「中国式哄搶(哄搶は略奪の意)」という言葉がある。主に、農民(村民)が、道路で事故を起こした貨物車両から積荷を奪い去る行為のことだ。 11月4日朝5時ごろ、9トンの新鮮な活魚を積載した大型のトラックが上海と昆明を結ぶ滬昆高速道路で横転し、生きた魚が道路上に散らばった。すると、どこからかウワサを聞きつけた付近の村民が、狂喜乱舞で魚を拾い始め、パニック状態に。警察が出動するまで負傷した運転手は放置され、2時間にわたって道路も寸断されることとなった。 また同日、江蘇省淮安市の高速道路では、総額1,800万円相当の靴を積んだ走行中のトラックが突如炎上。運転手によると、ただ見ているしかないほど火の勢いは強かったという。しかし、駆けつけた多数の村民たちは、炎の中から燃え残りの靴を持ち去り、ほどなく積み荷はキレイに消えてなくなってしまったという。 トラック事故に乗じた火事場泥棒的行為は、ネット上で「中国式略奪」と呼ばれており、枚挙にいとまがない。以前は果物や卵、食用油など実用的なものが中心だったが、最近では家電や豚、牛など大きなものも奪われることもある。また、悲劇も起きている。 9月1日には、江西省の高速道路で、唐辛子を積んだトラックが横転し、村民の餌食となった。しかし、高速道路上で略奪に参加していた70過ぎの老婆が、走行中の別のコンテナトラックにひき逃げされ、その後死亡。加害者の運転手は「あそこで止まったら、袋叩きにされるかもしれないと思って逃げてしまった」と証言している。 機に乗じて瞬く間に獲物に群がる人民の行動力。中国共産党が強権を振るうのも、彼らのこうした習性を恐れてのこと!? (文=牧野源)Photo By kanegen from Flickr.
「014中国」カテゴリーアーカイブ
人や動物の排泄物から、カエル生食まで……中国で奇抜な民間療法が広まるワケ
中国の農村部で、奇抜な民間療法が広がっている。湖南省湘潭県にある20世帯あまりの村で、がんの予防や治療のために牛と羊の糞を水に溶かして飲むことが流行しているというのだ。 作り方は、排泄したての新鮮な牛と羊の糞をそれぞれ日干しし、加熱して乾燥処理した後、砕いて粉末に。その後、2種類の“糞末”を水に溶かして、朝晩2回服用するというのだ。 聞くだけで嘔吐をもよおしそうなこの“糞水療法”は、村に暮らす老婆によって広められたという。末期の肺がんを患っていたこの老婆は、海南省で働く息子が名医から聞いたという糞水療法を試したところ、8カ月後には病状が改善されたというのだ。 最近では、婦人科系の病気にも効いたという人も現れ、この村での糞水消費量は増える一方だという。 健康になるどころか、逆に細菌やウイルスに感染してしまいそうだが、中国で排泄物を薬として服用する例は昔から存在するという。中国在住フリーライターの吉井透氏は話す。 「人の糞を乾燥させた人中黄は、解熱や解毒の効果があるとされる伝統的な漢方薬。また、子どもの小便の成分を抽出した薬や、胎児の排泄物なども体に良いとされてきた。動物では、コウモリやネコの糞が薬として珍重された歴史もある」 排泄物以外にも、中国には非科学的な民間療法が横行している。5月には、糖尿病治療としてトノサマガエルの生食を続けていた男性が、寄生虫に冒されて死亡するという事件も起きている。 その背景について、吉井氏はこう指摘する。 「医療制度の未整備によって、貧困層や農村には正規の医療サービスにアクセスできない者が多い。そういった人たちは、がんになってもまともな治療を受けることもできず、わらにもすがる思いで、どこかで聞いた非科学的な民間療法に手を出してしまうのでしょう。中流層でも、点滴や薬の乱処方を行う営利主義の医者たちの影響で医療不信が広がっており、民間療法が信仰されやすい状況にある」 ネット上では笑い話となっている糞水療法だが、その背景はあまりにも悲しすぎる。 (文=牧野源)イメージ画像(Photo By Alpha from Flickr.)
