大河ドラマ『真田丸』が自己ワースト視聴率更新も、NHKが慌てないワケ

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NHK『真田丸』番組サイトより
 10月23日の放送された、NHK大河ドラマ『真田丸』第42話の視聴率が13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまり、自己ワーストを更新した。  初回は19.9%で好発進し、第2話では20.1%と大台を突破。第3話以降、大台超えこそないものの、常時15~19%の高視聴率をキープ。第34話(8月28日)では、13.2%と自己ワーストを更新したが、この時は日本テレビ系『24時間テレビ39 愛は地球を救う』フィナーレと重なったためだった。今回、約2カ月ぶりに自己ワーストを記録したが、NHK側に慌てる様子はまったくないようだ。 「第34話の時と同様、原因は明白です。今回は、13.8%の高視聴率を取った『日本シリーズ 広島対日本ハム 第2戦』(フジテレビ系)とバッティングしたため。普段、フジの同時間帯は5%取れるかどうかで、前週(16日)の『大物芸能人ジャーニー2016秋わがままひとり旅SP』は4.8%で、8ポイントもアップしたわけですから、影響を受けないわけありません。ただ、日本シリーズはあくまでも一過性の番組なので、脅威にはなりません。それに、大河はBSプレミアムで午後6時から2時間早く放送していますが、23日のBS視聴率は驚きの5.3%を記録しました。一般的に『BSの視聴率は3%取ればいいほう。4%台はかなりいい』とされていますので、BS視聴にスライドした人も多かったようです。地上波とBSの視聴率を単純に合算すれば18.3%になるわけですから、NHK側に慌てなければならない要素などありません」(テレビ関係者)  さらに、NHKには朗報が。視聴率調査でおなじみのビデオリサーチ社では、10月3日より「タイムシフト(録画再生)視聴」の調査を本格的に始めたが、『真田丸』第40話(9日)のタイムシフト視聴率は、NHKによると6.7%もあったという。その週のリアルタイム視聴率は15.0%で、重複視聴を除いた「総合視聴率」は20.9%。BS視聴率は4.3%であったため、実質的な視聴率は25%近い数字になると見ていいだろう。今回の自己ワースト更新は、心配の必要がなさそうだ。 (文=田中七男)

