深田恭子さん主演『ダメな私に恋してください』(TBS系)は8話。前回、黒沢(ディーンフジオカ)に対する想いに気づき、最上(三浦翔平)との婚約を破棄したミチコ(深田恭子)。晶(野波麻帆)の家をなぜか追い出され、再び黒沢の営む「喫茶ひまわり」に居候することに……。 一緒に暮らすことで、改めて黒沢と一緒にいる心地よさを感じたミチコ。そんな中、ある重要な出来事を忘れていたのです……。 実はミチコ、「祖母の法事の時、結婚する最上を紹介しに実家の寺に行く」と親に伝えていたのです。親から電話がかかってきたことで、ミチコは慌てて“代役”を立てようとします。 しかし、協力的だった黒沢の子分(?)はあまりにも演技が下手で断念。仕方なく、「彼は仕事で来れなくなった」ということにして、1人で実家に帰ることとしたのです。 実家に帰ると、当然「なんで?」といぶかられるミチコ。妹には「ウソでしょ」と、完全に見抜かれる。あーあ、バレたなこりゃ……。 と、その瞬間でした。「遅れてすみません」と、男が登場! そう、黒沢です。どんだけ王子様やねんもう……。 実家のコタツで家族と話をするミチコと黒沢。家族から「ミチコのどこがよかったの?」と聞かれた黒沢は、極めてたどたどしくも「かわいい」「好き」と口にします。本当にたどたどしく、ね……。 翌日、祖母の法事を終えて家族みんなで食事に。父(佐戸井けん太)から「寺を継ぐ気はあるのか」と聞かれる黒沢。黒沢は、死んだ兄が自分に好きな道を歩ませてくれたことに感謝し、「喫茶ひまわり」が好きだから、それはできないと語ります。黒沢の真剣なまなざしに、父も納得。どうやら、ミチコにつく男は結婚詐欺師なのではと疑っていたようです。ミチコっていったい……。 このままなんとか関係をごまかして、東京に帰れば今までどおり……という予定だったのですが、ミチコの親族が地元で有名な「へそ踊り」という上半身裸の恥ずかしい踊りをすることになり、黒沢も誘われてしまいます。黒沢は覚悟を決めて服を脱ごうとしますが、ミチコがSTOP! 結局、ミチコと黒沢の関係もすべてしゃべってしまい、全部バレてしまいました。最初から本当のこといえばよかったんじゃ……。 ただ、黒沢がミチコの家族を好意的に思ったことが帰り道に分かり、ミチコとしては大チャンスではないか。おお。 帰り道、ミチコは思わず「結婚してください!」とプロポーズします。はやっ。驚いた表情の黒沢。しかし、ムード的にはこっちのペース。これはいけるか。 ミチコを見つめ、黒沢の出した答えは……。 「断る」 8話で一気に黒沢とミチコの距離が縮まったような感じですが、この時点で好きってバレて最終回までもつのだろうか……ちょっと心配でもあります。 なんにせよ、どのような結末を迎えるのかイマイチ読めない『ダメな私に恋してください』。次回も必見です。 (文=どらまっ子KYOちゃん)TBS系『ダメな私に恋してください』
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またゴリ押し? 芳根京子が福士蒼汰主演ドラマのヒロインに抜擢!
