かつて甲子園を沸かせた……などと言うと、今はどうしても清原和博を思い浮かべてしまう人も多いかもしれないが、同じ言葉がしっくりきてしまう現役プロ野球選手が存在する。北海道日本ハムファイターズ所属・斎藤佑樹投手だ。 14日(日本時間15日)、米アリゾナ州ピオリアで行われた紅白戦で白組の先発投手として登板した斎藤。今季2度目の実戦登板だったが、初回に5安打4失点と打ち込まれてしまった。お世辞にも結果を残せたとは言い難い。 前回の初登板でも3回3失点とマイナスイメージな結果となった斎藤だが、この日も状況は好転することはなかった。高卒新人ならまだしも、すでにプロ6年目。毎年、ローテーション候補として名前が挙がる斎藤としては、さすがに言い訳がきかないレベルの打ち込まれ方だ。 2013年からは2軍と1軍を行ったり来たり(ほとんど2軍のイメージだが)。1軍に上がればボコボコに打たれて降板という姿をもう何度となく見せられてきた。6年目の今年もその流れを払拭できないスタートに、ネット上では「もう引退しろよ」「監督もはっきり言ってやってくれ」「痛々しい」という声。これまで斎藤は「カイエン青山(テレビで青山のポルシェに心奪われた発言をしたことでできたあだ名)」などとネット上ではからかわれてきたが、もはや同情の眼差しに変わりつつあるレベルのようだ。 ここまで斎藤が落ち込んでしまった理由は諸説ある。甲子園優勝でスターになり天狗のまま大学生活を送ってしまったこと、ケガ、ダルビッシュ有(以前)など先輩の意見を聞かない、練習嫌い疑惑、身体が硬いなど、様々な要因が叫ばれているが、最も多いのは「そもそもプロ野球選手の器ではなかった」というものだ。 身長も小さく華奢な体系で体重も増えづらい。球速も変化球もイマイチで怖がられる武器がないなど、「器がない」と断じられれば確かにそれまでである。プロ野球選手として「潮時」と表現されるのも仕方がないのかもしれない。 ただ、である。斎藤には他の選手にはない圧倒的な“才能”があるのをご存知だろうか。残念ながら、それは野球ではないのだが……。 「14日の大乱調後、斎藤は取材に『完璧に打たれたのはレアードだけ。あとちょっとなんです』と発言。この『あとちょっとなんです』を各マスコミはこぞって記事タイトルなどに使いました。これまでも斎藤は、マスコミが食いつきやすいようなワードを公の場で連発しています。12年に開幕投手で完投勝利した際の『今は持ってるではなく背負ってます』は話題になりました。他にも『(3回9失点)コントロールを見直す。球速や球威はシーズンを通して上げていけばいい』『(4回KO)変化球に頼りすぎた。自分としては内野の間を抜ける当たりに関しては良しとしている』『(2軍戦5回4失点)とりあえず収穫』など、どんなに打ち込まれてもポジティブな発言を連発。それがまたキャッチーなワードで、マスコミに苦笑されながら記事にされ、それが原因でますますいじられてしまったという部分がある。言葉遊びのセンスはなかなかですよ(笑)」(記者) なるほど、野球の御意見番・張本勲氏は斎藤について「一流商社にでも入るべき」と以前語っていたが、もしかすると広告代理店でコピーライターをやるのが一番よかったりして……。北海道日本ハムファイターズ公式サイト
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「つ、強すぎる……」日本ダービー“断然候補”サトノダイヤモンドが抱える「大きすぎる不安」とは
