TBS『仰げば尊し』が1ケタに下落……「高畑裕太が暴力→寺尾聰が止めて、すかさず勧誘」パターン化が原因か

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TBS『仰げば尊し』サイトより
 寺尾聰主演の日曜劇場『仰げば尊し』(TBS系)の第3話。平均視聴率は9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、初の1ケタに落ち込んでしまいました。寺尾が不良たちに容赦なくボコられる様を、これ以上見たくないからでしょうか? それとも、不良役で出演中の千葉真一の長男・真剣佑に、隠し子報道があった影響でしょうか? 本人は否定しましたが、真相はどうなんですかね……(関連記事)?  ここまで、“吹奏楽部勧誘おじさん”としての執念を見せてきた樋熊(寺尾)。その甲斐あって、不良5人衆のうち、安保(北村匠海)、高杢(太賀)、桑田(佐野岳)を入部させることに成功し、残りは青島(村上虹郎)と木藤良(真剣佑)の2人だけとなりました。  そんな矢先、青島たちを目の敵にしている卒業生の陣内(高畑裕太)が、高杢と桑田を海辺でリンチ。仲間を助けるため、青島と木藤良も合流しますが、警察が駆けつけ、2人の退学が検討される事態に。このとき、警察の前でも、2人に「一緒に、吹奏楽やればいいじゃねえか!」と勧誘を忘れない樋熊。隙を見つけては、勧誘をねじ込んできます。  次の日、木藤良に「音楽留学はどうするんだ」と問いかける担任。どうやら、木藤良はサックスで年内に留学する予定だったようです。しかし、青島のことを気遣い、留学を取りやめようとする木藤良。ですが、樋熊に「お前、自分が一番やりたいことが、わからなくなってるんじゃないのか?」と指摘され、はっとします。  校長(石坂浩二)の頑張りにより、退学を免れた青島と木藤良。そのことを伝えるため、樋熊は青島たちのたまり場となっている倉庫へ。しかし、そこは陣内の手によって荒らされており、外には「死ねクソバンド」の落書きが。なんか、カラースプレーによる暴言を見ると、瞬時に長嶋一茂の豪邸に書かれた「バカ息子」事件(記事参照)を思い出してしまうのは、私だけでしょうか……?  しかし、青島は倉庫の落書きを見ても江角マキ子のことなんてよぎらなかったようで、「陣内のやろう、ぶち壊してやる!」と激高! そんな青島を見た木藤良は、かつてのバンド名「Revolution」と書かれた看板を踏んづけながら、「こんなものが残ってるから、(青島)裕人はいつまでたっても前を向けないんだよ」といつになく感情をぶつけます。しかし、そんな青春の一場面でも、すかさず「お前らには、音楽があるじゃないか!」と勧誘をぶっこんでくる樋熊は、さすがです。  あくる日、吹奏楽部がパートリーダーを決めるオーディションをしている最中、青島は単身、陣内の元へ。吹奏楽部で頑張っている仲間たちのために、「俺たちと、もう関わらないでください」と土下座。すると、青島よりも前に、樋熊も同じことを言いに、陣内に会っていたことが発覚。さらにそのとき、樋熊は陣内に突き飛ばされ、かつての青島と同じ左手を負傷してしまったのでした。これはドラマチックな展開ですね。  この直後、青島と木藤良は「こいつ(樋熊)うぜえから、入ってやるよ」と吹奏楽部に入部。これで、主要な不良たちは全員、吹奏楽部に入部しました。勧誘し続けてよかったですね。  ストーリー的には重要な回だったと思うのですが、陣内にちょっかいを出されては、青島たちがキレるという展開が何度も続いた上、青島と木藤良の細かい心の動きが中心だったせいか、見ている途中でダレてしまいました……。  しかし、次回からはいよいよ、吹奏楽部の本格的な練習がスタート! さらに、樋熊の病状も明らかになりそう。これまでとは違った展開に期待しつつ、次回を待ちたいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

