Hey!Say!JUMP・中島裕翔にとって、ゴールデン帯での単独初主演となったフジテレビ系連続ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員』(日曜午後9時~)最終回(第9話)が9月18日に放送され、視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に終わった。 初回は6.5%でスタートし、第2話では自己最高の7.1%まで上げたが、第3話から4週連続で6%台と低迷。第7話、第8話では禁断の“5%割れ”を記録。TBS「日曜劇場」の『仰げば尊し』(寺尾聰主演)は1週早く放送を終えたこともあり、最終回では、なんとか6.6%まで戻したが、全話平均6.1%と低調だった。 フジの「日9」ドラマは、今年4月期、3年ぶりに復活。前期の『OUR HOUSE』(芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックス主演)は全話平均4.5%と爆死し、TBS『99.9-刑事専門弁護士-』(嵐・松本潤主演)の17.1%に惨敗を喫した。今期も『仰げば尊し』が10.6%と2ケタ台をキープし、『HOPE』は完敗。「日9」ドラマ対決は、2クール連続でTBSが圧勝した。 また、『HOPE』は『神の舌を持つ男』(TBS系/向井理主演)の5.6%こそ上回ったものの、今期の民放プライム帯の連ドラ(テレビ東京は除く)の中で、視聴率ワースト2位となることが濃厚だ。 『HOPE』の前評判は決して高いものではなく、主演の中島は4月に女優・吉田羊との「7連泊愛」が一部で報じられ、こちらのほうが世の注目を集めた。とはいえ、『仰げば尊し』も大ベテランの寺尾が主演の地味ドラマとあって、多少は勝機もあるかに思えたが、寺尾の演技が秀逸で終始10%前後の安定した視聴率をキープ。『HOPE』には初回から大差をつけ、全話において完勝した。 『HOPE』は、囲碁のプロ棋士の夢に挫折し、総合商社「与一物産」の営業3課で働くこととなった主人公・一ノ瀬歩(中島)が、「高卒」「コネ」と言われながらも、ひたむきに仕事に向き合う姿を通して、働くさまざまな立場の人間の物語を描いた作品。最終回では、一ノ瀬の上司・織田勇仁課長(遠藤憲一)が、鷹野義郎専務(風間杜夫)の不正の責任を取らされる格好で退職に追い込まれる。一ノ瀬は周囲の応援のかいなく、契約社員から正社員への登用がかなわず退職。月日を経て、織田が起業した小さな会社で、一ノ瀬と、営業3課主任だった安芸公介(山内圭哉)が働くことになるというエンディングだった。 ドラマ全体を見渡すと、脇役である遠藤の演技力、存在感が、ほかの役者を圧倒。中島はアイドルにしては、そこそこの演技力だが、遠藤の足下にも及ばず。ゴールデン帯の連ドラで初ヒロインを務め、一ノ瀬と同期入社の香月あかね役を演じた山本美月も、唯一の若い女性出演者だったにもかかわらず、存在感が薄すぎた。主役、ヒロインが目立たないようでは、とても高視聴率など望むべくもなかったのだろう。 10月期の「日9」対決は、TBS「日曜劇場」が、織田裕二主演の『IQ246~華麗なる事件簿~』で、ディーン・フジオカ、土屋太鳳、中谷美紀らの豪華共演陣がズラリ。対するフジは、玉木宏主演の『キャリア~掟破りの警察署長~』で、ヒロイン・瀧本美織をはじめ、地味なキャスト。来期もまた、TBSの圧勝に終わってしまうのだろか? (文=田中七男)フジテレビ系『HOPE』番組サイトより
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またTBS「日曜劇場」に惨敗! フジ『HOPE』中島裕翔は存在感薄すぎで……
Hey!Say!JUMP・中島裕翔にとって、ゴールデン帯での単独初主演となったフジテレビ系連続ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員』(日曜午後9時~)最終回(第9話)が9月18日に放送され、視聴率は6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に終わった。 初回は6.5%でスタートし、第2話では自己最高の7.1%まで上げたが、第3話から4週連続で6%台と低迷。第7話、第8話では禁断の“5%割れ”を記録。TBS「日曜劇場」の『仰げば尊し』(寺尾聰主演)は1週早く放送を終えたこともあり、最終回では、なんとか6.6%まで戻したが、全話平均6.1%と低調だった。 フジの「日9」ドラマは、今年4月期、3年ぶりに復活。前期の『OUR HOUSE』(芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックス主演)は全話平均4.5%と爆死し、TBS『99.9-刑事専門弁護士-』(嵐・松本潤主演)の17.1%に惨敗を喫した。