『いいとも!』ギャラの補填は万全! 所属事務所の好調ぶりが後押しした、タモリの“勇退”

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『「リーガルハイ」公式BOOK 古美門研介 再会記』(角川マガジンズ)
 フジテレビ系の国民的長寿番組『笑っていいとも!』が来年3月末で終了することが発表されてから一夜明けた23日、水曜レギュラーの爆笑問題・太田光が番組中、司会のタモリに「俺は認めない」と猛烈な“抗議”。各スポーツ紙によると、同局には同日までに終了を惜しむ電話やメールが880件以上寄せられるなど、放送終了発表を受けて波紋が広がっているが、本来ならば、タモリの所属事務所が最も痛手を受けるはずだという。 「『いいとも!』1本当たりのギャラは、視聴率の低迷や制作費の削減などで多少カットされはしたものの、180万円程度といわれ、タモリの手取りはその半分ほど。つまり、『いいとも!』だけで年間5億ほどを稼ぎ出している計算で、それを埋めるのは、本来ならば至難の業」(スポーツ紙記者)  タモリが所属しているのは、老舗の大手芸能プロ「田辺エージェンシー」。所属タレントは10人にも満たない“少数精鋭”だが、どうやら、ほかのタレントが『いいとも!』のギャラを補って余りある勢いで稼ぎまくっているため、タモリの“勇退”を後押ししたようだ。 「タモリ以外でいまや稼ぎ頭となっているのが、主演ドラマ『半沢直樹』(TBS系)が大ヒットした堺雅人。もともと演技派でドラマや映画に引っ張りだこだったが、『半沢』以降、主演作のオファーが殺到。それに伴い、CMのオファーも急増している。さらに、映画を中心に稼いでいるのが、女優の永作博美。現在はタモリから受け継いだ消費者金融『アコム』のCMに出演。ほかの事務所は、消費者金融CMでのイメージダウンを恐れ、あまり手を出さないが、永作の場合、業界内の好感度も高いので、ほかのCMも今まで通りオファーが来ている。そして、いきなり稼ぎが増えたのが、元日本テレビで現在はフリーの夏目三久アナ。いずれは帯番組の獲得を視野に入れているので、今後、稼ぎがさらに増えるだろう」(芸能プロ関係者)  ほかの目立った所属タレントは、海外で大ブレーク、し昨年のNHK『紅白歌合戦』に出場した由紀さおり、人気モデルの道端ジェシカら。数年前ならば、事務所が傾きかけないタモリの“勇退”が発表できたのは、ほかの所属タレントがブレークしたおかげだったようだ。

『いいとも!』衝撃の打ち切り発表後も視聴率変わらず……世間の冷たい反応にタモリもショック!?

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『森田一義アワー 笑っていいとも! 』―フジテレビ
「さすがに、視聴率もハネ上がると思っていたのに……」  そうこぼすのはテレビ関係者だ。22日の生放送終盤に突如、司会のタモリが来年3月の放送打ち切りを発表した『笑っていいとも!』(フジテレビ系)。お昼の定番となっていた番組だけにその衝撃度はすさまじく、フジテレビには視聴者から1,000件以上の問い合わせが殺到したという。  それだけに、翌23日放送の視聴率に注目が集まったが、平均視聴率は関東地区で5.8%、関西地区で6.1%と、打ち切り発表前となんら変わらない“非情な数字”だった。 「視聴者が『いいとも!』終了と聞いて“久しぶりに見てみるか”となると想定していたのに、これまで通りの5%台。昼の時間帯はTBSの『ひるおび!』が6%台後半を維持していて、わずかにリードしていますが、基本的には群雄割拠。『いいとも!』終了を前倒し発表して、その注目度から一気にトップをかっさらうフジの作戦は失敗に終わった」(他局の編成マン)  タモリとしても、32年続けてきた番組だけに有終の美を飾りたいところ。それが世間の冷たい反応を如実に表すこの数字では、さらにヤル気を削がれても仕方がない。  前出編成マンは「慌てた番組スタッフが、タモリさんを盛り上げるために、ビートたけしさん、明石家さんまさんの“お笑いBIG3”を再び結集させようと動き出したそうです。番組終了前にはその3ショットが実現するのでは?」と話す。  一時代を築いた名物番組の最終章に向けて、フジテレビだけでなく、芸能界全体が動いていくことになりそうだ。

