ロンドン五輪男子ミドル級金メダルの東洋太平洋・日本同級1位の村田諒太が22日、中国・マカオでプロ3戦目を行い、世界戦挑戦経験もあるブラジルのカルロス・ナシメントと8回戦で対戦。試合序盤から攻め立て3回にダウンを奪うなど4回43秒でTKO勝ちし、プロデビュー後の戦績を3戦3勝3KOとした。 「村田にとっては海外デビュー戦となったが、興行を主催したのは村田が契約する米・トップランク社。同社のボブ・アラムCEOも観戦する“御前試合”とあって負けられない戦いだったが、課題だった左ジャブがよく出ていて、攻防で横の動きも使えるようになるなど、前回の試合よりもかなりレベルアップしていた」(ボクシング担当記者) 次戦4戦目は5月末か6月に国内で、5戦目は9月にシンガポールで行う予定だというが、村田の試合をプロモートする帝拳ジムの本田明彦会長は各スポーツ紙に対し「村田は頭がいい。練習の成果を試合で確実に出す。1試合で5試合分の経験は積んでいる」とコメント。最短で来年末の世界挑戦を視野に入れるというが、このところ、村田にとっての不安要素がささやかれ始めている。 「アマチュア時代は自己流で強くなっていた村田だが、プロ入り後、トップランク社と契約したことで最高の練習環境を与えられた。専属トレーナーとして、これまで数多くの世界王者を育て上げたキューバ人の名伯楽イスマエル・サラスと契約。二人三脚で“プロ仕様”のファイティングスタイルを作り上げてきて、右ストレートを打つ時に肘が上がる村田の癖もほぼ修正されている。あとは、先日の試合で見せたような横の動きなど、ファイトスタイルを練り上げるだけだが、このところ、本田会長が村田に“技術指導”し始め、サラスと正反対のことを言ったりするので、悩みの種になっているようだ。村田の所属は三迫ジムだが、実質的なマッチメイクは帝拳にしてもらっているので、日本ボクシング界のドンとも呼ばれる本田会長の機嫌を損なうことはできない」(事情通) 世界王者を獲得するためには、さまざまな“大人の事情”にもうまく対処しなければならないようだ。『メダリストへの道―五輪に挑むボクサーたちの肖像』(石風社)
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「かつては強引に擁護していたが……」ボクシング亀田三兄弟とデイリースポーツ“完全決裂”のワケ
事実上の追放処分となっているプロボクシングの亀田ジムが、デイリースポーツ紙の記事に対し、抗議の内容証明を送っていたことが分かった。 同紙の関係者によると「どの記事に対して抗議が来たかは明かせませんが、今回の処分を含めて、亀田兄弟の問題行動を指摘したもの」だという。同紙は、長く亀田兄弟の興行を後援してきた、いわばスポンサーのような立ち位置にあった新聞だけに、驚かされる事態だ。 2006~07年には週1で亀田兄弟の特集ページ「週刊亀田新聞」を連載、07年10月に次男・大毅が内藤大助との試合で度重なる反則を行った騒動では、他紙の亀田批判記事とは真逆のトーンで「内藤のクリンチとバッティングに序盤からいらだちを隠せず、何度もレフェリーにアピールした」と、まるで内藤が反則を繰り返したから大毅が反則し返したかのような、強引な亀田擁護を展開していたほどだ。 亀田兄弟に対するバックアップ姿勢は長男・興毅のデビュー当時からで、興毅がタイで修行したときには「チャンピオンクラスの選手とのスパーリングで圧倒していた」という記事を掲載。だが、これは後に現地のタイ選手たちから「まったくのウソだ」と否定する声が上がった。 「あくまで練習なのに、興毅が試合さながらのムキになった姿勢でやるものだから、タイ人が怒って本気でやり返した結果、興毅がかなりやられてしまった、と多くの人が証言していました」と前出関係者。当時、こうした記事を書いていたのはアマボクシング経験を持つ木村直樹記者だったというが「彼は個人的に亀田兄弟に入れ込んでいて、反則騒動で亀田に処分が下った際も、『内藤に処分はないのか?』という質問をして周囲のひんしゅくを買ったり、亀田批判を書いたフリーライターをにらみつけたりしていた」という。 このように、当時のデイリーは会社としてだけでなく、熱狂的な亀田ファンとなった記者による過剰なまでの入れ込みぶりだったようだが、前出関係者によると「その後、木村記者は亀田兄弟への傾倒から、ついには会社を辞めて亀田ジムのスタッフに転身した」という。 