今期も『仰げば尊し』が10.6%と2ケタ台をキープし、『HOPE』は完敗。「日9」ドラマ対決は、2クール連続でTBSが圧勝した。 また、『HOPE』は『神の舌を持つ男』(TBS系/向井理主演)の5.6%こそ上回ったものの、今期の民放プライム帯の連ドラ(テレビ東京は除く)の中で、視聴率ワースト2位となることが濃厚だ。 『HOPE』の前評判は決して高いものではなく、主演の中島は4月に女優・吉田羊との「7連泊愛」が一部で報じられ、こちらのほうが世の注目を集めた。とはいえ、『仰げば尊し』も大ベテランの寺尾が主演の地味ドラマとあって、多少は勝機もあるかに思えたが、寺尾の演技が秀逸で終始10%前後の安定した視聴率をキープ。『HOPE』には初回から大差をつけ、全話において完勝した。 『HOPE』は、囲碁のプロ棋士の夢に挫折し、総合商社「与一物産」の営業3課で働くこととなった主人公・一ノ瀬歩(中島)が、「高卒」「コネ」と言われながらも、ひたむきに仕事に向き合う姿を通して、働くさまざまな立場の人間の物語を描いた作品。最終回では、一ノ瀬の上司・織田勇仁課長(遠藤憲一)が、鷹野義郎専務(風間杜夫)の不正の責任を取らされる格好で退職に追い込まれる。一ノ瀬は周囲の応援のかいなく、契約社員から正社員への登用がかなわず退職。月日を経て、織田が起業した小さな会社で、一ノ瀬と、営業3課主任だった安芸公介(山内圭哉)が働くことになるというエンディングだった。 ドラマ全体を見渡すと、脇役である遠藤の演技力、存在感が、ほかの役者を圧倒。中島はアイドルにしては、そこそこの演技力だが、遠藤の足下にも及ばず。ゴールデン帯の連ドラで初ヒロインを務め、一ノ瀬と同期入社の香月あかね役を演じた山本美月も、唯一の若い女性出演者だったにもかかわらず、存在感が薄すぎた。主役、ヒロインが目立たないようでは、とても高視聴率など望むべくもなかったのだろう。 10月期の「日9」対決は、TBS「日曜劇場」が、織田裕二主演の『IQ246~華麗なる事件簿~』で、ディーン・フジオカ、土屋太鳳、中谷美紀らの豪華共演陣がズラリ。対するフジは、玉木宏主演の『キャリア~掟破りの警察署長~』で、ヒロイン・瀧本美織をはじめ、地味なキャスト。来期もまた、TBSの圧勝に終わってしまうのだろか? (文=田中七男)フジテレビ系『HOPE』番組サイトより
視聴率低迷のテレ朝『相棒』 “早期降板説”絶えない反町隆史の後釜は、やっぱり仲間由紀恵?
テレビ朝日の鉄板ドラマ『相棒』(水谷豊主演/水曜午後9時~)の「シーズン15」が、10月12日にスタートする。“4代目相棒” 冠城亘(かぶらぎ・わたる=反町隆史)にとって2期目となるが、仲間由紀恵演じる警視庁総務部広報課の課長・社美彌子(やしろ・みやこ)が2シーズンぶりに登場することで、早くも「後釜は仲間」説が飛び交っているという。 「シーズン13」では、“3代目相棒”甲斐亨(成宮寬貴)が逮捕されるという異常事態で卒業。新相棒には、「シーズン13」にスポット出演した仲間の名も浮上したが、舞台『放浪記』とのスケジュールの兼ね合いもあり、候補から消えた経緯がある。結局、反町が4代目に就任したものの、視聴率は『相棒』らしくない低調ぶり。最終的に「シーズン14」の全話平均視聴率は15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、シリーズ史上ワースト5位の低視聴率に終わってしまった。これは、「シーズン4」(2005年10月~06年3月)の14.7%以来、10年ぶりの“低水準”で、『相棒』を仕切る水谷が激怒したともいわれている。 「シーズン14」で反町演じる冠城は、法務省のキャリア官僚から警視庁へ出向中との設定だったが、最終回で法務省を事実上クビになり、警視庁所属に移り、警察学校からやり直すことに。当然、「シーズン15」で冠城は、警視庁特命係・杉下右京(水谷)と同じ部署になるものと思われたが、捜査とはかけ離れた総務課に配属され、美彌子の部下になるという意外な展開でスタートする。もともと右京と美彌子は因縁の仲で、冠城の存在をめぐり、三角関係の構図となる。 「仲間の起用は、落ち込んだ視聴率を巻き返すためのテコ入れ策であることは間違いないでしょう。仲間が反町をしのぐような存在感を発揮すれば、反町がわずか2シーズンで早期降板することも現実味を帯びてきます。そうなれば、その後釜候補として、仲間の名が再浮上してきます」(テレビ関係者) 来年公開の『相棒-劇場版-IV』への出演も決まっている仲間。ドラマ出演は、昨年4月から8月に放送されたNHKドラマ『美女と男子』以来、1年2カ月ぶりとあって、視聴者に待望論があったのも確か。主役にこだわらなくなった仲間が、反町以上の輝きを見せ、視聴率巻き返しに貢献すれば、再び“5代目相棒”就任の可能性も出てきそうだ。 (文=田中七男)
視聴率低迷のテレ朝『相棒』 “早期降板説”絶えない反町隆史の後釜は、やっぱり仲間由紀恵?
