「温泉レポートにしか見えない……」元AKB48・篠田麻里子『水戸黄門』の入浴シーンが“ガッカリ”すぎ!?

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 元AKB48の篠田麻里子が、6年ぶりにBS-TBSで復活した時代劇『水戸黄門』11月8日放送の第6話から、くノ一役で出演することがわかった。由美かおるが演じた「かげろうお銀」を継ぐような役どころで、“お色気担当”として、お約束の入浴シーンにも挑戦している。  篠田は「(入浴は)特別なシーンでしたが、撮影を忘れるぐらい良いお湯でした」と語っているが、先ごろ公開された番宣用の入浴カットを見た黄門ファンの評判はイマイチ。「イメージじゃない!」「ノーサンキュー」「脱げばいいってもんじゃない」「由美かおる様をなめるな」といった拒否反応が、ネット上にあふれかえっている状況だ。 『水戸黄門』のくノ一といえば、1986年~2010年まで由美がレギュラー出演し、入浴シーンが通算200回以上放送される番組の“名物”となっていた。テレビ誌ライターが言う。 「終盤に印籠を出すところと並んで、瞬間的に視聴率がアップするほど注目度の高いシーンでした。03年にはフィギュアまで発売されたほどです。そんな由美に比べて、168センチの長身に加え、31歳という年齢のわりに子どもっぽい篠田の見た目は、正直、時代劇にはそぐわない。由美には老若男女問わず思わず見とれてしまう魔性の色気があり、時代劇ならではの空気感も漂っていました。対して、篠田の入浴姿はただの温泉リポートにしか見えず、普通にお風呂でくつろいでいる雰囲気で、番組のグレードがBSに格下げされた感がアリアリです」  さらに別のテレビ誌ライターは「そもそも由美には“正統後継者”がいたはずなのに……」と言って、こう続ける。 「10年放送の第41部を最後に降板した由美ですが、実質的後継者としては、第42部から雛形あきこが別のキャラクターとして出演していました。しかし、翌年に番組自体が終了したことで、雛形が出演したのは1年ほど。番組スタッフからは“黒歴史”扱いされてしまったようです。もっとも、その雛形にしても小池栄子にオファーして断られてお鉢が回ってきたもので、そんな事情を知っているコアなファンからは、『篠田ではなく小池がよかったのに』という声も聞こえてきます」  AKB卒業後は人気が急激に失速した感のある篠田だが、はたして時代劇に活路を見いだすことができるのだろうか。

ディーン・フジオカ“一本調子演技”の衝撃!『今からあなたを脅迫します』に酷評の嵐

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 音楽活動では「ライブ会場が中年女性ばかりで妙な雰囲気」ともっぱらの“おディーン様”ことディーン・フジオカと、いろんな意味で大注目の女優・武井咲がダブル主演を務める連続ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)が15日にスタート! 初回平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と微妙な結果となりました。  放送前から、妊娠中の武井を気遣う様子が週刊誌などに伝えられているおディーン様ですが、ポスター撮影時には、「おめでとうございます」と武井に白いバラの花束を贈ったんだとか。こういう30代にして石田純一的なところが、世のオバサマたちをメロメロにするんでしょうね。  ちなみに、筆者も武井同様に来春出産予定なのですが、絶賛つわり中なだけに(1日中、胸のムカつきと、ゲップが止まらない)、老婆心ながらどうしても武井の体調を心配してしまいます。武井はゲップに苦しんでいないかしら……? 妊娠中に繰り返しやすいカンジダに苦しんでいないかしら……? もし撮影中に痒くなっても、筆者のようにガリガリ掻く前に、病院に駆け込んでほしいものです。  というわけで、初回のあらすじを振り返ります。

劇団EXILEの人が、武井を好きになっちゃう禁断設定

 女子大生・澪(武井)の自宅アパートのポストに、差出人不明のDVDが。早速見てみると、脅迫屋の完二(ディーン)に監禁された佐藤(稲葉友)が、「僕たちがやった振り込め詐欺、この人が全部知ってる。だからきみに預けた金、全部もってきてくれ」と訴えかけている内容。しかし、澪ではなく、前にこの部屋に住んでいた菜緒子という女性に宛てたものでした。  ちなみに、澪は恋愛経験のない22歳。考え事をすると、思わず大量のおはぎを作ってしまうという癖を持つ不思議ちゃんのようです。  正義感の強い澪は、DVDと一緒に送られてきた完二の連絡先に電話。脅迫相手を間違えていることを伝えると同時に、完二が要求する600万円を「私が払います」「私、お金を無駄に持ってるんです」と申し入れ。しかし、肩代わりはさせてもらえず、完二に電話を切られてしまいます。  なお、澪がなぜ大金を持っているかというと、祖父から頻繁に数百万円の大金が送金されてくるから。しかし、送金の理由や、澪が頑なに手をつけない理由は、まだわかりません。  翌日、澪は、菜緒子が刃物で滅多刺しとなり、自宅で遺体として発見されたことをネットニュースで知り、動揺。そんな時、澪の前に完二が登場。佐藤を解放したことを伝えます。  澪が帰宅すると、隣人のカオル(鈴木伸之)が大きな荷物を部屋に入れられず、困っている様子。澪は手伝ってあげた上、大量に作ってしまったおはぎをプレゼント。カオルはすっかり澪にほの字のようです。そういえば、劇団EXILEの鈴木って、EXILE・TAKAHIROの後輩ですよね。上戸彩が、結婚後にHIROの後輩たちから「姐さん」と呼ばれているなんて報道がありましたが、武井も鈴木から「姐さん」と呼ばれてるのかしら?  まあ、そんなことはいいとして、完二が生粋の悪者かと言えばそうではないようで、今回の脅迫は、振込み詐欺で600万円を取られた老夫婦が、脅迫屋の完二に依頼したんだとか。しかし、金を持っていると思われる菜緒子が死んだため金を回収できず、客である老夫婦をがっかりさせてしまいます。