TBS『仰げば尊し』が1ケタに下落……「高畑裕太が暴力→寺尾聰が止めて、すかさず勧誘」パターン化が原因か

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TBS『仰げば尊し』サイトより
 寺尾聰主演の日曜劇場『仰げば尊し』(TBS系)の第3話。平均視聴率は9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、初の1ケタに落ち込んでしまいました。寺尾が不良たちに容赦なくボコられる様を、これ以上見たくないからでしょうか? それとも、不良役で出演中の千葉真一の長男・真剣佑に、隠し子報道があった影響でしょうか? 本人は否定しましたが、真相はどうなんですかね……(関連記事)?  ここまで、“吹奏楽部勧誘おじさん”としての執念を見せてきた樋熊(寺尾)。その甲斐あって、不良5人衆のうち、安保(北村匠海)、高杢(太賀)、桑田(佐野岳)を入部させることに成功し、残りは青島(村上虹郎)と木藤良(真剣佑)の2人だけとなりました。  そんな矢先、青島たちを目の敵にしている卒業生の陣内(高畑裕太)が、高杢と桑田を海辺でリンチ。仲間を助けるため、青島と木藤良も合流しますが、警察が駆けつけ、2人の退学が検討される事態に。このとき、警察の前でも、2人に「一緒に、吹奏楽やればいいじゃねえか!」と勧誘を忘れない樋熊。隙を見つけては、勧誘をねじ込んできます。  次の日、木藤良に「音楽留学はどうするんだ」と問いかける担任。どうやら、木藤良はサックスで年内に留学する予定だったようです。しかし、青島のことを気遣い、留学を取りやめようとする木藤良。ですが、樋熊に「お前、自分が一番やりたいことが、わからなくなってるんじゃないのか?」と指摘され、はっとします。  校長(石坂浩二)の頑張りにより、退学を免れた青島と木藤良。そのことを伝えるため、樋熊は青島たちのたまり場となっている倉庫へ。しかし、そこは陣内の手によって荒らされており、外には「死ねクソバンド」の落書きが。なんか、カラースプレーによる暴言を見ると、瞬時に長嶋一茂の豪邸に書かれた「バカ息子」事件(記事参照)を思い出してしまうのは、私だけでしょうか……?  しかし、青島は倉庫の落書きを見ても江角マキ子のことなんてよぎらなかったようで、「陣内のやろう、ぶち壊してやる!」と激高! そんな青島を見た木藤良は、かつてのバンド名「Revolution」と書かれた看板を踏んづけながら、「こんなものが残ってるから、(青島)裕人はいつまでたっても前を向けないんだよ」といつになく感情をぶつけます。しかし、そんな青春の一場面でも、すかさず「お前らには、音楽があるじゃないか!」と勧誘をぶっこんでくる樋熊は、さすがです。  あくる日、吹奏楽部がパートリーダーを決めるオーディションをしている最中、青島は単身、陣内の元へ。吹奏楽部で頑張っている仲間たちのために、「俺たちと、もう関わらないでください」と土下座。すると、青島よりも前に、樋熊も同じことを言いに、陣内に会っていたことが発覚。さらにそのとき、樋熊は陣内に突き飛ばされ、かつての青島と同じ左手を負傷してしまったのでした。これはドラマチックな展開ですね。  この直後、青島と木藤良は「こいつ(樋熊)うぜえから、入ってやるよ」と吹奏楽部に入部。これで、主要な不良たちは全員、吹奏楽部に入部しました。勧誘し続けてよかったですね。  ストーリー的には重要な回だったと思うのですが、陣内にちょっかいを出されては、青島たちがキレるという展開が何度も続いた上、青島と木藤良の細かい心の動きが中心だったせいか、見ている途中でダレてしまいました……。  しかし、次回からはいよいよ、吹奏楽部の本格的な練習がスタート! さらに、樋熊の病状も明らかになりそう。これまでとは違った展開に期待しつつ、次回を待ちたいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

視聴率が下がる一方の向井理主演『神の舌を持つ男』 広末涼子投入は、起爆剤になるか?

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TBS系『神の舌を持つ男』番組サイトより
 向井理が主演するTBS系連続ドラマ『神の舌を持つ男』(金曜午後10時~)が大苦戦を強いられている。その視聴率は、初回6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2話6.2%、第3話5.7%と爆死続きで、回を重ねるほど下がる一方なのだ。このままいくと、向井にとっては自身の主演ドラマの中でワースト視聴率となるのが確実で、まさに“黒歴史”となりそう。  同ドラマは、『TRICK』シリーズなどを手掛けた演出家・堤幸彦氏と向井が初タッグを組むことが“売り”。全国の秘湯と呼ばれる温泉地が舞台となっており、ひょんなことから知り合った主人公・朝永蘭丸(向井)、甕棺墓光(かめかんぼ・ひかる=木村文乃)、宮沢寛治(佐藤二朗)の3人が1台のボロ車に乗り、温泉宿で寝食を共にしながら、ナゾの温泉芸者「ミヤビ」を探し求めて日本全国を旅するコミカルミステリー。だが、ギャグ、パロディ、オマージュ満載の“堤ワールド”が、視聴者になかなか受け入れてもらえない現状のようだ。  蘭丸が恋焦がれるナゾの温泉芸者「ミヤビ」の正体はこれまで伏せられており、第3話まではシルエットや後ろ姿でしか登場しておらず、エンドロールの出演者テロップでも、「ヒ・ミ・ツ」と記載されていた。  TBSは、その「ミヤビ」を演じているのが広末涼子であることを、第3話終了後に公表。第4話(7月29日放送)から、広末が顔出しで出演する。あえてナゾのままにしておいて、第4話がオンエアされた時点で、サプライズで正体を明かすという手法もあっただろうが、これにはあまりの低視聴率に頭を悩ます同局の、「広末ファンを取り込みたい」との意向が見え隠れする。  確かに、広末の登場は新たな視聴者を獲得するきっかけにはなろうが、視聴率を大きく上げる起爆剤になるかどうかは甚だ疑問だ。広末が直近で連ドラ主演を務めた今年1月期『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は平均7.5%と爆死。その前に民放連ドラで主演した『スターマン・この星の恋』(2013年7月期/同)も平均8.5%と惨敗を喫しており、広末自体の潜在視聴率が高いとは到底思えないからだ。  ネット上では、相変わらず批判も多いが、「第2話からよくなってきた。こういうくだらないギャグ満載が好き」「初回の途中で見るのをやめようと思ったけど、見てたらどんどんはまっていった」「視聴者に媚びた平凡なドラマに飽きた人向きのドラマ。くだらないけど、かなりチャレンジングなドラマだ」といった肯定意見が増えてきたのも事実。  第3話までの視聴率推移を見る限り、すでに多くの視聴者が脱落し、堤ワールド、メーンキャストのファンのみが見ている感は否めないが、広末登場で、多少なりとも巻き返しを図ってほしいものだ。 (文=森田英雄)