テレビ朝日の鉄板ドラマ『相棒』(水谷豊主演/水曜午後9時~)の「シーズン15」が、10月12日にスタートする。“4代目相棒” 冠城亘(かぶらぎ・わたる=反町隆史)にとって2期目となるが、仲間由紀恵演じる警視庁総務部広報課の課長・社美彌子(やしろ・みやこ)が2シーズンぶりに登場することで、早くも「後釜は仲間」説が飛び交っているという。 「シーズン13」では、“3代目相棒”甲斐亨(成宮寬貴)が逮捕されるという異常事態で卒業。新相棒には、「シーズン13」にスポット出演した仲間の名も浮上したが、舞台『放浪記』とのスケジュールの兼ね合いもあり、候補から消えた経緯がある。結局、反町が4代目に就任したものの、視聴率は『相棒』らしくない低調ぶり。最終的に「シーズン14」の全話平均視聴率は15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、シリーズ史上ワースト5位の低視聴率に終わってしまった。これは、「シーズン4」(2005年10月~06年3月)の14.7%以来、10年ぶりの“低水準”で、『相棒』を仕切る水谷が激怒したともいわれている。 「シーズン14」で反町演じる冠城は、法務省のキャリア官僚から警視庁へ出向中との設定だったが、最終回で法務省を事実上クビになり、警視庁所属に移り、警察学校からやり直すことに。当然、「シーズン15」で冠城は、警視庁特命係・杉下右京(水谷)と同じ部署になるものと思われたが、捜査とはかけ離れた総務課に配属され、美彌子の部下になるという意外な展開でスタートする。もともと右京と美彌子は因縁の仲で、冠城の存在をめぐり、三角関係の構図となる。 「仲間の起用は、落ち込んだ視聴率を巻き返すためのテコ入れ策であることは間違いないでしょう。仲間が反町をしのぐような存在感を発揮すれば、反町がわずか2シーズンで早期降板することも現実味を帯びてきます。そうなれば、その後釜候補として、仲間の名が再浮上してきます」(テレビ関係者) 来年公開の『相棒-劇場版-IV』への出演も決まっている仲間。ドラマ出演は、昨年4月から8月に放送されたNHKドラマ『美女と男子』以来、1年2カ月ぶりとあって、視聴者に待望論があったのも確か。主役にこだわらなくなった仲間が、反町以上の輝きを見せ、視聴率巻き返しに貢献すれば、再び“5代目相棒”就任の可能性も出てきそうだ。 (文=田中七男)
やっぱりエロゲだった『好きな人がいること』と、たとえば『ちょびっツ』との共通点
フジテレビ月9『好きな人がいること』も最終回を迎えました。視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。全話通算では8.9%で、月9史上ワースト2位といったところですが、視聴率の話は置いときましょう。 いやあ、なかなかパンチの効いた最終回でした。 このレビューでは、初回から徹底して「このドラマ、エロゲじゃん」「色ボケ色情魔が都合よくイケメンはべらせてるだけじゃん」「ストーリーないじゃん」と言い続けてきましたが、まさにそうした分析(イチャモン)を裏付ける結果となったので、びっくりしました。 ストーリーはないので、特に前回までの展開は振り返りません。夏向(山崎賢人)が、なんか知らんけど美咲(桐谷美玲)を好きになって、美咲は憧れの先輩・千秋(三浦翔平)と天秤にかけたりしながら、さんざんモテ気分を味わった挙げ句、いよいよ告白の返事をしたら、夏向が「もう好きじゃなくなった」と言いだしたところから始まります。 夏向くん、明らかにまだ美咲が好きです。気持ち隠してます。そういう感じを見え見えにしながら、視聴者はとりあえずじらされます。「イケメン夏向が何か隠してる! 切ない!」の一丁上がりです。 続きまして、夏向が美咲をフッた理由が明らかになります。なんと、美咲がパティシエの腕を買われて、ニューヨークのパティスリーにスカウトされたというのです。町場のケーキ屋をリストラされたのは、なんだったのでしょう。しかも、プロに言わせれば、美咲のデザートは「デザイン性が高い」んだって。第1話で「味は悪くないけど、デザイン性が致命的にクソ」だった美咲は、どこへ行ったのか? 夏の間だけこの店で働いた間に、ものすごく腕を上げたということなのか? 江の島行ったり尾道行ったり、遊んでばっかみたいだったですけど。このへんの主人公の全能感も、「ぼくのかんがえたさいきょうのぱてぃしえ」みたいで、エロゲっぽさ全開です。 そういうわけで、今度は「美咲の夢のために身を引く夏向くん、切ない!」が完成しました。で、この「美咲の夢のために身を引く夏向くん、切ない!」で最後まで引っ張ります。最後まで本当の気持ちを言わないで、最後の最後に大事な仕事ほっぽり出して羽田に駆けつけて、美咲を抱きしめてハッピーエンドでした。 夏向は空港で「お前がどこにいても、俺がそばにいてやる」と言うわけですが、こんなのね、最初に言えよって話なんです。美咲にニューヨーク行きの話が出たときにね、夏向も美咲が好きだし、美咲も夏向が好きだしっていうことはわかってるんだから、その場で言えよと。そんで、気持ちよく送り出せよと。 なんで言わないのか。ここにエロゲ的なアレが見えるんですよ。エロゲ的っていうか、これ『ちょびっツ』(講談社刊/CLAMP作)なんですよね。 『ちょびっツ』についてちょっと説明しますと、「ちぃ」という美少女ロボットがいて、膣にリセットボタンがあるもんで、エッチすると記憶がリセットされちゃうんですね。で、主人公の男子は一生エッチできなくても「ちぃ」と一緒にいることを選ぶかどうか、という、やや気持ち悪い話です。 