大学のキャンパスで、学長親族が売春宿を経営!?「学生証呈示で割引サービスも……」
今年2月、広東省東莞市で火ぶたが切られ、全国に広がった性風俗の一斉摘発。しかし売春業者たちは、決して一掃されたわけではない。 湖北省武漢市では、思いがけない場所を隠れみのに売春が白昼堂々と行われていたことが、「京華時報」の潜入取材により明らかになった。 10月27日付の同紙によると、一人の現役大学生から「キャンパス内のホテルで売春が行われている」との情報がもたらされた。 問題のホテルは、学生数1万5,000人を擁する武昌理工学院の敷地内にある、5つ星ホテル「広信国際大酒店」だ。その中にある「足療保健(フットマッサージ)」の看板を掲げた一室を仕切る、楊と名乗るやり手ババアは、学生を装った記者にこう切りだしたという。 「プレイ代金400元に、女の子の交通費60元。部屋代は別」(※1元=約18円) 記者が「学生だからそんなに持ってない」と言うと、楊は「あんたたち学生が一番金持ちでしょ。自分で稼いでないだけで、親はいっぱい持ってるんだから」と応酬。一方で、「学生証を持ってきてくれれば、部屋代は割引できる」と、学生割引までオファーしてきたという。 「背の高い低い、ぽっちゃり、やせ型、なんでも好みは言って。でも女の子が来たら、チェンジはナシで」 と釘を刺され、案内された部屋待つこと十数分後、小曾と名乗る女の子が到着。彼女は1994年生まれで、普段は化粧品販売の仕事をしており、楊とは友人を介して知り合ったと明かした。 記者は「彼女にフラれたばかりで、おしゃべりだけでいい」とごまかし、プレイこそしなかったというが、ここまでくれば売春が行われていたことは確実だ。 ちなみにこのホテルの営業許可証に記載された経営者は、なんと学長の妻の弟に当たる人物だという。大学の敷地の一部を私物化して売春とは、中国で認められた大学の自治は底抜けである……。 (文=牧野源)イメージ画像 photo by Chris from flickr.
新生児の71%が中国系の地域も……中国人妊婦の出産ツアー急増で、アメリカが反日国家に!?
中国人妊婦による、アメリカへの出産ツアーが話題となって久しい。目的は、生まれてくる子どもに米国籍を与えることだ。出産予定の2カ月前に観光ビザで渡米し、出産する。すると、生まれてきた赤ん坊には、「合衆国に生まれたすべての者は合衆国市民である」とする合衆国憲法修正第14条に基づき、米国籍が与えられるのだ。 昨年は、2万人以上の中国人女性が出産のために訪米しており、中でも中国から最も近いアメリカ領土であるサイパン島では、2012年に新生児を出産した母親の71%が、中国籍だったという。また、カリフォルニア州ロサンゼルス郊外には、出産を待つ中国人妊婦たちが共同生活を送る、「マタニティーホテル」が登場。地元住民たちに問題視されている。 旅行業者が企画するアメリカへの出産ツアーの費用は、往復航空券、宿泊費、食費、出産費用を合わせて日本円で150~200万円程度。子が21歳に達すると、両親も永住権を申請できることを考えると、安い買い物というわけである。 「こうした状況は、日本にとっても悪影響を及ぼすかもしれない」と指摘するのは、中国在住フリーライターの吉井透氏だ。 「米国籍だけを目当てにアメリカで産み落とされたABC(アメリカン・ボーン・チャイニーズ)は、成長してもアメリカ社会に同化しにくい傾向があると指摘されている。それでも18歳になれば、もれなくアメリカの参政権を得る。近年、日中関係は悪化する一方だが、出産ツアーによってABCが量産されれば、将来的にアメリカで、親中ないし反日の機運が高まる可能性もある。中国政府は、妊婦たちの出産ツアーに対し沈黙を貫いているが、そうした企みを密かに抱いている可能性もないとは言えない」(同) まさか、中国政府はアメリカに中国系大統領が誕生する日を心待ちにしている!? (文=鬼村耕平)イメージ画像(Photo By Andy Eick from Flickr.)
