テレビ朝日系のドキュメンタリー番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』でリフォーム工事を請け負った愛知県東海市の建設会社が26日、制作を手掛ける朝日放送や番組制作会社などに対し、追加発生した工費など約2,900万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴した。 訴状によれば、改修したのは2014年7月に「孫がハイハイできない家」というタイトルで放送された岐阜市の住宅。当初の改修費は約2,200万円だったが、建築士や制作会社から追加工事を指示されたため、約2,700万円が加算。制作会社と交わした覚書では、予算を超える恐れが生じた場合には制作会社などと話し合うことになっていたが、いまだに協議されておらず、追加費用も支払われていないという。 さらに、建設会社社長は、「番組では予算2,500万円と表示されたが、事実と異なる。視聴者をだましている」として、放送倫理・番組向上機構(BPO)にも申し立てる意向を示した。 対して朝日放送は「追加工事の多くは、建設会社の現場管理に問題があった」と主張。「金額の根拠には多くの疑義がある。請求の法的根拠も明らかにされていない」と真っ向から反論している。 所ジョージが司会を務める『劇的ビフォーアフター』は、2002年4月にスタート。建築士を“匠”と称するなど、ドラマチックな演出が話題を呼んだが、05年11月頃に発覚した構造計算書偽造問題の数カ月後にレギュラー放送が終了。その後、09年4月に「SEASON II」として復活した。 今回の騒動に対し、ネット上では「またか」という声が相次いでいる。同番組は、「SEASON II」開始から約半年後に放送された「アキレス腱を切る家」の依頼者である東京・中野区のラーメン店主が、「欠陥住宅にされた」「絶対に許さない」と「週刊文春」(文藝春秋)で告発。裁判沙汰にまで発展した。 「同店主は、家にある70センチもの段差のせいで『妻がアキレス腱を切ってしまった』として、番組にリフォームを依頼。しかし、匠が“あえて段差を残す”という意味不明な設計をしたため、視聴者から同情の声が相次いだ。この時、依頼者は匠やテレ朝に抗議したものの、ほとんど取り合ってもらえなかったため、『文春』での告発と、裁判に踏み切っている。今回も、放送からすでに2年が経過しており、局と建設会社の間で、相当ゴタゴタがあったようだ」(制作会社関係者) また、同番組は以前からトラブルが尽きないという。 「表沙汰になっていないだけで、揉め事が多いというウワサはよく聞きます。番組側は、常に何件ものリフォームを並行して追っており、過去の放送に関するトラブルは、なあなあに対処したいというのが本音でしょう。しかし、コンプライアンスへの意識が高まっている今、多くの素人を巻き込んだ番組制作は限界がある。とりわけ最近は、平均視聴率6~7%台とイマイチの状況が続いていますから、打ち切りも検討されるでしょう」(同) そろそろ番組もリフォーム、いや、解体するべきか!?
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日テレ『シューイチ』出身の“ミス東大”澤田有也佳が、局アナとしてテレビ界に帰ってきた!
「ミス東大2013」で、2014年4月から1年間、日本テレビ系の情報番組『シューイチ』でお天気キャスターを務め、世の殿方を癒やしてくれた才色兼備の澤田有也佳(あやか)が、局アナとしてテレビ界に帰還し、ファンを狂喜乱舞させている。 今春、東大教育学部を卒業した澤田は、テレビ朝日系列の大阪・ABC朝日放送にアナウンサーとして入社。3カ月の研修期間を終え、7月6日、情報番組『おはよう朝日です』、ABCラジオ『おはようパーソナリティ道上洋三です』に出演。また、ABCラジオの『ABCニュース』で“初鳴き”を済ませた。 澤田アナは1994年1月24日生まれで、兵庫県西宮市出身。東大2年生だった13年11月、「ミス東大コンテスト2013」に出場し、見事グランプリに輝いた。これをきっかけに、芸能事務所ワタナベエンターテインメントに所属し、14年から本格的にタレント活動を始めた。天気予報を担当した『シューイチ』のみならず、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)、『クイズプレゼンバラエティー Qさま!! 』(テレビ朝日系)など多くのバラエティ番組にも出演し、“美人高学歴タレント”として注目を集めた。当時、澤田アナは東大の先輩である菊川怜を目標に掲げていたものだ。その後、4年生になってからは、学業、就活のため、タレント活動を休止していた。 今回、1年3カ月ぶりにテレビ界に戻ってきた澤田アナは、19日より放送を開始した『速報!甲子園への道』、8月7日開幕予定の『ABC全国高校野球選手権』の中継ではリポーターを担当。『速報!甲子園への道』は全国ネットだけに、関西以外の地区でも、澤田アナの活躍ぶりを見ることができるのだ。 「ミス東大」でアナウンサーになった例としては、元日本テレビ・山本舞衣子(00年/現アミューズ)、日テレ系『NEWS ZERO』の小正裕佳子(03年=元NHK新潟)、八田亜矢子(04年/セント・フォース)、読売テレビ・諸国沙代子(12年)らがいる。 ABCといえば、フリーに転身して大ブレークを果たした赤江珠緒アナの出身局。入社したばかりの女子アナに、フリー転身→東京進出を期待するのは時期尚早すぎるが、澤田アナには、いずれ芸能事務所から声がかかるくらいの活躍を期待したいものだ。 (文=森田英雄)朝日放送公式サイトより
