「お前、うますぎるわ!」 マツコ・デラックスは、黒人ラッパーの流暢すぎる進行に驚愕しながらツッコんだ。 その男の名はACE。彼は、ヒップホップ界隈ではすでに有名な存在だ。『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系)では「ラスボス」般若の“通訳”役を務めているのをはじめ、多くのバラエティ番組に出演。CSでは『ラッパー“ACE”の世界をねらえ』(MONDO TV)という冠番組まで持っている。ちなみに『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京系)にも“終電を逃したラッパー”として密着されたことがある。 マツコは、そんなバラエティ慣れしたACEの、ユーモアを挟みながらわかりやすくラップを解説する姿に舌を巻いていたのだ。 これは、気になるスポットに中継をつなぎ、それを見ながら企画会議を行う『マツコ会議』(日本テレビ系)での一幕。中継先とやりとりをしていく中で、“総合演出”のマツコがテーマを決め、VTRを作り、ホームページで公開するというコンセプトの番組だ。 7月2日放送の回で、下北沢で開催されている「ラップサークル」にカメラが潜入すると、そこで講師を務めていたのがACEだった。 教室のホワイトボードには、こんなふうに書かれている。 今日のご飯は“炊きたて” これが母の□□□□ でも毎日カレーは□□□□ たまには食べたい□□□□ この3つの□□□□に、「炊きたて」の母音「aiae」で韻を踏んだ言葉を穴埋めしていこうという授業である。 ひとりの女生徒は、それを上から順に「愛だね」「飽きたね」「まいたけ」と韻を踏んでいく。「ほかにないか?」とACEが振ると、手を挙げたのは「長老」と呼ばれる生徒。彼が「さじ加減」「なしだぜ」「闇鍋」と答えると、ACEは「ありきたりなのは嫌なんですね。いったい、人生に何があったのか?」と笑わせる。 「やってることは、ほぼ『笑点』よね?」というマツコに、「そうですね、座布団のない『笑点』」とACE。 「なんでそんなにしゃべりうまくなったの?」 「反省文書きすぎたからですかね」 ACEはラップで鍛えられたであろう瞬発力で、よどみなく答えて、芸人顔負けに笑わせていく。 授業は山手線ゲーム形式で韻を踏んでいく課題を経て、フリースタイルのMCバトルへ。ACEは、即興で相手をディスり合うMCバトルは「パンチライン」が大切だと解説。たとえば「でしゃばりすぎ」と相手にディスられたら、それを受けて「お前うるせえよ、“ペチャパイ好き”」と、相手のディスに対し韻を踏んで返すと高評価につながる、と。 番組でもラップの基本授業の光景から見せていたため、ラップをよく知らない番組視聴者でも、授業を受けるように、ラップの仕組みを理解でき、その何がすごいのかがとてもわかりやすい。これまでラップに接する機会があまりなかったというマツコも、感心しながら言う。 「ラッパーって、賢くなきゃできないね」 『BAZOOKA!!!』(BSスカパー!)の「高校生RAP選手権」や『フリースタイルダンジョン』をきっかけに今、ヒップホップが注目されている。雑誌では「サイゾー」、「ユリイカ」(青土社)、「クイック・ジャパン」(太田出版)、「TV Bros.」(東京ニュース通信社)などが相次いでフリースタイルを中心としたヒップホップの特集を組んだ。 たとえば『クイック・ジャパン』(Vol.126)では、いとうせいこうがお笑い芸人との類似性を指摘している。 「お笑いで上に上がるためには、ネタが面白いにはこしたことがないけど、その場その場でなにを言えるかという能力が必要」 それは、まさに「フリースタイル」だ。だから「芸人はそのことに焦って学ばなければいけないし、勝たなければいけない」と、いとうは言うのだ。 確かに、90年代以降、文化系で表現欲のある若者の最大の受け皿はお笑いだったが、それがヒップホップに変わりつつあるイメージがある。事実、このスクールに集まる生徒の多くはごく普通の人たちだ。 かつて「お笑いの学校なんて」と嘲笑されていたお笑い養成所が今では当たり前になったように、ラップの学校にもそんな日が来るのかもしれないし、ラッパーがテレビの世界を席巻する日も近いのかもしれない。 実際、このところさまざまなバラエティ番組で、ラッパーを使った企画を見かけるようになった。