「実は、ひとつ気になることがあります」 そう言って、現場に落ちていたひとつの木片を掲げた。そこから真田信繁(堺雅人)は、犯人はケガをしているのではないかという推論にたどり着いた。 使われたであろう道具や、犯行時刻の状況などから、すでに単独犯ではないことも導き出していた。さらに、聞き込みによって、それらに該当するあるひとりの容疑者が浮かび上がってくるのだ―――。 といっても、これは推理サスペンス・ドラマではない。NHK大河ドラマ『真田丸』第20話の一幕だ。脚本は三谷幸喜。自身の名作『古畑任三郎』さながらの推理劇が、突如、大河ドラマで展開されたのだ。 時は天正15(1587)年。天下獲り目前となった豊臣秀吉(小日向文世)。その側室となった茶々(竹内結子)が、待望の第一子を身ごもる。有頂天となった秀吉を、ある日激怒させる“事件”が起こる。城下で、「茶々さまのおなかの子は本当に殿下の子か」と揶揄する落書きが発見されたのだ。 その犯人を探し出すように命じられたのが、本作の主人公・信繁である。信繁は、人質として秀吉の支配下に入り、茶々に気に入られ、そのまま秀吉の馬廻として仕えている。 『真田丸』は、戦国時代真っただ中を描いた作品だ。だが、その花形ともいえる合戦シーンは、これまで数えるほどしか出てきていない。それよりも、どのような策略でもって戦国の世を生き抜いていったか、その謀略と心理戦が丹念に描かれている。 通常、美化されて描かれがちな主人公側の人物の描写にしても、きれいごとで逃げたりはしない。特に父親・昌幸(草刈正雄)は、生き残るためには平気で相手を裏切る。そのためには、身内でさえだます。 しかも、そこに筋の通った考えがあるわけでもなく、終始、悩んでいる。けれど、いや、それゆえ、たまらなく魅力的だ。信繁もまた、その血をハッキリと受け継いでいる。 結局、最有力の“容疑者”だった尾藤道休がシロだと判明する。犯人がわらないまま、秀吉の怒りは収まらず、門番だった十数人が処刑するという理不尽な処置が下される。だが、まだまだ秀吉の暴走は止まらない。 なんと犯人がわかるまで、町人たちからクジで選んで磔にすると言いだすのだ。甥の秀次(新納慎也)が諌めようとしても「お前は何もわかってない!」と、さらに怒りに油を注ぐだけとなってしまうのだ。 よく、秀吉が権力を手にしたから、横暴な性格に変わってしまったなどといわれる。だが、三谷は『真田丸』で、それは違うと、正室の寧(鈴木京香)の口を使って表明している。「みんな、あの人のことをわかっとらんの。殿下は昔と少しも変わっとらん。昔から怖い人でした。明るく振る舞っておるけど、実はそりゃあ冷たいお人」 本作で秀吉は、ひたすら明るく、無邪気な子どものような存在として信繁の前に現れた。だが、そんな明るさとは真逆のぞっとするような冷酷さが潜んでいることが次第に明らかになっていく。そうでなければ、百姓から天下を獲ることなどできないのだ。 信繁は秀吉の暴走を止めるため、一計を案じる。無罪だった尾藤道休が死んだという報を受け、秀吉を欺き、彼に罪を被ってもらおうというのだ。それでも、秀吉は納得しない。「親類縁者、隣人まで根絶やしにしろ」と言うのだ。これに対し、切腹の覚悟で止めに入る石田三成(山本耕史)。幼い頃から長きにわたり腹心として仕えてきた男からの「佐吉(三成の幼名)は正気でございます。乱心されているのは殿下のほう!」という決死の説得にも耳を貸さない秀吉。なんとか寧が間に入ることで、ようやく場が収まるのだ。 この一件だけで、三谷は推理ドラマという遊びを入れつつ、秀吉政権崩壊の「前兆」を見事に描いている。茶々や息子に執着するあまり、信頼してきた部下や身内の言葉も届かなくなり、タガが外れてしまった秀吉。かろうじて話ができるのは女だけ。民の心も離れようとしている。 人間の心こそが最も恐ろしい、とは使い古された表現だが、『真田丸』はそれをぞっとするほどの強度で描いている。 「この子どもの父親は源次郎(信繁)です」 という茶々のブラックジョークも冗談では済まされないほど、死の恐怖が常に漂っている。 『真田丸』が描く“戦場”は、合戦ではない。実際の戦場よりも死が隣り合わせにある、人と人の間の心理戦なのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらからNHK大河『真田丸』より
「012ドラマ」カテゴリーアーカイブ
透明感満点の清楚系若手女優・阿部純子 朝ドラ『とと姉ちゃん』で再ブレークへ