まさかの4.7%スタート 川口春奈主演『夫のカノジョ』に「『斎藤さん』に似てる」の声

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TBS『夫のカノジョ』番組サイト
 女優・川口春奈がゴールデン初主演を務める連ドラ『夫のカノジョ』(TBS系/木曜21時~)が24日にスタートし、初回平均視聴率4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。放送中の深夜ドラマの初回視聴率にも及ばない惨敗ぶりに、早くも「今期最大の大コケか?」との声が上がっている。  振るわなかった最大の原因は、裏番組の米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)。この日も平均視聴率23.1%を記録しており、目の上のこぶとなっている。  『夫のカノジョ』は、製粉会社に勤めるOL・星見(川口春奈)と、専業主婦の菱子(鈴木砂羽)が、魔法で体が入れ替わってしまう痛快ホームコメディ。初回では、心配性の菱子が、夫の麦太郎(田辺誠一)と星見の浮気を疑い、星見に別れるよう直談判。そこへ突然、魔法使い(渡辺えり)が現れ、「天罰だ」と体を入れ替えられてしまい、元に戻るまで生活を交換することに。  強気な性格に生まれ変わった菱子は、ママ友会で陰口を叩くPTA会長の千代乃(山村紅葉)に、「ここにいない人のこと、あーだこーだ言うのってどうなのよ!」とバッサリ。その後も、小学校で飼っているハムスターに、消しゴムのカスを食べさせようとした千代乃の息子に、「お前は消しゴムのカス食えんのかよ!」「自分より弱いやつに嫌がることするのはなあ、イジメなんだよ!」と言い聞かせ、トラブルを解決した。  これに、視聴者から「『斎藤さん』に似てる」という声が噴出。どうやら、前クールの『斉藤さん2』(日本テレビ系)で観月ありさが演じた主人公と、キャラクターが被っているようだ。  しかし、決して評判は悪くはない。「テンポがよくて引き込まれる」「単純だけど面白い!」「山村紅葉の悪役が板に付いてる」「ベタな魔法使いが出てきて笑った」と、視聴者は軽快なコメディを楽しんでいるようだ。 「これまで、高校生の男女が入れ替わる『放課後』(フジテレビ系)や、父親と娘が入れ替わる『パパとムスメの7日間』(TBS系)など、入れ替わり系ドラマは数々ありましたが、今回の“主婦とOLが入れ替わる”という設定の地味さに、興味を持たれづらかったのも原因かもしれません。また、『夫のカノジョ』というタイトルも、原作小説のままとはいえ、別のストーリーを想像させるため、失敗だったと思います。しかし、始まってみれば評判もよく、小気味よい展開はストレスなく見られる。なんだかいろいろと損をしているドラマですね……」(テレビ誌ライター)  『夫のカノジョ』は今後、『ドクターX』という大きな壁を前に、視聴者の興味を引くことはできるだろうか?

「みのもんた長男Pに同情の声も……」『内村とザワつく夜』初回4.0%で打ち切り検討か

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TBS『内村とザワつく夜』番組サイトより
 22日にスタートしたウッチャンナンチャン・内村光良がMCを務める『内村とザワつく夜』(TBS系/火曜21時~)が、初回平均視聴率4.0%を記録し、局内に衝撃が走っているという。  同番組は、「世の中の女性を応援する女性のための番組」をコンセプトに4月に深夜枠でスタートし、今月からゴールデン枠へ移行。初回では、石原さとみ、中村アン、ダレノガレ明美、いとうあさこなどが出演し、「私の隣の嫌な女に一言言ってやりたいこと」をテーマに、再現VTRを見ながらトークを繰り広げた。  この時間、他局では『ニュースウォッチ9』(NHK)、『ロンドンハーツ3時間スペシャル』(テレビ朝日系)、『ミス・パイロット』(フジテレビ系)、『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)、『解決!ナイナイアンサー』(日本テレビ系)が放送されていたが、1ケタを記録したのはTBSのみ。さらに、視聴率低迷により打ち切りとなった同枠前クールの音楽番組『火曜曲!』でも、ここまでの低視聴率を出す回は少なかったことから、言い訳もしづらい状況だ。  視聴者の感想をうかがうと、「飲み会レベルのエピソードを、タレントたちが必死で広げようとしているのが、見ていてツライ」「ウッチャンも内容に興味なさそうにしてる」「ウッチャンの無駄遣い」といった酷評が目立つため、今後の大幅な回復は期待できなさそうだ。 「あの内村光良を使ってこの数字ですから、バラエティ班はお通夜ムード。さらに内容への評判もよくないため、テコ入れが行われるのは必至でしょう」(番組制作会社関係者)  さらに、こんな話も……。 「実はこの番組のプロデューサーは、みのもんたさんの長男である御法川隼斗さん。2010年に制作局に配属され、バラエティ番組をいくつか手掛けていますが、ここまでダイナミックにコケたのは初めて。彼は、学生時代はワルだったようですが、入社後は真面目な仕事ぶりが評価され、局内での評判はいい。父親と次男が大変な今、『災難続きでかわいそう』『悪いことは重なるんだな』と、局内では同情の声も上がっているとか」(同)  弟が逮捕され日テレを離職、父親が猛烈なバッシングに合っている最中での担当番組の失敗……。今、一番心が“ザワついて”いるのは、踏んだり蹴ったりの長男かもしれない。

