ここ数年で最も狂っていた地上波バラエティ番組──。一部のお笑いファンからそんな絶賛を受ける深夜番組『NEO決戦バラエティ キングちゃん』(テレビ東京系)が、6月19日に最終回を迎えた。 お笑いコンビ・千鳥の東京キー局初MC番組である『キングちゃん』。毎週、千鳥と数人の芸人がロケに出かけ、あるテーマに沿った「〇〇王」を決めるというロケバラエティ番組だ。 2016年7月に1クール限定の予定でスタートしたが、2クールに延長。その後、今年1月にスペシャル版として深夜で復活。さらに、4月には日曜22時というプライムタイムでもスペシャル版が放送され、そのまま深夜でシーズン2のレギュラー放送がスタート。しかし、残念ながら1クールで終了となってしまった。 「ささやいて面白くしろ! エキストラプロデュース王」「ノブ嘆かせ王」「芸人 又吉を救え! 又吉プロデュース王」など、さまざまな企画が放送された『キングちゃん』。その最大の魅力は、出演する芸人たちの狂いっぷりだ。 「番組の基本は、ロケをしながら、芸人たちが思い思いのボケを繰り出していくというもの。その中で、信じられないようなハプニングが起こり、笑いが増幅していく。代表的な企画である『嘆かせ王』では、千鳥のノブなどツッコミ芸人から“嘆きツッコミ”を引き出すべく、芸人たちがとんでもないボケを見せていくというものですが、この企画での野性爆弾・くっきーが、とにかくとんでもない。最終回ではいきなり生卵をかじり始めたり、白いタオルを巻いた状態のペニスを出したりと、完全に常軌を逸しています。もはや恐怖を感じるレベルの衝撃映像を地上波に乗せるという英断に、あっぱれです」(お笑い関係者) さらに、「今こそ気持ちを見せろ! 今ヤリにいけるアイドルGP」という企画も画期的だった。バイきんぐ・西村瑞樹が気功を使えるようになったという設定で、気功で吹っ飛ばされるアイドルのオーディションを実施。もちろん西村は気功など使えないのだが、アイドルたちが番組側の意向に沿って、吹っ飛ばされる演技をするかどうかを検証するというものだ。 「テレビに出たいと願いながらも、過剰な演技をしていいものかどうか葛藤するアイドルたちに迫った、ひとつのドキュメンタリーでしたね。その上で、しっかり笑いも生まれていて、感動すら覚えました。確かに“ヤラセ”という言葉がちらつく危険性がある企画ではありましたが、番組を成立させたいというアイドルの使命感や、売れたいと思う野心、さらには芸能界で生きていくんだという覚悟など、心の細かな動きがしっかり捉えられていて、とても興味深いものでしたね」(テレビ関係者) この『キングちゃん』のプロデューサーを務めるのは、テレビ東京の佐久間宣行氏。『ゴッドタン』『ピラメキーノ』といったバラエティ番組のほか、『ウレロ』シリーズ、『SICKS ~みんながみんな、何かの病気~』など個性的なドラマも手がけている。 「『水曜日のダウンタウン』を手がけているTBSの藤井健太郎とともに、バラエティ界を背負って立つ人物であることは説明するまでもないでしょう。『ゴッドタン』も攻めた番組ですが、『キングちゃん』はそれ以上ですね。バラエティをメタ視点で解体するかのような挑戦的な試みをしているのに、シンプルに笑える番組に仕上げているというのは、本当にすごいことです」(同) 画期的なバラエティ番組『キングちゃん』。シーズン3の放送が待たれる。
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スポーツ番組にもユルさを! さまぁ~ず『さまスポ』に学ぶ、スポーツの多様性
これからの時代、スポーツにも「ユルさ」が必要……そんなことを考えさせられる事象が、ここのところ多い。 象徴的だったのは、スポーツ庁が示した「スポーツが嫌いな中学生を現在の半分に減らす」という目標設定に、各方面から反発の声が上がったこと。『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系)で「体育への恨みつらみ川柳」なるコーナーを持つ久保ミツロウ、能町みね子、ヒャダインがその急先鋒だ。 そりゃあ反発するよ、と思う。そもそもスポーツ庁のいう「スポーツ」は体育の延長線上でしかなく、あまりに十把一絡げ。スポーツには<「する」スポーツ>もあれば<「見る」スポーツ>も<「語る」スポーツ>も、いろいろあるはずなのだから。その懐の深さこそがスポーツの魅力なのだ。 筆者個人としては熱闘や熱血も大好物なわけだが、別軸から攻める「ユルいスポーツ番組」が増えると、スポーツの楽しみ方はもっと柔軟に、多様性が出てくると思う。 そこでオススメしたいのが、テレビ東京系で4月から始まった『さまスポ』(毎週土曜夕方6時〜)。さまぁ~ず初のスポーツ番組だ。 さまぁ~ずの2人がさまざまなスポーツに体当たりで挑戦し、その魅力を学んでいく、というコンセプト。ただ、「体当たり」といっても、そこはやはりさまぁ~ず。