「謝り損」の小森純、「爆笑・太田に救われた」ピース綾部……“ペニオク芸能人”明暗のナゼ

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『AYABE MODE』(ワニブックス)
 一連の“ペニオク詐欺”事件で、ブログに虚偽の記事を掲載してファンをオークションサイトに誘導していた小森純が、レギュラー番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)を降板することが明らかになった。  番組からは「番組改編期に伴うもので一連の騒動とは無関係」という説明があったと報じられているが、騒動の影響であることは明らか。これで小森はレギュラー番組のすべてを失うことになった。 「騒動発覚後、ネット上で“煽り”に反論するなど立ち回りを誤ったことが小森の悪循環の始まりでした。それでも『サンデージャポン』(TBS系)で生謝罪することで幕引きを図ろうとしましたが、共演者の西川史子さんに予想外の猛烈な糾弾を受けて、さらにイメージが悪化してしまった。“謝り損”になってしまった小森は、このままテレビから消えてしまう可能性も高いですよ」(芸能誌記者)  一方で、お笑いコンビ・ピースの綾部祐二など、何事もなかったようにバラエティ番組に出演を続けている“ペニオク芸能人”もいる。いったい、この差はなんなのだろうか。 「事務所の力、と言ってしまえばそれまでですが、綾部の場合は爆笑問題の太田さんに救われた部分がある。騒動発覚直後の昨年末、『笑っていいとも年忘れ超特大号!』(フジテレビ系)に出演中に、太田さんが『綾部が言いたいことがあるらしいですよ!』『いいオークションがあるらしいですよ!』などと、綾部を“イジった”んです。綾部も最初はこのフリから逃げようとしましたが、太田さんのあまりのしつこさに観念して『すみません』と頭を下げた。これをマスコミが“生謝罪”と報じたことで、“綾部は潔く謝った”というイメージが浸透した」(同)  ネット上では“等しく”バッシングが続いている両者だが、仕事の面ではくっきりと明暗が分かれてしまったようだ。

キングコング西野亮廣 現場でもディレクターに「俺はお前を認めるよ」と謎の上から目線で……

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『西野亮廣独演会』よしもとアール・アンド・シー
 森三中・大島美幸の夫で構成作家の鈴木おさむの小説『芸人交換日記』(太田出版)を、「つまらない」と批判したことから勃発した“大島VSキングコング西野”の争い。ネタともマジとも取れる争いは、今後どのように決着するのだろうか? 「一部では、すでに大島さんと西野さんの対決がバラエティで用意されてるといわれていますが、そもそも、西野さんが普段から“余計な一言”を言うから、こういった騒動になってるんです」(バラエティスタッフ)  彼と何度も仕事をしているお笑い関係者によると、彼の“舌禍事件”は表沙汰になってないのも含めて相当な数あるという。 「とにかく、すべてが上から目線なんです。番組内で気に入った演出があると、ディレクターに対して『俺はお前を認めるよ』なんて言って、変に大御所ぶるんです。後輩芸人たちにも、『俺は多才だから、お笑いにはこだわってないんだ』なんて、お笑い芸人が言いますか? みんな『だったら辞めろよ!』って、裏では話してましたよ」(同)  ある意味、誰に対しても“ブレない”西野だが、上下関係のハッキリしている吉本興業での立ち振る舞いとして、大丈夫なのだろうか。 「正直、彼を慕う後輩はいないんじゃないですかね。大御所の人たちも、スタッフに対して非常識な物言いをする西野さんの“悪評”は耳にしてるようですから、これ以上騒動が大きくなるようなら、何か動きがあるかもしれません」(芸能事務所関係者)  確かに、小説を書いたり絵本を書いたり、多才ぶりを発揮している西野。しかし、いずれも成功しているとは言いがたい。 「先日もNYで個展をやってて、『ウォルト・ディズニーを目指す!』って言ってましたけど、周囲も『また言ってるよ』ってシラけてますよ。『はねるのトびら』(フジテレビ系)が終わってからは東京でレギュラーもないので、時間が余ってるから書いてるんじゃないかってみんな言ってますよ」(同)  “憎まれっ子、世にはばかる”といわれるには、まだ早いか。