若手女優・芳根京子が、今夏にフジテレビが放送する予定の超大型スペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚(きたん)』(福士蒼汰主演)で、ヒロインに抜擢されたことが明らかになった。 芳根は2013年4月期の連続ドラマ『ラスト・シンデレラ』(フジテレビ系/篠原涼子)で女優デビューを果たした。これは、同じ事務所(ジャパン・ミュージック・エンターテインメント)の先輩である篠原主演ドラマとあって、“バーター”とのウワサがもっぱらだった。 その後、14年度前期のNHK朝ドラ『花子とアン』で、主人公・花子(吉高由里子)の親友・蓮子(仲間由紀恵)の娘・富士子役を演じ、注目を集めた。 15年7月期には、「参加者1000人以上のオーディションで選ばれた」との触れ込みで、TBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』の主演に大抜擢を受けた。ほとんど知名度ゼロの女優が、プライム帯の民放連ドラの主役起用とあって、“ゴリ押し”の声も多く上がった。 ドラマ自体は、合唱好きの視聴者には好評で、“清楚系”の芳根の評価も悪くはなかったが、視聴率は平均5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と当然のごとく大爆死した。 同年10月公開の映画『先輩と彼女』では、『表参道高校合唱部!』で共演した志尊淳(主演)と再びコンビを組み、ヒロイン役を務めた。 それ以降、目立った活動はしていなかったが、今回久しぶりのドラマ出演で、ヒロイン役を射止め、またぞろ“ゴリ押し”の声が聞こえてきそうだ、 『モンタージュ 三億円事件奇譚』の原作は、10年から15年に「週刊ヤングマガジン」(講談社)に連載された人気漫画『三億円事件奇譚 モンタージュ』(渡辺潤作)。脚本は映画『悼む人』『アゲイン 28年目の甲子園』『悪夢ちゃん The 夢ovie』などを手掛けた大森寿美男氏。 ドラマは、1968年12月10日に発生した20世紀最大の未解決事件「三億円事件」をテーマにした物語。舞台は2009年の長崎で、主人公である高校3年生の鳴海大和(福士)が袋小路に倒れる瀕死の老人から、「オマエの父親は、三億円事件の犯人だ」と告げられる。その老人は亡くなり、その日の夜、突然姿を消した大和の父親・鳴海鉄也が、3日後に東京で水死体として発見される。 時は過ぎ、2016年の長崎、25歳になった大和は、高校卒業後、進学も就職もせず、フリーターとして日々を無為に過ごしていた。そんな折、ひょんなことから、やってもいない殺人の容疑者として警察から追われ、長崎から福岡、さらには東京へと逃亡する。父親のナゾの死、そして「三億円事件」の真相にたどり着くことができるのかを描いた作品。 ヒロインとなる芳根は、大和より2歳年下の幼なじみ・小田切未来役。09年、高校1年生のときに、大和とともに、瀕死の老人に出くわし、大和の父親の秘密を知らされてしまうことになる。未来は大和と、運命を共にするという役柄だ。 今作は、フジが大作映画並みの予算を投じて制作するドラマだけに、コケるわけにはいかないのだ。芳根は“ゴリ押し”イメージを払拭するためにも、相応の演技力を発揮し、好視聴率を取る必要に迫られる。『表参道高校合唱部!』のときのように爆死すると、今後主演、ヒロイン級での出演は難しくなりそうで、踏ん張りどころだ。 (文=森田英雄)JAPAN MUSIC ENTERTAINMENTオフィシャルサイトより
佐々木蔵之介が怪しすぎるゾ! 視聴率回復の『怪盗 山猫』が上昇気流に!?
亀梨和也さん主演『怪盗 山猫』(日本テレビ系)は第7話。第5話では視聴率が7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と1ケタ台に下がってしまいましたが、6話で12.4%と復活。勢いに乗って後半戦です。 前回、テロ集団「ウロボロス」に殺人の罪を着せられ、逃亡者になってしまった勝村(成宮寛貴)。山猫(亀梨)らのもとにかくまわれていたのですが……。 どうやらウロボロスを動かしているのが、東京都知事である藤堂(北村有起哉)と山猫は踏んでいました。しかし、刑事なのに仲間(?)の関本(佐々木蔵之介)は、藤堂のもとにウロボロスから脅迫状がきたことを伝えます。今のところ藤堂は「グレー」な存在ということでした。 そんな中、アジアンマフィア「サーペント」と裏社会で抗争を繰り広げる暴力団「侠武会」の幹部が射殺される事件が発生。これにより、ウロボロスの黒幕が「サーペント」なのではないかという疑いが強まるのですが……。 一方、山猫を逮捕することに躍起になる刑事・犬井(池内博之)は、ウロボロスの構成員などや関係者を脅し、勝村を血眼になって捜していました。犬井刑事の狙いは、勝村と一緒にいると考えられた山猫です。 山猫はその頃、関本に対し「なぜ藤堂とつながりを持っているのか」とたずねます。関本いわく、日本の裏を牛耳るフィクサー「ユウキテンメイ」のボディガードを関本は務めており、藤堂は秘書だったそう。「ユウキテンメイ」といまだにつながる藤堂の近くにいれば、「ユウキテンメイ」のシッポをつかめると踏んだ、ということでした。ちょっと怪しいけど。 勝村が殺人の汚名を着せられた時、一緒にいて「ウロボロス」に捉えられた謎の女・杏里(中村静香)は、監禁場所から逃走。