2億4,150万円という超高額馬・サトノダイヤモンドの評価がうなぎ登りだ。 2月7日に行われた第56回きさらぎ賞(G3)は単勝1.2倍の断然人気に支持されたが、想像の斜め上をいく圧勝ぶりに度肝を抜かれた競馬ファンも少なくないだろう。 ネット上の匿名掲示板では「ディープインパクトを思い出させる強さ」といった書き込みがみられ、早くも皐月賞(G1)、東京優駿(G1)の本命候補に名乗りを上げた。 確かにここまで3戦3勝、しかもそのすべてで「本気を出さず」に圧勝と、内容も文句なし。ハーツクライやウオッカといった名馬に跨がってきた外国人騎手のC.ルメールが「能力はG1クラス」と語っているが、営業トークでないことは明らかだ。 そもそも2億4,150万円という評価の時点で、このくらいの活躍は期待されていたに違いない。種付け料だけで3,000万円のディープインパクト産駒とはいえ、その8倍以上の評価はただごとではない。いくつもの高額馬がレースで結果を残せないまま表舞台から去った事実を考えれば、同馬は今のところ“大当たり”ともいえるが。 サトノダイヤモンドは現時点で購入額の5分の1ほどしか賞金を獲得していないが、皐月賞と東京優駿を勝てば賞金的にプラスに転じる見込み。このまま無事に成長すればその皮算用も現実を帯びてくるが、決して不安がないわけではない。勝てば勝つほど不安視されているのが「オーナーが(運を)持っていない」といわれていることだ。 サトノダイヤモンドのオーナーである里見治(さとみはじめ)氏は遊技機メーカー、セガサミーホールディングス株式会社の代表取締役会長兼社長としてお馴染み。総資産は500億円以上で年収は20億円ともいわれており、東日本大震災では個人で2億円を寄付、さらに総額17億円の自宅に銃弾が撃ち込まれたこともあってか、愛車は特注の防弾仕様。次女の結婚式には安倍晋三内閣総理大臣、菅義偉官房長官、小泉純一郎といった超大物政治関係者、プロ野球界からは長島茂雄、王貞治といった大物が列席するほどの人物だ。 昨年のセレクトセールでも、最高額となる2億3,500万円馬を筆頭に総額7億6,300万円の「爆買い」を行うなど、これまでに数十億円の競馬投資を行っており、今や個人馬主の中でも3本の指に入る金持ちといわれるほど。 しかし、1992年から20年以上の馬主歴で200頭以上の競走馬を所有しながら、G1レースはいまだ未勝利。あれだけの高額馬を所有しながらも、数百万円の安い馬でG1レースを勝利しているDr.コパや北島三郎に及ばないというのは、まさに「持っていない」といわざるを得ない。 それだけに、いかにサトノダイヤモンドが強くてもオーナーの「負の力」がマイナスに作用するのではないかと競馬ファンは危惧しているのだ。また、競馬サークル内での内部事情も少なからず影響があるという。 「オーナーの代理人が東西で別の担当者になったりなど、昨年ぐらいからちょっとバタバタしていました。それでオーナーサイドや調教師と意思の疎通がちゃんと取れているか心配な部分もあったのです。これから大事なレースが続きますから、そのあたりで今後大きなトラブルがなければいいのですが」(某エージェント) これから本格的に春のクラシック戦線が開幕するが、サトノダイヤモンドがNo.1になれるかどうかは、馬自身よりも人間サイドにかかっているといえるだろう。JRA公式サイト
メッシのPKでスアレスがハットトリック? 世にも珍しい“トリックPK”が復活!
