アノ元タレント有名AV女優に“デリヘル勤務”のウワサ……「ヤバい筋に働かされてる」証言も

 AV女優に転身した女性タレント・Aが、ひそかに都内の派遣型風俗店「デリヘル」に勤務中だというウワサだ。

「彼女の友人であるアイドルからの情報によれば、デリヘル店のオーナーがヤバい筋で、勤務していることは極秘だっていうんですよ。もともとAは金銭感覚がデタラメな上、ホスト狂いで借金漬けでしたから、それを返すためにAVデビューしましたが、もしかしたら返済を迫られてのことかもしれないですね。Aは、以前はほぼ毎日更新していたSNSもほとんどやらなくなっているので、仕事の内情をペラペラしゃべっちゃうという問題があって、止められているという話もあります」(事情通)

 証言者のアイドルは、あまり深刻に考えず「関東連合みたいな人たちにやらされてる」など、確証ないままに吹聴している様子で、情報の信ぴょう性に怪しいところはあるが、Aの風俗店勤務自体は、以前からささやかれていたことだ。

「風俗店の運営を仕切っている人物の中に、通称“カミソリ”と呼ばれる不良のリーダー格がいると、そのアイドルは話してるんですが、空想でそういう話を持ち出すとも思えないので、話半分にしても不良っぽい連中とつながっている可能性はありますね」(同)

 Aは、早くから芸能活動を始めていたものの、幼少時代から危なっかしい振る舞いが多いことを心配した周囲の勧めで、タレント時代には社会性を身につけるために喫茶店で時給900円程度のアルバイトもしていたといわれる。その言動が「おバカ」としてバラエティ番組でもてはやされたこともあったが、収録中に「今月、事務所から〇〇円しかもらってない。誰か助けて」と言いだすなど、オンエア上はカットされていたものの、NGトークが多すぎて仕事が減っていた。

「一番まずかったのは事務所に内緒でキャバクラ勤めしていたことで、すぐバレるようなことも平気でやってしまうんです。本人はローラみたいなファッションモデルになりたいと言ってましたけど、ローラはおバカに見えて、発言は計算されていましたからね」(同)

 事情通によると「本来はAV作品との契約上、無断で風俗勤務はできないはずなんですが、相手がヤバい筋だったら、それは例外。AV側の人たちも、見て見ぬふりをするでしょう。そのあたりの事情もあって、表にしないで働いているのかもしれない」とか。

「実際に働いている現場を見たわけではないので、あくまでウワサではありますけど、半グレに目をつけられて働かされているのが事実なら、骨までしゃぶり尽くされるような状況に陥ってもおかしくはないですね。デリヘルといっても、やっていることが違法な高級売春だったりすれば、摘発されるリスクもあります。本人は人に聞かれても『そんな仕事してない』って言うでしょうけど……ちょっと心配です」(同)

 Aのデリヘル勤務のウワサは本当なのか? 彼女のAV作品の宣伝を担当したことのある関係者に話を聞いてみたが、「半年以上もまったく音信不通で、前に教えてもらっていた電話番号やメールアドレスも使われていない」という。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

マンガの効果で売り上げ4倍! レズ風俗経営者が語る、“女性だけの世界”が必要なワケ

 2年前、漫画家・永田カビさんがレズ風俗に行った経験をつづったマンガ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(イースト・プレス)が話題になった。そのマンガに登場したレズ風俗店「レズっ娘クラブ」の代表・御坊(おぼう)さんが、このたびレズ風俗を始めたきっかけから10年間の店舗経営の経験をまとめた著書『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』(WAVE出版)を上梓した。そこで、御坊さんに、女性が女性に癒やしを求める心理やレズ風俗の魅力について話を伺った。

■体重や容姿を気にすることなく、誰でも利用してほしい

――永田カビさんのレズ風俗レポのマンガを読んだとき、どういう感想を持たれましたか?

御坊さん(以下、御坊) 最初、レズ風俗のマンガがピクシブにアップされていると聞いて読んだときは、東京の店かと思っていました。でも読んでみたら「大阪弁やんなあ」って(笑)。それでカビ先生のTwitterアカウントを見つけて「うちかな?」と聞いたら「そうです。そちらです」「こんなレポ公開して、だめだったら消そうと思っていた」というようなことを言われたので、「いやいや! うちも宣伝させてもらいます!」って話を交わしたんです。カビ先生の本のおかげで、お店の売り上げは4倍にもなりました。

――今回、御坊さんが本書を書くことになったきっかけを教えてください。

御坊 最初は編集者の方に声をかけていただいたのですが、当時は「風俗店の経営者の本=成功者の本」だと思っていて、ウチのお店はまだそんなに成功していないし……と思って一度はお断りしたんです。でも、2017年にお店の10周年のトークイベントをロフトプラスワン WESTでやらせていただいた際、10年間の歴史を箇条書きにしたら、ものすごい量になってしまいました。トークイベントではしゃべり足りなかったんです。この10年間、もっと大変なことがあったと思い、再度編集者の方に電話して、今回本を出すに至りました。

――お店には「体重が重い」とか「容姿がよくない」「年齢的にオバサンだから」と気にして、利用を躊躇されている女性からの問い合わせが多いそうですね。男性キャストが相手をする女性向け風俗店の中には、体重が重い人の利用を断る店もあるので、気にしているのでしょうか?

御坊 本当にその問い合わせは、僕も不思議です。「体重が重いので心配です」っていうテンプレートがネット上のどこかに落ちているのではないかと思うほど、自分の体重や容姿、年齢を気にする問い合わせが多いです。体重が重いから店を利用できないって、まず女性に対して失礼ですよね。お店のルールさえ守ってくれたら、誰でも来てほしいと思っています。

 また、「私、キャストさんにエッチだと思われませんか?」と不安な気持ちを問い合わせてこられる方もいますが、「いやいや、そういうことをするお店だから、だいたいのことは大丈夫ですよ!」って(笑)。でも、その一言で安心して、予約を入れてくれたりします。利用したいと思っていても、もうひと押し欲しい方が多いようです。

――永田カビさんも、実際にお店に行くまで、ものすごく悩んでらっしゃいましたよね。

御坊 初めての方が利用するハードルは高いと思うので、そこは下げないといけませんよね。「行かない理由」ではなく「行く理由」をたくさん作りたいです。2月中限定で、本書を買ってくれた方には書籍購入割引も実施しました。この割引を使って予約をしてくれた方もいますし、こういうきっかけや理由を、こちらから作ってあげたいです。