山猫たちのもとに戻ると、「ウロボロス」の幹部が潜伏する場所を教えます。そこへ派遣されたのは、またしても勝村(かわいそすぎ)。 潜入した勝村は当然つかまりますが、そこに勝村を追いかけた犬井とさくら(菜々緒)も登場。幹部連中を確保することに成功しました! その頃、都知事の部屋では藤堂が、「ウロボロス」の連中が捕まるところを映像で見ていました……え、ということは!? そうです。やはりこの藤堂こそが、「ウロボロス」の黒幕だったのです。映像を見る藤堂のもとにやってきた山猫は、東京都知事として、裏で「ウロボロス」を暗躍させながら「サーペント」と「侠武会」をつぶし、都民どころか国民のヒーローになろうと企てていたのです。 山猫の怒りは爆発!「カネのため、私利私欲のために動いていただけ」と吐き捨てますが、藤堂も黙っちゃいません(政治家だから)。「馬鹿な民衆を率いるためだ!」と言い返すのです。なかなかアツいトークだぜ。 しかあし! 山猫は知事の部屋にいくつも隠しカメラを仕込んであり、その模様を全国で中継! 一気に取り乱す藤堂、まるで生まれたての子ヤギのようでした(タモさん?)。 自分の政治生命が完全終了した藤堂。警察までは、駆けつけた関本が送ります。しかし、車の中には銃が用意されていました……。 最終的に藤堂は「自殺」するわけですが、「え~関本が殺したんちゃうん!?」と思ってもしまいます。そのくらい佐々木蔵之介さんが怪しい感じですねホント。 次回は、ついに山猫と「ユウキテンメイ」が再会。ラストバトルに向けて勢い上昇の『怪盗 山猫』。次回まで待ち切れないです。 (文=どらまっ子KYOちゃん)日本テレビ『怪盗山猫』
吉田羊の捜査能力が怖すぎ! マイナス要素出すぎで、もう捕まるしかない!?
広末涼子さん、内田有紀さんダブル主演『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第7話。加奈子(内田)の夫・達郎(佐藤隆太)を殺すまでは成功した2人でしたが、達郎の姉である陽子(吉田羊)の調査、殺してすぐ2人で旅行に行くというトンデモなくアホなことをしたせいで、徐々にほころびが……。 直美(広末)と加奈子が北陸旅行から帰った夜、マンションの前に陽子が。陽子が「マンションの防犯カメラを見れば、すべてがわかる」と明言。管理人に防犯カメラを見せるよう頼みます。防犯カメラには犯行当時の2人の動きが丸見え……オワタ。 しかし、管理人は「警察の届けがないと見せられない」と陽子の申し出を拒否。とりあえずホッとした2人でしたが、陽子の疑いが晴れることなど当然なく……。 新たな生活を始めた加奈子は、直美が勤める百貨店の顧客・中国人の李(高畑淳子)のもとで働くこととなります。達郎を殺したことで、自由を手に入れた加奈子は楽しそうに仕事をします。とりあず李には「夫とは別居中」ということにしております。あーこのままでいればとりあえずハッピーエンドなんだけど……。 そんなうまくいくほど世の中は甘くはありません! 陽子は探偵事務所に突入~。警察OBの探偵と一緒に許可を受け、防犯カメラを確認できちゃうのであります! こ、今度こそオワタ……。 と思ったら、達郎が失踪した土曜日の映像には誰も映っておらず。2人が達郎を殺して運んだのは前日の金曜日ですからね。セーフ。しかし、陽子が調査を続けていることを知った加奈子は、具合が悪くなってへたりこんでしまいます。 直美と加奈子は作戦を変更。達郎の失踪は「他に女ができて、加奈子が捨てられた」というストーリーを仕立て上げます。陽子が雇った探偵事務所の見解も同じなので、これでどうにか助かった、と思えたのですが……。 探偵事務所は、すでに調べた銀行ATMの防犯カメラの他、銀行の“外”の防犯カメラを調べるようにも指示したのです。そういえば、達郎のそっくりさん・林が銀行で金を横領した時、直美と店舗の外で会っていたような……。 一方、加奈子はどうにも体調が悪いまま。ある日、仕事中にいきなり吐き気が……。ああ、マジかよ。どうやら加奈子は、達郎の子どもを妊娠してしまったようです。こんなうれしくない妊娠あるか、いやないだろう。 調査を進める陽子は、ついに李社長のもとまでたどり着きます(刑事かよ)。李社長に達郎の写真を見せたところ、「これは林さん」という回答を得ます。そして、陽子は、街の雑踏の中に達郎の姿を見つけるのです。え、達郎って死んだんだよね。林は上海帰ったんでしょ? 陽子は途中で見失ってしまったのですが……。 防犯カメラに映った直美と達郎(林)の映像と李の言葉で、直美が達郎の「愛人」と決め付けた陽子。直美に「達郎はどこ」ときつく迫ります。 そして、妊娠の事実に途方に暮れて家に帰った加奈子の前に、達郎、いえ林が現れたのです! 加奈子に会うため、林は中国から日本にトンボ帰りをしていたのでした……。 おいおいどうすんだ。大ピンチだぞ直美と加奈子。てか陽子の捜査能力はなんなんだ。吉田羊さんも私生活はあんな感じでキツめなんでしょうか。ちょっと気になる。 というわけで、どんどん殺人計画のマイナス要素が出てきてしまっている状況。ホントにこのまま逃げ切れるのか!? 次回も見逃せませんね。 (文=ドラマっ子KYOちゃん)フジテレビ系『ナオミとカナコ』
DAIGOの「泣き芸」がイマイチすぎる……掘北真希ドラマがとりあえず“解決”?