無表情の子役怖すぎ! 尻を痛がる尾野真千子がエロすぎ!『はじめまして、愛しています。』

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テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
 遊川和彦脚本のテレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』は第3話。前回、里親として登録された信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)の夫婦が、男の子(横山歩)を引き取る場面からスタートです。  いまだもって、どうしてそんなに養子がほしいのかよくわからない信ちゃんですが、相変わらず能天気に施設に向かいます。ここで子どもを引き取って、里親委託という形で同居し、親子関係が築けていると裁判所が判断したら、戸籍上も本当の家族になることができるんだそうです。  信ちゃんはその場で、男の子を「ハジメ」と名付けました。「一」と書いてハジメです。「俺たちの一番愛する存在になるから」というのが、その理由だそうです。ここで引き取っても、何年か後に弟や妹をつくるつもりは一切ないようですね。「絶対に実子をつくらない」という信ちゃんの人生設計が、さらりと挟み込まれました。やっぱり、「この子に運命を感じた」だけじゃない何かがあるみたい。  児童相談所の堂本(余貴美子)は、夫婦に念を押します。この子は必ず、“試し行動”をする。短ければ1週間、長い子では6カ月も、極端な偏食や過食、暴れる、飲み物をまき散らす、噛みつくなどなど、親の愛を試す行動をするものだと。そのときに、叱ってはいけない。すべてを受け入れなければいけない。叱ってやめさせたりしたら、不満や怒りをため込んで爆発する。非行に走ったり、自殺する子もいると。  ハジメを引き取って3日後、いよいよ恐れていた“試し行動”が始まりました。手始めに夫婦の寝室の床にオレンジジュースをたれ流すと、あとはやりたい放題です。 「できれば、そういうことはやめたほうがいいんじゃないかなー」  と、やんわり忠告する信ちゃんを尻目に、ハジメは床にケチャップ、ソース、卵、しょうゆなどを分量関係なしにまき散らし、片っ端から引き出しの中身を放り投げ、風呂場ではシャワーを振り回して暴れます。パンと海苔しか食べなくなり、買い物に行けばバナナをカゴいっぱいに詰め込みます。  信ちゃんは仕事があるので、後始末をするのは全部美奈ちゃん。ストレスがたまって、痔が悪化してしまいました。  ようやく信ちゃんが休みの日、気が休まると思った美奈ちゃんでしたが、さらにストレスをためることに。信ちゃんが勝手に、美奈ちゃんと仲が悪いお義父さん・追川(藤竜也)を家に呼んでしまったのでした。  追川は、かつて美奈ちゃんにそうしてあげたように、ハジメにピアノを弾いて聞かせます。そして「音楽って美しいだろう、たくさん教えてやるからな」と優しく語りかけますが、美奈ちゃんはこれが気に食わない。「どうせ忙しくて教えてなんかくれないくせに!」と積年の恨みをぶつけ、追川を追い出してしまいました。 “試し行動”が始まってからというもの、信ちゃんは「美奈ちゃんならできるよ」「がんばろう」「気持ちわかるよ」「大丈夫だよ」と貼り付いた笑顔で励ましていましたが、それも美奈ちゃんのストレスを加速させることに。地獄への道は善意で舗装されているといいますが、美奈ちゃんだけが、すべてを抱え込んで、さらに痔が悪化していくのでした。尻を痛がるオノマチは妙にエロいので、今後、どんどん悪化してほしいところではあります。  それはそうと、他人が来ている間は“試し行動”をしなかったハジメですが、3人になるとナイフとフォークでソファをザックザクに。さすがに止めに入った美奈ちゃんの腕に噛みついてきました。手はピアニストの命ですし、さすがにブチ切れた美奈ちゃん、ハジメを突き飛ばしました。  この、突き飛ばされたハジメの芝居がスゴかった。床に倒れ込んだままの姿勢で、美奈ちゃんを見つめます。にらみつけるでもなく、悲しみをたたえるでもなく、ただ無表情に、見てる。見てる。見てる。そしてゆっくりと立ち上がると、その場でおもらしをして見せるのでした。  この期に及び、美奈ちゃん、ついにギブアップです。信ちゃんに「ハジメを養子にするなら離婚」宣言。さすがの信ちゃんも折れて、翌日、施設にハジメを返しに行くことにしました。  ハジメを返すと、美奈ちゃんは児相の堂本を相手に、自身の弱さを吐露します。 「覚悟はしていたけど、限界なんです」 「夫にもわかってもらえないし」 「突き飛ばしたとき、思ったんです。自分も虐待をする可能性があるんだって」 「そしたら、もう怖くて……」  たぶん、慰めてほしかったんでしょうね。美奈ちゃんは堂本に「経験上、わかりますよ。どうかご自分を責めないで」とでも言ってほしかったんでしょう。  しかし堂本は「もういいですか、忙しいので」と極めて冷たく言い放ちます。あくまで里親は子どものための制度。あんたの泣き言に付き合うより前に、次の里親候補を探さなければいけない。一番大切なのは、子どもの命だから、と。  美奈ちゃんは、信ちゃんと仲の悪いアル中の信ちゃんママ(浅茅陽子)をホームに訪ね、“母親失格”の実例を目の当たりにしたり、家に帰ってピアノに触りながらハジメとのひとときを思い出したりしているうちに、完全復活。もう一度ハジメを迎えに行くことにしたのでした。  信ちゃんと一緒に施設を訪ねると、ポツンとしているハジメがいます。 「ハジメ! 帰るよ、ハジメ」  ハジメは名前を呼ぶ声に反応し、駆けてきました。抱き合う美奈ちゃんとハジメ。信ちゃんは、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系/1993)のあんちゃんがよくやってたあの泣き顔で、2人を見つめるのでした。  そうしてハジメの“試し行動”は終わり、3人の里親委託生活は続いていくことになりました。  というところまでで第3話。公式サイトで遊川氏が「4話までは取材したことをそのまま」と話している通り、痛々しいまでのリアリティで描かれた“試し行動”。何より、ハジメ役の横山歩が超怖い。無表情で意味不明の行動を繰り返す様は、ほとんどホラーと言っていいほどです(ほめてます)。  前半部分で、この夫婦が里親になることを、堂本が強く推薦していたことが明かされました。面談を通して、堂本はこの夫婦が里親に「向いている」と判断していたということです。それでも、音を上げればすぐにあきらめて次へ……と「大人の都合は関係ない」という養子制度の本質を、視聴者にちゃんとわからせようという意図も感じる回だったと思います。  そして、考えちゃうのはやっぱり、相模原の事件のことなんですよね。ハジメの“試し行動”は長くても半年で終わるものでしたが、あのような行動を死ぬまで何十年も、24時間体制で、大人のフルパワーで行使し続け、決して終わる見込みのない人たちというのが、実際にいるんですもんね。福祉に携わる方々には、ホントに頭が下がる思いです。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