――レズっ娘クラブはレズビアンではない女性も利用するとのことですが、女性同士だからこそ安心できるという点もありそうですね。

御坊 そうだと思います。でも、癒やしだけでなく、やはり快感抜きには語れないようですね。おそらく、ウチのキャストは男性よりもテクはあります。レビューに「彼氏とではイケなかったのに初めてイッた」とか「初めて潮を吹いた」といった記述があると、“おめでとう”って思います(笑)。女性同士だからこそ、やってもらってうれしいことがわかるんでしょうね。お店を利用して「扉が開いた」というお客さまもいます。

――ここ最近、セクハラに声を上げる「MeToo運動」や女性専用車両にわざと男性が乗り込む嫌がらせ行為など、女性をめぐる社会問題に関する議論が盛んになっています。また、Twitter上では「女性だけの街があれば安心して暮らせる」という話題が上がったりするような状況の中、女性だけの世界であるレズ風俗は、女性にとって安心できる場所のひとつになっているのではないかと思うのですが、御坊さんはどうお考えですか?

御坊 僕自身は、社会について何も口を挟む必要はないと思っています。そのような思想はなく、完全に店至上主義です。すべてはお店のためです。とはいえ、女性にとっての「安心」「安全」は常に考えているので、女性のみなさんがそう思ってくれる分には、うれしいですね。

――御坊さんがオススメするレズ風俗の楽しみ方は、どういうコースですか?

御坊 レズプレイを楽しめる「ビアンコース」は必須ですが、その前に60分間のデートをオプションでつけられるので、まずはデートをしてから、ホテルに入って90分のビアンコースに移るのがいいと思います。デート中、キャストが緊張をほぐしてくれたり、プレイでどんなことをしたいか、どんなことをされたくないかなど、希望を聞き出してくれます。そうやって話していくうちに、お客さまもリラックスできるので。デートをしてビアンコースに臨むのと、せずに臨むのとでは、全然違うと思います。

――でも、キャストさんからエッチだと思われることを心配するお客さんがいるように、デート中にヒアリングされても、恥ずかしくて答えられないお客さんもいますよね?

御坊 それを聞き出すのがキャストの仕事です。答えにくかったら予約フォームに「キャストへの伝言」という欄があるので、そこに書いていただけるとうれしいです。でも、ベテランのキャストは本当に自然に聞き出すので、さすがだなと思います。

――人気の出るキャストは、どんな素質の方ですか?

御坊 それは働いてみないとわからないです。でも、意識が高い人でないと難しいと思います。うちはHP上のプロフィール写真でキャストの顔出しをしていないし、お客さまとキャストが直接連絡を取り合うこともないので、それぞれが発信しているブログが唯一の営業ツール。お客さまが喜ぶような内容のブログを更新したり、お店全体のことを考えてくれたりするキャストのほうが指名率は高いです。自分のことばかりでなく、ほかのキャストのことも考えてくれるような人。そういうキャストは、「自分が何をしてもらったらうれしいか」と考えるところから入るのだと思います。些細なことでも、やってあげたほうがいいと思ったらやるとか。

――御坊さんがお店を始めた10年前は、まだLGBTという言葉も浸透していない時代です。10年前と比べて、お店を利用する人やキャストの傾向は変わりましたか?

御坊 変わったと思います。昔はレズビアンの人たちの居場所がなかったので、出会い目的の方が多かったです。でも、今はLGBTのイベントも増えましたし、SNSも普及し、同性愛者向けの出会い系サイトもあります。そういうツールが増えたにもかかわらず、うちを利用してくれるお客さまがいるのは、本当にありがたいです。「恋愛ごっこ」という言葉を使うと語解を招くかもしれませんが、そういう利用の仕方もいいと思います。

――同じキャストさんを指名し続ける方が多いんですか?

御坊 そういう方もいらっしゃいますし、いろんなキャストを指名される方もいます。お客さまが「この前、あのキャストさんを指名したよ」と言ってヤキモチを焼かそうとしたり、キャストもヤキモチを焼くフリをするとか(笑)。「今日で会うのは終わり!」って言いながら、次回の予約を取る方もいます。そういう恋愛の駆け引きごっこを楽しんでいるお客さまは昔から結構いますね。

――今後の目標を教えてください。

御坊 東京進出も視野に入れ、お店を大きくしたいです。また次の企画として、自費出版で、永田先生にカバーイラストをお願いした『初めてのレズ風俗』というご利用ガイドの制作も進めています。もっと、いろんなお客さまに来ていただけたらと思います。
(姫野ケイ)

御坊(おぼう)
1981年、大阪生まれ、大阪育ち。大学卒業後、WEB制作会社に就職するも、24歳で独立。当時取引先に多かった性風俗産業に魅力を感じ、2007年に共同経営者2名とともにレズ風俗「レズっ娘クラブ」を立ち上げる。09年以降は単独で経営。10年にはレズ鑑賞サービスも提供する姉妹店「ティアラ」をオープンさせる。同店の宣伝も兼ね、関西におけるトークイベントの殿堂たる「ロフトプラスワン WEST」「なんば紅鶴」などへの出演多数。珍スポット旅好きユニット「MOB」にも所属。本人はノンケ男子。

マンガの効果で売り上げ4倍! レズ風俗経営者が語る、“女性だけの世界”が必要なワケ

 2年前、漫画家・永田カビさんがレズ風俗に行った経験をつづったマンガ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(イースト・プレス)が話題になった。そのマンガに登場したレズ風俗店「レズっ娘クラブ」の代表・御坊(おぼう)さんが、このたびレズ風俗を始めたきっかけから10年間の店舗経営の経験をまとめた著書『すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。』(WAVE出版)を上梓した。そこで、御坊さんに、女性が女性に癒やしを求める心理やレズ風俗の魅力について話を伺った。

■体重や容姿を気にすることなく、誰でも利用してほしい

――永田カビさんのレズ風俗レポのマンガを読んだとき、どういう感想を持たれましたか?