夏向がなぜ、「お前がどこにいても、俺がそばにいてやる」と、すぐに言えなかったのか?25歳の男と27歳の女が、湘南とニューヨークで心を通わせながらともに夢を追って生きていく、という当たり前の決断に、なぜ1時間近くもかかったのか? それは、このドラマの根底に「恋=キス」という肉欲的な支配があるからなんです。夏向の逡巡は、「キスしたいときにキスできない相手と恋愛関係を築けるか」という迷いにほかならないんです。 この際の夏向の思考パターンを考えると、2つの可能性が浮かびます。 まずひとつ目は、自分自身が美咲と付き合うことになって、毎日キスできなかったりおっぱいもめなかったり(あんま胸ないけど)、エッチできなかったりするのが耐えられるんだろうか、という迷い。 もうひとつは、ここで美咲の気持ちに応えてしまったら、この女は俺様(イケメン)と毎日キスできなかったり、アレをアレできなかったり、エッチできなかったりするのが耐えられるんだろうか、という迷いです。 このいずれかの迷いがなかったら、すぐに「お互い好きだし、お互い頑張ろうね」と言えるはずなんです。しかも、ニューヨーク修業って、『ちょびっツ』と違って、その禁欲生活は一生ものじゃないですからね。会いに行けば会えるし、キスできるし、何年か修業して戻ってきたらいいじゃん、という、ただそれだけの別れなんです。それでも、夏向は肉体の接触を求めて迷い続けたのです。エッチシーンこそすべて! もっと差分よこせ! 『好きな人がいること』エロゲ説、ここに完結です。 これ、作ってる側がこれを本当に素敵だと思ってるなら、別にいいと思うんですよ。むしろ、俺たちの味方だとさえ思う。 だけど、そうじゃないでしょう。エロゲ作ってる人はみんな、もっと真面目に物語を作ってます。ヒロインがどれだけスペック高くても、しっかり前フリしないと抜けない程度には、俺たちは調教されています。 一方、このドラマを作ってる人たちは、適当にイケメンをアレしてアレするだけで胸キュンしちゃう、ごく狭い、読書歴が浅くあまり物語メディアに触れたことのないティーン層だけを狙い撃ちにして、自分たちがろくでもないチープなイケメンシーン&エピソード集を並べただけだということを、明らかに自覚してる。 結果、全話通算8.9%のうちの何万人か何十万人かの中高生がこのドラマに胸キュンして、言われもなく「肉欲最優先女」の烙印を押されてしまいました。普段、お前たちが「キモイキモイ」言ってる俺たちと、同種ということになってしまいました。どうだ! かわいそう! あのー。なんでこんなイヤなこと書いてるんだろう、と考えるんですよ。 なんかね、月9ってやっぱり、ブランドじゃないですか。ある程度、見るんでしょうね、中高生。で、このドラマに違和感を持って「クソじゃん」と思ってる中高生は少なからずいると思うんだけど、そういう子たちが学校で孤独になるのが忍びないんです。みんなが楽しそうに月9の話をしてるとき、「理解できない私」は、ほかの子を上から見下してみても下にへりくだってみても、どうしたって孤独になってしまう。そういう子たちにね、「クソだと思ってるの、あなただけじゃないよ」って言ってあげたいのかなと、そんなふうに思うんです。 あと、そうだなー、よかったところを挙げれば、ハマケンがいいのは知ってたけど、佐野ひなこは、ちょっと新境地だったかもしれないですね。嫌みなく、いい具合に「空っぽ感」が出てて、この作品の数少ない救いになってたと思う。それと、前にも書いたけど野村周平ですね。演技のギアの切り替えがスムーズで鋭い。目つきもいいと思うし。 さて、次クールは山田涼介で『カインとアベル』だそうです。とりあえず『エデンの東』見直しますかね。もちろん、面白かったらそれに越したことないんですよ、フジテレビさん! (文=どらまっ子AKIちゃん)フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
ブレーク中の波瑠がNHK連ドラで主演! 民放初主演の『ON』は不振だったが……大河ドラマ主役の座へ虎視眈々!?
ブレーク中の波瑠が、来年1月13日にスタートするNHK連続ドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』(金曜午後10時~/全8話)で主演を務めることがわかった。まだ9月だというのに、来年1月放送のドラマの概要を発表するあたり、NHKの期待の大きさがうかがえる。 波瑠は2006年の女優デビュー以降、多くの映画、ドラマに出演したものの、なかなか芽が出なかった。だが、主演を務めた15年後期のNHK連続ドラマ小説『あさが来た』が、今世紀の朝ドラ史上最高視聴率となる23.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録する大ヒットで、一気にブレーク。 『あさが来た』終了後、間を空けずにヒロインを務めた今年4月期『世界一難しい恋』(日本テレビ系/大野智主演)も、12.9%(全話平均)の高視聴率をマークし、まさしく“時の人”となった。7月期には、フジテレビ系連続ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』で民放連ドラ初主演を務めたが、低迷続くフジのドラマとあって、視聴率は8.1%(同)と不振に終わった。 次なる舞台に波瑠が選んだのは、民放ではなくNHKだった。波瑠はブレーク前にも、『書店員ミチルの身の上話』(13年=総合)、『植物男子ベランダー』(同年=BSプレミアム)、『おそろし~三島屋変調百物語』(主演=14年=BSプレミアム)などに出演しており、なにかとNHKドラマとは縁がある。 今作『お母さん、娘をやめていいですか?』