無表情の子役怖すぎ! 尻を痛がる尾野真千子がエロすぎ!『はじめまして、愛しています。』

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テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
 遊川和彦脚本のテレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』は第3話。前回、里親として登録された信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)の夫婦が、男の子(横山歩)を引き取る場面からスタートです。  いまだもって、どうしてそんなに養子がほしいのかよくわからない信ちゃんですが、相変わらず能天気に施設に向かいます。ここで子どもを引き取って、里親委託という形で同居し、親子関係が築けていると裁判所が判断したら、戸籍上も本当の家族になることができるんだそうです。  信ちゃんはその場で、男の子を「ハジメ」と名付けました。「一」と書いてハジメです。「俺たちの一番愛する存在になるから」というのが、その理由だそうです。ここで引き取っても、何年か後に弟や妹をつくるつもりは一切ないようですね。「絶対に実子をつくらない」という信ちゃんの人生設計が、さらりと挟み込まれました。やっぱり、「この子に運命を感じた」だけじゃない何かがあるみたい。  児童相談所の堂本(余貴美子)は、夫婦に念を押します。この子は必ず、“試し行動”をする。短ければ1週間、長い子では6カ月も、極端な偏食や過食、暴れる、飲み物をまき散らす、噛みつくなどなど、親の愛を試す行動をするものだと。そのときに、叱ってはいけない。すべてを受け入れなければいけない。叱ってやめさせたりしたら、不満や怒りをため込んで爆発する。非行に走ったり、自殺する子もいると。  ハジメを引き取って3日後、いよいよ恐れていた“試し行動”が始まりました。手始めに夫婦の寝室の床にオレンジジュースをたれ流すと、あとはやりたい放題です。 「できれば、そういうことはやめたほうがいいんじゃないかなー」  と、やんわり忠告する信ちゃんを尻目に、ハジメは床にケチャップ、ソース、卵、しょうゆなどを分量関係なしにまき散らし、片っ端から引き出しの中身を放り投げ、風呂場ではシャワーを振り回して暴れます。パンと海苔しか食べなくなり、買い物に行けばバナナをカゴいっぱいに詰め込みます。  信ちゃんは仕事があるので、後始末をするのは全部美奈ちゃん。ストレスがたまって、痔が悪化してしまいました。  ようやく信ちゃんが休みの日、気が休まると思った美奈ちゃんでしたが、さらにストレスをためることに。信ちゃんが勝手に、美奈ちゃんと仲が悪いお義父さん・追川(藤竜也)を家に呼んでしまったのでした。  追川は、かつて美奈ちゃんにそうしてあげたように、ハジメにピアノを弾いて聞かせます。そして「音楽って美しいだろう、たくさん教えてやるからな」と優しく語りかけますが、美奈ちゃんはこれが気に食わない。「どうせ忙しくて教えてなんかくれないくせに!」と積年の恨みをぶつけ、追川を追い出してしまいました。 “試し行動”が始まってからというもの、信ちゃんは「美奈ちゃんならできるよ」「がんばろう」「気持ちわかるよ」「大丈夫だよ」と貼り付いた笑顔で励ましていましたが、それも美奈ちゃんのストレスを加速させることに。地獄への道は善意で舗装されているといいますが、美奈ちゃんだけが、すべてを抱え込んで、さらに痔が悪化していくのでした。尻を痛がるオノマチは妙にエロいので、今後、どんどん悪化してほしいところではあります。  それはそうと、他人が来ている間は“試し行動”をしなかったハジメですが、3人になるとナイフとフォークでソファをザックザクに。さすがに止めに入った美奈ちゃんの腕に噛みついてきました。手はピアニストの命ですし、さすがにブチ切れた美奈ちゃん、ハジメを突き飛ばしました。  この、突き飛ばされたハジメの芝居がスゴかった。床に倒れ込んだままの姿勢で、美奈ちゃんを見つめます。にらみつけるでもなく、悲しみをたたえるでもなく、ただ無表情に、見てる。見てる。見てる。そしてゆっくりと立ち上がると、その場でおもらしをして見せるのでした。  この期に及び、美奈ちゃん、ついにギブアップです。信ちゃんに「ハジメを養子にするなら離婚」宣言。さすがの信ちゃんも折れて、翌日、施設にハジメを返しに行くことにしました。  ハジメを返すと、美奈ちゃんは児相の堂本を相手に、自身の弱さを吐露します。 「覚悟はしていたけど、限界なんです」 「夫にもわかってもらえないし」 「突き飛ばしたとき、思ったんです。自分も虐待をする可能性があるんだって」 「そしたら、もう怖くて……」  たぶん、慰めてほしかったんでしょうね。美奈ちゃんは堂本に「経験上、わかりますよ。どうかご自分を責めないで」とでも言ってほしかったんでしょう。  しかし堂本は「もういいですか、忙しいので」と極めて冷たく言い放ちます。あくまで里親は子どものための制度。あんたの泣き言に付き合うより前に、次の里親候補を探さなければいけない。一番大切なのは、子どもの命だから、と。  美奈ちゃんは、信ちゃんと仲の悪いアル中の信ちゃんママ(浅茅陽子)をホームに訪ね、“母親失格”の実例を目の当たりにしたり、家に帰ってピアノに触りながらハジメとのひとときを思い出したりしているうちに、完全復活。もう一度ハジメを迎えに行くことにしたのでした。  信ちゃんと一緒に施設を訪ねると、ポツンとしているハジメがいます。 「ハジメ! 帰るよ、ハジメ」  ハジメは名前を呼ぶ声に反応し、駆けてきました。抱き合う美奈ちゃんとハジメ。信ちゃんは、『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系/1993)のあんちゃんがよくやってたあの泣き顔で、2人を見つめるのでした。  そうしてハジメの“試し行動”は終わり、3人の里親委託生活は続いていくことになりました。  というところまでで第3話。公式サイトで遊川氏が「4話までは取材したことをそのまま」と話している通り、痛々しいまでのリアリティで描かれた“試し行動”。何より、ハジメ役の横山歩が超怖い。無表情で意味不明の行動を繰り返す様は、ほとんどホラーと言っていいほどです(ほめてます)。  前半部分で、この夫婦が里親になることを、堂本が強く推薦していたことが明かされました。面談を通して、堂本はこの夫婦が里親に「向いている」と判断していたということです。それでも、音を上げればすぐにあきらめて次へ……と「大人の都合は関係ない」という養子制度の本質を、視聴者にちゃんとわからせようという意図も感じる回だったと思います。  そして、考えちゃうのはやっぱり、相模原の事件のことなんですよね。ハジメの“試し行動”は長くても半年で終わるものでしたが、あのような行動を死ぬまで何十年も、24時間体制で、大人のフルパワーで行使し続け、決して終わる見込みのない人たちというのが、実際にいるんですもんね。福祉に携わる方々には、ホントに頭が下がる思いです。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

