ラップだけじゃない!  E-girls『Go! Go! Let’s Go!』から見る日本のヒップホップカルチャー

 ラッパーブームといわれる昨今、アイドルがラップを、ラッパーがアイドルの楽曲を手掛けることは珍しくない。この連載では、アイドルファンで「社会人ラップ選手権」決勝進出経験を持つ、ラッパーのMC内郷丸が“ラッパー的観点”から毎月大量にリリースされるアイドルソングを定点観測。
E-girls/「Go! Go! Let's Go!」(YouTubeより)
 さて、なんとか無事に2回目を迎えることができた「現代アイドルソング学概論」。今回はE-girlsの『Go! Go! Let's Go!』(rhythm zone)である。  E-girlsは“EXILEの妹分”グループである。そもそも清楚な女の子が好きな私には苦手なギャルっぽい子が多く、正直Amiちゃん以外あまり覚えられない。「なにがレッツゴーじゃい、ひっどいタイトルだな……」と難癖をつけたくなってしまうが、まずは一度聴いてみてほしい。  ヒットチャートを賑わすJ-POPにはあまりないグルーヴ感が特徴で、Aメロにはラップパートもある。実にイキっていて「ヒップホップらしい楽曲」だ(褒めてますよ)。  ラップをするアイドルは複数いて、たとえば「Lyrical School(リリカルスクール)」は、スマートフォンに対応したミュージックビデオで話題になったグループだ。しかし、リリカルスクールよりもE-girlsのほうがヒップホップらしい。なぜだろうか。E-girlsの“ヒップホップっぽさ”の源泉を探ってみることにしよう。  もう一度『Go! Go! Let's Go!』を聴き直してみる。歌にとらわれず、伴奏を聴いてみてほしい。バスドラム(一拍目の「ドスッ」とした音)とスネア(三拍目の「バスッ」とした音)が強調された力強いビート。そこにギターのカッティングの組み合わせ。それでいてどことなく音はデジタル。クオリティが高いかどうかはさておきだが、Bruno Marsなどを連想させる。とにかく海外のトレンドを敏感に捉えた楽曲であることは間違いない。
「Bruno Mars-24K Magic」(YouTubeより)
 ところで、E-girlsの所属事務所は、元EXILEのHIROが創設したLDHである。LDHとは「Love」「Dream」「Happiness」の3つの頭文字をとったもの。E-girlsはチーム分けみたいなものがあって、「Dream」「Happiness」と、あとは「Flower」。なんで「Love」じゃないんじゃ! 覚えにくいわ! ……話題がずれてしまったが、EXILEの妹分のE-girlsには、EXILEのイズムが受け継がれているはずだ。そして、今回の楽曲のヒップホップらしさを読み解くためには、どうしても“EXILEイズム”について考える必要がある。  EXILEの前身J Soul Brothersは、グループ名を大物R&Bシンガーのボビー・ブラウンに命名されている。もともと海外のブレイクダンスを日本でやろうとしていたグループなのだ。今やマイルドヤンキーが聴くアーティストの代表格で“純国産”のイメージがあるが、今もなお、海外のカルチャーやトレンドを積極的に取り入れ、精力的に楽曲制作をしているのである。  最近、レコ大をカネで買ったことで大いに話題になってしまったが、その話はここではなしだ。これが日本の音楽業界の現状です!  たとえば、EXILEでいえば、『Ki・mi・ni・mu・chu』(rhythm zone)という楽曲。グラミー賞4冠に輝いたファレル・ウィリアムスの『Happy』とそっくりである。
「Ki・mi・ni・mu・chu」(YouTubeより)
「Pharrell Williams - Happy(Official Music Video)」(YouTubeより)
 三代目J Soul Brothersの大ヒット曲『R.Y.U.S.E.I.』(rhythm zone)もまた、海外のEDMをJ-POPに取り入れようとしていると考えることができる。
三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE/「R.Y.U.S.E.I.」Music Video(YouTubeより)
 EXILEはじめ彼らLDHグループは、今でこそヒットを飛ばすアーティストのように思えるが、決してはやりのJ-POPをやっているわけではないのである。LDHグループが持つ“EXILEイズム”とは、「海外のダンスカルチャーを日本に取り入れ、日本になじませようとする姿勢」といえるだろう。  彼らを「アメリカのトレンドを適当にパクってカネを稼ぐ成金集団」と言う人もいるだろうし、そういう側面は否定できないが、ここでそんなことを言うのはワック……じゃなかった、野暮なのでやめよう。  すべてがLDHのお手柄だと言うつもりは毛頭ないが、彼らは確実に日本にダンスカルチャーを浸透させた。アイドルの卵たちはダンススクールで学ぶ中で、ヒップホップダンスにも触れるようになった。板野友美(そういえばいま何しているんだろう……『Dear J』超よかったなあ)はAKB48加入前、ヒップホップダンスをやっていたし、平成24年度からは中学の授業でヒップホップダンスが教育に取り入れられている。  現在のラップブームよりも前から、確実にヒップホップは日本に浸透していた。ただしそれはラップという形ではなく、ダンスという形だったのだ。E-girlsの『Go! Go! Let’s Go!』は、そんなLDHが浸透させてきたヒップホップが詰まった一曲なのである。ヒップホップとは、アンダーグラウンドで活動するラッパーたちだけのものではないのだ。 (文=MC内郷丸) Twitterアカウントは@bfffffffragile MC内郷丸の「ほんと何もできません」https://synapse.am/contents/monthly/uchigomaru