御坊さん(以下、御坊) 最初、レズ風俗のマンガがピクシブにアップされていると聞いて読んだときは、東京の店かと思っていました。でも読んでみたら「大阪弁やんなあ」って(笑)。それでカビ先生のTwitterアカウントを見つけて「うちかな?」と聞いたら「そうです。そちらです」「こんなレポ公開して、だめだったら消そうと思っていた」というようなことを言われたので、「いやいや! うちも宣伝させてもらいます!」って話を交わしたんです。カビ先生の本のおかげで、お店の売り上げは4倍にもなりました。

――今回、御坊さんが本書を書くことになったきっかけを教えてください。

御坊 最初は編集者の方に声をかけていただいたのですが、当時は「風俗店の経営者の本=成功者の本」だと思っていて、ウチのお店はまだそんなに成功していないし……と思って一度はお断りしたんです。でも、2017年にお店の10周年のトークイベントをロフトプラスワン WESTでやらせていただいた際、10年間の歴史を箇条書きにしたら、ものすごい量になってしまいました。トークイベントではしゃべり足りなかったんです。この10年間、もっと大変なことがあったと思い、再度編集者の方に電話して、今回本を出すに至りました。

――お店には「体重が重い」とか「容姿がよくない」「年齢的にオバサンだから」と気にして、利用を躊躇されている女性からの問い合わせが多いそうですね。男性キャストが相手をする女性向け風俗店の中には、体重が重い人の利用を断る店もあるので、気にしているのでしょうか?

御坊 本当にその問い合わせは、僕も不思議です。「体重が重いので心配です」っていうテンプレートがネット上のどこかに落ちているのではないかと思うほど、自分の体重や容姿、年齢を気にする問い合わせが多いです。体重が重いから店を利用できないって、まず女性に対して失礼ですよね。お店のルールさえ守ってくれたら、誰でも来てほしいと思っています。

 また、「私、キャストさんにエッチだと思われませんか?」と不安な気持ちを問い合わせてこられる方もいますが、「いやいや、そういうことをするお店だから、だいたいのことは大丈夫ですよ!」って(笑)。でも、その一言で安心して、予約を入れてくれたりします。利用したいと思っていても、もうひと押し欲しい方が多いようです。

――永田カビさんも、実際にお店に行くまで、ものすごく悩んでらっしゃいましたよね。

御坊 初めての方が利用するハードルは高いと思うので、そこは下げないといけませんよね。「行かない理由」ではなく「行く理由」をたくさん作りたいです。2月中限定で、本書を買ってくれた方には書籍購入割引も実施しました。この割引を使って予約をしてくれた方もいますし、こういうきっかけや理由を、こちらから作ってあげたいです。

――レズっ娘クラブはレズビアンではない女性も利用するとのことですが、女性同士だからこそ安心できるという点もありそうですね。

御坊 そうだと思います。でも、癒やしだけでなく、やはり快感抜きには語れないようですね。おそらく、ウチのキャストは男性よりもテクはあります。レビューに「彼氏とではイケなかったのに初めてイッた」とか「初めて潮を吹いた」といった記述があると、“おめでとう”って思います(笑)。女性同士だからこそ、やってもらってうれしいことがわかるんでしょうね。お店を利用して「扉が開いた」というお客さまもいます。

――ここ最近、セクハラに声を上げる「MeToo運動」や女性専用車両にわざと男性が乗り込む嫌がらせ行為など、女性をめぐる社会問題に関する議論が盛んになっています。また、Twitter上では「女性だけの街があれば安心して暮らせる」という話題が上がったりするような状況の中、女性だけの世界であるレズ風俗は、女性にとって安心できる場所のひとつになっているのではないかと思うのですが、御坊さんはどうお考えですか?

御坊 僕自身は、社会について何も口を挟む必要はないと思っています。そのような思想はなく、完全に店至上主義です。すべてはお店のためです。とはいえ、女性にとっての「安心」「安全」は常に考えているので、女性のみなさんがそう思ってくれる分には、うれしいですね。

――御坊さんがオススメするレズ風俗の楽しみ方は、どういうコースですか?

御坊 レズプレイを楽しめる「ビアンコース」は必須ですが、その前に60分間のデートをオプションでつけられるので、まずはデートをしてから、ホテルに入って90分のビアンコースに移るのがいいと思います。デート中、キャストが緊張をほぐしてくれたり、プレイでどんなことをしたいか、どんなことをされたくないかなど、希望を聞き出してくれます。そうやって話していくうちに、お客さまもリラックスできるので。デートをしてビアンコースに臨むのと、せずに臨むのとでは、全然違うと思います。

――でも、キャストさんからエッチだと思われることを心配するお客さんがいるように、デート中にヒアリングされても、恥ずかしくて答えられないお客さんもいますよね?

御坊 それを聞き出すのがキャストの仕事です。答えにくかったら予約フォームに「キャストへの伝言」という欄があるので、そこに書いていただけるとうれしいです。でも、ベテランのキャストは本当に自然に聞き出すので、さすがだなと思います。

――人気の出るキャストは、どんな素質の方ですか?

御坊 それは働いてみないとわからないです。でも、意識が高い人でないと難しいと思います。うちはHP上のプロフィール写真でキャストの顔出しをしていないし、お客さまとキャストが直接連絡を取り合うこともないので、それぞれが発信しているブログが唯一の営業ツール。お客さまが喜ぶような内容のブログを更新したり、お店全体のことを考えてくれたりするキャストのほうが指名率は高いです。自分のことばかりでなく、ほかのキャストのことも考えてくれるような人。そういうキャストは、「自分が何をしてもらったらうれしいか」と考えるところから入るのだと思います。些細なことでも、やってあげたほうがいいと思ったらやるとか。

――御坊さんがお店を始めた10年前は、まだLGBTという言葉も浸透していない時代です。10年前と比べて、お店を利用する人やキャストの傾向は変わりましたか?

御坊 変わったと思います。昔はレズビアンの人たちの居場所がなかったので、出会い目的の方が多かったです。でも、今はLGBTのイベントも増えましたし、SNSも普及し、同性愛者向けの出会い系サイトもあります。そういうツールが増えたにもかかわらず、うちを利用してくれるお客さまがいるのは、本当にありがたいです。「恋愛ごっこ」という言葉を使うと語解を招くかもしれませんが、そういう利用の仕方もいいと思います。

――同じキャストさんを指名し続ける方が多いんですか?