掘北真希さん主演『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』(日本テレビ系)は第7話。前回、来宮(堀北)の父を殺した犯人の息子が、来宮を付け回していた謙人(DAIGO)だったことがわかりましたが……。 謙人は自分の父が女性(酒井美紀)と無理心中した際、なんらかの形で刃物で腹部を刺された模様。その後治療することもなく車に乗りましたが、運転中に気を失ってガードレールにドカーン。救急搬送されるのでした。 なんとか一命をとりとめた謙人。この事故の際、巻きこまれた車の運転手・浜岡(篠田光亮)が死亡。警察は謙人に過失があるという方向で判断したのですが……。その後の調べで、浜岡の死因が謙人の事故ではなく、別の外傷による3時間前のものだと判明したのです。 同じ学校の教師で、浜岡の元婚約者であった沙保里(江口のりこ)を疑う来宮と雪乃(檀れい)でしたが、話を聞く中で、死ぬ前に浜岡が問題視していた転校生・ひなた(川島鈴遥)がおり、その対応に追われる中で沙保里は婚約を解消したようなのです。沙保里は浜岡に「妊娠していた」とウソをついていたようで、そのあたりも死に絡んではいそうですが……。 まあ、来宮じゃなくても気づくとは思いますが、浜岡は中学生のひなたと交際していたようです(このロ●コンが!)。とはいっても、ひなたはプラトニックな関係であることを強調しておりました。本当かしらね。 ひなたは親が離婚しており、浜岡にだけ心を開いていたということで、来宮ほか、捜査七課は彼女が事件に関わっていると推測。しかし、その中で「多重債務を抱えたひなたの父親」との関係性にも怪しいものがあるとのことでした。 浜岡が外傷を負ったとされる海辺の更地に行った来宮は、例のごとく被害者に共感する「シンクロ」能力を発動。「子どもの未来のためなんだ……」という言葉を残し、いつものように気絶します。ありがちなセリフ~。 ひなたの父親は警察に出頭。「自分が浜岡を殺した」と自供したものの、ひなたはその直前、沙保里が妊娠をしたことで口論になり、浜岡を突き飛ばして殺してしまったとのことでした。父はその罪をかぶり、死体を埋めるために車で運んでいたところ、謙人の事故に巻きこまれて死体を放置したということでした……ん? 正直、事件としては「え!? 終わり?」という印象でしたね(笑)。特にひねりもない展開に「手抜きすぎだろ!」とツッコんだ視聴者も多かったのではないでしょうか。まあ、どらまっ子としては、とりあえず許すという感じでいきます。 ま、今回のメインは、来宮の父親が殺された話でした。謙人の父は、来宮の父に毒をもったにもかかわらず包丁で何度も刺すなど、不自然な点も多かったのです。 ひなたの父の「子をかばう親」の姿を見て、来宮は気づくのです。来宮の父に毒をもったのは「謙人」であり、殺す対象が父ではなかったということに……。その後、謙人と来宮が過去に決着するのですが、そのへんは本編をごらんください。 DAIGOさんの「泣き芸」にはかなり無理があったように思いますが、どうやら来宮の父の死は、当事者たちだけではない謎もからんでいる模様で、今後が気になります。次回からはいよいよ“最終章突入”といったところでしょうかね。楽しみです。 (文=どらまっ子KYOちゃん)日本テレビ系『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』
忘れられない苦しさと、忘れようとする苦しさ――帰る場所はどこにあるのか?『いつ恋』第6話
ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の第6話は、回想の場面から始まる。音(有村架純)が幼い頃、公園で母(満島ひかり)と遊んでいた日の思い出だ。「恋って何?」と訊ねる音に、母はこう答える。 「せやなあ。お母さんが思うのは、帰るとこ」 「おうちもなくなって、お仕事もなくなって、どこも行くとこなくなった人の、帰るとこ」 第5話までで東日本大震災の前日を描いたこの作品は、第6話になって5年後へと舞台を移す。音はまだ東京にいる。