【中国奇人伝】末期がんも克服!? 1本のロープ上に寝そべる武術の達人が話題に!
火の玉を飲み込む男や、アソコに筆を挟んで書道をする女性など、さまざまな奇人変人が存在する中国だが、浙江省黄岩の公園で今、1本のロープ上に寝そべる男性が話題となっている。 まるで映画のようなカンフー服と靴を身にまとい、2メートル間隔で立つ2本の木にくくり付けた親指ほどの太さのロープの上に仰向けの姿勢になる中年男性。片手を胸の上に乗せ、足を自然に組んで目を閉じたかと思うと、おもむろに両手を広げて縄から離したり、片方の足を持ち上げたりするが、絶妙なバランス感覚で落下するようなことはない。 公園を行き交う人たちが足を止めて不思議そうに見つめる中、まるでハンモックの上でくつろぐかのように、30分以上も寝そべったり、読書にふけることもあるという。 実は彼、黄岩に住む、51歳になる武術の達人である。3年前に末期の喉頭がんと診断され、その克服法として編み出した健康法がこれである。初めは3本のロープを使っても何度も落ちたというが、鍛錬の結果、1本ずつロープを減らし、現在に至ったという。 その甲斐あってか、当初は余命半年と宣告されたにもかかわらず、今でも毎日、公園に来てはロープの上で寝そべっている。 彼によれば、尻と肩、頭とロープの接触点3カ所が三角形になるように寝て、あとは心を静め、雑念を消し去ることができれば誰にでも実践可能というが、とても常人技とは思えない。とりあえず、この健康法がブームになることはなさそうだ……。 (文=牧野源/参照「浙江日報」10月14日付)
現役アルバイトが明かす、中国ファーストフードチェーン不潔事情
学校給食に、中国産食材が使用されている――。「週刊文春」(文藝春秋)の2週にわたる報道で、中国産食品への不安が再び高まっている。 中国といえば、7月に明るみとなった冷凍肉加工工場の上海福喜食品による「不潔肉使用事件」が世界的ニュースとなったばかり。同社から食材を仕入れていた外食チェーンはいずれも取引を停止し、衛生管理の見直しを消費者に約束した。 しかし、上海福喜食品の主要取引先のひとつだった世界的ファーストフードチェーン・Kでは、いまだに不潔極まりない環境で食品提供が行われているようだ。 同チェーンの黒竜江省ハルピン市内の店舗で働く、20代のアルバイト女性はこう明かす。 「2元(約35円)で売られているソフトクリームの製造機は毎日清掃するんですが、水洗い後、内部にたまった汚水を捨てようとしたところ、上司に『そのまま入れて混ぜておけばわからない。それより、ほかの仕事をしてくれ』と言われたので、言う通りにしています」 ファーストフード店では多くの人が注文するであろう、ドリンクにも危険が潜んでいる。 「紙コップの中には日常的にゴキブリが這っていましたが、廃棄されることなく使われています。さらに、ドリンクのトッピングには、賞味期限の過ぎたジャムやソースも使われています」(同) たまたま彼女の勤める店舗の衛生管理が、特別ずさんなのかもしれない。しかし、彼女は「中国のファーストフード店では絶対に食事したくない」と断言する。 食材生産現場から調理・販売に至るまで、食品流通の全工程で携わる人々のモラルが低下する中、中国産食品に「絶対安全」という言葉は存在し得ない。 有害物質や病原菌への耐性や抵抗力がまだまだ低い子どもたちが口にする学校給食に多用するには、リスクが高すぎるのではないだろうか? (文=牧野源)イメージ画像 Photo By Phil Dragash from Flickr
最高額面紙幣がたった1,750円! 経済大国・中国が1,000元札を導入できない理由
高級ブランド店で、赤い人民元の札束を指でペラペラと数える恰幅のいい男。中国の成金を象徴するような姿であろう。しかし、彼らも好きでやっているわけではない。