『27時間テレビ』7.7%過去最低の衝撃……フィナーレの茶番で全て台無しに「これぞ、フジクオリティー」
フジテレビ系『FNS27時間テレビ フェスティバル!』のグランドフィナーレが「放送事故のようだった」と話題だ。 23~24日に放送された同番組の平均視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。これまでのワーストは、11人の女芸人が総合司会を務めた2013年で、9.8%。今年はこれを2ポイント以上下回り、過去最低となった。 「今年は総合司会を立てず、企画ごとに司会者が異なる構成だったため、特別感がまるでなかった。終始、淡々と進んでいき、明石家さんまが中居正広にSMAPの騒動について切り込んだ以外、これといった盛り上がりもありませんでした。これが今のフジの全力なのですから、仕方がありません」(テレビ誌記者) 今年は、目玉企画として「FNS全国高校生スーパーダンク選手権」と題した素人参加企画を放送。1チーム7名とし、トランポリンを使ってジャンプしながら、バスケットゴールのバックボードに連続でボールを当て、最後の人がダンクシュートを決める競技だった。 この優勝チームが決まった後、Hey! Say! JUMPのメンバー9人に、高校生18人を加えた計27人で、「27人スーパーダンク」に挑戦。26人がバックボードに当て、27人目がダンクシュートを決めるというルールで、Hey! Say! JUMPの後ろに高校生が並んだ。 結果、Hey! Say! JUMPがミスを連発。高校生までボールが渡らないままコーナーの持ち時間は終了し、スタッフロールのVTRに切り替わってしまった。 しかし、スタッフロールの後、出演者の「まだダンクいけるみたい!」との声と共に、急きょ再開。これまでは、失敗した時点で1人目からやり直していたが、最後の挑戦では、高校生2人が失敗し、ボールが画面外に飛び出したにもかかわらず、「なにもなかった」「成功成功」との女子アナと思しき声で、強引に続行。27人目がダンクシュートを決めた時点でカウントは「25」だったが、「スーパーダンク成功」との派手なテロップが表示され、出演者はハイタッチを交わして喜んでいた。 これに、ネット上では「どう見ても失敗だろ」「何、このヤラセ番組」「放送事故みたいだった」「終わり方が雑すぎて、全てが台無し」「こんなことばっかやってるから、フジは凋落するんだよ」 「これぞ、フジテレビクオリティー」と呆れる視聴者が続出した。 「Hey! Say! JUMPの失敗が続き、彼らのヘタレ具合が目立ってしまったために、フジは大慌て。再挑戦では、ジャニーズ9人が成功した途端、どうでもよくなったかのように、“失敗を成功と言い張る”という暴挙に。フジとしては、ジャニタレのいいところさえ見せられればいいのでしょうが、こんなことをしていては、視聴者も興ざめです」(同) 内容・数字共に最悪の結果となった今年の『27時間テレビ』。フジの視聴者離れは、この先も加速しそうだ。フジテレビ番組サイトより
TBS『ピラミッド・ダービー』ヤラセ問題、江藤愛アナが謝罪も“捏造常習”演出家は降板せず
TBSのバラエティ番組『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』に「CGで消された」として、捏造による被害を訴えた顔相鑑定士の池袋絵意知氏が、改めてブログを更新。同局を代表して頭を下げた江藤愛アナウンサーに対し、同情的な思いを綴った。 先月19日放送のクイズ企画に回答者として出演した池袋氏は、放送後に自身のブログでヤラセを告発。池袋氏が不正解し、途中で“脱落”したように見せるため、編集段階で姿をCGで消されるなどの捏造があったと訴えた。 これを受け、17日の放送の終盤、江藤アナが1人で登場。カメラに向かって「6月19日放送の『双子見極めダービー』の中で、出演者の方からご指摘いただいた収録の順番やルール変更のいきさつは、演出の一環のつもりでしたが、事前の説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました。池袋絵意知氏および視聴者の皆様に深くお詫びいたします」と頭を下げた。 この放送を見ていた池袋氏は、18日のブログで「江藤愛さんが謝罪する形で、自分のせいでこうなって自分が悪いことをしているかのような錯覚に」と明かし、江藤に謝らせたTBSの意図を「女子アナに謝らせて同情を買う意味もあるのだと思います」と分析。さらに、「この番組は被害者が多いですが、江藤愛さんも被害者です。レギュラー出演者のバナナマン(設楽統さん、日村勇紀さん)、ウエンツ瑛士さんも被害者です。こんなものを見せられる視聴者も被害者です。番組スポンサー各社も被害者です」と綴った。 