彼女だけではない、練(高良健吾)も、木穂子(高畑充希)も、朝陽(西島隆弘)も、小夏(森川葵)も、晴太(坂口健太郎)もまた、東京にいる。あれから5年がたった今でも、彼ら彼女らは第5話までと同様、まだ帰る場所を探している。 第5話までと第6話からの変化を象徴しているのが朝陽だ。介護施設の現場で働いていた彼は、今は本社に戻り、音と付き合っている。一見すると第5話までと同じような優しい笑顔を音には見せているが、ところどころに違和感がある。たとえば、現場の窮状を訴える部下に対して「だめなときは、だめなもんだからね」と突き放す様子は、これまでの朝陽とはどこか違っている。 あるいは、高級レストランで音と二人で食事をする場面。「ファミレスでいいのに」と言う音に対して、これぐらいのお店で食事することは「普通だよ」と朝陽は言う。また、その日に帰宅してパーティーに出かけようと音を誘う朝陽は「音ちゃんの年なら、普通なんだよ」と声をかける。朝陽は気づいていないかもしれないが、これは第2話の「今はどこの従業員も自腹だよ」や「みんな頑張ってるしワガママ言わないよね」というセリフと同様、どこか圧力がある。少なくとも音には似つかわしくない言葉だし、朝陽はそういった考え方から逃れようとしていたのではなかったか。 そして、朝陽は社長である父(小日向文世)から呼び出される。これまで父の右腕だった朝陽の兄が、もうついていけない、と異動願いを出したらしい。「弱いやつはだめだ」と言い放つ父は、明日から社長室に入るよう朝陽に命じる。「俺の跡を継ぐつもりでやれ」と。そして、続けて言う。 「お前ももう、30か。ついこの前、生まれたばかりなのにな」 こう父から言われた朝陽は、怒ることなく、言い返すことなく、ただ黙って笑ってしまうのだった。心からうれしそうに。幼い子どもが父親から褒められたときに見せるような笑顔で。だから、朝陽が帰る場所、帰りたいと本心で願っている場所はここなのだ。愛人の息子として生まれ、父親から無視され、疎んじられて過ごしてきた朝陽が本当に欲しいものは、父親から認められることだった。それが朝陽の帰る場所なのだ。これまで朝陽の生き方を応援してきた私たちは、この場面でどうしようもなく切なくはなるが、彼の帰る場所は彼が決めるのだから仕方がない。 あるいは、練にしてもまたそうだ。震災を経て、それこそ「おうちもなくなって」「どこも行くとこなくなって」しまった彼は、見た目も雰囲気も5年前とは大きく違ってしまっている。5年ぶりに再会した音に対して「あんたにはもうわからないよ。わからない。もう違うから」と冷たく言い放つ練は、帰る場所をどこかあきらめてしまっているようでもある。帰らない、もしくは、帰る場所などもうどこにもない、という生き方を選んでしまった練には、もうどんな言葉も届きそうにない。 帰る場所を忘れられない苦しさと、帰る場所を忘れようとする苦しさが、ともにある。だが、希望もまだ残っている。それは、帰る場所を自分で作るという希望だ。 かつて練の同僚だった佐引(高橋一生)は、まだ東京にいる。会津出身の彼は、まだ東京でしぶとく生き抜いている。もう、金髪だった髪は黒く染まっている。そして、初めて会った音に向かって「ボルトに走り方を教えてやったの、俺なんだよ」と、冗談を言う。これまで「小室哲哉のブレーンだった」という忘れられない思い出を抱えていた佐引は、自分の帰る場所を自分で作ろうとしているのだろう。それは朝陽や練にとっての、あるいは私たち視聴者にとっての、希望だといえる。 音の家にはまだ、桃の缶詰が置かれている。引っ越し屋さんだった練から初めて会ったときにもらった桃の缶詰が。音もまた、自分と、そして練の帰る場所を作ろうとするのだろう。それが恋という、「どこも行くとこなくなった人の、帰るとこ」だ。 (文=相沢直) ●あいざわ・すなお 1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。 Twitterアカウントは@aizawaaaフジテレビ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』
福山雅治主演ドラマ『ラヴソング』の“無名すぎる”ヒロイン決定の裏に、フジと所属事務所の裏取引?