やっぱり視聴率ダウン! 何もかもが“ぬるま湯”すぎる『カインとアベル』の不健全さ

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フジテレビ系『カインとアベル』番組サイトより
 Hey!Say!JUMP・山田涼介主演のフジテレビ月9『カインとアベル』の第2話。視聴率は8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回から0.2ポイントダウンです。このままいくと今年4月期の『ラヴソング』が記録した月9全話史上最低の8.4%を更新するかもしれません。  父親の貴行(高嶋政伸)が社長、兄の隆一(桐谷健太)が副社長を務める大手デベロッパーで働く優くん(山田涼介)は、同社が社運を賭けたアウトレットモール建設のプロジェクトチームに参画中。もちろん、実力ではなく兄貴のゴリ押しでチーム入りしたわけですが、前回、有名レストランの招致合戦で、シェフの驚異的な人の良さによって大手柄を上げ、今度はチームの“最優先事項”であるモールの設計を担当することに。社内の設計担当・長谷川さん(小林隆)と、チームの先輩美女・梓(倉科カナ)を連れ立って、大物建築家・神谷仁(竜雷太)のもとを訪れることになりました。  この神谷、実はデベロッパーの会長で優くんの祖父でもある宗一郎(平幹二朗)と旧知の仲。自分の担当者の中に優くんがいることを事前に知ると、宗一郎にわざわざ「俺はいつものやり方でやらせてもらうが、かまわんな」とエクスキューズを入れてきます。宗一郎は「この仕事が終わったら、高田優の印象を教えてくれ」と回答。好々爺2人、孫っ子がかわいくて仕方ないという感じです。  そんなこんなで、事務所に来た3人に対し「わかってると思うが、私は私のやり方でやる」と言い放ち、「トスカーナの石材(すごく高い)を輸入して積め!」と主張する神谷。優くんたちの提案は一切聞き入れてもらえません。  神谷が頑固な建築家だということは有名だそうで、対応を間違って激怒を買い、設計を降りられたゼネコンやデベロッパーはたくさんいるのだそうです。そういう人に依頼するわけですから、ある程度交渉が難航することは予想されているわけですが、チームの部長・団(木下ほうか)は「交渉がうまくできない」という理由で長谷川さんをチームから外してしまいます。最初から優秀なネゴシエイターを参加させればいいのに、と思うし、そもそも社運を賭けたプロジェクトの最優先事項なんだから副社長兄貴が出て行けばいいのに、とも思うけど、兄貴は担当しているバンコクの仕事がトラブってたり、父親に国会議員の娘とのお見合いをセッティングされたりで、それどころじゃないみたい。  長谷川さんが外れ、いよいよ優くんと梓の2人で神谷との交渉にあたることになりました。茶髪の新入社員とギャルパイセンだけで、たぶん現実でいうと丹下健三とか槇文彦とか、そういうクラスの建築家とやり合うことになったわけです。無謀です。  交渉の場で、優くんはつい「神谷先生の名前が必要なんです」と言ってしまいます。設計じゃなく、名前が必要なんだと。はい、当然、神谷先生激怒です。追い返されてしまいます。今まで神谷と折り合わなかったゼネコンやデベロッパーにも、ここまでバカなことを言う担当者はいなかったはずです。  しかし、神谷はその後、驚異的な人の良さを発揮。優くんが神谷の設計した建築の前にたたずんでいると、「そんなに建築に興味があったのか?」と話しかけてきてくれます。興味も何も、優くんは一夜漬けで少し勉強しただけです。それでも優くんが「これが本物だということはわかります!(キリッ)」と褒めたたえると、神谷お爺ちゃん大喜び。「芸術を現すartの語源は……」と、うれしそうに語り出し、再び優くんと梓のために時間を作ってくれることになりました。  優くんはその席で、チームをクビになった長谷川さんが起こしたコストカット版のデザインスケッチを提示。これまた、建築家をものすごくバカにした行動ですが、さらに「トスカーナの石を積めと言われたところに、ガラスを使った」「神谷デザインといえばガラスでしょ」「これでコストを抑えることができます」とまくしたて、挙句の果てにすごいことを言います。 「でも、世界観は神谷仁そのものかと!」  ちょっと建築の雑誌とか薄っぺらい参考書とか読んだだけのクソ坊主に「自分の建築における世界観」をビシッと決めつけられた大物建築家・神谷仁(たぶん現実でいえば丹下健三とか槇文彦とかそういうクラス)でしたが、あろうことかニッコリ。なんと、この仕事を受けてくれることになりました。長谷川さんのスケッチを元に進めるんだそうです。なんということでしょう。  その後、優くんは正式に神谷先生の担当者に任命されました。よっぽど気に入られたようです。そして、長谷川さんは群馬支社に飛ばされることになりました。  あのね、優くんのやることなすこと、すべてうまくいくんですね。金持ちの家に生まれて、就職できなくても兄貴がゴリ押しで日本最大級のデベロッパーに入社させてくれて、主要プロジェクトのチームに参加させてくれて、どんな頑固者も自分の言うとおりに動いてくれる。そんなわけないのに、そうなってくれる。勘違い甚だしい発言の数々も、周りの大人たちが「うんうん、いいよいいよ」と優しく聞いてくれる。優くん本人だけが苦しんだり悩んだりしてるような顔をしているけど、はたから見たらなんの苦労もしてない、身分不相応な立場で、ぬるま湯の中で甘やかされているようにしか見えない。  これ、このドラマそのものにも言えることなんですよね。  どんな不祥事があっても、事務所とテレビ局の関係性の兼ね合いだけで月9の主役をやらせてもらって、自分だけが輝けるナイスなイメージの脚本を与えてもらって、すこぶる達者な脇役の先輩俳優をたくさん揃えてもらって、身分不相応な立場で、ぬるま湯の中で甘やかされているようにしか見えない。山田涼介が。  この居心地の悪さ、ストーリー的にも制作行政的にも、何か不健全なことが着々と行われている感じ、そういうの視聴者にはきっと伝わると思うんですよ。  脇役やゲストはホントにいい役者さんばかりなので、今後も薄目を開けて見続けようと思います。あと、ホントにいい役者さんばかりといえば、宗一郎役の平幹二朗さんが亡くなったそうです。すこぶる元気で、うっとうしいくらいパワフルなお爺ちゃん役だっただけに、とても悲しい報せでした。ご冥福をお祈りします。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