「そもそも、事前の説明や了解を得れば、事実を改ざんしてもいいという理屈は、倫理上通らない。江藤アナが読んだ謝罪原稿をうかがう限り、番組サイドが反省している様子は感じられず、むしろテレビ業界の傲慢体質が露呈した印象」(テレビ誌記者) さらに19日のブログで、池袋氏は「バラエティの編集ごときで大げさに」という内容の誹謗中傷メールが届いていることを明かし、「後からいくらお詫びや訂正があっても、それを見ない人はその報道・放送されたものをずっと事実だと認識したままです」「テレビ業界の浄化のために番組制作関係者には本当のことを話してほしいです」と綴っており、謝罪をもってこの問題が終わったわけではないとしている。 なお、BPO(放送倫理・番組向上機構)は8日、同件について審議入りを決定したとホームページ上で報告。今後、TBSや制作会社などにヒアリングを行うという。 「2013年に『ほこ×たて』(フジテレビ系)のヤラセ事件が社会問題化したが、『ピラミッド・ダービー』と『ほこ×たて』の総合演出は同一人物。ここまでの事件を起こした前科者にゴールデンの番組を任せ、案の定、同様の事件を起こしたTBSの責任が問われている。しかし、17日の放送のスタッフクレジットの筆頭には、相変わらずその人物の名前が表示されており、TBSが体制を見直す気は当面の間なさそう」(同) この番組に限らず、今や「ヤラセのTBS」と呼ばれるほど、疑惑の尽きない同局。この汚名は、この先も拭えなさそうだ。TBS番組サイトより
『FNSうたの夏まつり』視聴率過去最低!「時間割が不親切すぎ」視聴者感情無視の傲慢気質が原因か
フジテレビの大型音楽番組『FNSうたの夏まつり』が18日に放送され、プライム帯の平均視聴率が過去最低だったことがわかった。 今年で5回目となる同番組は、これまでプライム帯で約4時間の生放送だったが、今年から約11時間に拡大。すでに他局で恒例化している日本テレビ系『THE MUSIC DAY』や、TBS系『音楽の日』に倣った形だ。 結果、第1部(11時45分~16時50分)の平均視聴率が6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2部(17時~19時)が8.8%、第3部(19時~21時)が10.9%、夜FES(22時~23時24分)が10.5%を記録。プライム帯は、ぎりぎり2ケタを保った。 なお、過去の平均視聴率は、2012~14年が14%台の高視聴率。2部制となった昨年は、第1部(19時~20時53分)が10.7%、第2部(20時53分~23時8分)が13.3%だった。なお、これまでトリを務めてきたSMAPは今年、出演を取りやめ。全172曲の最後は、桑田佳祐が同局の報道番組『ユアタイム』のために書き下ろしたという「百万本の赤い薔薇」を歌った。 「プライム帯で比較すると、今年の視聴率は過去最低。昨年は、21時以降に視聴率が急上昇したが、今年は第3部と夜FESの間に月9ドラマ『好きな人がいること』の第2話が挟まっていたためか、逆に数字を落とす結果に。しかし、フジの亀山千広社長は、同局の視聴者離れを食い止める策として、『まずはドラマ』との意向を示しており、“月9”の視聴率を1ケタに落とさないことに取り憑かれている。その甲斐あってか、月9は10.4%と、初回から微増しました」(テレビ誌記者) また、ネット上では、「タイムスケジュールがざっくりしすぎ」「不親切」といった批判も目立つ。 「『音楽の日』は、1時間ごとの出演者をサイト上に掲載。『THE MUSIC DAY』も、番組Twitterで随時、出演順に事前告知していたが、『FNSうたの夏まつり』は各部ごとの出演者を告知するのみ。そのため、視聴者はお目当てのアーティストが出るまで、テレビに張り付くしかなく、これにネット上では『視聴者よりも視聴率。こういうところがダメなんだよ』『これがフジのやり方』と、批判が相次いでいます」(同) 同番組のお粗末対応といえば、公式サイトに掲載されていた出演アーティストの写真と、名前が「めちゃくちゃ」だと話題に。18日の放送開始以降もしばらく、和田アキ子の写真に「miwa」、鈴木雅之の写真に「私立恵比寿中学」、森山直太朗に「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」などと表示されていた。 同系番組としては、プライム帯で平均視聴率14.2%を獲得した『THE MUSIC DAY』(2日放送)に差を付けられてしまった『FNSうたの夏まつり』。視聴率優先の番組作りが、これ以上視聴者の“フジ離れ”を加速させなければいいが。フジテレビ番組サイトより
“壊し屋”ホリケンも白旗! 『全力!脱力タイムズ』がぶっ壊す、バラエティ番組のルール