「一時は試合でもセコンドについていたほどですが、実は少し前に辞めてしまったんですよ。木村記者が親しくしていた別の記者から聞いたところでは、自分よりずっと年下の三男・和毅から『ヨーグルト買ってこい』などと、使い走りのようなことをさせられていたことに我慢できなくなったそうです」(同) 蜜月関係が終わってしまったのか、ここ最近のデイリースポーツは一転して亀田兄弟への厳しい記事が見られるようになり、昨年12月には「問題を起こすのは決まって亀田兄弟 来年こそ健全な話題提供を」というタイトルで、亀田兄弟を「試合の数だけ問題が起こる」とし、試合中継の視聴率が以前より急落したことなども伝えている。その結果、内容証明までも届けられたわけだが、前出関係者によると「いま亀田兄弟に一番入れ込んでいるのは、TBSの北村公一郎プロデューサー」だという。 現在、TBSは亀田兄弟の中継を継続するかどうか協議中だが、北村プロデューサーは継続を猛プッシュしているといわれる。亀田ジムは木村記者のみならず前会長や現マネジャーらもテレビ界から引き抜かれた者たちで、こうしたメディア関係者の抱き込みは亀田家特有の戦術なのかもしれない。 (文=和田修二)
苦戦強いられる本田圭佑に光明「突破のカギは、カカとのコンビネーション」
本田圭佑が、やっと“らしさ”を取り戻してきた。デビュー戦となったサッスオーロ戦がウソのように、ミランでの試合を重ねるたびに孤立していった本田。トリノ戦時には、試合途中にカカがセードルフ監督に進言したのか、二人が話し合った後から、本田はタッチライン沿いばかりを走るプレーに終始することになる。間違いなく、セードルフ監督から、「ワイドに張ってくれ」という指示があったと思う。ここが分岐点になった。 続くボローニャ戦も、トリノ戦同様に、右サイドで張ることに。本田がボールを持っても、味方選手との距離が遠く、コンビネーションで崩せない。それでもなんとかドリブル突破しようとするが、逆にボールを奪われてしまう。パス成功率は高いものの、局面は打開できない。そのプレースタイルに、途中交代時にはサポーターからブーイングが浴びせられた。 プレーと比例するように、日本の情報番組でも本田が取り上げられることは減っていき、話題はソチ五輪へと移っていった。 そんな苦境に立たされた本田に、光明が見えてきた。カカ不在のサンプドリア戦で、躍動したのだ。開始6分、中盤で二度ボールを受け、パッツィーニにふわりとしたスルーパスを送り、チャンスを作る。さらに、11分にはクリアボールを拾い、右サイドに展開。そこからゴールが生まれた。26分にも中盤でボールを受けると、絶妙なスルーパスを送り、58分には本田のCKが追加点を生み出した。 今までの試合との違いは何かといえば、本田のプレーエリアだろう。ポジション自体は定位置である右サイドだったが、タッチラインに張るというよりは、タッチラインから中央に絞り、そこでボールを受けて、チャンスを演出した。中央に位置することで、右サイドバック、ボランチ、トップ下と近い距離感でプレーすることが可能になり、少ないタッチ数でのプレーが増える。それにより、本田はもちろん、ミランにもリズムができた。そのリズムの良さが、本田の守備にもあらわれていた。 セードルフ監督は試合後の会見にて、 「本田がいつも右サイド? 私はあそこで彼はいいと見ている。彼には素晴らしいクオリティーがあり、相手を大きく苦しめた。クオリティーのある選手は、ほぼすべての位置でプレーできる。ポジションに関する問題はない」(ミラン公式ホームページより) と評したが、的を射ていると思う。 だが、「すべての位置でプレーできる」の間に、「すべての位置で“動きながら”プレーできる」というワードが入る。右サイドのエリアに固定するだけでは、本田が本当の意味で“プレー”するのは難しい。本田が今後も輝き続けるためには、中央でプレーするカカとの関係性が重要になる。ブラジル人は親日家が多く、本田とカカもプライベートでは良い関係を築けているようだが、試合中にカカに自身を意識させるには、やはりゴールという結果が必要になってくる。本田も、それは重々承知しているはずだ。 (文=石井紘人@FBRJ_JP)
終わらないソチ五輪“罵り合い” 韓国「ヨナ採点」紛糾の裏で、中国国内の反韓感情が過熱中!