まさに、透き通ったような美しさをもつ正統派の清楚系若手女優・阿部純子(23)が、NHK連続ドラマ小説『とと姉ちゃん』(高畑充希主演/月~土曜午前8時~)で存在感を発揮している。 同ドラマで、阿部は主人公・小橋常子(高畑)が通う女学校の同級生で、名家のお嬢様・中田綾役を演じ、男性視聴者の熱視線を浴びている。 実年齢では阿部の1歳上の高畑は、童顔とはいえ制服姿には相当な無理があるが、23歳の阿部にはまったく違和感がない。お嬢様の役どころも堂に入ったものだ。 彼女は、「阿部純子」としては無名だったが、それなりのキャリアも積んでいる。小学生のときにスカウトされた阿部は、モデルとしてデビュー。2010年6月公開の映画『リアル鬼ごっこ2』では、オーディションを勝ち抜いてヒロインの座を勝ち取り、芸名「吉永淳」で女優デビュー。12年1月期『理想の息子』(日本テレビ系/山田涼介主演)では、初めて連ドラにレギュラー出演し、注目を集めた。 14年7月公開の映画『2つ目の窓』では、これまたオーディションの結果、主役に抜擢された。同映画は、「第67回カンヌ国際映画祭」のコンペティション部門に出品され、「第4回サハリン国際映画祭」主演女優賞、「第29回高崎映画祭」最優秀新人女優賞を受賞した。 ところが、カンヌ映画祭で“力不足”を感じたという阿部は、所属事務所を辞め、留学を決意。同年8月に米国に渡り、ニューヨーク大演劇科などで1年間、演技と語学を学んだ。帰国とともに、アミューズに移籍し、芸名も本名の「阿部純子」に戻して、再スタートを切った。今年3月にはスターバックスのCMにも起用されている。 「『とと姉ちゃん』では、常子の妹・鞠子役の相楽樹、仕出し屋・森田屋の娘・富江役の川栄李奈も光っていますが、阿部の存在感は群を抜いています。残念ながら、ドラマでは女学校を卒業してしまいましたが、戦後、常子が作り始める雑誌『あなたの暮し』を手伝うことになるようですから、再登場が期待されます。過去の実績もありますし、大手事務所に入ったことで、今後オファーが増えそうです」(芸能ライター) もともと、演技力には定評があった阿部だけに、再ブレークは間違いなさそうだ。 (文=森田英雄)NHK『とと姉ちゃん』番組サイトより
『世界一難しい恋』嵐・大野智がまるで「ドリフの雷様!」“40分がフリ”の壮大コントに視聴者大爆笑
嵐・大野智主演のコメディドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)の第7話。民放で放送中の連ドラでは、松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)に次いで好調の同作ですが、今回は平均視聴率13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、自己2番目となる高視聴率をマークしました。 さて、初めてのケンカを経験した零治(大野)と美咲(波瑠)ですが、電話で無事仲直り。お互いに会いたい気持ちが高まり、今から会うことになりました。大人の男女が夜に会うってことは……、ムフフ。 ■多分、童貞ではない! 美咲が自宅に来ることになり、慌ててシャンパンとオードブルを用意する零治。談笑の後、帰ろうとする美咲を「あれだぞ、別にうちに泊まったっていいんだ」と、引き止める零治。それなりに覚悟をして泊まった美咲ですが、2人は別々の布団で寝るだけ……。 後日、家に泊まらせておいてキスの一つもしなかったことを、秘書の舞子(小池栄子)に責められる零治。キスの経験を問われると、「(キスは)向こうから勝手にしてくるもんだ!」と堂々と回答。34歳で「恋愛経験はほぼゼロ」という設定の零治ですが、どうやら童貞ではなさそう……? 舞子の助言により、観覧車でのキスを目論む零治は、美咲と遊園地デートへ。しかし、キスできないまま1周が終了……。その夜も美咲を家に泊めますが、入念な歯磨きもむなしく、またキスできません。ここまでくると、かわいいというよりも、イライラしてきますな……。 一方、舞子は、鮫島ホテルズのライバル会社社長の和田(北村一輝)と、いともたやすくブチュー! 中学生のような零治との対比がグッときます。 ■愛すべきアホ2人 運転手の石神(杉本哲太)にキスの相談をした結果、自宅のベッドをDIYで改造することにした零治。アクシデントに見せかけて、寝ている美咲にキスするため、紐を引っ張ると脚が折れるカラクリベッドを作り上げます。この時点で番組開始から40分以上が経っていますが、どうやら、ここまでのくだりは、このアホすぎる作戦のための壮大なフリだったようです。少々、普通のピュアな恋愛ドラマっぽかったので、正直ちょっと退屈感が否めなかったのですが、さすが『セカムズ』、こういうことだったのですね! ここからは、零治と石神の特訓がスタート。ドリフの雷様コントよろしく、紐を引っ張っては転がり落ちるを繰り返します。美咲の顔に見立てたヘルメットに何度も肩をぶつける大野くんが、マジで痛そう。 そして、ついにヘルメットとキスすることに成功! そんな零治を、「社長の努力のたまものです!」と盛り立て、共に喜ぶ石神。ああ、ここに舞子さんがいてくれたら、「何バカなことしてるんですか?」ってツッコんでくれるのに……。 ■ダメだこりゃ! 次の日、ぐりぐりとリップクリームを塗りこみ、美咲を家に泊める零治。しかし、計画を実行する前に美咲からキスを迫ってきたため、計画が狂った零治は、思わず「フーン!」と言いながら顔を背けてしまいます。 さらに、「フーン!」の瞬間に紐を引っ張ってしまい、ベッドから転がり落ちる美咲。「いい年して何してるんですか? ベッドに細工する前に、もっとやることがあるんじゃないですか? 意気地なし!」と激怒し、零治が手を出してこないのは「大人の余裕」からだと勘違いしていた自分を責め始めます。 正論すぎて返す言葉もないかと思いきや、「俺もこんなに気の強い女は始めてだ!」と逆切れする零治。勢いで「クビだ!」と言い放ちます。この人、何言ってるんでしょうか……。 というわけで、童貞純度200%だった今回の『セカムズ』。過去に『プロポーズ大作戦』や『ハチミツとクローバー』(共にフジテレビ系)を手掛けた金子茂樹氏の脚本ですが、さすがに女性には描けない脚本では? ネット上でも、「声出して笑った」「お笑い番組より笑える」と好評のようですよ。さて、次回、美咲は本当に職を失ってしまうのでしょうか? 見逃せませんね。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)『世界一難しい恋』公式サイトより