「わかんないよなぁ……わかんないんだよ」 スタッフから「OKでーす!」という本番終了を告げる声がかかると、ネプチューン堀内健は疲れ果てた様子でつぶやいた。 その言葉に、それまで笑いをこらえていた、くりいむしちゅー有田哲平をはじめとする出演者たちが、ドッと笑った。 これは『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)の本編終了後、数秒流れるシーンだ。この番組は、有田が「アリタ哲平」としてキャスターを務める“報道”番組である。報道番組らしく、経済学者の岸博幸、アルピニスト・野口健、犯罪心理学者の出口保行といった3人の「解説員」が並び、ゲストと対峙する。 そのゲストのうち1~2人は俳優やアイドルなどで、彼らはたいてい普段はしないメガネなどをかけ、報道番組仕様になっている。今回(15日)はHey! Say! JUMPの中島裕翔だった。そしてもう一人のゲストとして、必ず芸人が呼ばれる。それが堀内だった。 「報道番組に出られたことは?」とアリタに問われると、堀内は報道番組らしく静かに言う。 「いや、初めてですね。あのー、嫌いじゃないんで。こういうニュース番組というのは。今日は解説員の方もいらっしゃるので、いつもより一歩踏み込んだ意見を、お茶の間に、テレビを通して訴えたいと思います」 スタジオには「天才芸人!堀内健 なぜそんなに面白いのか」と題されたパネルが用意されている。「堀内健の最大の魅力」とか「どんな人?」「やりすぎ!ホリケン伝説」「人生の大ピンチ」などと見出しが書かれ、肝心なところは隠されている。これをもとに、隠されている部分をめくって解説していくという、情報番組でよく見る形式である。 だが、この番組は一筋縄ではいかない。まずは、これまでのホリケンの略歴をまとめたVTRがあると振るアリタ。しかし、流れ始めたのは「日本の論点」と題する「学校のトイレで排便しない小学生」問題を扱ったVTRなのだ。 「一回止めましょう」 アリタは冷静に対処。「これは来週やる予定」だと説明し、あらためてVTRを振る。しかし、流れたのは、やはり同じもの。 「最初から、やり直しましょうか?」と堀内は言うが、「流しちゃったんで、こっちから……」とワケのわからないことを言うスタッフ。アリタが「ホリケンの魅力は、今日は語らない?」と確認するとスタッフがうなずき、パネルはそのまま片付けられていく。 結局、「学校のトイレで排便しない小学生」問題になると、アルピニストの野口は、「ウンチといえば、ベースキャンプですよね」とテーマと関係のない話を語りだす。番組内で「といえば解説」と呼ばれる、恒例の流れだ。 すると、「正気か、お前!」と激高するホリケン。 「打ち合わせ、すごいやったんだよ、これ! おい、アリペイ! ハメやがったな、この野郎! 裏切られた気持ちだよ!」 そんなホリケンにアリタは「手違いですので」と、冷たくあしらうのだ。 このように『脱力タイムズ』は、“トラブル”だったり、解説員がまったく関係ない話をしだしたりと、本来のテーマに全然たどり着かないという報道コント番組である。ゲストの芸人はひとりそれに翻弄され、なんとかツッコもうとする。だが、誰もそのツッコミに対してまともな反応をしてくれず、どんどん追い込まれていく。 バラエティ番組には、ある程度のルールが存在する。こうツッコめば、こういう反応がある。あるいはこうボケれば、こういう反応がある――。芸人たちは、そうしたことを経験則で知っている。だから、自分の言動によって起こることが予測できてしまう。 だが、この番組は違う。「わからない」のだ。「わからない」ことは不安だ。ルールが壊され、追いつめられていく芸人。だから、普段見せたことのないような表情が出てしまう。それがたまらなく面白い。不安定な部分をあえて残し、予定不調和な現実を見せつける。そういった意味では、文字通りの“報道”番組なのかもしれない。 『脱力タイムズ』に以前ゲスト出演した出川哲朗は本編終了後、驚嘆して言った。 「有田……攻めてるねえ」 これまでさまざまな番組において、自由奔放なボケで大暴れしてきたホリケン。いわば“壊し屋”だ。しかし、この番組で翻弄され“壊れた”のは、ホリケンのほうだった。 「アリペイちゃん、今日、オレ何点だ?」 あまりにもいつもと勝手が違いすぎて、自分の出来が「わからない」不安に駆られたホリケンが、思わず有田に尋ねた。 「100点です」 手だれの芸人が経験則で積み重ねてきたルールを壊したときにこそ、その芸人の「全力」が見られるのだ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『全力!脱力タイムズ』フジテレビ
“壊し屋”ホリケンも白旗! 『全力!脱力タイムズ』がぶっ壊す、バラエティ番組のルール
「わかんないよなぁ……わかんないんだよ」 スタッフから「OKでーす!」という本番終了を告げる声がかかると、ネプチューン堀内健は疲れ果てた様子でつぶやいた。 その言葉に、それまで笑いをこらえていた、くりいむしちゅー有田哲平をはじめとする出演者たちが、ドッと笑った。 これは『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)の本編終了後、数秒流れるシーンだ。この番組は、有田が「アリタ哲平」としてキャスターを務める“報道”番組である。報道番組らしく、経済学者の岸博幸、アルピニスト・野口健、犯罪心理学者の出口保行といった3人の「解説員」が並び、ゲストと対峙する。 そのゲストのうち1~2人は俳優やアイドルなどで、彼らはたいてい普段はしないメガネなどをかけ、報道番組仕様になっている。