ある意味、「熱血」とか「精神論」といったものと対極に存在しそうな2人を起用したところに、この番組の意義がある。一歩間違うとグダグダになりそうな……それでいてなぜか心地いい、さまぁ~ずの世界観がスポーツを題材にしても成り立っているのだ。 お笑い芸人がスポーツ番組を持つ、というのはもはや見慣れた光景。ただ、その多くは芸人としてのトークスキルやまわしの技術を生かして、スタジオでアスリートの素を引き出す、という企画が多かった。言うなれば、バラエティのフォーマットの中でスポーツやアスリートを扱う、というものだ。 一方の『さまスポ』は、あくまでも“スポーツ番組”を標榜。スタジオ収録ではなく、各競技の現場に出向き、アスリートの「技」や「身体」にスポットを当てていく。 実はテレビ東京、今もっともスポーツに力を入れている民放局、といっても過言ではない。先月末から今月頭にかけては「世界卓球×全仏テニス」の二大世界大会を生放送。卓球では、テレビ東京が今年放送した全番組の中で最高視聴率となる13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、5月29日から6月4日のゴールデンタイムの週間平均視聴率は8.6%を記録。1964年の開局以来、初の民放3位に輝いたことがニュースとなった。 ある意味、スポーツに社運を懸けているテレビ東京だからこそ、『さまスポ』におけるアスリートのキャスティングに妥協がないのも好印象だ。ここまで登場したのは、卓球・リオ五輪銀メダリストの水谷隼。レスリング・リオ五輪金メダリストの登坂絵莉と土性沙羅。プロバスケットボールBリーグのアルバルク東京。野球界のレジェンド・山本昌。プロボクシング・ロンドン五輪銅メダリストの清水聡……この豪華一流アスリートたちの「技」が見られるのだから、それだけでも十分楽しめる。 番組の製作総指揮を務めるのは、『モヤモヤさまぁ~ず2』でもさまぁ~ずとコンビを組む伊藤隆行。その伊藤が「ザテレビジョン」(KADOKAWA)のインタビューで、こんな言葉を述べていた。 《僕は、これからのテレビは『素直』がキーワードだと思っていて。素直に面白い、素直にすごい、というストレートな感性で番組を作っていかないと。今のテレビって、勝手にいろんな心配をしてヤスリで削っていっちゃうんですよ。万人に受けるように、どんどんおとなしい番組になっちゃう。だからそのための『勇気』も必要かもしれない。テレビに必要なのは『素直』と『勇気』ですね》 『さまスポ』も、まさに「素直」を軸にした番組。アスリートの技と身体を「素直」に訴求しているからこそ、さまぁ~ずのリアクションも生きてくるわけだ。 むしろ、今以上にアスリートや競技の持つ魅力だけで勝負してほしいほど。ボクシング回では、パンチがヒットするタイミングで“当たる音”を後から加えていたのは明らかだったが、そういった編集すら不要だと思う。その点は、もっともっと勇気を持った編集を目指してほしい。 というわけで、いま、スポーツ庁の方々に見てほしいのが『さまスポ』だ。なんなら、鈴木大地スポーツ庁長官のゲスト回なんてどうだろう。あえて今、バサロ泳法を学ぶさまぁ~ず、ちょっと面白いと思うのだが。 (文=オグマナオト)『さまスポ』テレビ東京
スポーツ番組にもユルさを! さまぁ~ず『さまスポ』に学ぶ、スポーツの多様性
これからの時代、スポーツにも「ユルさ」が必要……そんなことを考えさせられる事象が、ここのところ多い。 象徴的だったのは、スポーツ庁が示した「スポーツが嫌いな中学生を現在の半分に減らす」という目標設定に、各方面から反発の声が上がったこと。『久保みねヒャダ こじらせナイト』(フジテレビ系)で「体育への恨みつらみ川柳」なるコーナーを持つ久保ミツロウ、能町みね子、ヒャダインがその急先鋒だ。 そりゃあ反発するよ、と思う。そもそもスポーツ庁のいう「スポーツ」は体育の延長線上でしかなく、あまりに十把一絡げ。スポーツには<「する」スポーツ>もあれば<「見る」スポーツ>も<「語る」スポーツ>も、いろいろあるはずなのだから。その懐の深さこそがスポーツの魅力なのだ。 筆者個人としては熱闘や熱血も大好物なわけだが、別軸から攻める「ユルいスポーツ番組」が増えると、スポーツの楽しみ方はもっと柔軟に、多様性が出てくると思う。 そこでオススメしたいのが、テレビ東京系で4月から始まった『さまスポ』(毎週土曜夕方6時〜)。さまぁ~ず初のスポーツ番組だ。 さまぁ~ずの2人がさまざまなスポーツに体当たりで挑戦し、その魅力を学んでいく、というコンセプト。ただ、「体当たり」といっても、そこはやはりさまぁ~ず。ある意味、「熱血」とか「精神論」といったものと対極に存在しそうな2人を起用したところに、この番組の意義がある。一歩間違うとグダグダになりそうな……それでいてなぜか心地いい、さまぁ~ずの世界観がスポーツを題材にしても成り立っているのだ。 お笑い芸人がスポーツ番組を持つ、というのはもはや見慣れた光景。