ソチ五輪女子フィギュアで銀メダルに終わったキム・ヨナへの採点をめぐり、韓国で疑惑追及報道が過熱している。 ヨナはショートとフリーで計219.11点を獲得したものの、地元ロシアのアデリナ・ソトニコワが224.59点をマークしたため、銀メダルに終わった。ソトニコワがジャンプを1回失敗したのに対し、ヨナはほぼ完璧な演技。当然、韓国内では「採点がおかしい」「ロシアびいきだ!」との声が噴出し、新聞は1面で「キム・ヨナの金メダルは“盗まれた”」と大々的に報じた。 インターネット署名サイト「Change.org」では「ソチ冬季オリンピック女子フィギュアスケーティング審判判定に対する調査と再審査を促す」という題目で、署名運動が本格化。半日で150万件が集まる過熱ぶりとなっている。 だが、国際オリンピック委員会(IOC)は22日、韓国側の申し入れを拒否。アダムズ広報部長は22日の記者会見で「採点の再検討はしない。(審判団は採点の)厳格なルールを持っている」と述べた。 それでも韓国メディアは判定が覆るまで、採点疑惑を追及していく構えのようだ。 一方、政治面では韓国とガッチリ握手を交わしている中国で、今回の五輪をきっかけに反韓ムードが高まっている。15日に行われたスピードスケートショートトラック男子1000m決勝では、中国の武大靖が韓国のシン・ダウンに接触されてメダルを逃し、同日の女子1500m決勝でも、中国の李堅柔と米国選手が韓国のキム・アランの転倒に巻き込まれた。 これに、中国メディアの網易体育は「中国の選手が何度も韓国選手に妨害されているが、こうした卑劣な妨害は過去にもあった」という記事を掲載。08年のワールドカップ(W杯)で中国の周洋が韓国選手に押されてコースを外れ、頸椎を損傷したことや、10-11年シーズンのW杯男子500mでも、中国の韓佳良が韓国選手に妨害された挙げ句、同選手のスケート靴の刃で腹部を負傷したことを列記した。ついには、ネット上に12-13年シーズンのW杯女子1500mの試合直後、選手が休憩する中、上位に入れなかった韓国選手が2位に入った中国の李堅柔に近づき、腹部を殴ったとみられる写真が出回る事態に……。 中国では日に日に反韓感情が高まっており、ネット上では「韓国人は卑劣だ」「負けを認めることを知らない」と大ブーイングだ。現地取材するスポーツ紙記者は「ソチでも韓国はズバ抜けて不人気でしたね。浅田真央への過熱取材もそう。女子500mで韓国選手を転倒させてしまった英国のアリス・クリスティのTwitterには、韓国のネットユーザーから『 韓国人は永遠に許さない』など、悪意ある書き込みが集中。クリスティはアカウントを削除してしまいました」と話す。 次の冬季五輪は2018年に韓国・平昌で行われる。それまでには幾多の遺恨を解消し、“平和の祭典”となってほしいものだ。『キム・ヨナ~銀盤の妖精』(ユニバーサル ミュージック クラシック)
プルシェンコ、クワン、クリスティ・ヤマグチも……浅田真央“ラストダンス”にレジェンドから絶賛の嵐

Twitter / EvgeniPlushenko
「トラブルあれば視聴率上がる」それでもTBSは、ボクシング亀田戦中継を“継続”決断か
プロボクシングの亀田兄弟の所属ジムが、日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンス失効処分を受けた一件。これまで試合を放送してきたTBSは、今後の中継について「協議する」としているが、こんな状況でも局内には「放送継続」を強く推す一派がいるという。 「何度トラブルがあっても亀田と一蓮托生でやってきたボクシング番組の制作班は、“自分たちだけが亀田と率直に交渉できる絆がある”という自負があって、今後も放送継続を強く主張している。過去の視聴率では、亀田がリング外でトラブルを起こせば起こすほど数字が上がったという事実もあって、今こそ放送すべきだと言っている人もいますね」(TBS関係者) 今回、亀田ジムが処分された問題は、世界タイトルマッチで「負けても防衛」となることを亀田側が知っていながら周知させなかったことの責任が問われた。