今回(15日)はHey! Say! JUMPの中島裕翔だった。そしてもう一人のゲストとして、必ず芸人が呼ばれる。それが堀内だった。 「報道番組に出られたことは?」とアリタに問われると、堀内は報道番組らしく静かに言う。 「いや、初めてですね。あのー、嫌いじゃないんで。こういうニュース番組というのは。今日は解説員の方もいらっしゃるので、いつもより一歩踏み込んだ意見を、お茶の間に、テレビを通して訴えたいと思います」 スタジオには「天才芸人!堀内健 なぜそんなに面白いのか」と題されたパネルが用意されている。「堀内健の最大の魅力」とか「どんな人?」「やりすぎ!ホリケン伝説」「人生の大ピンチ」などと見出しが書かれ、肝心なところは隠されている。これをもとに、隠されている部分をめくって解説していくという、情報番組でよく見る形式である。 だが、この番組は一筋縄ではいかない。まずは、これまでのホリケンの略歴をまとめたVTRがあると振るアリタ。しかし、流れ始めたのは「日本の論点」と題する「学校のトイレで排便しない小学生」問題を扱ったVTRなのだ。 「一回止めましょう」 アリタは冷静に対処。「これは来週やる予定」だと説明し、あらためてVTRを振る。しかし、流れたのは、やはり同じもの。 「最初から、やり直しましょうか?」と堀内は言うが、「流しちゃったんで、こっちから……」とワケのわからないことを言うスタッフ。アリタが「ホリケンの魅力は、今日は語らない?」と確認するとスタッフがうなずき、パネルはそのまま片付けられていく。 結局、「学校のトイレで排便しない小学生」問題になると、アルピニストの野口は、「ウンチといえば、ベースキャンプですよね」とテーマと関係のない話を語りだす。番組内で「といえば解説」と呼ばれる、恒例の流れだ。 すると、「正気か、お前!」と激高するホリケン。 「打ち合わせ、すごいやったんだよ、これ! おい、アリペイ! ハメやがったな、この野郎! 裏切られた気持ちだよ!」 そんなホリケンにアリタは「手違いですので」と、冷たくあしらうのだ。 このように『脱力タイムズ』は、“トラブル”だったり、解説員がまったく関係ない話をしだしたりと、本来のテーマに全然たどり着かないという報道コント番組である。ゲストの芸人はひとりそれに翻弄され、なんとかツッコもうとする。だが、誰もそのツッコミに対してまともな反応をしてくれず、どんどん追い込まれていく。 バラエティ番組には、ある程度のルールが存在する。こうツッコめば、こういう反応がある。あるいはこうボケれば、こういう反応がある――。芸人たちは、そうしたことを経験則で知っている。だから、自分の言動によって起こることが予測できてしまう。 だが、この番組は違う。「わからない」のだ。「わからない」ことは不安だ。ルールが壊され、追いつめられていく芸人。だから、普段見せたことのないような表情が出てしまう。それがたまらなく面白い。不安定な部分をあえて残し、予定不調和な現実を見せつける。そういった意味では、文字通りの“報道”番組なのかもしれない。 『脱力タイムズ』に以前ゲスト出演した出川哲朗は本編終了後、驚嘆して言った。 「有田……攻めてるねえ」 これまでさまざまな番組において、自由奔放なボケで大暴れしてきたホリケン。いわば“壊し屋”だ。しかし、この番組で翻弄され“壊れた”のは、ホリケンのほうだった。 「アリペイちゃん、今日、オレ何点だ?」 あまりにもいつもと勝手が違いすぎて、自分の出来が「わからない」不安に駆られたホリケンが、思わず有田に尋ねた。 「100点です」 手だれの芸人が経験則で積み重ねてきたルールを壊したときにこそ、その芸人の「全力」が見られるのだ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『全力!脱力タイムズ』フジテレビ
フジテレビ『FNS27時間テレビ』のタイムテーブルが「今世紀最高につまらなそう!」解決策はコレダ!……週末芸能ニュース雑話
ベテランデスクTと新米記者Hが、今週の芸能ニュースを振り返ります。 記者H 23~24日放送のフジテレビ『FNS27時間テレビ』のタイムテーブルが発表されました。今年は「フェス」がテーマだそうです。 デスクT 番組ホームページのメインビジュアル、人がいっぱいいてスゴイね。これは、2011年の韓流抗議デモの写真かな? 高岡奏輔が、こちらに手を振ってるよ。 記者H それは、ナオト・インティライミですよ。今年の『FNS27時間テレビ』は、明石家さんま、中居正広、加藤綾子、坂上忍など16組によるMCリレーが行われるとか。目玉企画は「FNS全国高校生スーパーダンク選手権」「FNS全国そっくりキャラ選手権」「ナオト・インティライミ 27時間で名曲100曲歌うからみんな集まれフェス」「ビートたけし中継」のほか、「AKBの中心で愛を叫ぶ~告れメッセージフェス」と題した企画も。AKB48の新曲のライブ中に、一般人がテレビで愛の告白をするという企画で、現在、番組サイト上で参加者を募集しています。 デスクT フジはAKBが好きだよね。きっと参加者は、「2ちゃんねる」の地下アイドル板に、キャプチャ画像が晒されるんだろうなあ……。 記者H まあ、中高生とかは喜ぶ企画なんじゃないですか? 今年は、Hey!Say!JUMPと、Kis-My-Ft2による「カッコいいキス」対決など、若年層向けの企画が目立ちますね。 デスクT テレビ離れが深刻な若者をターゲットにするあたり、フジテレビらしいね。あれ? タイムテーブルに『痛快TVスカッとジャパン』が23日と24日に2回も入ってるよ。間違ってるんじゃない?フジテレビ『FNS27時間テレビ』番組サイトより