御坊 そういう方もいらっしゃいますし、いろんなキャストを指名される方もいます。お客さまが「この前、あのキャストさんを指名したよ」と言ってヤキモチを焼かそうとしたり、キャストもヤキモチを焼くフリをするとか(笑)。「今日で会うのは終わり!」って言いながら、次回の予約を取る方もいます。そういう恋愛の駆け引きごっこを楽しんでいるお客さまは昔から結構いますね。

――今後の目標を教えてください。

御坊 東京進出も視野に入れ、お店を大きくしたいです。また次の企画として、自費出版で、永田先生にカバーイラストをお願いした『初めてのレズ風俗』というご利用ガイドの制作も進めています。もっと、いろんなお客さまに来ていただけたらと思います。
(姫野ケイ)

御坊(おぼう)
1981年、大阪生まれ、大阪育ち。大学卒業後、WEB制作会社に就職するも、24歳で独立。当時取引先に多かった性風俗産業に魅力を感じ、2007年に共同経営者2名とともにレズ風俗「レズっ娘クラブ」を立ち上げる。09年以降は単独で経営。10年にはレズ鑑賞サービスも提供する姉妹店「ティアラ」をオープンさせる。同店の宣伝も兼ね、関西におけるトークイベントの殿堂たる「ロフトプラスワン WEST」「なんば紅鶴」などへの出演多数。珍スポット旅好きユニット「MOB」にも所属。本人はノンケ男子。

創設400年の吉原とはいったい!? 風俗研究家が日本の性を語り尽くす対談集『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』

 2018年、吉原が江戸幕府公認の遊郭として営業が始まり、ちょうど400年の節目にあたる。吉原という地名こそなくなってしまったが、浅草の奥に位置する台東区千束3、4丁目あたりに、今もなお、ちょいと特殊なお風呂屋さんが集まる歓楽街として、人を惹きつけてやまない。

『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』(辰巳出版)は、風俗研究家として長く活躍する下川耿史氏と、新たな視点で江戸時代を取り上げ注目されている作家・永井義男氏による対談集だ。

 その対談内でのもっとも大きなテーマが、「吉原」とはいったい何なのか?

 吉原といえば、美しく、教養もある遊女と過ごせる豪華絢爛な世界。多くの浮世絵師が遊女たちを描き、男と女のすったもんだなどが歌舞伎の演目にもたびたび登場し、江戸の文化を彩っているイメージがある。しかし、下川氏も永井氏も、あの独特の豪華絢爛な世界観は、後世に“作られて”いる部分があるのではないか? と語る。

 江戸幕府が開かれたのは、1603年。吉原が創設されたのが1618年。当時は、いくら将軍様のお膝元とはいえども、雑木林や野原だった場所に、新たな街をつくろうとする発展途上。大坂や京都に比べれば、伝統も文化もまったくない。そんな中にあって、誕生した吉原の絢爛豪華な世界。あれはどこまでが本当なのか、歴史的背景や資料を元にじっくり考察し、お互いの意見をぶつけあっている。

 本書は、この吉原話を軸に話が展開していくのだが、それ以前の性風俗についてもかなりディープに語られており、実はこっちの話の方が濃厚だったりする。

 まず、冒頭で下川氏が切り出しているテーマは、「売春」の定義。売春とはなんぞや? なぜイメージがマイナスなのか? そもそも、日本という国家ができた頃には、古くは『万葉集』『古事記』などにも登場する行事で、若い男女が集まって一緒に飲食をして、歌を交わしながら、気の合った相手と性的な関係を結ぶ“歌垣”があった。山深い所など、旅人が人家に泊めてもらったとき、その家の娘が旅人の寝床にきて、枕を共にして、客人をもてなす慣習もあり、ひょっとしたらお金をもらうこともあったかもしれない。その行為に対して、職業という意識はあったのか。

 また、全然別の話で驚いたのは、盆踊りについて。盆踊りといえば、今では、割と高齢者が平和に踊っているイメージがあるが、下川氏のやや過激な言葉を借りるならば、江戸時代以前は「乱交を伴うレジャー」だったという。踊って、相手を見つけ、闇へと消えて行く。恥さらしな風習だということで、明治3(1870)年には群馬で「盆踊り禁止令」まで出ているそうだ。なお、同じ頃には、混浴禁止令が80回以上も!出ていたそうだが、今も混浴は続いていることから、日本人の不思議なまでの性へのあけっぴろな姿が垣間見える。

 また、昔話としてよく聞く夜這いについても、本書でしっかり語られており、特に面白かったのが、赤飯話。かつての農村社会では、「うちの娘は一人前になりましたよ」と近所に赤飯を配った。それは、永井氏は「露骨に言えば、もう夜這いに来てもいいですよと、村の若い衆に宣言しているようなもの」と力説。それに対し、下川氏が「柳田國男の影響を受けている人からすれば、娘がここまで健康に過ごしたことのお祝いとして赤飯を炊くというのが、しょっちゅう書いてあります」というと、「でもそれはメルヘンですよ。柳田國男の民俗学は半分メルヘンですから」と一蹴。思わず笑ってしまった。

 二人とも、この道の第一線で長年活躍される研究者のため、これでもか! というほど風俗に関するディープな話がわんさか出てくる。かなり個性的な見解もあり、これはどうかな~? と思う時もあるが、お堅い歴史のお話では出てこない、盆踊りや赤飯的なそういうことか、というエピソードも数多く語られ、ともかく読み応えのある1冊に間違いない。
(文=上浦未来)

●下川耿史(しもかわ・こうし)
1942年生まれ。新聞社勤務後、作家として性風俗研究についての著作を多く執筆している。近著に『エロい昔ばなし研究』(ベスト新書)、『混浴と日本史』(ちくま文庫)、『エロティック日本史』(幻冬舎新書)、『盆踊り 乱交の民俗学』(作品社)、『遊郭をみる』(共著・筑摩書房)などがある。

●永井義男(ながい・よしお)
1949年生まれ。『算学奇人伝』(祥伝社文庫)で第6回開高健賞を受賞。時代小説家として100作以上の著作を持ち、最近では江戸の性風俗を研究した著作を多数刊行している。近著に『本当はブラックな江戸時代』(辰巳出版)、『江戸の売春』(河出書房新社)、『江戸の糞尿学』(作品社)などがある。

創設400年の吉原とはいったい!? 風俗研究家が日本の性を語り尽くす対談集『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』

 2018年、吉原が江戸幕府公認の遊郭として営業が始まり、ちょうど400年の節目にあたる。吉原という地名こそなくなってしまったが、浅草の奥に位置する台東区千束3、4丁目あたりに、今もなお、ちょいと特殊なお風呂屋さんが集まる歓楽街として、人を惹きつけてやまない。

『吉原と日本人のセックス四〇〇年史』(辰巳出版)は、風俗研究家として長く活躍する下川耿史氏と、新たな視点で江戸時代を取り上げ注目されている作家・永井義男氏による対談集だ。

 その対談内でのもっとも大きなテーマが、「吉原」とはいったい何なのか?