14日に行われたリーガエスパニョーラ第24節、首位バルセロナは7位セルタをホームに迎えた。試合は、ルイス・スアレスのハットトリックなどで6-1とバルセロナがセルタを圧倒し、リーグ戦は6連勝、公式戦無敗記録は30試合へと到達した。ハイライトが目白押しだったこの試合、中でも後半36分、リオネル・メッシがPKキッカーを務め、スアレスがゴールを決めた“トリックPK”が話題になっている。 「3-1でリードしている後半36分、メッシがエリア内で倒されPKを獲得しました。そのまま当たり前のようにメッシがボールをセットし、助走をつけてシュートモーションに入ったのですが、なんとここでシュートを打たず、チョコンと横に出したんです。そこにスアレスが走り込んで右隅にシュート、見事にゴールしました。これをやられたら、キーパーとしてはたまらないですよ。リプレイを振り返ると、PK獲得をねぎらいにきたスアレスに、メッシはそっと耳打ちをしているんです。おそらくここで示し合わせたのだと思います。得点王とハットトリックがかかったスアレスへの、メッシからのプレゼントだったんでしょうね。バルセロナというチームの仲の良さを垣間見るシーンでした」(スポーツライター) PKにおいて、ドリブルなどキッカーが続けて2度ボールに触ったり、キックフェイントをすることは禁止されているが、味方にパスを出すのはルール的には問題ない。古いファンの間では、オランダのレジェンドであるヨハン・クライフが最初に行ったプレイとして有名だ。近年では、2010年のアジアチャンピオンズリーグで、サンフレッチェ広島の佐藤寿人が槙野智章(現浦和レッズ)にパスを出し、韓国の浦項スティーラーズからゴールを奪っている。 PKはキーパーとキッカーの心理戦が結果を大きく左右する。しかし、このように確実にキーパーの裏をかくことができるトリックプレイが、なぜ滅多に行われないのだろうか? 「約10年前にアーセナルのロベール・ピレスとティエリ・アンリが、マンチェスターシティ相手にこのトリックを行ったのですが、キッカーであるピレスがガチガチに緊張して空振り、さらには2度続けてボールにタッチしてしまい失敗したんです。試合は1-0でアーセナルが勝ち、ことなきを得ましたが、奇抜なことをしようとするためプレッシャーもかかるので、意外と難しいんでしょうね。試合後にピレスは何もしていないアンリのせいにしてましたよ(笑)。普通に蹴ったほうがゴールの確率が高いので、あまり誰もやらないのだと思います。メッシも佐藤も試合を盛り上げるためにやったんでしょうね」(同) ケガもあり、24節終了時点で13ゴールは、例年に比べると少ないと言わざるを得ない今シーズンのメッシ。そんな中でも焦って自分のゴール数を増やそうとせず、仲間にお膳立てをする器の大きさは、さすがはバロンドールといったところだろうか。 (文=沢野奈津夫)『メッシ日記』(ベースボール・マガジン社)
「俺を捨てないでくれ……」清原和博容疑者、覚せい剤だけでなく女性にも依存していた
麻薬に溺れた著名人たちが、一方で交際相手にも依存を強めていた話が相次ぐ。覚せい剤所持容疑で逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者もそのひとりだといい、交際相手の女性に対しても週刊誌記者の取材攻勢が及びそうだ。実際、すでに女性宅を張り込んでいる記者もいるという。 「一緒にクスリをやっていたのであれば同時に逮捕されているでしょうから、それはないとしても、言動がおかしくなっていた清原の姿は、間近で見てきたはず。一説には清原のドラッグ依存を見かねて警視庁に情報提供をしたひとりという可能性もあるそうです」と週刊誌記者。 清原容疑者は1月7日、フジテレビの情報番組『バイキング』に生出演、占いタレントのゲッターズ飯田から「10年ぶりくらいの大きなモテ期」と言われたが、本人は「好きな人、いますよ」と、すでに年下女性の恋人がいることを明かしていた。 番組スタッフによると「出演後に、共演者から恋人について詳しく聞かれて、気軽に答えていた」という。 「銀座のクラブで働きながら大学に通う20代前半のハーフ女性で、シングルマザーだとか。かなりの年下なのに、清原さんは『何度もプロポーズしているんだけど、なかなかOKしてもらえない』という感じのことを言って、苦笑いしていた」とスタッフ。 これが事実なら、“球界の番長”がプライドを捨てて女性に求婚していたことになるが、実は清原容疑者には、似たような話が過去にも聞かれていた。 