売れない缶バッジを売りまくった!? デビュー10周年の菊地亜美を支えた“姉妹愛”

kikuchi1212
 タレント菊地亜美の活躍の裏に、麗しい姉妹愛があった――。  菊地は今年デビュー10周年を迎え、10月には都内でファンイベントを開催。会場ではアイドルグループ「アイドリング!!!」時代からのファンや、若槻千夏や辻希美など多くの人からお祝いの言葉が送られ、菊地は涙ながらに10年間の芸能生活を振り返った。  菊地といえば、高校までを過ごした北海道では「自分はそこそこカワイイ」と思い込み、芸能人を志したものの、オーディションに落ちまくった過去がある。さらに、なんとか所属できた芸能事務所でもなかなか芽が出ず「アイドリング!!!」のジャケット写真では、端を飾る日々が続いた苦労人。そんな彼女を陰ながら支えてきたのが、菊地とウリふたつと評判の2歳上の姉だったというのだ。  菊地は姉が“アゲアゲ盛り盛り”のキャバクラ嬢であることを公表しており、ファンの間ではその存在が知られている。そんな姉について、芸能関係者は「お姉さんがキャバ勤めの人脈を使って、菊地の活動を応援していたそうなんです。『アイドリング!!!』時代も、キャバクラの客に菊地の握手会に行ってもらえるよう宣伝していたり、『少しでも力になってあげたい』と、かわいい妹のことを常に気にかけていたようです」と明かす。  そして今回、デビュー10周年にあたっても、その姉が大活躍したという。前出の芸能関係者は「菊地の所属事務所は、デビュー10周年のメモリアルイヤーを華やかにするため、菊地の公式サイトで、10年分のプロフィール写真が使用された缶バッジなどを記念グッズとして発売したんです。ところが、せっかくの記念グッズなのに、あまりその売れ行きがよくなくて……。そんな情報を聞いてか聞かずか、お姉さんが周囲に菊地の10周年記念グッズの購入を勧めていたようなんです」と明かす。  そんな菊地は最近、1年ほど前から10キロ以上体重が増えた後、急激なダイエットで1カ月で5キロの減量に成功した。もともと太りやすい体質で、これまでもダイエットとリバウンドを繰り返してきた過去があるとか。  これからは姉に心配をかけないためにも、体重や体調の管理に気を遣って安心させてあげてほしいところだ。

乃木坂46・西野七瀬の「恋チュン」どっちらけダンスが、AKBグループ内紛の火種に?