『世界一難しい恋』嵐・大野智がまるで「ドリフの雷様!」“40分がフリ”の壮大コントに視聴者大爆笑
嵐・大野智主演のコメディドラマ『世界一難しい恋』(日本テレビ系)の第7話。民放で放送中の連ドラでは、松本潤主演『99.9-刑事専門弁護士-』(TBS系)に次いで好調の同作ですが、今回は平均視聴率13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、自己2番目となる高視聴率をマークしました。 さて、初めてのケンカを経験した零治(大野)と美咲(波瑠)ですが、電話で無事仲直り。お互いに会いたい気持ちが高まり、今から会うことになりました。大人の男女が夜に会うってことは……、ムフフ。 ■多分、童貞ではない! 美咲が自宅に来ることになり、慌ててシャンパンとオードブルを用意する零治。談笑の後、帰ろうとする美咲を「あれだぞ、別にうちに泊まったっていいんだ」と、引き止める零治。それなりに覚悟をして泊まった美咲ですが、2人は別々の布団で寝るだけ……。 後日、家に泊まらせておいてキスの一つもしなかったことを、秘書の舞子(小池栄子)に責められる零治。キスの経験を問われると、「(キスは)向こうから勝手にしてくるもんだ!」と堂々と回答。34歳で「恋愛経験はほぼゼロ」という設定の零治ですが、どうやら童貞ではなさそう……? 舞子の助言により、観覧車でのキスを目論む零治は、美咲と遊園地デートへ。しかし、キスできないまま1周が終了……。その夜も美咲を家に泊めますが、入念な歯磨きもむなしく、またキスできません。ここまでくると、かわいいというよりも、イライラしてきますな……。 一方、舞子は、鮫島ホテルズのライバル会社社長の和田(北村一輝)と、いともたやすくブチュー! 中学生のような零治との対比がグッときます。 ■愛すべきアホ2人 運転手の石神(杉本哲太)にキスの相談をした結果、自宅のベッドをDIYで改造することにした零治。アクシデントに見せかけて、寝ている美咲にキスするため、紐を引っ張ると脚が折れるカラクリベッドを作り上げます。この時点で番組開始から40分以上が経っていますが、どうやら、ここまでのくだりは、このアホすぎる作戦のための壮大なフリだったようです。少々、普通のピュアな恋愛ドラマっぽかったので、正直ちょっと退屈感が否めなかったのですが、さすが『セカムズ』、こういうことだったのですね! ここからは、零治と石神の特訓がスタート。ドリフの雷様コントよろしく、紐を引っ張っては転がり落ちるを繰り返します。美咲の顔に見立てたヘルメットに何度も肩をぶつける大野くんが、マジで痛そう。 そして、ついにヘルメットとキスすることに成功! そんな零治を、「社長の努力のたまものです!」と盛り立て、共に喜ぶ石神。ああ、ここに舞子さんがいてくれたら、「何バカなことしてるんですか?」ってツッコんでくれるのに……。 ■ダメだこりゃ! 次の日、ぐりぐりとリップクリームを塗りこみ、美咲を家に泊める零治。しかし、計画を実行する前に美咲からキスを迫ってきたため、計画が狂った零治は、思わず「フーン!」と言いながら顔を背けてしまいます。 さらに、「フーン!」の瞬間に紐を引っ張ってしまい、ベッドから転がり落ちる美咲。「いい年して何してるんですか? ベッドに細工する前に、もっとやることがあるんじゃないですか? 意気地なし!」と激怒し、零治が手を出してこないのは「大人の余裕」からだと勘違いしていた自分を責め始めます。 正論すぎて返す言葉もないかと思いきや、「俺もこんなに気の強い女は始めてだ!」と逆切れする零治。勢いで「クビだ!」と言い放ちます。この人、何言ってるんでしょうか……。 というわけで、童貞純度200%だった今回の『セカムズ』。過去に『プロポーズ大作戦』や『ハチミツとクローバー』(共にフジテレビ系)を手掛けた金子茂樹氏の脚本ですが、さすがに女性には描けない脚本では? ネット上でも、「声出して笑った」「お笑い番組より笑える」と好評のようですよ。さて、次回、美咲は本当に職を失ってしまうのでしょうか? 見逃せませんね。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)『世界一難しい恋』公式サイトより
ホントに“視聴率が取れる女優”なの!? 波瑠、7月期にフジ『ON』で民放連ドラ初主演も……