清原容疑者が少し前まで通っていた別の銀座のクラブには、筆者も昨年、取材済みだった。ここには清原容疑者が既婚時に不倫のウワサがあった別の女性が勤務していたのだが、同店の関係者によると「清原さんがその女性に『頼むから俺を捨てないでくれ』みたいなことを言っていたのを聞いた」というのだ。 女性は清原容疑者の逮捕後に姿を消してしまい、話の真偽は確かめられないが、清原容疑者が薬物に溺れる一方で、常に交際相手にも依存していた様子がうかがえる。 これについて、心理カウンセラーの野村高一氏は「薬物依存に陥るのは、心の弱さや現実逃避からくることが多いので、自然と自分に優しい異性への依存度も比例して高まる傾向がある」という。 「ただ、相手からすれば薬物を一緒に使用しようと誘われることも多く、応じなくても犯罪事実を目の当たりにしてしまう。当人が逮捕されれば、警察に事情を聞かれるなどして日常生活が脅かされる最悪の展開に陥ることも多い」(同) 2014年5月、薬物使用などで逮捕された歌手のASKAも、妻とは別の女性と“薬物不倫”していたことが明らかになった。さらに昨年7月、覚せい剤使用などで逮捕(後に有罪判決)された元ZOOのCAPこと坂井俊浩も、交際女性と一緒に立件されている。この交際女性はタレント活動をしていたが、周囲にはちょうど逮捕当日に入籍予定だったことを漏らしていた。 「坂井がやたらと結婚を急いでいたと聞いていました。当初は一定の貯金ができたらということだったのに、彼に『君を離したくない』と早い入籍を求められたとか」(女性の仕事関係者) 清原容疑者の女性に対する執着と共通する話だ。薬物事件では容疑者が家族や交際相手らを巻き込んで苦しみが広がるケースも少なくないが、著名人の事件も例外ではないのだろう。 (文=片岡亮)
ほしのあきも困惑? 「黒船来襲」でベテラン日本人騎手の収入が激減! 日本競馬に未来は?
どんなスポーツ選手も年齢による衰えは否定できない。そして、その衰えは時に残酷でもある。かつて三冠王に輝き年俸5億円の輝きを誇った元福岡ソフトバンクホークスの松中信彦選手(41歳)は、自由契約となって現役続行を模索するも、どこの球団からも声がかからず引退は目前。 あるいは、かつて日本代表のゴールキーパーとしてワールドカップでも活躍した川口能活選手(40歳)は、いまやJ3相模原に所属し、現役を続行するも名前を聞く機会すら少ない。 それでも、一流選手ともなれば引退後にコーチや解説者、評論家といった仕事を得ることができるだけ、やはりメジャーな野球やサッカーは有利である。しかし、同じアスリートでも引退後の展望がまったく不透明な競技がある。それが騎手だ。 野球やサッカー、バレーボールやバスケットボールなどの一般的なスポーツと異なり、騎手や乗馬といった「馬」に関わる競技は非日常的だ。それだけに引退後の騎手が活躍できる場面は少ない。先日引退を表明した花田大昂騎手のように、馬に乗る機会に恵まれず勝てなくなった若手騎手が、調教助手となって再出発することはよくみられるが、雑用も多いこの仕事は若手騎手からの転職が多く、ベテランはあまり見かけない。 加えてテレビに出るような予想家や評論家といった「枠」もほぼ埋め尽くされており、よほど知識や実績、そしてトークに長けていないと割って入ることは難しいのが現実だ。 ベテランになればなるほど厳しい現実が待っている競馬だが、さらに追い打ちをかける制度が昨年始まった。2015年からJRA(日本中央競馬会)の新たな方針として、試験に合格すれば外国人騎手でもJRAに所属できるようになったのだ。 その結果、ミルコ・デムーロ、クリストフ・ルメールといったJRA所属の外国人騎手が誕生し、初年度から2人で230勝を超えるなど日本人騎手を圧倒する大活躍。今年もリーディング1~2位を分け合っている状況だ。そのあおりを受けたのは、いわゆる日本人の中堅ベテラン騎手である。 現在の日本競馬は、2人の外国人騎手と短期免許で来日する外国人騎手、さらにごく一部の東西のトップジョッキーと将来性豊かな若手騎手が中心となっており、ベテラン騎手の騎乗回数、そして騎乗馬の質は低下する一方。 通算2,221勝をあげたベテラン・柴田善臣騎手は、2004年に年間146勝を記録したが、昨年は45勝、今年に至っては2月7日現在でまだ未勝利である。 また、カッチーの愛称で人気を集めた田中勝春騎手も2007年の109勝をピークに昨年は34勝まで下落、そして今年は騎乗停止もあってか、まだ未勝利なのである。 