尻もちをつくおディーン様

 その後、佐藤は澪の元を訪れ、巻き込んでしまったことを謝罪。振り込め詐欺をしたのは、菜緒子がギャンブルで借金を作ったためで、菜緒子のことが好きだったから思わず自分も手伝ってしまったと明かし、涙を見せる佐藤。さらに、菜緒子を殺した犯人を殺すつもりだと言います。  佐藤に同情した澪は、菜緒子の借金3,000万円を肩代わりするから、復讐はやめるよう説得。しかし、佐藤はその申し出を受け流し、その場を立ち去ってしまいます。  澪がモヤモヤしながら家でおはぎを作っていると、家にずかずかと入ってくる完二。佐藤の連絡先を教えてほしいという澪に、完二は住所を100万円で売ると提案。澪から金を出し入れしているところを見ないでほしい言われながらも、覗き見してしまった完二は、その大金を見て尻もち! この尻もちって、台本でしょうか? なんか、現金見て尻もちつく演出って、ダサッ。  早速、3,000万円を持って佐藤の家を訪ねる澪。そこには、振り込め詐欺の元締めヤクザにボコられている佐藤が。澪も殺されそうになりますが、間一髪で完二とその仲間の盗み屋・目黒(三宅弘城)が到着。完二はケンカも強いようで、ヤクザに鉄槌が下されます。  完二たちに助けられた澪と佐藤は、横浜中華街にあると思しき完二のアジトへ。完二は、目黒が佐藤の自宅で発見したという血の付いた包丁を突き出し、「菜緒子を殺したのはあんただ」と追及。さらに、ギャンブルで借金を作ったり、振り込め詐欺を手伝わせていたのは、菜緒子ではなく佐藤だったといい、澪に近づいたのは、借金を肩代わりさせるためだったといいます。  結局、完二は佐藤から600万円を回収し、自分たちの取り分の10%を差し引いた540万円を老夫婦に返却。佐藤は、澪から「(殺人罪で)自首してください」と包丁を向けられたため、「自首する」と観念。最後におディーン様が歌うダサカッコイイ主題歌が流れ、初回は終了です。

ネット上では酷評祭

 おディーン様の演技が一本調子な上、喋り方も優しすぎるため、脅迫屋にしては迫力にかける気もしますが、日曜の夜に「明日、会社行きたくね~な~」とかつぶやきながらボンヤリと見るドラマとしては、わりといい感じのコメディドラマという印象。  また、完二の仲間の凄腕ハッカー役を演じる元AKB48・島崎遥香も、地味(特に衣装と化粧)な女子大生を演じている武井とは対照的なギャル風で、華を添える欠かせない存在となっています。  しかし、ネット上では、「つまんない」「面白くない」「ディーンが棒すぎる」などと酷評が目立ちますね。この先の視聴率は、かなり危険なにおいがします。  それにしても、武井って、同作のような「正義感が強く、なぜか異常に強気な女」を演じる機会が多すぎる気が……。なんだか、この役どころが、武井のイメージを狭めているように思うんですよね。実際、前クールで悪女を演じた『黒革の手帖』(テレビ朝日系)までは、多少なりとも“つまらない女優”というイメージがあったと思うんですよ。せっかく『黒革の手帖』が高評価を得たのに、もったいないような……。  そんなこんなで、世間的にはなかなか厳しい評価を得てしまった『今からあなたを脅迫します』。マスコミが騒ぎ立てる“おディーン様人気”の化けの皮が剥がれてしまうかも!? 「日刊サイゾー」では、最終回まで元気にレビューしていきます。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

ディーン・フジオカ“一本調子演技”の衝撃!『今からあなたを脅迫します』に酷評の嵐

ディーン・フジオカ一本調子演技の衝撃!『今からあなたを脅迫します』に酷評の嵐の画像1
 音楽活動では「ライブ会場が中年女性ばかりで妙な雰囲気」ともっぱらの“おディーン様”ことディーン・フジオカと、いろんな意味で大注目の女優・武井咲がダブル主演を務める連続ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)が15日にスタート! 初回平均視聴率は8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と微妙な結果となりました。  放送前から、妊娠中の武井を気遣う様子が週刊誌などに伝えられているおディーン様ですが、ポスター撮影時には、「おめでとうございます」と武井に白いバラの花束を贈ったんだとか。こういう30代にして石田純一的なところが、世のオバサマたちをメロメロにするんでしょうね。  ちなみに、筆者も武井同様に来春出産予定なのですが、絶賛つわり中なだけに(1日中、胸のムカつきと、ゲップが止まらない)、老婆心ながらどうしても武井の体調を心配してしまいます。武井はゲップに苦しんでいないかしら……? 妊娠中に繰り返しやすいカンジダに苦しんでいないかしら……? もし撮影中に痒くなっても、筆者のようにガリガリ掻く前に、病院に駆け込んでほしいものです。  というわけで、初回のあらすじを振り返ります。

劇団EXILEの人が、武井を好きになっちゃう禁断設定

 女子大生・澪(武井)の自宅アパートのポストに、差出人不明のDVDが。早速見てみると、脅迫屋の完二(ディーン)に監禁された佐藤(稲葉友)が、「僕たちがやった振り込め詐欺、この人が全部知ってる。だからきみに預けた金、全部もってきてくれ」と訴えかけている内容。しかし、澪ではなく、前にこの部屋に住んでいた菜緒子という女性に宛てたものでした。  ちなみに、澪は恋愛経験のない22歳。考え事をすると、思わず大量のおはぎを作ってしまうという癖を持つ不思議ちゃんのようです。  正義感の強い澪は、DVDと一緒に送られてきた完二の連絡先に電話。脅迫相手を間違えていることを伝えると同時に、完二が要求する600万円を「私が払います」「私、お金を無駄に持ってるんです」と申し入れ。しかし、肩代わりはさせてもらえず、完二に電話を切られてしまいます。  なお、澪がなぜ大金を持っているかというと、祖父から頻繁に数百万円の大金が送金されてくるから。しかし、送金の理由や、澪が頑なに手をつけない理由は、まだわかりません。  翌日、澪は、菜緒子が刃物で滅多刺しとなり、自宅で遺体として発見されたことをネットニュースで知り、動揺。そんな時、澪の前に完二が登場。佐藤を解放したことを伝えます。  澪が帰宅すると、隣人のカオル(鈴木伸之)が大きな荷物を部屋に入れられず、困っている様子。澪は手伝ってあげた上、大量に作ってしまったおはぎをプレゼント。カオルはすっかり澪にほの字のようです。そういえば、劇団EXILEの鈴木って、EXILE・TAKAHIROの後輩ですよね。上戸彩が、結婚後にHIROの後輩たちから「姐さん」と呼ばれているなんて報道がありましたが、武井も鈴木から「姐さん」と呼ばれてるのかしら?  まあ、そんなことはいいとして、完二が生粋の悪者かと言えばそうではないようで、今回の脅迫は、振込み詐欺で600万円を取られた老夫婦が、脅迫屋の完二に依頼したんだとか。しかし、金を持っていると思われる菜緒子が死んだため金を回収できず、客である老夫婦をがっかりさせてしまいます。