ただ、その多くは芸人としてのトークスキルやまわしの技術を生かして、スタジオでアスリートの素を引き出す、という企画が多かった。言うなれば、バラエティのフォーマットの中でスポーツやアスリートを扱う、というものだ。 一方の『さまスポ』は、あくまでも“スポーツ番組”を標榜。スタジオ収録ではなく、各競技の現場に出向き、アスリートの「技」や「身体」にスポットを当てていく。 実はテレビ東京、今もっともスポーツに力を入れている民放局、といっても過言ではない。先月末から今月頭にかけては「世界卓球×全仏テニス」の二大世界大会を生放送。卓球では、テレビ東京が今年放送した全番組の中で最高視聴率となる13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、5月29日から6月4日のゴールデンタイムの週間平均視聴率は8.6%を記録。1964年の開局以来、初の民放3位に輝いたことがニュースとなった。 ある意味、スポーツに社運を懸けているテレビ東京だからこそ、『さまスポ』におけるアスリートのキャスティングに妥協がないのも好印象だ。ここまで登場したのは、卓球・リオ五輪銀メダリストの水谷隼。レスリング・リオ五輪金メダリストの登坂絵莉と土性沙羅。プロバスケットボールBリーグのアルバルク東京。野球界のレジェンド・山本昌。プロボクシング・ロンドン五輪銅メダリストの清水聡……この豪華一流アスリートたちの「技」が見られるのだから、それだけでも十分楽しめる。 番組の製作総指揮を務めるのは、『モヤモヤさまぁ~ず2』でもさまぁ~ずとコンビを組む伊藤隆行。その伊藤が「ザテレビジョン」(KADOKAWA)のインタビューで、こんな言葉を述べていた。 《僕は、これからのテレビは『素直』がキーワードだと思っていて。素直に面白い、素直にすごい、というストレートな感性で番組を作っていかないと。今のテレビって、勝手にいろんな心配をしてヤスリで削っていっちゃうんですよ。万人に受けるように、どんどんおとなしい番組になっちゃう。だからそのための『勇気』も必要かもしれない。テレビに必要なのは『素直』と『勇気』ですね》 『さまスポ』も、まさに「素直」を軸にした番組。アスリートの技と身体を「素直」に訴求しているからこそ、さまぁ~ずのリアクションも生きてくるわけだ。 むしろ、今以上にアスリートや競技の持つ魅力だけで勝負してほしいほど。ボクシング回では、パンチがヒットするタイミングで“当たる音”を後から加えていたのは明らかだったが、そういった編集すら不要だと思う。その点は、もっともっと勇気を持った編集を目指してほしい。 というわけで、いま、スポーツ庁の方々に見てほしいのが『さまスポ』だ。なんなら、鈴木大地スポーツ庁長官のゲスト回なんてどうだろう。あえて今、バサロ泳法を学ぶさまぁ~ず、ちょっと面白いと思うのだが。 (文=オグマナオト)『さまスポ』テレビ東京
古舘伊知郎もタジタジ……尾野真千子の“魔性の女”っぷりが炸裂!
今をときめくトップ女優たちも、さかのぼると下積み時代は意外な苦労を重ねていたりする。吉田羊は売れる前、引っ越し業者や葬儀店のアルバイトに励んでいたそうだ。黒木華は、お化け屋敷でお化け役のアルバイトをしていたらしい。 6月21日に放送された、古舘伊知郎が司会を務めるトーク番組『トーキングフルーツ』(フジテレビ系)に、女優の尾野真千子がゲスト出演した。 彼女がブレーク前にスナックでアルバイトしていたのは有名な話。苦労を重ねる中、バイト先のママに励まされていたエピソードは、もはや美談にさえなっている。 一方、たまに出るバラエティ番組にて尾野から不意にこぼれ落ちる“男の扱い”のうまさは、やはり目につく。思い返すと、2014年に出演した『さんまのまんま』(同)では明石家さんまを向こうに回して主導権をガッチリとゲット! 完全に、“水商売女性が酔客を手玉に取る”的な様相を呈していたのが忘れられない。 そして、今回の尾野もすごかった。 ■初対面の古舘に“便の硬さ”を告白する尾野 ホスト役を務める古舘は、例によって独特のボキャブラリーを駆使しながらゲストのことを褒めちぎっていく。狙っているのかナチュラルなのか、彼の視点はいちいちニッチだ。映画『クライマーズ・ハイ』で見せる眉間に皺を寄せた尾野の表情を指して「眉の動きが魅力的」と言い始めたり、はたまた「神話とかのきれいな絵巻物に出てくる“神様顔”だ」と評したり。 表現が大仰すぎて、まともな人間なら苦笑して終わりだろう。このやりとりに受け身を取るなんて、よほどの手練じゃないと無理。芸人相手にこそふさわしい仕掛けである。 しかし、尾野はしっかり受け身を取ってみせた。言いたいことを言い終えた古舘に向かい、彼女は「よかった、こういう人で」と一言。 噴き出した古舘が「どんな奴だと思ったの(笑)?」と聞き返すと、尾野は「バーッとしゃべってはくれるけど、中身がないのかなって」「ごめんなさい、興味なかったんです」と、失礼千万な返答で応戦する。 