「失敗のない青春に価値はない!」日テレ版『時をかける少女』が描く、青春のトキメキ

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日本テレビ『時をかける少女』公式サイトより
 筒井康隆の青春SF小説の金字塔『時をかける少女』は、これまで何度も映像化されてきた。代表的なものでいえば、1983年に公開された大林宣彦監督による原田知世主演の実写映画版と、2006年に公開された細田守監督によるアニメ映画版だろう。  そして16年7月より、全5話の連続ドラマとして黒島結菜主演で始まったのが、日本テレビ版の『時をかける少女』だ。  このドラマ版の製作が発表されると、一部でアニメ版が原作だと思っている人がいると話題になるなど、世代によってイメージする“原作”が異なる稀有な作品である。それは、本当の原作である小説版はもちろん、その後に製作された実写映画もアニメ映画も、見る者の心に強く残る傑作だったことの証左だろう。  そして今回のドラマ版は、町並みの美しい風景は大林映画版っぽさがあり、明るくハツラツとした作風は細田アニメ版っぽさがあるように、原作や過去の映像作品のいい部分がバランスよく配合されて作られている。  すべての作品に共通するのが、タイムリープの能力を持ってしまう主人公である少女、彼女を好きな幼なじみの同級生、そして未来人の少年の三角関係が描かれるということだ。アニメ版は、そもそも原作の主人公である和子の姪という設定のため当然だが、このドラマ版でも原作とは一部名前が変わっており、それぞれ芳山未羽(黒島結菜)、深町翔平/ケン・ソゴル(菊池風磨)、浅倉吾朗(竹内涼真)。さらに、原作や他の映像作品でも出てこない相原央/ゾーイ(吉本実憂)という、翔平と一緒に過去にやってきた少女も登場する。  また、自分がタイムリープできるようになった秘密を、大林版では深町にしか、アニメ版では和子にしか相談しないが、ドラマ版では原作同様、深町と吾朗2人に早々に打ち明けている。逆に、原作や大林版では自分の意志でタイムリープするのは最後の一度きりだが、ドラマ版はアニメ版同様、何度も頻繁に自分の意志でタイムリープしている。加えて、ほとんどの映像作品は主人公ひとりの視点で話が進むのに対し、ドラマ版は連ドラという特性を生かし、3人の視点が入れ替わるように、それぞれのモノローグが挿入されている。  もちろん、エピソードもドラマオリジナルのものが付け加えられている。例えば第3話では、青春ドラマの定番である「学園祭」が描かれた。当初、未羽のクラスはクラス発表をしないことに決めた。だが、実際に学園祭を終えると、高校最後の年にそれをやらなかったことを3人は強く後悔した。  そこで、未羽はタイムリープをする。クラス発表をやるよう、クラスメイトを説得するためだ。そしてロミオ役を吾朗、ジュリエット役を相原に配した舞台『ロミオとジュリエット』を上演することが決まる。  だが、ジュリエット役の相原は、破壊的に演技がヘタ。向いてなかったのだ。クラスはバラバラになってしまう。すると、未羽はまたもタイムリープ。「ジュリエットは男がやったほうが面白いのでは?」と提案し、ジュリエット役を深町に替えるのだ。  普通、相原の心情を慮って、たとえタイムリープという武器があっても、彼女がジュリエットのままなんとかしようとするのが、青春ドラマの定石だ。だが、このドラマでは「それでいいの?」と思ってしまうほど、タイムリープはかなり軽く使われる。実は、それがこのドラマの“肝”でもあるのだ。  相原は、代わりに与えられた背景美術で才能を発揮して称賛を浴び、舞台も大盛況。しかし、クライマックスで大きなトラブルが発生する。大事な告白シーンのさなか、天井に挟まっていたバスケットボールが落下し、吾朗の頭を直撃、気絶してしまう。さらに、慌てて駆け寄ろうとした女子生徒がセットに足を引っ掛けてしまい、セットが崩れてしまう。続けて、なんとか成立させようと前に出たジュリエット役の深町の衣装が脱げてしまう始末。クラスメイトが一致団結して作り上げた舞台は、台無しになってしまった。  落ち込むクラスメイトを前に、いつものようにタイムリープしてやり直そうとする未羽。