『おじゃMAP!!』5.3%、『何だコレ!?』4.3%……10月改編でフジの水曜ゴールデンに大ナタ!?

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 雨上がり決死隊ときゃりーぱみゅぱみゅがMCを務めるフジテレビのバラエティ番組『世界の何だコレ!?ミステリー』(午後7時57分~)が、窮地に瀕している。  かねてより不振に陥っているフジの水曜ゴールデン帯。中でも“教養バラエティ番組”をうたう『世界の何だコレ!?ミステリー』は打ち切り水準が続いており、19日放送回ではゴールデン帯にもかかわらず平均視聴率4.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に留まった。  なお、この回では、“サイバー被害”を特集。迷惑メールの恐ろしさや恐怖のアプリについて紹介。26日放送回では、ツチノコの捕獲を試みるほか、宮崎県にある不気味な巨大洞窟を調べるという。 「『フルタチさん』など、日曜ゴールデン帯の苦戦ぶりが話題になりがちのフジですが、水曜ゴールデン帯の数字はそれ以上に崖っぷち。水曜午後7時台の『おじゃMAP!!』も低迷続きで、元SMAP・香取慎吾が『引退しない』と宣言した19日放送回は5.3%と惨敗。水曜ゴールデン帯の番組が、10月以降も継続するとは思えません」(テレビ誌記者) 『世界の何だコレ!?ミステリー』は、2015年に2度に渡って放送された特番を、同年10月にレギュラー化。VTR映像を中心に、世界の不思議スポットや、UFO、生活にはびこる恐怖などを紹介している。  ネット上では、「過剰演出が目にあまる」「恐怖を煽るばかりで、教養と言えない」「キリスト像の目が開いたとか、ミイラの目が開いたとか無責任な内容に不快感」「引っ張るだけ引っ張って、謎のまま終了って……」といった不満の声も多いようだ。 「過剰演出などが原因で、番組の信用度はガタ落ち。4月の放送回では、地球から月の裏側が見えない理由について、“月が自転しないから”と誤った情報をテロップとナレーションで堂々と伝え、炎上。後に番組公式サイトで訂正する騒ぎも起きています」(同)  いつ終了してもおかしくない状態の『世界の何だコレ!?ミステリー』。きゃりーの地上波ゴールデン初MC番組は、2年で幕を下ろしてしまうのだろうか?