福山雅治(47)が主演する月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)の主要キャストが明らかになったが、ドラマファンを落胆させる人選となったようだ。 2013年4月期の『ガリレオ』(同)第2シリーズ以来、3年ぶりの福山の連ドラ主演とあって、ヒロインには“大物”の起用が期待されたが、無名のシンガーソングライター・藤原さくら(20)が、まさかの大抜擢を受けた。 藤原は福岡県出身で、高校在学中から地元でライブ活動を始め、高校卒業とともに上京し、14年3月にインディーズでデビュー。15年3月、ミニアルバム『a la carte』(ビクターエンタテインメント)でメジャーデビューを果たした。2月17日には、初のフルアルバム『good morning』(同)をリリースしたばかり。 フジではヒロイン選考にあたり、約100人が参加したオーディションを実施。書類審査、歌唱審査、演技審査が行われ、その結果、藤原が選ばれた。選考のポイントは歌唱力、表現力、感受性としている。 同ドラマは、「第26回フジテレビヤングシナリオ大賞」を受賞した倉光康子氏のオリジナル脚本。主人公の元プロミュージシャン・神代広平(かみしろ・こうへい=福山)が、広島の児童養護施設育ちで、孤独を背負い、人とコミュニケーションを取るのが苦手な女性・佐野さくら(藤原)と出会う。2人は音楽を通して心を通わせ、神代が失いかけた人生を取り戻す物語。今までにない、感動のヒューマン&ラブストーリーだという。 ストーリー上、歌を歌うシーンがあるため、アーティストである藤原に白羽の矢が立ったともみられるが、無名かつ演技経験ゼロのいわば素人である。NHK朝ドラのヒロインオーディションではあるまいし、いったい何が起きたのか? 「確かに、役柄からして、“歌唱力”は重要な要素となったようです。ただ、福山と藤原は同じ事務所(アミューズ)の所属。『事務所側が福山の起用をOKする代わりに、バーターとして出されたのが藤原』との説もあります。しかも、藤原はメジャーでは初となるフルアルバムを出したばかりで、タイミングが良すぎです。真偽のほどは定かではありませんが、なにやら、フジとアミューズの“裏取引”のにおいがプンプンしてきます」(芸能関係者) ヒロイン以外のキャストは、田中哲司、宇崎竜童、水野美紀、夏帆、木下ほうか、渋川清彦、駿河太郎といった面々で、演技力はともかく、これまた地味なメンツ。 「月9」はいうまでもなく、フジの看板ドラマ枠だが、ここ最近は低迷。今期の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(有村架純&高良健吾主演)は、ヘタをすると平均視聴率が1ケタ台になりかねない状況だ。 3年前に福山が主演した『ガリレオ』は平均視聴率19.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした実績があり、フジとしては、14年7月期の『HERO』第2シリーズ(平均21.3%/木村拓哉主演)以来の大ヒットを当然狙っているはず。にもかかわらず、この地味なキャスティングでは不安が募るばかり。ドラマの視聴率はキャストだけで決まるわけではないが、これでは、福山が持つ潜在視聴率に頼らざるを得ない。爆死こそ避けられても、平凡な視聴率に終わってしまう可能性がありそうだ。 (文=森田英雄)アミューズオフィシャルサイトより
三浦翔平がカワイソすぎる! 深田恭子が悩んだ末にディーンを“選択”したワケ
深田恭子さん主演『ダメな私に恋してください』(TBS系)は第7話。前回でついに視聴率が10.1%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)と2ケタを記録。勢いに乗って後半戦、いってみましょう。 前回、恋人の最上(三浦翔平)からプロポーズされ、OKしたミチコ(深田)。浮かれ放題で翌日は仕事が手につかず。最上はすでに式場の準備をテキパキと整えておりました。あまりに早い展開にミチコは目が回るのです。 親への紹介の予定を立て、式場の下見を約束する最上とミチコでしたが、気がつくと足は、居候をしていた「喫茶ひまわり」へ。黒沢(ディーン・フジオカ)に晩ごはんをたかり、2人きりの夕食。黒沢から「幸せになれ」とめずらしく優しく言われ(ツンデレやのお)、ミチコはなんともいえない気持ちになるのでした。