だが、「でも、浅倉くんが気絶する瞬間いい顔してたな」と吹き出す男子生徒がきっかけになって、「翔平くんの最後のキメポーズも最高だった」「おかげで演出を超えたクライマックスだったよ」と楽しそうに言い合うのだ。  そんな光景を見て「このままがいい」と、未羽はタイムリープすることを思いとどまるのだ。 「失敗のない青春に価値はない!」    男子生徒が言うと、「失敗最高!」というコールがクラスを包み込むのだ。  タイムリープが頻繁に軽く行われる設定だからこそ、逆にタイムリープしなかった時の思いに重みが増す。  青春には、失敗がつきものだ。いや、若さゆえの失敗こそが、青春ともいえる。やり直せないからこそのはかなさと煌めきを、やり直せるからこそ逆説的に描いている。  主人公がタイムリープするかのように、作品も何度も何度もやり直されている。何度やり直されても、そのトキメキは損なわれない。青春は、一度きりでは終わらないのだ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

フジ・松嶋菜々子『吉良奈津子』7.7%の衝撃! ヒット作の寄せ集めに「何を描きたいのかわからない……」

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フジテレビ番組サイトより
 女優・松嶋菜々子の3年ぶりの連ドラ復帰作『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)の第2話が28日に放送され、平均視聴率7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の10.2%から、早くも1ケタ台にまで落ち込んでしまった。  同作は、松嶋演じる広告代理店の売れっ子クリエーティブディレクターだった吉良奈津子が、3年の育児休暇を経て仕事復帰するストーリー。脚本は、同局『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』の井上由美子。初回では、古巣のクリエイティブ局に復帰できると思っていた奈津子が、営業開発部への異動を命じられ困惑する様子が中心に描かれたが、第2話では加えて、義母(松原智恵子)に厳しく当たられる様子や、奈津子の不在中、夫・浩太郎(原田泰造)とベビーシッターの坂部深雪(伊藤歩)が急接近する様子などが描かれた。 「等身大の女性を描く」「共感してもらえる作品に」などとアピールしている同作だが、ネット上では酷評が殺到。初回放送時から、「設定に現実味がなくて、まったく共感できない」「広告代理店のバリキャリってだけで、もう遠い世界のお話」「3年休めるなんて、ファンタジー」「現場目線での取材が足りないのでは?」という類の意見が目立った。 「何を描きたいのかが、いまいち視聴者に伝わってこない。全体に漂うトレンディードラマ臭の中に、『半沢直樹』(TBS系)的な逆転要素、『昼顔』的な不倫恋愛要素、さらにベビーシッターが怪しい動きを見せるミステリー要素など、過去のヒットドラマの要素を、手当たり次第にぶち込んでいる印象。脚本家が、フジの安易な発注に振り回されているとしか思えない」(テレビ誌記者)  フジといえば、前期に放送された福山雅治主演『ラヴソング』が大コケ。そのため、業界内では「フジの大物つぶし」などと話題になっているとか。 「同局『救命病棟24時』シリーズや、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)など、主演した連ドラが高視聴率をたたき出してきた松嶋ですが、早くも『福山雅治の二の舞い』と話題になっている。今のフジと共倒れしたい人気俳優なんていませんから、今後ますますキャスティングに難航しそう」(同)  まさに“過去のヒットドラマのごった煮”ともいうべき『営業部長 吉良奈津子』。松嶋はこのまま、“第2の福山”として、フジにつぶされてしまうのだろうか?

北川景子の“初の当たり役”『家売るオンナ』が自己最高視聴率! 夫・DAIGOはビンビンのAGTNか!?