 吉原といえば、美しく、教養もある遊女と過ごせる豪華絢爛な世界。多くの浮世絵師が遊女たちを描き、男と女のすったもんだなどが歌舞伎の演目にもたびたび登場し、江戸の文化を彩っているイメージがある。しかし、下川氏も永井氏も、あの独特の豪華絢爛な世界観は、後世に“作られて”いる部分があるのではないか? と語る。

 江戸幕府が開かれたのは、1603年。吉原が創設されたのが1618年。当時は、いくら将軍様のお膝元とはいえども、雑木林や野原だった場所に、新たな街をつくろうとする発展途上。大坂や京都に比べれば、伝統も文化もまったくない。そんな中にあって、誕生した吉原の絢爛豪華な世界。あれはどこまでが本当なのか、歴史的背景や資料を元にじっくり考察し、お互いの意見をぶつけあっている。

 本書は、この吉原話を軸に話が展開していくのだが、それ以前の性風俗についてもかなりディープに語られており、実はこっちの話の方が濃厚だったりする。

 まず、冒頭で下川氏が切り出しているテーマは、「売春」の定義。売春とはなんぞや? なぜイメージがマイナスなのか? そもそも、日本という国家ができた頃には、古くは『万葉集』『古事記』などにも登場する行事で、若い男女が集まって一緒に飲食をして、歌を交わしながら、気の合った相手と性的な関係を結ぶ“歌垣”があった。山深い所など、旅人が人家に泊めてもらったとき、その家の娘が旅人の寝床にきて、枕を共にして、客人をもてなす慣習もあり、ひょっとしたらお金をもらうこともあったかもしれない。その行為に対して、職業という意識はあったのか。

 また、全然別の話で驚いたのは、盆踊りについて。盆踊りといえば、今では、割と高齢者が平和に踊っているイメージがあるが、下川氏のやや過激な言葉を借りるならば、江戸時代以前は「乱交を伴うレジャー」だったという。踊って、相手を見つけ、闇へと消えて行く。恥さらしな風習だということで、明治3(1870)年には群馬で「盆踊り禁止令」まで出ているそうだ。なお、同じ頃には、混浴禁止令が80回以上も!出ていたそうだが、今も混浴は続いていることから、日本人の不思議なまでの性へのあけっぴろな姿が垣間見える。

 また、昔話としてよく聞く夜這いについても、本書でしっかり語られており、特に面白かったのが、赤飯話。かつての農村社会では、「うちの娘は一人前になりましたよ」と近所に赤飯を配った。それは、永井氏は「露骨に言えば、もう夜這いに来てもいいですよと、村の若い衆に宣言しているようなもの」と力説。それに対し、下川氏が「柳田國男の影響を受けている人からすれば、娘がここまで健康に過ごしたことのお祝いとして赤飯を炊くというのが、しょっちゅう書いてあります」というと、「でもそれはメルヘンですよ。柳田國男の民俗学は半分メルヘンですから」と一蹴。思わず笑ってしまった。

 二人とも、この道の第一線で長年活躍される研究者のため、これでもか! というほど風俗に関するディープな話がわんさか出てくる。かなり個性的な見解もあり、これはどうかな~? と思う時もあるが、お堅い歴史のお話では出てこない、盆踊りや赤飯的なそういうことか、というエピソードも数多く語られ、ともかく読み応えのある1冊に間違いない。
(文=上浦未来)

●下川耿史(しもかわ・こうし)
1942年生まれ。新聞社勤務後、作家として性風俗研究についての著作を多く執筆している。近著に『エロい昔ばなし研究』(ベスト新書)、『混浴と日本史』(ちくま文庫)、『エロティック日本史』(幻冬舎新書)、『盆踊り 乱交の民俗学』(作品社)、『遊郭をみる』(共著・筑摩書房)などがある。

●永井義男(ながい・よしお)
1949年生まれ。『算学奇人伝』(祥伝社文庫)で第6回開高健賞を受賞。時代小説家として100作以上の著作を持ち、最近では江戸の性風俗を研究した著作を多数刊行している。近著に『本当はブラックな江戸時代』(辰巳出版)、『江戸の売春』(河出書房新社)、『江戸の糞尿学』(作品社)などがある。

小指を骨折、下着姿でベランダに……『きみが心に棲みついた』より壮絶な束縛とDV被害

 吉岡里帆主演の連続ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)。吉岡演じる今日子が合コンで出会った吉崎(桐谷健太)に惹かれながらも、大学時代に好きでひどく傷つけられた先輩・星名(向井理)と再会し、DVに遭いながらも翻弄される……というストーリーだ。「胸クソ悪いドラマ」とも評されているが、現実で、ドラマよりも壮絶なDV被害に遭った人がいる。

 話してくれたのは、友人がDV被害に遭っていて連絡が取れない状態にあるというAさん。その友人とはAさんと同じ風俗店の同僚だった理央さん(仮名)だ。

「理央は店長と付き合っていました。周りから見たらどう考えても色恋管理(スタッフがキャストに惚れさせてコントロールすること)とわかっていたのに、理央は本気だったようです。店長はバツイチで女癖も悪く、店のキャストの間での評判はよくありませんでした。そんな店長から、理央は日常的にDVを受けていたそうです」

 初めは、その日の指名が少ないなど理由をつけられてDVを受けていたが、やがて店長は理央さんに金を貢がせるようになっていったという。

「理央が出勤できなくなったら、店長も困るんでしょう。DVは、体に傷痕の残らないようにしていました。髪の毛をつかんだり、着ている服を破いて脅すなどされていたようです。理央はそんな目に遭いながらも、どんどん店長に依存していき、店長を束縛するようになっていました。店長がほかのキャストと飲みに行ったり、必要以上に連絡を取るのも嫌だと言うようになりましたね」

 店長のDVと理央さんの束縛、そんな日々が続く中、ついにAさんの恐れていたことが起きてしまう。

「理央がついにキレて、店長につかみかかったそうです。当然、男の力に勝てるわけもなく、理央は体中アザだらけになるほど殴られました。さらに店長の部屋でもあるマンションの2階から、突き落とされそうになったそうです。小指を骨折して体中傷だらけになった理央は、店に出勤することもできないと、私に相談してきたんです。私は理央に、警察へ被害届を出すよう説得しました」