NHK連続テレビ小説『あさが来た』でブレークを果たした波瑠が、7月期のフジテレビ系連続ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(火曜午後10時~)で民放連ドラ初主演を務めることが決まった。 同ドラマの原作は、内藤了氏のホラー小説『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズ(角川ホラー文庫)の『ON』をベースにしたもので、続編の『CUT』『AID』『LEAK』、さらにオリジナルのストーリーも加えている。 脚本は、『37歳で医者になった僕~研修医純情物語~』『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』『幽かな彼女』(フジテレビ系)などを手掛けた古家和尚氏が担当。 波瑠の役どころは、警視庁刑事部捜査第一課の新人刑事・藤堂比奈子。心に“ある闇”を抱え、殺人者の心理に興味を持つ比奈子は、敏腕先輩刑事やオタク鑑識官、死神と呼ばれる女性監察医など個性豊かなメンバーたちに支えられ、次々と起こる不可解な猟奇殺人事件の捜査にあたるという役柄。 06年に女優デビューした波瑠は、なかなか芽が出ず、長い下積みが続いたが、『あさが来た』でブレークを果たし、同ドラマを今世紀の朝ドラ史上最高視聴率23.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に導いた。ただ、同ドラマにはW主演的な形で宮崎あおい(姉役)が出演。夫役の玉木宏の貢献度も高く、波瑠ひとりで弾き出した高視聴率ではなかった。 朝ドラからブランクを置かずに、波瑠は現在、日本テレビ系『世界一難しい恋』にヒロイン役で出演中。主役の大野智との“強力コンビ”が実現したが、視聴率は11~13%台で思いのほか伸び悩んでいる。 その意味で、民放連ドラ初主演となる『ON』は、波瑠が真に“視聴率が取れる女優”かどうかが問われることになりそう。同ドラマの制作協力はホリプロで、波瑠は同事務所系列のホリエージェンシー所属とあって、白羽の矢が立ったもようだ。キャストはまだ発表されていないが、ホリプロ系の俳優らが大挙出演する流れが濃厚。 フジ系の「火10」ドラマといえば、現在オンエア中の『僕のヤバイ妻』(伊藤英明主演)は第6話までの平均が7.8%と苦戦。同枠ドラマで平均視聴率が2ケタに乗ったのは、昨年1月期『銭の戦争』(草なぎ剛主演)の13.4%が最後。同4月期『戦う!書店ガール』(渡辺麻友&稲森いずみ主演)は平均4.8%、同7月期『HEAT』(AKIRA主演)は平均4.1%で大爆死するなど、フジにとっては“魔の枠”となっている。 波瑠主演ドラマが同枠で1年半ぶりの視聴率2ケタ台をマークできれば、その人気もホンモノといえそうだ。 (文=森田英雄)『流れ星が消えないうちに』(KADOKAWA/角川書店)
『僕のヤバイ妻』が『重版出来!』に3連勝! 浮かれた伊藤英明が相武紗季に「イク!!」
和製『ゴーン・ガール』こと『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)の第6話。ベッキー効果からか不倫系ドラマがひしめく今クールですが、その中でもピカイチに「不倫はやめとこう……」と思わせてくれる道徳的なドラマといえるのでは? そんな同作は、裏番組の黒木華主演『重版出来!』(TBS系)と、熾烈な視聴率バトルを繰り広げていますが、ただ今、『僕のヤバイ妻』が3連勝中。出版社をリアルに描く『重版出来!』とは対照的に、浮世離れした演出が魅力の『僕のヤバイ妻』ですが、1話逃すと状況が一変してしまうだけに、固定ファンが付きやすいのかもしれません。 さて、前回は、妻の真理亜(木村佳乃)に離婚届を突きつけたうえにスタンガンで気絶させ、2億円を奪って「ウォー!」と勝利の雄たけびを上げた幸平(伊藤英明)ですが、果たして無事に愛人と高飛びできるのでしょうか? ■浮かれた幸平がメール「家にイク!!」 これまでただの幸平のご近所さんだった和樹(高橋一生)ですが、突如、幸平の愛人・杏南(相武紗季)に接触。睡眠薬入りのワインで杏南を眠らせ、ケータイを奪います。お前もヤバイ奴だったか! 一方、杏南(相武紗季)に「今から杏南の家にイク!! パスポート用意して待ってて!!!」と、浮かれたメールを送る幸平。「イク!!」のあたり、3P中に『海猿』の役名で自分を呼ばせるなど、プライベートでもお茶目な伊藤らしさがにじみ出ていますね(関連記事)。 しかし、杏南の家へ駆けつけた幸平が目にしたのは、自宅前でキッスする和樹と杏南。睡眠薬を盛られたことを知る由もない幸平は、和樹に「覚えてろよ!」と吐き捨て、そこから走り去ります。この「覚えてろよ!」というセリフ、カッコよく言える役者っているのでしょうか? 伊藤でさえ、こんなに弱っちく見えるのに……。 その夜、ホテルで不貞寝する幸平。電話をかけてきた杏南に、「金は全て俺がもらう。お前はあの男と楽しくやってりゃいいだろ! このクソ尻軽女が!」と言い放ちます。クソをつけるあたりが最高ですね。 ここで、杏奈の7年前の回想シーンへ。もともと、真理亜の父親が経営する食品会社で、研究員として働いていた杏奈。同じ会社で美人広報としてチヤホヤされている真理亜に嫉妬心を抱き、わざとコーヒーをぶっかけたりして、本性を暴こうとしていたようです。