「怖がる猿の首に釣り糸を……」フジ『ほこ×たて』ヤラセ告発で番組崩壊か

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フジテレビ『ほこ×たて』番組サイトより
 20日に放送された対戦型バラエティ番組『ほこ×たて 2時間スペシャル』(フジテレビ系)の企画「実弾スナイパーVS逃げるラジコン」に出演した男性が、同番組の“ヤラセ”をネット上で告発した。  告発したのは、老舗ラジコンメーカー・ヨコモに勤める広坂正美さん。同社のサイト上に23日、「偽造された編集内容が余りにも酷かった為、事実をお知らせする事に致しました」(原文ママ、以下同)とヤラセが放送された経緯を明かしている。  同企画では、ラジコンヘリ、ラジコンカー、ラジコンボートを操縦する“日本ラジコン軍団”と、逃げるラジコンを銃で仕留めようとする“米国スナイパー軍団”の3対3の勝ち抜き戦を放送。  対決ではまず、ラジコンヘリがスナイパーのクリスに打ち抜かれ敗北。次に、広坂さんが操縦するラジコンカーを、残り時間1秒でクリスが打ち抜き、連敗。最後に登場した最高時速202キロメートルのラジコンボートがスナイパー3人に連勝し、日本ラジコン軍団の勝利で幕を閉じた。  告発文の説明によれば、当初、番組が用意した対決ルールは、ラジコンボートの対決のみだったが、撮影が始まるとラジコンボートがあっさり3連勝してしまったためか、急きょヘリとカーの対決を追加撮影することに。  放送では、男性スナイパー・クリスがラジコンカーに勝利しているように編集されているが、実際に広坂さんと対決したのは女性スナイパーのレヤ。しかし、撮影前に決めた「(制限時間2分のうち)最初の1分間は撃ってもよいが、決してラジコンに当ててはならない」という内々のルールをレヤが守らず、開始早々にラジコンカーが大破。撮影は中止に。  広坂さんは制作スタッフに出演辞退を申し出、同時にスナイパー軍団と制作サイドとの折り合いもつかなかったため、「実弾スナイパーVS逃げるラジコン」の企画は中止となった。  しかし、放送直前になって、番組サイドから今回の編集内容が広坂さんに知らされる。広坂さんは「もしこの内容で放送された際には、事実を発表します」と変更を要請したが、そのまま放送されてしまったため告発に踏み切ったようだ。  さらに広坂さんは、過去に放送された「最速のタカVS最速ラジコンカー」(2011年10月17日放送)、「猿軍団VSラジコンカー」(12年10月21日放送)についても、ヤラセを暴露。「猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうので、釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り、猿が追いかけているように見せる細工をしての撮影でした」などと驚愕の内容を明かしている。 「バラエティ番組において、演出上のヤラセは容認されている部分がありますが、『ほこ×たて』は真剣対決が“すべて”。番組の性質上、ヤラセを疑われれば、番組自体が崩壊してしまいます。同番組は、ゴールデンに進出した直後、視聴率16%台を記録するほどの人気でしたが、今や1ケタ続きで6%台まで落ち込むことも。今回の騒動に関係なく、以前から“打ち切りは時間の問題”と言われていました」(テレビ誌ライター)  告発文の最後を、「フジテレビさんには放送開始当初の輝いていた人気番組『ほこ×たて』の再興を強く願っております」と結んだ広坂さん。これが事実であったとしたら、フジテレビは今後、視聴者の信用を取り戻すことができるだろうか?