は、25歳の娘で女子高の英語教師・早瀬美月(波瑠)と、50歳の母・顕子(斉藤由貴)とのバトルを描いたモンスターホームドラマ。脚本は、現在オンエア中の『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14年=同)、NHK大河ドラマ『北条時宗』(01年)、NHK朝ドラ『ひまわり』(1996年前期)などを手掛けた井上由美子氏のオリジナル作。そのほかのキャストは、寺脇康文、柳楽優弥、麻生祐未、大空眞弓、壇蜜、石井杏奈ら。 主人公の美月は中学受験、大学受験、就職の時も、完璧な母のサポートを受け、常に二人三脚で頑張ってきた。この母娘の密着ぶりを、父・浩司(寺脇)は気にかけていたものの、仕事一筋で二人の関係に踏み込むことができないでいた。そんな折、早瀬家はマイホームを新築することになるが、住宅メーカーの担当・松島(柳楽)を母が気に入り、美月に交際するよう背中を押す。しかし、これで美月は自分が無意識に母親の顔色を見て生きてきたことを自覚していく。母は美月が次第に変わり、自分から離れて行くことに動揺し、「自分の一番大切なものを奪われたくない」と次第に心の奥の危険なスイッチが入っていき、ついに松島を自ら誘惑してしまう……という展開だという。 「大河、朝ドラを除くNHKドラマはそもそも視聴率が低く、5%取れればいいほう。従って、民放と違って、少々視聴率が悪くてもバッシングを受けることはありませんし、演技に集中できるメリットがあります。NHKは民放より、ギャラが安いのですが、オファーが殺到中の波瑠の所属事務所が、NHKを選択したからには、なんらかの思惑があるはず。いずれ、大河ドラマの主役、悪くてもヒロインの座を虎視眈々と狙っているのでは? そのために、NHKとの関わりをより深くしようとしているようにも思えます」(テレビ関係者) 来年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』の主演は柴咲コウ。近年では、『花燃ゆ』(15年)の井上真央、『八重の桜』(13年)の綾瀬はるか、『江~姫たちの戦国~』(11年)の上野樹里、『篤姫』(08年)の宮崎あおいらが、女優で大河の主演を張った。井上、上野クラスでも大河の主役に起用されたのだから、波瑠が今後順調に育ってくれれば、数年後に抜擢を受ける可能性もアリか? (文=田中七男)NHKドラマトピックスより
ブレーク中の波瑠がNHK連ドラで主演! 民放初主演の『ON』は不振だったが……大河ドラマ主役の座へ虎視眈々!?
ブレーク中の波瑠が、来年1月13日にスタートするNHK連続ドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』(金曜午後10時~/全8話)で主演を務めることがわかった。まだ9月だというのに、来年1月放送のドラマの概要を発表するあたり、NHKの期待の大きさがうかがえる。 波瑠は2006年の女優デビュー以降、多くの映画、ドラマに出演したものの、なかなか芽が出なかった。だが、主演を務めた15年後期のNHK連続ドラマ小説『あさが来た』が、今世紀の朝ドラ史上最高視聴率となる23.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録する大ヒットで、一気にブレーク。 『あさが来た』終了後、間を空けずにヒロインを務めた今年4月期『世界一難しい恋』(日本テレビ系/大野智主演)も、12.9%(全話平均)の高視聴率をマークし、まさしく“時の人”となった。7月期には、フジテレビ系連続ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』で民放連ドラ初主演を務めたが、低迷続くフジのドラマとあって、視聴率は8.1%(同)と不振に終わった。 次なる舞台に波瑠が選んだのは、民放ではなくNHKだった。波瑠はブレーク前にも、『書店員ミチルの身の上話』(13年=総合)、『植物男子ベランダー』(同年=BSプレミアム)、『おそろし~三島屋変調百物語』(主演=14年=BSプレミアム)などに出演しており、なにかとNHKドラマとは縁がある。 今作『お母さん、娘をやめていいですか?』は、25歳の娘で女子高の英語教師・早瀬美月(波瑠)と、50歳の母・顕子(斉藤由貴)とのバトルを描いたモンスターホームドラマ。脚本は、現在オンエア中の『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系)、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(14年=同)、NHK大河ドラマ『北条時宗』(01年)、NHK朝ドラ『ひまわり』(1996年前期)などを手掛けた井上由美子氏のオリジナル作。そのほかのキャストは、寺脇康文、柳楽優弥、麻生祐未、大空眞弓、壇蜜、石井杏奈ら。 主人公の美月は中学受験、大学受験、就職の時も、完璧な母のサポートを受け、常に二人三脚で頑張ってきた。この母娘の密着ぶりを、父・浩司(寺脇)は気にかけていたものの、仕事一筋で二人の関係に踏み込むことができないでいた。そんな折、早瀬家はマイホームを新築することになるが、住宅メーカーの担当・松島(柳楽)を母が気に入り、美月に交際するよう背中を押す。しかし、これで美月は自分が無意識に母親の顔色を見て生きてきたことを自覚していく。母は美月が次第に変わり、自分から離れて行くことに動揺し、「自分の一番大切なものを奪われたくない」と次第に心の奥の危険なスイッチが入っていき、ついに松島を自ら誘惑してしまう……という展開だという。 「大河、朝ドラを除くNHKドラマはそもそも視聴率が低く、5%取れればいいほう。