nisino1212
 5日に放送された『日本有線大賞』(TBS系)に出演した乃木坂46の西野七瀬のダンスが、視聴者の間で臆測を呼んでいる。AKB48と乃木坂46がコラボして「恋するフォーチュンクッキー」を披露した際、西野の白けた表情といかにもやる気がなさそうなダンスが目を引いたのだ。 「AKBの公式ライバルとしてデビューした乃木坂は、結成6年目にしてついに最新シングル『サヨナラの意味』(SMR)の出荷枚数がミリオンを達成するなど、勢いでは完全にAKBを上回っています。そんな乃木坂にあって、西野は乃木坂ファンの間で人気ナンバー1。そんなプライドから、ああいった態度を取ったのではないでしょうか。もっとも、西野は普段からテンションが高いコではないので、たまたまかもしれませんが(笑)」(アイドル誌ライター)  過去にAKBでも、同様の事件が起きたことがある。  7月に放送された音楽特番『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)の企画で、AKBグループと坂道シリーズの乃木坂、欅坂46が組んだ一夜限りの混合ユニットの歌唱曲に、欅坂のデビュー曲「サイレントマジョリティー」が視聴者投票で選ばれ、指原莉乃がヘソを曲げた一件だ。 「指原は本番直前まで『歌いたくない』とダダをこね、現場は大混乱でした。AKB48シングル選抜総選挙で史上初の2連覇と3度目のVを果たした、指原の天狗ぶりに周囲は辟易とさせられたものです。今回の西野の行為はその意趣返しというわけではないのでしょうが、彼女としては乃木坂はAKBよりも顔面偏差値が圧倒的に高いし、いまや対等のライバルなのだから、NMB48やHKT48などの姉妹グループと一緒にしないでくれ、という思いもあるのかもしれません。最近、こうした歌番組ではAKBと姉妹グループ、乃木坂、欅坂が“コラボ”の形で一緒くたにされることが多い。AKB関連のグループをいちいち出していたら、尺が足りなくなってしまうというテレビ局側の事情もあるとは思いますが、それよりもAKB単体ではもはや魅力がないので、姉妹グループや坂道シリーズを加えてゲタをはかせているという側面もあるのでは」(同)  西野といい、指原といい、“AKB帝国”の崩壊の始まりを予感させる内紛といえそうだ。

乃木坂46・西野七瀬の「恋チュン」どっちらけダンスが、AKBグループ内紛の火種に?

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 5日に放送された『日本有線大賞』(TBS系)に出演した乃木坂46の西野七瀬のダンスが、視聴者の間で臆測を呼んでいる。AKB48と乃木坂46がコラボして「恋するフォーチュンクッキー」を披露した際、西野の白けた表情といかにもやる気がなさそうなダンスが目を引いたのだ。 「AKBの公式ライバルとしてデビューした乃木坂は、結成6年目にしてついに最新シングル『サヨナラの意味』(SMR)の出荷枚数がミリオンを達成するなど、勢いでは完全にAKBを上回っています。そんな乃木坂にあって、西野は乃木坂ファンの間で人気ナンバー1。そんなプライドから、ああいった態度を取ったのではないでしょうか。もっとも、西野は普段からテンションが高いコではないので、たまたまかもしれませんが(笑)」(アイドル誌ライター)  過去にAKBでも、同様の事件が起きたことがある。  7月に放送された音楽特番『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)の企画で、AKBグループと坂道シリーズの乃木坂、欅坂46が組んだ一夜限りの混合ユニットの歌唱曲に、欅坂のデビュー曲「サイレントマジョリティー」が視聴者投票で選ばれ、指原莉乃がヘソを曲げた一件だ。 「指原は本番直前まで『歌いたくない』とダダをこね、現場は大混乱でした。AKB48シングル選抜総選挙で史上初の2連覇と3度目のVを果たした、指原の天狗ぶりに周囲は辟易とさせられたものです。今回の西野の行為はその意趣返しというわけではないのでしょうが、彼女としては乃木坂はAKBよりも顔面偏差値が圧倒的に高いし、いまや対等のライバルなのだから、NMB48やHKT48などの姉妹グループと一緒にしないでくれ、という思いもあるのかもしれません。最近、こうした歌番組ではAKBと姉妹グループ、乃木坂、欅坂が“コラボ”の形で一緒くたにされることが多い。AKB関連のグループをいちいち出していたら、尺が足りなくなってしまうというテレビ局側の事情もあるとは思いますが、それよりもAKB単体ではもはや魅力がないので、姉妹グループや坂道シリーズを加えてゲタをはかせているという側面もあるのでは」(同)  西野といい、指原といい、“AKB帝国”の崩壊の始まりを予感させる内紛といえそうだ。