尻もちをつくおディーン様

 その後、佐藤は澪の元を訪れ、巻き込んでしまったことを謝罪。振り込め詐欺をしたのは、菜緒子がギャンブルで借金を作ったためで、菜緒子のことが好きだったから思わず自分も手伝ってしまったと明かし、涙を見せる佐藤。さらに、菜緒子を殺した犯人を殺すつもりだと言います。  佐藤に同情した澪は、菜緒子の借金3,000万円を肩代わりするから、復讐はやめるよう説得。しかし、佐藤はその申し出を受け流し、その場を立ち去ってしまいます。  澪がモヤモヤしながら家でおはぎを作っていると、家にずかずかと入ってくる完二。佐藤の連絡先を教えてほしいという澪に、完二は住所を100万円で売ると提案。澪から金を出し入れしているところを見ないでほしい言われながらも、覗き見してしまった完二は、その大金を見て尻もち! この尻もちって、台本でしょうか? なんか、現金見て尻もちつく演出って、ダサッ。  早速、3,000万円を持って佐藤の家を訪ねる澪。そこには、振り込め詐欺の元締めヤクザにボコられている佐藤が。澪も殺されそうになりますが、間一髪で完二とその仲間の盗み屋・目黒(三宅弘城)が到着。完二はケンカも強いようで、ヤクザに鉄槌が下されます。  完二たちに助けられた澪と佐藤は、横浜中華街にあると思しき完二のアジトへ。完二は、目黒が佐藤の自宅で発見したという血の付いた包丁を突き出し、「菜緒子を殺したのはあんただ」と追及。さらに、ギャンブルで借金を作ったり、振り込め詐欺を手伝わせていたのは、菜緒子ではなく佐藤だったといい、澪に近づいたのは、借金を肩代わりさせるためだったといいます。  結局、完二は佐藤から600万円を回収し、自分たちの取り分の10%を差し引いた540万円を老夫婦に返却。佐藤は、澪から「(殺人罪で)自首してください」と包丁を向けられたため、「自首する」と観念。最後におディーン様が歌うダサカッコイイ主題歌が流れ、初回は終了です。

ネット上では酷評祭

 おディーン様の演技が一本調子な上、喋り方も優しすぎるため、脅迫屋にしては迫力にかける気もしますが、日曜の夜に「明日、会社行きたくね~な~」とかつぶやきながらボンヤリと見るドラマとしては、わりといい感じのコメディドラマという印象。  また、完二の仲間の凄腕ハッカー役を演じる元AKB48・島崎遥香も、地味(特に衣装と化粧)な女子大生を演じている武井とは対照的なギャル風で、華を添える欠かせない存在となっています。  しかし、ネット上では、「つまんない」「面白くない」「ディーンが棒すぎる」などと酷評が目立ちますね。この先の視聴率は、かなり危険なにおいがします。  それにしても、武井って、同作のような「正義感が強く、なぜか異常に強気な女」を演じる機会が多すぎる気が……。なんだか、この役どころが、武井のイメージを狭めているように思うんですよね。実際、前クールで悪女を演じた『黒革の手帖』(テレビ朝日系)までは、多少なりとも“つまらない女優”というイメージがあったと思うんですよ。せっかく『黒革の手帖』が高評価を得たのに、もったいないような……。  そんなこんなで、世間的にはなかなか厳しい評価を得てしまった『今からあなたを脅迫します』。マスコミが騒ぎ立てる“おディーン様人気”の化けの皮が剥がれてしまうかも!? 「日刊サイゾー」では、最終回まで元気にレビューしていきます。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

TBS日曜劇場『陸王』盤石の14.7%スタートも、そろそろ“サービス残業”を美談にするのはやめませんか?