性格ブスで、下品な女ですね! ■レンタル夫の料金は…… そんな杏南と再会した和樹は、有希(キムラ緑子)とは金で買われた偽装夫婦であることを告白し、手を組もうと誘います。この和樹、外資系の経営コンサルタントで働くエリートという設定で夫を演じているため、朝はスーツで出かけていくものの、日中は肉体労働で日銭を稼いでいるようです。コンサルとは、まさしくホラッチョですね! 不倫に、ホラッチョに、旦那が話題の相武紗季とは……、時事ネタに敏感なドラマだこと。 それより、ネット上で「有希は月にいくら払ってるんだ?」と話題になっていたので、ちょっと調べてみました。大阪にあるレンタル夫サービス会社「Noie」では、「指名あり」で1日(最長8時間)につき1万9,300円だそうです。これが相場だとしたら、30日間で60万円弱ってとこでしょうか? ただ、和樹は便利屋なので、時給かもしれませんね。 そんなことはさておき、1人、バッティングセンターでバットを振る幸平。自宅を出て、仕事をやめた途端、なんだか暇すぎてバカになってしまったようです。回を追うごとに、幸平の騙されやすく素直な性格がかわいく見えてきます。 ■飛び出してきた有希が…… 第1話で、自作自演の誘拐事件を成立させた真理亜ですが、防犯カメラの映像から相馬刑事(佐藤隆太)にすべてがバレてしまいます。しかし、ヤバイ妻なので、「それって、大きな罪になるんでしょうか?」と余裕綽々です。 その後、真理亜が杏南に接触。幸平を明日殺すために、レストランの権利と引き換えに、猛毒を作ってくれと取り引きを提案。2人は手を組むことに。 一方、緒方殺しの犯人として、かつて真理亜の家庭教師をしていた小暮(佐々木蔵之介)に行き着いた幸平は、自宅で真理亜と小暮のツーショット写真を発見。そこに杏南がやってきて、真理亜が幸平を殺そうとしていることを告げ口。その帰り道、「ゲームを支配しているのは、紛れもなくこの私だ」と不敵な笑みを浮かべる杏南ですが、闇から飛び出してきた有希にグサッと刺されちゃいました。うわー。 というわけで、登場人物の欲望が入り乱れ、複雑になってきた『僕のヤバイ妻』ですが、最後は誰が笑うのでしょうか? まだまだ、どんでん返しは続きそうです。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)『僕のヤバイ妻』公式サイトより
『僕のヤバイ妻』が『重版出来!』に3連勝! 浮かれた伊藤英明が相武紗季に「イク!!」
和製『ゴーン・ガール』こと『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系)の第6話。ベッキー効果からか不倫系ドラマがひしめく今クールですが、その中でもピカイチに「不倫はやめとこう……」と思わせてくれる道徳的なドラマといえるのでは? そんな同作は、裏番組の黒木華主演『重版出来!』(TBS系)と、熾烈な視聴率バトルを繰り広げていますが、ただ今、『僕のヤバイ妻』が3連勝中。出版社をリアルに描く『重版出来!』とは対照的に、浮世離れした演出が魅力の『僕のヤバイ妻』ですが、1話逃すと状況が一変してしまうだけに、固定ファンが付きやすいのかもしれません。 さて、前回は、妻の真理亜(木村佳乃)に離婚届を突きつけたうえにスタンガンで気絶させ、2億円を奪って「ウォー!」と勝利の雄たけびを上げた幸平(伊藤英明)ですが、果たして無事に愛人と高飛びできるのでしょうか? ■浮かれた幸平がメール「家にイク!!」 これまでただの幸平のご近所さんだった和樹(高橋一生)ですが、突如、幸平の愛人・杏南(相武紗季)に接触。睡眠薬入りのワインで杏南を眠らせ、ケータイを奪います。お前もヤバイ奴だったか! 一方、杏南(相武紗季)に「今から杏南の家にイク!! パスポート用意して待ってて!!!」と、浮かれたメールを送る幸平。「イク!!」のあたり、3P中に『海猿』の役名で自分を呼ばせるなど、プライベートでもお茶目な伊藤らしさがにじみ出ていますね(関連記事)。 しかし、杏南の家へ駆けつけた幸平が目にしたのは、自宅前でキッスする和樹と杏南。睡眠薬を盛られたことを知る由もない幸平は、和樹に「覚えてろよ!」と吐き捨て、そこから走り去ります。この「覚えてろよ!」というセリフ、カッコよく言える役者っているのでしょうか? 伊藤でさえ、こんなに弱っちく見えるのに……。 その夜、ホテルで不貞寝する幸平。電話をかけてきた杏南に、「金は全て俺がもらう。お前はあの男と楽しくやってりゃいいだろ! このクソ尻軽女が!」と言い放ちます。クソをつけるあたりが最高ですね。 ここで、杏奈の7年前の回想シーンへ。もともと、真理亜の父親が経営する食品会社で、研究員として働いていた杏奈。同じ会社で美人広報としてチヤホヤされている真理亜に嫉妬心を抱き、わざとコーヒーをぶっかけたりして、本性を暴こうとしていたようです。性格ブスで、下品な女ですね! ■レンタル夫の料金は…… そんな杏南と再会した和樹は、有希(キムラ緑子)とは金で買われた偽装夫婦であることを告白し、手を組もうと誘います。この和樹、外資系の経営コンサルタントで働くエリートという設定で夫を演じているため、朝はスーツで出かけていくものの、日中は肉体労働で日銭を稼いでいるようです。