おろろ。 式場での下見で、ウエディングドレスを選んだミチコ。しかし、太っているのか入らず。式場の人に「あと3キロやせれば入れる」とアドバイスされます(うるせー)。この日、ミチコは以前購入した「ヒモパン」を装着しており、最上と“お泊まり”“初勝負”する気マンマンでした。はい、まだ処女です。 しかし、式場を出た直後に最上のスマホに着信。入院する最上の親からのものでした。病院に行くことになった最上。またお泊まりはできず……(いーかげんさあ)。 その後、ミチコのスマホには黒沢の好きな人(らしい)、春子(ミムラ)からの着信が入り、一緒にモツ鍋を食べることに。春子はミチコの婚約指輪を見て「ミチコは黒沢を好きなんだと思ってた」と発言。そんなことないと否定しつつも、なんとも不思議な気分に……。おろろ。 その翌日のことでした。ミチコは会社の倉庫に在庫チェックへ。ミチコに会いたいということで、最上も後から工場にやってきました。仕事しろよおい。 ところが! 倉庫の職員がもう人がいないと勘違いしたのか、シャッターを閉めてしまったのです! 閉じ込められたオトコとオンナ……ゴクリ。失礼しました。 携帯も電波が通じず、他の出口もなし。寒い中、倉庫の人間が気づくのを待つ他ありませんでした。閉塞感の中、「楽しい話をしよう」ということで、式場を下見した際に食べたうまい「お肉」の話を……。 その瞬間、ミチコの脳裏に、いつもの「喫茶ひまわり」で肉料理をくれる黒沢の顔が浮かび、助けてくれたこと、見守ってくれていたことを思い出すのです。そして……。 「気づいちゃった」 そう、ミチコは、自分の「本当の気持ち」に気づくのです。黒沢が好きだという気持ちに……。その後、倉庫の人がシャッターを開けてくれて2人は無事でした。 日は替わり、ミチコは最上に「結婚できない」と告げ、指輪を返します。最上は「本当は黒沢のことが好きなのでは」と薄々感づいていたようです。最上は「親が病気で、結婚を焦ってしまった」と自分を責めます。そして「友達に戻りましょう」と告げるのです。グスン。 ここの三浦翔平さん、泣くような泣かないような絶妙な表情で悲しい胸の内を吐露する感じが非常に上手でした。ディーンさんが良し悪しですが一本調子な感じもあるので、余計上手に見えましたね(笑)。 これで、ミチコの「好きな相手」ははっきりしました。しかし、黒沢の想いがどこにあるのかは、未だにわからず。さあ、8話はどうなるんでしょうか。 7話は大きな展開がありました。いやー最後まで目が離せません。尻上がりにどんどんよくなっている印象です。復習するなら今っすよ。 (文=どらまっ子KYOちゃん)TBS系『ダメな私に恋してください』
謎が深まってばかりで進まないけど……ついつい見てしまう『怪盗 山猫』のドトウ展開
亀梨和也さん主演『怪盗 山猫』(日本テレビ系)は第6話。徐々に確信に迫る中、悪事を行う人間に対して制裁を加える謎の武装集団・ウロボロスが登場で物語はドトウの展開に!? ウロボロスは、序盤より登場し、山猫(亀梨)ともつながりを持つ侠武会組長の中岡(笹野高史)を襲撃。重傷を負った中岡は、山猫にウロボロスの招待を突きとめてほしいと依頼します。 刑事である霧島さくらからウロボロスの詳細を聞き出した勝村(成宮寛貴)。悪を懲らしめるというのは口実で、理不尽な社会を粛清するために暴力に走る、単なる「テロ集団」ということでした(コワい)。 侠武会組長の中岡を襲ったということで、侠武会と裏社会でシノギを削るアジアンマフィア・サーペントとの関係を疑う山猫一行。しかしそこに、スパイ活動をする杏里(中村静香)が登場。杏里は山猫に「ウロボロスはサーペントではない」と助言するのです。そして、仲間である関本(佐々木蔵之介)と、都知事となった元ニュースキャスター・藤堂健一郎(北村有起哉)がつながっていることも……。 ウロボロスの正体を突き止めるべく、山猫は勝村をウロボロスに入団させます(当然勝村は嫌がりましたが)。そんな中、杏里がウロボロスに捕まってしまうのです! ただ、杏里を捕まえたウロボロスの集団に勝村が紛れ込み「大丈夫です。すぐ助けます」と明言、したと思ったらその会話を聞かれて正体がばれ、2人そろって捕まってしまうのでした(マヌケです)。 廃工場に連れて行かれた2人。そこには、暴力団の若手組長の死体。ここで2人とも殺されてしまうのか……。スキをついた杏里がウロボロス連中を倒し、勝村とともに逃げようとした瞬間、杏里は銃で撃たれてしまったのです。