記者H 間違っていません。フジのバラエティ枠は、大規模な改変を繰り返していますが、その大半が大コケ。現状、ウッチャンナンチャン・内村光良が司会を務める『スカッとジャパン』くらいしか、安定して2ケタを獲得しているバラエティがないんです。先月末に開かれたフジ・メディア・ホールディングスの株主総会でも、『スカッとジャパン』の好調ぶりを強調していました。 デスクT うえ~、『27時間テレビ』の中に、『超ハマる!爆笑キャラパレード』枠が2時間もあるよ~。きっつ~。 記者H 番組のシステムが笑いを殺してしまうため、芸人の間でも「出たくない番組」に位置づけられているようです。同番組は、若手~中堅芸人がVTRでミニコントを披露し、スタジオの出演者たちが「ハマるレバー」を引いて6段階で評価する「新キャラクター誕生バラエティ番組」。同番組のチーフプロデューサーは、3月の改変説明会で「全く新しいネタ番組。さまざまな芸人さんたちのとにかく面白いキャラクターが山のように出てきて、ゲラゲラ笑える番組になっています」とアピールしていましたが、視聴率は初回から大コケ。「つまらなすぎる」として、ゴールデン帯で4%台を連発する大惨事となっています。 デスクT そんな爆死番組を『27時間テレビ』に入れ込むほど、司会のウッチャンナンチャン・南原清隆を出したかったんだろうね。それより、「ナオト・インティライミ 27時間で名曲100曲歌うからみんな集まれフェス」って何? 記者H ナオトがさまざまなアーティストとコラボしながら、100曲を歌うみたいです。どうやら、グランドフィナーレは、この企画がメインになるようですね。 デスクT 番組サイトで「ナオト・インティライミは、27時間歌いきれるのか!?」って煽ってるけど、16分に1曲歌えば達成できるんだから余裕じゃない? 長渕剛なんて、4時間6分のコンサートで46曲歌ってたよ。フジテレビ『超ハマる!爆笑キャラパレード』番組サイトより
記者H それでも、おととし45分で27曲を歌った「SMAPノンストップライブ」のように、感動のフィナーレに持っていくんでしょうね。 デスクT ふ~ん。なんか今年の『27時間テレビ』はつまらなそうだなあ~。フジといえばさあ、18日放送の『2016FNSうたの夏まつり~海の日スペシャル~』のタイムテーブルに、しれっと“月9”が挟まってるよね。斬新! 記者H 今年から11時間の生放送に拡大された『FNSうたの夏まつり』ですが、番組中に桐谷美玲主演『好きな人がいること』の第2話が挟まっており、「ドラマの視聴率上げるのに必死すぎる」と失笑を買っています。 デスクT 『好きな人がいること』って、初回から桐谷美玲に野村周平が抱きついたり、山崎賢人がいきなりキスしたりしてた“乙女ゲー”的なドラマでしょ? 申し訳ないけど、俺はチャンネルを替えると宣言するよ。 記者H 僕も、キラキラ展開に耐えられなくて、きっと替えちゃいますね。しかし、フジの亀山千広社長は13日の定例会見で、「奇異のある編成とは思っていない」ときっぱり。「(視聴者の)ターゲットを完全に同じところでやっていますので」「PVのように(ドラマが)入り込んできて、世界観を作ってくれるとうれしいなと」と涼しげな表情を見せていました。 デスクT フジテレビは、この高齢化社会において、若者しか相手にしてないんだね。俺なんて、テレビを見るなってことか……。フジを見ずに、ずっと寝てろってことか……。俺なんて、俺なんて……。フジテレビ『2016FNSうたの夏まつり~海の日スペシャル~』番組サイトより
記者H シュンとしないでください。それなら、他局を見ればいいんですよ。『FNSうたの夏まつり』の裏では、『はじめてのおつかい!』(日本テレビ系)や、『しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル』(テレビ朝日系)や、『古代エジプト世紀の大発見プロジェクトツタンカーメンと伝説の王妃3300年の新事実』(TBS系)と、面白そうな番組が目白押しです。 デスクT そうか、俺は他局を見ればいいのか!! 記者H そうですよ。フジなんか見なくても、死にません! デスクT 気付かせてくれて、ありがとう! みんなにも教えてあげなくっちゃ!フジテレビ社屋
フジテレビ『FNS27時間テレビ』のタイムテーブルが「今世紀最高につまらなそう!」 解決策はコレダ!……週末芸能ニュース雑話