アイドル愛を語り、杉作J太郎を絶賛、クラブで号泣……フジ『真夜中』が暴く、指原莉乃の本性

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撮影=後藤秀二
「Jさんに会いたいですもん、もはや!」  指原莉乃が、ラーメンをすすりながら言った。 「Jさん」とは、あの杉作J太郎。かつて、彼が地上波の番組で、女性アイドルにこれほど求められたことがあっただろうか?  この少し前まで指原は、苦手な渋谷のクラブ(踊るほう)に連れていかれ、ついには泣きだしてしまっていた。  気分転換に、と入ったラーメン屋で、アイドルとしての節制で何年も食べていなかったというラーメンを食べて、ようやく落ち着きを取り戻した。 「ラーメンなかったら、『真夜中』嫌いになって帰ってた」 『真夜中』(日曜深夜1時25分~/フジテレビ系)は、今年4月から始まった指原とリリー・フランキーのロケ番組。その名の通り、“真夜中”に活動するさまざまな場所に赴き、そこにうごめく人々の話を聞くという内容だ。  街での移動は、帯同するスタッフも少人数で、カメラはほぼスマホのみという完全ゲリラ撮影だという。  たびたび指原が「人生初めて」と口にする通り、超がつくほどインドアな彼女にとっては、未体験で未知の世界。それをナビゲートするのが、“深夜”を中心に何十年も活動をしてきたリリー・フランキーというのは、まさにうってつけのキャスティングといえるだろう。  最初は、ピエール瀧を迎えた「銀座」編(第1~3夜)。銀座の高級クラブ(踊らないほう)で、夜の女の極意やお酒について語り合った。  次に訪れたのは「新宿2丁目」(第4~7夜)。ミッツ・マングローブがガイドする形でゲイバーなどを訪れ、ゲイカルチャーの歴史を聞く。マツコ・デラックスの編集者時代など興味深い話も連発で、指原も前のめりになって質問をしていた。  そして、やや趣が変わった「ファミレス」編(第8~11夜)。この収録の直前、指原は親知らずを一気に4本抜いたばかり。顔が腫れ、食べることはもちろん、笑うこともツラそうな最悪のコンディション。そんな中、ファミレスで待ち構えていたのは、吉田豪、杉作J太郎、土屋大樹、岩岡としえという、テレビとは思えない濃厚なメンバーだった。指原も、プロインタビュアーの吉田以外は、まったくの初対面だ。恐る恐るといった感じで、席に着く。  しかし、リリーが「夜中でみんなが集まってする話といえば、趣味の話」というように、趣味の話をし始めると、それが一変する。指原とほかの4人はみな、女性アイドルファンなのだ。  4人の話を聞きながら、みるみるテンションが上っていき、「懐かしー!」「ヤバい!」「泣きそうになる!」と大興奮の指原。  特に杉作のアイドルの愛し方やそのエピソードの数々に、笑うと痛む歯に「痛い、痛い!」と言いながら大爆笑。 「最近出会った人間の中で一番面白い」 と、絶賛していた。  指原は子どもの頃からアイドルファン。きっかけは、モーニング娘。の後藤真希だったという。大分に住んでいた指原はまだ小・中学生だったから、東京まで後藤を追っかけることはできない。だが、ハロー!プロジェクトのアイドルが、福岡など九州でライブをやるとなれば駆けつけた。その結果、いわゆる「ハロヲタ」になったのだ。  そして、トップアイドルになった今でも、現役のアイドルヲタだという。極力現場へ赴き、移動中や家ではアイドルのDVDを見て過ごす。  それがまったくウソではないことは、すぐに証明された。  番組では、ファミレスからイベントスペースの「渋谷ロフト9」へ移動。アパッチとケンケンというアイドルファンも合流し、アイドル映像鑑賞会をやるという。まずハロヲタのケンケンが紹介したDVDの映像を見始めると、紹介者よりもテンションが上がり、「一番泣けるところ!」「かわいい!」などと絶叫しながら踊りだす。 「誰よりもヤバい奴じゃん」  リリーが苦笑する中、指原は紹介者のお株を奪うように解説を始め、「このDVDなら、私が一番見せたいのがあります!」と言って、別のシーンを再生。  繰り返し見ているという指原は、そのシーンのどこがいいのかを「キャー、エモい!」と興奮しながら伝えるのだ。 「一回自分がアイドルを応援してきたからこそ、アイドルはこうあるべきとかがわかる」 と、リリーは指原のアイドルとしての強さを語ったが、まさにそれを如実に表すハイテンションな放送だった。  しかし、次の回(第12夜)では、そのテンションが一変することになる。前述の通り、渋谷のクラブに行くというのだ。  これも、指原にとって「人生で初めて」の体験。「偏見」だと自覚しつつも、「一番苦手」「クラブとかフェスに行くような人と、友達にもなりたくない」「信用できない」と、道中に嫌悪感をあらわにしている。  番組では、FPM・田中知之、高木完、川辺ヒロシらが、クラブシーンやDJの歴史の変遷などを指原にレクチャーしていく。  この3人は、いずれも落ち着いた雰囲気。指原が抱くクラブやDJの人のイメージとは離れているため、素直に話を聞き、凝り固まった偏見が徐々にほぐれていく。  高木指導のもと、ラップにも初挑戦。 「人生でやった仕事で一番恥ずかしい」 と言いながらも、なんとか仕事を全うしている感じだった。  そうやって、偏見を解いていき、最後には「新しい世界が好きになりました!」みたいな展開が、よくテレビで見かける流れだ。  しかし、いざ実際にクラブを訪れると、やはり顔がこわばってしまう指原。プロのダンサーの踊りに圧倒されながらも、それ以上に「酔っ払って踊ってる人が怖い」と、その場の客の雰囲気になじめない様子。  実は、何軒かクラブを回った後、最後にDJがAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を流し、そこで指原がステージに上り、みんなで一緒に踊るというプランがあった。 「怖い」と繰り返す指原に、リリーは「人と出会ったり、みんなでパーティーを楽しみたいっていう人のイベントが大箱であるっていうことは、そういうのが求められているってこと。そこで楽しんでいる人も、今日の指原みたいに、最初は怖い、嫌だって思っているうちに、そうじゃないって誤解を解いていく瞬間がある」などと、実際に経験すると変わることもあると言って、エンディングのプランを話すと、指原は一層顔をこわばらせた。 「怖い……。シンプルに……」  そう言うと、みるみる目に涙がたまっていき、「ごめんなさい」と、ついに我慢できずにないてしまうのだ。結局、指原は番組が用意したプランを実行することができないまま、ラーメン屋のシーンにつながっていくのだ。  それはテレビ的な予定調和ではない、指原莉乃のドキュメントだった。たとえ、偏見が緩和されても、「好き」や「嫌い」は簡単に変わることはない。番組の冒頭には、雑誌「真夜中」発行人・孫家邦(リトルモア代表)の言葉が引用されている。 「真夜中に、陽のあたる場所で言えなかったことを言おう  真夜中に、陽のあたる場所でできなかったことをしよう」  真夜中は、そこでうごめく人たちの昼間では見せない本性が暴かれる時間だ。取り繕うことをやめ、「好き」や「嫌い」に忠実になって、むき出しになる。それを『真夜中』は切り取っていくのだ。 「Jさんに会いたい」と指原がつぶやいた直後、次回予告的に杉作J太郎が自転車で真夜中の街を疾走するシーンが挟み込まれた。  まさにそれは、指原を助けにくる救世主のようだった。  しかし、実際に杉作が再登場すると、指原は「この番組は杉作J太郎しか呼べないの?」と、うれしそうに笑った。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