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TBS日曜ドラマ『陸王』番組サイトより
 池井戸潤原作、八津弘幸脚本、福澤克雄演出と、TBS日曜劇場が同枠のヒットドラマ『半沢直樹』『下町ロケット』と同じ布陣で挑む『陸王』は、初回14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と盤石のスタートです。役所広司が15年ぶりの連ドラ主演だったりとか、今をときめく山崎賢人と竹内涼真が競演してたりとか、話題性も十分ですし、コケる要素がまるで見当たりません。というわけで、第1話を振り返りです。 ■設定の時点で“勝ってる”  お話は、埼玉県行田市で100年続く足袋屋さん「こはぜ屋」が、その技術を応用してランニングシューズを作ろうと奮闘する挑戦譚。実際にモデルになった老舗の足袋会社があるそうですが、もうこの「ランニング足袋」の存在自体がドラマチックですもんね。町工場の技術でロケットを飛ばそうという『下町ロケット』同様、設定の時点で勝ちは決まったようなものですし、池井戸さんが適切な人材配置を施した原作小説も、「どうぞ映像化してください」というメッセージをビンビンに感じるエンタメ作品に仕上がっています。  序盤の物語を転がすのは、「こはぜ屋」を担当する銀行員の坂本っちゃん(風間俊介)です。「不況だわ~斜陽だわ~」と嘆くばかりの「こはぜ屋」社長・宮沢(役所)への融資が厳しくなってきたとみるや、「新規事業を考えてください」とハッパをかけます。  すると宮沢は偶然、デパートのシューズ売り場で五本指の軽いランニングシューズを発見。「足袋みたいだ……」とつぶやくと、足袋の技術を応用した素足感覚のシューズを作ることを閃きました。実は「こはぜ屋」、先代の時代にもマラソン足袋の開発を手がけ、頓挫した歴史があったのでした。  坂本っちゃんは、その申し出に賛同すると、さっそくランニングの専門家であるスポーツ用品店の有村(光石研)を宮沢に紹介。ランニングブームの昨今、カカトに厚い緩衝剤の入ったシューズがもてはやされているせいで「人間本来の走り」が失われ、よくないフォームが原因でケガをする人が増加しているという話を聞き、宮沢はマラソン足袋の意義を再認識することになります。  このあたり、完全に坂本っちゃんが神の配剤を担う“救世主”として機能しています。普通に考えて、こんなにすぐ「足袋屋」と「足袋っぽいシューズを推す専門家」が出会っちゃうのは、ご都合主義そのものなんですが、坂本っちゃんが単に優秀な銀行員であるだけでなく、その行動がいちいち彼の「理想の銀行員であろう」という信念に重ねて描かれるので、全然ムリ目に見えません。坂本っちゃんによるこうした出会いの導きは、ある意味で“奇跡”なわけですが、『陸王』そのものが「信念によって奇跡を起こす物語」なので、むしろそうしたストーリー哲学の強度を増す方向に働いている。こういうところが、池井戸さんの適切な人材配置の真骨頂です。  もうひとり、物語に推進力を与えるのが、ダイワ食品という食品会社で実業団ランナーをしている茂木くん(竹内)。もともとは野球少年だったものの、肘を壊して陸上に転向。その後、箱根で鳴らした有望株でしたが、どうやらフォームに不安があるそうです。有村に誘われて息子・大地(山崎)とともにレースを観戦しに行った宮沢の目の前で、茂木くんは故障リタイアしてしまいます。普通に考えて、こんなにタイミングよく「フォーム矯正に役立つ足袋っぽいシューズを作りたい足袋屋」と「フォーム矯正が必要な元有望選手」が出会っちゃうのもアレですが、2人の芝居が実に熱いので飲み込まされてしまいます。  ちなみに大地は就職浪人で、面接に落ちまくり中。「こはぜ屋」では、腰かけ的に働いているだけ。もともと工学部の出身で、ケガでサッカーをあきらめた過去があります。なので、野球をあきらめてマラソンで再起した茂木くんに、強いシンパシーを感じているようです。茂木くんの故障を目の前で見た大地は「どんだけ努力したって、できないことってあんだよなぁ」と、しょぼくれてしまいます。もはや人生に対するモチベーションはゼロ。そんな大地に、宮沢はランニングシューズを作る決意を述べます。  つまり、宮沢のランニングシューズで茂木くんを復活させることができれば、それはしょぼくれた大地を励ますことにもつながるというわけです。こういう人材配置、ホントに上手い。  第1話では、なんだかんだで「こはぜ屋」の工員さん総出で試作品を作り上げたり、番頭のお爺ちゃんに苦虫を噛み潰されたり、それなりに試作品が認められたり、有村に「軽くていいけど、ソールの耐久性が問題だ」と言われたりしながら、2時間たっぷりと見応えのあるドラマらしいドラマを見せてくれました。最後に、「こはぜ屋」に肩入れしすぎて左遷されることになった坂本っちゃんが「軽くて丈夫なソールの材料」になりそうな素材を持って来てくれて、夢がつながります。坂本っちゃんのミラクル救世主ぶりたるや! ■ニューヒロイン爆誕! 阿川佐和子って、こんなにかわいかったっけ!?  キャストは、どなたもすばらしくハマっています。一流スポーツメーカーの営業社員・小原を演じるピエール瀧や、実直なシューフィッター・村野の市川右團次なんて、ほとんど当て書きじゃないかってくらいドハマリしてます。  そんな中、原作中の存在感をはるかに超えて華やかに立ち上がったキャラクターが、阿川佐和子演じる「こはぜ屋」縫製部門のリーダー・正岡あけみです。  納期が怪しい作業があれば「ねえ、みんな! 絶対間に合わせるよぉ~!」と鬨の声を上げておばちゃんたちを奮い立たせ、マラソン足袋開発チームの会議に参加すれば「ハ・ダ・シ・か・ん・か・く♪」と小さな身体をピョンピョン揺らしてみたり。プロジェクトにビビり始めた宮沢社長に涙ぐんで共感して見せたかと思えば、飲み会で番頭さんと言い合いになると「クソじじい!」と言い放つ。  その振る舞いすべてが、たいへんにキュートなのです。連ドラへのレギュラー出演は今回が初めてだそうですが、完全にニューヒロイン誕生といえるでしょう。阿川さんの存在は、『陸王』の大きな武器になると思います。ホントかわいかった。次回以降も楽しみ。 ■で、“サビ残”の話なんですが……  ランニングシューズの開発にあたって、「こはぜ屋」の縫製部門のおばちゃんたちは、サービス残業をさせられていました。当然、不満も出てくるわけですが、同調圧力が働いてハッキリ拒否することができません。『陸王』は老舗企業が舞台ですが、現代劇ですので、ちょっと引っかかる部分ではありました。  銀行からの融資が厳しくなり、宮沢社長は融資継続の条件として「新規事業の中止」と「リストラ」を迫られます。結果、突っぱねてシューズの開発を続けることになりますが、おばちゃんたちに与えられた選択肢は「リストラされるか」「サビ残させられるか」の二者択一という状況でした。  これ、個人的にはそんなに「ひでえな」とも思わなかったんですが、引っかかったのには理由があります。 「残業すれば工賃は割り増しになる。これまでの残業分だけでも、コストはすでに計画を上回っていた」(池井戸潤『陸王』集英社より)  つまり原作では、「こはぜ屋」は残業代を払ってるんです。ドラマでは、あえて変更してる。  ドラマの制作陣の間で、その方が、よりドラマチックであろうという判断が働いていることに、どうしても引っかかってしまう。結果、社長と銀行との間で“福沢節”ともいえるエモーショナルなやり取りが生まれて感動的なシーンが演出されているので、失敗ではないと思うのですが、プロット上、どうしても“サビ残である”という必然性があったのかなというところに疑問が残る。サビ残じゃなくてもいいのに、サビ残という設定を追加していることに、「その方が尊い」「無償の労働は美しい」という主張が見える。  というか、たぶん主張でもないんだろうな。視聴者の多くが「その方が尊い」と感じると踏んで、そうしている。けど、世間的にはちょっとズレ始めてて、私も含めて引っかかってしまう層が昔より多くなったし、そうした層の声がネットによって表に出やすくなってる。  たぶん今、過渡期なんでしょうね。あと数年もすれば、テレビドラマも、もうちょいこのへん敏感に排除する時代が来ると思います。せっかく高品質で面白いドラマなんで、こういうとこでケチが付いちゃうのはもったいないなーと。そんな感じでしょうか。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

“史上最低脚本家”のリベンジが始まる!?『刑事ゆがみ』初回7.6%も、高評価スタート!