とはいえ、まだまだラッパーをうまく生かせず、持て余しているように見える番組が多いが、この企画はそうした番組の中でもラップを知らない人にラップの楽しさを伝えるという点で珠玉の回だった。その大きな要因は、マツコの柔軟さにある。 『マツコ会議』が取り上げるスポットの多くは、若者の流行の最先端だ。そういった目新しいものに対し、僕らは先入観で警戒してしまいがちだ。マツコも一見偏屈に見えるが、その実、自分の先入観を破られることに抵抗があまりない。むしろ、それを楽しんでいるフシがある。そうした場面は『マツコ会議』の中でよく出てくる。もちろん、今回もそうだった。 番組冒頭で、ラップは「反体制的な人たちがやっているイメージ」と語っていたマツコが、素直に「イメージが変わった」と言う。 「高尚なお遊びよね。ものすごく頭使うし、でもやってることは遊びなんだよ。そこがカッコいいと思った」 マツコの柔軟さが、僕らの先入観をも壊してくれるのだ。 なお、現在番組ホームページには、マツコが「なかなかの仕上がり」と評するACEを密着したVTRが公開されている(http://www.ntv.co.jp/matsukokaigi/)。まさに「なかなかの仕上がり」だ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから日本テレビ『マツコ会議』
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フジ『27時間テレビ』にジャニーズ参戦も……コロコロ変わるMC&企画に「どこらへんが27時間なの?」
フジテレビは29日、『FNS27時間テレビ』(7月23~24日放送)にジャニーズの人気グループ・Hey!Say!JUMPと、Kis-My-Ft2が出演すると発表した。 同番組内で、双方の同局冠番組『いただきハイジャンプ』『キスマイBUSAIKU!?』をコラボした特別コーナー「超合体フェス」を放送。両グループのメンバー16人が水着姿になってプールで対決するほか、スタジオで「カッコいいキス」を披露するという。 「フジが小出しにしてきた『27時間テレビ』の出演者の発表ですが、これで打ち止め。ジャニーズ内で別派閥とされるHey!Say!JUMPとKis-My-Ft2の共演が解禁されたことで、ジャニヲタの番組への関心度は一気に上がっています」(テレビ誌記者) 今年は、明石家さんま、中居正広、加藤綾子、ネプチューン、坂上忍、柳原可奈子ら16組によるMCリレーが行われるほか、目玉企画として「FNS全国高校生スーパーダンク選手権」「FNS全国そっくりキャラ選手権」「ナオト・インティライミ 27時間で名曲100曲歌うからみんな集まれフェス」「ビートたけし中継」の4企画が発表されている。 「『めちゃ×2イケてるッ!』が先導した昨年は、平均視聴率10.4%(ビデオリサーチ調べ関東地区)で、歴代ワースト3という悲惨な結果に。なんとしてでもこれを上回りたいところ。しかし、今年は“豪華MCリレー”とうたっているものの、要は『27時間テレビ』内でレギュラー番組の特別版が次々と放送され、MCが忙しなくコロコロと入れ替わるということ。通常の編成と何が違うのか、と疑問が残ります」(同) タレントを総動員し、今のフジを凝縮したかのような今年の『27時間テレビ』。是非、フジの底力を見せてほしいところだが……。
フジテレビ減収減益で株主総会が大荒れ! 株主の「嫌なら見るな」批判を完全否定「打ち出したことない」
28日に行われたフジ・メディア・ホールディングスの株主総会は、予想通りの大荒れとなった。 グループの中核である株式会社フジテレビジョンの営業益は、前年比ほぼ減額の55億円。放送事業の不振を現状、都市開発事業などで補っているフジメディアHDだが、今後も視聴者離れを食い止める糸口が見えないことから、株主たちは苛立ちを募らせた。 「会場内では撮影禁止の案内があったものの、一部の株主がこれを無視。終始野次が飛び交い、殺伐としていた。当然、質疑応答では、視聴率低迷の要因について辛らつな意見が飛び交った。中には、2011年に“韓流への偏重”だとして起きたフジテレビ抗議デモを引っ張り出し、『“嫌なら見るな”と放置した』と非難する株主も。これに、フジ側は『フジテレビからそのように打ち出したことは、一度もない』ときっぱり否定していた」(芸能記者) 韓流批判が収まった現在も、ネット上のフジ批判の対象としてよく目にする「嫌なら見るな」という文句だが、これはナインティナイン・岡村隆史の発言が元。