アイドル愛を語り、杉作J太郎を絶賛、クラブで号泣……フジ『真夜中』が暴く、指原莉乃の本性

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撮影=後藤秀二
「Jさんに会いたいですもん、もはや!」  指原莉乃が、ラーメンをすすりながら言った。 「Jさん」とは、あの杉作J太郎。かつて、彼が地上波の番組で、女性アイドルにこれほど求められたことがあっただろうか?  この少し前まで指原は、苦手な渋谷のクラブ(踊るほう)に連れていかれ、ついには泣きだしてしまっていた。  気分転換に、と入ったラーメン屋で、アイドルとしての節制で何年も食べていなかったというラーメンを食べて、ようやく落ち着きを取り戻した。 「ラーメンなかったら、『真夜中』嫌いになって帰ってた」 『真夜中』(日曜深夜1時25分~/フジテレビ系)は、今年4月から始まった指原とリリー・フランキーのロケ番組。その名の通り、“真夜中”に活動するさまざまな場所に赴き、そこにうごめく人々の話を聞くという内容だ。  街での移動は、帯同するスタッフも少人数で、カメラはほぼスマホのみという完全ゲリラ撮影だという。  たびたび指原が「人生初めて」と口にする通り、超がつくほどインドアな彼女にとっては、未体験で未知の世界。それをナビゲートするのが、“深夜”を中心に何十年も活動をしてきたリリー・フランキーというのは、まさにうってつけのキャスティングといえるだろう。  最初は、ピエール瀧を迎えた「銀座」編(第1~3夜)。銀座の高級クラブ(踊らないほう)で、夜の女の極意やお酒について語り合った。  次に訪れたのは「新宿2丁目」(第4~7夜)。ミッツ・マングローブがガイドする形でゲイバーなどを訪れ、ゲイカルチャーの歴史を聞く。マツコ・デラックスの編集者時代など興味深い話も連発で、指原も前のめりになって質問をしていた。  そして、やや趣が変わった「ファミレス」編(第8~11夜)。この収録の直前、指原は親知らずを一気に4本抜いたばかり。顔が腫れ、食べることはもちろん、笑うこともツラそうな最悪のコンディション。そんな中、ファミレスで待ち構えていたのは、吉田豪、杉作J太郎、土屋大樹、岩岡としえという、テレビとは思えない濃厚なメンバーだった。指原も、プロインタビュアーの吉田以外は、まったくの初対面だ。恐る恐るといった感じで、席に着く。  しかし、リリーが「夜中でみんなが集まってする話といえば、趣味の話」というように、趣味の話をし始めると、それが一変する。指原とほかの4人はみな、女性アイドルファンなのだ。  4人の話を聞きながら、みるみるテンションが上っていき、「懐かしー!」「ヤバい!」「泣きそうになる!」と大興奮の指原。  特に杉作のアイドルの愛し方やそのエピソードの数々に、笑うと痛む歯に「痛い、痛い!」と言いながら大爆笑。 「最近出会った人間の中で一番面白い」 と、絶賛していた。  指原は子どもの頃からアイドルファン。きっかけは、モーニング娘。の後藤真希だったという。大分に住んでいた指原はまだ小・中学生だったから、東京まで後藤を追っかけることはできない。だが、ハロー!プロジェクトのアイドルが、福岡など九州でライブをやるとなれば駆けつけた。その結果、いわゆる「ハロヲタ」になったのだ。  そして、トップアイドルになった今でも、現役のアイドルヲタだという。極力現場へ赴き、移動中や家ではアイドルのDVDを見て過ごす。  それがまったくウソではないことは、すぐに証明された。  番組では、ファミレスからイベントスペースの「渋谷ロフト9」へ移動。アパッチとケンケンというアイドルファンも合流し、アイドル映像鑑賞会をやるという。まずハロヲタのケンケンが紹介したDVDの映像を見始めると、紹介者よりもテンションが上がり、「一番泣けるところ!」「かわいい!」などと絶叫しながら踊りだす。 「誰よりもヤバい奴じゃん」  リリーが苦笑する中、指原は紹介者のお株を奪うように解説を始め、「このDVDなら、私が一番見せたいのがあります!」と言って、別のシーンを再生。  繰り返し見ているという指原は、そのシーンのどこがいいのかを「キャー、エモい!」と興奮しながら伝えるのだ。 「一回自分がアイドルを応援してきたからこそ、アイドルはこうあるべきとかがわかる」 と、リリーは指原のアイドルとしての強さを語ったが、まさにそれを如実に表すハイテンションな放送だった。  しかし、次の回(第12夜)では、そのテンションが一変することになる。前述の通り、渋谷のクラブに行くというのだ。  これも、指原にとって「人生で初めて」の体験。「偏見」だと自覚しつつも、「一番苦手」「クラブとかフェスに行くような人と、友達にもなりたくない」「信用できない」と、道中に嫌悪感をあらわにしている。  番組では、FPM・田中知之、高木完、川辺ヒロシらが、クラブシーンやDJの歴史の変遷などを指原にレクチャーしていく。  この3人は、いずれも落ち着いた雰囲気。指原が抱くクラブやDJの人のイメージとは離れているため、素直に話を聞き、凝り固まった偏見が徐々にほぐれていく。  高木指導のもと、ラップにも初挑戦。 「人生でやった仕事で一番恥ずかしい」 と言いながらも、なんとか仕事を全うしている感じだった。  そうやって、偏見を解いていき、最後には「新しい世界が好きになりました!」みたいな展開が、よくテレビで見かける流れだ。  しかし、いざ実際にクラブを訪れると、やはり顔がこわばってしまう指原。プロのダンサーの踊りに圧倒されながらも、それ以上に「酔っ払って踊ってる人が怖い」と、その場の客の雰囲気になじめない様子。  実は、何軒かクラブを回った後、最後にDJがAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を流し、そこで指原がステージに上り、みんなで一緒に踊るというプランがあった。 「怖い」と繰り返す指原に、リリーは「人と出会ったり、みんなでパーティーを楽しみたいっていう人のイベントが大箱であるっていうことは、そういうのが求められているってこと。そこで楽しんでいる人も、今日の指原みたいに、最初は怖い、嫌だって思っているうちに、そうじゃないって誤解を解いていく瞬間がある」などと、実際に経験すると変わることもあると言って、エンディングのプランを話すと、指原は一層顔をこわばらせた。 「怖い……。シンプルに……」  そう言うと、みるみる目に涙がたまっていき、「ごめんなさい」と、ついに我慢できずにないてしまうのだ。結局、指原は番組が用意したプランを実行することができないまま、ラーメン屋のシーンにつながっていくのだ。  それはテレビ的な予定調和ではない、指原莉乃のドキュメントだった。たとえ、偏見が緩和されても、「好き」や「嫌い」は簡単に変わることはない。番組の冒頭には、雑誌「真夜中」発行人・孫家邦(リトルモア代表)の言葉が引用されている。 「真夜中に、陽のあたる場所で言えなかったことを言おう  真夜中に、陽のあたる場所でできなかったことをしよう」  真夜中は、そこでうごめく人たちの昼間では見せない本性が暴かれる時間だ。取り繕うことをやめ、「好き」や「嫌い」に忠実になって、むき出しになる。それを『真夜中』は切り取っていくのだ。 「Jさんに会いたい」と指原がつぶやいた直後、次回予告的に杉作J太郎が自転車で真夜中の街を疾走するシーンが挟み込まれた。  まさにそれは、指原を助けにくる救世主のようだった。  しかし、実際に杉作が再登場すると、指原は「この番組は杉作J太郎しか呼べないの?」と、うれしそうに笑った。 (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

清水ミチコが「顔マネ」で顔認証技術とガチ対決!?  “攻めるNHKバラエティ”が、またまた斬新企画! 