しかし、尾野には、その先の展開がある。「自分って、初めは興味持たないんですよ。でも、会ってから、すごく好きになってしまうことが多くて」と、思わずうれしくなってしまうようなことを臆面もなく告白するのだ。 そして、次のフェーズへ突入する尾野。2007年公開の映画『殯の森』の撮影時を振り返るのだが、当時彼女は演技に非常に苦戦したらしい。その苦労を打ち明ける際、悩みの深さを「ずっと便が水だったんですよ」と、とんでもない角度から表現する。「水だったのが固形に戻った時、みんなが喜んでくれました」と、かなりディープなエピソードをあまりにも開けっぴろげに晒したのだ。 こんなの、聞いてる側からすると、逆に心を許してしまいたくなるはず。ちなみに、この回の番組のロケ場所は焼肉店である。お肉を焼き、食べながら、このトーク。すごい胆力である。 ■奈良巡りなら、実家がオススメ ちなみに尾野は、奈良県吉野郡西吉野村出身。実家がかなり“田舎”な立地にあることは有名だ。そんな彼女が、古舘に「今度、奈良巡りしましょうよ!」と持ちかけた。この呼びかけにもちろん古舘は乗り気で、「どこがオススメですか? 僕、興福寺や春日大社とかは行ったことあるけど」と返すのだが、田舎育ちの尾野は「あー、全然知らないです!」と、つれない言葉を返してしまう。 妙な展開だが、尾野には真意がある模様。彼女の“オススメの地”は、なんと自身の実家なのだ。いきなり、古舘に「実家、来てください!」と持ちかけ「自分の実家でお父さんとお母さんに会ってくれるのが、(奈良の)一番の名物」と、両親に会わせようとする。 さすがの古舘も「不思議な趣味をお持ちですね(笑)」「なんで、今日会ったばかりの私と?」と、至極真っ当な疑問を呈したが、古舘の言い分はもっともだ。 こんな不思議な展開のまま、2人のトークは終了。ロケがスタートして1時間が経過していたようだが、あまりに話が弾んだので、古舘は「60分たった!?」と驚きの様子を隠せない。きっと、本当に楽しかったのだろう。 そんな状況の中、尾野は「まだ、ちょっとしゃべりましょうよ! アハハハ」「もう一軒、行きますか(笑)」と、とどめの一撃を放ちにいく。 尾野真千子、最初から最後まで“魔性”がダダ漏れだった。TOM company公式サイトより
古舘伊知郎もタジタジ……尾野真千子の“魔性の女”っぷりが炸裂!
今をときめくトップ女優たちも、さかのぼると下積み時代は意外な苦労を重ねていたりする。吉田羊は売れる前、引っ越し業者や葬儀店のアルバイトに励んでいたそうだ。黒木華は、お化け屋敷でお化け役のアルバイトをしていたらしい。 6月21日に放送された、古舘伊知郎が司会を務めるトーク番組『トーキングフルーツ』(フジテレビ系)に、女優の尾野真千子がゲスト出演した。 彼女がブレーク前にスナックでアルバイトしていたのは有名な話。苦労を重ねる中、バイト先のママに励まされていたエピソードは、もはや美談にさえなっている。 一方、たまに出るバラエティ番組にて尾野から不意にこぼれ落ちる“男の扱い”のうまさは、やはり目につく。思い返すと、2014年に出演した『さんまのまんま』(同)では明石家さんまを向こうに回して主導権をガッチリとゲット! 完全に、“水商売女性が酔客を手玉に取る”的な様相を呈していたのが忘れられない。 そして、今回の尾野もすごかった。 ■初対面の古舘に“便の硬さ”を告白する尾野 ホスト役を務める古舘は、例によって独特のボキャブラリーを駆使しながらゲストのことを褒めちぎっていく。狙っているのかナチュラルなのか、彼の視点はいちいちニッチだ。映画『クライマーズ・ハイ』で見せる眉間に皺を寄せた尾野の表情を指して「眉の動きが魅力的」と言い始めたり、はたまた「神話とかのきれいな絵巻物に出てくる“神様顔”だ」と評したり。 表現が大仰すぎて、まともな人間なら苦笑して終わりだろう。このやりとりに受け身を取るなんて、よほどの手練じゃないと無理。芸人相手にこそふさわしい仕掛けである。 しかし、尾野はしっかり受け身を取ってみせた。言いたいことを言い終えた古舘に向かい、彼女は「よかった、こういう人で」と一言。 噴き出した古舘が「どんな奴だと思ったの(笑)?」と聞き返すと、尾野は「バーッとしゃべってはくれるけど、中身がないのかなって」「ごめんなさい、興味なかったんです」と、失礼千万な返答で応戦する。 しかし、尾野には、その先の展開がある。「自分って、初めは興味持たないんですよ。でも、会ってから、すごく好きになってしまうことが多くて」と、思わずうれしくなってしまうようなことを臆面もなく告白するのだ。 そして、次のフェーズへ突入する尾野。2007年公開の映画『殯の森』の撮影時を振り返るのだが、当時彼女は演技に非常に苦戦したらしい。その苦労を打ち明ける際、悩みの深さを「ずっと便が水だったんですよ」と、とんでもない角度から表現する。