菅野美穂『砂の塔』不幸シーン連発で視聴者が胸焼け? 8人のママ友に縛られる主人公に「現実味ない」

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 タワーマンションのネガティブキャンペーンのようだと話題の『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)。21日放送の第2話の平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回の9.8%から微減。ネット上では、「やりすぎ感が面白い」「今クール、一番の見応え」という賛辞が見られる一方で、「最悪なシーンのオンパレードで、胸焼けしそう」「主人公夫婦がドン臭すぎて、イライラする」という声も。好みが分かれる脚本だけに、視聴率は期待できないかもしれません。  そんな『砂の塔』ですが、第2話は初回以上にやるせないシーンの連続。初回ではタワマン上層階のママ友グループとなんとかかんとかうまくやっていた亜紀(菅野美穂)ですが、今回はベビーシャワー(出産前の妊婦を祝うパーティー)の幹事を強引に任されたことで、身も心も疲弊。そこへ、自分を捨てた毒親がズカズカとやってきて、嫌味をぶつけて去っていきます。  さらに、イケメン体操コーチ・航平(EXILE・岩田剛典)の初恋相手が亜紀だと知ったボスママ・寛子(横山めぐみ)は、嫉妬から「こんなに侮辱されたのは初めて」と激怒。ベビーシャワー中に、亜紀の壮絶な生い立ちを次々と暴露したほか、亜紀が用意したケータリングの料理を床にぶちまけ、「亜紀さん、掃除してくださる?」と、『家なき子』(同)ばりのイジメをスタート。その光景を目にした5歳の娘は、「ママ、いじめられてるのぉ?」と痛烈な一言をかまします。  それでも「このおうち、大好き!」と瞳を輝かせる娘のため、「よし、わかった」と、耐えることを決意する主人公。地獄のタワマン生活が終わることはなさそうです、ああ……。  視聴者から「リアリティがなさすぎる」との指摘が相次いでいる同作ですが、一因にママ友グループのコミュニティの小ささがあるかもしれません。現段階で、ママ友と最初から気が合わない亜紀も、すでにハブられている綾香(ホラン千秋)も、「自分が浮いてしまったら、子どもたちに友だちができない」という一心で下品なママ友たちとつるみ続けています。しかし、例えば同作の撮影に使われている江東区のタワマン「アーバンドックパークシティ豊洲タワー」の戸数は約1,500戸。一方、劇中のママ友グループは、レギュラーメンバーが8人(ベビーシャワー時など、いきなり増えるケースあり)。数千人が住んでいるタワマンが舞台にもかかわらず、描かれているコミュニティが小っさいんですよね。  ただ、そこをいちいち気にしていては、一向に楽しめませんよ。フィクションですし。いっそのこと、階ごとに1世代ずつしか住んでいない50階建ての細~いマンションで、主人公が“引っ越せない呪い”にかけられていると思ったほうが、しっくりくるかも!?  さて、公式サイトよれば、第3話で衝撃の事実が明らかとなり、“第一章のクライマックス”が訪れるとか。ということは、第4話から第二章!? なんだかすごいドンデン返しが待っていそうです。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