卒業メンバーの困窮ぶりが明らかに……フジテレビに飼い殺しにされた「アイドリング!!!」の悲劇

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酒井瞳公式インスタグラムより
 4日深夜放送の『そんなバカなマン』(フジテレビ系)で、元アイドリング!!!の酒井瞳が生活の困窮ぶりを明かした。  番組によると、酒井が抱えるレギュラーは、テレビ東京の深夜番組とNHKの簿記講座の2本だけで、現在の収入はアイドリング!!!時代から8割減だそうで、月収にして10万円程度。にもかかわらず、家賃が収入と同額の10万円のために「生きていけなくなりそう」「家賃が払えない」などと嘆いていた。 「今年、AKB48グループを卒業した宮澤佐江もテレビ番組で、グループ卒業後の収入減を明かしていました。AKBですらそうなのですから、大して売れなかったアイドリング!!!なら、なおさらでしょう(笑)。そう考えると、アイドリング!!!時代よりも売れている菊地亜美は改めてスゴいですよね。菊地を除けば、元メンバーでグループ卒業後もそれなりの存在感を示しているのは、谷澤恵里香と大川藍ぐらいでしょうか。谷澤はバラエティ番組の常連だし、JJモデルでもある大川は過去に『Going!Sports&News』(日本テレビ系)のお天気キャスターを務めるなど、比較的スジのいい仕事をしています。10月に出した6年半ぶりの写真集『iamai』(講談社)も話題になりました。ですが、酒井をはじめ、他の元メンバーは討ち死にと言っていいでしょう」(アイドル誌編集者)  アイドリング!!!は2006年にスタートしたグループの同名の番組『アイドリング!!!』(フジテレビ系)から誕生したアイドルグループ。09年にはAKB48コラボしたユニット、「AKBアイドリング!!!」を結成して話題になったこともあったが、AKBが国民的なアイドルグループに成長していったのに対し、アイドリング!!!は尻すぼみのような形で、昨年あえなく“全員卒業”。この差は、どこで生じてしまったのか? 「彼女たちはフジが囲い込んでいたにもかかわらず、同局からの十分なサポートが得られなかった、ということに尽きます。酒井も以前、不満をこぼしていましたが、フジの紐付きのグループということで他局からテレビ出演を敬遠されたり、かといって『アイドリング!!!』以外の同局の番組へ優先的に出してもらえるわけでもなかった。看板歌番組の『FNS歌謡祭』にも、一度も出演したことがないほどですからね」(同)  フジに使い捨てにされた格好のアイドリング!!!メンバーたちだが、経済的に追い込まれた酒井に果たして起死回生はあるのか。

「いろいろな事情で……」大島優子にAKB48質問禁止! ポーズリクエストも拒否する“増長”ぶり

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 元AKB48・大島優子が5日、カレンダー『YUKO OSHIMA×VOCE 2017CALENDAR』(講談社)売記念の握手会イベントを開催したが、現場では大島の対応にブーイングが出る場面があったという。 「この日は、大島が約2年半ぶりに握手会を開くとあって、会場となった福家書店新宿サブナード店にはマスコミが大挙しました。そんな中、開始前にPRスタッフから『いろいろ事情がありまして、AKB48の質問などはご遠慮いただきたいと思っています』と、アナウンスがあったんです。年末のAKBの紅白選抜など、現役メンバーたちを応援する気はないのか? という感じでしたけど、記者たちの間では『じゃあ、AKBって主語抜いて聞いたら?』と、始まる前から失笑ムードでした」(ワイドショー関係者)  そんな冷えた空気の中、取材が始まったが、こんなやりとりが……。 「フォトセッション中に、あるカメラマンから『クールな表情をください』との声が上がったんです。そこで大島は『カレンダー出したっていうのに、クールな表情?』と、納得していないという感じながら、それらしい表情をしていました。続いて、スタッフが『今日のファッションを見せるために、その場で一回転してほしい』とリクエストを出すと、『えー、いいです。あはは』と、笑いながら拒否。すっかり“増長”でも始まったのか、どこか後味の悪い感じでした」(同)  また、同日のイベントには延べ1,500人のファンが参加したが、部数については発表しされなかった。そのため、現場に来ていたファン以外の反響はわからずじまい。いったい今、大島にどれくらいの人気があるのか、怪しいところです」(同)とも。  囲み取材では、「今は恋愛より仕事に集中したい」と宣言していた大島だが、来年はさらなる飛躍を果たせるのだろうか?

