。日本一の“おめでたムード”も一瞬で冷めてしまった」(前出デスク)  シーズンを通して追い続けた記者たちは、「一緒に喜びたかったのに」(同)というのが本音だっただろうに……。

楽天マー君、メジャー移籍前に“酷使”のツケ「入札金が10億下がる!?」

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『田中将大―ヒーローのすべて』(北海道新聞社)
 シーズンで無敵の24勝を記録し、日本シリーズでは巨人に1敗を喫しながらも、最後は胴上げ投手としてチームを日本一に導いた東北楽天のエース・田中将大投手。今季オフ、メジャー移籍が確実といわれているが、ポストシーズンでの“酷使”に、関係者から非難が集まっている。  日本シリーズ第6戦。日本一に王手がかかった試合で登板したのは、やはり田中。この試合まで、今シーズン全試合で黒星なし。 「いつか負けるだろうとみんな思っていたけど、とにかくすべてにおいてレベルが違いすぎた」(スポーツ紙プロ野球番記者)  だが、この日は慎重さが悪いほうに出た。得意のスプリットを初回から多投。握力が弱まってもなお変化球に頼り、ロペスにホームランを打たれるなど4失点し、敗戦投手に。160球を投げる完投負けだった。  翌日、「世紀の一戦」と称された第7戦には、7回あたりからブルペンで調整を始めて9回のマウンドへ。15球を投じて、強力な巨人打線をねじ伏せ、胴上げ投手となった。 「6戦目での続投、7戦目の登板も、星野監督はしきりに“田中が志願した”と強調していましたね」(同)  だが、よく考えれば来季メジャー移籍が大前提の田中が、自ら酷使を「志願」するとは到底考えにくい。取材を進めると、やはりウラがあった。「マーくんは大事な舞台で、完全に“使われた”んです」と話すのは、ある球界関係者。 「今回の日本一胴上げ登板を元監督・野村克也さんは『昔かたぎの芸当だ』とコメントしていますが、要は星野仙一監督の描いたシナリオに主演で使われた、というだけ。それは当然、今オフの指揮官の年俸はもちろん、編成面や予算への口出しの武器にもなるわけです。9月のリーグ優勝時、星野監督は1年間のねぎらいを込めて、田中を9回のマウンドに送った。ところが、メディアがこれを予想以上に取り上げ、大反響を得られた。これに味を占めた指揮官が、CSのファイナルステージでも日本シリーズでも、田中の考えを半ばスルーして使ったんです。田中からすれば、報道陣から『志願登板か?』と聞かれれば、“イエス”の答えを出さざるを得ない空気になってしまいました」(同)  となると、気になるのは酷使した今シーズンの「代償」である。 「近日中にも、日米間の新たなポスティングシステム(入札制度)発表が控えているようですが、現場で言われているのは入札価格が下がったり、契約条件の中に、メジャー球団側がリスク回避の条項を入れる可能性が高まっているということです。そうなると結局は、本人も、入札金を受け取る球団側も損することになりますね。今回の酷使で、入札金が5~10億下がるという見方もあるくらいですよ」(同)  来季に目をやれば、田中同様、ポストシーズンでフル回転させられたルーキー・則本昂大もいるが、「絶対に肩や肘の故障などが出るだろう」という見方がもっぱらだ。こんなことをやっていては、来季はBクラスに逆戻りしてしまうかもしれない。