清水ミチコが「顔マネ」で顔認証技術とガチ対決!?  攻めるNHKバラエティがまた魅せた! の画像1
『清水ミチコ物語』(ソニー・ミュージックダイレクト)
 昨今、バラエティ制作において民放以上に挑戦的な姿勢が目立つNHK。『バリバラ~障害者情報バラエティー~』や『ねほりんぱほりん』『着信御礼!ケータイ大喜利』あたりは、実験的な精神を放出しながら、世間から注目を集めることに成功した番組たちである。  同局のこの方向性について「若年層に顕著な受信料の徴収率低下に歯止めをかけるのが狙い」と主張する人もいるが、何にせよ、そのチャレンジ精神が面白さにつながるのなら、文句のつけようはないだろう。  そして、7月18日に放送された『(>O<)顔面白TV』。こちらも“冒険精神”と“知性”の掛け合わせが成就した、NHKらしいバラエティと相成っている。  博多華丸・大吉や清水ミチコ、副島淳らが、顔加工アプリ「SNOW」でお互いの顔を交換する場面からスタートしたこの番組。ここから、人間の「顔」の不思議さや面白さを追求する展開へとつながっていくのだ。  例えば、番組はある1枚の写真を紹介。男女のツーショット収めたものだが、背景の木々に“人の顔”としか思えない部分があるから恐ろしい。思わず「心霊写真か!?」と身の毛がよだってしまうものの、実はそうではない。人間の脳には“顔を見る”専門の領域があるとのこと。あらかじめ我々には「顔を見つけたがる」生理がプログラミングされており、それが作用したからこそ、なんてことのない背景も「顔」に見えてしまうのだ。 ■NECの技術の前に敗北し、苦笑いが止まらない清水ミチコ  続いて、なぜか番組は、あのNECへと出張する。顔認証技術に定評のある同社へ、清水が訪れたのだ。  目的は明快。清水といえば、“顔マネ”の第一人者だ。メイクや小道具を駆使して大竹しのぶや草間彌生の顔を模写して見せる彼女。その芸の見事さは、あらためて言うまでもないだろう。  NECと清水、両者を対峙させて番組はムチャをした。まず、NECの顔認証システムに、清水が藤田ニコルを“顔マネ”した写真を認識させる。そして、素の状態の清水と顔マネ写真が同一人物だと見破ることができるかどうかを試したのだ。 「世界一の顔認証 VS日本が誇る顔マネ女王」と銘打たれたこの対決は、0.03秒で写真と清水が同一人物だと見破ったNECの勝利に終わっている。「面目丸つぶれなんですけど……(笑)」と苦笑いが止まらない清水であったが、これは致し方ないだろう。デジタルが完膚なきまでにアナログを打ち負かした様相だ。  それにしても、なんとバカバカしくて面白い企画なのか。しかし、正直言って既視感がある。この面白さは、いつかどこかで見た気がする。  そうだ。これは、数々の“やらせ”が発覚して2011年に打ち切りとなった『ほこ×たて』(フジテレビ系)とベクトルが同じだ! “勝敗”ではなく“組み合わせ”の時点に面白のピークが来ている点は、明らかに異なるのだが。 ■NHKの“フルスイング”で、20年以上前の企画もブラッシュアップ!  後半では、また違った角度から「顔」にフォーカス。  顔の研究者の中には、“平均顔”という概念があるのだそう。法律家や司書、ソムリエなど、それぞれの職業には「○○らしい顔」があり、その職に就くことで、無意識にその顔へ近づいていくらしい。  例えば、ある顔学の研究者は13人分の銀行員の顔を集めて、それらを足し、13で割って銀行員の“平均顔”を作成している。この顔を見ると、いかにも銀行員っぽいのだ。一方、プロレスラー11人の顔を集めて“平均顔”を作成すると、やはりいかにもプロレスラーっぽい雰囲気になる。不思議だし、面白い!  実は、この面白がり方にも既視感がある。約20年前の人気深夜番組『EXテレビ』(日本テレビ系)の、上岡龍太郎と島田紳助が司会を務めた火曜版に「顔顔DonDon」という企画があったことを思い出す。次々と人間の顔写真が登場し、この人たちがなんの職業に就いているかを当てるだけのクイズである。  何も、ここにきて「パクったな!?」と糾弾するつもりはサラサラない。というか、パクったのではなく、たまたま似た内容になっただけな気がする。  今回の『(>O<)顔面白TV』は、NHKらしい充実の番組だった。NECと清水ミチコを対決させるというフルスイングは、見ていて気持ちがいい。同局の“冒険心”が遺憾なく発揮されていて好感が持てる。  すでに存在している企画も、情熱を注げば新しい質感となり得る。その好例として、この番組を評価したい。 (文=火の車)

