“王様”木村拓哉の月9『PRICELESS』ホームレス役 コケれば役者生命に「ちょ、待てよ!」されちゃう!?

『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』フジテレビ
 SMAP・木村拓哉主演の月9ドラマ『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』(フジテレビ)がいよいよスタートする。今回はキムタクが初の“ホームレス”役に挑戦。No.1アイドルの地位をかなぐり捨て、迫真の演技を見せるというが、すでに業界関係者の間ではさまざまな「ありえねー」の声が挙がっているという。  まずはドラマの設定。テレビ関係者は「初回でいきなり家が火事で燃えてなくなりますからね(笑)。キムタク自身も最初、台本を見た時は『この物語は無理!』とオファーを断ろうとしたそうです。ただ、サブタイトルに『あるわけねぇだろ、んなもん!』があるのを見て、『なるほどね。この言葉があって初めて成立する』と納得したとか。とにかく、真面目に見てはいけないドラマのようです」と明かす。  一部では小麦色にサーフィン焼けしたキムタクの顔が、意外にホームレスという役に似合っているという指摘もあるが、別の意味の「ありえねー」もある。キムタクの“王様”ぶりだ。劇中ではホームレス役だが、現場では真逆で「とにかく木村さんありき。プロデューサーでも逆らうことができず、常にご機嫌取りをしなければいけない。ヒロインの香里奈さんもメイクは二の次で、真っ先に挨拶に行きますよ」(ドラマ関係者)という。 「木村さん本人も、今回の役がかなりのバクチだとは認識しているので、現場でもナーバスな面を隠せないようですね。もはや木村さんを出せば視聴率が取れるという時代でもないので、ベテランスタッフの中にはこうした木村さんの態度をよく思っていない人もいます。ここまでイメージをかなぐり捨ててドラマがコケたら、今後の役者活動にも影響するんじゃないですか?」(制作会社関係者)  『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』の第1回は今日21時から。成功してもコケても、しばらくは話題を独占しそうだ。

「武井咲はもうパンク寸前!?」番宣打ちまくりの『東京全力少女』まさかの1ケタスタートで……

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『東京全力少女』日本テレビ
 人気若手女優の武井咲が、「なんでこうなるの!」と頭を抱えている。主演ドラマ『東京全力少女』(日本テレビ系)の初回視聴率が9.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、いきなりの1ケタスタートとなってしまったのだ。  数多くのテレビCMに起用され、連ドラや映画では常に主役級の扱い。「若手女優では群を抜いている」というイメージの武井だが、その裏には常に事務所による“ゴリ押し”の疑念が付きまとっていた。 「事務所社長自らテレビ局に乗り込み、『とにかく主演で!』と猛烈プッシュするんです。ギャラは二の次で、まずは知名度。その後、知名度を武器にCMで採算を取る手法です。これをやると露出は短期間で爆発的に増えますが、世間の感覚とズレが生じる。今回の数字はそのズレを如実に表すものといえるでしょう」(放送関係者)  たしかに、初回放送はテレビ朝日の人気刑事シリーズ『相棒 season11』の冒頭と重なった影響もあったのかもしれない。だが、連日連夜、朝から晩までドラマの番宣に駆り出された武井にしてみれば「ここまでやったのになんで……」と落胆するのも無理もない。  武井を知る人物は「分刻みのスケジュールで、体力的にも彼女は限界に近い。常に笑顔のイメージがありますが、最近は日々の不満をスタッフにブチまけることもあるそうです。今回の1ケタスタートが余計なストレスとなり、パンクしなければいいのですが……」と心配する。  事務所の“稼ぎ頭”だった上戸彩がEXILE・HIROと結婚したことで、“ポスト上戸彩”の育成を急いでいるのかもしれないが、時には長い目で見ることも必要だろう。