『さんまのまんま』出演の酒井法子“テレビ解禁”は吉本・島田紳助復帰への布石か!?

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『碧空の狂詩曲 ~お市の方外伝~』(ワニブックス)
 2009年11月に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受けた酒井法子が、19日放送の『さんまのまんま』(関西テレビ)にゲスト出演することが分かり、「ついにテレビ解禁か!?」と話題になっている。  酒井といえば先日、異母弟で、指定暴力団・山口組系組員の吉原健容疑者が強盗容疑で6度目の逮捕をされたばかり。姉弟は音信不通のようだが、一部で「黒いイメージのせいで、テレビ復帰は絶望的」と報じられていただけに、『さんまのまんま』出演に驚きの声も多い。  また、同番組の制作には吉本興業が携わっているため、暴力団員との交際が発覚し、引退した島田紳助を復帰させるための“布石では?”という臆測も飛び交っている。 「『吉本が“のりピーがOKなら、紳助もOK”という空気を作ろうとしている』という声もあるようですが、酒井さんの出演は、弟さんの逮捕以前から決まっていましたから、関連性は考えられません。ただ、吉本の上層部は、紳助さんの早期復帰を望んでおり、会うたびに説得しているようですから、今後、紳助さんがさんまさんのいずれかの番組で復帰する可能性はあると思います。  『さんまのまんま』は、以前から騒動や不祥事を起こしたタレントが、バラエティに復帰するための足掛かりとしてよく出演することでも知られており、過去には喫煙スキャンダルを起こした加護亜依や、二股交際騒動の塩谷瞬、不倫騒動の麻木久仁子、押尾学と離婚した矢田亜希子なども出演。酒井さんも、同様のパターンのようです」(芸能記者)  今月2日に行われた収録では、司会の明石家さんまが酒井を「お帰り」と出迎え、「どうなることかと思ったけど、こんな笑顔で戻ってくるとは。かわいい42歳やなあ」「まだ再婚もできるわ」などと終始歓迎ムード。酒井も、中学生の一人息子のことや、仕事復帰への思いなどを話したという。  復帰後の酒井は、来年に主演映画の公開を控えているものの、芸能界での仕事はまだ少なく、現在はパチンコ店での営業などが主な稼ぎといわれている。さんまとの共演をきっかけに、ダークなイメージが緩和されれば、事件前のように活躍する姿が見られるかもしれない。

オードリー若林まさかの号泣!『日曜×芸人』で何が起きたのか?