画面の中の竹内涼真に「コラァ!」 『あさイチ』恒例“朝ドラ受け”で、有働由美子アナが大暴走

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『あさイチ』 NHKオンライン
 まだ梅雨明けは発表されていないはずなのに、カンカン照りの日々が続いていたここ数日。そして、外の気候に勝るとも劣らぬホットな激情を見せたのは、『あさイチ』(NHK総合)で司会を務める有働由美子アナウンサーであった。  冷静なテンションをまるで保とうとしない有働アナが見逃せなかった、『あさイチ』の7月前半(7/3~7/14)の話題をお届け! ■『ひよっこ』を見てあえいだり、キレたり……  この番組は、オープニングで司会のV6・井ノ原快彦と有働アナが朝ドラの感想を述べる、通称“朝ドラ受け”が恒例。特に有働アナは、直前まで放送していたストーリーに心奪われ、時には涙目のまま登場したり……。彼女の感情の揺さぶられっぷりは、視聴者の間でおなじみである。  7月12日放送回では、まぶしすぎるほどの陽気さと喜びをたたえた笑顔でオープニングの挨拶に臨む有働アナが印象的であった。しかも「うふん♪」と、とてもアナウンサーとは思えないあえぎ(?)が彼女の口からは漏れてしまっているし。  理由は明白だ。この日の朝ドラ『ひよっこ』は、ヒロインのみね子(有村架純)と島谷純一郎(竹内涼真)が、めでたく恋人同士となったのだ。これを受け、喜びのピークを迎えたまま有働アナは登場。「うふん♪」が漏れてしまった彼女を、誰が責められようか。  そんな尋常ではないテンションの有働アナを見て、井ノ原は「どうしたんですか(笑)」と思わず苦笑い。だが、体をクネクネさせながら有働アナはニヤケっぱなし! 胸に手を当ててドキドキを抑えながら「あ~ん!」「良かったわ~!」と、その姿は完全に乙女だ。    翌13日の“朝ドラ受け”も、尋常じゃなかった。キャンパス内をみね子と島谷が歩いていると、島谷の友人と遭遇。みね子の存在を確認した友人が島谷に「ひょっとして、島谷の彼女か?」と質問したのだが、なぜだか島谷は返答せず。無言の間が空いたまま、この日の『ひよっこ』は終了してしまったのだ。  続いて、『あさイチ』がスタート。何食わぬ顔で「おはようございます」と視聴者に挨拶した有働アナであったが、井ノ原は有働アナを指さして「『即答だろ、コラァ!』っていう声が漏れてましたけど」と一言。島谷の振る舞いを見た有働アナが、番組開始直前に思わず怒りのリアクションをしていたことを暴露したのだ。  一瞬バツの悪そうな表情を見せたものの「即答でしょ、あそこは! 『彼女だよ』って言わなかったから、ちょっとイラッとしましたね……」と主張する有働アナ。しかし、井ノ原は「返事は明日に引っ張ったのでは?」と、役者の立場から、これから続くドラマの構成を予想。結果、やはり翌日の『ひよっこ』で島谷は「ああ、俺の恋人」と、友人の問いに男らしく返答している。この態度には、有働アナも一安心のはずだ。 ■ユースケ・サンタマリアの“愛の告白”に……  14日放送のプレミアムトークには、ユースケ・サンタマリアが登場。15日からスタートした土曜時代ドラマ『悦ちゃん』の主演を務めるユースケは、独特の適当なノリで「(『悦ちゃん』の)出演者のみんなに恋してる」と発言。その勢いのまま、今回が初対面だという有働アナに対し「こんなに素敵な人だとは思わなかった。出会ったのが酒の席だったら、俺は口説いてたかもしれない」と、これまた適当な発言を放っている。  そして、「特選!エンタ」のコーナーに突入する番組。この日は現在公開中のホラー映画『ライフ』が紹介されたが、本編の一部をスタジオで鑑賞したユースケはドキドキの場面に「うわーっ!」と大げさなリアクションを見せる。井ノ原に「うるさい!」と突っ込まれるほどの大騒ぎであったが、実は有働アナも映画館でいちいち声を上げてリアクションしてしまうタイプだそう。この告白を聞いたユースケは、すかさず「そういう女の人が好きです!」と告白したのだ。これに有働アナは、まんざらでもない表情。  どうかと思うほどに、喜怒哀楽の感情表現が豊かな有働アナ。しかし、そんな局アナらしからぬ彼女を支持する人は大勢いるのだ。 (文=寺西ジャジューカ)