「あっちに行きたい……」2週連続1ケタ『平清盛』隣接スタジオで20%超え『梅ちゃん先生』撮影していた

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NHK大河ドラマ『平清盛』公式サイトより
 まさかの2週連続の1ケタ視聴率を記録して、もはや視聴率の低下しか話題にならないNHK大河ドラマ『平清盛』。まだ放送が残っているだけに、どこまで数字が低下するかだけが見ものなのも寂しい限りだ。 「主演の松山さんも、当初は現場を盛り上げて、花見を企画するなど和気あいあいの雰囲気でしたが、今となっては黙ってしまって、ただこなすだけのような感じがしますね。もともとプロデューサーたちは数字にこだわらないと言っていましたが、ここまでヒドいと放送終了後はどんな粛正が待っているか戦々恐々としていますよ」(NHK関係者)  そんな『平清盛』と明暗を分けたのが、朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』だ。 「こちらは、先月末に放送終了したのですが、平均視聴率が20%を超えるなど、『平清盛』の倍近くの数字を取っていました。NHKの収録スタジオは1階に2つしかなく、この2つの番組が使っていたのですが、ホントに“明と暗”でしたね。顔を見れば、どちらのスタッフかが一目瞭然でしたから(笑)」(芸能事務所関係者)  当然、スタッフの間でも『梅ちゃん先生』の話題で持ち切りだったという。 「みんな『あっちのスタジオに行きたい』と、公然と口にしていました。もちろん、松山さんの耳にも入っていると思いますよ。でも、結果がすべてですから何も言えないんでしょうね」(前出・NHK関係者)  今月末にも打ち上げが行われるというが、そこで松ケンは一体何を語るのだろうか……。

SMAP、嵐、ももクロ……人気の秘訣は‟黄金バランス”!?

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『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』
(キングレコード)
 SMAPは、森且行がオートレース選手に転身するために脱退し、5人になってからブレイクしているし、嵐やももいろクローバーZなど、「5人グループ」はなぜかバランスがいい。  また、2004年にスタートしたアニメ『ふたりはプリキュア』以降続いている「プリキュアシリーズ」も初めは2人で始まったが、その後はバージョンを変えつつ、2012年の『スマイルプリキュア!』で再び5人組に行きついている。戦隊モノも定番はやっぱり5人だ。  これは一体なぜなのか? 結局、『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975~77年)から脈々と引き継がれている“黄金バランス”なのだろうか。  ある編集者は言う。 「5人のバランスといえば、やっぱりマンガ『スラムダンク』が絶妙ですよね。バスケというスポーツがたまたま5人だからということはありますが、熱血系ヒーローと、クールでカッコいいキャラがいて、しっかりした兄貴キャラや才能系、強気のチビッコがいて……と、5人いるとあらゆるキャラをカバーできるので、物語の広がりが生まれるのだと思います」  ただし、「5人」がベストかどうかは疑問だと言う。 「ポイントは『奇数』とも言われています。AKB48も『神7』と言っているように、センターが1人いて、それを挟む形がビジュアル的にもしっくりくる。奇数は安定感があるのではないでしょうか」  ちなみに「奇数」ではなく、「素数」がグループのバランスのよさの秘訣という説もあり、「3人」「5人」「7人」「11人」はよくとも「9人」はよくない……という説もあるらしい。  また、あるテレビ関係者はこんな説を話す。 「確かに奇数というのはポイントだと思いますが、5人のバランスの原型は『秘密戦隊ゴレンジャー』ではなく、『サイボーグ009』(1964年~)ではないかと思います。というのも、タイトルにあるように9人の話ですし、最初は9人全員が毎回登場していたのですが、途中から少しずつ減って、後半では各回に5人くらいずつ出ていることが多くなったんです。たぶんストーリーを進める上では9人では少し多く、5人ぐらいがちょうどよかったということではないでしょうか」  確かに、大人気の野球漫画『ドカベン』でも、キャラが非常に立っているのは山田太郎、岩鬼、殿馬、里中、土井垣あたり。9人を描き分けるとなると、案外難しいのかもしれない。   よく考えてみると、マンガやアイドルグループ以外にも、5人のバランスをうまく取り込んでいるものは意外とありそうだ。世の中に増殖する「5人組」に注目してみるのも面白いかもしれない。

SMAP、嵐、ももクロ……人気の秘訣は‟黄金バランス”!?