コンサルとは、まさしくホラッチョですね! 不倫に、ホラッチョに、旦那が話題の相武紗季とは……、時事ネタに敏感なドラマだこと。 それより、ネット上で「有希は月にいくら払ってるんだ?」と話題になっていたので、ちょっと調べてみました。大阪にあるレンタル夫サービス会社「Noie」では、「指名あり」で1日(最長8時間)につき1万9,300円だそうです。これが相場だとしたら、30日間で60万円弱ってとこでしょうか? ただ、和樹は便利屋なので、時給かもしれませんね。 そんなことはさておき、1人、バッティングセンターでバットを振る幸平。自宅を出て、仕事をやめた途端、なんだか暇すぎてバカになってしまったようです。回を追うごとに、幸平の騙されやすく素直な性格がかわいく見えてきます。 ■飛び出してきた有希が…… 第1話で、自作自演の誘拐事件を成立させた真理亜ですが、防犯カメラの映像から相馬刑事(佐藤隆太)にすべてがバレてしまいます。しかし、ヤバイ妻なので、「それって、大きな罪になるんでしょうか?」と余裕綽々です。 その後、真理亜が杏南に接触。幸平を明日殺すために、レストランの権利と引き換えに、猛毒を作ってくれと取り引きを提案。2人は手を組むことに。 一方、緒方殺しの犯人として、かつて真理亜の家庭教師をしていた小暮(佐々木蔵之介)に行き着いた幸平は、自宅で真理亜と小暮のツーショット写真を発見。そこに杏南がやってきて、真理亜が幸平を殺そうとしていることを告げ口。その帰り道、「ゲームを支配しているのは、紛れもなくこの私だ」と不敵な笑みを浮かべる杏南ですが、闇から飛び出してきた有希にグサッと刺されちゃいました。うわー。 というわけで、登場人物の欲望が入り乱れ、複雑になってきた『僕のヤバイ妻』ですが、最後は誰が笑うのでしょうか? まだまだ、どんでん返しは続きそうです。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)『僕のヤバイ妻』公式サイトより
裏に『99.9』『行列』がなくても、視聴率6.1%しか取れないフジ『OUR HOUSE』の悲劇
芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックス主演の連続ドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ系/日曜午後9時~)第6話が5月22日に放送され、視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした。 これまで、同ドラマは初回4.8%、第2話5.0%、第3話4.0%、第4話3.8%、第5話5.4%と推移。第6話では自己最高まで上げたが、ぬか喜びはできない事情がある。 22日、フジテレビ系では午後7時から『2016リオ五輪 バレーボール世界最終予選 女子 日本×オランダ』を中継したが、1時間延長となり、同ドラマがスタートしたのは午後10時。つまり、強力な裏番組であるTBS系『99.9-刑事専門弁護士-』(松本潤主演)、日本テレビ系『行列のできる法律相談所』との直接対決が避けられたにもかかわらず、6.1%しか取れなかったのだから事態は深刻だ。 その22日のバレー中継は、前日にリオ五輪出場が決まったため、いわば“消化試合”となったが、それでも12.6%を記録。その影響を受けたのか、『99.9』は前週の18.9%から13.3%に急降下し、これまでの自己最低(15.5%=初回)を更新。『行列』も前週の16.2%から大きく数字を落とし、12.3%まで下げてしまった。バレー中継が延長していなかったら、『99.9』も『行列』も、もっと高い視聴率を上げていたと思われるだけに、なんとも皮肉。 フジ系では、29日も午後7時から『2016リオ五輪 バレーボール世界最終予選 男子 日本×中国』を放送予定。『OUR HOUSE』が、第7話でもまともな視聴率を取るためには、その日もバレー中継が1時間以上延長となることを祈るしかなさそうだ。 (文=森田英雄)フジテレビ系『OUR HOUSE』番組サイトより
2話連続6.8%ショック! 月9ワーストタイの『ラヴソング』ナイナイ岡村のテコ入れも当然、実らず……
フジテレビ月9『ラヴソング』第7話は、視聴率6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前回とまったく同じ数字で、ワーストタイです。ここまでのワーストであり、単話視聴率として月9史上ワースト。前回は「と……途中でおっきい地震もあったし……みんなNHKに変えたし……(震え声)」という言い訳も立ちましたが、今回は無理だー。実質、また下げてます。 危機感もあったのでしょう、先週の『めちゃ×2イケてるッ!』で大番宣大会を繰り広げた上に、ナインティナインの岡村隆史が「E村P」として出演するかも!? なんて前フリを入れていました。このドラマって、ここまでなんとかフォローしてる視聴者は、わりと「骨太感」「本格派っぽい雰囲気」「真面目に描いてる」みたいなところで頑張ってる感じですけど、なんなんすかね、「E村P」が出るかも! って。