矢口真里顔負け!? 話題のテレ東新番組『たれ』で見せた、高田延彦の“斬新”ワイプ芸

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テレビ東京『液体グルメバラエティー たれ』より
 7月10日深夜から、新番組『液体グルメバラエティー たれ』(テレビ東京系)がスタートした。  日本一おいしい「タレ」を3カ月間の総選挙で決めるというのが、この新番組の趣旨。初回放送では、料理界、芸能界など各界の食通……すなわち「タレ有識者」100名が“人生で一番うまいタレ”を紹介する企画が決行された。  番組スタート以前より、好事家からの話題をさらっていた同番組。確かに、企画は面白い。「テレ東らしい!」と、ネット上のリアクションも良好だ。  しかし、問題がないわけでもない。不安の要素は、ただ一点。単純に「絵が持つのか?」ということだ。  ちなみに、同番組の第1回目ゲストは高田延彦。正直、唐突な印象を受けてしまう。なぜ、高田なのだろう? 服部幸應でもないし、グッチ裕三でもない。あえて“食”に一家言を持つ著名人を避けたのかもしれないが、それにしても高田である理由が見当たらない。元プロレスラーだけに大食漢かもしれないし、好感度だって高い。でも、なぜ高田なのか? ■食欲と快感を増進させた、高田のワイプ芸 「液体グルメバラエティー」という企画のニッチさを確認した高田が、素っ頓狂な声で「なに、これ?」と疑問を呈す、気の抜けた第一声から番組はスタート。でも、それ以前に、高田という人選にも「なに、これ?」と疑問を呈したい。  不安をよそに、意気揚々と進んでいく番組。アンジャッシュの渡部建は焼肉の名店のタレを、照英は中華の名店のエビチリソースを、作家の羽田圭介はエバラの「ハンバーグソースデミグラス」をレコメンドしている。もちろん、どの「タレ」もおいしそう。視界から入る情報で食欲が増進され、と同時に、テレビを見ている我々も「タレ」を疑似体験した気になってくる。  この快感は、なんなのだろう? いや、理由は明らかである。どうにも、高田のリアクションが良いのだ。「タレ」がかかった料理はどれもおいしそうなのだが、それを見た高田の上げる歓声がツボを突いている。  例えば、フォーリンデブはっしーが登場するや「こういう体形の男は、うまいの知ってるよ!」と断言して視聴者を高揚させたり、照英が登場するや「二本足で歩くゴールデンレトリバーですね」と、意味はよくわからないものの、妙に納得させるキャッチを披露してみたり。 そして、画面隅のワイプにも注目。「タレ」が紹介されるたびに、いい仕事をしているのだ。あのさわやかな顔つきのまま、表情だけで内側にある感情を絶妙に表現していた。ワイプに「おいしそ~!」とフキダシを付けたとしても、なんの違和感もないかもしれない。だって、今にもよだれを垂らしそうなんだもの。加えて、姿勢はいつも前のめりだし、コメントは気が利いてるし。もはや、“ワイプのグランドスラム”だと称賛したい。 ■矢口真里以来の「ワイプ芸」スキルか!?  芸能界では、「ワイプ芸」のスキルが重視される。かつて、このジャンルで確かな腕を見せていたのは矢口真里だった。しかし彼女は、あの“トラブル”によってバラエティからしばらく姿を消してしまう。  即座に、ほかの誰かがその座席に着くと思われた。……が、矢口並みの「ワイプ芸」を見せる芸能人は現れずじまいであった。  そんな中で、ダークホース出現! 今後、高田をバラエティで目にした際は、画面隅の小窓で喜怒哀楽を表現する彼を凝視してみてほしい。予想以上にいい仕事をしてるはずだから。表情は豊かだし、ボキャブラリーのセンスは意外に良いし、何より声の押し出しが強い。かつての矢口真里に肉薄する初めての存在だと、個人的には認識している。 『液体グルメバラエティー たれ』初回放送の成功のキーマンは、高田であった気がしてならない。ワイプ芸のダークホースとして、高田は注目に値する。  深夜にこんな番組だなんて、迷惑な話である。ふんどし姿で太鼓を叩いた高田に「食欲、出てこいや!」と親指を立てられた心境だ。 (文=火の車)

船越英一郎を前に、ホリエモンが次々と爆弾投下! NHK『ごごナマ』に漂う緊張感

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 今年4月にスタートした『ごごナマ』(NHK総合)が、妙な形で注目されている。船越英一郎が司会を務める生番組だが、トーク中、船越が不意に見せる一挙手一投足に世間が注視しているのだ。理由は、言うまでもない。妻・松居一代の“乱心”がありながら黙して語らない船越だけに、彼の挙動から心理を探ろうと、野次馬根性で番組を視聴する層が激増したからだ。  そして、やはりこれまでにいくつかのサムシングがこぼれ落ちている。7月5日には、番組冒頭でいきなり「一日一日大切に生きなければと、こう思う今日この頃ですけど(笑)。今は『早く過ぎてほしい!』と思うこともありますけどね」と発言。  7月10日には、お笑い芸人のはなわが音信不通であった妻の父親へ向けた曲「お義父さん」をスタジオで披露し、それを聴いた船越が思わずホロリとする様子が話題となった。 ■「すし店の修業に意味はない」の真意とは  7月12日にゲスト出演したのは、ホリエモンこと堀江貴文。らしくない態度でペコペコと頭を下げながら登場する。不遜なイメージを持たれがちな彼であるが、打って変わって今回は謙虚だ。  現在、5月に発売した著書『多動力』(幻冬舎)が話題になっているホリエモン。元来、ネガティブなイメージを含んでいたはずの「多動」という言葉をポジティブな形で発信した同書であるが、著者の独特の考えを掘り下げるのが、この日の番組の趣旨のよう。  そしてその期待に応え、持論を展開する堀江氏。例えば、ネット上で意見が飛び交った「すし店の修業に意味はない」という主張について「レシピサイトがあるし、築地に行けば仲卸さんが代わりに切ってくれる。技術は自動化もされていく。そうなると、残るのはコミュニケーションスキルだ」と、あらためて解説する。  ほかにも、「手作り弁当よりは冷凍食品」「電話をかけてくる相手とは仕事するな」と、いかにも賛否を巻き起こしそうな彼の主張を番組は取り上げているが、その真意を真摯に一つひとつかみ砕いて説明するホリエモン。その様子から、不遜な印象を受けることはなかった。 ■ホリエモンの口撃に、“2時間ドラマの帝王”は……  そして、番組は後半戦へ突入。このタイミングで行われる「船越のクエスチョン5」は、“聞きにくいけど聞いてみたい”質問を船越がゲストへ直撃する名物コーナーである。  第1の質問は、「想像通り、豪邸に住んでいる?」。この問いに「NO」と即答する堀江氏。彼が“家”を持たずにホテルを転々とする生活を送っているのは、すでに有名だ。理由は、いくつかあるらしい。まず、「家があると、物がたまってしまう」。また、“マスコミ対策”もある。 「たまに『週刊文春』の“文春砲”が飛んでくるんで、家が特定されると面倒くさいんですよ」(ホリエモン)  思わず、こちらがヒヤッとしてしまう。松居がYouTubeにアップした「週刊文春は私を騙した」という動画は記憶に新しいが、文春は松居側と船越側の両陣営へ取材をした貴重なメディア。今の船越にとっては耳当たりの良くない雑誌名だと思われるが、ホリエモンはお構いなし。  一方の船越は、海千山千。「わ~っと報道陣が来ると、ご近所にもえらい迷惑にもなりますし」と、クールな表情でコメントして受け流そうとする。だが、ホリエモンはまだいく。「えらい迷惑になっちゃうんです(大苦笑)」と、この日にしては珍しく高いテンションで笑みをこぼす彼の態度には、やはり勘繰りを入れざるを得ない。あのホリエモンが、ワイドショーやネットニュースで日々報道され続けている“松居一代問題”を知らないとは思えないのだが……。  続けて「まだまだ結婚はあきらめていない?」という問いが投げ掛けられたが、当然のように「NO」と即答するホリエモン。彼は「結婚は要らないです。もう、結婚はおなかいっぱいです!」と、苦笑を浮かべながら断言している。 「1回結婚して離婚したんで。いや、大変ですよ!」「それがまた週刊誌のネタになっちゃうし」と、ウンザリした表情で結婚への拒否反応を見せたホリエモンであったが、いま本当に愚痴をこぼしたいのは、どう考えても船越のほうのはず。だが、やっぱり船越は海千山千。「結婚は要らないんですか!?」と、何食わぬ顔でリアクションしている。“2時間ドラマの帝王”の異名にたがわぬ、名演技ではないか。 ■『ごごナマ』で一皮むけた!?  テレビ界から生番組が減って久しい昨今。「撮れ高」なる言葉があるが、面白い場面を確保しやすい収録番組が多くを占める今の状況は、クオリティを確実なものにしたい作り手側の意思が反映された結果だろうし、加えて“守り”の姿勢へ寄った表れだと感じなくもない。  そんな今なのに、しかも、よりにもよってこんな状況で、生番組(しかも帯番組!)に出続ける船越。視聴者の“オカズ”になりそうな仕草をたまにチョイ見せし、デリケートワードを受け流し、全国の野次馬(視聴者)からの視線と対峙し続けるハートの強さは、想像を絶する。  御年56歳ですでに大御所の船越だが、『ごごナマ』で完全に一皮むけた感がある。「今、このスリリングなプログラムを見ないで、何を見るんだ!」と、レコメンドせざるを得ない。ちなみに7月6日に行われた定例会見において、NHKの上田良一会長は、船越から降板の申し出がなかったことを明かしている。 (文=火の車)