“真の女優”に脱却なるか? 年内でAKB48卒業の島崎遥香が、来年1月期に日テレ連ドラ出演

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 12月31日でAKB48を卒業する“ぱるる”こと島崎遥香が、来年1月期に日本テレビ系でオンエアされる連続ドラマ『スーパーサラリーマン左江内(さえない)氏』(土曜午後9時~)に出演することがわかった。島崎にとっては、ソロとして初の女優業となる。  同ドラマの原作は、1977年から78年まで、「漫画アクション」(双葉社)で連載された藤子・F・不二雄氏のSF漫画。平凡で冴えない中年サラリーマンの左江内さん(堤真一)が、ある日、怪しい男から無理やり正義の味方・スーパーヒーローを引き継がされる。鬼嫁と思春期の娘と息子を持つ父親が、世界平和と家庭問題の間で板ばさみになり、現実の理不尽さに葛藤しながら、おじさんヒーローとして奮闘する姿を描いた作品だ。  島崎の役どころは、左江内さんの娘で16歳の女子高生・はね子。プチ反抗期を迎え、父親に“塩対応”する役柄。島崎といえば、かつてファンとの握手会での態度から“塩対応”といわれていただけに、現実に近い役となるのか?  左江内さんの鬼嫁・円子役には小泉今日子が起用され、高橋克実、笹野高史、佐藤二朗、ムロツヨシらの実力派をはじめ、賀来賢人、早見あかり、中村倫也、金澤美穂、犬飼貴丈、富山えり子らの若手がキャスティングされている。  島崎は『マジすか学園』シリーズ(テレビ東京系、日本テレビ系)などのAKB系ドラマを除けば、今年4月期の『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で連ドラ初レギュラー出演。主演・岡田将生の妹で、の就活中の女子大生役を演じ、そこそこの評価を得た。今期には、テレビ朝日系深夜ドラマ『警視庁 ナシゴレン課』で連ドラ初主演に挑み、ナシゴレン課のデカ長(課長)役に起用されたが、ネット上では「台本を読んでる感じで棒演技」「島崎は女優に向いてない」などといった厳しい意見も多い。 「もちろん本人も理解してるでしょうが、今回連ドラのレギュラーが舞い込んできたのは、現在AKBの人気メンバーであるから。『ナシゴレン課』はAKBプロデューサー・秋元康の作品ということで、庇護もあったでしょうし、棒演技でもよかったのかしれません。しかし、卒業後はアイドルから脱却しなければなりません。主役でもヒロインでもありませんが、『左江内氏』での演技が、今後を左右することになるでしょう。前田敦子や大島優子を見ればわかるように、“元AKBの人気メンバー”の看板だけで、女優業はやっていけません」(テレビ関係者) 『ゆとりですがなにか』では、それなりの評価を得たものの、主役を務める『ナシゴレン課』でその評価を落とし気味の島崎。『左江内氏』では、女優としての真価が問われることになりそうだ。 (文=田中七男)

“真の女優”に脱却なるか? 年内でAKB48卒業の島崎遥香が、来年1月期に日テレ連ドラ出演

simazaki1205
 12月31日でAKB48を卒業する“ぱるる”こと島崎遥香が、来年1月期に日本テレビ系でオンエアされる連続ドラマ『スーパーサラリーマン左江内(さえない)氏』(土曜午後9時~)に出演することがわかった。島崎にとっては、ソロとして初の女優業となる。  同ドラマの原作は、1977年から78年まで、「漫画アクション」(双葉社)で連載された藤子・F・不二雄氏のSF漫画。平凡で冴えない中年サラリーマンの左江内さん(堤真一)が、ある日、怪しい男から無理やり正義の味方・スーパーヒーローを引き継がされる。鬼嫁と思春期の娘と息子を持つ父親が、世界平和と家庭問題の間で板ばさみになり、現実の理不尽さに葛藤しながら、おじさんヒーローとして奮闘する姿を描いた作品だ。  島崎の役どころは、左江内さんの娘で16歳の女子高生・はね子。プチ反抗期を迎え、父親に“塩対応”する役柄。島崎といえば、かつてファンとの握手会での態度から“塩対応”といわれていただけに、現実に近い役となるのか?  左江内さんの鬼嫁・円子役には小泉今日子が起用され、高橋克実、笹野高史、佐藤二朗、ムロツヨシらの実力派をはじめ、賀来賢人、早見あかり、中村倫也、金澤美穂、犬飼貴丈、富山えり子らの若手がキャスティングされている。  島崎は『マジすか学園』シリーズ(テレビ東京系、日本テレビ系)などのAKB系ドラマを除けば、今年4月期の『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で連ドラ初レギュラー出演。主演・岡田将生の妹で、の就活中の女子大生役を演じ、そこそこの評価を得た。今期には、テレビ朝日系深夜ドラマ『警視庁 ナシゴレン課』で連ドラ初主演に挑み、ナシゴレン課のデカ長(課長)役に起用されたが、ネット上では「台本を読んでる感じで棒演技」「島崎は女優に向いてない」などといった厳しい意見も多い。 「もちろん本人も理解してるでしょうが、今回連ドラのレギュラーが舞い込んできたのは、現在AKBの人気メンバーであるから。『ナシゴレン課』はAKBプロデューサー・秋元康の作品ということで、庇護もあったでしょうし、棒演技でもよかったのかしれません。しかし、卒業後はアイドルから脱却しなければなりません。主役でもヒロインでもありませんが、『左江内氏』での演技が、今後を左右することになるでしょう。前田敦子や大島優子を見ればわかるように、“元AKBの人気メンバー”の看板だけで、女優業はやっていけません」(テレビ関係者) 『ゆとりですがなにか』では、それなりの評価を得たものの、主役を務める『ナシゴレン課』でその評価を落とし気味の島崎。『左江内氏』では、女優としての真価が問われることになりそうだ。 (文=田中七男)