ベテランデスクTと新米記者Hが、今週の芸能ニュースを振り返ります。 記者H 23~24日放送のフジテレビ『FNS27時間テレビ』のタイムテーブルが発表されました。今年は「フェス」がテーマだそうです。 デスクT 番組ホームページのメインビジュアル、人がいっぱいいてスゴイね。これは、2011年の韓流抗議デモの写真かな? 高岡奏輔が、こちらに手を振ってるよ。 記者H それは、ナオト・インティライミですよ。今年の『FNS27時間テレビ』は、明石家さんま、中居正広、加藤綾子、坂上忍など16組によるMCリレーが行われるとか。目玉企画は「FNS全国高校生スーパーダンク選手権」「FNS全国そっくりキャラ選手権」「ナオト・インティライミ 27時間で名曲100曲歌うからみんな集まれフェス」「ビートたけし中継」のほか、「AKBの中心で愛を叫ぶ~告れメッセージフェス」と題した企画も。AKB48の新曲のライブ中に、一般人がテレビで愛の告白をするという企画で、現在、番組サイト上で参加者を募集しています。 デスクT フジはAKBが好きだよね。きっと参加者は、「2ちゃんねる」の地下アイドル板に、キャプチャ画像が晒されるんだろうなあ……。 記者H まあ、中高生とかは喜ぶ企画なんじゃないですか? 今年は、Hey!Say!JUMPと、Kis-My-Ft2による「カッコいいキス」対決など、若年層向けの企画が目立ちますね。 デスクT テレビ離れが深刻な若者をターゲットにするあたり、フジテレビらしいね。あれ? タイムテーブルに『痛快TVスカッとジャパン』が23日と24日に2回も入ってるよ。間違ってるんじゃない?フジテレビ『FNS27時間テレビ』番組サイトより
記者H 間違っていません。フジのバラエティ枠は、大規模な改変を繰り返していますが、その大半が大コケ。現状、ウッチャンナンチャン・内村光良が司会を務める『スカッとジャパン』くらいしか、安定して2ケタを獲得しているバラエティがないんです。先月末に開かれたフジ・メディア・ホールディングスの株主総会でも、『スカッとジャパン』の好調ぶりを強調していました。 デスクT うえ~、『27時間テレビ』の中に、『超ハマる!爆笑キャラパレード』枠が2時間もあるよ~。きっつ~。 記者H 番組のシステムが笑いを殺してしまうため、芸人の間でも「出たくない番組」に位置づけられているようです。同番組は、若手~中堅芸人がVTRでミニコントを披露し、スタジオの出演者たちが「ハマるレバー」を引いて6段階で評価する「新キャラクター誕生バラエティ番組」。同番組のチーフプロデューサーは、3月の改変説明会で「全く新しいネタ番組。さまざまな芸人さんたちのとにかく面白いキャラクターが山のように出てきて、ゲラゲラ笑える番組になっています」とアピールしていましたが、視聴率は初回から大コケ。「つまらなすぎる」として、ゴールデン帯で4%台を連発する大惨事となっています。 デスクT そんな爆死番組を『27時間テレビ』に入れ込むほど、司会のウッチャンナンチャン・南原清隆を出したかったんだろうね。それより、「ナオト・インティライミ 27時間で名曲100曲歌うからみんな集まれフェス」って何? 記者H ナオトがさまざまなアーティストとコラボしながら、100曲を歌うみたいです。どうやら、グランドフィナーレは、この企画がメインになるようですね。 デスクT 番組サイトで「ナオト・インティライミは、27時間歌いきれるのか!?」って煽ってるけど、16分に1曲歌えば達成できるんだから余裕じゃない? 長渕剛なんて、4時間6分のコンサートで46曲歌ってたよ。フジテレビ『超ハマる!爆笑キャラパレード』番組サイトより
記者H それでも、おととし45分で27曲を歌った「SMAPノンストップライブ」のように、感動のフィナーレに持っていくんでしょうね。 デスクT ふ~ん。なんか今年の『27時間テレビ』はつまらなそうだなあ~。フジといえばさあ、18日放送の『2016FNSうたの夏まつり~海の日スペシャル~』のタイムテーブルに、しれっと“月9”が挟まってるよね。斬新! 記者H 今年から11時間の生放送に拡大された『FNSうたの夏まつり』ですが、番組中に桐谷美玲主演『好きな人がいること』の第2話が挟まっており、「ドラマの視聴率上げるのに必死すぎる」と失笑を買っています。 デスクT 『好きな人がいること』って、初回から桐谷美玲に野村周平が抱きついたり、山崎賢人がいきなりキスしたりしてた“乙女ゲー”的なドラマでしょ? 申し訳ないけど、俺はチャンネルを替えると宣言するよ。 記者H 僕も、キラキラ展開に耐えられなくて、きっと替えちゃいますね。しかし、フジの亀山千広社長は13日の定例会見で、「奇異のある編成とは思っていない」ときっぱり。「(視聴者の)ターゲットを完全に同じところでやっていますので」「PVのように(ドラマが)入り込んできて、世界観を作ってくれるとうれしいなと」と涼しげな表情を見せていました。 デスクT フジテレビは、この高齢化社会において、若者しか相手にしてないんだね。俺なんて、テレビを見るなってことか……。フジを見ずに、ずっと寝てろってことか……。俺なんて、俺なんて……。フジテレビ『2016FNSうたの夏まつり~海の日スペシャル~』番組サイトより
記者H シュンとしないでください。それなら、他局を見ればいいんですよ。『FNSうたの夏まつり』の裏では、『はじめてのおつかい!』(日本テレビ系)や、『しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル』(テレビ朝日系)や、『古代エジプト世紀の大発見プロジェクトツタンカーメンと伝説の王妃3300年の新事実』(TBS系)と、面白そうな番組が目白押しです。 デスクT そうか、俺は他局を見ればいいのか!! 記者H そうですよ。フジなんか見なくても、死にません! デスクT 気付かせてくれて、ありがとう! みんなにも教えてあげなくっちゃ!フジテレビ社屋