バカなんじゃないかと思いました。 そんなわけで、視聴率5.2%の『めちゃイケ』での宣伝も、まるで実らなかった6.8%の第7話。振り返ってみましょう。ちなみに岡村さんは素顔で10秒ほど見切れてたそうですけど、ちゃんと探してなかったので気づきませんでした。 前回、神代(福山雅治)がさくら(藤原さくら)のために作った曲が、実は昔の相方のための曲だったことが判明し、その相方の妹・夏希(水野美紀)がムキーっとなっていたところで終わっていましたが、今回もその曲をライブシーンでしっかり聞かせてくれます。イイ曲だし、とりあえずさくらが歌ってる間はドラマが“もつ”感じです。 で、その曲がどれくらいイイ曲かというと、トップアーティストのシェリルさんという人が「神代に曲を書かせたい!」と思うほどなんだそうです。だいぶファンタジー入ってきました。 その曲を聞きながら、だいぶ不機嫌なのは夏希です。酔っ払って神代に「なんであの曲なの?」とからみ、「仕事思い出した」と帰ってしまいます。神代が、お姉ちゃんのための曲をさくらにあてがったことが、どうしても気に食わないようです。 一方のさくらは、幼なじみの真美(夏帆)に「(神代のこと好きなら)迫るしかなくね?」などとそそのかされ、すっかりその気に。神代を「レコーディングのお疲れ会」と称して飲みに誘い出すことに成功します。このあたり、すっかりラブコメノリで、ちょっと寒いです。その直前のライブシーンで「さくら、ノドに異変ありそう」という伏線も差し込まれていたので、余計に寒々しく映ります。「こんなに楽しそうなのに……」と思わせたい感じがアリアリ。 その飲み会には、さくらとの契約を検討中で、かつシェリルが所属しているレコード会社の弦巻(大谷亮平)も来ていました。2人のデートじゃないだけでガッカリのさくらですが、弦巻にとっての本題はさくらではなく、シェリルでした。シェリルが正式に神代に曲を依頼したいんだそうです。 神代は「シェリルに曲を書くより、さくらとの契約が先」と言い張りますが、後日、弦巻に呼び出されたさくらは「身を引け」的なことを言われて納得しちゃいます。 再び、ライブハウス。今日はマスター・ささやん(宇崎竜童)の誕生パーティー。さくらはみんなのリクエストに応えて、あの曲を歌うことになりますが、またまた水を差すのが夏希でした。神代がバンドメンバーにコードの説明などしてるスキを狙って、さくらの前に仁王立ち。 「さくらちゃん、どうしても話しておかなきゃいけないことがあるのね」 「HARUNOって知ってる? わたしのお姉ちゃんなのね」 「2人は恋人同士だったの、だけどお姉ちゃんが死んじゃって」 「あの曲ね、さくらちゃんのための曲じゃないんだ。お姉ちゃんのための曲なの」 「20年前に、こうにい(神代のこと)がお姉ちゃんのために書いた曲なの」 不穏な空気を察した神代が割って入ると、夏希は神代に「あれはお姉ちゃんの曲でしょ!?」と言い放ちます。神代もたまらず、「俺の曲だよ! あれは俺が作ったんだよ!」と応戦。ささやんの誕生日は台無しになってしまいました。 で、その後さくらが「先生(神代)が好きです、もう大好きなんです。わたしのこと、どう思ってるんですか?」とか言い出して、神代が「一緒に音楽をやりたい、そう思ってる」と返して、さくらが「わたしはHARUNOさんじゃない」みたいなやりとりがあります。 夏希が「お姉ちゃんの曲か否か」に固執するということは、さくらの歌が「どんな過去をも凌駕するほど素晴らしい」わけではないということです。さくらが「わたしはHARUNOさんじゃない」と言ってプリプリしているということは、さくらが「何を置いても、この曲だけは歌いたい」と思っているわけではないということです。2人にとって、この曲は別に「感動的」じゃなかったんです。ここまで「さくらの歌はすごい」「この曲はイイ曲」と主張し続けてきた『ラヴソング』が、この第7話にきて、「いや、そうでもねえよ?」「なんだかんだ過去の因縁のほうが重いよ?」「恋愛のほうが重いよ?」と言い出したんです。 このへんで、このドラマの根底にあったはずの価値観が裏返ってしまった感じです。ストーリー的にも演出的にも「さくらの歌はすごい」「この曲はイイ曲」というところだけはギリギリ外してなかったし、さくらも神代も、音楽を通じて人格が描かれてきたはずなんです。逆にいえば、このドラマが「素晴らしい音楽」に対するリスペクトを失ってしまえば、もうなんでもなくなってしまう。「音楽を通じて心を通わす」と堂々と謳っていたドラマで、音楽が人間関係を裂こうとしている。すごく、根っこが折れた感じがしました。 しかも、夏希と神代とHARUNOをめぐる過去の云々は雰囲気シーンと断片セリフだけでしか説明されてませんから、いくら仲間が「夏希の気持ち、わかるぜ」と言ったところで、説得力がないんです。さくらの恋心にしたって第3話あたりの「陽性転移かも?」という以外に根拠もきっかけも示されていませんので、説得力がないんです。それくらい想像しろというなら、もう願い下げですよ。あげく、神代はさくらと一緒に作った曲の譜面を破り捨ててしまいます。ちょっとでも、さくらの歌そのものに感動していた視聴者としては、裏切られた感がハンパないです。 で、案の定さくらのノドに腫瘍が見つかって、第7話終了。どうやら「声を守るか、命を守るか」みたいなことになるんですかね。じゃあもう、吃音じゃなくてもいいじゃんね。 (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『ラヴソング』番組サイトより