TBSでもフリップを表示させて「負けたら王座は空位になる」としていたが、実際には「負けても防衛」だったため、TBSも騒動の被害者になった。だが「それでもボクシング班の“亀田寄り”は変わっていない」と前出関係者。 「ほかの部署からは正直『もう亀田なんて切ればいいじゃないか』という声も多いんですが、当のボクシング班は『まだ数字は取れる』という話を盾に、放送継続の姿勢を変えていないですね」(同) 現時点では、亀田兄弟は国内では試合ができず、海外に出るしかない状況だが「ボクシング班は昨年、フィリピンや韓国で亀田の試合を中継している実績がある。今年は三男・和毅が次のタイトル防衛戦について、開催地を「日本かアメリカ」と発表しており、その中継は絶対にTBSでやるべきだと意気込んでいた」と同関係者。 ただ、亀田兄弟の放送継続には、CMスポンサーが難色を示すのではないかと危惧する声もある。広告代理店の関係者によると「もしいま厳しい処分を受けた亀田ジムをTBSがバックアップした形になると、世間の反発があるのは間違いなく、それがもしスポンサーに向くことがあれば一大事」だとする。 それでも亀田側には策があるというのが、前出TBS関係者の見立てだ。 「実は、亀田兄弟の父、史郎さんと親しい関係にある芸能プロダクションの会長が、亀田兄弟のタレント活動を活発化させようと業務提携を検討中なんです。この芸能プロはタレントのゴリ押しも得意ですし、妹の姫月をAKB48関連メンバーに入れようというプランもささやかれています。この芸能プロは大物タレントも所属していますし、亀田の売り出しに動くとなれば、表立って反対の声を上げにくくなるTBS役員も少なくないですよ」 実は最近のテレビ界では、この芸能プロが各局の情報番組などに非公式ながら「亀田兄弟のゴシップを扱うな」という通達をしたというウワサもある。ボクシング界から追放された亀田兄弟だが、いまだ商品価値は高く見込まれているのだろうか? (文=和田修二)亀田三兄弟 公式サイトより
「今年中に借金を清算して……」阪神“次期監督”もくろむ掛布雅之の微妙すぎる立場
プロ野球・阪神タイガースの掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(DC)が先日、沖縄・宜野座球場をベースにキャンプ中の阪神1軍の視察、指導を行った。森田一成、今成亮太、伊藤隼太ら“掛布チルドレン”を中心に熱心に指導した掛布氏だが、関係者の間では「活躍すればするほど、微妙な立場が露呈する……」と、半ばありがた迷惑的な存在になりつつあるようだ。 13~16日までの4日間、沖縄入りした掛布氏。かつて、3度のホームラン王に輝いた“ミスタータイガース”は、最終日の練習試合終了後、報道陣に囲まれ「キャンプのMVP? 森田? いや、今成やろ!」と、外野からサードにコンバートされる今成の名を挙げ、ベタ褒め。さらに、 「鳥谷(敬)が元気なのが、印象的でした。チームを引っ張っていこうという意識が、かなり強いんじゃないかな、と。(昨年の)秋季キャンプで見た選手は、これから。精いっぱい、自分がやってきたことをやればいいと思う」 と話した。9年ぶりのリーグVを狙う阪神。掛布DCの効果で、野手陣の底上げに成功すればファンもチームも納得するが、そうなればなるほど、くだんの“肩書”が邪魔をする。 「同郷出身の先輩・中村勝広GMのお墨付きで起用されたのですが、背番号やユニフォーム姿を見られないのが物語っている通り、球団的には今でも微妙な立場に立たされている。掛布氏が結果を出せば出すほど、球団内の“反掛布派”から『なんであんな奴の手柄が増えるんだ!』とやっかみも出る。掛布氏がコーチに専念できない理由は2つ。破産寸前に追い込まれて借金返済が最重要課題のため、球団サイドがリスクを背負いたくないのと、これまで通り解説や評論の仕事をできる立場にしておかないと収入源が断たれるからです」(スポーツ紙プロ野球デスク) 一気に借金を返済するには「今季限りとささやかれている和田豊監督の後任に滑り込み、1億円以上の年俸をもらう」のが最も近道とされるが、その日が来るまで掛布DCのグラウンド外の苦悩は続きそうだ。【プロ野球オーナーズリーグ】掛布雅之 阪神タイガース レジェンド(バンダイ)