岡村は11年、ラジオ番組で俳優の高岡奏輔がTwitterでフジ批判を繰り広げた末、所属事務所を解雇された騒動に触れ、「見いひんのやったら、見いひんかったらええのよ。ただそれだけのことやのに、それをなんでみんなに言う必要があんのやろなって思ってまうのよね」「電気代しかかかってないんだからテレビなんて。ペイ・パー・ビューやったらまだしも、タダで見てんねんから、電気代以外は。もうやめよう、Twitterとか」と持論を繰り広げた。 「この発言の前には、芸能人の目撃情報をTwitterに書き込む一般人の話をしており、岡村としてはTwitterになんでも書き込む人たちを批判したかったのでしょう。しかし、高岡に対し感情的になったためか、『フジが嫌いなら、見なければいい』という意味合いが強調されるような言い回しをしてしまった。当時の岡村は、今以上に“フジの顔”としての印象が強かったため、視聴者から“フジの発言”ととらえられても仕方ない」(同) 岡村の発言から5年がたった現在も、フジ批判の常套句となっている「嫌なら見るな」。この言葉が生まれなければ、今のフジのイメージは、もう少しだけよかったかもしれない。
「透明にしちまえばいい!?」“ヤラセのTBS”また過剰演出を謝罪、テレビマンの傲慢はいつまで続く?
かつて「ドラマのTBS」と呼ばれた同局だが、いまやすっかり「ヤラセのTBS」として定着しつつあるようだ。 TBSは、19日放送のバラエティ番組『珍種目No.1は誰だ!?ピラミッド・ダービー』で、双子が入れ替わっているかを見極めるクイズ企画「双子見極めダービー」を放送。回答者として、顔相鑑定士の池袋絵意知氏、元刑事の小川泰平氏、お笑い芸人の藤本敦史、メンタリストのDaiGoが出演。4問出題され、池袋氏が3問目で脱落。4問目は池袋氏を除く3人での対決となり、最終的にはDaiGoが優勝した様子が放送された。 ところが池袋氏が22日、自身のブログで番組の捏造を告発。訴えによれば、そもそも収録時には“脱落”というルールはなく、池袋氏が不正解だったのは4問目。しかし、オンエアでは、3問目と4問目が入れ替えられ、3問目で脱落したかのように編集された上、4問目ではCGで姿を消されていたのだという。 池袋氏は、「捏造された映像の放送によって私の名誉・人権を侵害されたことに対して私は戦います」と表明。放送倫理・番組向上機構(BPO)や、番組スポンサーなどに「伝えてください」と協力を呼びかけている。 これを受け、TBS広報部は27日、毎日新聞の取材に対し「脱落として姿を消すなど行き過ぎた演出があった」と認めたが、「演出の一環のつもりだった」と釈明。番組の公式ホームページなどでの謝罪を検討していることを明かした。 「過去には、フジテレビ系の『発掘!あるある大事典』や『ほこ×たて』が、ヤラセにより打ち切られましたが、最近はネットの普及と共にヤラセを暴露されることが増え、そのたびにいちいち番組を終わらせていてはきりがない。特にTBSは、簡単な謝罪のみで事を流すという対処が定着しており、スタッフも“やり逃げ”感覚のところがある」(テレビ誌記者) TBSのヤラセ騒動といえば、昨年12月に『ぶっこみジャパニーズ』に出演したスコットランドのラーメン店の店主が、放送後にフェイスブックで、番組に登場した料理がすべてヤラセであったことを暴露。同年2月には、『水曜日のダウンタウン』が、東京・三鷹市の100円ショップ「得得屋」に全く取材をせず、「商品が売れていない」と放送したことを謝罪。さらに同月、「BOOK-OFF 西宮建石店」を名乗るTwitterアカウントからヤラセを暴露され、番組内で陳謝した。 このほか、ヤラセ疑惑が浮上したTBSのバラエティ番組は、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』『全世界極限サバイバル』『究極バトル“ゼウス”』など、枚挙に暇がない。 「ヤラセ自体よりも、企画協力者の立場を全く考えない、テレビマンの傲慢体質が問題。もはやTBSのスタッフは、平気で一般人を“いないこと”にしてしまうような、失礼な人種だと思われても仕方ない」(同) またもやヤラセが発覚したTBS。池袋氏以外にも、透明にされて泣き寝入りした一般人がいるかもしれない。TBS公式サイトより
フジテレビ『27時間テレビ』大劣化の歴史……「内輪ウケ」構造の限界がきている!