さらに、武豊騎手の弟である武幸四郎騎手は2004年に61勝、通算G1レース6勝をあげながら昨年はわずか13勝、今年もまだ1勝にとどまっている。 他にも怪我で休養中の騎手を除いて今年未勝利という騎手は多くおり、その数はなんと40名というから驚きだ。JRA所属騎手は120名ほどだから、実に3分の1が1カ月を経過して未勝利なのである。 彼らに共通していることは、明らかに体力的にも技術的にも衰えが感じられることだろう。2015年の1番人気馬での騎乗結果は柴田善臣騎手が勝率26.7%、田中勝春騎手は勝率16.7%。二人とも2016年は1番人気で未勝利とまるで勝てていない。前述した外国人騎手デムーロの勝率37.1%、ルメールの勝率35.1%と比較しても実力差は明白。 この数字を見せられては、馬主も調教師もベテラン騎手から外国人騎手にシフトしていくのは自然な流れだろう。 しかし悲惨なのは当の本人達。2015年推定収入6,500万円強だった柴田善臣騎手は、このまま未勝利では終わらないだろうが、仮に騎乗回数も減少して10勝程度に終わった場合、推定収入は3,000~3,500万円程度に半減する。それは他の騎手も同様である。 他にも、ほしのあきの夫としてお馴染みの三浦皇成騎手も大きく成績を落としており、このペースでいけば昨年の半分程度に収入が落ちる計算になる。この現実にはほしのあきも気が気でないだろう。 騎手は基本的に個人事業主。税金の支払い等を考えれば生活に与える影響は大きく、スチュワーデスと再婚して幼い子供を抱える田中勝春騎手とすれば、衰えは即死活問題につながる。 しかしプロ野球やJリーグで夢を与えるのが日本人選手であるように、日本競馬の将来を考えれば、日本人騎手が外国人騎手に劣っている姿は見たくないもの。彼らの生活のためにも、周囲の低評価を覆すベテラン騎手達の活躍に期待したい。
ベンチ外でもマン・オブ・ザ・マッチ? トゥヘル監督もビックリの、ドルト・香川真司の影響力
独ドルトムントのMF・香川真司は、今シーズン公式戦27試合9ゴール9アシストを記録し、ムヒタリヤン、ロイス、オーバメヤンと共に、“ファンタスティック4”と呼ばれる活躍を見せている。リーグ戦では、ウイルス性胃腸炎で欠場した1試合を除いて、すべての試合で出場するなど、バイエルンにつぐ2位に付けるドルトムントの中核といっても過言ではないだろう。しかし、先日行われたアウェイでの第20節ヘルタ・ベルリン戦で香川はなぜか構想外となり、招集を受けなかった。ドルトムントを率いる、トーマス・トゥヘル監督のその采配が現地で波紋を呼んでいる。 「3位との上位対決という大事なヘルタ戦で、香川よりも序列が下のゴンサロ・カストロを先発し、モリッツ・ライトナー、さらには17歳と経験の浅いクリスティアン・プリシッチを連れていきました。しかも結果は、0-0のスコアレスドローで、今季初の無得点。香川を欠いたドルトムントの攻撃は、連携を欠いて機能しなかったんです。トゥヘル監督は、香川の招集外について、『練習での出来が悪かった』と、他意はないことを強調していました。しかし、現地メディアは、“監督との不仲”“移籍の前触れ”“練習をサボった”など、さまざまな臆測を立てて報道しました。そして、これを重く捉えたトゥヘルは記者会見を行い、何も問題ないことを再度強調したんです。おそらく、トゥヘルもこんな大きな問題になるとは思わなかったでしょうね。香川がどれだけドルトムントで必要とされているかがわかるエピソードです」(スポーツライター) もちろんこの事件は、メディアだけではなく、現地のファンの間でも話題になっていた。ドルトムントのサポーターが集まるサイト「ドルトムントフォーラム」で、ある珍事が起きた。 「同サイトで行われたマン・オブ・ザ・マッチのファン投票で、なんとベンチ外で招集されなかった香川が選ばれたんです。グダグダな内容と、首位のバイエルンが引き分けて勝ち点を詰めるチャンスだったこともあり、ファンもストレスがたまったんでしょうね。このまま納得のいかない采配を繰り返すならば、トゥヘルはファンを敵に回すことになりますよ」(同) 次のリーグ戦では、下位に沈むハノーファーをホームに迎える。選手の温存などを考えると、正直参考になりにくいかもしれない。香川のこれからの起用法が明らかになるのは、21日、アウェイでの5位・レバークーゼン戦になるだろう。 (文=沢野奈津夫)『香川真司 2016カレンダー』(エンスカイ)
ハノーファー・山口蛍が試合中に味方をブッ飛ばす? 地元ファンから「本物の潰し屋が現れた」の声!