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フジテレビ系『刑事ゆがみ』番組公式サイトより
 神木きゅんが大人になってる! もう神木さんじゃん! と、まず軽くびっくりしましたねえ。個人的に、ちゃんと見たのは映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)以来だったので。  というわけで、浅野忠信と神木隆之介が“バディ”を組む刑事ドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)がスタートしました。初回視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とイマイチでしたが、個人的には、かなり高評価です。高評価スタートです。  原作は、2006年に『弁護士のくず』がドラマ化されたことでも有名なマンガ家・井浦秀夫さんの同名コミック。『弁護士のくず』の主人公弁護士が九頭(くず)という名前だったのと同じく、本作で浅野が演じる主人公のベテラン刑事は弓神(ゆがみ)という名前。性格が歪んだ弓神さんは、下の名前が適当(ゆきまさ)であることからして、まあ適当な人物です。適当で歪んでいるので、言葉遣いは悪いし、行動は粗暴だし、上司には逆らうし、違法捜査もするし、でも真実に辿りついて事件を解決するのは、いつだって弓神。そういうダークヒーロー的なキャラクターとして登場します。いかにも浅野さんに似合いそうな役ですし、実際、劇中で浅野さんは実に楽しそうに演じています。  そんな弓神と“バディ”を組むのが、神木さん演じる羽生(はにゅう)刑事。こちらは原作では弓神に振り回されてホトホト困り果てるだけの役割でしたが、ドラマではしっかり人格と背景が与えられていて、より弓神との関係性の描かれ方が深まっています。この羽生というキャラクターの肉付けが、まず成功しているなぁと感じたんです。原作ではほとんど金魚のフン状態だった羽生が、弓神と“対等なバディ”として浮き立ってきている。もともとこの2人が画面に出てるだけでそこらへんのドラマよりリッチに見えて眼福なんですが、冒頭からキッチリ「対等ですよ」という主張が盛り込まれているので、緊張感が生まれていました。  なので、冒頭の取り調べシーンとその後の屋上で包丁を振り回してるおじいちゃんを捕まえるシーンあたりで、これはおもしろくなりそうだという期待感が出てきました。 ■脚本家は“最低視聴率”請負人!?  このドラマの脚本にクレジットされているのは3人。1番手は倉光泰子さんです。倉光さんといえば「フジテレビヤングシナリオ大賞」出身で、初めてメーンを張った昨年4月期の『ラヴソング』において平均視聴率8.5%を叩き出し、当時の「月9史上最低記録」を塗り替えた人物。さらに、今年1月期に再び月9に挑んだ『突然ですが、明日結婚します』で全話平均6.7%と、またまた最低記録を更新するという、そんな感じの方なのです。  そして、この2本の作品は、そんな最低な数字以上に、ドラマの出来としても最低だったと感じました。詳しくは各ドラマの最終話レビューに書きましたが(『ラヴソング』『突然ですが、明日結婚します』)、まあ2作とも見るに堪えない、時間の無駄としか言いようのない、連続ドラマとして成立してない作品です。  でも、倉光さんのことは、ずっと引っかかってたんです。たぶんこれ、倉光さんは悪くないよなぁーと、ずっと思ってた。『ラヴソング』は第4話からストーリーが迷走して破綻しましたが、おそらく主要人物が事情で出演できなくなったことがその原因でしょうし(そしてその理由はたぶん、上の最終回レビューでの推測とは別です)、『突然ですが』は、そもそも撮影が始まっていた別のドラマが中止になって、急ごしらえで見切り発車させた企画なので、全然時間がなかっただけなんじゃないかと。だから、『刑事ゆがみ』には期待していたんです。ちゃんと準備期間があれば、倉光さんは面白いものを書くんじゃないかと。  なぜなら、『ラヴソング』も第3話までは、かなり完成度が高いと感じていたからです。倉光さんの脚本は、人物のキャラクター付けがとにかく細やかで、命を吹き込むのが上手い。プロット上は不必要な、なんでもない仕草を挿入することで、その人の性格や暮らしぶりを想像させてしまう。さらに、例えばAという人物がBという人物に、最初にどう話しかけるかということにすごく気を使っていて、ファーストコンタクトの瞬間にもう関係性が明示されてしまう。そういう瞬間が、『ラヴソング』の第3話までに数多く訪れていたことが、とても印象に残っている。だからこそ、『ラヴソング』のその後の迷走や『突然ですが』の雑すぎる仕上がりに超ムカついていたわけですけど。 ■そういう倉光節とミステリーの相性が抜群でした  そうした細やかな性格の肉付けによって立ち上がった新米刑事・羽生という人物は、原作よりずっと豊かな人間性を持って画面に現れました。そして、1シーンか2シーンで、もう弓神と羽生の関係性は確かなものとして伝わってくるのです。  本作は基本的に事件の犯人を探るミステリーですし、何しろ面白いからFODとかで無料で見てもらった方がいいと思うので、ストーリーについては今回は書きません。  ただ、特筆すべきは、倉光さんが『ラヴソング』で見せた細やかなキャラクター付けという作業が、今回ミステリーの中で行われることによって、人物像を肉付けするだけでなく、事件解決の伏線として機能していることです。犯人の動機や、刑事2人の行動原理にウソっぽさがないし、どの人物にも大いに共感してしまう。共感してしまうから、罪を犯したり、捜査をしたりしている彼らの“痛み”がダイレクトに伝わってくる。 『刑事ゆがみ』には、ドラマの都合で動いている(ように見える)人物が1人もいませんでした。それぞれの人物が自分の信念で行動している(ように見える)のです。それは、脚本家がすべての登場人物に寄り添っている証拠だと思いますし、丁寧にキャラクターの心の中からウソを取り除いた結果だと思います。  本作の演出の1番手は、『ラヴソング』でもコンビを組んだ西谷弘さん。『ガリレオ』や『任侠ヘルパー』を手がけた、フジテレビでは御大ともいえる大先生です。しかし『ラヴソング』では、その第3話まででクレジットから名前が消えてしまい、最終話でようやく戻ってきたということもありました。  だからこのドラマは西谷さんと倉光さんにとって“リベンジ”の意味合いもあるんだろうなと思うし、数字的にこんだけコケてもチャンスを与えられた倉光さんが、とりあえず第1話では良い仕事をしたということが、けっこう感動的だったりするんです。  とはいえ、刑事ドラマはやっぱり事件が面白くないと、どうしようもありません。原作はまだ3巻しか出てないし、いかにも現代ドラマに採用するには古臭い設定の事件に多くのページが割かれていたりするので、いずれオリジナルで事件を構築するという、人物造形とはまるで違う脳みそを使わなければいけない段階も来ることでしょう。応援してますし、もしつまんなくなったら、それも正直に書かなきゃなーと思ってます。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

“史上最低脚本家”のリベンジが始まる!?『刑事ゆがみ』初回7.6%も、高評価スタート!