「水だったのが固形に戻った時、みんなが喜んでくれました」と、かなりディープなエピソードをあまりにも開けっぴろげに晒したのだ。 こんなの、聞いてる側からすると、逆に心を許してしまいたくなるはず。ちなみに、この回の番組のロケ場所は焼肉店である。お肉を焼き、食べながら、このトーク。すごい胆力である。 ■奈良巡りなら、実家がオススメ ちなみに尾野は、奈良県吉野郡西吉野村出身。実家がかなり“田舎”な立地にあることは有名だ。そんな彼女が、古舘に「今度、奈良巡りしましょうよ!」と持ちかけた。この呼びかけにもちろん古舘は乗り気で、「どこがオススメですか? 僕、興福寺や春日大社とかは行ったことあるけど」と返すのだが、田舎育ちの尾野は「あー、全然知らないです!」と、つれない言葉を返してしまう。 妙な展開だが、尾野には真意がある模様。彼女の“オススメの地”は、なんと自身の実家なのだ。いきなり、古舘に「実家、来てください!」と持ちかけ「自分の実家でお父さんとお母さんに会ってくれるのが、(奈良の)一番の名物」と、両親に会わせようとする。 さすがの古舘も「不思議な趣味をお持ちですね(笑)」「なんで、今日会ったばかりの私と?」と、至極真っ当な疑問を呈したが、古舘の言い分はもっともだ。 こんな不思議な展開のまま、2人のトークは終了。ロケがスタートして1時間が経過していたようだが、あまりに話が弾んだので、古舘は「60分たった!?」と驚きの様子を隠せない。きっと、本当に楽しかったのだろう。 そんな状況の中、尾野は「まだ、ちょっとしゃべりましょうよ! アハハハ」「もう一軒、行きますか(笑)」と、とどめの一撃を放ちにいく。 尾野真千子、最初から最後まで“魔性”がダダ漏れだった。TOM company公式サイトより
“にわか”なアルコ&ピースが『勇者ああああ』で伝える「ゲームで遊ぶ楽しさ」
テレビのバラエティ番組の系譜のひとつとして脈々と続いているジャンルが、「ゲーム情報番組」である。 ファミコン発売以降に登場し、新作のゲームを紹介する番組で、その多くはゲーム会社がスポンサーになっている。番組の性質上、当然ゲームファンに向けたものだ。だから、ゲームファン以外が目にすることは基本的にはない。 だが一方で、古くは『大竹まことのただいま!PCランド』(テレビ東京系)をはじめ、「ゲーム情報番組」とは名ばかりで、それを隠れみのにお笑い要素をふんだんに取り込んだ、もはや「お笑い番組」と呼ぶべき番組も少なくなかった。最低限、新作ゲーム情報を入れれば、あとはゲームに関係あろうがなかろうがやりたい放題。そんな番組だ。 今年4月から始まった『勇者ああああ』(同/木曜深夜1時35分~)も、その系譜にあるといっていい。サブタイトル通り「ゲーム知識ゼロでもなんとなく見られるゲーム番組」だ。 司会はアルコ&ピース。アルピーといえば、通常の番組では平子祐希が目立っているが、この番組では、自身のラジオ番組同様、奔放に振る舞う酒井健太も負けず劣らずの存在感を放っている。そう、ラジオのような自由さが、アルピーの魅力を最大限引き出しているのだ。 ところで先ほど、「ゲーム情報を隠れみのにゲームとは無関係なお笑い番組の系譜」とこの番組を紹介したが、それは正確ではない。なぜなら、この番組のすべての企画が「ゲーム」を題材にしているからだ。 たとえば「コマンド危機一髪」。これは、アルピーとゲストが、リレー形式でコマンド入力を正確に行っていくというもの。スーパーマラドーナがゲスト出演した回では、『ストリートファイターII』で無抵抗な相手をリュウの「竜巻旋風脚」だけで倒すというミッション。一見簡単そうだが、一発一発リレー形式で行い、コマンド入力をミスして別の技が出てしまった時点で挑戦失敗。連帯責任で、全員に電流が流れるのだ。 「メチャクチャ得意」という武智に対し、田中一彦は「(『ストII』は)持ってたんですけど、いつか友達できたらやろうと思ってたので……」と哀しい思い出を語り、ほとんどやったことがないという。 頼りになる武智を先頭に酒井、平子、田中の順で挑戦する。武智、酒井が順調に成功する中、3人目の平子。慎重にコマンド入力するも、繰り出した技は「巴投げ」。 その瞬間、全員に電流が走る。 「何、変なタイミングでミスってるんですか!」 2回目の挑戦では平子も無事成功。だが、初挑戦となる田中がやはりミス。普通のハイキックを繰り出した。 「俺、リュウのあのキック見たの初めてだわ!」 その後も、平子は巴投げを繰り出し、激高した田中から「デブ、こら!」と罵倒され、まさかの「隠れデブ疑惑」が浮上する始末。その2人が足を引っ張り続け、なかなか成功しない。 それでも制限時間残り3分となった15回目の挑戦で、ついに成功。4人は歓喜した。コマンド入力は決して難しいわけではないが、ちょっとしたタイミングで失敗してしまうもの。実際のゲームではそこを多少ミスしても問題がないため、あらためて正確さを要求されると、普段とは違う力が入る。しかも、電流という連帯責任のプレッシャーもかかる。