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『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』
(キングレコード)
 SMAPは、森且行がオートレース選手に転身するために脱退し、5人になってからブレイクしているし、嵐やももいろクローバーZなど、「5人グループ」はなぜかバランスがいい。  また、2004年にスタートしたアニメ『ふたりはプリキュア』以降続いている「プリキュアシリーズ」も初めは2人で始まったが、その後はバージョンを変えつつ、2012年の『スマイルプリキュア!』で再び5人組に行きついている。戦隊モノも定番はやっぱり5人だ。  これは一体なぜなのか? 結局、『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975~77年)から脈々と引き継がれている“黄金バランス”なのだろうか。  ある編集者は言う。 「5人のバランスといえば、やっぱりマンガ『スラムダンク』が絶妙ですよね。バスケというスポーツがたまたま5人だからということはありますが、熱血系ヒーローと、クールでカッコいいキャラがいて、しっかりした兄貴キャラや才能系、強気のチビッコがいて……と、5人いるとあらゆるキャラをカバーできるので、物語の広がりが生まれるのだと思います」  ただし、「5人」がベストかどうかは疑問だと言う。 「ポイントは『奇数』とも言われています。AKB48も『神7』と言っているように、センターが1人いて、それを挟む形がビジュアル的にもしっくりくる。奇数は安定感があるのではないでしょうか」  ちなみに「奇数」ではなく、「素数」がグループのバランスのよさの秘訣という説もあり、「3人」「5人」「7人」「11人」はよくとも「9人」はよくない……という説もあるらしい。  また、あるテレビ関係者はこんな説を話す。 「確かに奇数というのはポイントだと思いますが、5人のバランスの原型は『秘密戦隊ゴレンジャー』ではなく、『サイボーグ009』(1964年~)ではないかと思います。というのも、タイトルにあるように9人の話ですし、最初は9人全員が毎回登場していたのですが、途中から少しずつ減って、後半では各回に5人くらいずつ出ていることが多くなったんです。たぶんストーリーを進める上では9人では少し多く、5人ぐらいがちょうどよかったということではないでしょうか」  確かに、大人気の野球漫画『ドカベン』でも、キャラが非常に立っているのは山田太郎、岩鬼、殿馬、里中、土井垣あたり。9人を描き分けるとなると、案外難しいのかもしれない。   よく考えてみると、マンガやアイドルグループ以外にも、5人のバランスをうまく取り込んでいるものは意外とありそうだ。世の中に増殖する「5人組」に注目してみるのも面白いかもしれない。

ついに2週連続1ケタ視聴率を記録した『平清盛』 局内では“戦犯”探しも始まっている!?

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NHK大河ドラマ『平清盛』公式サイトより
 14日に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』第40話の平均視聴率が9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。これにより、初の2週連続1ケタを記録したことになる。 「前回、3回目の1ケタ視聴率を記録したこともあるので、時間の問題とは思ったのですが、最終回まで残すところあとわずか時期に、とうとう2週連続の視聴率1ケタを記録してしまいましたね。これで、最終回まで1ケタで推移する可能性も出てきました」(テレビ情報誌編集者)  過去3回の1ケタ視聴率は第31話の7.8%(8月5日放送)、第33話の9.3%(8月26日放送)、第39話の9.7%(10月7日放送)となっている。40話までの平均視聴率は12.6%で、このままだと過去50作の大河ドラマの中で最低平均視聴率だった『花の乱』(1994年放送)の14.1%を下回るのは必至。 「『清盛』は大河ドラマ50周年の記念作なのですが、節目の作品で不名誉な記録ばかり更新してしまうのは、なんとも皮肉な結果ですね。関係者にとっては、最終回まで“敗戦処理”の心境でしょうね。局内では“A級戦犯”探しも始まっていると聞いています。『清盛』の低視聴率は作品自体に由来するものなのか、それともNHKの時代劇制作能力の劣化なのか。来年の大河は綾瀬はるか主演の『八重の桜』に決定していますが、その視聴率の結果次第ではNHKの真価が問われそうですね」(同)  NHKは12日、『平清盛』がタイ、韓国、ブルネイで放送されることが決まったと発表した。タイでは来年から、残り2カ国の放送開始時期は未定だそうだが、果たしてどう受け取られるのだろうか。

“3代目相棒”成宮寛貴の評価は上々!? 秋ドラマ初回レビュー(前編)