突飛な織田裕二が好きになってきた……? “ヒマつぶし”だからおもしろい『IQ246』の可能性

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TBS系『IQ246~華麗なる事件簿~』番組サイトより
 織田裕二が完全にアレな感じの日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)は第2回。視聴率は12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回の13.1%から0.7ポイント下げたものの、堅調に推移しています。  貴族の末裔でIQ246を誇る法門寺沙羅駆(織田裕二)は、今日もヒマをもてあまして蕎麦打ちなどに挑戦しています。  そんな折、世間では不可解な事件が発生中。過去に児童を虐待したり殺害したりして逮捕されたものの、証拠不十分で釈放された人物ばかりが何人も続けて服毒自殺を遂げます。それぞれ、現場となった自室は完全な密室状態。謎が謎を呼ぶ連続自殺事件は、人気マンガ『キルリスト』(『デスノート』みたいなもの)になぞらえ、ワイドショーでも報じられるなど、日本中を巻き込んだ大騒動になっています。法で裁けない悪人の名前をそのリストに書くと、悪魔が自殺に追い込むのだそうです。  すでに自殺者は9人。『キルリスト』のWEBサイトには犠牲者の名前と経歴が記されています。  事件に興味を持った沙羅駆は、その犠牲者の中から3人だけに共通点を見出し、殺人事件だと断定。その見立て通り、この3人から検出された毒物の薬物指紋が一致。完全に同じ毒物によって死んでいることが明らかになり、沙羅駆はさらに、事件に深入りしていきます。 『キルリスト』のサイトでは、次にリストに名前を書かれるべき人物を決める“人気投票”が行われていました。そして、1位になったのは権藤十三という男。10年前、小学生を殺害して逮捕されたものの、釈放された過去のある人物です。  沙羅駆が権藤の家を訪れると、すでに警察が集まっていました。現場となった部屋は、またも密室。そして権藤の体内からも、同じ薬物指紋の毒薬が見つかりました。  この4人を自殺に見せかけて殺したのは、塾講師の前川公平(佐藤隆太)でした。偶然、塾の生徒が権藤に誘拐されそうになったところに遭遇した前川は、なんとかその生徒を助けたものの、権藤を取り逃がしてしまいます。そして、過去にこの権藤に殺された小学生というのが、前川の妹だったのです。  妹の仇に偶然遭遇し、怒りに震える前川のもとに、前回同様「13」からメールが届いていました。「13」はアルファベットの13文字目のことだと前回、沙羅駆が言っていたので、本稿では「M」と呼ぶことにします。 「完全犯罪の方法教えます」  どうやら「M」は、日本中のあらゆるWEBカメラをハッキングし、「完全犯罪」を起こしたそうな人物を見つけてはこのメールを送っているようです。怖い人。  というわけで、このドラマのだいたいの流れが見えてきました。殺人の動機のある人間を「M」が操り、殺人を起こさせる。それを沙羅駆が解決するというパターンのようです。つまり、沙羅駆と「M」の知恵比べですね。「M」は、やっぱりホームズでいうところのモーリアティなんでしょうね。  今回の謎は、前川がどうやって4人を密室の中で殺したか、でした。これは意外に簡単なトリックというか、単に前川が警官の制服を着て部屋を訪れたために、犠牲者たちが疑いもせずカギを開けていたという、かなりショボイ謎解きとなりました。現場マンションの管理人も、防犯カメラでも、このニセ警官が前川であることがわからなかったんだそうです。その理由は、警官の制服を着てたから。  これ、管理人おばちゃんの顔面記憶能力や防犯カメラの性能によっては、バレちゃってたってことなんですね。沙羅駆の謎解き能力以前に、「M」の“完全犯罪”計画がイマイチ頭が悪い感じなんです。前回も書きましたが、どうにも謎解きそのものが『IQ246』っぽくない。『IQ80』くらいでも、力を合わせて捜査すればなんとかなりそうな事件が続きます。  ただ、今回はここからがおもしろかった。沙羅駆は、前川がどうやって密室に侵入したか、までは簡単に解きましたが、どうやって毒薬を飲ませたのかはわかりません。  前川の部屋で、沙羅駆と前川が対峙します。沙羅駆は前川を口車に乗せ、部屋から毒物のビンを発見することに成功。2本のビンが、殺害された妹の写真の後ろに隠されていました。このビンを警察に持ち込めば、4人の犠牲者から検出されたのと同じ薬物指紋が出ることになります。  沙羅駆は、「どうやって飲ませたか教えてくれたら、警察に突き出さない」と取り引きを持ち掛けます。しょせんヒマつぶしなので、沙羅駆にとっては謎を解くことだけが重要で、前川が逮捕されようがされまいが、どちらでもいいことなのでした。  前川は犠牲者たちにナイフを突きつけ「片方は無毒」「どちらかを選べ」「選ばなかった方を、自分が同時に飲む」と告げていたのでした。つまり、毎回、前川自身が命を賭けていたということです。いわく、「最後の一線を自分の力が及ばないところにゆだねることで、自分もまた許されている。正しいことをしてるんだと信じられるんです」と、沙羅駆に語ります。  すると沙羅駆は、「おもしろい、ぜひ私とも勝負していただきたいですねえ」と、例の人を食ったような水谷豊口調で迫ります。 「真実を闇に葬るか白日の下にさらすのか、この勝負で決めましょうか」  2人は場所を波止場の倉庫に移し、向き合います。頭がよすぎてヒマなので、生きることに執着がないという沙羅駆。あっさり片方を選んで、あっさり飲んじゃいます。  沙羅駆は、前川が運命に身を投じているのではなく、目線や表情で相手に毒を飲ませるよう誘導していたことを喝破します。だから、どちらが毒かすぐにわかったのです。 「あなたは正義のつもりでも、殺しの最中に昂揚したんじゃありませんか?」  あとは、それでも毒を飲もうとした前川を執事・賢正(ディーン・フジオカ)が男前にやっつけて一件落着。前川、号泣です。  今回、沙羅駆が“ヒマつぶし”で捜査に介入し「犯人の逮捕を目的としない」という設定が、簡単な謎解きのあとにドラマを展開させました。この第2話で『IQ246』という作品の個性が一気に花開いた感じです。織田裕二の変な演技も、すっかり慣れたというか、むしろ好きになってきました。  また、和藤奏子が本家ワトソンくんばりに間違った推理を連発し、その都度、沙羅駆がバカにしながら訂正していく繰り返しのシーンも見やすかったです。  次回以降、「M」の殺人計画の完成度にこそ不安は残るものの、とっても楽しみな作品になりました。週に1本でも2本でも、楽しみに待てる連ドラがあると人生が豊かになった気がしますね。どうか、がっかりさせないでほしい! また来週! (文=どらまっ子AKIちゃん)