現在、中国の最高額面紙幣は100元札(約1,750円)。人民の購買力と比較すると、もはや小額すぎるといえ、高額の支払い時には不便である。人民からは1,000元札(1万7,500円)待望論も出ているが、簡単に導入できない事情もある。偽札の横行だ。
過去10年にわたり、偽札押収量が国内最多となっている広東省では、今年上半期に1億2,700万元(約22億2,300万円)分の偽札が押収された。また9月には、浙江省台州市で地元警察が偽札密造グループを摘発し、通し番号がすべて同じ100元の偽札824万元(1億4,400万円)分を押収したばかりだ。さらに銀行のATMで現金を引き出したところ、偽札が出てきたという被害も相次いでいる。
近年出回っている“Sクラス”と呼ばれる精巧な偽札は、大規模な犯罪組織が製造しているものだが、その流通を許す人民のモラルの低さも問題となっている。中国の重慶のあるバス会社が公表したところによると、運営する2つの路線で1年間に受け取った偽の人民元乗車賃額が5~6万元(87~105万円)に上った。
乗客は、乗車時に運転手横に設置された箱に乗車賃を投入する仕組み。投入時に見過ごしてしまえば、バスが車庫に入って精算をする時まで偽金とはわからない。子ども用のおもちゃの札のほか、ゲームセンターのコイン、毛沢東の顔が孫悟空に替わっている粗雑な偽金も含まれていた。バスの運転手によると、この一年で捕まえた偽金使用犯は、ひとりの小学生のみだったという。
まさに大人から子どもまでもが偽札・偽金の流通に加担する中国。新たな最高額面紙幣の導入には、偽造防止技術の革新を待たなければならないというわけだ……。
(文=牧野源)
【中国】大型連休中に相次いだ旅行者マナー違反で大論争「マナーがないのは農村出身者」?
建国記念日に当たる10月1日からの1週間、中国は毎年恒例の大型連休を迎えた。今年の連休期間中に旅行に出かけた人は昨年より12%増え、過去最高となる延べ4億8,000万人に達したとみられている。毎年、この時期に取り沙汰される旅行者らによる迷惑行為も、その分、著しいものとなった。 観光地として公開されている江蘇省の周恩来元首相の旧家では、この1週間のうちに観光客が残したとみられる大量の落書きが見つかった。また、広東省深セン市のテーマパークでは、展示していた陶製の小型の人形、5万個近くが来園客によって持ち去られ、被害額は約6,000万円に達した。また、北京の天壇公園にある600年前に製作された漢白玉石彫では、写真撮影のために上部に座ったり立ったりする者が後を絶たなかった。 こうした旅行者による非文明的行為は、中国でも報道されており、議論も巻き起こっている。中国版Twitter「微博」では、こんな書き込みが散見される。 「だから俺はずっと農民を町に入れるなと言っているだろ!」 「習慣の問題だ。都市部の生活に慣れた人ならゴミは自然とゴミ箱に捨てに行く。農村の生活に慣れた人は適当に投げ捨てる」 「俺も農村出身だ。実家ではゴミをその辺に捨てる。大学を卒業して一部上場の会社にインターンに行ったが、つばをどこにでも吐くという理由で解雇された。それから俺は自分をしっかり管理するように心がけた。ある面接で、俺は会社の入り口にあった紙くずを拾ってゴミ箱に捨てた。それが理由で採用されるとは思っていなかった」 つまり「マナーがないのは農村出身者」というわけである。しかし一方では、こんな反論も。 「こういったことは、みんな都市の人間がやっているに違いない。農民には旅行に行くような時間も金もあるわけない」 「杭州に旅行に行ったら、マナーの悪い奴らはみんな北京なまりだったぞ!」 さらには、「入場料を払っているんだから別にいいだろう? 保護や掃除は管理者の仕事だ」という開き直ったような書き込みもある。結局、誰もが責任のなすり合いに終始し、他人ごとを決め込んでいる点に、問題の本質がありそうだ……。 (文=牧野源)イメージ画像 photo by Chris Feser's flickr