従って、民放と違って、少々視聴率が悪くてもバッシングを受けることはありませんし、演技に集中できるメリットがあります。NHKは民放より、ギャラが安いのですが、オファーが殺到中の波瑠の所属事務所が、NHKを選択したからには、なんらかの思惑があるはず。いずれ、大河ドラマの主役、悪くてもヒロインの座を虎視眈々と狙っているのでは? そのために、NHKとの関わりをより深くしようとしているようにも思えます」(テレビ関係者) 来年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』の主演は柴咲コウ。近年では、『花燃ゆ』(15年)の井上真央、『八重の桜』(13年)の綾瀬はるか、『江~姫たちの戦国~』(11年)の上野樹里、『篤姫』(08年)の宮崎あおいらが、女優で大河の主演を張った。井上、上野クラスでも大河の主役に起用されたのだから、波瑠が今後順調に育ってくれれば、数年後に抜擢を受ける可能性もアリか? (文=田中七男)NHKドラマトピックスより
「血縁より、とりあえず環境を選ぶべき」という『はじめまして、愛しています。』の至極まっとうな選択
遊川和彦脚本のテレビ朝日系ドラマ『はじめまして、愛しています。』最終話。視聴率は11.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、自己最高でした。『家売るオンナ』(日本テレビ系)もそうでしたけど、最終回がもっとも視聴率が高いと「いいドラマだった」っぽい感じがして気持ちいいですね。 というわけで、今回も振り返りです。 ある日、突然現れた見知らぬ子ども(横山歩)に運命を感じた信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)の梅田夫妻。その子が、汚ったないアパートでクサリにつながれるなど、ひどい虐待を受けていたことを知り、その子を「ハジメ」と名付け、特別養子縁組制度を用いて本当の家族になることを決意しました。 周囲からは「まだ実子だってつくれる年齢なのに」と訝しがられますが、なぜだか夫婦(特に信ちゃん)の決心は固く、実の親が現れてハジメが引き取られていっても「取り上げられたけど、取り返す!」「奇跡を起こす!」と言い張ります。信ちゃんの熱気にほだされた美奈ちゃんなんて、実の家族の家に不法侵入してハジメを誘拐しようとするほどの狂いっぷりでした。 なぜ夫婦はそこまで、ハジメにこだわるのか。実子をつくるんじゃダメなのか。ほかの子を養子にするんじゃイヤなのか。そのへんは終始、まったく語られません。とにかく「ハジメがほしいんだ!」の一点張り。狂おしいほどのハジメ推し。このドラマを見ながら、第1話から抱き続けてきた違和感は全然払拭されないまま、溝の飛んだレコードのように「愛しています」というキラーワードだけが乱打されつつ最終話に突入です。 法律的にも児童相談所の見解でも、ハジメは実の母親である黒川泉(志田未来)と、その母・月子(富田靖子)の家で育てられるべきという判断を受けています。そんな結論も、信ちゃん美奈ちゃんにはどこ吹く風。わだかまりの残っていた自分らの親たちと和解しつつ、着々と受け入れ態勢を整えていきます。 一方、実の親である黒川の家は、いまいちハジメがちゃんと育っていきそうな環境が整っていません。経済的な不安こそないものの、実母・泉はハジメと一切口をきかない状態。それどころか、「もう死ぬ」と言って海に入っていったりします。 泉の入水自殺を止めたのは、美奈ちゃんでした。自らのお母さんを同じ入水自殺で失っている美奈ちゃんは、泉と向き合って話を聞くことにしました。 ここで、ハジメの出生が明らかに。 ハジメは、泉が実父に犯されてできた子でした。泉もまた、虐待の被害者だったのです。妊娠を知った泉は家を飛び出し、堕胎しようとしてもお金がなくて、仕方なく公園で産んで、捨てようとしても捨てられなくて、それでもどんどん実父に似てくるハジメの存在に耐え切れず、クサリにつないだのでした。 この作品で繰り返し語られてきたことがあります。 「児童福祉や特別養子縁組の制度は、子どもの幸せのためにあるもの」 「親や大人たちの思惑は一切関係なく、子どもの幸せが最優先されるべきもの」 この児童福祉の理念を、とことん突き詰めたのがこの最終話でした。 望まれない命だってある。 ハジメは、存在するだけで泉というひとりの人間を傷つける。そういう命です。 そういう命が存在してしまったとき、その子にとっての「奇跡」とはなんだろうか。 理由もなく、全面的に受け入れてくれる「本当の家族」が現れてくれること。すべての事情を諒解した上で、それでも心の底から、狂おしいほどに「愛しています」と言ってくれる親御さんが出現し、育ててくれること。 その奇跡の存在が、梅田夫婦でした。信ちゃんと美奈ちゃんが奇跡を起こしたのではなく、ハジメにとって信ちゃんと美奈ちゃんに出会ったことが奇跡だったのです。 夫婦が頑なに養子を取ると言い続け、実子をつくることを頑なに避け続けたのはなぜか。このドラマの違和感はなんのためにあったのか。 そういうわけのわからない、気味が悪いほどに理由もなく「ハジメ」を愛する夫婦がいれば、ひとつの望まれない命が幸せになれるからでした。つまりは、ハジメの側から見たファンタジーだったんですね。「こういう人がいたらいいな」「こういう夫婦さえいてくれたら、どんな望まれない命だって生きていけるのにな」という幻想、嘘っぱち、虚像、それを具現化したのが、信ちゃんと美奈ちゃんだったわけです。 というわけで、ハジメは正式に梅田家に特別養子縁組で引き取られ、泉は戸籍上でもハジメの親ではなくなりました。 