視聴率下落! “不倫”が題材の日テレ『黒い十人の女』に賛否両論か

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日本テレビ系『黒い十人の女』番組サイトより
 日本テレビ系『黒い十人の女』20日放送の4話の視聴率は2.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。深夜帯としては好調に飛ばしてきた同ドラマですが、下落。“不倫”という今年を席巻したテーマに、賛否両論の評価ということでしょうか。  さて、今回は、現在まで登場している愛人6人が一堂に会する回でした。風松吉(船越英一郎)に9人の愛人がいることを知っている、女優の如野佳代(水野美紀)と受付嬢の神田久未(成海璃子)と、知っている上で他の愛人を蹴落とそうとする“略奪性不倫”のアシスタントプロデューサーの弥上美羽(佐藤仁美)。9人の愛人の存在を知らない、若手女優の相葉志乃(トリンドル玲奈)と、メイクの水川夢(平山あや)。そして、1人だけ自分が本命の彼女だと信じて疑わない、脚本家の皐山夏希(MEGUMI)。  如野は、飲食店に上記の5人を集めますが、ここで初めて事情を知った相葉、水川、皐山は落ち着いていられません。  特に、自分が彼女だと強く思っていた皐山は、如野に反発。「なんで別れないのよ、気持ち悪い!」とテーブルにあった、あんかけ焼きそばを皐山は如野に頭からブッかけます。皐山と散々言い争った末、如野はおいおいと泣いてしまいました。  静まる店内が急に暗くなり、バースデーケーキが運ばれてきました。店員が運んでくるケーキには「ハッピーバースデー夏希さん」とあり、これは如野が皐山のためにセッティングしたそう。「佳代さんがセッティングしたんですよね」と神田が言うように、如野は心から愛人たちと仲良くしたいという、このドラマではある意味一番救えないキャラクターであると言えます。  さて、7人目の愛人が登場しました。満を持して登場の、7人目は松吉の同僚の火山梅人(山田純大)の妻・卯野真衣(白羽ゆり)でした。前半、火山と松吉が互いの妻について話すシーンがあり、火山は「うちはしっかり働いて、お金さえ入れればあとは用なしなんで」と寂しく語っています。まさか、妻の不倫相手が、今隣にいる松吉だとは思っていないでしょう。怖すぎ。  女優が多数登場する同ドラマでは、毎回、ついつい勘ぐってしまいますね。相葉のマネジャー(ちすん)、神田の親友・文坂彩乃(佐野ひなこ)は、続く8、9人目の愛人なんですかね。  毎回恒例の小ネタですが、6人が顔を合わせるレストラン。内装がイマドキのイタリアンバルって感じなんですけど、よくみると愛人たちのテーブルには、中華料理が並べられています。おそらく、あんかけ焼きそばをブッかけるためだけの強引さですが、こういった“違和感”をわざと制作陣はやっているんじゃないかなと思います。  さて、今まで“風松吉にハマった、どうしようもないクズ女たちの駆け引き”から、7人目が同僚の妻だったことで、松吉が“本当のクズ”いや、“ゲスの極み”だという印象が強くなってきました。  5話以降は、松吉に逆風が吹き荒れるに違いありません。残り2人がどんな愛人なのか? 誰なのか? もっとエグいのが出てくるんじゃないか? ちょっと怖いです。  ちなみに、ドラマの笑いどころ如野を演じる水野は、最近結婚を発表。結婚後のドラマが、不倫が題材だなんて、どんな気持ちで演じているんでしょうか。 (どらまっ子=HAYAちゃん)

毒舌・松任谷由実「主題歌“は”良かった」から評価好転も……フジ・天海祐希『Chef』7.0%不振

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フジテレビ公式サイトより
 シンガーソングライターの“ユーミン”こと松任谷由実が20日、自身の公式Twitterで天海祐希主演ドラマ『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系)の第2話を称賛した。  同ドラマの主題歌を担当する松任谷だが、13日の初回放送後には、「Chefの初回見た~ 私の『Smile for me』は良かった。 次週に期待っ!」と暗に不満を吐いていたが、第2話の評価は一転。「今週の『Chef』良かった カタルシスある!天海さん凛々しい!次のトラップが楽しみ。拙者の主題歌はフレンチが超美味しそうに見えるぞ~」と絶賛した。 「松任谷と同様、視聴者からも『2話目から格段に面白くなった』という声が相次いでいる。初回では、乱暴な展開に酷評が殺到。強引すぎる展開の連続に、視聴者を興醒めさせてしまった。しかし、第2話では、遠藤憲一演じる調理師が『限られた予算内での食材』『味や触感よりも、決められたカロリーや12栄養素の摂取量を守る』といった“給食のルール”を主人公に叩き込むストーリー。そんな“給食室あるある”に、視聴者も親近感を覚えたようです」(テレビ誌記者)  早くも評価が好転した同作だが、第2話の平均視聴率は7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回の8.0%から1ポイント下落。今期のプライム帯の連ドラでは、ワーストの玉木宏主演『キャリア~掟破りの警察署長~』(同)に続く低調となっている。 「初回で視聴者の心を掴めなかったことは、後々尾を引きそう。主人公がレストランをクビになるくだりを短縮し、初回の早い段階でさっさと給食室での話に移行するべきだったかもしれない。このまま視聴率が低迷し続ければ、前クールの同枠で振るわなかった『営業部長 吉良奈津子』をも下回ってしまう。実力派俳優を揃えているだけに、もったいないですね」(同) “毒舌”で知られる松任谷を、第2話で唸らせた『Chef』。評判と共に数字も上げることは叶うだろうか?