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テレビ朝日『相棒 season11』
 10月1日の『連続テレビ小説「純と愛」』(NHK総合)を皮切りに、続々と始まった秋の連続ドラマ。総じて盛り上がりに欠けた印象の夏ドラマとは異なり、今クールはその華やかで豊かなラインナップに、「どれを見ようか」と迷っている人も多いのでは?  ここでは「秋ドラマ初回レビュー~前編~」と題し、10月1日~10月11日にスタートした12作品をランキング形式で振り返ってみたい。 ■トップの『相棒 season11』、3代目相棒・成宮寛貴の評判は?  まず、初回放送の平均視聴率上位は次のとおり(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。 1位『相棒 season11』(テレビ朝日系)19.9% 2位『連続テレビ小説「純と愛」』(NHK総合)19.8% 3位『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ系)13.0% 同率3位『結婚しない』(フジテレビ系)13.0% 5位『宮部みゆきミステリー「パーフェクト・ブルー」』(TBS系)9.0% 同率5位『東京全力少女』(日本テレビ系)9.0%  7位以降は、長澤まさみが主演『高校入試』(フジテレビ系、7.7%)、ピース・綾部が毎週、誰かに毒薬を渡していく一話完結のミステリー『赤川次郎原作 毒<ポイズン>』(日本テレビ系、3.7%)、サイバーエージェントの女性限定掲示板とのコラボドラマ『ガールズトーク~十人のシスターたち~』(テレビ朝日系、2.5%)と続く。  トップは、初回スペシャルが2時間9分にわたり放送され、3代目相棒の成宮寛貴がついにベールを脱いだ『相棒 season11』。初回は香港を舞台に、新米刑事の享(成宮)と、右京(水谷豊)が偶然出会い、一緒に事件を解決。尚、瞬間最高視聴率は24.4%だった。  3代目相棒の特徴は、血の気が多く、正義感に溢れ、“絶対音感”を持っている点。そしてなんといっても、細身の服に浮かび上がる細マッチョな肉体美と、プリッとした小尻だろう。新キャストについて『相棒』の熱狂的ファンらは、享の彼女(笛吹悦子)に対して「なんでおばさん? 姉にしか見えないんだけど」と風当たりはすこぶる強いものの、成宮に対しては「及川光博(2代目相棒)より演技に躍動感があっていい!」「初回から、右京との掛け合いもぴったり!!」など、否定的な感想はほとんど見られなかった。  続いて2位は、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で脚光を浴びた遊川和彦が脚本を手掛ける『連続テレビ小説「純と愛」』。ヒロインは、芸能事務所・トヨタオフィスが矢田亜希子に続きブレイクを狙う女優・夏菜が務める。  「大きなホテルの社長になる」という夢に向かって奮闘するヒロイン“純”。自己主張が強く、ストレートな性格が見ていて鬱陶しく感じられるため、初回から「面白そうだけど、朝にはきつい」との意見が目立った。  また、「酒盛りする客室で嘔吐物を処理するシーンは、朝から気分が悪くなった」「朝食の時間帯に、弟がウンコを漏らす回想シーンはないでしょう」と、たびたび登場する汚いシーンに不快を訴える視聴者が続出。過去に、大ヒットドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)で、志田未来にお漏らしをさせたこともある遊川氏の脚本ゆえ、そこは割り切って見るしかないのかもしれない。 ■独女はリアルすぎて見てらんない!? 