同じく鉄パイプで気絶させられた勝村。警察が駆けつけた時に杏里の姿はもうなく、組長を撃った銃は勝村の手にありました……。 事件の重要参考人として、病院で刑事の犬井(池内博之)の取り調べを受ける勝村。犬井としては、勝村が殺人を犯したとは考えておらず、仲間を助けるために山猫を誘う“エサ”という考えでした。 ただ、山猫は勝村を助けようとはせず。勝村を助ければ、知り合いである自分たちが疑われるのは当然という見解を示します。真央(広瀬すず)は当然のように怒り「あんたが潜入しろって言ったくせに!」と激昂。ごもっともです。 しかし、そこはツンデレな山猫サマ。勝村が「ウロボロスの正体を突きとめたかも」という理由で助けに向かいます(仲間思いのクセにさ)。 勝村を病院から救い出そうとする山猫ですが、なんとウロボロスが病院を襲撃! 勝村を見張る警察もウロボロス撃退に駆り出され、そのスキに勝村は病院から逃げ出したのです。そう、ウロボロスを用意したのは山猫。え、どういうこと!? 山猫はこの計画を実行する前、都知事の藤堂に会っていました。まさか、ウロボロスの黒幕は都知事なのか……。 なんとか逃げ延びたかと思った勝村でしたが、そこに犬井が登場! その場にいた山猫と格闘を繰り広げます。果たして、結末やいかに……。 藤堂と関本はフィクサー「ユウキテンメイ」がらみでつながっていましたが、どうやら2人の間にも多くの秘密がある模様。真の敵はいったい誰なのか……後半になってきましたが、ますます深まる謎に興味津々です。どう伏線を回収するのかも見ものですね。 とにかくキャストが豪華なので、キャスト目当てに見るのもどらまっ子的には一興であります。 (文=どらまっ子KYOちゃん)日本テレビ系『怪盗山猫』
戦国に現代人が!? 『真田丸』長澤まさみの“純朴”演技に酷評の嵐も、「設定」はさらに問題で……
大河ドラマ『真田丸』(NHK)は、さすがに昨年の『花燃ゆ』と比べれば好調な様子。21日に放送された第7回の視聴率は17.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と、前回の16.9%から上昇した。ここまではとりあえず「及第点」といったところではないだろうか。 ただ、『真田丸』に関するニュースのコメント欄では、「ある女優」の演技について厳しいコメントが相次いでいる。それが、主人公・真田信繁(堺雅人)の側室として、生涯にわたりパートナーを務める女性「きり」を演じる長澤まさみである。 「ドラマはいいけど、長澤まさみがウザすぎる」「きりだけイマイチ」「演技が不愉快」など、この役柄に対してピンポイントに不満を語るコメントが非常に多いのが現状である。長澤の演技に対する評価は「上手くもなく下手でもなく」という感じだったかと思うが、これほど酷評される理由はなんなのだろうか。 「長澤に対するバッシングというよりは、三谷幸喜の脚本と演出に対しての文句でしょう。戦国時代の女性とは思えない『現代人風』のセリフに、ものすごい違和感があります。以前長澤が取材で語っていたところによれば、『現代劇のせりふで時代劇を演じるのがミソなんだ』と三谷に言われたんだとか。彼女は時代劇のせりふに慣れていない若い世代の人たちを取り込むための『入口』という意図、設定があるそうです。現状は完全にスベッていますが……」(芸能記者) ネットには「うるさい木村佳乃(信繁の姉役)がいなくなったら、今度は長澤かよ」という意見もある。ドラマ全体で見れば戦国時代独特の武将同士の「だまし合い」がうまく表現されているのだろうが、女性同士のやり取りは資料が少ないのか、どうしてもコミカルな「三谷ワールド」風味になってしまう。その部分が一部の視聴者にとってはうっとうしいのかもしれない。 無論、長澤まさみのどうしてもおっとりした雰囲気が、気が強めで元気な役柄に合っていないのかもしれないが……。 「近年はドラマや映画で『セクシー路線』に転向して評価を上昇させている長澤ですが、『真田丸』ではまだ10代の少女役。最近では見られなくなった純朴な役柄が、イマイチハマってないように見えてしまうのも仕方ないかも……。実際、“清純派”キャラで押し通していた時期の彼女の評価は散々でしたしね。今後きりもどんどん年齢が上がっていくので、見合った演技になっていく可能性もありますよ」(同) 視聴者のみなさん、序盤はとりあえず我慢すべきのようだ。