視聴率急失速の朝ドラ『べっぴんさん』に不満噴出  「退屈」「前作とカブってる」

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NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』公式サイトより
 現在放送中のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』の第2週の週間平均視聴率が、第1週の20.0%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)から19.8%に下落し、大台割れとなった。前々作『あさが来た』、前作『とと姉ちゃん』は全26週において20%超えを記録し、好調が続いていただけに、早い“息切れ”が話題を呼んでいる。しかし、テレビ業界関係者の間からは、大台割れした明確な要因を指摘する声も多い。 『べっぴんさん』は、昭和時代の神戸・大阪を舞台に、子ども服づくりに邁進する主人公の姿を描いたストーリー。主演には“オーディション荒らし”の異名を持つ女優・芳根京子を起用。共演は、人気アイドルグループ・ももいろクローバーZの百田夏菜子や、出産後初の復帰作となった菅野美穂をはじめ、永山絢斗、生瀬勝久といった豪華出演陣がそろい、“朝ドラ3作連続大ヒット”に期待が集まっていたが、早くも暗雲が立ち込めている。テレビ局関係者は、不調の理由について、こう解説する。 「視聴者や業界の評判を見てみると、とにかく『暗い』という意見が多い。戦後という設定なので仕方ないかもしれませんが、ドラマとしては、ちょっと盛り上がりに欠けるかなといった感想です。朝ドラは、スタートの2~3週が肝心。15分という短い時間で、視聴者に『明日の朝も見たい』と思わせなければいけません。かなり難しいことですが、それを直近の2作はやってきた。今後の展開を含め、もう少しワクワク感が欲しいところです」  また、別のテレビ局関係者も語る。 「朝ドラファンからも、さまざまな不満が出ているようですが、要は『あまり面白くない』『退屈』という声が多いです。また、主人公のすみれのモデルは、日本の子ども服メーカーの草分け的企業であるファミリア創業者、坂野惇子氏ですが、“先駆者のヒストリー”というストーリー設定も前2作とカブッている感が否めず、視聴者にしてみれば飽きを感じてしまう。さらに、すみれは裕福な家庭で育ったという設定で、“何不自由なく結婚して出産”という展開が、現時点では、視聴者にとって期待外れのようです。脚本と演出が原因で苦戦した『まれ』の二の舞いになってしまわないかが心配です」  果たしてすみれの人生同様、ドラマの視聴率も、これから“奇跡の復活”を遂げることができるのだろうか?