毎年夏の恒例行事となっている『FNSの日』(フジテレビ系)が、7月23~24日に放送される。今年は『FNS27時間テレビフェスティバル!』をテーマに、明石家さんま、SMAP・中居正広、ネプチューン、坂上忍らがリレー方式で番組をつなぐ。当初、報じられていたウッチャンナンチャンの総合司会は実現しなかった。 毎年、クオリティの低下や、最低視聴率の更新ばかりが話題となる同番組であるが、放送開始当初は40%近い瞬間最高視聴率を記録するオバケ番組だった。1978年に放送を開始した日本テレビの『24時間テレビ』に遅れること10年目、87年にスタートしたフジテレビの『FNSの日』だが、“アンチ日テレ”“アンチ感動路線”の旗色も鮮明だった。 「第1回放送は、タモリさんと明石家さんまさんを総合司会に据え、当時はフジテレビアナウンサーだった逸見政孝が進行を務めています。番組放送中に募金箱が届き、タモリさんが『この番組はチャリティでありません』と苦笑する場面も。さらに別の放送年では、ビートたけしさんが本家24時間テレビを意識して『愛は地球を救わない』といった放言を放つこともあったようです」(放送作家) 番組の放送時間は当初は23~25時間だったが、96年に10周年として30時間放送が行われ、翌97年に初の27時間放送が行われる。この年は、フジテレビがお台場に移転して初めての放送年。ダウンタウンが総合司会を務めるも、台風襲来によりナゴヤドームの巨人戦が中止。巨大な屋外セットを使ってのファミコン大会は、仮設テント内での開催を余儀なくされた。 これ以降、放送時間は若干増減するものの、27時間放送が最も多くなる。なぜ、この時間が定着したのだろうか? 「ライバルの日テレより長く放送しようという意図もあるでしょうが、フジテレビを除いた地方局のFNSの加盟数が27局という点も意識されているでしょう。『27時間テレビ』では地方局による中継や、アナウンサーのキャラクターが強調されているように、もとはフジテレビの系列局を挙げての年の一度のお祭りの意味合いが強い。同番組に向けられる批判である“内輪受け”要素が強まってしまうのは、必然といえるかもしれません」(同) かつてのとんねるずに代表されるように、マスコミ業界人による内輪受けの笑いに、一定の魅力があったのは確かだ。ただ、番組の放送が始まった80年代ならばともかく、今の時代、内輪ネタを見せられても笑えないし、憧れもしないというのが視聴者の本音だろう。 (文=平田宏利)
沈没寸前でもトップ続投の“泥舟”フジテレビ、大荒れ予想の株主総会を乗り切れるか?
低視聴率で2年連続赤字を記録したフジテレビが、6月1日付の人事で、かねてから経営責任を問われているツートップの日枝久会長と亀山千広社長の留任を決めたと聞いて、開いた口がふさがらなかった。当然、6月28日に予定されている「フジ・メディア・ホールディングス」の株主総会は、今年こそ大荒れが予想される。 6月初めに民放キー局の2015年度(15年4月~16年3月)決算が出そろった。それによると、フジの売上高は前期比6.5%減の約2,897億円で、31年にわたって維持してきた民放売り上げトップの座を日本テレビに奪われた。純利益は38.2%減の約33億円だった。一方、テレビ東京の売上高は1,073億円と、フジの約3分の1だが、純利益は約41億円。フジテレビはテレ東に大きく差をつけられ、民放キー局では独り負け状態。しかも、広告代理店関係者によると「今後はテレ東に広告を出稿したほうが、少ない投資で倍以上のリターンがある。スポンサーの“フジ離れ”が予想される」とのこと。 昨年、フジは開局以来、初の赤字に転落したことで、今年、亀山社長は大胆な番組の編成改革を断行したが、ドラマや情報番組は相も変わらずの低視聴率。特に月9ドラマは、福山雅治を起用した『ラヴソング』の体たらくが連日ネットニュースをにぎわせてきた。 数字が取れる俳優たちの“フジ離れ”が加速する中、起死回生を狙った新お笑い番組『超ハマる!爆笑キャラパレード』も、初回スペシャルの視聴率が6%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、笑えない数字。