フジ芦田愛菜『OUR HOUSE』雑すぎる“引越しオチ”に視聴者ポカーン、打ち切り決定のシワ寄せか
芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックスがダブル主演を務めるホームドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ系)の第6話。『OUR HOUSE』史上最高となる平均視聴率6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録しました。どうやら、前に放送されたバレーボール女子リオ五輪世界最終予選が12.6%と、この時間帯のフジにしては高視聴率だったため、おこぼれをもらったようです。 しかし、こんな幸運な回にかぎって、ネット上では「オチがやばすぎる」などと話題になっています。そんな第6話を振り返ってみましょう。 ■芦田愛菜が、ついにキスシーン!? 長女・桜子(芦田)が足しげく会いに行っていた引きこもりのクラスメイト・省吾(濱田龍臣)が、ついに登校することに。桜子は一瞬で彼に恋をし、省吾も「君の料理を食べてみたい」「これからも、ずっと一緒にいてくれる?」と、思わせぶりな言動を繰り返します。 現実離れした言葉づかいが多用されることでおなじみの野島伸司氏が脚本を手掛ける同作。省吾と桜子のやり取りも、まるで昭和の「別マ」のようです。 桜子「家までおくるよ」 省吾「何言ってんだよ。そしたらまた、僕が送らなきゃいけないじゃない」 桜子「そしたら、また送るもん」 省吾「行って来いで、キリがないね」 中学生が「行って来い」って……、この伊東四朗ばりに「モヤッとボール」を投げつけたくなる言い回しこそ、野島作品の醍醐味なのでしょう、たぶん。 その後、スケート場で桜子と省吾が共倒れし、「あわや、キス!?」というドキドキシーンも。現在、11歳の愛菜ちゃんですが、キスシーンはいつ解禁になるのかな? そんな2人がデートを楽しんでいる最中、アリス(シャーロット)や次男の新太郎(寺田心)は、偵察のため省吾の自宅へ。コソコソしていると、省吾の母親・百合子(矢田亜希子)に見つかり、自宅に上がることに。 実は別居中ながら、体裁を気にして離婚をしていない省吾の両親ですが、百合子はアリスに「(夫は)とても忙しい人で、あちこち飛び回って、実質、私と省吾、母子家庭のように2人きりなんです」とウソをつきます。 このセリフを、矢田に言わせるとはなんとも生々しいですね。実際、矢田の息子さんは現在8歳のようですが、お父さんの押尾学のことを、どう説明しているのでしょうかねえ? ■“寝オチ”並みに酷いラストにびっくり ある日、桜子の母親の仏壇に手を合わせた省吾ですが、そこから何かに取り憑かれたかのように、“説教キャラ”に変貌。桜子の父・奏太(山本耕史)を「(桜子の母親が)亡くなられて半年、新しい人を連れてくるなんて……」と軽蔑し、「こんなの家族じゃない。今まで頑張ってきたママ、それを継いだ桜子。それをきちんと評価できないなんて、君たちはありえないほど冷たい人間なんだよ」などと、人様の家族に説教をたれまくり、桜子には「家族なんか無意味さ。僕がいるからいいじゃないか。一緒にいるよ。約束したろ、ずっと一緒にいるって!」と、ストーカーよろしく、まくし立てる省吾。おいおい、いきなりどうした!? 往年の野島作品を思い出す狂気っぷり。これまでのほっこり路線は、いずこへ? この次の日、省吾が登校していないことに気付いた桜子。以前から転校することが決まっていたことを知り、ダッシュで省吾の家に向かいます。しかし、自宅はもぬけの空。え? 昨晩、省吾が帰宅したシーンでは、引越し準備をしている様子は微塵もありませんでしたが、徹夜で荷造りしたってこと? へ? というわけで、初回からチラチラ登場していた龍臣くんが、やっと登場したところで、突然いなくなってしまいました。さらに、夜逃げ並みに早い荷造りに驚愕。この回、一体なんだったのでしょうか……? もしや打ち切りが決まり、脚本にシワ寄せがいったのでしょうか? こんなオチでは、シャーロットも「ナンデスカ、コノキャクホン……」と呆れかえっていることでしょう。 「意味がわからない……」「脚本が雑すぎる」と物議を醸している第6話。「だんだん面白くなってきた」という声も増えていた矢先なだけに、少々残念です。また、前回、突如なくなってしまった奏太のサックスシーンですが、今回は2秒くらいプーと吹いた後、「今日は気分が乗らね~な」と言って、吹くのをやめてしまいました。フジはこのまま、山本耕史に見せ場を作らないつもりでしょうか? その点もあわせて注目していきたいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)フジテレビ公式サイトより