 Aさんの言う通り、理央さんは警察に被害届を出そうとした。だが、店長はある行動に出た。

「店長は理央に『慰謝料を払うから、被害届は出さないでほしい』と言ったんです。さらに『仕事も辞めていい。けがの責任を取って結婚するから、一緒に住もう』と。理央の元に店長の母親もやってきて、頭を下げられたそうです」

 店長の言葉を信じ、理央さんは被害届を出すこともやめて退店した。Aさんは続ける。

「理央が辞めて自由になった店長は、店の女の子相手に浮気を繰り返すようになりました。私の元には理央から、店長が浮気しているんじゃないか? と、毎日のように電話がかかってきました。私は理央がまた店長とけんかをしてDVを受けるんじゃないかと思って、知らないフリをしていました」

 Aさんは隠していたが、ついに理央さんは店長の浮気の証拠をつかんでしまう。

「理央が店長の携帯を見て、浮気が発覚したそうです。問い詰めると、店長は逆ギレして理央を殴ったそうです。その時に携帯を壊されたみたいで、それ以来、理央と連絡が取れなくなりました。店を辞めさせたのも親に紹介したのも、すべては理央を見張って、警察に被害届を出させないようにするためだったのです」

 現在、理央さんの状況を知るには、店で店長に話を聞くしか方法がないという。

「今でも2人は別れておらず、日常的にDVは行われているようです。この前、店長が『けんかしたから、下着のままベランダに出してやった』と、笑いながら店のキャストに話しているのを聞きました。ほかにも『実は店の〇〇と付き合っている』などと理央に言って、精神的にも追い詰めているようです。理央は実家から家出同然で飛び出してきたので、両親とも連絡を取ってないと思います。もしかしたら、店長は理央に私との接触を避けさせているのかもしれません。私も、なんとかしてあげたい気持ちはあるんですが……」

 Aさんは、そう言って言葉を詰まらせた。DV被害に遭っている女性を一時的に避難させるDVシェルターも、本人が相談センターに行かない限り、入居は難しいという。特に理央さんのように洗脳されているかもしれないケースだとなおさらだ。現実のDV被害は、ドラマよりも深刻なものなのかもしれない。
(カワノアユミ)

「レンタル彼女」求人業者の摘発は“風俗・AV業界”大摘発時代の幕開け?「官房長官が直々に……」

 インターネットで「レンタル彼女」と呼ばれる接客サービスの求人サイトを運営していた人材派遣業者が、応募してきた女性に風俗嬢の仕事を紹介したとして逮捕された。

 風俗ライターによると「この手の話は全国で横行していて、求人サイト自体がカムフラージュというケースも少なくない」という。

「典型的なパターンは、表向き一般職の求人サイトで、実際は風俗嬢にスカウトするというケース。そういうところは大半、その先にアダルトビデオに出演するAV女優の供給も請け負っています。依頼側がスカウト報酬リストというものを作っていて、女性のルックスをA、B、C……とランク付けし、それぞれAV女優ならいくら、風俗嬢ならいくらと値が付けられていますから、まるで人身売買ですよ」(同)

 今回逮捕されたのは大阪の人材派遣会社「レック・インターナショナル」の代表、草開幸一郎容疑者ら計5名で、性的サービスのない「レンタル彼女」の求人を装いながら、実際にはソープランドなど風俗店の仕事を紹介した職業安定法違反(有害業務の紹介・虚偽広告)の疑いを持たれている。

 この業者が前述のような事業展開をしていたかは、まだわかっていないが、「摘発されるのは1,000分の1にも満たない、ごく一部で、多くは野放し状態」と前出風俗ライター。

「おそらくですが、AV出演強要問題など、最近の性産業での女性の人権問題意識の高まりを受けて、いよいよ本格摘発が始まったのでは」(同)

 事実、昨年11月から捜査してきた大阪府警の関係者からは「女性が意に反して風俗店などに就労を強いられている可能性もある」という話が聞かれる。単なる求人手法のルール違反にとどまらない話があるのではないか。

 AV業界では、女優の出演強要や奴隷契約などが問題となっている中、業界内での自主的な努力も求められてきたが、風俗ライターは「そのスピードがあまりに遅いから、国が法的な規制強化に乗り出す動きがある」とする。

「当初はAV業界に対して、女優を健全に働かせるための徹底したルール作りが期待されていたんです。そうすれば国が乗り出さずとも、一定の効果を生むことができたのに、大手のメーカーや制作会社ですら一致団結してスマートに物事を運ぶ土壌が、そもそもない。これは風俗業界も同じで、無数にある店が協力なんかしません。『トラブルで他店が潰れれば、こっちが儲かる』と自己中心的に考えるところが多いですからね。それで最近は菅義偉官房長官が直々に指示して、警察を動かしているって話です」(同・風俗ライター)

 確かに最近、AV女優の派遣会社社長らが労働者派遣法違反で逮捕されたり、AV女優在籍をウリにしていたソープランドの社長が売春防止法違反で逮捕されるなど、性産業への摘発の動きは明らかに増えている。

「実のところ、風俗嬢スカウトの偽装求人サイトなんて、当局はとっくに見破っていたはず。被害証言さえあれば関係先に踏み込めばいいだけ、という摘発態勢にあるので、今後は似たような容疑の立件が増えていくのでは」(同)

 業界内には月収100万円を軽く超すスカウトマンがゴロゴロいるというが、その中から正当な手順を踏んでいない者は淘汰されていく時代となったようだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

元極妻が解説するソープの闇――「大宮の火災のような事故はまた起こるでしょう」

 今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

■大宮のソープランド街は、大通りからは見えないように規制されている

 今年はもう大きな事故はないかなと思っていたのですが、暮れになって埼玉・大宮のソープランドの火事で男女4名が亡くなられました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 日曜昼間の惨事に周辺は大騒ぎだったようですが、大宮のソープランド街は大通りからは見えないように規制されているので、わかりにくかったかもしれません。東京の吉原は20歳未満の就労はNGで、「自称22歳」とかのアラフォー嬢もゴロゴロいるのに対して、大宮は18歳OKのため、ガチな若い女の子も多かったと聞いています。