まさにフジは、存亡の危機にあるといってもおかしくない状態だ。にもかかわらず、その責任を取らなければならない日枝会長と亀山社長が責任を回避して、早々と留任を決めた。これに対して、一部の株主は猛反発しているという。 昨年、初の赤字に転じたフジの株主総会は、大荒れに荒れると予想されたが、同局の関係者かOBらしき人物が“質疑打ち切り動議”を提出。時代錯誤な茶番劇で総会を乗り切った。しかし、今年はそうはいきそうもない。昨今、どこの会社の株主総会も総会屋は激減したが、“物言う株主”というアクティビストが急増している。フジの株主総会にはアクティビストが押しかけて、日枝会長と亀山社長の解任決議案が出され、荒れに荒れることが予想される。 「いっそのこと、その模様を生中継したほうが、視聴率が取れるのではないか」という皮肉が株主の間からは漏れ伝わってくるという断末魔ぶりだが、果たしてどのような展開が待っているのだろうか? (文=本多圭)
テレ朝報道番組が北朝鮮速報で“鼻毛にズームイン!”「ミサイルをイメージしたカメラワーク?」
22日放送の報道番組『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)で、ニュースを伝える女性の“鼻”が、突然ドアップになるハプニングがあった。 番組では、北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ムスダン」を発射したことを取り上げ、キャスターの坪井直樹アナが「ソウルから中継です。お願いします」と中継映像を振ると、ソウル支局の西村香織特派員が登場。韓国軍関係者への取材で明らかとなった北朝鮮の動きなどを伝えた。 当初、西村特派員の腰から上が映されていたが、約10秒後、カメラが超高速でズームイン。3秒間にわたり西村特派員の鼻がドアップで映された後、「ムスダン」とみられるミサイルの映像に切り替えられた。結局、西村特派員の映像には戻らず、中継は終了。番組でこの珍事に触れることはなかった。 これに、ネット上では「笑うわこんなんw」「ミサイルをイメージしたカメラワーク?」「鼻ハラ」「高田純次に虫眼鏡つきつけられる清川虹子を思い出した 」との声が。また、左の鼻の穴から、毛のようなものが出ていたことから、「鼻毛?」という疑問も見受けられる。 「現在47歳でジャズ歌手としても活躍中の西村さんは、1992年に九州朝日放送にアナウンサーとして入社し、2006年に報道部に移ってからは報道記者としても活躍。おととし女性初のANNソウル特派員として赴任したやり手です。今回のハプニング後の24日、彼女は1年ぶりに自身のブログを更新。しかし、話題は鼻についてではなく、韓国のスーパーがおかめ納豆の輸入販売を開始したという内容でした」(芸能ライター) あまりないタイプのハプニング映像だけに、今後も“おもしろ映像”として語り継がれそうだ。テレビ朝日『グッド!モーニング』公式サイトより
オードリー若林が『ご本、出しときますね?』で引き出す、作家たちの素顔
小説家の生態とは、一体どのようなものなのだろうか? 普段なかなか接する機会が少ないため、よくわからない。それを解き明かしてくれるのが、オードリー・若林正恭が司会を務める『文筆系トークバラエティ ご本、出しときますね?』(BSジャパン)だ。 読書家で知られる若林は、私生活でも西加奈子や朝井リョウら小説家と交流があり、よく飲みにも行くという。話をすると、めちゃくちゃ面白い。内容も最先端なことばかり。そこで若林は、小説家を集めてトークする番組がやりたいと、『ゴッドタン』や『ウレロ』シリーズなどで知られるテレビ東京のプロデューサー・佐久間宣行に提案し、実現したのだ。 出演する小説家ゲストは、前述の西や朝井をはじめ、長嶋有、加藤千恵、村田沙耶香、平野啓一郎、山崎ナオコーラ、佐藤友哉、島本理生、藤沢周、羽田圭介、海猫沢めろん、白岩玄、中村航、中村文則、窪美澄、柴崎友香、角田光代といった面々。その多くが、テレビにはめったに出ない人たちだ。 「小説家」や「本」をテーマにすると、どうしても“堅い”番組になりがちだ。しかし、この番組は芸人である若林が聞き手のため、そうはならないで、常に笑いがあふれている。