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テレビ朝日『日曜×芸人』
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。  オードリー若林正恭が号泣した。それも、周囲の共演者が「なんなの、これ?」と戸惑うような、唇を震わせながらのマジ泣きだった。若林といえば、感情を表に出すことが少ない、ひねくれた性格の持ち主として知られている。感動的なVTRを見ても薄笑いを浮かべてしまうような、そんなタイプの芸人だ。その若林がテレビで泣く、というのはなかなか想像ができない光景だ。  その“事件”は『日曜×芸人』(テレビ朝日系)で起こった。この日の企画は「だんだん減らそう 5連続チャレンジ! カロリーバイキング」。高級ホテルのビュッフェで一人ずつ料理の種類と量を選び、上限1000キロカロリー、下限100キロカロリーの範囲でだんだんカロリーを減らしていくゲーム。レギュラーの若林、バカリズム、山崎弘也とゲストのSHELLY、モデルの有村実樹の5人が連続で成功すれば、選んだ高級料理を全員で食べられるというルールだ。「前菜」「メイン」「デザート」の3回のチャンスが与えられ、そのすべてに失敗すると食べられない上に、食事代を自腹で支払わなければならない。  けれど、普通に考えて泣く要素はゼロである。  まず「前菜」。最初に挑戦したのが若林だった。1000キロカロリーを超えてはならず、できるだけ1000キロカロリーに近づけたほうが、2人目以降が有利になるという条件の中、若林は1690キロカロリーを出してしまう。いきなりの大失態。共演者に「ええー! ウソ!?」と軽く非難されながらも、もともとゲーム自体を楽しむ番組ではなく、出演者のやりとりを楽しむこの番組。いつものにこやかでユルい雰囲気そのままだった。オープニングの予告で泣いている姿が映されていたから、“ああ、ここからだんだんと追い詰められていったのかな”と想像できるが、そうと知らずに見れば、なんということない、ごく当たり前の見慣れたシーン。泣きだす雰囲気はみじんもなかった。  出題は「メイン」に移る。最初に選んだのはSHELLY。1000キロカロリーに近づけなければならないのに、出した数値は439。残り4人で439~100キロカロリーのわずかな間に収めなければならないという、成功には絶望的な状況になった。しかしこの後、山崎、有村、バカリズムは神がかった予想で次々とクリア。成否は、最後の若林の選択にかかることになってしまった。  そのプレッシャーに、若林は押しつぶされそうになっていた。  伏線はあった。まず、いきなり「前菜」で失敗したこと。そして、この同じ企画を行った前回の放送でも、若林は同じ状況で外しているのだ。その時の恐怖が蘇ってくる。 「テレ朝でこんな緊張するの『M-1(グランプリ)』以来だよぉ~」  224~100キロカロリーを選べば成功という状況の中、なかなか決められず行ったり来たりを繰り返す若林。そしてたっぷり時間をかけて決めた料理の結果は、無情にも75キロカロリー。失格だった。  「ウソ!?」「ここまでいい流れで来てたのに!」と責められる若林は、絶句して固まっている。失敗したため食べられず、それを代わりに彦摩呂が食べるというルール。その試食中もショックでリアクションができず、苦笑いを浮かべるだけの若林。それに気づき「リアクションまでが僕らの仕事よ」とイジり、笑いに変えるバカリズム。何も言い返せず、目に涙をためる若林は「すいやせん……」と声を振り絞った。そんな若林に共演者たちは戸惑っていた。  カメラのテープチェンジで収録が中断している間も、ショックの色を隠せない若林にバカリズムは「バラエティ番組!」と大笑い。もちろん、この番組はゲームで成功することが目的ではない。面白い番組にすることが目的だ。ゲームに失敗しても面白くなればいい。しかし、挑戦する前にバカリズムが言った「テレビ的にも、お願いしますよ」という言葉も、若林の頭に残っていたのだろう。ここで失敗しては、テレビ的な盛り上がりも損なわれてしまう。にもかかわらず失敗してしまった、と。しかも、失敗した時に面白いリアクションを返せなかったという思いもあっただろう。ついに若林の涙腺は決壊し、唇を震わせ号泣してしまったのだ。「テレビで初めて泣きました……」と。  「それが、ココ?」「今じゃないだろ!」と、共演者たちは驚愕と困惑の入り混じった爆笑。『M-1』でも泣かなかった若林は何かの感動VTRでもなんでもなく、バラエティ番組のお遊びのゲームでマジ泣きをしてしまったのだ。 「スタッフさんの思いとか考えたら……申し訳なくて……」 と涙ながらに語る若林に「こいつ、なんなんだよぉ!」とザキヤマは呆れていた。  YouTubeで配信された未公開映像の中で、泣いてしまった決定打について若林は「マジでSHELLYの顔が怖くて……」と明かした。確かに失敗した若林にSHELLYは鬼の形相で迫っていた。だが、ここからは完全に推測の域を出ないが、この証言はこの“事件”を笑いの範疇に収めるための半分は真実を含んだ“ウソ”ではないだろうか。もちろん、そうやって女性に責められたのも、若林にとっては大きな傷だっただろう。だが、それ以上に、それに対してうまく笑いで返せなかった自分に情けなさを感じていただろう。そして最後に決定的だったのは、おそらく、みんなに責められている状況でモデルの有村がつぶやいた「かわいそう」の一言ではないか。芸人がイジられるのはあくまでも笑いのためだ。当然、この時も若林はショックで的確な返しができない代わりに「ただただ絶句する」という受けのリアクションを消去法の中で選択し、精一杯笑いに変えようとしていたはずだ。しかし、それを「かわいそう」に見られてしまった。それは芸人として最大の屈辱だ。  そんなさまざまな思いが交錯し、正面衝突した結果、彼の涙腺は決壊してしまったのではないだろうか。テレビで芸人が涙を見せるなんて、芸人失格なのかもしれない。けれど、その涙は芸人としての忸怩あふれる涙だったように見えた。  最後は「デザート」に挑戦。若林もなんとか成功し、4人目のバカリズムが失敗。SHELLYや山崎に責められるバカリズムは、番組の流れをくみ、若林の涙にカブせようと、泣く準備に入る。  しかし、それよりも早く、まったく関係のない若林がまた泣きだしてしまった。「本はといえば……僕が……」と。もはやどんな涙なのか、さっぱり理解不能だ。バカリズムは身をくねらせて爆笑しつつ、号泣する若林にツッコんだ。 「俺の(見せ場の)シーン、取るなよ! 俺の場面だろうが!」 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