解散発表! 前代未聞の“一夫多妻制アイドル”清竜人25の「セルフボースティング」

 ラッパーブームといわれる昨今、アイドルがラップを、ラッパーがアイドルの楽曲を手掛けることは珍しくない。この連載では、アイドルファンで「社会人ラップ選手権」決勝進出経験を持つ、ラッパーのMC内郷丸が“ラッパー的観点”から毎月大量にリリースされるアイドルソングを定点観測。
「清 竜人25『My Girls♡』」(Youtubeより)
 今回の一曲は、先日解散を発表した「清竜人25」11月9日リリースの『My Girls♡』である。 「清竜人25(きよしりゅうじんトゥエンティーファイブ)」は、清竜人とその夫人たちによって構成される“一夫多妻制”アイドルグループである。もともとシンガー・ソングライターとして活動していた清竜人が、2014年唐突に自分がプロデューサー兼メンバーとなってつくったアイドルだ。連載初回から紹介するアイドルがキワモノである。  恋愛のスキャンダルがメンバーの人気に多大な影響を与える女性アイドルグループのなかで、男が1人いて、しかもその男がセンター兼プロデューサー。さらに他のメンバーは夫の妻(という設定)。他の女性アイドルグループとは「絵ヅラ」が違いすぎる。アイドルたちよりもあくまで清竜人が主役。男の陰の部分というか、男そのものがどでかく画面を支配するアイドル……これがなぜ人気なのだろうか?  もともとの清竜人のファンが見たり聞いたりしているという予想はつくが、他のアイドルに倣い、握手会やチェキ会なども行っているようだ。ライブでもアイドルファンが行う独特の掛け声「mix」が飛び交う。オタクの適応能力たるや恐るべし。  そんな清竜人のソロ時代の代表曲といえば、『痛いよ』だろうか。
「清 竜人『痛いよ』」(YouTubeより)
 ストリングスこそ大胆に使われているものの、ピアノの弾き語りからつくられたであろうシンプルなバラードに、愚直すぎる歌詞を乗せて歌うスタイル。決して声を張り上げるわけでもないが、いまにも爆発してしまいそうなエモーションがこもっている。率直にいえば、『My Girls♡』とは作風が違いすぎる。 『痛いよ』から清竜人25の結成まで、彼はスウィング・ジャズやファンク、電子音楽まで、さまざまな音楽に接近し、アルバムごとに大きく作風を変えてきた。実際、清竜人25になっても、スウィング・ジャズやデジタルサウンドを駆使したポップスもやっている。  今作『My Girls♡』は、このように数多くのジャンルからの影響を楽曲にそのまま取り入れてきた清竜人らしいシティ・ポップだ。ノリノリの清竜人と、ヘタウマがすぎる夫人たちのボーカルのクセがとても強く、彼らならではアイドルソングに仕上がっている。  たしかに楽曲内ではラップパートこそあるものの、シティ・ポップの域は抜け出ないし、ヒップホップらしさはないように思える。では、なぜこの楽曲を取り上げたか? その理由を解説しよう。  彼らのヒップホップらしさを紐解くために、一度MVを見てみよう。『My Girls♡』のMVでは、冒頭に紹介したような“男っぷりが露骨に浮き彫りになる女性アイドルグループ”というテイストがより前面に押し出されている。  庭付きの豪邸で一切の雑用をメイド服を着た夫人たちにやらせながら、彼女たちと戯れ、楽しみつつ、家を出る準備を済ませ出掛けていくという一連のストーリーが描かれる。