「すでに対決企画も決定済み?」森三中・大島とキンコン西野の“場外バトル”に漂うシラケムード

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『ガキンチョ★ROCK』
(バンダイビジュアル)
 キングコング・西野亮廣と森三中・大島美幸の“場外バトル”が一部で盛り上がりを見せている。これは大島の夫で放送作家・鈴木おさむ氏の著書『芸人交換日記』(太田出版)をめぐり、西野がTwitter上で「ちっとも面白くない」と批判。これに大島が夫に代わって激怒し、テレビ番組上でAKB48・峯岸みなみばりの“丸坊主謝罪”を要求した。  大島の怒りはその後も収まらず、今月3日に登場したイベントでも爆発。リポーターから水を向けられた大島は「待ってました!」とばかりに「おい、西野! 死ぬまで一生許さねぇからな!」と宣言。一応、西野からは謝罪の手紙が届いたというが、大島は「あんなの嘘だ」とバッサリで、最後は「西野!(吉本の)本社に来い、この野郎!」と挑発してその場を後にした。  騒動当初は大島の怒りようから“ガチ”と見ているマスコミも多かったが、このところは“ネタ臭”がプンプン……。週刊誌デスクは「結果的に『芸人交換日記』の宣伝になっている。西野も最近はすっかりテレビで見なくなったし、吉本としては騒動が過熱して盛り上がれば、西野の再起にもつながるし、一石二鳥。そう思ってからは、すべてがアングルにしか見えませんね」と話す。  事実、この日のイベントでは森三中の村上知子と黒沢かずこが舞台裏を暴露。取材した記者によれば「すでに西野と大島がテレビ番組で直接対決する企画が決定していることを、2人が明かしたんです。その瞬間の現場の冷めた空気といったら……。『なんだかんだでプロレスじゃねーか』とボヤく声しか聞こえませんでしたね」。  こうなったら、本当にプロレスのリングでどつき合ってもらったほうがよさそうだ。

胃がん手術の雨上がり決死隊・宮迫博之が、親友・ナイナイ岡村に見せた“弱気”な素顔

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「クイック・ジャパン79」(太田出版)
「カメラの回っているところでは、周囲の人を不安にさせないように振る舞っていますが、やっぱり“親友”と話をするときは違った表情になっていましたね」(テレビ局関係者)  昨年12月、早期の胃がん手術を行った、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之。術後の経過も良く順調に回復し、すでにレギュラー番組にも問題なく出演している。そんな宮迫が、「吉本印天然素材」時代からの僚友である、ナインティナインの岡村隆史と深刻そうな顔で話し込んでいたというのだ。 「2人が話していたのは、あの『R-1ぐらんぷり2013』の生放送が終わった後でした。たまたま会ったようで、『調子はどんな?』といった感じで岡村さんが話しかけていました」(フジテレビ関係者)  その会話というのが、普段の2人からは想像もつかないような内容だったという。 「宮迫さんが『最近、あんまり食べれんようになったんや』と言うと、岡村さんも『やっぱり病気したらそうなるよな。俺もそうや』と言っていました。岡村さんは禁煙してからすごく太りましたが、あれでも食が細くなったということなんでしょう。宮迫さんも、以前に比べて飲みに行くことも減ったみたいですし、何より胃の手術でしたから、本人はまだ何かしらの違和感があるのかもしれませんね」(同)  そして、こんな話も。 「2人とも『ほんまに体には気をつけなあかんな』と言って別れてました。ものの数分でしたけど、お笑い芸人の顔ではなかったですね。ただ、それを一般の視聴者に感じさせることはないですから、やはり2人ともプロですよね」(同)  数多くお笑い芸人を抱える吉本といえど、この2人に代わる芸人がいないのも事実。今後も、体調は万全でいてほしいものだ。

【東京スポーツ映画大賞】これはエロい! 壇蜜の身体にビートたけしが「コー○ン」と落書き!!