『結婚しない』の破壊力に注意  3位の『ゴーイング マイ ホーム』は、映画『誰も知らない』や『空気人形』の是枝裕和が監督・脚本を手掛けるホームドラマ。視聴者を飽きさせないためのテレビ的なギミックよりも、質感や空気感を大事にしている作風のため、「映画のようなゆったりとした雰囲気が心地いい」という意見の一方で、「あまりにのほほんとしすぎて、初回の2時間が耐えられなかった」「話がゆっくり進みすぎて飽きた」と感想は真っ二つ。ここまで好き嫌いの分かれる連ドラは、昨今では珍しいといえるだろう。  主演の阿部寛や、民放ドラマ10年ぶりの宮崎あおいなど豪華キャストも見どころだが、何より連ドラ16年ぶりの山口智子が放つ圧倒的な存在感は健在。「あのスタイルには驚き!」「やっぱ山口智子ってスゴイ!」と、早くも憧れる女性が続出している。  同率3位の『結婚しない』は、菅野美穂&天海祐希というリアルに“結婚しない女優”によるダブル主演。独身女性の心情をリアルに描いているため、同じ境遇の人にとっては共感と同時に、切ない現実を突きつけられそうだ。  中でも、菅野演じる独身の“千春”に対し、「35歳過ぎてお互い一人だったら結婚しよう」と約束していた同い年の友人(袴田吉彦)から、「あん時、深く考えてなかったけどさ、俺が35歳になったら、千春も35歳だもんなあ。俺も若い嫁さん見つけないとなあ」と悪気なく失言が浴びせられるシーンは、既婚の視聴者からも「ヒィー! 独身だったらとても見ていられねー!」と悲鳴が上がるほど残酷な瞬間であった。 ■武井咲が不意打ちでパンツを下ろす『東京全力少女』  初回平均9.0%だった『東京全力少女』は、四国から上京した武井咲演じる田舎娘が、下北沢や新宿など東京をあちこち行っては、生き別れた父親や、高校時代の先輩などと偶然出会うドタバタコメディー。  初回では、渡部篤郎演じる弁護士に「パンツでも売れ」と言われ、武井が足首までパンツを下ろすシーンが登場。とにかく初回は展開が目まぐるしく、このパンツシーンすら見過ごしてしまいそうになるほど。見る者の集中力が試される作品といえるかもしれない。  23時台の放送で、7.7%を記録した『高校入試』は、大ヒット映画『告白』の原作でおなじみの湊かなえが脚本を手掛ける学園もの。教員同士によるドライな会話が続き、湊かなえらしい“人間臭さのない”不思議な世界観を漂わせていた。また、教師役の長澤まさみについて「地味な衣装が、むしろ色気を際立たせていてエロい!」という男性の圧倒的支持も多数見られた。  25時29分~というド深夜に放送している『シュガーレス』(日本テレビ系、1.4%)は、EXILE一族による不良学園もの。主演は、HIRO(EXILE)プロデュースのダンス&ボーカルユニット・GENERATIONSの白濱亜嵐が務める。  EXILE一族による不良学園ドラマといえば、昨年放送され原作ファンの間で物議を醸した『ろくでなしBLUES』(日本テレビ系)が記憶に新しいが、『GTO』(フジテレビ系)のAKIRA(EXILE)しかり、やはりビジュアル的な理由から、不良役に流れる傾向があるのだろうか。だとしたら、EXILE一族の人気に伴い、この国のドラマが不良役だらけになる日も近いかもしれない。  ほかにも、業界視聴率ナンバー1の呼び声高い『孤独のグルメ Season2』(テレビ東京)、中山優馬主演『Piece』(日本テレビ系)と深夜ドラマのクオリティーも高く、今のところどれもこれも楽しく見られる秋ドラマ。10月後半も、医療もの、探偵もの、キムタクの月9、キョンシーなど、見るっきゃないドラマが目白押し。秋の夜長は連ドラで決まり!(「秋ドラマ初回レビュー~後編~」は10月下旬頃掲載予定) (文=林タモツ)