結果、ゲーム上級者ではない彼らは、失敗を繰り返してしまうのだ。見ている方も、いつしか感情移入し、手に汗を握る。で、達成したときに妙な感動を覚えるのだ。 ほかにも「にわかゲーマー一斉摘発 芸能界ゲーム風紀委員」というコーナーでは、アルピーの2人が「ゲーム風紀委員」となり、ゲームがたいして好きでもないのに、仕事を増やそうとプロフィールに「ゲーム好き」などと書く女性アイドルらをオーディションと称して呼び出し、本当にゲーム好きかを検証する企画。 実際、「にわか」のアイドルたちがほとんど。それを“摘発”し、追い詰めていくのは痛快だが、そこではアルピーの「にわか」っぷりが浮き彫りになることも。だが、それを逆手に取り、翌週の放送ではネットで批判されたと公言し、間違いを訂正し、仰々しく謝罪からスタートするふざけっぷりも面白い。 「ゲーム芸人公開オーディション」では、ゲームに絡んだネタならなんでもOKというハードルの低さから、“にわか”の粗い芸を見せる芸人が大挙出演。かつての『あらびき団』(TBS系)を思わせる雰囲気が心地よい。 こうしたお笑い要素が強い企画だけではなく、ゲーム情報要素の強い企画ももちろんある。そのひとつが「ゲーマーの異常な愛情」。ゲーム愛の強い芸人が登場し、人生で最高の一本を紹介するというものだ。 ここでは、今でもカルト的人気を誇る『リンダキューブ アゲイン』や『鈴木爆発』などが、かなりの時間を割いて紹介された。 先にも触れた通り、アルピーは決してゲームに詳しいわけではない。けれど、ゲームを知らないわけではない。彼らは現在、30代。物心ついたときからファミコンで遊び、ゲームの成長とともに大きくなった世代といっていい。その世代における標準的なゲーム知識とゲーム愛を持っている。 だから、マニアックに振れることもなく、メジャーなものだけを扱うわけでもない。ちょうどいいのだ。“にわか”だからこそ伝えられる面白さがあるのだ。 「ゲーム情報」だけを求めるなら、物足りないかもしれない。けれど、『勇者ああああ』が目指し実現させているのは、きっと「ゲームで遊ぶ楽しさ」を伝えることなのだ。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『勇者ああああ』テレビ東京
「これじゃない!」日清『魔女の宅急便』新CMに『君の名は。』のパクリ批判が殺到中
「パクリじゃないか!?」 6月19日、日清食品が「カップヌードル」の新CMシリーズ「HUNGRY DAYS」第1弾の放送を開始。同CMでは、角野栄子による児童書『魔女の宅急便』(福音館文庫)をアニメ化しているのだが、これがアニメファンに大不評なのだという。 「『魔女の宅急便』といえば、1989年にスタジオジブリによってアニメ映画化され、現在もアニメファンから絶大な支持を得ています。今回、日清食品は『魔女の宅急便』の主人公・キキが、もしも17歳の女子高生になったらというコンセプトでアニメ化。CMではキキが男子高校生に成長しているトンボに『大好き』と告白する様子が描かれています」(テレビ誌記者) 原作はともかく、ジブリ版では2人は恋愛関係として描かれておらず、そもそも今回のCMが日本を舞台にしていることから一部の熱狂的ファンは世界観の違いに納得がいかなかったようだ。 また、CMの音楽は人気ロックバンド・BUMP OF CHICKENがオリジナルで制作しているが、こちらも昨年大ヒットしたアニメ映画のファンから辛辣な意見が飛び交っている。 「背景や光の使い方、構図や音楽の雰囲気などが、『君の名は。』と酷似しているのです。特に『君の名は。』の音楽を担当したRADWIMPSとBUMP OF CHICKENは以前から比較されがちでした。そんなこんなで、同映画のファンからは『君の名は。』の“劣化版”という声が聞かれ、『いかにも広告代理店が考えそうなネタ』と批判が続出。おそらく制作側は、ジブリ作品と『君の名は。』を掛け合わせれば世間にウケると安易に考えたのかもしれませんが、結果的に両作品のファンを敵に回す事態となっています」(芸能ライター) 日清食品の「カップヌードル」のCMといえば、2016年3月30日に放送開始したCMに不倫騒動を起こした矢口真里を起用するも、視聴者から苦情が殺到し、わずか1週間で放送中止となったことも。今回も多くのアニメファンからの抗議が来そうだが、矢口の“二の舞い”となってしまう可能性も……?カップヌードルCM 「HUNGRY DAYS 魔女の宅急便 篇」 30秒(YouTubeより)
「これじゃない!」日清『魔女の宅急便』新CMに『君の名は。』のパクリ批判が殺到中