ベッドから庭まで6人の夫人たちに体を運んでもらい、ワインを飲み、朝食らしき高級ステーキを頬張りながら音楽に合わせて歌い踊る夫人たちを眺める。  食事のあらゆるは、夫人たちによって口まで運ばれ、着替えはボタンのひとつひとつまで夫人たちにかけてもらう。好きな女たちに愛されながら生活の全てを任せるというハーレム生活。「両手に花」なんてレベルではない。露骨なまでに、アイドルたちが独占されている様子を見せつけられる。  普通なら「うーんキワモノだなあ……」という感想で終わるところなのだが、実は、ここにこそ、清竜人25のなかの“ヒップホップ“が見て取れるのである。  豪邸、両手に花、やたら高そうなものを着たり食べたり…。既視感がないだろうか。最近のヒップホップのミュージックビデオではこういったモチーフがよく使われている。たとえばこんな感じである。
「MACKLEMORE & RYAN LEWIS - THRIFT SHOP FEAT. WANZ (OFFICIAL VIDEO)」(YouTubeより)
 やたら高そうなコートを着て、両脇に女を連れているラッパー…。「パーティー」感がすごい。
「Flo Rida-My House」(YouTubeより)
 「Flo Rida(フロー・ライダー)」のこの曲は『My House』という曲だ。「とりあえずうちに来て騒ごう!」としか歌っていない。MVを見ればわかるように、豪邸。でかい椅子に座りこちらも両脇に女を立たせている。
「Afrojack - Gone ft. Ty Dolla $ign」(YouTubeより)
 つい最近の曲では、信じられない大きさの豪邸で女性と戯れる「Ty Dolla $ign」。彼自身と、冒頭のスマートフォンでのFaceTime通話で一瞬登場する男性を除き、あとはすべてが女性。女性と戯れるだけ戯れ、最後は出ていってしまう、というところは、『My Girls♡』とそっくりである。  何曲かサンプルに挙げてみたが、海外のヒップホップには、これに限らず、クラブや豪邸でのパーティー、派手な服、金ピカのネックレス、高級車といった“カネのかかるもの”というモチーフが多用される。  ヒップホップには「セルフボースト」という用語があり、これは自分がいかにすごいかを見せつけ存在感をアピールすることだが、ラッパーたちは、ラップで自己主張するだけでなく、ミュージックビデオで自分がどれだけ豪華な生活ができているのかをアピールしているのである。  清竜人25というグループは、自身をセンターに置き、まわりに妻であるアイドルたちを配置し一緒に歌って踊ることを「見せつける」、つまり清竜人自身のセルフボースティングなのかもしれない。一夫多妻「という設定」であるということも絶妙である。  かつて、黒人ラッパー「Akon」が実際に一夫多妻制を実践していると発言し、アメリカ国内で大きく批判を浴びたことがあったが、過激なセルフボーストは、現代では炎上をもたらしてしまうかもしれない。  清竜人25の今回の解散は、もしかしたらこの絶妙なバランス感覚を保つことの難しさに端を発していたのかもしれない。 (文=MC内郷丸) Twitterアカウントは@bfffffffragile MC内郷丸の「ほんと何もできません」https://synapse.am/contents/monthly/uchigomaru