「とにかく早く終わってほしい!?」ついに3度目の一ケタ視聴率を叩き出した『平清盛』に、スタッフもギブアップか

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NHK大河ドラマ『平清盛』公式サイトより
 7日に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』の第39話の平均視聴率が、9.7%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)だったことがわかった。前回よりも4.6%の大幅ダウンで、8月5日に放送された第31話の7.9%、8月26日に放送された第33話の9.3%に続く、3度目の一ケタ台の視聴率を記録したことになる。 「前回の視聴率が14.3%と大幅アップしていただけに、このままV字回復を期待していた関係者にとってはガッカリの数字でしょうね。それにしても、ひと頃はいつ視聴率が10%を割るのかが取り沙汰されたものですが、3度も一ケタ台を記録してしまうと、もう一ケタ台がニュースでもなんでもなくなっちゃった感がありますね(笑)」(芸能ライター)  「大河ドラマ史上最低」などと騒がれていたことすら懐かしく感じられる同ドラマだが、放送で低視聴率を記録するたびに盛り上がるのはネット掲示板だけ、という状況。ネット掲示板などでは「30年前の水戸黄門のほうが面白い」「もう意地で放送し続けてるとしか思えん」「誰も見てないドラマに受信料を無駄遣い。だけど責任は問われない」「このラインナップで一ケタはやばすぎ」などと、散々な言われよう。しかし、そうなってくると、気になるのは前回の急上昇した14.3%という視聴率。 「台風17号のおかげだといわれていますね(笑)。ドラマ放送時の9月30日の20時頃に台風がちょうど関東地区を通過したため在宅率が高くなり、この時間帯にテレビを見ない人たちの多くが、たまたま『清盛』を見たのでしょう。それ以外に、原因は考えられません。しかし、以前は低視聴率の原因をあれこれ詮索したものですが、今じゃ低視聴率が定着してしまい、たまに視聴率が回復すると、その原因を知りたくなってしまうという……(苦笑)。もはや末期的な症状ですね」(同)  当初は出演陣のメークや衣装などといった映像の汚さが批判を招いたが、現在はそうした部分が改善された上、解説番組の放送やTwitterとの連動、若手俳優陣の起用など、さまざまなテコ入れも行われたが、視聴率は回復するどころか、さらに悪化している始末。一説では、関係者の間で「視聴率回復は無理。とにかく早く終わってほしい」などと、ギブアップ宣言も出ているのだとか。もはや、興味の焦点は連続一ケタ台の記録、はたまた最低視聴率7.8%を上回る視聴率5%への期待ぐらいか。