「パクリじゃないか!?」 6月19日、日清食品が「カップヌードル」の新CMシリーズ「HUNGRY DAYS」第1弾の放送を開始。同CMでは、角野栄子による児童書『魔女の宅急便』(福音館文庫)をアニメ化しているのだが、これがアニメファンに大不評なのだという。 「『魔女の宅急便』といえば、1989年にスタジオジブリによってアニメ映画化され、現在もアニメファンから絶大な支持を得ています。今回、日清食品は『魔女の宅急便』の主人公・キキが、もしも17歳の女子高生になったらというコンセプトでアニメ化。CMではキキが男子高校生に成長しているトンボに『大好き』と告白する様子が描かれています」(テレビ誌記者) 原作はともかく、ジブリ版では2人は恋愛関係として描かれておらず、そもそも今回のCMが日本を舞台にしていることから一部の熱狂的ファンは世界観の違いに納得がいかなかったようだ。 また、CMの音楽は人気ロックバンド・BUMP OF CHICKENがオリジナルで制作しているが、こちらも昨年大ヒットしたアニメ映画のファンから辛辣な意見が飛び交っている。 「背景や光の使い方、構図や音楽の雰囲気などが、『君の名は。』と酷似しているのです。特に『君の名は。』の音楽を担当したRADWIMPSとBUMP OF CHICKENは以前から比較されがちでした。そんなこんなで、同映画のファンからは『君の名は。』の“劣化版”という声が聞かれ、『いかにも広告代理店が考えそうなネタ』と批判が続出。おそらく制作側は、ジブリ作品と『君の名は。』を掛け合わせれば世間にウケると安易に考えたのかもしれませんが、結果的に両作品のファンを敵に回す事態となっています」(芸能ライター) 日清食品の「カップヌードル」のCMといえば、2016年3月30日に放送開始したCMに不倫騒動を起こした矢口真里を起用するも、視聴者から苦情が殺到し、わずか1週間で放送中止となったことも。今回も多くのアニメファンからの抗議が来そうだが、矢口の“二の舞い”となってしまう可能性も……?カップヌードルCM 「HUNGRY DAYS 魔女の宅急便 篇」 30秒(YouTubeより)
フジ『めざまし』“おっさん女子”特集が炎上! ラーメン屋行く女性に「なんで平気なんですか?」
20日放送のフジテレビ系情報番組『めざましテレビ』で「おっさん女子」を特集。「女性らしさの強要」「時代遅れのフジらしい」と批判が相次いでいる。 番組では、「女性の行動がおじさん化している女性が急増しているのです!」「肉食系女子、サブカル女子など、多種多様な女性が生息するニッポンに、おっさん女子は確かに生息していた!」と煽り、「おっさん女子」の行動を再現VTRで紹介。VTR中、スタジオの男性アナウンサーらは、手を叩いて大ウケしていた。 さらに、診断クリエイターのシンリーアオヤマ氏が監修したという「おっさん女子チェックリスト」を作成し、渋谷の街行く女性をチェック。ラーメン屋に1人で行くという一般人に、調査スタッフの男性は「なんで平気なんですか?」などと質問していた。 また、スタジオの女子アナのチェック結果を発表すると、司会の三宅正治アナウンサーが大はしゃぎ。6項目に当てはまった山崎夕貴アナに向かって「山崎、6!? いやいやいや……」と言い放ったほか、宮司愛海アナにも「あなたはおっさん女子ですよ。今まで隠してきたかもしれないけれど」と企画にノリノリだった。 なお、「おっさん女子チェックリスト」は、「おしぼりで顔や首を拭く」「アイドルの顔と名前が覚えられない」「思いっきりくしゃみをする」「1人でラーメン店や牛丼店に行っちゃう」「『ガッハハ』と口を大きく開けて笑う」など10項目。多く当てはまる一般人が現れると、仏具のおりんを思わせる「チーン」という効果音を入れるなどして、残念感を演出していた。 この放送に、ネット上では「女はくしゃみをするなって?」「ラーメンくらい1人で食わせろよ」「ひどい差別」「イライラしてチャンネル替えた」「若い女とおっさんがイチャついてるこの番組らしい企画」といった声が相次いでいる。 「バブル時代に流行した“オヤジギャル”を面白がる感覚から、なんら進歩していないのでしょう。これを視聴者も喜ぶと思って疑わないフジのセンスは、何十年も止まっていますね」(テレビ誌記者) フジといえば、約2年前に放送されたクイズバラエティ番組『ネプリーグ』で、「20代から60代の女性のうち、痴漢にあったことがあるという人は何%?」と出題され、炎上。「痴漢犯罪を軽く見すぎ」「『当たった、イエーイ!』ってなると思ったのか?」と批判が殺到した。 「フジはジェンダー意識の低さから、この手の炎上騒動がたびたび起きている。これは、視聴者との感覚のズレという問題だけでなく、セクハラやパワハラが蔓延するテレビ屋の古い空気が現在も残っている表れ。現在、『フジテレ be with you.』というキャッチコピーを掲げているフジですが、視聴者からすれば『勝手に離れていったのは、お前たちの方だろ』とツッコミたくなります」(同) 波紋を呼んでいる「おっさん女子」特集。フジはいつになったら、時代の空気を読み取ることができるのだろうか?フジテレビ公式サイトより
『あさイチ』有働由美子アナが百面相! ワキ汗を認めない男性陣にガチ切れ、吉田鋼太郎からのアプローチに大デレ