厳しい視点だと思うんですよね。やっぱりどっかで、血のつながりに対する固執というか「なんだかんだ、それでも実の親と生活したほうがいいんじゃない?」という保守的な概念が、少なくとも今こうしてレビューを書いている私にはあったのだけれど、それを真っ向から否定する展開だったんです。ハジメと泉を対峙させることは、結局一度もなかった。 今後、ハジメが思春期を迎えて「自分はどこから来たのか」「なぜ自分は存在しているのか」といった普遍的な悩みにブチ当たることがあるかもしれません。「なんで自分を、本当の親から引き剥がしたのか」と、信ちゃんと美奈ちゃんを糾弾する日が来るかもしれない。こんなに愛してあげたのに、ハジメは無遠慮に金属バットを振りあげているかもしれないし、理不尽に自分の手首にカッターナイフをあてがっているかもしれない。 それでも、周りの大人たちがみんな「あのとき、最善の判断をしたんだよ」「みんながハジメのことを最優先に考えた結果なんだよ」と一点の曇りもなく言えたら、ナンボかマシな気がするんですよね。産まれてこなかったほうがよかった命が産まれてしまったことは変えられないけれど、その子の人生をナンボかマシにすることはできるかもしれない。 きっと遊川をはじめとする制作陣は取材を通して、こういう親に望まれない子どもの存在をたくさん知ったんだと思うんです。ドラマで奇跡を起こして最大限に手を差し伸べても、「ナンボかマシ」程度にしか回復させてやれないんだろうなと、そういう「愛情が成し遂げられる限界」みたいなものに真摯に向き合った作品だったと思います。 あとはもう、ハジメ自身が戦っていくしかないんですよねえ。たとえば映画『クリード』で、アポロの婚外子として産まれ、アポロの未亡人に育てられた主人公・アドニスは「自分の存在はミステイクじゃないんだ」と証明するためにボクシングをしていました。そういう、自分の存在を証明する何かに出会えれば、きっとハジメにも「ナンボかマシ」以上の人生が訪れるに違いありません。それはたぶん、ハジメにとってはピアノなのかもしれませんね。なんだか、希望が残されている感じがするね。最後の最後まで展開が読めなくてヒヤヒヤしたけど、とってもいいドラマだったと思います。はい。今回はそんな感じで。 (文=どらまっ子AKIちゃん)テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
北川景子『家売るオンナ』最終回13.0%で民放トップも、足早展開に視聴者びっくり「1話カットされた!?」
北川景子の出世作と評判の連続ドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)の最終回(14日放送)。平均視聴率は、自己最高となる13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。全10話の期間平均は11.6%で、放送中の民放連ドラでトップとなりました。 これまで、美人ゆえの無表情からか、「大根女優」の名を欲しいままにしてきた北川。開始当初は、主人公の独特なキャラクターに「大根が誤魔化せる役柄」「『ハケンの品格』(同)の篠原涼子の二番煎じ」といった指摘が相次いだものの、劇中で主人公の人間味が描かれるにつれ、そんな揶揄も消えていきました。 ●過去のレビューはこちら 最終回は、課長の屋代(仲村トオル)行きつけのバー「ちちんぷいぷい」のママ・こころ(臼田あさ美)が「助けてー!」と、テーコー不動産に助けを求めるところからスタート。バーが入っている“斉藤ビル”の管理会社から、取り壊しを理由に立ち退きを言い渡されたものの、思い出の詰まった店から「出たくない」と訴えるこころ。屋代は、自分たちの力でテナントを埋め、一棟丸ごと買ってくれる売却先を探すことで、バーの存続を可能にしようと意気込みます。 ここで、最終回のゲスト俳優の1人、宝塚歌劇団元宙組男役トップスターの凰稀かなめが颯爽と登場。娘のカンナ(堀田真由)が事故で足を怪我してしまったため、バリアフリーの住居を探してほしいと、三軒家(北川)に依頼します。それにしても、この凰稀、退団から2年近く経つものの、セリフ回しがヅカヅカしいですね。三軒家のドスの効いたしゃべり方が、一気に霞んでしまうほどのクセの強さでした。 そんな凰稀演じる葵は、国際バレエコンクールで優勝するほどのバレリーナだったものの、カンナを妊娠したため引退。バレエ教室を開き、カンナを指導していましたが、カンナが同じ国際バレエコンクールに出場する直前に怪我……。この事故をきっかけに、葵はバレエ教室を閉鎖。さらに、葵の夫は仕事先のシンガポールに女性と子どもを作り、何年も別居状態。しかし、「お金だけはいくらでも送ってくれる」といいます。なんか、ゲストのくせにやけに設定が多いですね。あ、あと、カンナはとっくに歩けるまでに回復しているのに、なぜか歩かないという設定もありました。 一方、三軒家に想いを寄せる庭野(工藤阿須加)は、三軒家が他営業所に異動するかもしれないというウワサを耳に入れ、動揺。頭の中には、三軒家を「ちょ、まち」(三軒家の名前が万智だから)と呼び止め、背後から“あすなろ抱き”をするという妄想が膨らみます。このタイミングでキムタクをネタにするとは、挑戦的ですね。そういえば、キムタクはハワイで“SMAP解散”の一報を聞き、「ちょ、待てよ」と言ったのでしょうか? そんなことはさておき、勇気を出して、妄想を実行に移そうと試みる庭野。しかし、抱きしめようと背後に近づいた瞬間、三軒家に「後ろに立つなあああ!」と怒鳴られた上、斉藤ビルの空きテナントに連れて行かれ、「壁紙を剥がし、みがけ。1人でだあああ!」