このまま終わってしまうのか? ‟崖っぷち”『笑っていいとも!』の挑戦

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フジテレビ『森田一義アワー 笑っていいと
も!』公式サイトより
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。  『笑っていいとも!』(フジテレビ)が終了する――。  そんなウワサが改編期の風物詩になって久しい。今までであれば世間に軽く笑い飛ばされていたこの手のウワサも、次第に現実感が増してきているのは否定できない。裏番組との視聴率競争に敗れることも珍しくなくなってきた上、司会であるタモリの高齢化、レギュラーの人材難など問題は山積みで、昨今は「迷走」とも見えてしまうようなフォーマットのリニューアルが激しい。その象徴的なものは「テレフォンショッキング」の「お友達紹介」の廃止だろう。『いいとも』の「友達の輪」は、いわばひとつのアイデンティティーだった。それが失われたのだ。  いわゆる「『いいとも』の客」は独特である。自分たちのお目当ての男性アイドルたちの一挙手一投足には激しく過剰に反応するにもかかわらず、自分たちが知らないものに対しては、文字通り知らんぷり。もちろん、本当はそれが普通なのだ。芸人がお笑いファンのいつもの反応を期待してギャグをしても、世間では「なにそれ?」が当たり前だ。だって、知らないのだから。テレビっ子とそうでない世間の間には大きな隔たりがあるのだ。  10月第1週の『いいとも』は、そんな「『いいとも』の客」が「シーン」と静まり返る場面が数多くあった。月曜日の「テレフォンショッキング」のゲストはなんとビートたけし。たけしとタモリの2ショットに、お笑いファンやテレビっ子は歓喜したが、『いいとも』の客は「あ、知ってる大物ゲストが来た!」くらいの反応。さすがに『いいとも』の司会のオファーがたけしにもあったという話には「へー」という反応があったが、たけしがかつて作家・中上健次と羽田空港で一緒にバイトをしていたという驚きのエピソードには一切無反応。そして、話題がお笑いファン垂涎の『お笑いウルトラクイズ』時代の過激なロケの逸話に及ぶと、無反応どころか、観客は引き始めた。  翌日はもっと悲惨だった。ゲストは浅草キッド。「明日のゲストの紹介」でたけしは電話口で玉袋筋太郎に対し「ああ、太田光?」と“犬猿の仲”である爆笑問題の名前を出すと、玉袋は「一番嫌いです」とキッパリ宣言。客は無反応。そして翌日、浅草キッドに贈られた花の中に「親友・太田光より」の文字が。それを見つけた水道橋博士はそのボードを真っ二つに叩き割った。玉袋はそれを拾い上げると「オスプレイ並みに歓迎します」と。もちろん日をまたいだ前フリなんて関係なく、彼らの歴史を知らない客はただドン引き。  さらに翌日。ゲストのリリー・フランキーは、前日の水道橋博士のムチャぶりで“ウワサの彼女”を会場に連れてくる。車イスに乗せられた“彼女”は、リアルな等身大ラブドールのリリカ。「会場も緊張してるよ」とタモリが笑うように、客がざわめきとも言えないようなざわついた反応を示す中、とても真っ昼間とは思えないようなシュールでキケンなシーンが流されたのだ。  木曜日には、番組のエンディングに、レゲエ界の生ける伝説リー・スクラッチ・ペリーが登場。もちろん客は見知らぬ老人に冷たい反応だった―――。  『いいとも』は「『いいとも』の客」の血を入れ替えようとしているのかもしれない。この週から番組のレギュラーに抜擢されたのは武井壮、ハライチ澤部、栗原類、伊藤修子、木下優樹菜だ。木下や澤部はともかく、それ以外は「え? 誰?」と言われてもおかしくないメンバーである。しかし最近でこそ、その多くを安定感のある中堅芸人で固めてきたが、もともと『いいとも』は「え? 誰?」という人をスターにしてきた歴史でもある。  「知らない」ということを悪びれることなく、むしろ「知らねーよ!」というツッコミになってしまう時代。そんな時代に、世間的に知られていない人たちをレギュラーに添えたり、マニアックでアナーキーなネタを挟み込むのは無謀な挑戦かもしれない。それが風前のともしびとなった『いいとも』の火を消してしまう結果になるのか、一瞬の爆発を生むのか、はたまた再び新たな火をともすことになるのか、それはまだ分からない。でも、やっぱり『いいとも』とタモリのいないお昼は寂しい。もはや『いいとも』のない日常を僕は知らないし、知りたくもない。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ●【テレビ裏ガイド】INDEX 【第8回】東野幸治流の芸人賛歌? 『アメトーーク!』「どうした!?品川」に見る人間模様 【第7回】『24時間テレビ』の偽善に埋もれさせるのはもったいない!?  渾身の問題作『車イスで僕は空を飛ぶ』 【第6回】親子で一緒に見てはいけない!? トラウマ必至の昼ドラ『ぼくの夏休み』 【第5回】人見知り芸人の処世術が爆発!? 『日曜×芸人』が生み出す「ポジティブ」の正体 【第4回】大人げない大人たちの『ウレロ☆未完成少女』という夏祭り 【第3回】有吉イジリの“陰の帝王”は夏目三久? 本当は怖い『怒り新党』 【第2回】「正義は少年ジャンプの中にしかない!?」“絆”を裁く『リーガル・ハイ』の正義 【第1回】怖さと面白さが同居した新たな笑い?『テベ・コンヒーロ』の悪意