『THE OUTSIDER』大阪大会での“乱入事件”演出説を前田日明が完全否定

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会見に臨んだ前田日明代表と久保健一郎弁護士
 「過去も現在も未来も、反社会的勢力との関わりは一切ない!」――リングス代表・前田日明(54)が28日、顧問弁護士とともに記者会見を開き、先月8日に行われた主催イベント『THE OUTSIDER第27戦~初・大阪大会』で起きた“乱入事件”について言及。一部で報じられた「演出説」を完全否定するとともに、今後もクリーンな運営方針で不良の更生をバックアップしていくことを誓った。  会見場となったのは、東京・渋谷にあるリングス本社内のワンフロア。マスコミ各社のほか、警察関係者も見守る中、前田はまず、次回大会の会場と日時が変更となった理由を説明した。 「このたび、THE OUTSIDER第28戦の開催会場が、大阪市中央体育館から、なみはやドーム・サブアリーナとなり、日時も12月8日(日曜)となりましたことをご報告いたします。変更した経緯につきましては、前回、大阪市中央体育館にて執り行われましたTHE OUTSIDER第27戦で起きた一連の問題が少なからず影響したものと言えます」  「一連の問題」とは、会場に複数の暴徒が乱入したため警察が出動、その影響で大会が1時間ほど中断した事件のことである。その後、リングスからも警察からも何も発表がなかったため、さまざまな憶測を呼び、複数のメディアが「大会を盛り上げるための演出だったのでは」などと報じた。これについて、前田は以下のように否定したのだ。 「各種報道で取り上げられているような内容は事実誤認、あるいは事実以上の話であり、弊社ならびに弊社関係者が何者かと共謀した上での演出・パフォーマンスであるといった事実はございません。前回会場の大阪市中央体育館をはじめ関係者の皆様には一連の出来事でご迷惑をおかけしたことに加え、憶測をもとにした過剰な報道の影響もあり、予定していた次回大会同日に同会場で行われる他のイベントとの兼ね合いを懸念なさった大阪市中央体育館からの要請を受け、使用を辞退することとなりました」  その後、関西地区で代替の会場を探した結果、なみはやドーム・サブアリーナが候補に挙がり、交渉の末、使用許可が下りたという。次回大会は「これまで以上に警備を強化し安全に配慮する」と約束した前田は、「THE OUTSIDERは地下格闘技ではなく、健全かつ純粋な格闘技興行として青少年育成あるいは元不良少年の更生を念頭に置いて運営している」とその位置づけを改めて表明し、以下のように結んだ。 「よって前田個人およびリングスは、過去も現在も、反社会的勢力との関係は一切ございませんし、また今後もそういう関係は一切持ちません。リングスは今後も一企業としてコンプライアンスを徹底し、警察並び各省庁の指導の下、しっかりと法令を遵守し、今まで以上に安全かつクリーンな大会運営を行って参ります」 IMG_5957_.JPG  その後、次回大会の見どころを簡潔に紹介してから、記者との質疑応答に入った(質問によっては顧問弁護士が回答)。 ――前回大会の乱入事件は、何が原因で起きたのか? 顧問弁護士「事実関係につきましては、警察に一任しているので、詳細はお答えできません」 ――「過剰報道」とのことだが、どこが事実と異なるのか? 顧問弁護士「これも警察に一任にしているため、お答えいたしかねます」 ――前回の大阪大会に参戦した“Dark翔”ことダルビッシュ翔選手が先日、傷害容疑で捕まりました。これについて思うことは? 前田「正直、複雑な気持ちでニュースを見ましたが、本人にやる気があるのなら、いつでも受け入れる準備と用意はあります。ただ、自分が何かをやることで家族を巻き込むこともあるので、本人もそのへんの自覚を持って、普段の生活からよく考えてやってもらいたいです」  ここで質疑応答は終わったが、前田はその後、自らこう語り始めた。 「今回こういうことがありましたが、今後も関西ではやり続けていこうと思います。自分個人の経験を踏まえて言うと、関西という場所は反社会的勢力とヤンチャな子たちとの距離が近すぎるんですよね。自分も若い頃、反社会的勢力からスカウトされかけたことがありますが、たまたま18歳でプロ格闘技の世界に入ったため、まともになれた。今50歳を過ぎて、なぜ自分がこの世界にいるのかを考えると、かつての自分と同じような境遇の子たちに救いの手を差し伸べるためなんじゃないか、これをライフワークとしてやるためなんじゃないか、と感じます。今回の大阪の件を通じて、手を差し伸べなきゃいけない子たちは関西にもっとたくさんいるんじゃないかと強烈に感じました。だから今後は関西でも頑張ってやり続けたいです」  そして最後にもう一度、「自分は過去も現在も未来も、反社会的勢力との関わりは一切ありません。そういう世界に行きそうな子をなんとか助けたいと念じております」と強調し、会見は終了となった。    THE OUTSIDER出身の元不良が、芸能、アパレル、ジム経営など各分野で活躍している実績もあるだけに、前田の“関西更生プロジェクト”に寄せられる期待は大きい。その第二弾となる次回大阪大会の詳細はリングス公式サイト(http://www.rings.co.jp)でご確認あれ。また、THE OUTSIDERを題材にしたドキュメンタリー映画『タイトロープ~アウトサイダーという生き方~』(http://www.andes-film.jp/tightrope/)も11月9日(土曜)より公開なので、そちらにも注目だ。 (取材・文=岡林敬太)