日本代表MF・山口蛍は、今冬にセレッソ大阪からドイツ・ブンデスリーガのハノーファーへと、待望の海外移籍を果たした。ハノーファーは、エースの日本代表MF・清武弘嗣がケガで離脱して以降、5戦1勝4敗と調子を崩し、リーグ最下位に沈んでしまっていた。そこでハノーファーが目をつけたのが、中盤で豊富な運動量を誇る“潰し屋”山口。残留への切り札として、かかる期待は大きい。しかし、山口は前節のレバークーゼン戦でデビューをするも、何もできずにチームは3-0で敗北し、ドイツ各紙の採点はチーム最低点。今節もマインツとの一戦にスタメン出場するも、チームは6連敗を喫し、またしても結果を出せず、屈辱の前半35分に交代となり、今のところチームの期待を裏切る形になってしまっている。 「うまく試合に入れない山口は、少し焦っているように見えました。そして迎えた前半31分、ハノーファーのウッフェ・ベックがドリブルし、右サイドのフリーの選手にパスを出そうとした瞬間、ボールを奪おうと味方である山口が横から突然現れ、ボールごと足をなぎ払ってブッ飛ばしたんです。ベックは予想外の山口の動きに大きく転倒。失点こそしませんでしたが、そのまま相手にボールを奪われ、カウンターを食らってしまいました。このプレーの懲罰かどうか、直後の35分に交代に。地元ファンからは『ユニフォームの赤と白も見分けがつかないのか!』『日本人は清武みたいなのばかりじゃないんだな』『本物の潰し屋が現れてしまった』と、怒りの声が上がってましたよ」(スポーツライター) 誰がどう見てもおかしい、このプレー。気合が空回っていたとはいえ、山口は一体なぜ、このようなプレーをしてしまったのだろうか? 「おそらく山口は、スイッチしてボールをもらおうと思ったんでしょうね。しかし、チームに合流して間もないので、そんな高度な連係は取れなかったのでしょう。確かに、あそこでスイッチして山口が前を向いてボールを持てていたらチャンスにはなったかもしれませんが、ベックはベックでフリーの選手を見つけてパスを出そうとしていたので、やはり活躍しなきゃと焦っていた山口のミスですよね。もともと気持ちでプレーするタイプなだけに、このミスを引きずらないといいんですがね」(同) 山口のヨーロッパでの戦いが、失敗から始まってしまったことは間違いないだろう。しかし、ハノーファーは最下位のチームだ。調子のいい選手なんて、ほとんどいない。代表で一緒にプレーしているエース清武と、右サイドバック酒井宏樹のスタイルを熟知していることは、山口にとって大きなアドバンテージになる。まだまだチャンスは回ってくるだろう。ぜひ、ここからチームを立て直し、その経験を日本代表に還元してもらいたい。 (文=沢野奈津夫)セレッソ大阪オフィシャルサイトより
逮捕の清原和博も見習え!? サッカー界のスーパースター・マラドーナの波瀾万丈な“薬物”人生
元プロ野球選手、清原和博の逮捕は、ここ数十年のスポーツ界全体で見ても、最もショッキングな事件といえる。 今回の逮捕を受け、元プロ野球のスター選手たちを牛耳る日本プロ野球名球会は、清原の活動を自粛させることを発表。これは今後、清原の野球関連の仕事が皆無になる可能性を示している。 とはいえ、清原ほどの大物である。果たして、本当にこのまま落ちぶれてしまうのだろうか? 過去に薬物事件から復活を遂げたスポーツ選手といえば、サッカー界のスーパースター、ディエゴ・マラドーナが思い浮かぶ。 マラドーナはアルゼンチン代表として、1986年のサッカーW杯メキシコ大会を制覇。