石原さとみが村上春樹信者の通称「ハルキスト」にドン引き!? 日テレ『地味にスゴイ』12.8%好調

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「日テレ無料 by 日テレオンデマンド」より
 石原さとみ主演『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)の第3話。平均視聴率は、前回から1.6%アップの12.8%でした。20日発売の『女性セブン』(小学館)によれば、石原が劇中で身に着けた衣装が即完売する“さとみ売れ”現象が起きているそうです。難易度高めの服が多いため、購入者が鏡を見て打ちひしがれていないか心配です。  第3話でも、冒頭から餃子の皮をくっつけたようなドレスで登場した悦子(石原)。調べてみると、「IRENE」というブランドのツーピースで、上下あわせて軽く20万円超えの代物でした。校閲って、儲かるんですね~。  そんな餃子服で幸人(菅田将暉)と再会した悦子。愛しの幸人の正体が、前回校閲を担当した覆面作家・是永是之だと知りビックリ。あら~、結構あっさりバレちゃうんですね。前回、幸人がもったいぶっていたので、最終回近くまで引っ張るのかと思ってました。  一方、人気作家・四条真理恵の小説の校閲担当が、米岡(和田正人)から悦子に途中で替わることに。この校閲部には、私情を挟んだことによるミスを避けるため、「好きな作家は担当しない」というルールがあるそう。米岡は四条の大ファンであることがバレたため、担当から外されてしまったというわけです。  後日、四条から自宅に招待される悦子。どうやら同ドラマは、悦子が作家に呼ばれるというパターンがお決まりのようです。悦子が豪邸を訪れると、四条役の賀来千香子が登場。劇中では、四条の熱狂的ファンが「マリエンヌ」と呼ばれているという設定がありますが、これって村上春樹ファンの通称「ハルキスト」のパロディーでしょうか?「マリエンヌ」という呼び方を知った悦子に、「引くわ~」ってドン引きされてますけど……。  それはそうと、悦子が担当した再校に、古参ファンしか知り得ない設定の矛盾を指摘した付箋が貼られていたことが発覚。犯人がわからぬまま、後日、悦子と米岡が四条のトークショーを訪れると、会場でゴリゴリのロリータファッションに身を包んだ同僚の藤岩(江口のりこ)を発見。付箋が藤岩の仕業であることが判明。藤岩は、20年来の四条の大ファンだったとか。この後、茸原(岸谷五朗)から「好きだからこそ、できることもある」と説得され、藤岩は四条の校閲を引き継ぎ、なんだかんだあって四条と藤岩が対面。四条が文芸賞を受賞し、めでたい感じの第3話でした。  そういえば、藤岩のロリータファッションって、なんだったんでしょうか? 四条の「待ち会」(文芸賞の受賞連絡を待つ食事会)にもいつもの地味なスーツで行こうとしたり、小さい頃から両親に「オシャレをするとバカになる」と言われて育てられたという告白もあるため、どうも「ロリータ=オシャレ」というわけではなさそう。四条の小説の世界観を表現したコスプレなのでしょうか? それとも、両親に与えられてきた私服がロリータってこと? んん?  まあ、それはいいとして、今回のハイライトは、陰で女子社員たちから「鉄パン」と呼ばれ揶揄されている藤岩を庇うため、悦子が“貞操帯”の起源をツラツラと語るシーンでしょうか。悦子いわく、貞操帯は男性が束縛したいほど魅力的な女性に付けるもので、貞操観念が高く処女っぽい女性を揶揄する言葉としては、意味合いが違うそうです。そういえば、筆者の中学生時代に、処女っぽい見た目から陰で「アイアン・メイデン」と呼ばれていた先生がいましたが、今思えば拷問危惧の名前で呼んでいたのですね。これも悦子に訂正してほしいです。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

TBSが映画版『神の舌を持つ男』から撤退していた!? 『真田十勇士』も不発、堤幸彦氏の演出家生命ピンチ

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マスコミ宛てに送られた「映画化決定のおしらせ」
 前クールに放送された向井理主演の連続ドラマ『神の舌を持つ男』(TBS系)の映画版で、12月3日に公開される『RANMARU 神の舌を持つ男』(タイトル中略)。ドラマが大コケしたことから、映画の不入りが心配される中、20日発売の「週刊新潮」(新潮社)が「TBSが堤幸彦氏を見限った」と報じている。  同ドラマは、原案・演出を手掛ける堤氏が「この構想に20年を費やした」と語るギャグ満載の“コミカルミステリー”。脚本を『ATARU』(同)の櫻井武晴氏、プロデューサーを植田博樹氏が務める“最強トリオ”が放送前に話題となったが、全話平均視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と大コケ。ドラマ開始前から決まっていたと見られる映画化について、白紙撤回が予想されていたものの、先月中旬に「映画化決定のおしらせ」というハガキがマスコミに撒かれた。 「堤氏は、台本にないギャグも、現場でどんどん加えていくスタイル。現場ではノリノリでギャグを増やしていたものの、多くの視聴者にその笑いが共感されなかった。また、舌で事件を解決する主人公が、死体やら血やら畳やらをペロペロしているシーンも、『気持ち悪い』と不評でした」(テレビ誌記者)  堤氏といえば、映画化もされた同局の『ケイゾク』や『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』がブームとなり、TBSとのタッグが名物化。  しかし、「新潮」は『RANMARU 神の舌を持つ男』の製作チームにTBSの名前がないことを指摘。これには、配給の松竹も「TBSが製作に入っていないのは事実」と認めているほか、TBS関係者も興行収入のボーダーラインである20億円が見込めないため、製作費を全額負担しないという判断に至ったと証言しているという。なお、映画版での撤退はレアケースだ。 「『RANMARU 神の舌を持つ男』については、堤氏が手掛けたKinKi Kids・堂本光一主演『銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~』(08)の『二の舞いになるのでは?』との指摘が相次いでいる。この時も、連ドラが不発だったにもかかわらず、映画化を強行。案の定、興行収入3.65億円の大赤字だった。また、堤氏が監督を務めた中村勘九郎主演映画『真田十勇士』が先月公開されるも、大コケ。大物演出家の堤氏に、オワコン感が漂っています」(同)  TBSに見放されながらも、映画化を強行した堤氏。『RANMARU 神の舌を持つ男』をヒットに導き、汚名返上となるだろうか? (※注:映画版正式タイトルは『RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー! 略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編』)