 もはや伝統芸となった「マットプレイ」や「くぐり椅子」(わかんない方は検索してくださいね)なんかは、できないコたちばっかりでしょう。私の子どもたちより若い女の子が、カラダを張って働いた挙げ句に火事で亡くなるなんて、本当に悲しいことです。しかも一部では実名報道されていたそうですね。実名の報道被害は、ご本人だけでなく、ご遺族も巻き込んでしまいます。亡くなっただけでも悲しいのに、「あの家の息子はソープで焼け死んだ」なんてご近所で言われ続ける責任を、メディアは取れるのでしょうか? 風俗に行くことは、自慢はできなくても違法ではないのです。

■「元ソープ嬢の姐さん」もいる

 かつてはソープもヤクザのシノギであり、ソープ嬢のヒモになっているヤクザも珍しくありませんでした。今のヤクザは、わかりにくい形で経営に関与しているようです。モメた途端に「コワい人」が出てきたりするのは、むしろよくないと思いますけどね。

 ちなみにヒモもいろいろで、ウチの若い衆に暴力で縛るようなコはおらず、ソープ嬢の気持ちをつなぎ留めておくために涙ぐましい努力をしていました。それこそ真珠を何個も入れたり、お誕生日やクリスマスのプレゼントを質屋さんで真剣に選んだり。私もプレゼントについてアドバイスを求められたことがあります。それで最終的に結婚するコもいたので、「元ソープ嬢の姐さん」がわりといたんですよ。そのコたちからソープの実態をいろいろ聞いてましたから、今回の大宮の事件は起こるべくして起こったんだなとわかりました。

 そもそも、ほとんどのソープランドは建て替えができないんですね。吉原でわりと人気のあったコが、「最初は古くて汚くて驚きました」と言っていました。吉原は「ソープ界の東大」といわれるくらい嬢のレベルは高いのですが、建物はどこも「昭和全開」なんですね。「個室付浴場」は古びたタイル張りとかばっかりで、エレベーターはもちろんないし、階段も狭いのだそうです。大宮のお店も登記上は「築90年」で、階段が狭くて逃げられなかったと報道にありました。もちろん修繕はしていたでしょうけど、火事になったらひとたまりもありません。

 法律では性風俗店の出店は厳しく規制されていて、公園や学校からの距離も決められています。でも規制される前(戦前)からあった建物は「取り壊せ」とまでは言われないので、だましだまし修理しながら使っているんです。「建て替えはさせない。文句があるなら出ていけ」というのが、お上の意向なんですね。だから、全国的にソープランドの建物は古いんですが、例外は福島です。2011年の東日本大震災による津波で壊滅状態になった後、「もう建て替えられない」といわれていましたが、いつの間にか新しいお店ができて、原発関連のお仕事の皆さんの憩いの場となっているそうです。紹介サイトなどで「きれいなお部屋」とあるところは新築でしょうね。

 いずれにしろAVの「強制出演」のように、嫌がる女の子を無理やり風俗で働かせるのは論外ですが、本人たちが納得してがんばっているのであれば、応援したいと思っています。

アイドルグループ・Hの元メンバーがデリヘル店で窃盗! 法廷では“ツインテール”封印

 アイドルグループ・Hの元メンバー・S(21)が、デリヘル店の待機所に忍び込み、従業員の財布から現金8万円を盗み取るなどしたとして、今月7日に東京地裁で行われた公判で懲役2年、執行猶予3年の有罪判決が下された。なお、罪状は建造物侵入および窃盗等。

「アイドルグループと言っても、この声優ユニットは、あくまでもデビューを目指していた段階で、一般的な知名度はほとんどありません。グループ時代のSは赤がイメージカラーで、イジられキャラ。ツインテールとミニスカートがトレードマークの萌えキャラでしたが、法廷では髪を下ろし、地味な服装で登場。レギュラーラジオ番組終了後、ソロ活動がうまくいかずフェードアウト。都内のデリヘル店に体験入店した際に、待機所に鍵がかかっていないことなどを確認し、後日、2度にわたり侵入したところを従業員に取り押さえられたそうです」(アイドルファン)

 事が公になったのは、第1回公判が行われた先月30日の芸人・阿曽山大噴火によるツイート。阿曽が「今日の公判予定を見ると、窃盗の被告人が元アイドルの名前と同じ。同姓同名かと思って傍聴したら本人…。レギュラー番組が終わり、女優を目指すも上手くいかず、デリヘルの体験入店をしたら待機所が無施錠だと知り、別日に侵入してデリヘル嬢の財布からお金を盗ったという事件。法廷に響くアニメ声」と投稿したため、ネット上では臆測合戦が繰り広げられた。

「このツイートから、勝手な臆測が相次ぎましたが、ことごとく外れていた。中でも、アイドルグループ“A応P”の元メンバーは声優活動をしていたというだけで疑われ、あたかも特定したかのように伝えた一部ニュースサイトの運営者が謝罪する事態に発展しました」(同)

 また、Sのように、アイドル廃業後、風俗店の門を叩く女性は後を絶たないという。

「アイドル活動を諦めて風俗嬢になる女性は、特に最近、増えたように感じます。ほとんど公にはなりませんが、『名古屋のデリヘル店に●●ちゃんが在籍している』『北海道の故郷でヘルス嬢を始めたらしい』といった情報はヲタの間で口コミで広がり、新幹線で通い詰めるファンも。最近では、大手芸能プロ・Aのメジャーアイドルグループを卒業したメンバーに激似のソープ嬢が神戸で見つかり、ファンに衝撃が走りました」(同)

 法廷では“萌えキャラ”を封印したS。飼い猫の餌代にも困るほど金がなかったというが、今後は真っ当な行いをしてほしいものだ。

セックスワーカーを経験した中村うさぎに聞く、売春はなぜ“いけない”ことなの?