解散発表! 前代未聞の“一夫多妻制アイドル”清竜人25の「セルフボースティング」

 ラッパーブームといわれる昨今、アイドルがラップを、ラッパーがアイドルの楽曲を手掛けることは珍しくない。この連載では、アイドルファンで「社会人ラップ選手権」決勝進出経験を持つ、ラッパーのMC内郷丸が“ラッパー的観点”から毎月大量にリリースされるアイドルソングを定点観測。
「清 竜人25『My Girls♡』」(Youtubeより)
 今回の一曲は、先日解散を発表した「清竜人25」11月9日リリースの『My Girls♡』である。 「清竜人25(きよしりゅうじんトゥエンティーファイブ)」は、清竜人とその夫人たちによって構成される“一夫多妻制”アイドルグループである。もともとシンガー・ソングライターとして活動していた清竜人が、2014年唐突に自分がプロデューサー兼メンバーとなってつくったアイドルだ。連載初回から紹介するアイドルがキワモノである。  恋愛のスキャンダルがメンバーの人気に多大な影響を与える女性アイドルグループのなかで、男が1人いて、しかもその男がセンター兼プロデューサー。さらに他のメンバーは夫の妻(という設定)。他の女性アイドルグループとは「絵ヅラ」が違いすぎる。アイドルたちよりもあくまで清竜人が主役。男の陰の部分というか、男そのものがどでかく画面を支配するアイドル……これがなぜ人気なのだろうか?  もともとの清竜人のファンが見たり聞いたりしているという予想はつくが、他のアイドルに倣い、握手会やチェキ会なども行っているようだ。ライブでもアイドルファンが行う独特の掛け声「mix」が飛び交う。オタクの適応能力たるや恐るべし。  そんな清竜人のソロ時代の代表曲といえば、『痛いよ』だろうか。
「清 竜人『痛いよ』」(YouTubeより)
 ストリングスこそ大胆に使われているものの、ピアノの弾き語りからつくられたであろうシンプルなバラードに、愚直すぎる歌詞を乗せて歌うスタイル。決して声を張り上げるわけでもないが、いまにも爆発してしまいそうなエモーションがこもっている。率直にいえば、『My Girls♡』とは作風が違いすぎる。 『痛いよ』から清竜人25の結成まで、彼はスウィング・ジャズやファンク、電子音楽まで、さまざまな音楽に接近し、アルバムごとに大きく作風を変えてきた。実際、清竜人25になっても、スウィング・ジャズやデジタルサウンドを駆使したポップスもやっている。  今作『My Girls♡』は、このように数多くのジャンルからの影響を楽曲にそのまま取り入れてきた清竜人らしいシティ・ポップだ。ノリノリの清竜人と、ヘタウマがすぎる夫人たちのボーカルのクセがとても強く、彼らならではアイドルソングに仕上がっている。  たしかに楽曲内ではラップパートこそあるものの、シティ・ポップの域は抜け出ないし、ヒップホップらしさはないように思える。では、なぜこの楽曲を取り上げたか? その理由を解説しよう。  彼らのヒップホップらしさを紐解くために、一度MVを見てみよう。『My Girls♡』のMVでは、冒頭に紹介したような“男っぷりが露骨に浮き彫りになる女性アイドルグループ”というテイストがより前面に押し出されている。  庭付きの豪邸で一切の雑用をメイド服を着た夫人たちにやらせながら、彼女たちと戯れ、楽しみつつ、家を出る準備を済ませ出掛けていくという一連のストーリーが描かれる。ベッドから庭まで6人の夫人たちに体を運んでもらい、ワインを飲み、朝食らしき高級ステーキを頬張りながら音楽に合わせて歌い踊る夫人たちを眺める。  食事のあらゆるは、夫人たちによって口まで運ばれ、着替えはボタンのひとつひとつまで夫人たちにかけてもらう。好きな女たちに愛されながら生活の全てを任せるというハーレム生活。「両手に花」なんてレベルではない。露骨なまでに、アイドルたちが独占されている様子を見せつけられる。  普通なら「うーんキワモノだなあ……」という感想で終わるところなのだが、実は、ここにこそ、清竜人25のなかの“ヒップホップ“が見て取れるのである。  豪邸、両手に花、やたら高そうなものを着たり食べたり…。既視感がないだろうか。最近のヒップホップのミュージックビデオではこういったモチーフがよく使われている。たとえばこんな感じである。
「MACKLEMORE & RYAN LEWIS - THRIFT SHOP FEAT. WANZ (OFFICIAL VIDEO)」(YouTubeより)
 やたら高そうなコートを着て、両脇に女を連れているラッパー…。「パーティー」感がすごい。
「Flo Rida-My House」(YouTubeより)
 「Flo Rida(フロー・ライダー)」のこの曲は『My House』という曲だ。「とりあえずうちに来て騒ごう!」としか歌っていない。MVを見ればわかるように、豪邸。でかい椅子に座りこちらも両脇に女を立たせている。
「Afrojack - Gone ft. Ty Dolla $ign」(YouTubeより)
 つい最近の曲では、信じられない大きさの豪邸で女性と戯れる「Ty Dolla $ign」。彼自身と、冒頭のスマートフォンでのFaceTime通話で一瞬登場する男性を除き、あとはすべてが女性。女性と戯れるだけ戯れ、最後は出ていってしまう、というところは、『My Girls♡』とそっくりである。  何曲かサンプルに挙げてみたが、海外のヒップホップには、これに限らず、クラブや豪邸でのパーティー、派手な服、金ピカのネックレス、高級車といった“カネのかかるもの”というモチーフが多用される。  ヒップホップには「セルフボースト」という用語があり、これは自分がいかにすごいかを見せつけ存在感をアピールすることだが、ラッパーたちは、ラップで自己主張するだけでなく、ミュージックビデオで自分がどれだけ豪華な生活ができているのかをアピールしているのである。  清竜人25というグループは、自身をセンターに置き、まわりに妻であるアイドルたちを配置し一緒に歌って踊ることを「見せつける」、つまり清竜人自身のセルフボースティングなのかもしれない。一夫多妻「という設定」であるということも絶妙である。  かつて、黒人ラッパー「Akon」が実際に一夫多妻制を実践していると発言し、アメリカ国内で大きく批判を浴びたことがあったが、過激なセルフボーストは、現代では炎上をもたらしてしまうかもしれない。  清竜人25の今回の解散は、もしかしたらこの絶妙なバランス感覚を保つことの難しさに端を発していたのかもしれない。 (文=MC内郷丸) Twitterアカウントは@bfffffffragile MC内郷丸の「ほんと何もできません」https://synapse.am/contents/monthly/uchigomaru