かといって、テレビバラエティにありがちな、わかりやすい笑いだけに走ったりもしない。それは、若林や作り手たちが小説家をリスペクトしているからだろう。 番組では、前半は視聴者や3人(ゲスト2人+若林)から募集したテーマを元にトーク、後半は「私のルール」と題して自分に課しているルールをそれぞれが語る、というのが基本構成。そして最後に、その日のトークに合わせたテーマで、オススメの本を紹介する。ここで重要なのは、若林は基本、聞き手ではあるが、絶妙なバランスで自分の話も挟むことだ。 例えば、売れない若手時代、アナーキーなことをやるのがカッコいいと思っていたが、そんな時代を脱したきっかけになった先輩芸人の一言だとか、もともと自分のモチベーションは「怒り」だが、最近それがなくなって戸惑っているなどという話をする。 すると、ゲストもどんどん話しやすくなっていく。ゲストは小説家だ。決して、トークに慣れているわけではない。「さあ、話して」と言われても、戸惑ってしまうだろう。けれど、若林が自らを積極的に開いていくことで、ゲストも饒舌になっていくのだ。 だから、小説家それぞれの魅力的なキャラクターがあらわになっていく。角田光代が実は「ボクシング歴16年」だという意外な話や、「『Qさま!!』(テレビ朝日系)のオファーめっちゃくる!」「(断っても)なかなかあきらめない」というような、西・朝井の裏話なども飛び出す。 中でもすごかったのは、先ごろも芥川賞候補に選出された村田沙耶香だ。小説家仲間から「クレイジー」と評される彼女は、ウワサ以上にクレイジーだった。 「私のルール」のコーナーで、彼女は「自分に湧き上がった感情、特に負の感情は頭の中で分析し、原形がなくなるまで研究して遊ぶ」というルールを発表した。 学生時代、女生徒たちに嫌われていたセクハラ教師がいたという。確かに、自分の体をぎゅうぎゅうと押し付けてきたりする。当然、嫌悪感が押し寄せてきた。だが、村田は、そこで「本当にこれは正しい嫌悪感なんだろうか?」と立ち止まった。周りのみんながその教師のことを嫌い、セクハラだと言っているから惑わされているだけではないか、と。そんなことを分析しているうちに、嫌悪感がいつの間にかなくなってしまったというのだ。 また、村田は作家だけで生活できるようになっても、週3ペースでコンビニのバイトを続けている。 そこで「ちょっと、こっちこっち」と客に呼ばれ、「なんでしょう?」と近寄ると突然、ギュッと抱きつかれた。事件である。 だが、村田は「気がつかないふりをしよう」と思った。気づいたら「セクハラっぽい雰囲気になっちゃうから」と。いや、「セクハラっぽい」というより、「強制わいせつ」である。さらに、おにぎりを陳列している際、別の客に急に足首をつかまれた。また気づかないふりをしていたら、ほかのお客さんが飛んできて「お前何やってるんだ!」と騒ぎになった。それを「セクハラみたいになっちゃった」とあっけらかんと言うのだ。まさにクレイジー。 よく小説は小説として独立して読みたいから、作家の人となりは知りたくないという人もいる。もちろん、それは読み手の態度のひとつだ。だが、作家の人となりを知ることで作品が立体的に見えたり、それを手にするきっかけになることは少なくない。事実、若林の下には「出版業界のために(なる番組を)ありがとう」という声が届くという。 だが、若林は出版業界のためにやっているわけではない。「俺が楽しくてやってる」と言うのだ。 聞き手が楽しんでいるから、自ずとしゃべる方も楽しくなる。すると、それを見ている視聴者も楽しい。 「俺、とてもじゃないけど、(テレビで)本音言ったら仕事全部なくなっちゃう」と、“本音”をさらけ出す若林に作家たちは共感して、素顔を見せてくれる。 「未知の世界を知ることのはものすごい喜び」と村田は語っているが、まさにこの番組はそんな未知の世界を教えてくれるのだ。 残念ながら、今週(6月24日)放送される回で第1シーズン最終回を迎えるが、まだまだ魅力的な作家が数多くいる。 若林のライフワークになってほしい番組だ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから![]()