『ドクターX』泉ピン子投入に賛否! 『相棒』が高畑裕太にあてつけ!? フジ月9が大コケ……秋ドラ初回ランキング

 続々スタートした秋ドラマの初回を、ランキング形式で振り返ります。初回平均視聴率のトップ10は以下の通り(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。 1位『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)20.4% 2位『相棒 season15』(テレビ朝日系)15.5% 3位『IQ246』(TBS系)13.1% 4位『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)12.9% 5位『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)10.2% 同率5位『レンタル救世主』(日本テレビ系)10.2% 7位『砂の塔~知りすぎた隣人』(TBS系)9.8% 8位『カインとアベル』(フジテレビ系)8.8% 同率8位『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』(フジテレビ系)8.8% 10位『THE LAST COP-ラストコップ-』(日本テレビ系)8.6%

『ドクターX』泉ピン子投入に賛否!

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 トップは、予想通りの『ドクターX』第4期。“モラハラ騒動”から1年半がたつものの、全く離婚協議が進んでいる気配のない米倉涼子ですが、仕事のほうは絶好調のようです。  しかし、今期からキャストに加わった泉ピン子について、ネット上では「ピン子の演技が下品」「ピン子が邪魔」などと辛らつな声が……。さらに「マンネリ」を訴える声も目立ちますが、それでも同作の水戸黄門的な爽快感は、固定ファンをがっちり掴んで離さないようです。ちなみに、第3期の最終回は、驚異の平均視聴率27.4%を記録。ピン子の投入は、視聴率を揺るがすか否か、注目です。  2位もテレ朝の『相棒 season15』。ちなみに、今期の15%超えはテレ朝の2作品だけ。こちらはピン子ではなく、2シーズンぶりに仲間由紀恵を復活させています。  初回では、「人を呪い殺した」という女性が警察に自首。女性は、スポーツジムのインストラクターから性的暴行を受けたものの、男性がすぐさま雇った弁護士から「否認して徹底的に戦う。裁判になれば、女は致命的なダメージを受ける」とプレッシャーを受けたため、警察に被害を届けず、呪い殺したといいます。  ネット上では、この展開が「高畑裕太のアレを参考にした?」「高畑へのあてつけでは?」などと臆測を呼んでいるようです。『相棒』シリーズといえば、高畑の事件後に実父であることを認めた俳優・大谷亮介が刑事役で出演していますから、なんだかいろいろ勘ぐりたくなりますね。  3位は、そんな『相棒』の杉下右京(水谷豊)と、『笑ゥせぇるすまん 』の喪黒福造と、『料理の鉄人』(フジテレビ系)の鹿賀丈史を足して3で割ったようなしゃべり方の主人公が事件を解決する『IQ246』です。初回では、主演の織田裕二の黒すぎる顔に「IQ高そうに見えない」との声が殺到していました。

フジ月9が史上最低を更新

 視聴者離れが著しいフジですが、今期もピンチ! 吉田羊主演『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』、Hey!Say!JUMP・山田涼介主演の月9『カインとアベル』、天海祐希主演『Chef~三ツ星の給食~』が、どれも8%台スタート。玉木宏主演『キャリア~掟破りの警察署長~』は7.9%でした。ちなみに今期の民放連ドラで、全作1ケタなのはフジだけです。  中でも、『カインとアベル』は月9初回最低を更新。これに輪を掛けるように、評判も散々です。聖書を原案にしているそうですが、脚本や演出に退屈さを感じている視聴者は多く、「1時間見るのが辛い」という声も。筆者も、開始早々睡魔に襲われてしまいました。  素朴な疑問なのですが、フジは『カインとアベル』が本気で視聴率を取れると思っているんですよね? だとすれば、その感覚ってかなり問題あると思うんです。それとも、現場が「視聴率より、俺たちが面白いと思うものを作るぜい!」という、キラキラとしたクリエイティブ精神に満ち満ちているのでしょうか? なんにせよ、最近のフジがジャニーズに媚び媚びなのは明らか。傍から見ると、ジャニタレの“経歴ロンダリング”のために、ドラマ枠が使われているようにしか見えません。  また、『Chef』のほうも、初回は脚本の雑さばかりが目立ち、視聴率アップは見込めなさそう。主題歌を担当している松任谷由実にまで、Twitterで「Chefの初回見た~ 私の『Smile for me』は良かった。 次週に期待っ!」と、毒を吐かれる始末ですから。放送前は、天才シェフが給食を作るという設定にワクワクさせられただけに、残念な気持ちになりました。  とはいえ、フジを除けば、見応えのある作品が揃っている印象の今期。3位の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』も評判は上々ですが、何せテレ朝が強すぎる。今期も、『ドクターX』が話題をかっさらいそうです。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)