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後列には“悪人”12人がズラリ。
 24日、港区の東京プリンスホテルでビートたけしが審査員長を務める「第22回東京スポーツ映画大賞」及び「第13回ビートたけしのエンターテインメント賞」の授賞式が行われた。  「東スポ映画大賞」は北野武監督作品『アウトレイジ ビヨンド』が作品賞、監督賞、男優賞の3部門を受賞。前作『アウトレイジ』は2年前の『第20回東スポ映画大賞』にて作品賞、監督賞、助演男優賞、新人賞と5冠を達成したのに続き、今回も“ミラクル”を巻き起こした。  特に男優賞は『アウトレイジ ビヨンド』出演者である西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、桐谷健太、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁の12人が受賞。この「男優賞」の設立は、ビートたけし審査委員長いわく「周りのスタッフの勧めもあって、全員にあげちゃおうと思った」ということで、今回は主演男優賞、助演男優賞などを一切なくし「男優賞」という賞を設立したという。
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主演女優賞に松たか子
 また、『アウトレイジ ビヨンド』以外では、主演女優賞として西川美和監督作品『夢売るふたり』で阿部サダヲと共に結婚詐欺に手を染める夫婦を演じた松たか子が受賞。特別賞には今年1月に亡くなった故・大島渚監督が選ばれた。大島監督の映画に俳優として出演していたたけしは「(『戦場のメリークリスマス』で)海外の大物デビッド・ボウイと音楽家の坂本(龍一)さん、漫才師のおいらをキャスティングしたのはすごい」と、大島渚監督をあらためて絶賛した。  また「第13回ビートたけしのエンターテイメント賞」では、ハマカーン、アルコ&ピース、キンタロー。、ゴールデンボンバーらが「日本芸能賞」を受賞。キンタロー。は舞台で前田敦子のモノマネを披露。たけしはキンタロー。のモノマネを見て「単に頭のおかしい人じゃねえか(笑)」と大絶賛した。
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キンタロー。の前田敦子モノマネ。たけしも絶賛。
 また、話題賞は“エロいお姉さん”こと壇蜜が受賞した。壇蜜はたけしにマジックを手渡し「私、書き初めがまだなので……」と、自らが「半紙」となって体に文字を書いてもらうことをたけしにお願いした。
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 なお、たけしが書いたのは「コー○ン」であった。
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(文・写真=穂積昭雪・山口敏太郎事務所)

「ジモンさんが……」ダチョウ倶楽部“3人そろって”レギュラーゼロの意外なワケ

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『ダチョ・リブレDVD-BOX vol.1』
(角川エンタテインメント)
 現在のバラエティ番組には欠かせない存在のダチョウ倶楽部。個々でも多くの番組に出演しているのだが、不思議とトリオとしてのレギュラー番組は現在ゼロ。その理由を、あるバラエティスタッフが話す。 「要は、3人いたら大変だということですよ。問題は、番組がじゃなくて、その前です。番組ではほかのタレントさんや司会の人がいるからいいのですが、楽屋にはいないでしょ? そこで、かなり面倒なことが起こるんですよ。だいたい、その中心にいるのはジモンさんなんですけどね」  また、実際にその場面に遭遇したあるテレビ局関係者によると、 「電話をしているマネジャーに、ジモンさんが話しかけたんです。まあそれも、そもそもあり得ないですよね(苦笑)。で、ジモンさんが『お前、何をしてるんだ!』って突然怒鳴りだして。マネジャーも『仕事の打ち合わせで』って電話口を押さえながら返事をすると、『そんなの後でいいだろ! こっちは3人いるんだぞ!』ってワケの分からない返しをしていました。そのとき、肥後さんと上島さんは“またか”って顔で知らんふりをしていましたけどね」  そういった理不尽なやりとりがどこの現場でも見られるというから、穏やかではない。 「肥後さんは一応“リーダー”なんですけど、最近のジモンさんは手に負えないみたいで、結構スルーしているんですよね。それで、その矛先が全部マネジャーとかスタッフに向かってくるんで大変なんです。マネジャーにも『3人そろったら大変だね』って話をしてますよ。志村けんさんの番組だとそういったことはないんですけど、それ以外だと結構、目につくことが多いですね」(前出・バラエティスタッフ)  3人そろってこその「ダチョウ倶楽部」なのだが……。