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 主演の北川景子にとって「初の当たり役」だと話題の連ドラ『家売るオンナ』(日本テレビ系)。美人すぎるがゆえの無表情ぶりが枷となり、ネット上ではすっかり「大根役者」のレッテルを貼られている北川ですが、彼女にとってこれが代表作になりそうな予感です。  そんな同作の第3話(27日放送)の平均視聴率は、自己最高の12.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、放送中の民放連ドラの中でも最高記録です。もしかしたら、北川の夫・DAIGOは、ビンビンのAGTN(アゲチン)なのかもしれませんね。  ちなみに、第3話のゲスト俳優は、3年前に東宝芸能からホリプロに移籍した途端、メディア露出が減った感のあるはいだしょうこおねえさんと、6年前に発表したヘアヌード写真の衝撃が今だ抜けない中野裕太。前回に続き、なかなか渋い人選です。 <前回のあらすじはこちら>  さて、三軒家万智(北川)が異動してきてからというもの、成績のいいテーコー不動産・新宿営業所ですが、課長の屋代(仲村トオル)が突然、「サンルーム付きの一戸建て」「バス・トイレ2組付マンション」「3階建ての狭小住宅」の現地販売を企画。社員の白州(イモトアヤコ)、庭野(工藤阿須加)、足立(千葉雄大)らに担当を割り振りますが、「不動産屋になるために生まれてきた」と豪語する三軒家は、「自分で売ったほうが早い!」「全部まとめて私が売ります!」と、序盤から瞳孔開きっぱなし。これはなんでしょうか? 性癖でしょうか? 家を売るとオーガズムに達するのでしょうか?  それはいいとして、3軒の現地販売は、「サンルーム付きの一戸建て」が、辺見マリ演じる金持ちマダムにあっさり売れたものの、残り2軒は苦戦。そんな中、はいだ演じる桜が、御茶ノ水のワンルームマンションを売りたいとやってきます。三軒家が査定に訪れると、そこは物に占拠された“汚部屋”。そこで、三軒家は1枚の写真を、意味ありげに“チラ見”します。  この直後、最低限の物のみで暮らす“超ミニマリスト”の博人(中野)から、「一軒家を売って、ワンルームに住み替えたい」との連絡が。早速、桜のワンルームを紹介すると、2人は偶然にも元恋人だったことが発覚。途端に「僕がついてるから、一緒に捨てよう!」「博くんがそばにいたら、もしかしたら捨てれるかも」と恋が再燃し、「ブチュ~ッ」とおっぱじまってしまいました。はいだにとって、これが初ドラマ&初キスシーンだそうですが、全然話題になっていないのが悲しいですね。  と思いつつ、はいだのブログを見てみたら、「キスシーンは、自分が思ったより話題になっていて」と綴られていました。どこかで話題になっているそうです。すみませんでした。  さて、一度は復縁したものの、やっぱり物が捨てられないことから、博人に愛想をつかされてしまった桜。「捨てられないから、また博くんに捨てられちゃって……」と泣く桜ですが、三軒家は、白州が宅間(本多力)が営業に苦戦している「3階建ての狭小住宅」を2人に紹介。1階の三畳一間を博人の部屋に、3階の六畳一間を桜の部屋にし、2階のダイニングキッチンで一緒に食事することを提案。今の価値観を変えることなく、同居できる空間を手に入れた2人は、この家でやり直すことになりました。  桜のマンションで博人の写真を見つけた時から、「狭小住宅」を売りつけるシナリオを描いていたという三軒家。庭野が「人の心までいじくるなんて、やりすぎ」「あの2人が不幸なことになったら、どうするんですか」と詰め寄るも、三軒家は「そんなこと、私のしったこっちゃあない! 私の仕事は、家を売ることです!」と冷たく言い放ち、第3話は終了です。  これまで、劇中の前半で登場した売り家を、ゲストが終盤で三軒家に売りつけられる、というパターンが続いていましたが、今回はそんな欠点をうまくカバー。最初に、特徴の異なる3軒が登場した上に、桜が1軒売りに出したため、後半までオチが予想しずらい展開になっていました。  また、『家売るオンナ』の勝因は、なんといっても登場人物がわかりやすく、シンプルなところにあると思います。これは、俳優をあちこちからかき集めた結果、脚本も画的にもごっちゃごちゃになっている松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)に見習ってほしい点です。あ、こちらには、AGTNのDAIGO出ていました。あはは。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

好調TBS「日曜劇場」枠 織田裕二がディーン・フジオカとのW主演を拒否していた!?

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 2ケタ視聴率を取ることも難しくなっているドラマ界にあって、『半沢直樹』や『下町ロケット』で20%超えの視聴率を記録して近年注目度が上がっているのが、TBSの日曜劇場。10月期には織田裕二が起用され、久々の連ドラ主演を務めるという。 「ヒロインは中谷美紀、そして男優の2番手ポジションには大ブレーク中のディーン・フジオカがキャスティングされています。タイトルは『甦る男』(仮)で、織田は自分を冤罪に陥れた人物へ復讐するために甦った弁護士役だと聞いています」(テレビ関係者) 『踊る大捜査線』(フジテレビ系)のヒットなどで、かつては“高視聴率俳優の代表格”だった織田だが、最近は賞味期限切れの声も目立ち、ドラマからは遠ざかっていた。TBSとしては大きな賭けに出たともいえるが、その舞台裏を業界関係者が耳打ちする。 「実は、TBSは織田サイドにディーンとのW主演ということで出演を取り付けていた。ところが、キャスティングの替えが利かない段階になって、急に織田サイドが『W主演なら降りる』とゴネだした。さらに当初、ディーンは織田の親友という役どころだったのを、実は自分をハメた犯人にするよう注文をつけてきたため、スタッフとの間にギスギスした空気が流れている。単独主演になったことで、いつものようにセリフにも介入しているといいます」  織田としては、俳優生命がかかっているだけに、失敗は許されない。しかし、どう転ぼうが、世間からは「コケれば織田のせい、ヒットしたらディーンのおかげ」といわれそうだが……。