10代目「○○パン」襲名に、『めざまし』レギュラー抜擢……フジ新人女子アナ・久慈暁子への尋常じゃない“えこひいき”

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フジテレビアナウンサー公式サイトより
 低視聴率に沈むフジテレビが復活に向け、今年4月に入社したばかりの新人女子アナウンサー・久慈暁子の“大売り出し”に乗り出している。  3カ月の研修期間を終えた久慈アナは、2年ぶりに復活した「○○パン」シリーズの10代目として、7月3日スタートの『クジパン』MCに就任した。さらに10日からは、同局の看板情報番組『めざましテレビ』にレギュラー出演、「ココ調」「イマドキ」コーナーなどを担当している。  9代目となる「ユミパン」こと永島優美アナの冠番組がスタートしたのは、入社年の10月から。また、『めざまし』に新人アナが7月より加入するのは史上最速で、異例の早期大抜擢には、久慈アナへの期待の大きさがうかがえる。  久慈アナは1994年7月13日生まれで、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手と同じ岩手県奥州市出身。青山学院大学経済学部在学中の2013年にスカウトされ、芸能界入り。ファッション誌「non-no」(集英社)の専属モデル、ソフトバンクモバイル、旭化成不動産レジデンス、花王のCMガール、女優として活躍した。入社前から抜群の知名度を誇っていただけに、同局が“タレントアナ”として期待を寄せるのは当然のことだ。  同期入社には、「ミス学習院2015」グランプリ、「ミス・オブ・ミス・キャンパス・クイーン・コンテスト2016」準グランプリの海老原優香アナ、「ミスター東大コンテスト2012」グランプリの安宅晃樹アナ、法政大卒のイケメン・黒瀬翔生アナと、そうそうたる面々がいる。しかしながら、この3人は、まだ正式な地上波のレギュラー番組は決まっておらず、久慈アナとの扱いの差は歴然。これだけ、露骨な“えこひいき”をされると、同期組や社歴の浅い若手アナウンサーたちに、激しいジェラシーを感じさせることになりそうだ。  久慈アナに尋常ではない期待が寄せられる陰で、泣きを見るアナウンサーもいる。同局では、視聴率低迷、業績不振により、6月28日に社長が交代。新社長に就任した宮内正喜氏(前BSフジ社長)は、組織のスリム化、経費削減を明言。その一環として、閑職に追い込まれていたアナウンサーの整理が始まったのだ。  ターゲットとなったのは、さまぁ~ず・大竹一樹の妻で、2児の母・中村仁美アナだ。中村アナは営業局営業企画部への異動の内示が出たが、これを拒否。7月1日付で人事局付となり、退社する意向だ。 「中村アナの場合、夫が高額所得者であることから、あまり同情の声は聞こえてきませんが、今後、宮内新社長の経営方針にのっとって、人事異動を命じられるアナウンサーが続々と出てきそうな気配です。不人気のアナウンサーや、産休中、小さい子どもを抱えている女子アナらは戦々恐々としているようです」(スポーツ紙記者)  久慈アナの猛プッシュが目立つ中、さびしくアナウンス部を去って行く者が出てくることは濃厚な情勢。これもまた低視聴率の影響であるだけに、もはや不可避の事態となりそうだ。 (文=田中七男)

資料紛失……大失態のTBS『マツコの知らない世界』は『なんでも鑑定団』を見習え!?