「ほぼ置き物状態……」“名ばかり司会者”みのもんたが『秘密のケンミンSHOW』に出続けるワケ

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ytv『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』公式サイトより
 みのもんたと久本雅美が司会を務める『カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)の2時間スペシャルが3日に放送され、平均視聴率14.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したことが分かった。  「食欲の秋」をテーマに、ゲストの長州力、田中義剛、森公美子、次長課長、皆藤愛子らが自身の出身地の料理を紹介。最近の通常回の平均視聴率は11~12%程度であるため、好評だったようだ。  司会のみのといえば、次男の逮捕を受け、帯番組『みのもんたの朝ズバッ!』(TBS系)と、『みのもんたのサタデーずばッと』(同)の出演を自粛。現在のテレビ出演は、『秘密のケンミンSHOW』のみだが、一部視聴者からは「みのの顔を見たくない」「出てくるな」という声が上がっている。  さらに、同番組におけるみのが「置き物状態」だという意見も。実際、番組進行の役割はほぼ久本が務めており、みのが口を開く機会は、番組冒頭の決まり文句や、久本から時折話を振られた際など、極めて少ない。番組中のほとんどは、久本とゲストのトークに「お!」「すごいなあ」などとたまに合いの手を入れたり、笑いながら机をポンと叩いたり、腕組みをしたり、下を向いてぼんやりしたりと、無口な印象だ。  そのため、視聴者から「そもそもみのって、この番組に必要?」という疑問の声が高まっている。 「みのさんがこの番組だけ出演を続行させたのは、“名ばかり司会者”であるからという部分が大きい。みのさんは、久本さんとゲストの激しいクロストークに、たまに笑ったり、ご当地料理を食べて『うまい!』などと一言二言はさめばいい立場ですから、ボロが出る心配が少ないんです」(制作会社関係者)  確かに、みのが2時間しゃべり続けるラジオ番組『みのもんたのウィークエンドをつかまえろ』(文化放送)では、涙の謝罪会見の直後にもかかわらず「別に私は騒がせたつもりはまったくない。私が何やったわけでもないわけだし」「所帯を持って独立した30過ぎの人間が、いくら身内だとしても親が責任を取るのはおかしい」などと開き直るような発言を連発。非難が殺到し、自分の首を絞める結果となった。  『秘密のケンミンSHOW』なら、みのも自ら火種を作る恐れも少なく、気が楽だろう。だが同時に、みのの必要性を問う声が高まるのも、当然のことと言えるのではないだろうか?