と1人取り残されてしまいました。そんな扱いを受けても三軒家を想えるとは、庭野はなんてド級のサディストなんでしょうか。 庭野を置いて、カンナが入院する病院へ向かう三軒家。しかし、カンナは「私が歩くとでも思ってるの!?」と、三軒家にケンカ腰です。あの~、この最終回なんですが、全体的にかなり駆け足なんですよ。2話分を1話分にむりやり押し込んだような……、おそらく、脚本化の大石静先生は今回、人物の心の動きを泣く泣く端折ってると思うんですよ。カンナが親の状況にとにかくイライラしているのも、描写をカットするために、“15歳という設定=中2病”ということで押し通しているようにも感じます。そもそもこの女優さん、全然15歳に見えないし(実際、18歳みたいだし)。前回までゆったりと丁寧に描かれてきただけに、説明ゼリフの多い最終回は、少々残念です。 さて、話を戻しまして、夜の公園で突然踊りだす葵を、北川が広告キャラクターを務めるソニーの最新デジカメで盗撮する三軒家。その動画を、「毎夜毎夜、お母様は踊っておられます」と病室のカンナに見せ、葵がカンナに気を使ってバレエ教室を閉めたことや、破綻した結婚生活など、さまざまな感情を抱き、夜ごと躍っていることを伝えます。 斉藤ビルのテナントを埋めるため、テーコー不動産の社員たちがセールスに奔走する最中、常務から電話が。斉藤ビルのある地域は、本社が再開発を計画しているため、「手を引きたまえ」と指示されてしまいます。 そんな上からの通達を受け入れようとする屋代に、「会社の犬!」と言い放つ三軒家。「私はクビになっても構いません。これから、斉藤ビルを売りに行ってきます」「あの物件に最適なお客様は、もう見つけてあります」と言い放ち、出ていってしまいます。 次の日、葵の夫に斉藤ビルを10億円で売りつけるため、シンガポールに出向く三軒家。日本に戻り、葵とカンナに「愛はお金です。搾り取るなら、このビル一棟をご主人様に買っていただきましょう!」と、大島優子のような文句で2人を説得。斉藤ビルの1階でバレエ教室を再開し、2階を住居にすることを提案します。 ビルは売れたものの、本社の意向に背いた三軒家と屋代は、2人で辞表を提出。1年後、2人は海沿いの田舎町に「サンチー不動産」を開業。海をバックに、三軒家が「私に売れない家はありません!」とキメ台詞を言い放ち、『家売るオンナ』は終了しました。 ほかにも、三軒家が白州(イモトアヤコ)のためを思って退職を勧めるシーンや、白州が足立(千葉雄大)のキスを欲しがるシーン、三軒家が庭野をビンタするシーンなど、インパクトのある場面の連続でした。しかし、しつこいようですが、1時間に詰め込みすぎですよ、これ。もしかしたら、急きょ、1話分カットされたんじゃないですかね? でもまあ、全体的にはかなり楽しめたので、満足度は高かったです。続編に期待しちゃいます! (文=どらまっ子TAMOちゃん)
『ドクターX』で破格のデビュー果たす妖艶美女・田中道子 ハマれば“大化け”の可能性
10月期、ファン待望の連続ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系/米倉涼子主演)が2年ぶりに帰ってくる。近年、テレビの視聴動向の変化もあり、民放連ドラの視聴率は下がる一方で、10%を超えれば上々といわれる時代だ。そんな中、20%超の視聴率が見込める『ドクターX』は多くの視聴者の関心を集めそうだ。その大ヒットシリーズ『ドクターX』で、一人の“新人女優”が破格のデビューを果たす。それは、「2013ミス・ワールド」日本代表の田中道子(27)だ。 静岡文化芸術大で建築学を学んでいた田中は、2009年に「ミス浜松」グランプリに輝き、11年には「ミス・ユニバース・ジャパン」で3位に入賞。13年には「ミス・ワールド」日本代表に選出され、オスカープロモーション所属となり、モデルとして活動する。そして、今年3月23日にオスカーが開催した「女優宣言お披露目記者発表会」で、「2013ミス・ユニバース」の松尾幸実、「ミス・アジア・ファッションモデル2015」の和田安佳莉、「ミス・ワールド2015」日本代表の中川知香の3人とともに女優転身を発表した。 オスカーの同イベントからは、米倉、菊川怜、上戸彩、笛木優子らを輩出しているだけに、この中から誰が飛び出すか注目されるところ。すでに、7月期の連続ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(TBS系/武井咲主演)で和田が、『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』(テレビ朝日系/剛力彩芽主演)で松尾がデビューしており、田中は大先輩・米倉の主演作で、満を持して初演技に挑む。 田中が演じるのは、主人公であるフリーランスの外科医・大門未知子の天敵となる「東帝大学病院」病院長・蛭間重勝(西田敏行)の秘書兼愛人・白水里果役。里果は、表向きは蛭間に忠実に尽くす才色兼備な女性だが、その正体は金とステータスが大好きで、蛭間を手玉に取る魔性の女という役どころ。演技初経験の田中にとっては、いきなりハードルの高い難しい役となるが、これがハマれば、一気に“悪女キャラ”でブレークする可能性も十分。 「ミス・ワールド」日本代表とあって、容姿端麗かつ妖艶な雰囲気を持つ田中。172センチの長身で、「ミス・ワールド」日本代表当時のスリーサイズはB86、W60、H86と、抜群のプロポーションを持ち合わせている。新人だけに、演技のうまいヘタは横に置いておいて、愛人役がハマるようならば、“大化け”するかも? (文=田中七男)田中道子オフィシャルサイトより