反則指示・罵声・恫喝で追放中だった亀田三兄弟の父・史郎氏、ボクシング界復帰熱望も……
「これで史郎さんの業界復帰は絶望的になった……」 プロボクシングの亀田兄弟が所属する亀田ジムが2月7日、日本ボクシングコミッション(JBC)からライセンス失効の処分を受けたことで、兄弟は日本国内で活動の場を失った形となっている。これについて、ある首都圏のボクシングジム会長は「永久追放されている父親・亀田史郎氏の復帰の道が完全に閉ざされた」と話す。 昨年12月、次男・大毅が試合に負けても王座防衛となった問題で、史郎氏はマスコミの取材を受けた際「JBCは日本の恥」などとJBC批判を展開。前出ジム会長は「復帰を後押ししていたジム会長は数名いたが、これでもう不可能になった」と話す。 聞けば、史郎氏は指導者として表舞台に復帰することを切望していたという。 「史郎さんはあの一家の中で一番の目立ちたがり屋だから、裏方でいるのは我慢ならないんだよ。それで親しい関係者に『俺の復帰を認めさせろ』と指示しており、水面下で動いていた」(同) 史郎氏は2007年、大毅の世界タイトルマッチでセコンドについていたが、リング上で相手陣営に罵声を浴びせたり、反則行為を指示するなどの問題行動で、セコンドライセンスの無期限停止処分を受けた。その後、JBCにライセンス復帰を嘆願していたが、4年前に長男・興毅が世界タイトルマッチに負けたことに腹を立て、試合の裁定とは直接無関係のJBC関係者に八つ当たり。「おどれのクビをとったる。オレを怒らせたら、もう終わりじゃ!」などと恫喝したことでJBCから資格取り消しの処分を受け、事実上の永久追放となった。 どう見ても自業自得の追放ではあるのだが、前出ジム関係者によると「自分で頭を下げられる人ではないから、親しいジム会長に、定期的にJBCに足を運ばせては復帰要求を続けさせていた。もちろん、JBCはそれにまったく応じなかったが、史郎さんは『三兄弟を同時世界王者にすればギネスブックにも載るし、世間の評価も高くなって復帰の声が集まるやろ』と期待していた様子だった」という。 実際に三兄弟は昨年、同時世界王者を達成し、これはギネスブックに登録されたが、史郎氏の思惑は大ハズレ。復帰の機運は高まるどころか、その逆だった。というのも、史郎氏は日本の処分が及ばないのをいいことに、海外の試合で三男・和毅のセコンドについてしまったからだ。 「ルールには違反していないが、JBC関係者が快く思わないのは当然。JBCに根回しを続けていた親しいジム会長も、さすがにさじを投げてしまった」(同) そしてダメ押しとなったのが、今回のJBC批判だったというわけだ。 「ただ、目立ちたがり屋の性分だから、なんとかしてまた脚光を浴びたい様子。東京五輪に向けて、アマ選手を育成する計画があるという話は聞いた」(同) プロとアマでは組織が違うため、アマチュアボクシング界の指導者としてやり直すことは不可能ではないが、ただ当のアマ関係者からは「揉めごとを起こすのは、時間の問題では?」と不安な声が早くも上がっている。 (文=和田修二)亀田史郎オフィシャルブログより
マー君の次は黄金ルーキー・松井裕樹が犠牲に!? 楽天・星野仙一監督の「暴走癖」が止まらない