がん手術の雨上がり決死隊・宮迫博之 完全復活で「和田アキ子の目にも涙……」

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『クイック・ジャパン79』(太田出版)
「復帰してからというもの、周囲に心配をかけさせまいと、今まで以上に盛り上げていますよ。いまだに心配する声もありますが、本人はもう病気のことは気にしていないようですね」(テレビ局関係者)  昨年の12月、早期胃がんのため休養した雨上がり決死隊の宮迫博之。がんは「胃角」と呼ばれる部位にあり、大きさは2センチ程度と小さく、腹腔鏡下幽門側切除の手術で胃の3分の2を摘出して、わずか2週間程度で退院した。 「いくら早期発見といっても、がんはがんですからね。本人も最初は相当落ち込んだそうですが、周囲はもっと落ち込んでいましたね。ただ、手術の経過も良く、見た目も少し痩せたかな、ってくらいであまり変わってないので、知らない人が見たら何も気づかないレベルですよ」(芸能事務所関係者)  先日、『快脳!マジかるハテナ』(日本テレビ系)の収録で一緒になったバラエティスタッフによると、 「カメラが回っていないところでも、お客さんに手を振るなど、今まで以上に愛想よくしていましたね。みんなに心配をかけさせまい、という気遣いでしょうね。復帰初回ということで、ゲストには和田アキ子さんや久本雅美さんら、あまりゲストで出ない人たちが出演してくれました。これも、宮迫さんへの“快気祝い”ということのようです。アッコさんも『元気そうでよかったわ』と胸をなで下ろしていました。目にはうっすら涙もあって、まさに“鬼の目にも涙”でしたね。もちろん、本業のトークのほうも問題なかったですよ!」  どうやら、完全復活と見てよさそうだ。

「吉本も想定外だった!?」極楽・加藤、ロンブー淳の相次ぐ“山本復帰コール”の裏側

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『極楽とんぼのテレビ不適合者 上巻』
(ポニーキャニオン)
 極楽とんぼの加藤浩次が、4日放送のTBSラジオの新番組『加藤浩次の金曜Wanted!』(金曜午後8時)の中で、かつてコンビを組み、現在は芸能活動を休止している相方・山本圭一の年内復帰を望む発言をした。  山本は2006年7月、淫行騒動を起こして吉本興業を解雇、表舞台から姿を消している。  加藤は番組内で、かつて山本と共に長期間ラジオ番組をしていたことを話題にしつつ「山本さんがいなくなってからもう6年半」とし、「山本をそろそろ許してやってほしいという気持ちもある」とコメント。続けて「(同番組を)やっている(約3カ月間の)うちは無理だけど、年内に(芸能界に)戻れりゃいいじゃん、と思ってるけどね」と語った。  これに追随したのが、ロンドンブーツ1号2号の田村淳だ。加藤が山本にラブコールを送ったことがニュースになると、すかさず自身のTwitterで以下のようにつぶやいた。 「Yahooニュース見ましたか?極楽とんぼの加藤さんが、相方山本さんの復帰を今年中に望んでると… 僕も同じ様に山本さんの芸能界復帰を望んでいます。復帰にあたっては様々な意見が出ると思いますが、僕は強く復帰を望みます! 僕が唯一師と仰げる人です…早くおかえりなさいって言葉をかけたいです」  加藤と淳という、吉本興業の“実力者”が相次いで発言したとなると、全社的な思惑が働いているようにも見えてしまう。事実、11年に暴力団関係者との交際で芸能界を引退した島田紳助さんのケースでは、昨年初めに同社の大崎洋社長が会見で紳助復帰に触れた。  その舞台裏について事情を知る人物は「あれはデキレース。前年末にマスコミ各社には『来年初めの会見で紳助復帰に触れるから、よろしく』と通達していた。要は、マスコミを使って観測気球を揚げた形」と明かす。  となると、今回の山本のケースも……。  これに吉本関係者は「いや、あれは本当に何も打ち合わせしていません。ラジオで加藤が復帰に触れることも知らされていませんでした。加藤と淳の個人的な意見と捉えています」と否定。あくまで加藤と淳の“フライング”という見解で、吉本としては「静観の構えです。むしろ、騒ぎになってもらったら困るかも」(同)。  結果、日がたつにつれ、山本復帰待望論は尻すぼみになってしまった。コンプライアンス遵守が叫ばれる昨今、山本の復帰にはまだ時間がかかりそうだ。