冬だと思っていたら、春が来た。そして梅雨を挟み、ついには夏が来る。要するに、暑い! 汗も止まらなくなってきた。 このタイミングで、溜飲の下がるくだりを見せてくれたのは『あさイチ』(NHK総合)であった。世の女性の思いを代弁する形で、有働由美子アナウンサーが見事に声を上げてみせたのだ。 意気上がる有働アナが迫力を見せた『あさイチ』の、6月前半(5/29 ~6/15)の話題をお届け! ■“女性のワキ汗”に否定的な男性陣にガチギレ! 5月31日 放送回の特集は、“みんな気になる……ワキ汗”。「スメハラ」なる言葉とともに、世間が必要以上に自身の汗臭を気にする現状が紹介された。 加えて、視聴者層の多くを占めるであろう更年期の女性にもフォーカス。「女性ホルモンが減少すると大量の汗をかくようになり、この汗には血液のいろいろな成分が含まれる。結果、汗の濃度は高まって強めのニオイがする」という医師からの解説も放送されている。 続けて番組は、男性500人を対象にした「女性のワキ汗 どう思う?」(ユニクロ調べ)なるランキングデータを公開。これが、どうにもナカナカなのだ。1位から「清潔感がない」「信用が できない」「生理的に受け付けない」「周りへの配慮ができなさそう」と、否定的な意見が上位を独占する。 ここで思わず声を上げたのは、ほかならぬ有働アナであった。「ワキ汗をかいて頑張ってる女性を『信用ができない』とか『周りへの配慮ができなさそう』って、お前のほうが信用できないし、アンタのほうこそ配慮ができない奴だよ!」と、怒気を含めて主張したのだ。また、V6・井ノ原快彦からは「これ、男性からのハラスメントですよ!」「『ナイス、ワキ汗!』みたいな言葉を考えたらいい」と、援護射撃の発言も放たれた。 有働アナは、たたみ掛けるように「ワキ汗については、もうみんなの観念を変えよう! 頑張ってるから、かいてる」と持論を展開。結果、この日の彼女の姿勢は数多くの支持を獲得しており、SNS上では「有働さん、さすが!」「カッコいい!」と称賛の声があふれた。 かつて、衣服にワキ汗が染み込んだ状態で出演する有働アナに対し、『あさイチ』視聴者から「見苦しい」と指摘する100通以上のFAXが寄せられたこともあったが、隔世の感ではないか。 ■吉田鋼太郎の思わせぶりな態度に怖気づく 6月2日放送「プレミアムトーク」には、俳優の吉田鋼太郎が出演。2014年に放送された連続テレビ小説『花子とアン』にて九州の炭鉱王・嘉納伝助を演じた吉田であったが、有働アナはその頃から吉田にゾッコンだった模様。吉田の経歴を紹介するVTRのナレーションは有働アナが担当しているが、いきなり原稿読みをカミカミになってしまうほどのメロメロっぷりだ。 ちなみに、吉田は2016年に22歳年下の一般女性と4度目の結婚を果たしているが、その時の有働アナの様子を井ノ原が暴露。いわく「吉田さんがご結婚された時に有働さんが数日荒れてまして、酒量が増えました」とのことだ。 そんな有働アナの惨状を打ち明けられた吉田は、「ずっと有働さんのことが頭にあったんですけども」と、いかにも“モテ男”な対応を見せるからたまらない。有働アナも、思わず笑顔になってしまった。 そういえば、『花子とアン』には有名なシーンがある。嘉納が妻の葉山蓮子(仲間由紀恵)のおでこにキスする場面だ。このキス、実は吉田のアドリブなのだが、「プライベートでも、あのように洒落たことはされますか?」と視聴者から質問が寄せられるや、吉田は「いやぁ、しないですねえ」と返答。 ここで有働アナは「でも鋼太郎様だったら、夕食にカレー食べた後に『おいしかったよ』って“チュッ”とされても素敵だと思う」と、勝手な妄想を爆発させてしまう。この発言を受け、吉田は「有働さんだったら、したいですね。有働さんとおうちで、有働さんの作ったカレーを食べるって、すごくドキドキしますね」と、まんざらでもないリアクションを見せたから大変! 吉田の予想外の反応に一瞬固まってしまった有働アナは「いろんな週刊誌さんが来るから、やめときましょう(笑)」と、柄にもなく怖気 づいてしまった。こんなドギマギの態度からは、逆に有働アナの真剣味がうかがえる。 ■織田信長への異常な恋心 6月8日放送回には、歌舞伎役者の市川海老蔵がゲスト出演した。海老蔵といえば、大河ドラマ『おんな城主 直虎』で織田信長役を演じることが発表されているが、実は、有働アナも信長には深い思い入れがあるらしい。彼女、小学生の頃から「信長に会って、信長の女になりたい!」と心に秘めていたらしいのだ。 その愛の深さは、尋常ではない。「どんなひどい目に遭っても、信長に ついていきたい!」と真顔で語り、心配になるほどの熱量をだだ漏れさせる、この日の有働アナ。 ワキ汗について熱弁を振るったかと 思いきや、吉田鋼太郎を前にメロメロになり、それでいて織田信長への異常な恋心も併せ持つ。まさに、百面相! 有働アナの感情は縦横無尽 である。 (文=寺西ジャジューカ)『あさイチ』 NHKオンライン