また、イタリア・セリエAの弱小クラブだったSSCナポリを優勝に導くなど、現在、世界ナンバーワンのサッカー選手と評されるリオネル・メッシ以上の輝きを放っていた。 だが、その一方で、現役時代からコカイン使用疑惑がつきまとっていた。彼の全盛期に当たる86年前後にもたびたび疑惑が報じられ、それが発端となり、当時所属していたFCバルセロナから前述のナポリに移籍するも、ナポリではドーピング検査に引っかかり、追放。その後、アルゼンチンに戻るも、91年にコカインの服用が判明し、現行犯で逮捕された。 それでも、マラドーナは消えなかった。94年のW杯アメリカ大会にキャプテンとして出場する。が、再び試合後のドーピング検査に引っかかり、そのまま表舞台から消え去った。 しかし、それで終わらないのがマラドーナだ。2008年には自薦からアルゼンチン代表監督に就任し、10年のW杯南アフリカ大会出場にチームを導いた。再び輝かしい舞台に返り咲いたのだ。 薬物と共にサッカー人生を生きてきたといっても過言ではない、マラドーナ。本人も「私がドラッグをしていなかったら、どんな選手になっていたと思う? とてつもない選手になっていただろう」(「TYCスポーツ」より)と、のちに振り返っている。 果たして清原も、マラドーナよろしく、表舞台に返り咲くことはできるのだろうか? いずれにしろ、入手ルートなど、事件の早急な解明が求められる。 (文=TV Journal編集部)『マラドーナ自伝』(幻冬舎)
ミラン・本田圭佑は相手を選ばない“メンタルモンスター”? 直談判の相手がすごすぎる!
今までの不振はなんだったのか、ミラン・本田圭佑の快進撃が止まらない。昨年12月に3カ月ぶりのスタメン復帰して以来、もはやチームにとって欠かせない存在となっている。ここ9試合ですべて先発し、3つのアシストを記録、毎試合のように攻守で見せ場をつくり、イタリア各紙の採点でチーム最高点を何度も叩き出している。 昨年10月にクラブ批判を行い、試合から干されていた本田。しかし、あくまで自分のやり方を変えずに己を貫き通した。そんな本田のメンタルモンスターぶりが話題になっている。 「まず、本田の不調ぶりは今シーズンからではありません。昨シーズンの序盤に活躍して以来、実に1年半もチームにフィットしきれず、その“10”という背番号の重さもあいまって、いろいろな方面からバッシングを受けていました。しかし、そんな状況にもかかわらず、昨年の10月に幹部、監督、サポーター、果てはイタリアサッカー界全体に対して、『考え方を見直さなければいけない』と、メディアを使って大々的に批判したんです。イタリア外からは“正論”という声も聞こえてはきましたが、自分が一切活躍できていない状態で、サッカー後進国からたった1人でやってきた男がこの批判ですよ。普通のメンタルでは到底できることではないですよね」(スポーツライター) この事件を機に、本田は試合から干されてしまう。それまではなんとか試合に出場できていたものの、そこから実に3カ月もの間、終了間際の数分の出場に留まったのだ。その数分間も、ボールを持つだけで味方サポーターからブーイングを受ける有様だった。 しかし、本田の批判した通りミランはどうにも調子に乗ることができない。そして昨年末、ついに本田に出場の機会が回ってくる。そこから今の本田の快進撃が始まった。しかし、ここで“クラブ批判事件”以上の本田のメンタルモンスターぶりが明らかになる。 「ミランは、悪名高きシルヴィオ・ベルルスコーニ元首相の右腕だった、ガッリアーニという人物がCEOを務めています。