民主化より生活が大事!? 香港デモに対し、高まる市民からの批判の声
「香港当局にはなんの裁量もない。やるなら北京に行ってやれ!」 「人の仕事を邪魔しておいて、何が民主化だ!」 罵声にも似た叫び声が、路上に居座る若者たちに浴びせられた。 梁振英行政長官の辞任を求めて行われている、香港のデモの現場での出来事だ。デモ隊に対し、当局は6日を撤収の期限として迫っていたが、行政や金融の中心地であるセントラルと、商業地区の旺角の公道では依然として「占拠」が続いている。 しかし、デモが長期化するに従い、デモ隊と市民との温度差が顕著となっている。 10月3日夜には、デモに反発する市民がデモ参加者を取り囲み、危害を加えるという事件が各地で頻発。40人近くの負傷者が出た。一部のデモ参加者は、当局に雇われた黒社会の人間の仕業であると主張している。しかし、一般市民からの風当たりも、強くなりつつあることは確かなようだ。 6日昼過ぎ、旺角の路上でデモ反対派の市民が、デモ隊が設置した垂れ幕の一部を剥ぎ取ると、周りから拍手が巻き起こる一幕もあった。香港の街中には、随所で「占拠は経済に損害を与えている」という張り紙も目につく。 また、道路の封鎖によって営業に支障が出ているバスやタクシー運輸業界の各団体は、「我々の飯の種を奪うな」とカウンターデモを展開している。 香港のテレビニュースでは、16歳の娘がデモに傾倒し、家に帰ってこないとして、「娘を返せ!」と泣き叫ぶ母親の姿も放映された。 富裕層向けの飲食店が軒を連ねるSOHOにいた28歳の女性は「中国支配が強まると不利益を被る者と弱まると、不利益を被る者、利権者同士の争いに学生が利用されているだけ」と冷ややかに話した。 中国支配からの脱却と民主化は、多くの香港人にとっての理想だが、大切なのは目先の生活ということか。 (文=牧野源)YouTUbe「The New York Times」チャンネルより
「親の献血で子どもの入試点数を加点!?」慢性的な血液不足に悩む中国でトンデモ奇策が続々
近年、中国で血液不足が深刻化している。広東省、四川省など10以上の省では今年、血液の在庫量が危険水準に達し、複数の病院で手術ができない状態となった。経済発展によって普及した高度先進医療は、輸血や血液製剤の消費量を増加させたが、それらに見合う献血量が確保されていないためである。 世界保健機関によると、献血率(年間に人口の何%が献血に参加したかを示す数値)は、先進国で10~20%とされているのに対し、中国では1%ほどにとどまっている。 こうした事態には、「中国社会にはびこる他人への無関心の結果」と指摘する向きもあるが、中国で献血が根付かない理由はほかにもある。広東省ブロック紙の社会部記者は話す。 「かつて中国では売血が認められており、HIVや肝炎をはじめとする感染症が献血や輸血を通して拡大した。また、市民の献血で集められた血液が、地方政府の役人によって不正転売されていたという疑惑もたびたび持ち上がっている。国民の献血に対するマイナスイメージは根強い」 こうした中、必要な献血量を確保するため、各自治体はさまざまな政策を展開している。浙江省浦江県では7月、親の献血実績に応じ、子どもの中学入試の得点にゲタを履かせるという優遇策を打ち出した。親が8,000 ccを献血した場合、子どもの入試の得点に3点が、6,000ccなら2点、4,000ccなら1点が加算されるという。これに対し、ネット上では「売血と何も変わらない」との批判も出ている。 一方、陝西省宝鶏市では、軍人、大学生は年に一度、新人公務員は赴任前に、そのほかは自動車免許、結婚証書、大学入学許可書を受け取る際に献血を義務付ける条例を、10月から実施する。あの手この手で民衆に献血させようとする政府は、吸血鬼そのもの!? (文=牧野源)日本における街頭献血の様子(Wikipediaより)