報われない“女性気象予報士”たち……人気が出る“お天気お姉さん”は岡副麻希、阿部華也子ら素人ばかり
お天気キャスターの世界はシビアだ。どんなに実力があっても、人気がなければ淘汰されてしまうからだ。それが、女性キャスターともなれば、その傾向は顕著になる。 6月に毎年恒例の「第12回好きなお天気キャスター&気象予報士ランキング」(オリコン調べ)が発表された。そのトップ3は、1位が『news every.』(日本テレビ系)の木原実、2位が『とくダネ!』(フジテレビ系)の天達武史、3位が『Nスタ』(TBS系)の森田正光で、いわばベテランのオジサン組だった。そのほか、5位に『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の蓬莱大介、6位に『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)の依田司、8位に『週刊ニュースリーダー』(同)の石原良純が入り、男性気象予報士が上位を占拠した。 一方、女性では、“黒いキャスター”としておなじみの岡副麻希(『めざましどようび』=フジテレビ系/セント・フォース)が4位で最上位。4月に19歳でデビューしたばかりの現役早大生(現在は20歳)、阿部華也子(『めざましテレビ』=同/スプラウト)が7位に食い込んだ。9位にはAKB48メンバーで『ひるおび!』(TBS系)に出演の柏木由紀、10位には『新・情報7daysニュースキャスター』(同)の新井恵理那(セント・フォース)が入った。 岡副は小麦色の肌、天然キャラで人気上昇中だが、天気を担当しているのは土曜だけで、月曜から金曜までスポーツ担当で出演する『めざましテレビ』でのインパクトのほうが強く、“お天気キャスター”のイメージは薄い。 阿部は高校時代、地元大分のご当地アイドルユニットSPATIOで芸能活動していたとあって、抜群のルックスと巨乳で、またたく間に人気者となった。原稿読みにも安定感があり、卒業後の進路に早くも注目が集まっている。 新井は「2009年度ミス青山学院大学」で、かつては『Oha!4 NEWS LIVE』(日本テレビ系)で、エンタメを担当していたが、2014年3月で降板。一時は露出も激減したが、現在は『ニュースキャスター』のほか、『グッド!モーニング』(テレビ朝日系=エンタメ担当)にも出演。今年4月からは、『世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝~』(テレビ東京系)のMCに就任した。新井も岡副同様、天気を担当しているのは土曜のみで、“お天気キャスター”としての印象は薄い。 各局の報道、情報番組では難関の気象予報士の国家資格を取得したキャスターが多数活躍している。男性の気象予報士は、このランキングでも上位に入っているが、報われないのが女性気象予報士たちだ。昨年まで、同ランキングの常連だった井田寛子は、今年3月で5年間担当した『ニュースウォッチ9』(NHK総合)を卒業し、TBS系の早朝の情報番組『あさチャン!』に鞍替えしたが、時間帯の早さや番組自体の視聴率の低さの問題もあり、ついにランクから消えてしまった。今年のトップ10には、女性気象予報士がただのひとりも入っていない状況だ。 タレントの柏木は別として、ランクに入った“女性お天気キャスター”は3人とも、セント・フォース・グループの“素人”だ。天気をしっかり正確に伝えることより、ルックスやキャラのほうに注目が集まり、人気が出るのは後者が優れたほうという現実。女性だから致し方ないともいえるが、本職の気象予報士にとっては、なんともやりきれない現実だろう。 「森田はウエザーマップの社長であるため、別格。良純のようにタレントを兼ねているキャスターなら、ランクに応じて高額ギャラも期待できますが、一般的な気象キャスターの年収は、月~金曜の帯で出演しても、500~800万円程度といわれています。国家資格を有していても、あまり稼げる仕事ではないのです。かつ、いつ契約を切られるかわかりませんし、人気が出たからといってギャラもたいして上がりません。ですが、気象予報士はキャスターにならないと、仕事の選択肢も少ないので、やはりテレビで担当をもつのが一番。それでいてたいして稼げないし、素人のお天気お姉さんに注目が集まってしまうし、女性気象予報士は大変な職業です」(テレビ制作関係者) 前出の井田のみならず、今春、『NHKニュース7』から『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)に移籍した寺川奈津美、『OHA!4』から『NHKニュースおはよう日本』に移籍した酒井千佳など、美人で仕事のできる女性気象予報士は多数いる。本職の“お天気お姉さん”が、もっと日の目を見ることができる業界になってほしいものだ。 (文=森田英雄)『岡副麻希 2016年 カレンダー 壁掛け B2』(トライエックス)




