人気ミステリーロマン作のエピソード・ゼロ、『堕天使の恋』を読む

 スマホやタブレット端末の普及によって、すっかり生活になじんだ電子コミック。ここから数々の話題作が誕生していますが、配信開始から累計300万ダウンロードを突破した話題の少女マンガ『薔薇の聖痕』は知っていますか? 2007年に配信を開始してから現在も連載中の長寿作で、さらには単行本コミックも5巻が刊行されている、近年では大成功を収めた電子コミック作品です。

 『薔薇の聖痕』は、平凡に生活していた高校生の緋彩が、高校の理事であるラウロ(・チェレスティー)と出会ったことで人生をゆるがす出来事に遭遇するというストーリー。ラウロに救われたことで緋彩の胸に現れた、「薔薇の聖痕」が物語の大きな鍵となっています。そして今回紹介する作品は、この『薔薇の聖痕』のエピソード・ゼロともいえる、緋彩&ラウロ以前のストーリーが描かれた『堕天使の恋』。

一般男子とオタク女で恋は成立する!? 『妄想少女オタク系』に見る恋愛模様

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 男子がつるんでいるのを見ると、つい脳内でカップリングをしてしまう! マンガを読んでも男の登場人物で攻めと受けを考えてしまう! そんな、三度の飯よりカップリングが好きな女性がジワジワ増えていますよね。マンガ『妄想少女オタク系』の主人公も、クラスメートの男子でカップリング妄想をしてしまう、ヤオイ大好きな女子。この作品は、いわゆる腐女子を題材にしたラブコメディなんですが、実は日本だけでなく台湾版、香港版、フランス版なども刊行されている密かな話題作で、実写映画化やドラマCDも発売されています。

 高校1年生の浅井留美は、ヤオイ系同人誌も執筆する生粋の腐女子。クラスメートの男子で絡みを妄想するばかりで、自身は恋すらしたことがない。そんな留美に想いを寄せるのは、ごくごく普通の同級生・阿部隆弘。しかし、阿部とその親友・千葉俊介が男同士でデキちゃってると信じている留美の妄想が邪魔をして、2人は会話すらままならず……。一般男子とオタク女子の恋愛は進展するのか!?

『征服と服従の快楽図書館』にみる、美青年による本とエロスの快楽

 4月公開の映画『図書館大戦争』をはじめ、『耳をすませば』や『図書館の主』(芳文社、篠原ウミハル)など、図書館に関する小説やマンガは多くあります。規則正しく配置された書棚、整然と並ぶ本、ノイズのない静かな空間――あの場所に漂う独特の空気が、多くの作家を魅了し、創作意欲を抱かせるのかもしれません。今回紹介する『征服と服従の快楽図書館』も、そんな魅了の作品です。

 とある町の不思議な図書館には、美青年のコンシェルジュが読みたい本の書棚まで案内してくれるサービスが存在している。しかし、それ以外にも秘密の行為が……。それは、真面目な学級委員長から人妻まで、図書館を訪れた女性の性的欲求を満たす特別奉仕。コンシェルジュの魅惑のサービスの内容とは?

『このBLがやばい!』大賞作は、ブサイク男と美形の恋愛『アイツの大本命』

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 年に1度の恒例のマンガ賞レースとなった、『このマンガがすごい!』(宝島社)の受賞作が先月発表され、つい先日には『マンガ大賞2013』のノミネート作品も発表と、読みたい作品が山積みでうれしい悲鳴を上げている人も多いでしょう。しかし、マンガ好きを自称するなら、あまり認知されていない『このBLがやばい!』(Next BOOKS)受賞作もチェックしておきたいところ。今回紹介する作品は、2009年度版『このBLがやばい!』で、BL漫画部門1位となった『アイツの大本命』(リブレ出版)。BL界では常識とされていた「BLは美形同士」という概念を打ち破った、BLの金字塔といわれています。

 学園中の女子を虜にしている超アイドル級のモテ男・佐藤が恋する相手はブサイクな男・吉田。チビでツリ目の吉田はまったく女子に人気がないのに、ある日校内一のモテ男から告白されて学園生活が一変! 「佐藤に恋人ができた」というウワサが学園で出回り、事情を知らない女子からは「何か知ってるんでしょ!」と問い詰められる吉田。翻弄されて弱っていく姿も佐藤にとったらまんざらでもなさそう?

「このミス」大賞の映画化作品『さよならドビュッシー』をマンガで読む!

 1月26日から公開の映画『さよならドビュッシー』は、2010年の「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作。ピアニスト・岬洋介を探偵役とする「岬洋介シリーズ」の第1作で、現在までにシリーズ累計43万部を突破している大人気作品です。この話題作に出演するのは、『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)の吹き替え演奏を始め、大河ドラマ『龍馬伝紀行』(NHK)のテーマ演奏などを手掛けた現役ピアニスト・清塚信也、映画『桐島、部活やめるってよ』のヒロイン役で注目された橋本愛など、こちらも話題の顔ぶれです。今回は、まさに旬なこの作品のコミック版を紹介します。

 ピアニストを目指す16歳の遥。両親や祖父、帰国子女の従姉妹などに囲まれた幸福で裕福な彼女の人生が、ある日突然終わりを迎えた。家族が火事に巻き込まれ、ただ一人生き残ったものの全身にヤケドを負ってしまったのだ。それでもピアニストになる夢をあきらめることなく、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む遥だったが、周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで起こる事態に……。

新米教師の抱える秘密は、高校時代の肉体関係!?