TBS『ぶっこみジャパニーズ』に批判「素人をバカにしすぎ」、スコットランド人にヤラセ暴露される騒ぎも
21日にTBS系で放送されたバラエティ特番『ぶっこみジャパニーズ第6弾 4時間スペシャル!』の内容に対し、視聴者から「素人をバカにしすぎ」と批判が相次いでいる。 同番組では毎回、“ヘンテコ日本料理”を提供する海外の店を紹介。寿司店などに日本の職人が出向き、素性を隠して潜入捜査。ドッキリ形式で素性を明かした後、正しい調理法を伝授するという、はやりの“クールジャパン”系番組だ。 第6弾となる今回は、加えて「国内ぶっこみ調査」と題した逆バージョンの企画も放送。群馬県のイタリア料理店で「ミラノ風ビーフシチュー」を提供する67歳の店主、高知県の食堂で「おこげのミラノ風」を提供する58歳の店主、長野県の食堂で「ミラネーズ定食」を提供する73歳の店主が登場し、本場のイタリア人シェフが「本当のミラノ料理じゃない」「(おこげは)ミラノ(には)ないから」などと一刀両断した。 これに、ネット上では「素朴なお店の店主つかまえて、『これはミラノ料理ではない』って、呆れました」「スタッフの態度や演出が上から目線すぎて、悪意しか感じられない」「高齢の店主が、かわいそうだった」「“正す”という名目で、素人をバカにしすぎ」と批判が相次いでいる。 「企画をむりやり成立させるために、人の良さそうな高齢の店主をつかまえて言いがかりをつけているようにしか見えず、視聴者が不快感を覚えるのも当然。『ぶっこみジャパニーズ』といえば、放送のたびに視聴者から『外国人をバカにしすぎ』と批判が相次ぐことでおなじみ。また、昨年12月には、出演したスコットランドのラーメン店の店主が、放送直後にフェイスブックで、料理がすべてヤラセだったことを暴露しました」(テレビ誌記者) 素人を小バカにしたようなナレーションや、派手な演出がウリの『ぶっこみジャパニーズ』だが、多くの視聴者が不快感を訴えている以上、内容を見直す必要がありそうだ。イメージ
『バイキング』坂上忍が通販を「寂しいオバさんがハマるもの」と痛罵! なお提供は『ドモホルンリンクル』……
タレントの坂上忍がメインMCとして生出演した15日放送の『バイキング』(フジテレビ系)で、通販に対し「通販って、寂しいオバさんがハマるもの」と辛らつな意見を寄せた。 「最新通販活用術」を特集したこの日、通販を頻繁に利用するという麻木久仁子と、SHOW-YAの寺田恵子がゲスト出演し、通販の魅力を語った。しかし、坂上は終始、興味なさげ。浮かない表情を見せる彼に、共演者が「全然、ノッてないですね」「温かい目で見てくださいよ」と突っ込む場面も見られた。 また、過去に一度だけ通販を利用したことがあるという坂上は、「ワンちゃんのバギーを買った後に、いきなりいたずらメールがくるようになっちゃって、それ以来いっさい(通販では)買ってない」と、“通販アレルギー”になった原因を説明。さらに、通販ライフを楽しむ麻木の密着VTRが流れると、坂上は麻木に向かって「お医者さん紹介したほうがいいんじゃないの?」と言い放った。 「通販と個人情報の流出を結びつけるような坂上の発言は、実にまずいですね。主婦層がメイン視聴者である『バイキング』のスポンサーには、通販を取り入れている企業が多い。今のフジは、ただでさえスポンサーがつかず窮地に追い込まれていますから、今回の発言は冷や冷やものでしょう」(芸能ライター) 確かに、この日の『バイキング』の提供クレジットだけでも、「プロアクティブ+」を通販するガシー・レンカー・ジャパンや、「ドモホルンリンクル」でおなじみの再春館製薬所をはじめ、通販で商品を売ってきた企業が複数見て取れる。 「坂上といえば、おととしと昨年の2度にわたり、通販に力を入れる日本テレビの通販バラエティ『行列のできる芸能人通販王決定戦』に出演。坂上のおすすめ商品として、バスマットや高級バスリフォームを紹介し、この商品は合計で約1,800万円を売り上げたといいます。この時も、内心では購入者を白い目で見ていたのかも?」(同) 先月発表された在京民放5社の3月期決算では、ただ1社のみ減収減益となったフジ。坂上の毒舌が、さらなる打撃を与えるかもしれない。