史上最低脚本家のリベンジが始まる!?『刑事ゆがみ』初回7.6%も、高評価スタート!の画像1
フジテレビ系『刑事ゆがみ』番組公式サイトより
 神木きゅんが大人になってる! もう神木さんじゃん! と、まず軽くびっくりしましたねえ。個人的に、ちゃんと見たのは映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)以来だったので。  というわけで、浅野忠信と神木隆之介が“バディ”を組む刑事ドラマ『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)がスタートしました。初回視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とイマイチでしたが、個人的には、かなり高評価です。高評価スタートです。  原作は、2006年に『弁護士のくず』がドラマ化されたことでも有名なマンガ家・井浦秀夫さんの同名コミック。『弁護士のくず』の主人公弁護士が九頭(くず)という名前だったのと同じく、本作で浅野が演じる主人公のベテラン刑事は弓神(ゆがみ)という名前。性格が歪んだ弓神さんは、下の名前が適当(ゆきまさ)であることからして、まあ適当な人物です。適当で歪んでいるので、言葉遣いは悪いし、行動は粗暴だし、上司には逆らうし、違法捜査もするし、でも真実に辿りついて事件を解決するのは、いつだって弓神。そういうダークヒーロー的なキャラクターとして登場します。いかにも浅野さんに似合いそうな役ですし、実際、劇中で浅野さんは実に楽しそうに演じています。  そんな弓神と“バディ”を組むのが、神木さん演じる羽生(はにゅう)刑事。こちらは原作では弓神に振り回されてホトホト困り果てるだけの役割でしたが、ドラマではしっかり人格と背景が与えられていて、より弓神との関係性の描かれ方が深まっています。この羽生というキャラクターの肉付けが、まず成功しているなぁと感じたんです。原作ではほとんど金魚のフン状態だった羽生が、弓神と“対等なバディ”として浮き立ってきている。もともとこの2人が画面に出てるだけでそこらへんのドラマよりリッチに見えて眼福なんですが、冒頭からキッチリ「対等ですよ」という主張が盛り込まれているので、緊張感が生まれていました。  なので、冒頭の取り調べシーンとその後の屋上で包丁を振り回してるおじいちゃんを捕まえるシーンあたりで、これはおもしろくなりそうだという期待感が出てきました。 ■脚本家は“最低視聴率”請負人!?  このドラマの脚本にクレジットされているのは3人。1番手は倉光泰子さんです。倉光さんといえば「フジテレビヤングシナリオ大賞」出身で、初めてメーンを張った昨年4月期の『ラヴソング』において平均視聴率8.5%を叩き出し、当時の「月9史上最低記録」を塗り替えた人物。さらに、今年1月期に再び月9に挑んだ『突然ですが、明日結婚します』で全話平均6.7%と、またまた最低記録を更新するという、そんな感じの方なのです。  そして、この2本の作品は、そんな最低な数字以上に、ドラマの出来としても最低だったと感じました。詳しくは各ドラマの最終話レビューに書きましたが(『ラヴソング』『突然ですが、明日結婚します』)、まあ2作とも見るに堪えない、時間の無駄としか言いようのない、連続ドラマとして成立してない作品です。  でも、倉光さんのことは、ずっと引っかかってたんです。たぶんこれ、倉光さんは悪くないよなぁーと、ずっと思ってた。『ラヴソング』は第4話からストーリーが迷走して破綻しましたが、おそらく主要人物が事情で出演できなくなったことがその原因でしょうし(そしてその理由はたぶん、上の最終回レビューでの推測とは別です)、『突然ですが』は、そもそも撮影が始まっていた別のドラマが中止になって、急ごしらえで見切り発車させた企画なので、全然時間がなかっただけなんじゃないかと。だから、『刑事ゆがみ』には期待していたんです。ちゃんと準備期間があれば、倉光さんは面白いものを書くんじゃないかと。  なぜなら、『ラヴソング』も第3話までは、かなり完成度が高いと感じていたからです。倉光さんの脚本は、人物のキャラクター付けがとにかく細やかで、命を吹き込むのが上手い。プロット上は不必要な、なんでもない仕草を挿入することで、その人の性格や暮らしぶりを想像させてしまう。さらに、例えばAという人物がBという人物に、最初にどう話しかけるかということにすごく気を使っていて、ファーストコンタクトの瞬間にもう関係性が明示されてしまう。そういう瞬間が、『ラヴソング』の第3話までに数多く訪れていたことが、とても印象に残っている。だからこそ、『ラヴソング』のその後の迷走や『突然ですが』の雑すぎる仕上がりに超ムカついていたわけですけど。 ■そういう倉光節とミステリーの相性が抜群でした  そうした細やかな性格の肉付けによって立ち上がった新米刑事・羽生という人物は、原作よりずっと豊かな人間性を持って画面に現れました。そして、1シーンか2シーンで、もう弓神と羽生の関係性は確かなものとして伝わってくるのです。  本作は基本的に事件の犯人を探るミステリーですし、何しろ面白いからFODとかで無料で見てもらった方がいいと思うので、ストーリーについては今回は書きません。  ただ、特筆すべきは、倉光さんが『ラヴソング』で見せた細やかなキャラクター付けという作業が、今回ミステリーの中で行われることによって、人物像を肉付けするだけでなく、事件解決の伏線として機能していることです。犯人の動機や、刑事2人の行動原理にウソっぽさがないし、どの人物にも大いに共感してしまう。共感してしまうから、罪を犯したり、捜査をしたりしている彼らの“痛み”がダイレクトに伝わってくる。 『刑事ゆがみ』には、ドラマの都合で動いている(ように見える)人物が1人もいませんでした。それぞれの人物が自分の信念で行動している(ように見える)のです。それは、脚本家がすべての登場人物に寄り添っている証拠だと思いますし、丁寧にキャラクターの心の中からウソを取り除いた結果だと思います。  本作の演出の1番手は、『ラヴソング』でもコンビを組んだ西谷弘さん。『ガリレオ』や『任侠ヘルパー』を手がけた、フジテレビでは御大ともいえる大先生です。しかし『ラヴソング』では、その第3話まででクレジットから名前が消えてしまい、最終話でようやく戻ってきたということもありました。  だからこのドラマは西谷さんと倉光さんにとって“リベンジ”の意味合いもあるんだろうなと思うし、数字的にこんだけコケてもチャンスを与えられた倉光さんが、とりあえず第1話では良い仕事をしたということが、けっこう感動的だったりするんです。  とはいえ、刑事ドラマはやっぱり事件が面白くないと、どうしようもありません。原作はまだ3巻しか出てないし、いかにも現代ドラマに採用するには古臭い設定の事件に多くのページが割かれていたりするので、いずれオリジナルで事件を構築するという、人物造形とはまるで違う脳みそを使わなければいけない段階も来ることでしょう。応援してますし、もしつまんなくなったら、それも正直に書かなきゃなーと思ってます。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

広末涼子の「ヤンチャな過去は黒歴史」発言がジワる……綾瀬はるかのおっぱい激揺れ『奥様は~』

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 綾瀬はるかを好きになっちゃうシーン満載の『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)の第2話。平均視聴率は前回より0.1ポイントダウンの11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、いい感じとなっております。  初回では、映画『007 スカイフォール』よろしく大橋から川に飛び込んだり、Fカップおっぱいを暴れさせながら悪者を素手でやっつけていた綾瀬ですが、今回はどんなおっぱいの暴れっぷりを見せてくれるでしょうか? あらすじを振り返ります。