 漫画家・新井理恵と聞いて、ピンとくる人もいるのでは? 『別冊少女コミック』(小学館)で9年にわたり連載していた4コマ漫画『× ―ペケ―』を始め、児童虐待や家庭内暴力をテーマにした『子供達をせめないで』(ソニー・マガジンズ、幻冬舎)などで話題を呼んできた作家です。そのほかにも、『ケイゾク』(TBS系)、映画『青の炎』と超話題作のコミック版も手掛けてきた実力派。今回紹介するのは、新井が「webスピカ」で連載していた恋愛作品『M-エム-』です。

 23歳の新米教師・岩崎操は、高校2年の時の担任だった女性・岡村麻衣を忘れられないまま、いまだに童貞。当時のトラウマ――麻衣に体を襲われたショックを引きずっているのだ。衝撃的だった事件にもかかわらず、いまだ麻衣を妄想のネタに使っている操。そして、赴任した母校には、あの時と変わらない、麻衣がいた。30歳になった麻衣と23歳の操に何かが起きる!?

長谷川博己の怪演で話題に! 『鈴木先生』の原作マンガを読む

 1月12日から全国ロードショーで公開される映画『鈴木先生』。長谷川博己演じる主人公・鈴木先生の怪演と、これまでにはなかった学園ドラマが話題を呼び、深夜放送にかかわらず多数の受賞歴のあるドラマの続編です。原作は「漫画アクション」(双葉社)で連載されていた同名マンガ。鈴木先生のトレードマークである、黒縁メガネとループタイは原作にももちろん描かれています。そして、ドラマでも特徴的だった鈴木先生のモノローグは原作ではもっと過剰。ひたすらに自問自答を繰り返す姿にはおかしみすら感じられます。

 生徒の抱える悩みならば、問題の大小は問わずすべてに全力で取り組む教師・鈴木先生は、給食時になるとトラブルを起こし、周りの生徒を不快にさせる生徒・出水に手を焼いていた。これを解決しようと、出水が給食を食べるところを3日間“見る”ことに。「原因は隣の席の中村にあるのかもしれん」と考えた鈴木先生は、どう問題を解決していくのか? 

長谷川博己の怪演で話題に! 『鈴木先生』の原作マンガを読む

 1月12日から全国ロードショーで公開される映画『鈴木先生』。長谷川博己演じる主人公・鈴木先生の怪演と、これまでにはなかった学園ドラマが話題を呼び、深夜放送にかかわらず多数の受賞歴のあるドラマの続編です。原作は「漫画アクション」(双葉社)で連載されていた同名マンガ。鈴木先生のトレードマークである、黒縁メガネとループタイは原作にももちろん描かれています。そして、ドラマでも特徴的だった鈴木先生のモノローグは原作ではもっと過剰。ひたすらに自問自答を繰り返す姿にはおかしみすら感じられます。

 生徒の抱える悩みならば、問題の大小は問わずすべてに全力で取り組む教師・鈴木先生は、給食時になるとトラブルを起こし、周りの生徒を不快にさせる生徒・出水に手を焼いていた。これを解決しようと、出水が給食を食べるところを3日間“見る”ことに。「原因は隣の席の中村にあるのかもしれん」と考えた鈴木先生は、どう問題を解決していくのか? 

長谷川博己の怪演で話題に! 『鈴木先生』の原作マンガを読む

 1月12日から全国ロードショーで公開される映画『鈴木先生』。長谷川博己演じる主人公・鈴木先生の怪演と、これまでにはなかった学園ドラマが話題を呼び、深夜放送にかかわらず多数の受賞歴のあるドラマの続編です。原作は「漫画アクション」(双葉社)で連載されていた同名マンガ。鈴木先生のトレードマークである、黒縁メガネとループタイは原作にももちろん描かれています。そして、ドラマでも特徴的だった鈴木先生のモノローグは原作ではもっと過剰。ひたすらに自問自答を繰り返す姿にはおかしみすら感じられます。

 生徒の抱える悩みならば、問題の大小は問わずすべてに全力で取り組む教師・鈴木先生は、給食時になるとトラブルを起こし、周りの生徒を不快にさせる生徒・出水に手を焼いていた。これを解決しようと、出水が給食を食べるところを3日間“見る”ことに。「原因は隣の席の中村にあるのかもしれん」と考えた鈴木先生は、どう問題を解決していくのか? 

『SとM』が描く男の姿は、欲望を持つ「雄」か家庭思いの良き「父親」か

 青年コミック界隈で高い人気を誇る漫画家・村生ミオ。男女の人間ドラマを描く作品に定評があり、ドラマ化・映画化されたタイトルは『結婚ゲーム』(テレビ朝日系、小学館)をはじめ、『微熱MY LOVE』(小学館)『サークルゲーム』(秋田書店)など数多くあります。男女関係の中でも特に、夫という男、妻という女を主題にした「家庭」にまつわる作品が人気で、その世代の男女から支持を得ています。今回取り上げる『SとM』も、都内のマイホームに暮らす幸せそうな家庭の裏側を描いた人気作です。

 愛する妻と可愛い娘、一戸建ての家と社会的地位を得た39歳主人公・誠はごくごく真面目な、「後悔しない人生」を送るという信念を持つ。人生のどこに落とし穴があるかわからない、と常に考えている誠。彼の父親は、ギャンブルや酒や女に溺れ道を踏み外した人間だった。幼い頃から母親に「真面目に堅実に生きるように」と言われ続け、そのお陰で会社でも出世を果たした。そんな彼の前に高校時代の初恋相手の娘・沙耶が現れてから、人生が狂い始める。執拗に誠を誘惑する沙耶の狙いとは? 築き上げてきた幸せな人生が崩れそうになった時、誠がとる行動は?