「キャストは最高なのに……」初回11.3%の竹内結子主演『ダンダリン』のコミカル描写に拒否反応続出か

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日本テレビ『ダンダリン 労働基準監督官』公式サイトより
 竹内結子主演の連続ドラマ『ダンダリン 労働基準監督官』(日本テレビ系)が2日にスタートし、初回平均視聴率が11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。  漫画が原作の同ドラマは、労働基準監督署を舞台に、主人公の段田凛(竹内)と、同僚の労働基準監督官たち(北村一輝、松坂桃李、水橋研二、大倉孝二、大島蓉子、トリンドル玲奈、佐野史郎)が、ブラック企業に立ち向かい、日本の労働者を守っていく物語。  初回では、リフォーム会社の営業マン・西川(渡辺いっけい)がサービス残業を強いられていることを知った凛が、西川の制止も聞かず調査を強行。労働基準法違反を犯す社長(でんでん)と争った末、逮捕に踏み切る……というストーリーであった。  物語の山場は、手錠をかける権限はあるものの、これまで経験のない労働基準監督官たちが、「どんな服装で行くべきか?」「誰が手錠をかけるか?」などと右往左往しながら社長逮捕を目指すシーン。「社長に逃げられないように」と、雨の中を泥だらけになりながら“ほふく前進”で向かうなど、コミカルに描かれた。  放送枠は、前クールで満島ひかり主演『Woman』が放送されていた“水曜夜10時”。過去の初回視聴率を見ても9~11%ほどと低めが続いており、数字の取りづらい“魔のドラマ枠”として知られている。  さらに、次週からは、旬の俳優・堺雅人が主演を務める『リーガルハイ』(フジテレビ系)が同じ時間帯で始まるため、ますます苦戦を強いられる可能性も。  また、視聴者の評判もいいとは言いづらい。「面白かった」「コメディタッチだから、気楽に見られて楽しい」「いい役者が揃ってる」といった感想もある一方で、シビアで身近な題材なだけに「こんなに軽く描かないでほしい」「『Woman』みたいに、ちゃんと現実を伝えてほしい」「“なぜ残業不払いが逮捕に値するのか”という部分が描かれていない。脚本をしっかりしてほしい」など、辛らつな意見も多い。 「コミックが原作の娯楽作品なので、気楽に見るべきだと思いますが、ブラック企業が深刻な社会問題になっているだけに、コメディタッチであることに拒否反応を示す視聴者は多いようです。役者陣の演技がかなりいいだけに、この反響はもったいないですね」(テレビ誌ライター)  シングルマザーの現実を描いた『Woman』は、口コミで評判が広がり、最終回では16.4%まで視聴率を伸ばしたが、『ダンダリン』も続くことはできるだろうか? 『リーガルハイ』との“水10対決”にも注目だ。

杏主演『ごちそうさん』22%好発進も「15分が退屈」「原田泰造が原田泰造にしか見えない」の声

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NHK『ごちそうさん』公式サイトより
 先月30日にスタートした、杏がヒロインを務めるNHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』の初回視聴率が、関東地区で22.0%、関西地区で18.2%(ビデオリサーチ調べ)を記録。『あまちゃん』の初回視聴率を超えただけでなく、ここ10年間の朝ドラ史上最高の数字でスタートした。  同作は、食い倒れの街・大阪を舞台に、東京から嫁いできた卯野め以子(杏)が関東・関西の食文化の違いを克服しつつ、自ら作る料理と夫への愛情で、大正~昭和の時代を生き抜いて力強い母へと成長していく物語。  初回~第2回では、小学1年生の洋食屋の娘・め以子(豊嶋花)が、「取れたての卵で作ったオムレツが食べたい」と学校のニワトリ小屋に侵入したほか、寺のお供え物のイチゴを盗み食いしたりと、ヒロインの生まれながらの食いしん坊ぶりが中心に描かれた。  初週は、杏もほとんど登場せず、“プロローグ”といった様子だが、好スタートに反して評判は良くないようだ。  「本来、朝ドラってこんな感じでしょ」「のんびり見られていい」といった意見もあるが、それより目立つのが「展開が遅すぎて、見ていて疲れる」「退屈で15分間も耐えられない」「高齢者しか見なさそう」「ドラマ全体の雰囲気が暗い」といった意見。特に前作『あまちゃん』を見ていた多くの視聴者は、テンポの違いに戸惑っているようだ。  また、め以子の父親を演じるネプチューン・原田泰造に対し、「父親のキャラが見えない」「原田泰造は、原田泰造にしか見えない」「バラエティのイメージが強すぎて、入り込めない」と厳しい声も多い。  さらに、初週の物語の軸となるイチゴの登場シーンでは、「明治時代に、あんなに真っ赤で、形が揃ったイチゴがあるわけがない」「キレイすぎるイチゴに興ざめした」という意見も。 「『ごちそうさん』は、『JIN-仁-』(TBS系)や、『とんび』(同)の人気脚本家が手掛ける、オリジナルストーリー。どうやらヒロインが大阪に嫁いでからの話が本筋のようですし、朝ドラは途中から視聴率が上がる傾向がありますから、今は少々だるくても、気長に考えたほうが良さそうです。とはいえ、業界内でも『面白い』という声はほとんど聞こえてこないですね」(テレビ誌ライター)  早々と「もう見ない」「8時からは(テレビ朝日の)『モーニングバード!』を見ることにする」などといった声も噴出している『ごちそうさん』。今後、『あまちゃん』のように視聴者の心をつかむことはできるだろうか?