 世界最古の職業といわれる「売春」。現代の日本では売春防止法によって禁止されている行為だが、法的な規制を抜きにしても、多くの日本人が「売春はいけないこと」という意識を持っているのではないだろうか。

 2017年9月に『エッチなお仕事なぜいけないの?』(ポット出版プラス)を上梓した作家の中村うさぎさんは、恐らく世間一般では少数派であろう“売春賛成派”。同書には売春の是非について、中村さんと有識者たちによる対談が収められているが、実際のところ、売春がいけないといわれているのはなぜなのか? ご本人に聞いてみた。

■「不特定多数に性を売ること」への嫌悪感

 まず、売春が悪だという認識が浸透している背景には、「不特定多数に性を売る」という行為そのものが、嫌悪の対象になりやすいからだと中村さんは指摘する。

「そもそも、なぜ不特定多数に性を売ることが悪とされるのか? ひとつは、男性が生み出した“貞淑”という幻想によるものだと思います。それは、自分の子孫を確実に残したいという、男性たちによる本能レベルの欲求ではないでしょうか? なにしろ、女性のほうは、父親が誰であろうと自分が産んだ子どもは100%の自分の子であるという確信がありますが、男性は、女性の腹から出てくる赤子が自分の種じゃない可能性もあるわけです。そんな危機感が働いたからこそ、夫以外の男性と寝る女性を嫌悪し、“不貞”というレッテル貼りをしたのではないでしょうか」

 歴史を振り返ってみると、後家が権力を握っていた室町時代をはじめ、政治でも女性の影響力がある程度強かった14世紀ごろまでは、セックスを売り物にする女性も差別の対象にはならなかったという。

「たとえば平安時代から鎌倉時代にかけて『白拍子』と呼ばれる女性たちがいましたが、彼女らは歌舞を演じるだけでなく、男性の夜の相手もしていたことがわかっています。容姿端麗で芸に優れた白拍子は男性の憧れの的で、彼女たちをめとることは男性にとってもステータスでした。一方、武家時代に入って男性優位の社会になってくると、遊女などの地位が途端に低くなるのです」

 つまり、男性が権力を握り、彼らにとって都合のよい倫理観が出来上がった結果、性を売ることへの嫌悪感が浸透していったとも考えられるのだ。そうした中で、性を売る人はいやしいという差別感情が生まれ、「遊女という職業はけしからん」という暗黙の了解が出来上がって、売春への忌避感が生まれたのだという。

 一方、女性が売春をする女性に対して差別することも、世の中にはある。それはもちろん、男権的な価値観から生まれた“貞淑”という観念が世間一般に浸透した結果ともいえるが、それ以前の問題として、女性が売春をよしとしないのには「もっと感情的な理由がある」と中村さんは話す。

「売春が嫌われるのには、“女を売るのはズルい”という同性からの視点もあるのだと思います。キャバクラなんかでも枕営業するホステスは下に見られる傾向にあるようですが、要は性を使ってのし上がった同性に対して、イカサマをされたような理不尽な感情が湧くんですよね。それこそ、安い時給のアルバイトなんかでコツコツ稼いでいる女性が、売春で大金を稼いでいる人に対して“反則”だと感じることもあるでしょう」

 ほかにも、一部のフェミニストたちによる売春反対の声もある。売春を男性による「性の搾取」と見なし、倫理的に到底認められないという意見だ。

「売春は女性性の搾取であり、男性優位社会の産物だという考え方ですね。ただ、親に遊郭に売られたり、暴力による売春の強制があった昔ならいざ知らず、現代では自分の意志で性を売る仕事を選び取っている人も多いわけです。そうした女性の立場はどうなるのか? 男権的な価値観に洗脳されて、無自覚に性を売っているのだと話すフェミニストもいます。しかし、仮にそれが刷り込みであったとしても、刷り込まれた価値観を、そのまま肯定するか否定するかは、その人の自由でしょう」

 女性の売春や風俗ビジネス は、男性の性欲なしには成り立たないものであり、その性欲そのものを否定してしまえば、それはフェミニズムというより、もはやミサンドリー(男性嫌悪)ではないか、というのが中村さんの見方だ。

「結局のところ、風俗に対する過剰なバッシングを繰り返すフェミニストたちは、単に男性の性欲が嫌いなんだと思います。しかし、自らの意志でセックスワークを選んだ人たちまでも、『被害者』として一括りにすることは、彼女たちの自由意志を無視した差別といえるのではないでしょうか」

 女性の不貞に対する男性の嫌悪感にしろ、男性に対するフェミニストの憎しみにしろ、売春を否定する人の根底には「不快」という感情が存在しているのだと中村さんは言う。

「人間の快・不快というのは、感情の中でも根深いもの。そして、どんなに売春が不道徳であるかを理論武装しようとしたところで、感情的なものが根底にある限り、必ずほころびが出てくる。たとえば、売春は『性の搾取』だといわれていますが、そもそも売春以外でも、労働力や時間を搾取する企業なんて、ごまんとあるわけです。なぜ、性の搾取だけが特別視されるのか? また、『性は神聖なものだから、売り買いするのはタブーだ』と言う人もいますが、なぜセックスだけが神聖になるのか? どれも理論で突き詰めることができない。そうした意味でも『売春がいけない理由』については、明確な答えが、今のところ私の中に存在しません」

 ただし、冒頭でも少し触れたように、売春は売春防止法により、法的には違法と定められている。法律では売春をすることも、そして買春することも禁止されているのだ。では、女性を買う男性についても、「社会の風俗を乱すような」不道徳な輩といえるのか?

「先に話したミサンドリー的な考えだったら『男の性欲そのものが汚らわしい』ということになりかねませんから、それこそ金を払って性欲を発散する男性はアウトになる。そうでなくとも『買春は、性欲を持て余した気持ちの悪いオッサンがするもの』というイメージを抱いている女性は、一定数いるのではないでしょうか?  かつては、私も風俗を利用する男性に対して、偏見を持っていましたから」

 実は、中村さんは、デリヘルでセックスワーカーとして働いた経験がある。そしてセックスワークを体験する中で、風俗を利用する男性に対して、ある種の理解を抱くようになっていったのだという。

「実際デリヘルで働いてみると、客の大半が至って普通の人で、まったく暴力的でも居丈高でもなかった。そして、彼らは単に性欲の発散だけでなく、彼女や奥さんにさらけ出せない性的ファンタジーを満たしてくれる相手を求めて、風俗店にやってくることに気がつきました。セックスワーカーはお金をもらって、そのファンタジーを満たしてあげるわけです。少なくとも私は、一方的に男性に性を搾取されているという感覚はなかったですね」

 社会全般に浸透している偏見や差別意識から、なんとなく「いけないこと」だと思われている売春。しかし、売春の是非についてハッキリと答えられる人はいないのかもしれない。それならば、法的な規制はともかくとして、当事者以外の人たちが、セックスワークに関わる人たちを勝手に裁く権利もないのではないだろうか?
(松原麻依/清談社)