佐々木希の演技に“ぞわ~!?” フジ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』今回の犯人は……

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フジテレビ系『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』番組サイトより
 波瑠主演フジテレビ系『ON異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』、3話となる今回の視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と下落。グロテスクな殺害方法と、主人公の藤堂比奈子(波瑠)の不気味さに視聴者がどんどん離れていっているのが見て取れます。  さて、前回は家族愛ゆえに家族全員を冷凍した犯罪者が登場。今回は、殺害した女性の遺体から体の一部を持ちだして、人形をつくることに執着する犯罪者が登場します。  冒頭、“幽霊屋敷”と呼ばれる空き家で女性の遺体が発見されました。その遺体は腹から下がなく持ち出され、さらに、家屋の中には、同じく体の一部が欠損した4人の女性の遺体があったのです。  前回、東海林泰久(関ジャニ∞・横山裕)とコンビを解消することになった藤堂は、倉島敬一郎(要潤)と行動することに。1話で、藤堂に密かな好意を持っていることを清水良信(百瀬朔)に暴露された倉島は、念願叶っての初デート(?)にそわそわ。ウブな倉島が微笑ましいです。  そわそわしっぱなしの倉島と藤堂が道を歩いていると、小学生の吉田遥香(住田萌乃)と出会います。遥香がクラスメイトにからかわれていたところを助けた藤堂らですが、そこへやってきたクリーニング店を営む、佐藤都夜(佐々木希)に「警察呼びますよ」と言われてしまうのでした。  無事に遥香を母親・吉田佐和(中島亜梨沙)のところへ送り届けると、遥香は「幽霊屋敷で雨がっぱのオバケを見た」と話します。幽霊屋敷とは、今回の遺体が発見された場所のことです。親子と親しい佐藤は、吉田がストーカー被害に悩んでいることを藤堂らに訴えます。佐藤によれば、雨がっぱのオバケとストーカーが関係しているのではないか? ということでした。藤堂は、遥香に「教えてくれる? 雨がっぱの男のこと」と尋ねますが、遥香は「オバケ。男じゃなくて」。う~ん、真相が見えてきましたね。  遺体の切り傷が断ち切りバサミなどの形状と一致していることから、監察医の石上妙子(原田美枝子)は、デザイナーなどの裁縫に強い職業ではないかと藤堂らに犯人像を報告。  ストーカーの線で捜査を進めると、被害女性のうち2名にストーカー行為を働いたとされる、自称デザイナーの永山宗一郎(裵ジョンミョン)が浮上。犯人像に合致する永山ですが、決定的な証拠がありません。  すると、佐藤から吉田が拉致されたという連絡が入り、現場にかけつける厚田班。遥香は無事でしたが、昏睡状態に。現場は東海林らに任せ、藤堂は佐藤とともに遥香に付き添うため、佐藤の車で病院へ向かうことに。  今回から、心療内科医の中島保(林遣都)が正式に捜査に加わりました。被害女性の一部を持ち出すのは、美貌に固執し強いコンプレックスがあるというプロファイリングから、中島は今回の犯人が女性であると断定します。  藤堂は車の中で、中島のプロファイリング結果をメールで知ります。ところが、うとうとしだして、ついには眠ってしまうのでした。病院へ向かう前に佐藤に出されて飲んだお茶に、睡眠薬が仕込まれていたのです。  藤堂が目を覚ますとそこは見知らぬ住居。そこへ雨がっぱを深く被った佐藤が現れます。佐藤こそ、今回の犯人だったのです。横には、背中のパーツを奪うために同じく拉致された吉田が。殺害した女性の遺体から剥ぎとった皮膚で作った人形をうれしそうに見つめ、「ちょうだい……あなたの顔の皮も」と取り出した断ち切りバサミを、佐藤は藤堂に向けるのでした。  というのが、今回のお話。3話から、前後編になっていくのでしょうか? 今回、やっとドラマの着地点が見えてきましたね。冒頭で藤堂は「殺人犯を知ることで自分を知る」や「心なく生まれてきた自分」などと、心情を中島に吐露しています。中島が藤堂にとって、母親と同じくらいの心の拠り所であることがわかります。  “心なくして生まれてきた”藤堂と、スイッチを入れたことで“心をなくした”殺人者。藤堂は、さまざまな心なき殺人者たちが起こした事件を通して、人間らしくなっていく……そんな感じがします。  一方で、東海林も過去にスイッチを入れたことがあるようです。藤堂に妹の一件を尋ねられて「そんな昔のことは忘れた」と乱暴に突き放しますが、「あの時、俺は……」と言葉を濁らせます。東海林が藤堂に感じた“違和感”は、昔の自分を見ているからで、実は、東海林は藤堂の未来の姿なのかもしれません。  事件うんぬんはさておき、女性からの支持も厚い佐々木希が、自分の美貌に強いコンプレックスのある異常犯罪者というのは、ちょっと無理があるかも。異常性を演出したいはずの顔のアップも、ぱっちりとした目で雰囲気を潰しているし、もさもさした話し方と声のトーンで不気味さがない。雨がっぱを被って登場するシーンなんか、学芸会を見ているようで、ある意味ぞわ~っとしました。 (文=どらまっ子HAYAちゃん)