本田はこのガッリアーニに何度も会いに行き、自分のチームでの扱いについて直談判をしていたと、先日、イタリアのテレビ番組でガッリアーニ自らが明かしました。こんなの、イタリア人でもなかなかあり得ないことですよ。クラブのトップに一選手がわざわざ意見するなんて。しかもガッリアーニには『日本人はイタリア人と違って、思ったことをそのまま話す』と、間違った日本人のイメージまで植え付けてるんですから、よほど強気の直談判だったんでしょうね。日本のファンからも『ガッリアーニなんてほとんどマフィアみたいなもんだろ?』『普通、絶対接触を持ちたくない相手だよな』『本田のメンタルはイカレてる』と、驚きの声が上がっています」(同) ミランの10番を背負いながら、自らを「才能がない」と言い切る本田。才能よりも、メンタルの強さでここまで這い上がってきた本田の真骨頂は、おそらくこういうところにあるのだろう。 (文=沢野奈津夫)「Number(ナンバー)884号」(文藝春秋)
得点ランクトップも、C・ロナウドは“弱い者イジメ”? データで見るレアルの本当のエースとは
世界最高のプレーヤーの証であるバロンドールを3度受賞し、年収は100億にも迫るといわれているレアルマドリードのエース、クリスティアーノ・ロナウド。31歳になった今もリーガ・エスパニョーラの得点ランクトップに位置し、好調ぶりをアピールしている。しかし、そんなロナウドに“弱い者イジメ”疑惑が浮上している。 「ロナウドはリーガエスパニョーラとチャンピオンズリーグで得点ランクトップを走り、合わせて30ゴールをあげています。ですが、この得点が“弱い者イジメ”だとデータに出てしまっているんです。リーガでの19得点も、すべて下位チームから奪ったゴールなんですよ。8位エイバルからの1得点が一番上で、他のゴールは全て2ケタ以下の順位のチーム、中でも15位のエスパニョールは2試合で8得点とお得意様になっていますね。チャンピオンズリーグでも、ウクライナのシャフタール、スウェーデンのマルメという超格下の2チームから3点、2点、2点、4点とゴールを荒稼ぎしていますが、肝心の強豪パリサンジェルマンからは、2試合で1得点も奪えていないんですよ」(スポーツライター) ロナウドの格下キラーぶりは、これだけではない。同じレアルマドリードのベンゼマと比べて、接戦でのゴール数が少なすぎるというデータも出てしまっている。 「今シーズン、レアルは1点差での勝ち負けと引き分けの試合が12試合あるのですが、そのうちなんとロナウドはわずか1試合でしかゴールを決めていないんです。対するベンゼマは5試合で決めています。接戦での得点はベンゼマの方がはるかに稼げているんです。リーガでの得点ランクもロナウドと1点差の2番手につけていますし、これではどっちがエースだかわからないですよね。もっというとベンゼマはロナウドと違って、チームプレーに徹することもできるので、ゴール以外の貢献度もケタ違いです。現地ではベンゼマを支持するファンの方が多いですよ」(同) 昨シーズンまでも格下からの“固め取り”が多いイメージはあったが、今シーズンはそれが度を越えているようだ。周りが一流選手しかいないレアルだから得点を奪えているが、もし他のチームだったらこうはいかないだろう。移籍のウワサが絶えないロナウドなだけに、今後の行く末が気になる。 (文=沢野奈津夫)『MOMENTS――クリスティアーノ・ロナウド自伝』(講談社)