森三中・大島の痛烈“イジメ”批判は勘違い!? それでもインパルス堤下に悪評噴出の理由

『森三中のスタイリストが教える ぽっちゃり
姫のおしゃれBOOK』
 元旦に生放送されたバラエティ番組で森三中の大島美幸が、インパルスの堤下敦を名指しで批判したが、吉本興業の関係者からは「大島の勘違い」という話が聞かれる。 「黒沢にとって堤下は恩人。その2人の関係を大島は分かってないんですかねえ」  大島は堤下がメンバーの黒沢かずこをイジめていたというのだが、関係者によると森三中の結成当時、黒沢がほか2人に比べて影の薄いことを気にしてグループ活動を続けていいか悩んでいたところ、堤下が「やるべきだ」と後押ししたことがあったという。 「黒沢がつまらなかったときなどは、個人的にダメ出しすることもあったんですよ。だから、イジメではないと思うんですけどね」と関係者。  しかし、そういう話であれば大島が黒沢から何も聞いていないというのも不自然な話である。大島がブチ切れたのは吉本芸人の暴露トークコーナーで、堤下の名前が出た途端「堤下がここにいたら、マジでやってやろうと思います」としたが、黒沢はそれを止めるような気配はなく、笑って聞いていた。  「堤下のことは大嫌いです! 来いよテメーこの野郎。あいつは女の腐ったような最悪な奴です。黒沢さんが根暗なのをいいことに、おまえ面白くねえんだよって言ってみたり、マジでクソ野郎!」と大島。  放送されたテレビ東京の番組関係者が「周りの芸人がフォローして笑いにしてくれましたが、さすがに録画だったらカットしていた」と焦ったほどの迫力だった。 「黒沢さんの件は大島さんの誤解かもしれませんが、堤下さんが周囲からどう見られているかは、番組を見れば分かるはず。芸人仲間からもスタッフからも相当嫌われているのは事実です」  そう打ち明けるのは、テレビ局関係者。 「堤下さんは目上の人には非常に礼儀正しいですけど、若いADとか後輩芸人には結構コワいんです。ヤクザみたいな巻き舌で“おいコラ”と説教されますし、前に堤下さんから頼まれていた準備を忘れたADが裸で逆立ちさせられたこともあったり」(同)  これを聞くと堤下にイジメ体質があるようにも思えるが、前出の吉本関係者は「堤下は尊敬する極楽とんぼの山本圭一にかなり影響を受けていて、体育会系なノリの山本の態度をそっくり真似しているせい」だという。  一方、黒沢は、先輩芸人を前にすると緊張から萎縮することで知られる。大島が体を張ったネタをする中、見ているだけになることが多い黒沢に先輩芸人が「おまえも少し頑張らないと」とちょっと注意しただけで、それから2時間ぐらいは下を向いていたという関係者の証言もあった。  イジメがあったのかなかったのか、それとも単なるネタだったのかは部外者には分からないが、前出の番組関係者によると「大島の叫びにはたくさんの視聴者から“正月から不愉快だった”と局にクレームがあった」というから、何にせよ、お笑いにはならなかったことだけは確かだ。 (文=鈴木雅久)

「ネタを磨けばチャンスは来る!」お笑い評論家・ラリー遠田の2013年お笑い界トレンド大予測!!