綾瀬はるか&高岡早紀、おっぱいの共演

 元特殊工作員のセレブ主婦・菜美(綾瀬)は、女っぷりを上げて夫の勇輝(西島秀俊)との夫婦生活を充実させるために、着付け教室へ。そこで“床上手”を豪語する主婦・夏希(高岡早紀)と知り合い、夜のテクニックを教えてもらう仲に。菜美は、色っぽい夏希に憧れを抱きます。  そんな中、町内の全てのポストに「元有名AV女優がこの町に住んでいます」と書かれた紙が投函される事件が。どうやら、夏希は過去に、「小山あざみ」の名前でAV女優をしていたようです。  隣人の優里(広末涼子)、京子(本田翼)と共に、「小山あざみ」の“8時間ベスト”を鑑賞した菜美は、早速、夏希の元へ。夏希は、5日前にAV女優時代のスカウトマンから恐喝され、1,000万円を支払うことを拒否したと告白。また、「今の生活を失うのが怖い」という夏希は、夫には過去を明かしていないといいます。  その帰り道、菜美、優里、京子は、「自分の過去について、どれくらい旦那に話してるか?」という話題に。ここで、優里は「可憐で美しい過去しか話してないなあ。ヤンチャな過去は男にとっては武勇伝になるけど、女の場合は黒歴史でしかないもんね」と言います。広末にこれを言わせるとは!  あくる日、夏希が表へ出ると、自宅の塀に「小山あざみの家」との落書きが。夏希の夫は、「考える時間が欲しい」と言って出て行ってしまいました。  夏希の過去を問題視した町内会は、臨時総会を開き、夏希を町から追い出そうと仕向けます。しかし、菜美が「私たちが問題を解決してみせます。もし解決できなければ、私たちもこの町を出て行きます」と啖呵を切り、菜美、優里、京子、勇輝と4人で、夜な夜な夏希の自宅前の監視を開始。すると、3日目の夜に落書き男が再来。菜美はおっぱいをゆっさゆっさと揺らしながら男を追いかけ、肘鉄! あとから追いかけてきた勇輝が捕まえます。この男は、スカウトマンの弟分のようです。  後日、再びやってきたスカウトマンは、夏希に500万円を要求。このことを知った菜美は、「私がどうにかしてあげる」と告げ、勇輝に内緒のヘソクリで超小型ボイスレコーダーとGPS発信機を購入。夏希のブラジャーにボイスレコーダーを仕込みます。  その後、夏希から500万円を受け取ったスカウトマンを追跡した菜美は、1人で事務所に乗り込み、悪者3人をノックアウト。奥の部屋に監禁されていた家出少女(いきなり登場)を救出し、悪者たちは御用に。夏希の夫も戻ってきて、一件落着です。

西島秀俊が38歳設定のなぜ

 今回のラストは、勇輝が玄関先で菜美の着物の帯をくるくる~と巻き取り、そのままキスをするシーンでしたが、このほかにも2人のイチャイチャが目立つ回でした。  もう少し綾瀬の男前なシーンが見たかった……と物足りなさもありますが、敵のバタフライナイフに、菜美が孫の手で応戦するシーンなんかは、ジャッキー・チェン映画のようなワクワク感が。前回も、ブルース・リーの手招きポーズを取り入れていましたし、毎回、なんかしらのオマージュを盛り込むつもりかもしれませんね。  それより、勇輝って38歳の設定なんですね。46歳の西島はとても38歳には見えませんが、設定を8歳も下げた理由ってなんなんでしょうか? 今後、46歳だと辻褄が合わなくなるのかなあ? 不思議。  夫役といえば、優里の夫役の石黒賢と、京子の夫役の中尾明慶の、人をムカつかせるだけの演技が素晴らしいですね。セリフはまだ少ないものの、表情だけで見ていてイライラします(褒めてます)。そのうち、菜美にボカスカやられたら、スッキリしそうです。  というわけで、初回に引き続き、今回も綾瀬の暴れる乳の印象が脳裏に焼きついてしまった『奥様は、取り扱い注意』。次回も、綾瀬のアクションとお色気シーンに期待したいと思います。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

綾瀬はるかのアクションで、暴れるおっぱい! 『奥様は、取り扱い注意』がエロすぎる!?

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“みんな大好き”綾瀬はるか主演のコメディドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)が4日にスタート。小栗旬主演で好評だった『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日系)や『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)の金城一紀氏が原案・脚本を手掛けるオリジナル作品だけに、視聴者の期待値もアゲアゲ。なお、初回平均視聴率は11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好発進でした。  綾瀬にとって、民放連ドラ主演は、昨年1月クールの『わたしを離さないで』(TBS系)ぶり。こちら、ノーベル文学賞受賞で話題のカズオ・イシグロ氏による原作ものですが、全話平均視聴率は6.8%と大コケしてしまいました。  16年から2年跨ぎで放送中の綾瀬主演NHK大河ファンタジー『精霊の守り人』シリーズも、大作のわりに1ケタを連発し、「まだやってるの?」感が漂っていますから、そろそろ国民的女優の人気ぶりをアピールしたいところです。  というわけで、初回のあらすじを振り返りましょう。

綾瀬はるかのおっぱい!

 主人公は、とある国家の特殊工作員である島田優子(綾瀬)。生まれてすぐに親に捨てられ、人並みの愛を注がれずに生きてきたそうです。  そんな優子が、中国人の闇組織的な男たちに捕らえられているシーンからスタート。しかし、優子は隠し持っていたカミソリで手枷を外し、素手で悪そうな男どもをばったばったと倒して脱出します。  綾瀬が激しく動くたびに、ぴっちりとしたスーツからこぼれ落ちそうになるFカップおっぱい。チラ見えするウエストの肌色。そして、激しい動きとは対照的なクールな表情。綾瀬のアクションシーンは、なぜこんなにもエロいのでしょうか。動きもキレイですし、もう、平成の志穂美悦子ってことでいいと思います。  悪者から逃げ出した優子ですが、これまでの人生をリセットして温かな家庭を手に入れるため、男たちにわざと手加減をし、自ら橋の上に追い込まれます。そして、そこから川へダーイブ! 島田優子は死んだことになりました。  新しい戸籍を用意していた優子は、片山菜美として新しい人生を歩むことに。その後、セレブ男性が集まる合コンで知り合ったIT会社社長の伊佐山勇輝(西島秀俊)に一目ぼれ。3カ月後に結婚します。  めでたくセレブ専業主婦となった菜美ですが、半年後には、刺激のない生活に飽き飽き。そんなとき、隣人の優里(広末涼子)、京子(本田翼)と仲良くなり、一緒に料理教室へ通うことに。  そこで生徒として参加していた主婦・知花(倉科カナ)の不自然な動きから、DVを受けていることを見抜いた菜美。優里や京子と共に、知花に何度かアプローチをかけると、知花は夫から日常的にDVを受けていることを認め、「助けてください」と頭を下げます。  3人は早速、知花の家へ行き、夫にDVを止めるよう交渉しますが、夫が「妻の虚言だ」と言い張ったため、すごすごと帰ることに。しかし、どうしても助けたい菜美は、カメラが仕込まれたクマのぬいぐるみを知花にプレゼント。  後日、知花は勇気を出して夫に離婚を切り出しますが、夫は知花の腹を包丁でブスリ。「君は僕がいないと生きていけないだろ」「死にたくないだろ? 僕が助けてあげようか?」という夫の言葉に、知花は「助けてください」とすがってしまいます。  この10日後、菜美は入院中の知花に「私がなんとかしてあげる」と言い残し、DV夫の元へ。クマのぬいぐるみの隠しカメラに、知花を刺している映像が残っていることを告げると、慌てるDV夫。その後、菜美がボクシング経験者であるDV夫を無表情でボコボコにし、知花との離婚を確約させます。  その帰り道、「きもちよかった~」とルンルンで帰る菜美。夫から離れることに成功した知花は、菜美に感謝を伝え、街を出て行きます。