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TBS『マツコの知らない世界』番組公式サイトより
『マツコの知らない世界』(TBS系)が大失態をやらかした。番組出演者から借り受けた新聞号外の資料8点を紛失したのだ。  TBSは9日、番組公式サイトで紛失した資料の画像を公開、情報提供を求めている。資料を提供した号外研究者、小林宗之氏のサイトにも同じ内容が掲載された。  気になるのは番組側の対応である。小林氏のサイトでは「TBS側により警視庁赤坂署に16年12月5日付で紛失届を提出済ですが、現在に至るまで、資料の返還を受けられておらず、資料も発見されておりません」と経緯が説明されているが、番組公式サイトでは「貴重な資料の一部を、番組の不注意で紛失してしまいました」としか記されていない。“紛失届の提出”がまるで他人事のようだ。  これを受け、ネット上では「新聞号外は古新聞と同じ扱いだったんだろうな」「これは『絶対に捨てたとは言わない』新しいゲームか」といった、番組のずさんな対応を批判する声が上っている。 「新聞号外は、基本的には縮刷版には収録されません。データベースで閲覧が可能な場合もありますが、原紙は直接入手するしかない。今回紛失した号外は、新聞社はもちろん、国会図書館にすら存在しない大変貴重なもの。お金を出して買い戻せる類いの資料ではありません。さらに、新聞紙は紙そのものが劣化しやすく、保存が大変難しいため、同じ状態のものが入手できる可能性は限りなく低い。さらに、被害の当事者である小林氏は、大学院で新聞号外を研究する専門家です。号外は単なるレアものアイテムではなく、文化財、学術資料としての側面もあるでしょう」(メディア史に詳しいフリーライター)  今回の事件の背景にあるのは、インターネット検索でしかネタを探さないような姿勢に顕著な、番組制作体制の劣化だろう。“モノ”に対する愛情はもちろん、しっかりとした管理体制があれば、こうした事件は起きなかったはずだ。 「お宝番組として知られる『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)では、かつて、日本通運がスポンサーについていました。日本通運には、美術品の運搬を専門に行う輸送部門があります。現在もスポンサーについている非破壊検査株式会社も、美術品鑑定に応用できる技術を持った会社です。番組スポンサーになるほどの関係を築くのは無理としても、新聞号外も本来ならば貴重な資料として『鑑定団』レベルのフォローが必要だったといえるでしょう。ネットで指摘される通り、番組サイドはちょっと珍しい『ただの古新聞』程度の認識だったのかもしれません」(同)  今回の事件はネットメディアだけでなく一般新聞でも報じられており、注目度が高い。仮に博物館や美術館が同じことをすれば、さらに大きな問題となっていたはずである。『マツコの知らない世界』のスタッフがやらかした行為は、それほど深刻なのだ。 (文=平田宏利)

他局プロデューサーも「神経を疑う」と……フジテレビの的場浩司“万引きドッキリ”に批判殺到

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フジテレビ公式サイトより
 フジテレビの制作スタッフのクオリティは、どこまで低下してしまっているのだろうか?  7月6日に放送されたバラエティ番組『人気芸能人にイタズラ! 仰天ハプニング77連発』の不快すぎる内容に、視聴者から批判が殺到している。  問題のテーマは「芸能人がありえない状況で万引き犯に間違えられたらどんなリアクションをするのか?」。まず登場したスギちゃんは、ニセ警察官の登場にテンパり、「お金を支払えば見逃す」という提案を受けて素直に支払うことに。続いて、おかずクラブのオカリナ、TKO・木下隆行は、いずれも「やっていない」と主張。ネタバレ後には「よかった」と安堵の表情を浮かべた。しかし、的場浩司だけは“放送事故レベル”の事態に。 「的場は『入れる瞬間を見た』と主張する万引きGメンや、ハナから万引きと決めつけるニセ警官の態度に、こめかみをピクピクさせながら『入れるのを見たという言葉を覆さんでくださいよ』『盗っちゃったってどういうことですか? おまわりさん、言葉には気をつけてくださいよ』と爆発寸前でした。これ以上はヤバイと判断したスタッフが『イタズラ番組で……』と駆け込んだところ、的場は顔を歪めながら『あぁ~!?』と不快感をあらわに。その直後、不自然にカットが入り、最後に『ふざけんじゃねぇよ、コノヤロー!』と苦笑する映像が流れました。しかし、カットされた映像の中には、的場がガチギレした場面があったのは間違いありません」(テレビ誌ライター)  これを見た視聴者からは、「こういうのはドッキリじゃなくて、だまして嫌がらせしたのを撮っているだけ」「どういう神経でこの企画を通したのか?」「内容が悪質すぎる」といった批判の声が殺到。ネット上には「BPO(放送倫理・番組向上機構)に抗議の電話をした」という書き込みも目立った。  他局のバラエティ番組プロデューサーも、こう顔をしかめる。 「万引き犯に仕立て上げるなんていうのは、冗談でも絶対にやってはいけないこと。万引きの設定でドッキリを仕掛けるなら、冤罪にするのではなく、“万引きした人を目撃したらどうするか”などにしたほうが、まだマシでしたね。的場さんの反応は至極当然のことで、身に覚えのないことで偽の証拠を作られて責め立てられたら、誰だってああなる。ましてや、昨今は痴漢冤罪が問題になっており、そんな中で冤罪企画を放送するフジテレビの神経を疑います」  制作スタッフは、「仕掛けられた人から面白い反応が出る」「万引き犯に仕立てあげられ不快な気持ちになって怒っている人を見て視聴者が笑ってくれる」と本気で思ったのだろうか? フジテレビが凋落しているのも、こうした“感覚のズレ”にあるのかもしれない。