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『333(トリオさん)3』
(よしもとアール・アンド・シー)
 2013年のお笑い界はどうなるのか? 新しいスターは出てくるのか? いくつかのテーマに絞って、次世代を担うと期待される若手芸人を何組か紹介していきたい。  まずはテレビ・お笑い界に絶大な影響力を持つ、笑いの総合商社・吉本興業から見てみよう。この事務所で目下の課題となっているのはもちろん、ピース、平成ノブシコブシに続くスターを輩出することだろう。現在、その有力候補として頭角を現しているのは、パンサーとジャングルポケットという2組のトリオ芸人。  パンサーは、菅良太郎、向井慧、尾形貴弘の3人組。ネタの中では3人がバランスよく機能している一方、バラエティでは尾形の挙動不審キャラが際立っている。それぞれ見た目も整っていて、トリオとしての安定感は抜群。世間に大きく注目される前に『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演したというのはピースと同じ道のり。ピースに続いて吉本の希望の星となることができるだろうか。  パンサーと並んでブレイク寸前との呼び声が、高いのがジャングルポケット。彼らは漫才もコントも器用にこなす実力派。さらに、斉藤慎二は役者経験があって演技がうまく、キャラも立っている。大げさでクドすぎる顔と芸風はルー大柴以来の逸材とウワサされている。『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)に出演した際にも、先輩であるフルーツポンチ・村上健志を強引に言い負かしたことでも名を上げた。いまや怖い者なしの斉藤の勢いに引っ張られて、ジャングルポケットが一気に大出世を遂げるチャンスは十分にある。  一方、吉本以外のお笑い事務所でいま注目されているのが、関西では吉本の永遠のライバルともいわれる松竹芸能だ。2011年に東京に「新宿角座」という劇場をオープンして以来、若手芸人が着々と力を付けていて、メジャーシーンで通用する才能が育ちつつある。  その筆頭は、コントに定評がある、さらば青春の光とうしろシティ。彼らはいずれも昨年9月の『キングオブコント 2012』(TBS系)で決勝に進み、さらば青春の光は2位、うしろシティは5位という結果に終わった。だが、その直後、10月に行われた『NHK新人演芸大賞』では、今度はうしろシティがさらば青春の光を退けて大賞を受賞。お笑い賞レースでも常に上位に食い込み、切磋琢磨する良きライバルとなっている。  彼らの間には因縁めいた対照的な特色がある。うしろシティは文字通り都会派のスマートなコントが売りで、見た目もこざっぱりしていて女性ファンも急増中。一方、さらば青春の光は、ナニワ臭さの漂う泥臭い芸風で、コントもアクが強いものが多い。  単独ライブのチラシのデザインにも露骨に差をつけられたりして、事務所ぐるみで両者の対立を煽っているように見えるところもあり、興味は尽きない。ただ、2組ともコントの実力は折り紙付き。お互いを高め合いながら次なるステージを目指すのみだ。  松竹では彼ら以外にも、キレのあるダジャレ漫才で『THE MANZAI 2012』(フジテレビ系)決勝進出を果たしたオジンオズボーンが注目されている。また、最近ではAKB48の前田敦子、大島優子のものまねで女性芸人・キンタロー。もプチブレイク。いま最も熱いお笑い事務所は松竹芸能だ。  また、お笑い界全体を見回すと、持ちネタを磨いて人気獲得を狙う芸人たちが、今まで以上に積極的な動きを見せている。例えば、昨年12月から太田プロではマシンガンズ、トップリード、風藤松原、新宿カウボーイ、アルコ&ピースらによる「エイトライブ」という新しい月例ライブが始まった。ここでは各自がネタ2本と企画を行うことになっている。  これ以外にも、各事務所で若手芸人数組によるユニットライブが続々と立ち上げられている。これらの動きの一番の狙いはもちろん、ネタの強化と人材育成だろう。昨年、地道に新ネタを作り続けて自主ライブで披露していたバイきんぐが『キングオブコント』で優勝して大ブレイク。その背中を見た東京の芸人たちは、ネタさえ磨いていればチャンスは訪れる、という確信を深めるようになった。今まで以上に気合を入れてネタを作り続ける若手芸人たちの中から、次の時代を背負う人材が現れるだろう。  一方、こつこつネタ作りに励む優等生芸人を尻目に、怠惰で自堕落な生き様を貫き、それを笑いに変えていく自称“クズ芸人”という人種もいる。中でも、昨年初めての単独ライブ「クズ&クズ」を成功させたスパローズのクズ芸の面白さは群を抜いている。彼らの漫才は、芸歴17年で売れていない自分たちのことをしゃべる反則スレスレの自虐ネタ。それがことごとく爆笑をかっさらい、『THE MANZAI』では2年連続ワイルドカード進出。また、どんな状況からも笑いを生み出すトークの実力を買われて、ライブシーンでは密かに注目されている。イジり、借金ネタ、自虐ネタなどの豊富な武器を持ち、業界人や先輩芸人との付き合いも深い。異能のクズ芸人・スパローズは「売れないことをネタにして売れる」という奇跡を起こすことができるのか?  キャラが輝く者、ネタを磨く者、生き様を突き詰める者。いずれも笑いの道に真摯に向き合う求道者であることに変わりはない。お笑い界の2013年は、未知なる才能が輝きを放つ、明るい日の出の年となりそうだ。 (文=お笑い評論家・ラリー遠田)