このまま終わってしまうのか? ‟崖っぷち”『笑っていいとも!』の挑戦

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フジテレビ『森田一義アワー 笑っていいと
も!』公式サイトより
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。  『笑っていいとも!』(フジテレビ)が終了する――。  そんなウワサが改編期の風物詩になって久しい。今までであれば世間に軽く笑い飛ばされていたこの手のウワサも、次第に現実感が増してきているのは否定できない。裏番組との視聴率競争に敗れることも珍しくなくなってきた上、司会であるタモリの高齢化、レギュラーの人材難など問題は山積みで、昨今は「迷走」とも見えてしまうようなフォーマットのリニューアルが激しい。その象徴的なものは「テレフォンショッキング」の「お友達紹介」の廃止だろう。『いいとも』の「友達の輪」は、いわばひとつのアイデンティティーだった。それが失われたのだ。  いわゆる「『いいとも』の客」は独特である。自分たちのお目当ての男性アイドルたちの一挙手一投足には激しく過剰に反応するにもかかわらず、自分たちが知らないものに対しては、文字通り知らんぷり。もちろん、本当はそれが普通なのだ。芸人がお笑いファンのいつもの反応を期待してギャグをしても、世間では「なにそれ?」が当たり前だ。だって、知らないのだから。テレビっ子とそうでない世間の間には大きな隔たりがあるのだ。  10月第1週の『いいとも』は、そんな「『いいとも』の客」が「シーン」と静まり返る場面が数多くあった。月曜日の「テレフォンショッキング」のゲストはなんとビートたけし。たけしとタモリの2ショットに、お笑いファンやテレビっ子は歓喜したが、『いいとも』の客は「あ、知ってる大物ゲストが来た!」くらいの反応。さすがに『いいとも』の司会のオファーがたけしにもあったという話には「へー」という反応があったが、たけしがかつて作家・中上健次と羽田空港で一緒にバイトをしていたという驚きのエピソードには一切無反応。そして、話題がお笑いファン垂涎の『お笑いウルトラクイズ』時代の過激なロケの逸話に及ぶと、無反応どころか、観客は引き始めた。  翌日はもっと悲惨だった。ゲストは浅草キッド。「明日のゲストの紹介」でたけしは電話口で玉袋筋太郎に対し「ああ、太田光?」と“犬猿の仲”である爆笑問題の名前を出すと、玉袋は「一番嫌いです」とキッパリ宣言。客は無反応。そして翌日、浅草キッドに贈られた花の中に「親友・太田光より」の文字が。それを見つけた水道橋博士はそのボードを真っ二つに叩き割った。玉袋はそれを拾い上げると「オスプレイ並みに歓迎します」と。もちろん日をまたいだ前フリなんて関係なく、彼らの歴史を知らない客はただドン引き。  さらに翌日。ゲストのリリー・フランキーは、前日の水道橋博士のムチャぶりで“ウワサの彼女”を会場に連れてくる。車イスに乗せられた“彼女”は、リアルな等身大ラブドールのリリカ。「会場も緊張してるよ」とタモリが笑うように、客がざわめきとも言えないようなざわついた反応を示す中、とても真っ昼間とは思えないようなシュールでキケンなシーンが流されたのだ。  木曜日には、番組のエンディングに、レゲエ界の生ける伝説リー・スクラッチ・ペリーが登場。もちろん客は見知らぬ老人に冷たい反応だった―――。  『いいとも』は「『いいとも』の客」の血を入れ替えようとしているのかもしれない。この週から番組のレギュラーに抜擢されたのは武井壮、ハライチ澤部、栗原類、伊藤修子、木下優樹菜だ。木下や澤部はともかく、それ以外は「え? 誰?」と言われてもおかしくないメンバーである。しかし最近でこそ、その多くを安定感のある中堅芸人で固めてきたが、もともと『いいとも』は「え? 誰?」という人をスターにしてきた歴史でもある。  「知らない」ということを悪びれることなく、むしろ「知らねーよ!」というツッコミになってしまう時代。そんな時代に、世間的に知られていない人たちをレギュラーに添えたり、マニアックでアナーキーなネタを挟み込むのは無謀な挑戦かもしれない。それが風前のともしびとなった『いいとも』の火を消してしまう結果になるのか、一瞬の爆発を生むのか、はたまた再び新たな火をともすことになるのか、それはまだ分からない。でも、やっぱり『いいとも』とタモリのいないお昼は寂しい。もはや『いいとも』のない日常を僕は知らないし、知りたくもない。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ●【テレビ裏ガイド】INDEX 【第8回】東野幸治流の芸人賛歌? 『アメトーーク!』「どうした!?品川」に見る人間模様 【第7回】『24時間テレビ』の偽善に埋もれさせるのはもったいない!?  渾身の問題作『車イスで僕は空を飛ぶ』 【第6回】親子で一緒に見てはいけない!? トラウマ必至の昼ドラ『ぼくの夏休み』 【第5回】人見知り芸人の処世術が爆発!? 『日曜×芸人』が生み出す「ポジティブ」の正体 【第4回】大人げない大人たちの『ウレロ☆未完成少女』という夏祭り 【第3回】有吉イジリの“陰の帝王”は夏目三久? 本当は怖い『怒り新党』 【第2回】「正義は少年ジャンプの中にしかない!?」“絆”を裁く『リーガル・ハイ』の正義 【第1回】怖さと面白さが同居した新たな笑い?『テベ・コンヒーロ』の悪意