楽天の注目ルーキー・松井裕樹投手が15日、沖縄・金武で始まった1軍練習で、初のフリー打撃に登板。右の牧田明久、左の聖沢諒に計50球を投げた。これまで調整していたブルペンと球場のマウンドの傾斜の違いや、防球用のネットを前に投げることに「多少の違和感はあった」と話した松井。だが、そんな松井がもっとも困惑したのが、星野仙一監督のある“言動”。関係者の間では「マー君の次は、松井がダシにされる」と、早くも心配の声が上がっている。 ズタズタのデビュー登板だった。まばらな観客が最も集まりやすい昼食のタイミングでのフリー打撃。背番号1は、2つ並んだ打撃ブースの、センターから向かって右側に入った聖沢に投げだした。だが、1球、2球と決まらない……。時折、首をかしげる。高校時代から切れ味バツグンだったスライダーは、「まだ、そんな球を投げられる状況じゃない」と、この日は封印。「見ての通りです。しっかりストライクを取れないと……。点数ですか? つけられないですね」と力なく話した。 ここまでは、ルーキーらしいホロ苦デビューの一幕だったが、23日の巨人とのオープン戦(那覇)に、星野監督は松井を登板させることを明言している。だが、その件について聞かれると「えっ、聞いてないです……」とかなり険しい表情。このままの状況では、自身の準備不足が露呈するのは回避できない状況。それだけに、指揮官の寝耳に水な登板予告は、さぞ驚いたに違いない。 もっとも、星野監督といえば昨年、連勝しまくった田中将大をクライマックスシリーズ(CS)でフル回転させただけでなく、ファイナルステージのシメのマウンドや、日本シリーズ第6戦で先発させて150球以上投げた翌日に、勝手に“田中の志願”として抑えのマウンドを託した“前科”がある。 「実際、CS中には田中と監督の間で不協和音があったのは事実。でも、大人の田中はそれも我慢して、自分の仕事に徹しました。おかげで、星野監督は名指揮官としての称号を手に入れたワケですが、今度はルーキーにその役回りを押し付けて、さらなる名声を得ようとしている。『大物ルーキーの成長よりも、また自分の姑息なサービス精神を優先させている』と、陰口を叩く関係者は日増しに増えていましたが、今回、それが意外な形で露呈してしまいました」(スポーツ紙プロ野球デスク) 燃える闘将は一体、どこを見て仕事をしているのか……。東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイトより
キム・ヨナ八百長疑惑に荒川静香が反論!「ジャンプの浅田、芸術性のキム・ヨナ」は誤解!?
連日、盛り上がりを見せるソチ五輪だが、目玉はなんといっても、引退を表明している女子フィギュアスケートの浅田真央が、バンクーバー五輪の金メダリストであるキム・ヨナに雪辱を果たせるかどうかだろう。 しかし、この世紀の対決を前に、根強くささやかれてきた“ある疑惑”が噴出している。それは、ヨナ陣営および韓国による八百長や買収疑惑だ。 たとえば、「週刊文春」(2月20日号/文藝春秋)は『浅田真央「金」最大の壁 キム・ヨナ高得点の「闇」に迫る!』と題し、ヨナの高得点の背景としてIOC(国際オリンピック委員会)のスポンサーである韓国の電子企業サムスンの影響力を指摘。「アサヒ芸能」(1月23日号/徳間書店)でも、『キム・ヨナ「怪しい高得点」の裏カラクリ』として、国際スケート連盟に対する韓国スケート連盟の猛プッシュがあることを示唆している。 もちろん、このような疑惑が生まれるのには理由がある。浅田が難易度の高いトリプルアクセルを成功させても得点は伸びず、一方のヨナはジャンプに慎重な姿勢をとり、簡単なジャンプしか飛ばないにもかかわらず、芸術性や色気などという主観的かつ曖昧な評価で高得点を叩き出しているからだ。 特に、この結果に憤慨しているのはネット民である。ネット上では、試合が行われるたびにキム・ヨナの高評価に疑問の声が寄せられ、浅田がヨナに負けたときには「八百長」「買収」という言葉が飛び交う。ついには、ヨナの高得点に異論を唱え、ネット上で人気を博す「ときどき黒猫」のブログ主が『フィギュアスケート疑惑の高得点』(東京図書出版)なる本まで出版、話題を集めた。採点に納得できない結果が、ヨナへの“疑惑”を増長させていることは間違いない。 だが、こうした疑惑に苦言を呈し、反論を行う者がいる。トリノ五輪で金メダルに輝いた、プロフィギュアスケーターの荒川静香だ。 