どこまでも綾瀬はるか押しのドラマ

 DV主婦の話は、別になんちゅーことないストーリーでしたが、とにかく綾瀬を好きになっちゃうシーンがてんこ盛り。ネット上では「テーマは重いのに、薄っぺらすぎ」「内容なさすぎ!」とプンスカしている視聴者も多く見られますが、初回の主要キャラの紹介という意味では、丁度よかったようにも。  何よりオリジナル作品なだけあり、主人公のキャラクターからして、綾瀬が最大限に魅力的に見える要素を詰め込んだ印象。作者がノリノリで「ほ~ら、最初はアクションばりばりのクールな綾瀬だぜ~」「お次は、かわいい主婦の綾瀬だぜ~」「そして、料理もド下手。ちょっぴり天然な綾瀬も見せちゃうよ~」と言っている声が聞こえてくるようです。そして、こちらもまんまと「綾瀬はるか、最高ー!」と叫んでしまいます。もはや、広末と本田は、ストーリーを進めるための小間使いでしかありません。  さらに、今回は、綾瀬と倉科のおっぱい対決が実現。2人の暴れん坊おっぱいに釘付けになってしまいましたが、次回のゲストは、高岡早紀ですって! しかも、元AV女優の役だとか。ああ、見る前からもうエロそう。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

篠原涼子「市議選」ドラマに早くも爆死フラグ やっぱりフジテレビは呪われている?

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フジテレビ系『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』番組公式サイトより
 衆議院解散に伴う総選挙が10月22日投開票となったことで、同16日スタート予定だった篠原涼子主演の月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)が、1週遅れの23日にズレ込むことになった。 「フジテレビは延期した理由を『第1話に選挙のシーンがあり、16日が衆議院選挙公示期間中にあたるため』と説明しています。しかし一部では、今なお強い影響力を持つ日枝久・元フジテレビ会長が、安倍晋三総理の盟友という間柄であることに忖度して、女性が政界進出するドラマを放送することで、小池百合子東京都知事率いる希望の党に票が流れるのを避けたとの、うがった見方も出ています」(テレビ関係者)  そんな中、ドラマスタッフ以上に顔面蒼白になっているのが、市議選へ立候補する主婦を演じる主演の篠原だという。その理由を、芸能プロダクション幹部が明かす。 「放送までの約3週間、国民の関心は“国政”選挙一色となります。ましてや今回の衆院選は、“小池劇場”によってドラマ以上にドラマチックな展開が予想される。それに比べると、市議選を舞台にしたドラマというのは、いかにも地味。しかも、篠原の立候補理由は『今よりも少し贅沢がしたいから』『市議は当選確率8割で高収入』という軽薄さ。こんなスケールの小ささで、果たして視聴者が食いつくのか……」  視聴率が大爆死となれば、女優としての商品価値が暴落するのは必至。そのため、篠原はかなり焦っている様子だという。 「ドラマは当初、市長選に立候補する話だったのですが、市議選に変更したことが完全に裏目となってしまった。篠原は自ら知り合いの大物俳優にゲスト出演を依頼することや、禁じ手といわれる市村正親との夫婦共演の解禁も辞さない構えだそうです」(同)  あまりの視聴率の低さに、篠原自身がフジテレビに「おかしくないですか!?」とツッコむような事態とならなければいいが……。

篠原涼子「市議選」ドラマに早くも爆死フラグ やっぱりフジテレビは呪われている?

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フジテレビ系『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』番組公式サイトより
 衆議院解散に伴う総選挙が10月22日投開票となったことで、同16日スタート予定だった篠原涼子主演の月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)が、1週遅れの23日にズレ込むことになった。 「フジテレビは延期した理由を『第1話に選挙のシーンがあり、16日が衆議院選挙公示期間中にあたるため』と説明しています。しかし一部では、今なお強い影響力を持つ日枝久・元フジテレビ会長が、安倍晋三総理の盟友という間柄であることに忖度して、女性が政界進出するドラマを放送することで、小池百合子東京都知事率いる希望の党に票が流れるのを避けたとの、うがった見方も出ています」(テレビ関係者)  そんな中、ドラマスタッフ以上に顔面蒼白になっているのが、市議選へ立候補する主婦を演じる主演の篠原だという。その理由を、芸能プロダクション幹部が明かす。 「放送までの約3週間、国民の関心は“国政”選挙一色となります。ましてや今回の衆院選は、“小池劇場”によってドラマ以上にドラマチックな展開が予想される。それに比べると、市議選を舞台にしたドラマというのは、いかにも地味。しかも、篠原の立候補理由は『今よりも少し贅沢がしたいから』『市議は当選確率8割で高収入』という軽薄さ。こんなスケールの小ささで、果たして視聴者が食いつくのか……」  視聴率が大爆死となれば、女優としての商品価値が暴落するのは必至。そのため、篠原はかなり焦っている様子だという。 「ドラマは当初、市長選に立候補する話だったのですが、市議選に変更したことが完全に裏目となってしまった。篠原は自ら知り合いの大物俳優にゲスト出演を依頼することや、禁じ手といわれる市村正親との夫婦共演の解禁も辞さない構えだそうです」(同)  あまりの視聴率の低さに、篠原自身がフジテレビに「おかしくないですか!?」とツッコむような事態とならなければいいが……。