荒川は、1月に出版した『誰も語らなかった 知って感じるフィギュアスケート観戦術』(朝日新書)で、現在の採点システムについて「技術と芸術が融合したフィギュアスケート本来の戦いに戻ってきた」「(よく「公平か」と質問されるが)ほとんどの場合、納得できるもの」と肯定。その上で、ネット上で叫ばれる“キム・ヨナ八百長説”に真っ向から反論しているのだ。 そもそも、浅田とキム・ヨナの対決についてメディアでは「技術力の真央 vs 表現力のキム・ヨナ」と語られがちだが、荒川はこれについて「一般的には浅田選手はジャンプ技術が持ち味で、ヨナは表現力で勝負していると思われがちですが、私から見るとむしろ逆なのです」と主張する。実際、バンクーバー五輪や昨年の世界選手権における浅田とヨナの技術点・演技構成点を比較すると、いわゆる芸術点に当たる演技構成点の差はさほどなく、それ以上に技術点に大きな差があるのは確か。ヨナとの比較を抜きにしても、ここ数年の浅田は、技術点はほかの選手たちを下回りながらも、演技構成点で勝つケースが目立っている。 これは先日行われた団体戦でのショートプログラム(SP)でも同様だ。荒川が指摘するように、“技術力の真央”というよりも、演技構成点に助けられているといってもいい。 さらに荒川は、「ヨナは技術点のうちGOE(技の出来映えに対する加点)が高すぎる」という“キム・ヨナ八百長説”を唱える人々に反駁するように、「一つ一つのジャンプの質を見て、どちらが加点のつくジャンプを跳んでいるかというと、ヨナはやはりすごく強いジャンパーです」と断言。着氷率の高さはもちろん、テイクオフのスピードと勢いがあると解説している。また、ヨナの武器であるルッツやフリップなど難易度の高いジャンプで3回転+3回転のコンビネーションができる選手はシニアの女子ではごくわずかであるとし、なおかつ「彼女(筆者注・ヨナ)ほどの確実性がある選手は他にいません」と称賛。ヨナの技術点の高さと加点の多さには、きちんと理由があることを強調する。 一方、浅田に対しては、「ヨナよりも体に柔軟性があり、スパイラルやスピンのポジションが美しい。ステップなどもすごくうまい選手だと思います」「彼女は常に姿勢が美しく保たれて、スケーターとしての天性の美があります」とジャンプ以外の要素を評価しつつも、「スピードに関して言うなら、プログラム全体を通してあまり緩急がなく、演技中にものすごくスピードを出している、という部分はありません」と指摘している。 また、ヨナの八百長説のもうひとつの論拠となっている「ヨナは不正エッジをとられない」という点についても、荒川は昨年の世界選手権でヨナが不正と判定されたことを例に挙げ、 「ジャッジも技術スペシャリストたちも、復帰してきた選手に対しては半信半疑の厳しい目で見ていますから、SPではまだ点が抑えられていたと思います。彼女のフリップのエッジが不正エッジに判定されたのは、少しびっくりしました。というのは、彼女のフリップは本当にギリギリの、どちらともとれるエッジなので、これを不正としたら多くの選手が不正に該当してしまうのではないだろうか、というほど微妙なところだったのです。FS(フリー・スケーティング)でもまったく同じように跳んだのですが、判定は不正エッジにはなっていなかった。だからやはりSPではちょっと厳しすぎたのではないかと思います」 と正反対の感想を述べている。 そして、ネットの動きをこう批判するのだ。 「時々、理解不十分な結果に対して『不正だ』『八百長だ』という言葉を使って、感情的にブログなどに書き込む人を見かけますが、このスポーツを愛する者の一人として、とても残念に思います」 フィギュアの国際大会における採点が「公平」かどうかはさておき、そもそもフィギュアスケートの本質は美の追求。ソチ五輪では、荒川も書いているように、「採点のことよりもフィギュアスケート本来の良さ」を楽しむべきではないだろうか。 (文=エンジョウトオル)真央ブログより








